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比較分析表の説明(PDF:148KB)
比較分析表の説明 〈比較分析表の見方について〉 財政比較分析表は,各地方公共団体の財政力指数,経常収支比率,将来負担比 率,実質公債費比率,ラスパイレス指数,人口 1,000 人当たり職員数及び人口1人当 たり人件費・物件費等決算額について,類似団体との比較結果を分かりやすくレーダ ーチャート等を用いて図示するとともに,その結果について,各団体における要因及 び指標の改善に向けた取組み等を分析したものです。 歳出比較分析表は,3ページから構成されており,各ページの内容は次のとおりで す。 1ページ 経常収支比率の分析 市町の財政構造の弾力性を示す指標である経常収支比率について, 類似団体との比較結果を,その内訳である人件費,物件費,扶助費, 補助費等,公債費,その他,公債費以外ごとに算出し,分析しています。 2ページ 人件費及び人件費に準ずる費用の分析 性質分類上の人件費だけでなく,物件費にふくまれる賃金や補助費 等に含まれる公営企業(病院,水道事業)への繰出金のうち人件費相 当分など実質的な人件費で比較分析を行っています。 具体的には ・ 人件費 ・ 賃金(物件費) ・ 一部事務組合負担金のうち人件費相当分(補助費等) ・ 公営企業(病院,水道)繰出金のうち人件費相当分(補助費等) ・ 公営事業(下水道,国民健康保険,介護保険)繰出金のうち人 件費相当分(繰出金) ・ 事業費支弁人件費(投資的経費) の合計額から,退職金を除いた決算額の人口1人あたりの額につい て,類似団体と比較しています。 公債費及び公債費に準ずる費用の分析 公債費分析については,実質公債費比率の考え方に従い,性質 別分類上の公債費に加え,公債費に準ずる経費も含めたベースで 比較・分析を行っています。 具体的には ・ 元利償還金の額(繰上償還額等を除く) ・ 満期一括償還となっている地方債の年割額 ・ 公営企業債の償還に充てた繰入金 ・ 一部事務組合の起こした地方債に充当した補助金,負担金 ・ 債務負担行為による支出のうち公債費に準ずるものに充当し た一般財源 3ページ ・ 一時借入金利子 の合計額から,上記に対する特定財源の額及び普通交付税の対象 となった額を除いた決算額の人口1人あたりの額について,類似団体 と比較しています。 普通建設事業費の分析 普通建設事業費の決算額の人口1人あたりの額について,類似団 体と比較しています。 ・レーダーチャート(分析表中央部) 類似団体の平均値を 100 としたときのその団体の指数を表しています。 指標が良好であればあるほど高い指数となるように計算されていることから, 当該団体の七角形が平均値の七角形から外に広がれば広がるほど,財政状況 が良いことを示します。 ・個別指標図(レーダーチャート周辺のグラフ) 指標ごとにその団体の数値と類似団体の平均値及び最大値・最小値を棒グラ フの形で示しており,平均値からの乖離の程度が一目でわかるようになってい ます。 併せて,類似団体の平均値とは別に,全国市町村の平均値,県内市町村の 平均値も記載されており,それらとの乖離の程度も把握できるようになっていま す。 ・分析欄(レーダーチャート下) 指標ごとに「なぜそのような数値になったのか」,「当該数値の背景にはどのよ うな原因又は努力があるか」等を明らかにするとともに,「今後,数値の改善に 向けてどのような取組みを行っていくか」ということについて,具体的な数値目標 等を織り交ぜながら各団体において記述したものです。 〈比較分析表における類似団体について〉 市町村(特別区を含む)の比較分析表における類似団体とは,行政権能の相違を 踏まえつつ,人口及び産業構造により全国の市町村を 35 の類型(平成 21 年度決算 の場合)に分類した結果,当該団体と同じ類型に属する団体を言います。(各類型ご との団体の一覧については,「類似団体の類型区分一覧」をご覧ください。) 〈比較分析表における平均値について〉 (1)類似団体平均について 類似団体平均とは,類型における選定団体による各指標の平均値です。 ※選定団体について 選定団体は,標準的な財政運営を行っている市町村として,次の基準によ って選定されます。 <設定基準> 下記№1~7 のどれか1つでも該当する団体は,非選定団体であり,1 つも該当しない団体は,選定団体とする。 № 条件 昭和56年4月1日以降,新設合併があった団体で合併日から+5年度 以内の団体でないこと。 1 例えば,H13.4.1(=2001 年度)の新設合併団体の場合,H19.3.31(=2006 年 度末)まで対象 前年度実質単年度収支に著しく多額の赤字を生じていないこと。 2 前年度実質単年度収支額 × 100 < -10.0 前年度標準財政規模 当年度実質単年度収支著しく多額の赤字を生じていないこと。 3 当年度実質単年度収支額 × 100 < -10.0 当年度標準財政規模 当年度実質収支著しく多額の赤字を生じていないこと。 4 当年度実質収支額 × 100 < -20.0 当年度標準財政規模 地方債の元利償還金が財政の著しい負担となっていないこと。 5 当年度実質公債費比率(3ヵ年平均) >= 25.0 財政構造に著しい変化を与えるような災害等の特殊事情が生じていないこ と。 6 当年度災害復旧費総額 × 100 >= 20.0 当年度歳出総額 収益事業収入が著しく多額となっていないこと。 7 当年度収益事業収入 × 100 >= 20.0 当年度歳入総額 (2) 兵庫県市町村平均及び全国市町村平均について 兵庫県市町村平均,全国市町村平均とは,それぞれ各指標に関する兵庫県 内の市町村の平均値,全国の市町村の平均値です。 ただし,財政力指数及び 経常収支比率については,特別区を除きます。 (3) 各指標の平均値について 各指標の平均値の算出方法については,下表のとおりです。 類似団体平均 (又はグループ平均) 兵庫県市町村平均 及び 全国市町村平均 財政力指数 単純平均 単純平均 経常収支比率 加重平均 加重平均 実質公債費比率 加重平均 加重平均 人口1人当たり地方債現在高 加重平均 加重平均 政令指定都市及び特別区 加重平均 その他の市町村 単純平均 [全国市平均] 加重平均 指標 ラスパイレス指数 人口 1,000 人(都道府県は 100,000 人)当たり職員数 加重平均 加重平均 人口1人当たり人件費・物件費等決算額 加重平均 加重平均