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議事録(PDF)
いまばり「サイクルシティ構想」地域再生協議会
第1回
日時:平成 27 年 10 月 30 日(金)14:00~
場所:今治市河野美術館 4階 講演室
1.開会
2.あいさつ
【今治市長】
お忙しい中出席ありがとうございます。今治市はサイクリストの聖地、サイクリン
グのまちでございます。しまなみ海道は、島をわたる道路、生活道路であり、島に住
んでいる人への影響や地域に果たす役割は大きいです。しまなみ海道には 3day マー
チなどのイベントも多くあります。しまなみ海道全線開通の頃からサイクリング大会
が開催されてきました。中村知事が誕生して以来、しまなみ海道エリアはそれぞれの
地域の特色を出してきております。私は就任 7 年目でありますが、まさか今、私が自
転車に乗るということは想像していなかったです。中村知事はランニングのみならず
サイクリングについても熱意があります。広島県知事、尾道市長はご夫婦で、上島町
長もみなさん自転車を利用されております。私としましては、自転車は体力の続くか
ぎり楽しんでいきたいです。自転車を活かしたまちづくりではリーダーが先頭に立っ
て取り組む姿勢が重要です。せとうちしまなみ 2014 では、世界各方面からも多く参
加いただきました。また、先般もサイクル大会がございました。報道にもあったよう
に、今治市サイクリング協会などの団体の高齢化などもありますが、本協議会の、皆
様にもご協力をお願いしながら取り組みを進めていきたいと思います。近年、本当に
サイクリストがしまなみに増えたと感じていると島民からも激励をいただいておりま
す。今治市は、サイクルシティ構想の方向性をきちんとまとめていきたいと考えてお
ります。国においても地方はもっと地方の特色を出して取り組んで欲しいとのことで
すので、サイクリングまちの今治としても、今後も積極的に取り組んでいきたいと考
えております。あらゆる角度からご検討いただき、的確な形を作り上げていきたいと
思っております。本協議会で来年 1 月末までにはしっかりとした構想をつくっていき
たいと考えます。今後、時間が少ない中ではありますが、参加されている皆様ととも
にがんばっていきたいと思います。本日は誠にありがとうございます。
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3.議事
(出席者の自己紹介)
(配布資料の確認)
(1) 協議会の設立について
【事務局】
いまばり「サイクルシティ構想」地域再生協議会規約(案)を事務局が説明
(全員了承)
規約(案)は承認され、協議会は設立された。
協議会のメンバーは随時追加も可能とすることが承認された。
協議会会長あいさつ
【今治市産業部長】
本協議会では今治の地域再生計画を取りまとめていきたい。しまなみ海道はサイ
クリストの聖地ということで、近年、たくさんのサイクリストがしまなみ海道を中
心に訪れている。外国人サイクリストも増加している。ハード、ソフトを含めて受
け入れ体制は大丈夫であるか確認したい。サンライズ糸山では慢性的にパンク状態
であるので、サンライズ糸山周辺整備のハード整備が必要であると考える。今後、
今治市は、サンライズ糸山周辺の土地を愛媛県から買収する予定である。拠点とな
っている今治駅周辺や今治港の交流センターにもサイクリング機能を付加していき
たい。また、拠点箇所の選定、地域の連携、官民の連携を進めていく中で、受け入
れやおもてなしに関するソフト事業もいっしょに考えていきたい。将来的には民間
のビジネス事業にまで展開してきたい。よく、サイクリストは来るけど地域にお金
をおとしてくれないと言われている。受け入れる仕組みがないことが課題であると
いう意見もある。ビジネスとして独り立ちできるような仕組み作りも提案いただき
構想にまとめていきたい。期間があまりない中ではあるが、進めていきたい。内閣
総理大臣の地域再生計画に認定いただき、国の支援も受けながら進めていきたい。
(2) 現況分析結果と施策の基本方針案について
【今治市観光課長】
(背景についての説明)
愛媛県はサイクリングパラダイスを目指して各種施策を展開している。しまなみ
海道エリアでは先行・重点的に施策を展開している。昨年 4 月からしまなみサイク
リングフリーや国際サイクリング大会が開催されている。サイクリスト聖地のブラ
ンドイメージも浸透しつつある。アメリカ CNN の旅行サイトの紹介もあった。多く
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の外国人をみかけるようになった。しかしながら、外国人を含めたサイクリストの受
け入れ環境については、まだまだ多くの改善点があると考えている。各方面から不満
や、苦情をいただいている状況である。サンライズ糸山、道の駅、休憩施設、トイレ、
多言語案内板等含めてサイクリストを受け入れる充実した環境整備が必要である。
サイクリストの増加にあわせて、今治市にある各資源を有効に連携し、地域活性化や
地方創生につなげていきたい。そのためには、地域の関係者が連携して取り組む必要
がある。今回はレンタサイクルの利用者や、マイ自転車持ち込みのお客様に GPS を
用いた調査を実施した。さらに、幅広い方を対象とした WEB アンケート調査を実施
した。それらの結果をご報告申し上げて議論をしたい。今後、各分野からの意見をい
ただいた上で集約し、現状の分析や課題の検討を実施していきたい。
【事務局】
資料説明
(意見交換)
【会長】
サンライズ糸山周辺の整備に関する意見や必要と考えられる機能について意見
をお願いしたい。サンライズ糸山における現状やサイクリストからの要望につい
てサンライズ糸山に説明をお願いしたい。
【サンライズ糸山】
サンライズ糸山における 3 カ年のレンタサイクル利用者の年度別比較表をご覧
いただきたい。すべて対前年比で増加している。今年は 8 月から 10 月にかけて天
候に恵まれた影響もあり、利用者は相当増えている。利用者は平均すると、雨の日
は 30 名程度、晴れの日は 300 名から 350 名程度となっており、天候に大きく左右
されていることがわかる。ゴールデンウィークも対前年比で増加しており、10:30
から 11:00 で全ての車両が貸し出されている。シルバーウィークでも 10:30 で全
ての自転車が貸し出されている。ピーク時には整理番号で対応しており、貸出等に
おいて大きなトラブルはこれまでのところ無い。サンライズ糸山にこられるお客
様の声を集計している。声としては、自転車のスペースが狭い、駐車場もすぐに一
杯になり、休日・平日含めて満車状態などである。臨時駐車場への案内をしている
が、80 段の階段を利用する必要があるため路上駐車が増えた。また、階段への手
すりの設置等要望もある。持ち込みサイクリストのためのスペースがなく組み立
て時において周りに広がってしまう。ピーク時にはトイレが長蛇の列となるため、
外部にトイレ設置の要望がある。今治駅とサンライズ糸山間の公共交通アクセス
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が脆弱である。来島海峡大橋の取り付け道路(カーブ)において怪我防止のクッシ
ョン材の設置の要望がある。案内看板の設置の要望もある。クロスバイク等を初め
て利用される方事故が多いので乗り方などのレクチャーの要望もある。フェリー
などを活用したサイクル&フェリーなどの新たなコースへの要望もある。
【会長】
サンライズ糸山様からいただいた報告を踏まえて、サンライズ糸山におけるハ
ード、ソフトの面での気になっている点とかサービスの新規提案についてのご意
見をいただきたい。
【愛媛大学】
現状をよくまとめていると思う。しかし、尾道から今治、今治から尾道など、途
中でそれぞれサイクリストがどのような動きをしているのかがわからない。いろ
いろな動きを分析することが重要ではないかと思う。どこの道路を通行している
か。どの方向に進んでいるか。途中で引き返しているのかが分かれば更に良いと思
う。今後の分析結果に期待する。
【事務局】
サイクリストは各拠点からいろんな方向に移動していると考えられる。方向別
の分析は実施していない。レンタサイクルのデータによると利用者の8割が貸し
出した拠点に戻り、残りの2割が乗り捨てるという状況である。
【本四高速】
レンタサイクルターミナルの内訳について教えてほしい。
【サンライズ糸山】
愛媛県内には 7 か所(島5か所、中央:サンライズ糸山、今治駅臨時)のター
ミナルがある。
【シクロツーリズムしまなみ】
今後の構想であるが、サイクリストの来訪が続いている中で、サンライズ糸山
はレンタサイクルの拠点、今治駅はマイ自転車の拠点という考え方もある。利用
者は無料の駐車場を求めている。まちなかにマイ自転車の拠点を置くという考
え方もある。サンライズ糸山は、規模は大きいがいくら駐車場を拡大してもパン
ク状態であると思われる。拠点の分散化が必要である。まちなかに拠点を置き、
サンライズ糸山や今治駅とのサイクリストの動線を実現させ、ネットワーク構
想を考慮する。また、その動線と公共交通との連動が必要である。愛媛マルゴト
自転車のけん引がしまなみ海道である。当然、鉄道、バス、船等の公共交通の連
携が必要不可欠である。休日等のピーク時はサンライズ糸山がかなりの負荷を
強いられており、現在のレンタサイクルの運営自体が大変であると思う。サンラ
イズ糸山では駐車場の組み立てのサポートまでやるのか、機能をサンライズ糸
山に集中するのか、あるいは分散化するのかを検討する必要がある。また、マイ
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自転車のフィッティング機能も重要だと思う。現時点においては、レンタサイク
ルで利用者のフィッティングができていないためマイナスになっているイメー
ジがある。クロスバイク等を初めて利用するお客様もいらっしゃる。スポーツタ
イプの自転車をスムーズに乗っていただくような配慮が重要と考える。
【今治市】
サンライズ糸山に全ての機能を持たすことは困難だと考える。サンライズ糸
山は気軽に楽しんでいただけるようなイメージもある。サンライズ糸山への来
訪者をなんとかまちなかに誘導できないかという一般市民や議会からの声もあ
る。シクロツーリズムしまなみ等の受け入れ体制が必要である。まちなかへの宿
泊者はリピーターが多いと思われる。鈍川などの観光地への展開も必要である。
さらに分散化を視野に入れた計画も考慮する必要がある。今治駅から糸山まで
の交通アクセスが脆弱である。皆さま方からのアドバイスをお願いしたい。
【JR四国】
タクシーの活用も視野に入れた着地型の商品を開発して売り出せばどうか。
香川県や新居浜で実施している。各駅、ワーププラザ、旅行業商品を扱う所で販
売している。コースで何時間という商品を販売している。また、複数人申し込め
ば割安な設定となっている。サイクリングと観光をミックスすべきである。
【瀬戸内運輸】
サンライズ糸山と今治駅間のバス路線は赤字経営なので増便は困難である。
ゴールデンウィークではそのバス路線は大勢の利用がある。今からサンライズ
糸山に行ってレンタサイクルに乗れるかという問い合わせをよく受ける。関係
するインターネットのホームページ上でレンタサイクル待ちの状況について情
報提供をすることが望ましいと考える。土・日・祝日ピーク時での増便の可能性
であるが、ワークシフトの変更などの条件もあり、すぐの対応は困難である。
【CPプランニング】
ゴールデンウィークやシルバーウィークのときに利用者が多い。例えば、利
用者が多い時期にスポット的、実験的に試験運用をやることが必要だと考える。
公共交通アクセス情報はきちんと広報をすることが必要である。現地に来てみ
て初めてわかったことが多いということをよく聞く。現地に来る前に現地の状
況を知る手段が必要であり、これには注力すべきである。尾道エリアでは宿泊
先間での佐川急便による手荷物配送の簡易サービスが実施されている。意外と
利用が多く、お客さんの荷物が山積みになっていることが多い。ということは
ここにニーズが大きいということである。民間だけでの実施が困難であれば、
たとえば難しい部分(人件費)を市がサポートするとか、小さいバスを使うと
か等、試行錯誤をすることが重要と考える。
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【JR四国】
サイクルトレインはチラシ等で広報している。サイクルトレインの利用者は波
止浜で下車する方が多いが、今治駅ではサイクルトレインの利用はそれほど多く
ないと考えられる。
【愛媛大学】
自転車を回収するサービス手段としてバスは重要である。交通事業者のみで
やるのはリスクが大きい。バストリガー(契約)という仕組みも参考にされたい。
大規模な事業所(大学や会社等)とバス会社で契約する。何人利用していくら支
払うなどの運行を委託する。これはいろんな事例がある。サービスレベルを検討
することも必要であり現実的だと考える。利用者が不足したときに税金からの
支出とならないように、なんらかの仕掛けでやっていくことが必要と考える。
【会長】
サンライズ糸山の機能的な部分の充実は当然必要である。このテーマについ
ては次回の協議会以降でも意見をいただきたい。
各地域・まちなか・島々・上島や尾道などの広域連携や、サイクリストのおも
てなしの部分での意見はないか。
【本四高速】
宿泊であるが、サイクリストを今治市内の温泉地へ誘導することが考えられる。
サンライズ糸山は駐車場が満車となるので、他の拠点へ誘導するための案内や施
策も必要である。
【今治国際ホテル】
サイクリング以外の目的で宿泊来られる方の割合が多い。台湾からの団体も観
光がメインとなっている。
【ホテル菊水今治】
インバウンド観光客(特に 5,6 人のグループ)が増えている。宿側はお客様と
の意思疎通ができるように、会話の翻訳カード持参で対応している。お客様側は
Wi-Fi を利用したスマートフォンのツールなどの通訳機能を活用している。サン
ライズ糸山の馬島ツアーが好評である。メジャーではない観光地の情報がさらに
発信できるとよいと思う。例えば、ネットの旅行代理店などに資金を提供し、そ
のあたりのしくみを作っていくことも良いのではないか。お客様が進んで観光地
のポイントを見つけて楽しんでくれるようなしくみである。例えば、レストラン
や宿泊施設や散策地の検索、写真コンテストやビューポイントなどの観光アプリ
である。朝、夕にお客様がそこにいきたい。旅行に行こうと思う前から旅行が楽
しめることが必要である。サンライズ糸山に来訪者が増えたからといって、現状
でさらなる過剰サービスを要求できない。施設や機能の分散化を考えることが必
要である。また、適正なサービスレベルの設定も必要である。
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【ジャイアントストア今治】
乗り捨て対応は自前でやっている。体制上、一週間で乗り捨ては 10 台くらい
しか対応できず、かなりの予約を断っている。乗り捨て自転車対応を宅急便事業
者と連携できないか。乗り捨ての要望が半数以上あるなかで、乗り捨てに対応で
きる策を検討する必要がある。実際には、どうしても乗り捨てたい場合はサンラ
イズ糸山を紹介している。
【瀬戸内しまのわユース】
サイクリストの交流の推進を実施している。婦人会がディサービスでお弁当
を配る際に、独居老人宅にサイクリスト 20 名程度連れて訪問したりするなど地
域間交流の企画している。広がって走行しているので危険といったような、島に
住んでいる方からサイクリストに対するクレームがある。一方、サイクリスト自
体は良い方であるという認識はあるらしい。外国の方は日本語を覚えてくる方
が多いが、島に住んでいる方は外国語が使えない。島に住んでいる方高齢者が多
い。そういった状況も踏まえて、サイクリストとのコミュニケーションを向上さ
せて地域から盛り上げたいと考える。調査結果ではサイクリストに対して悪い
印象はそんなに無いとなっているが、島に住んでいる方高齢者が多いので、悪い
印象はもう少し多いと思われる。悪い印象が少しでも少なくなるように対応し
ていきたい。
【今治土木事務所】
現在、年間 17 万から 20 万人くらい来られているサイクリストを 30 万人くら
いに増加させたい。また、滞在いただいている時間をもっと伸ばしたい。例えば、
一人当たり 1 日 6 時間を 2 日間にして 60 万人滞在すればビジネスチャンスも生
まれると思う。ビューポイントに着目したい。例えば、素晴らしい景観の場所の
手前の道路の路面にサインを書くのはどうか。サンライズ糸山の機能としては、
分散化をやっていく必要があると考えられる。50 万人来られるとサンライズ糸
山のみで対応することは困難である。道の駅や今治港を拠点とすべき。安全確保
にも取り組みたい。国道 317 号を改良し安全に走っていただく。また、利用者
を外周道路に分散させたい。様々なビジネスモデルを考えていきたい。サイクリ
ングイベントは、幅広走行などが見受けられることにより島の人々からは不評
である。一方、潮流体験は面白いという意見が多い。しまなみ海道には花がない
ので女性を呼べない。富良野のラベンダーとかを参考にしてはどうか。50 万人
滞在のビジネスモデルをどうするか。土木事務所は、地元からの不安や不満や苦
情の窓口となっている。不満やそれらの対策をどうするかについても構想にい
れてほしい。
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【今治市】
島に住んでいる方のイベントへの不満は多い。今後は、自転車走行帯などのハ
ード面での取り組みや、地方創生をからめた取り組みが必要。人・仕事・ビュー
スポットとしてなにかスパイスとなるようなプラスアルファが欲しいところで
ある。
【尾道市】
島に住んでいる方から見たサイクリストのイメージ・評価は、尾道側でも今治
側と同じようなレベルとなっている。サイクル大会は 2,000 人規模であり、かな
りのスピードで走行している。したがって、大会中は予め注意喚起もしていた。
前日の 24 日に参加者と住民でマナーアップ講座を開催した。緩やかな形でサイ
クリストと市民で立場を共有するイベントで気運を醸成している。おもてなしは、
サイクルオアシス 70 か所にて対応中。安全対策は行政が PR し、地元の方も一
緒におもてなしをしていく。
【今治商工会議所】
鈍川温泉には5つ温泉施設がある。ブルーラインにも鈍川温泉を記載してい
る。今治には山、陸地部も多くの魅力があり、多くの方が来ている。おもてなしと
しては、宿泊した人へ自転車メンテナンス工具の無料貸し出しを実施している。商
工会青年部では、周遊観光の取り組みで地域活性化を目指している。しまなみへの
来客を陸地部に誘導し観光客の分散化を図ることが重要である。また、サイクル関
連情報の一元化や利用者の利便性向上のサイト作成も必要。さらには、愛媛と広島、
四国 4 県の行政間の連携も重要と考える。
【しまなみ商工会】
夏休みの土日と 9 月の平日と土曜日に来訪者向けのアンケートを実施した。し
まなみ海道への旅行の目的を聞いた。1 番は景色を見たい。2 番目は地元の食材を
食べたいというニーズがある。これらの方を歓迎し、受け入れる方法を検討してい
る。12 月頃までには検討したい。調査結果は事務局に提出する。
【会長】
今後においては、民間連携を視野に入れて検討をしていきたい。
【伊予銀行】
サイクリングのアテンドをやるのはどうか。タオルと裾をまくものと軍手を準
備する。サンライズ糸山の場所は景色が売りである。サイクリングのための準備を
する機能は必ずしもサンライズ糸山にある必要はない。着替えるスペースもない
ので困っている方もいると思う。走る前と後の準備スペースがあるといいと思う。
今治駅の周辺にはホテルとかシクロの家もあるが、駅前に何かがもっと必要と思
う。今治にはおいしいものが多いが、外から来られるお客様からみるとおいしいも
のはよくわからないのではないか。人気のB級グルメとかわかりやすいもので、今
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治の観光資源をさらに情報発信する必要があるのではないかと。
【愛媛銀行】
当社にはサイクリング部がある。手荷物の宅配サービスは四国側でも取り入れ
るべきである。今後はレンタサイクルの乗り捨てなどの動きをデータに基づいて
分析されてはどうか。当社には専門家もいるのでいい提案があれば行いたい。
【愛媛県】
愛媛マルゴト自転車、自転車新文化推進室、しまなみ海道、今治市が愛媛のけん
引役になっている。自転車はしまなみ海道、今治市が先行しており、愛媛県として
も今治の動きを踏まえて全県に展開したい。ただし、急速に広がっているためのひ
ずみはある。普及・拡大・定着に向けてこれらのひずみの部分をどのように対処す
べきかを考えることが必要である。しまなみから今治地域への誘導の対策も必要
である。しまなみに来たお客様をいかにして県の他エリアに誘導するか。近年では
自転車施策はマスコミやメディアが注目している。地域再生のためには情報発信、
メディア対応、売り込み、広報は大変重要である。安全対策やマナー向上も重要で
ある。サイクリストに来てもらうのは良いことではあるが、マナーがよくないのは
いただけない。地域振興も重要であるが、利用者のマナー向上も必要である。ラグ
ビーは釜石、サッカーは清水、自転車は愛媛が全国的なブランドイメージとして定
着している。来た人ががっかりしないために、今後は優先順位をきめて対策を実施
することが重要である。自転車にとっての聖地の力がある今治市にこれからも協
力したい。
【CP プランニング】
各地域ではそれぞれのことのみを考えている場合が多い。しまなみは一本の道
である。端から端までいく方が多い。延長線や一体で考えることでニーズが見えて
くる。広域かつ延長線上で考えていただきたい。
【会長】
地域再生の計画案ができた段階で、総理大臣の認定をとるときには3市町(今
治市、上島町、尾道市)の連携で申請することも検討したい。
【今治地方観光協会】
広域的には松江、尾道、今治で連携を図りたいと考えており行政でその動き
はある。調査結果についてであるが地域の方がサイクリスト対してあまり好感
をもっていない結果は意外である。受け入れ意識の醸成とあるが、そのための
案を考える必要がある。いろいろな所でサイクリストは金を使わないという声
を聞く。サイクリストに対して良い印象を持つことが極めて重要である。そし
て、その人たちがリピーターになりまた今治を訪れてくれることを望む。サイ
クリストはお金を使わないというイメージを払拭したい。ツールド玉川では、
地元の方のエイドステーションでのおもてなしや沿道の応援が嬉しかったと
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いう印象や声を聞いた。観光は地元の人のおもてなしマインドが必要である。
まずは地域の方の心を醸成することが重要と考える。
【瀬戸内しまのわユース】
景観が良いビューポイントは、小さいところでは情報発信しているが一般
的には知られていない。サイクリング利用時における効果的な観光スマート
フォンアプリが必要であると考える。
4.その他
(1) 第2回協議会開催日について
5.閉会
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