ジャワ島中部地震 2006 年 （文化復興の例） 写真1：ジャワ島中部地震

ジャワ島中部地震 2006 年
（文化復興の例）
写真１：ジャワ島中部地震 2007
写真２：ジャワ島中部地震 2007（バンツール）
写真１は 2007 年に撮った写真で、2006 年のジャワ島中部地震、ここでは近代的な建物
はそれほど壊れなかった。ジョクジャカルタで何棟か壊れた事例があるが、大部分は写真
２のような農村地域で、文化として伝統的に作っているレンガ造を今後どのように補強し
復興するのかという課題がある。日本では耐震基準を設けてそれを技術者に教育すればよ
いが、途上国では多くの場合、自分で自分の家を作るところが多いので、やはり素人にも
分かりやすい様々な耐震的な建物を造るための判断基準を整備することが必要である。
写真３を作ったのは大学の先生と NGO で、州政府と一緒に広めていた。しかし、やはり
鉄筋コンクリート造を扱う以上は、素人ではまずいのではないかという意見もある。写真
４が復興住宅の一例で、レンガ造で枠を鉄筋コンクリートで補強するとい例（写真５）が
おすすめだが、竹で補強して仮設なのか本設なのかわからない。これも現地の知恵かなと
も思う。文化財ではジョグジャカルタの郊外にプランバナンという世界遺産があり、そこ
は日本の技術、写真６をよく見ると日本のマークで、日本の技術と資金で UNESCO と復興
をしていた。
写真３：耐震住宅のポスター
写真４：ジャワ島の復興住宅 2007
写真５：枠組レンガ造の例
写真６：ジョクジャカルタ遺跡修復 2007