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高齢者肺炎球菌感染症の予防接種説明書

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高齢者肺炎球菌感染症の予防接種説明書
この定期予防接種をご希望の方へ(必ずお読みください)
高齢者肺炎球菌感染症の予防接種説明書
高齢者肺炎球菌感染症の予防接種は、平成26年10月より予防接種法に
基づく予防接種となりました。この説明書をよく読み、予防接種による効果や
副反応、健康被害救済制度などをよく理解し、接種をするかどうか検討してく
ださい。
肺炎球菌の予防接種を実施するに当たって、受けられる方の健康状態を
よく把握する必要があります。そのため、予診票はできるだけ詳しくご記入く
ださい。ご高齢の方などでご自身での記入が難しい方が接種を希望されて
いる場合には、健康状態をよく把握しているご家族の方など代理人がご記入
ください。なお、接種される方の接種希望確認ができない場合は接種できま
せんので予めご了承ください。
【肺炎球菌による肺炎とそのワクチンについて】
肺炎は日本人の死因の第3位で、死亡者の95%が65歳以上の方です。肺炎
で一番多い原因菌は肺炎球菌です。肺炎球菌ワクチン(肺炎球菌莢膜ポリサッカ
ライド)を接種しておくと、肺炎の予防や肺炎に罹っても軽い症状で済む効果が期
待されます。
【助成対象者】平成26年度に各年齢となる方
狭山市に住民登録のある65・70・75・80・85・90・95・100・101歳以上の方
※ただし、過去に高齢者肺炎球菌ワクチンを接種された方を除く
【接種回数】
1回
【接種が不適当な方(予防接種を受けることが適当でない方)】
次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種はできません。
1. 明らかに発熱している方(37.5℃以上)
2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
3. 予防接種の成分によってアナフィラキシー症状を起こしたことがある方
4. 上記に掲げる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態と医師が判断し
た方
【接種要注意者(接種の判断を行うに際し、注意を要する方)】
健康状態及び体質を勘案し、次のいずれかに該当すると認められる場合には、
注意して接種しなければいけません。
1. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾
患を有することが明らかな方
2. 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方及び全身性発疹等のアレル
ギーを疑う症状を起こしたことがある方
3. 過去にけいれんの既往のある方
4. 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の
方がいる方
5. 予防接種の成分に対してアレルギー症状を起こすおそれのある方
【他のワクチンとの接種間隔】
生ワクチンの接種を受けた方は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチン
の接種を受けた方は、通常、6日以上間隔を置いて接種してください。
【予防接種後の副反応】
高齢者の肺炎球菌感染症ワクチンと関連性があると考えられた主な副反応に
ついて、注射部位の局所反応(痛み、赤み、腫れ、かゆみ)、頭痛、腋窩痛等が
報告されています。稀に接種直後に息苦しさ、顔面蒼白、じんましん、冷や汗が
出るなど(アナフィラキシー様反応)の症状が出た場合は、すぐに医師の診察を
受けてください。
【接種後の注意】
1. 接種当日は激しい運動を避けてください。(接種当日の入浴は差し支えありま
せん。ただし注射したところをこすらないでください。)
2. 接種後に発熱したり、接種した部位が腫れたり、赤くなったりすることがありま
すが、一般にその症状は軽く、通常、数日中に消失します。
3.接種後は自らの健康管理に注意し、もし、高熱や体調の変化、その他局所の
異常反応に気づいた場合は、ただちに医師の診療をうけてください。
【健康被害救済制度について】
この予防接種による因果関係が明らかな健康被害が生じた場合は、予防接種
法に基づく救済を受けることができます。ワクチンを適正に使用したにもかかわら
ず発生した副反応などにより、入院が必要な程度の疾病や障害などが生じた場
合は、狭山市健康被害調査委員会の調査を経たうえで、健康被害の内容、程度
に応じて、医療費、医療手当、障害年金、遺族年金、遺族一時金などが支給され
ます。気になる症状が発生した場合には、医師にご相談ください。
≪問合せ≫
狭山市保健センター
電話:04-2959-5811
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