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中嶌康雄 - 長浜市

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中嶌康雄 - 長浜市
研 修 会 等 出 席 報 告 書
平成 ヶ歩年 ど 月 返 日
長 浜 市議 会議 長
土 国良夫
様
(会
議
派
名)
員
名
中
蔦
康
雄
議 員調 査活動 の た め 、 出席 した 次 の 出張 の 結果 に つ いて 報告 しま す。
記
1.会 議等名
「次世代議 会 の コ ミュニ ケ ー シ ヨン戦 略 を考 え る」
2.開 催期間
3.開 催場所
4.開 催 内 容
5。
参加者名
6.感
2013年
8月 4日
(日
)∼
5日
(月
)
1日 目豊洲 セ ン ター ビル
(東 京 都 江東 区豊洲 3‐ 3… 3 NTTデ ー タ本社 ビル 36階 )
2日 日早稲 田大学 日本橋 キ ャ ンパ ス
別 添 の とお り
中
蔦
康
雄
想 等
別 添 の とお り
>8月 4日
(日
)16:10∼ 17:30
NTTデ ー タ本社 ビル
(豊 洲 セ ン ター ビル )LM推 進 地方議員連盟
サ ミン ト2013
「次世代議 会 の コ ミュニ ケ ー シ ョン戦 略 を考 え る」
「次世 代議会 の コミュニケーション戦略を考 える」
∼ LM推 進 地 方議 員連盟 総会 、サミット2013∼
■ 日時 :2013年 8月 4日
■場 所
(日
)∼
5日
(月
)
:
1日 目/豊 りHセ ンター ビル
3-3-3 NTTデ ー タ本社 ビル 86階 )
※東京 メ トロ有楽町線 「豊洲」駅 か ら徒歩 3分
(東 京都江東区豊洲
2日 目/ 早 稲 田大 学 日本 橋 キ ャ ン パ ス
(東 京者Б中央 区 日本 橋 1-4-1日 本 橋 一 丁 ロ ビル デ ィ ング 5階 (コ レ ド日本橋 ))
※東京 メ トロ銀座線 。東 西線 ・ 都 営 地 下鉄 浅草線 「 日本橋 」駅 出 口直結
■主 催 :マ ニ フ ェス ト大 賞 2013実 行委員 会 、 ロー カル ・ マ ニ フ ェス ト推進 地方議員
.
連盟
日後援 :ロ ー カル・ マ ニ フ ェス ト推進 首長連 盟 、 ロー カ ル・ マ ニ フェ ス ト推進 ネ ッ ト
ワー ク
■協力 :早 稲 田大学 マ ニ フェス ト研 究所
■対象 :地 方議員 、 一 般
■参加 費 :LM会 員 7000円 (年 会費込 み )、 一 般 10000円
◇ 1日 目 :8月 4日 (日 )
※11:00∼ 12100総 会
と18:00∼ 13:05
(会 員以外 の方 も聴講 が可能です)
研修会主 旨説明、問題提起
砧13:05∼ 13:30
基調講演等 ※未定
山13i30∼ 14:50
「新 しい コ ミュニケー シ ョン戦略 で 自治 と政策力を鍛 える」
熊谷俊人氏・ 千葉市長 :日 本 一のオープンガバ メン ト自治体 を目指す
山中光茂 氏・松阪市長 :市 民の『 役割 と責任』 を促す システ ムで地域 を創 る
◇ コーデ ィネー ター
北川 正恭氏・早稲 田大学教授
15 : 00-16 :00
「iPadが 議 会 を激 変 させ る」
1日
中山工 輪 男 氏・ ソフ トバ ン クモ バ イ ル 株 式会社 ビジネ ス推進 統括 部 首席 エ ヴァ ンジェ
リス ト
■ 16 : 10-ツ 17 : 30
「スマ ー トフ ォ ン、 タブ レ ン ト議 会 の先進 事例 ∼ 効果 と課題 を考 え る∼ 」
松野豊 氏 。流 山市議 会議 員 ※ 第 7回 マ ニ フェス ト大 賞最優 秀 コ ミュ ニ ケ ー シ ョン賞
受賞
:2012年 7月 に議 会 で タブ レ ッ トを導入 、 2010年 9月 に議 会 で スマー トフ オ ン採 決
を実施
君 島雄 一 郎 氏・ 逗子 市議 会議員 :2013年 4月 に議 会 で タブ レ ッ トを導入
中山工 輪男 氏 。ソフ トバ ンクモ バ イ ル 株 式会 社 ビジネ ス推進 統括 部 首席 エ ヴァ ンジェ
リス ト
◇ コー デ ィネ ー ター
黒川 勝 氏・ 横 浜 市会議員 、 マ ニ フェス ト大 賞 2013実 行 委員長
:2013年 3月 に会 派 で タブ レ ン トを導入
∼ 終 了後 、意 見交換 会 ∼
18:00∼ 20:00 Piattoピ ア ッ ト豊渉‖店
(研 修 会会場 か ら徒歩
5分 )
※参力日
費 は別 途 4000円
◇2日 目 :8月 5日
■
(月
)
9100-9 :05
研 修 会 主 旨説 明 、 問題 提 起
■ 9:05-10:00
「SNSの コ ミュニ ケ ー シ ョン戦 略 で未 来 の 自治 を拓 く」
。
山 田恭 輔氏・ 武雄 市 つ なが る部 フ ェイ スブ ック シテ ィ課
由 10:00∼ 10:30
「北海 道 大学公 共政策 大学 院 と連 携 した ICT戦 略 、年 12回 発行 す る議 会 だ よ り」
西科純 氏 ・ 芽 室 町議 会事務 局長 ※ 第 7回 マ ニ フェス ト大 賞優秀 コ ミュ ニ ケ ー シ ョン
賞受 賞
■
10:40-11 : 55
「議 会 の新 しい コ ミュニ ケ ー シ ョン手法 を考 え る」
香川 純 一 氏 ・ 議 会事務 局 実務研 究会事務 局長 (町 田市議 会事務 局調 査 法制係 )
:請 願 者 の議 会 参加 、傍聴者 の参加 、 ほか
茅根悟 氏 ・ あき る野市議 会事務 局庶務係
:議 会 だ よ りの大 幅 リニ ュー アル とマ ー ケテ イ ング手法
梅村 晋 一 氏 。神 戸市会事務 局長
:議 会事務 局 facebookの 運 営
◇ コー デ ィネ ー ター
佐藤 淳 氏 。早稲 田大学 マ ニ フェス ト研 究所招聘研 究員 、青森 中央 学院大学 専任 講 師
■ 11 : 55-12 :00
善 政 競 争 宣言 ∼ 第
8回 マ ニ フ ェス ト大 賞 に 向 け て ∼ 、 閉会
▼オ プ シ ョン視 察 ・ 研 修 会
1日
12 : 20-13 : 15
政治山企画 】
ネ ッ ト選挙座談会 【
「初 めて の『 ネ ッ ト選挙』地方議員 反省会」
※政治 山、 ほか地方議員 調整 中
研修会会場 と同 じ場所 にて開催
■ 141 00-15 :00
研 修 会 「国際的 なま ちづ く り 。地域 づ く り」
森 ビル 株 式会社 取締役 常務 執行役員 にお話
森 ビル は 、国境 を越 えて 、人 、経済 、情報 が集 ま る魅 力 あ る都 市 づ く りの た め
「安 全 ・ 安 心 」「環境 ・ 緑 」「文化 。芸術 」 3つ の テ ーマ を設 け取 り組 んで い ます 。
防災 を含 め 、 50年 、 100年 の長期 的視 野 に立 っ たま ちづ く りの在 り方 につ い て
2013年
08ノ 月
08 日
ロー カル マ ニ フェス ト推進 地方議 員 連盟 の研修 「次世代議 会 の コ ミュ ニ ケ ー シ ョン戦
略 を考 える」
8月 4日 ∼ 5ロ
ロー カル マ ニ フ ェス ト推 進 地 方 議 員 連 盟 の研 修 「次 世 代 議 会 の コ ミ
ュニ ケ ー シ ョン戦 略 を考 える」 に行 って きま した。
2日 間 の 中で 沢 山 の コ ミュニ ケ ー シ ョンの手法 の事例 を聞 く こ とがで きま した。
そ の 中 で も ソフ トバ ン クモ バ イ ル の 首席 エ ヴァ ン グ リス トとい う肩 書 を持 つ た 中 山
工 輪 男 さん の話 が 非常 に興 味深 か つ た です。
次世代 の コ ミュ ニ ケ ー シ ョンの キー ワー ドは モ バ イ ル 、ク ラ ウ ド、SNSだ そ うです。
レ端末 の機 能 は 目を見張 る物 が あ ります。
I― PADを は じめ とす るモ バ イ ア
講演 な どを聞 く とき、録 音 しなが らそ の キー ワー ドをタ ッチ ペ ンで 画 面 に書 くとそ の
文言 と音 声 が リン ク してそ の キ ー ワー ドを タ ンチす る とそ の 時 に話 した 講 演 の言 葉
が再 生 され る とい う優 れ もので す。
又 、話 した言葉 が 自動 的 に文 章 と してデ ー タ化 され る物 な ど、興 味深 い アプ リを紹
介 して頂 きま した。
パ ソ コ ンが 苦手 な人 に も使 いや す い 物 にな つてい る ので 、この機 能 を使 っ て ペ ーパ
レス化 してい る 自治 体 も出 て きて きます。
これ ま で の コ ミュ ニ ケ ー シ ョンの 代 表 で あ る議 会 だ よ りに つ い て は あ き る野 市議
会 だ よ りの リニ ュー アル の取 り組 み が 非 常 に参 考 にな る もので した。
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平 洵イ9時 間
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この よ うに表紙 を見 て も大 きな変化 が 分 か ります。
まず は 、手 に取 つ て も ら う事 が 第 一 段 階、そ して ター ゲ ッ トを絞 る事 がた いせ つ だ
そ うです。
毎 回、ター ゲ ッ トを絞 つて 特集 を組 み 、徐 々 に議 会 だ よ りの フ ァ ン を増や してい つ
て い るそ うです。
そ して 、そ こまで 持 つて 行 つ た手法 が参考 にな りま した。大切 な の は現状 を しつか
り認 識 し、明確 な 目的 を共通認 識 とす る事 が大 切 だ そ うで す。
参 考 に して大 月 で も議 会 だ よ りを よ り分 か りや す い 身 近 な物 に して い きた い と思 い
ます 。
ネ ッ ト選挙」を振 り返る座談会
「初 めての『 ネ ット選挙』 地方議員反省会」開催 (1/3)(2013/8/9 政治山)
磯 市 と
山 下
蠍
座談会 ではネ ッ ト選挙運動 の報告 と意見交換 が行 われた
ICTの 活用 とい つ た新 しい コ ミュニ ケ ー シ ョン戦 略 が議 会 な どの地方政治 に ど う影響
各を考 え る」 が 4日 、5日 の
す るか を議 論す る 「次世代議会 の コ ミュニ ケ ー シ ョン戦 冊
2日 間、東 京都 内で 開催 され た。 ここで は既 報通 り、首長 や議 員 ・ 企 業担 当者 が議 会
や行 政 の ICT導 入 な どに 関す る講 演や パ ネ ル デ ィス カ ッシ ョンを行 ったが 、政治 山で
は 7月 の 参院選 で 「ネ ッ ト選 挙 」 とい う有権者 と政治家 の新 た な コ ミュ ニ ケ ー シ ョン
が 実施 され た こ とを受 けて 、ネ ッ ト選挙活 動 を積極 的 に行 つ た候 補者・ 担 当者 にお集
ま りい ただ き、座 談会 を開催 した。
座 談会参加 者 (五 十音順 )
・ 阿部 善博 氏 (神 奈川 県相模原 市議会議員 )
・ 菅原 直敏 氏 (元 神 奈川 県議会議 員 )
・ 森 たか ゆ き氏 (東 京都 中野 区議 会議 員 )
。山下 正 人 氏 (横 浜 市会議員 )
◇
◇
◇
各党・選対・候補者それぞれの 「ネ ッ ト選挙」活動
阿部善博 相模原市議会議員
1970年 生 まれ 。2003年 相模 原 市議 会議 員選 挙 に初 当選 (3期 目)。 市議 会最 大会 派
「新 政 クラブ」所 属。現在 、 ロー カ ル マ ニ フ ェス ト推 進 地方議 員連 盟 の共 同代表
阿部 善博 コー デ イネ ー ター 。それ で はまず 、 ご 自身 が実 際 に関わ つ たネ ッ ト選挙
の詳 細 につ いて ご紹介 くだ さい。
自由民主党神奈川 県連 で「ネ ッ ト選対対策 プ ロ ジェ ク ト」を立 ち上 げて、
衆議 院選挙 区支部 ご とに設 置 したプ ロジ ェ ク トリー ダ ー を務 め 、島村 大候補 を応 援 さ
山下 正 人
せ て い ただ きま した。
自民党 の 中 では 、全 国 で も神奈川 だ けだ と思 い ま す が 、毎 晩、動画 を配信 しま した。
候補者 の遊説 が 終 わ つ た あ との 21時 か ら 22時 の 間 で 、ユ ース トリー ム を使 つ た動画
配信 を行 い ま した。候補者 の 生 の声 な ど、親 しみやす い部分 を伝 え、遊 説 の様子 は「今
日の活 動 」 と して 配信 の 中 で紹介 しま した。
あ と、フェイ ス ブ ンクで 各議員 が つ ぶや い て い くとい う活動 が 多 か っ た の か な とい
う風 に感 じてい ま す。
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,
山下 正 人 横 浜 市会議 員
1964年 生 まれ 。 2007年 4月 横 浜市議 会議 員選 挙 (青 葉 区)に 初 当選 (2期 )。 横 浜 自
民党 と して第 6回 マ ニ フェス ト大 賞 グ ッ ド・ マ ニ フェス ト賞特 別 賞受賞
選 挙 が 終 わ って 1つ 思 つ た のが 、初 めてネ ッ ト選挙 とい うこ ともあ り、宣伝 カ ー に
代 わ っ てネ ッ ト上 に連 呼が続 い た 印象 です。新 人候補 とい うこ ともあ り、認 知 を広 げ
る、名 前 を出 してい くとい うこ とに重 きを置 い た活動 にな っ た気 が します 。
これ まで 、地方議 員 は広報 物 を発信 す る機 会 が なか っ た ので 、次 の統 一 地方選 で の
我 々 のネ ッ ト選 挙 で は、各 自治体 で各議 員 が持 つてい る 「これ がや りた い んだ 」 とい
う政策 の部 分 を、ネ ッ ト上 に出せ る機 会 が 来 ます。今 後 は、“武器 "と して バ ー ジ ョ
ンア ップ してい く こ とが課題 だ と感 じた。
「『 ネ ッ ト選 挙』 なんて もの はな い 」
‐喜
森 たか ゆき 東京都 中野 区議 会議 員
1983年 生 まれ 。 2010年 中野 区議 会議 員補欠 選 挙 に初 当選 、現在 2期 目。 長妻 昭政治
塾 「未 来創 造 塾 」第 一 期 卒業 生 (民 主 党所 属 )。 現在 30歳 、 中野 区議 会議 員 最年 少
森 たかゆき
参 院選東京 選 挙 区 の鈴 木 寛候補 の選 対 で 、 広 報班 副班長 と して活動 。
鈴 木寛 は 、ネ ッ ト選挙解禁 を 10年 間、訴 えて きた ので す が 、 それ が実 現 したそ の
選挙 で議席 を失 うとい うこ とで ‥……い ろん な こ とをい ろい ろな方 か ら言 われ て い る
ので す が ……。 ただ 、ネ ッ トの 取 り組 み は 「さす が すず かん 」 といつ た活動 がで きた
と思 い ます ので 、 ご報告 を させ ていた だ きた い と思 い ます。
実 際 にネ ッ トでや っ た こ ととい うの は 、候補者本 人 のホー ムペ ー ジ 、メール マ ガ ジ
ン、 フェイ ス ブ ック、 ツイ ンタ 、 グ
グ ル ・ プ ラス。 ブ ロ グ も、Yahoolみ んな の
政治 や ハ フ ィ ン トンポス トの 2つ をや つ た。 内容 を見 る と、すず かん は使 い 分 けを し
て い た と思 い ます 。
重力画 も YouTube、 ニ コニ コ動画 で配信 も して い ます 。 動 画 とい つて も大仰 な もので
はな く、私 が iPhoneに 二 脚 を設置 して (撮 影 し)、 そ の まま ユ ー ス トリー ム で流 しま
した。
「
私 の理 解 で は 「ネ ッ ト選 挙 」 なん て もの はな くて 、選 挙活動 の 中 に ネ ッ ト選 挙 」
C 来
が入 つ
た。 な ので 、 リアル との接続 も しな い とい けな い。 ス タ ッフの若 い 学 生 さ
「
ん達 が 、イ メー ジカ ラー のオ レンジの ジ ャ ンパ ー を着 て 、そ の 背 中 に 今 、一 番 面 白
とい うメ ンセ ジ を書 いてい ま した。 それ を着 た彼 ら
が本 人 の周 りでチ ラ シ を配 つ た り、手 をふ つ た りしてい ま した。
「
それ か ら、 ニ コニ コ動 画 では生放送 を毎 日の よ うにや つてい ま した。 すず ス タ」
い ネ ッ ト選 挙 を見逃 す な
!」
と呼 んで い た ので す が 、すず かん の これ まで の人脈 を生 か して 著嘉 人 の方 に来 て い た
だ き、すず か ん とゲ ス トの方 と政策 の議 論 をす る、 とい つ た放 送 を続 け て い ま した。
や つ ぱ り選 挙期 間 は 関 心 が 高 ま る
森 面 白か つ た のが 、「出張すず ス タ」です。秋 葉原 に簡 易 的 な撮影 環境 を整 えて 、
歩 い て い る人 を捕 ま えて議 論 をす る とい うこ とをや りま した。ま つ た くの仕 込 み な し
「
だ っ た ので 、すず か んが 「奨学 金 を拡 充 しま した Jと 実績 を語 つて も、 なん で必要
な ん で す か ? バ イ トで稼 げば い い じやな い で す か 」 と言 つて くる若者 が い て 、それ
にす ず かんが丁 寧 に答 える とい つ た こ とをや つてい ま した。
ただ、 どれ だ け効 果 が あ つ たか とい うの は、正直、分 か りませ ん。特 に数 十分 の動画
とい うの は、相 当な 関 心 を持 つてい る方 しか見 て い た だ けな い ので は と感 じま した。
動 画 の使 い方 は検 証す べ き点 が 多 い ≧思 つて います。
また 、ネ ッ ト選 挙解禁 は 「選 挙期 間 中 も (更 新 が )で き る」だ け (の 違 い )な ので 、
「そ ん な に大 きな影 響 もな い のか な」 と私 は思 つてい ま した。 実 際 にや つて み て も、
「や つ ぱ り、選 挙期 間 は 関 心 が高 ま るん だな」
結果 を見れ ばそ うだ とは思 うので す が 、
とい うの は感 じま した。
ー
それ は、ホー ムペ ー ジや ブ ロ グ のア クセ ス数 に も出 て い ます し、私 の ツイ ッタ の
フ ォ ロ ワー 数 が増 えた とい うこ とか らも感 じま した。
ー
あ る とき馬淵澄 夫 さん が すず かん の応援 演説 に来 た とき が あ りま した 。彼 はボデ ィ
ビル ダ ー で 体格 が い いので 、私 が ツイ ッター で 「SPに しか 見 えな い 」 とつ ぶや い た と
ころ 、何 百件 もの 大拡 散 が起 きま した (笑 )。 そ の様 子 を見 て 、「選挙期 間 は関心高 ま
るん だ な」 と感 じたん で す。
べ
私 か ら 1点 だ け言 わせ て い ただ く と、「や る き こ とは変 わ らな い んだ ろ うな」 と
い
思 つて い ます 。私 た ち現職 か らす る と、発信 す る中身 が な けれ ば ど う しよ うも な 。
「これ をや りま した 」 とい う議 会 で の活 動 とい うの をちや ん とや る とい うこ とに尽 き
る ので はな い か と思 います。
今 回、特 にすず かん は誹謗 中傷 を され た とい うこ とで話題 にな りま したが、本 人 が
関 わ り始 めた ら泥 仕合 にな ります。な の で 、 日頃 か ら議 会 で成果 を出 して 、応援 して
くれ る、守 つて くれ る人 を作 ってい く、 とい うのが 重 要 なん じゃ な い か と思 い ます 。
「ネ ッ ト選挙」を振 り返える座談会
「初 めての『 ネ ッ ト選挙』 地方議員反省会」開催 (2/3)(2013/8/9 政治山)
ネ ッ トの使 い方は、発信、情報共有、受信 の 3種 類
.._
喧
と
】
菅原 直敏 元神 奈川 県議 会議員
1978年 生 まれ 。 2003年 大和 市議 会議員選 挙 に初 当選 (1期 )、 神 奈 川 県議 会議員 を 2
期 6年 を務 めた の ち 2012年 衆 院選 、 2013年 参 院 選 にみ ん な の 党 か ら挑戦。 第 5回 マ
ニ フェス ト大賞 。最優秀政策 提言 賞 を受
菅原 直敏 皆 さん 、 こん にちは。 この 中で は唯 一 、候 補者 と して 、み ん な の 党 の全
国比例 で戦 わせ てい ただ きま した。
これ まで私 の選 挙 で は リアル な地 上 戦 を重視 して きた のです が 、今 回 はネ ッ トを併
せ て や って きま した。
「ネ ッ ト選 挙 だ か ら」 とい うの はそ ん なにな い とは思 うんです ね 。選 挙期 間 に更 新
がで き る、「1票 入 れ て くだ さい 」 とい うこ とが言 え る とい うだ けで 、今 まで の基本 的
な活 動 、成果 が な い と、「ネ ッ ト」 が生 き て こな い とい うのが 実感 で す。
ネ ッ トを使 う人 に よつて も違 うと思 い ます。橋 下徹 (大 阪 )市 長 や 小泉進 次郎衆議
な どの 有名 人 が使 うの と、私 た ち の よ うな特 定 の 地域 で しか知 られ て い な い 地方議 員
Л待 をす る方 々 は 、有名 人 の
が使 うの とでま っ た く異 な ります。ネ ッ ト選 挙 に過 大 なメ
使 い 方 を期待 して い るんだ と思 うんで す よね 。
「
ネ ッ トの使 い 方 には 3種 類 あ る と思 い ま す。それ は情報 の 「発信 」 共有 」「受信 」。
前 のお
2人 は 、「発信 」 の部分 に重 きを置 いて ご発 言 され て い た と思 い ま す し、皆 さ
ん の 意識 も 「発信 」 の部分 にあ る と思 い ます 。
私 がネ ッ ト選 挙 をや つて いて一 番 役 に立 っ た な とい うの は 、「情報 を共有 して い く」
とい う部分 で す。 リアル に落 とし込 んで い く と、例 えば今 回み た い なイ ベ ン トが あれ
ば 、私 の 写真 を フ ェイ ス ブ ッ クにア ップ して 、 タグ付 け して くれ て い る方 もい らっ し
ゃ い ま す。
ま た 、 日本 の 法律 は変 っ て い て 、選 挙期 間 中 に集 会 を開 く ときは、郵 送 で 案 内 を出
せ な い で す よね 。私 は選 挙期 間 中、毎 日の よ うに集 会 をや つ て い ま した ので 、 フェイ
ス ブ ッ ク のイ ベ ン ト機 能 を使 い ま した 。こ うす る と効 率 的 にで きます。トー タル 1,000
人集 めて集会 を行お うと思い、それを達成 したのです が、こ うしたツール がなければ
できなか った と思っています。
今回の選挙 の選対で情報共有 の部分 で使 つたのは、フェイスブ ックのグループ機能
とメンセ半 ジ機能、そ して LINEで す。 グループ機能 を使 えば、デー タや写真、動画
な どで一気にみんなへ の情報共有が可能です。皆 さんの次の選挙 で も、身近 な方が使
えるよ うに してお けば、ものす ご く効率的にス タンフ間でや り取 りができると思いま
す。
LINEの 可能性 と危 険性
菅原
3点 目の 「情報受信 」 につ いてで す が 、私 の チ ラ シには ツイ ンタ
、
フエイ
ス ブ ック、そ して LINEの 連絡 先 を入れ てお きま した。 この 中で選 挙期 間 中に一 番 、
連 絡 が 来 た もの はなん だ と思 い ます か ?
実 は 、LINEな んです。今 は使 つ て い る人 が一 番 多 くて 、私 の感触 で は LINE、 フェ
イ スブ ック、 ツイ ンタ 、 そ して メール とい う順 で す。
LINEは 若 い 世代 が 多 くて 、私 はす べ て連 絡先 をオ ー プ ン に して い る のです が 、LINE
は 200∼ 300人 の友 人 の 中で 半分 く らい 高校 生 だ っ た りも します (笑 )。
1つ ネ ッ ト選挙 で 問題 だ な と思 つ た のが 、私 、 な りす ま しの被 害 にあ つ たんです。
LINEの グル ー プ をな りす ま しアカ ウ ン トに乗 っ取 られ て しま い …… だか ら、1人 ひ と
りに 「あれ は僕 じゃな いで す よ」 と言 って 回 りま した。 これ も十分怪 しい ので す が・…
… (笑 )。
地方議員 の方 に とつて は、 フェイ ス ブ ックや LINEは 役 に立 つ ツール だ と思 うんで
す。 で も、例 えば フェイ ス ブ ック で悪 意 を持 つ た人 が 、 あ る候補 の友 人 に 「この人 は
こ うい う悪 い 人 だ よ」 とや つ た り、な りす ま しのア カ ウ ン トを作 られ て しま う可能性
もあ ります。
な ので 、あ んま リネ ッ トに依 り過 ぎる と痛 い 思 い をす るか も しれ な い。 そ うい つた
ものへ の姑策 は必 要 か な と、選 挙 をや つてい て感 じた の は以上 で す。
有権者 が見たい情報 と、議員 が見せたい情報 にズ レ?
座 談会 の模様
阿部 貴重 なお話 をあ りが と うございま した。
今回、パネル ディスカ ッシ ョンを行 うとい うことで、私 のフェイ スブ ックや ツイ ン
ター で質 問 を募集 して み ま した。
「有権者 が 見 た い 情報 と、議員 が 見 せ た い情報 のズ レが あ っ た」 とい う声 が あ りま
した が 、そ の あた りの マ ッチ ン グは必 要 か な と感 じて い ます 。
そ の ほか 、「参 院 選 が 終 わ って しま うと更新 が な い 」「ツイ ッター で候補 とや り取 り
を したか つ たが 、反応 が な く残 念 」 とい っ た意 見 が あ りま した。実 際 に参議 院選 挙 を
戦 われ て 、 いか がで したか ?
山下 確 か に 、や り取 りとい うの は課題 で す。「発信 したい 情報 と聞 きた い 情報 が
ズ レる」 とい う点 で は 、「候補者 の生 の声 は聞 きた い 」 とは言 つて も、 なか なか本 人
が 反応 す るの は難 しい。 そ うい う面 で は 、ユ ー ス トリー ム をや る とノー シ ャル メデ ィ
ア上 の意 見 が横 に 出 るので 、そ の場 で答 え る とい うの は使 えるか も しれ な い と思 い ま
した。
森 「見 た い 情報 と見 せ た い 情報 のズ レ」 とい うの はそ の通 りだ と思 い ます。 ただ
、ネ ッ ト選 挙 は選 挙期 間 中な ので 、活 動 して い る と 「今 、 コ レをや つてい ます」 とい
う情 報 を発信 しが ちにな つ て い ます 。 で も、有権者 が ど うい うこ とを知 りた い のか と
い うの は、「ど うい う考 え方 な の ?」 「何 を して きた人 なんだ ろ う ?」 とい うとこ ろな
んだ と思 い ます 。
しか し、別 に選 挙期 間 中 に限 つ た話 で はな くて 、 日頃 か ら発信 を して 、選 挙期 間 中
ま「ここに書 い て い ます よ」 とい っ た アー カイ ブ の リン クを紹介 で きる よ うに してお
′
く、そ うい うこ とが必 要 にな っ て い くのか な と思 い ま した。
「双方 向性 」 につ い て は、す べ て 本 人 が期 間 中 に答 えて い く とい うの は大変 で す。
な ので 、例 えば 17日 間 の有権者 の反応 を集約 して 、代表 的 な質 問 に紺 して 、「ど う答
えます か 」 とい うこ とを本 人 に聞 いて ス タ ッフが対応 して い く。 参 院選 で は本 人 が
個別 に答 え る の は不 可能 で す。基礎 自治 体 の議 員 の選 挙 で はあ る程 度 はで き るか な と
は思 い ます が 、感 覚 的 にはそ うい うこ とです。
昔原 最 近 、 フェイ ス ブ ックでは私 の タイ ム ライ ンで も、盆踊 りの 投稿 ばか りで辟
易 (へ き えき)し てい るのです が …… (笑 )。 ただ、それ は 自分 に姑す る反省 も含 め
てです 。
も つ た い な い と思 つ た の は、端 的 に分 か りやす い 形 で 、政策 につ い て発信 す る人 が
少 なか つ た こ とで す。私 は 、自分 の 政策集 か らい くつ か ピ ック ア ップ して小 出 しに投
稿 してい た ので す が 、 一 番 シ ェ ア され た のが 、実 は政策 なんです ね 。
フ ェイ ス ブ ック の「いい ね !」 や シ ェ アの数 で 、有権者 の意識 を図 る ツール と して 、
有権者 が求 めて い る もの を把握 で きた選挙 で した。
ネ ッ ト選挙 の課題 を聞く
市 ノ澤充 (政 治山) 今回は貴重な ご意見、 あ りが とうございます。
1つ お伺 い したいのです が、実際 にネ ッ ト選挙活動 として フェイ スブ ック、 ツイ ッ
ター 、ホー ムペ ージ とや つてい くと手 が回 らな くなつて くると思います。実際に、ネ
ッ ト選挙 を戦われ てご苦労 された ところ、その辺 をどのよ うに ク リア されたのか を具
体的 にお伺 いできれば と思 い ます。
森 双方向でや り取 りをす るのがネ ッ トの 1つ のよ さではあると思 うのです が、そ
れ をなかなかや りきれないわけです。
なので、 ノーシャル メデ ィアでいただいた ご意見を自動 的に集 計 して、「こ うい う
層 か らこ うい う質 問 が これ だ け来 て い る」とい うこ とが す ぐに分 か る ツール が あれ ば 、
こつ ち と して もや りやす い し、有権者 と候補者 のつ な が りを深 め られ る ので は と、や
っ て い て 、それ (ツ ー ル )が 欲 しい な と思 い ま した 。
山下 結 局 、候補者 のや りた い 政策 、実績 とい うのがホー ムペ ー ジに 出 る と思 うん
で す ね。 あ る候 補 の政策 を見 た い とい うときに、ホ ー ムペ ー ジに流れ て い つ たんで は
な い か。 な ので 、 ど うい う発信 をホ ー ムペ ー ジで して い くかが 、問 われ る のか と思 い
ま す。
関心 が 高 い もの 、得 意 な分 野 につ いてホー ムペ ー ジに載 せ て 、「この人 は何 を考 え
て い るのか 」「これ か ら何 をや ってい くのか 」 とい うの を明確 に発信 す る。 そ して 、
そ こにア クセ ス が あれ ば 、支持 を得 られ る とい うの が あ るん じゃな い か と思 い ます 。
選 挙期 間前 にネ ッ トの 情報 を充実 を させ てお くとい うの が 、ネ ッ ト選挙 上 の広 報活
動 と して 重要 で はな い か な と思 い ます 。
菅原 私 は、 メール マ ガ ジ ン を 10年 間続 け てい ます。 法改 正 で も、 メール マ ガ ジ
ン は継続 的 に利 用 して いれ ば 、そ のまま使 える の で 苦労 はなか つ た ので す が … …や は
り法律 がお か しい です ね 。
メール は政党 と候 補者 がで きて、それ 以外 の 人 はで きな い 。 で も、 フ ェイ ス ブ ック
や LINEで の メ ッセ ー ジ はで きる。 これ はおか しい し、分 か りづ らい 。 そ もそ も、取
っ払 って しま うべ きだ と思 い ます よ。
地方選挙 とネ ッ ト選 挙
阿部
それ で は会 場 か ら質 問 をい ただ けれ ば と思 い ます。
ネ ッ ト選 挙 が 開始 され ま したが 、そ の期 間だ け人 を雇 うの は 「寄付行 為 」にな るの
で 、それ まで のス タ ッフでや らな い とい けな い 。私 た ち市 町村 会議 員 の選 挙 で は 、本
人 か一 部 の 人 な どに限 られ て しま う と思 いま す。ス タ ンフは どの よ うな形 で確保 され
た のか とい うこ とと、自分 自身 、も しくは身 内でや る場合 に効果 的 な方 法や気 をつ け
る点 が あれ ば教 えて くだ さい 。
椰
円 車
骨予WaFヽ
二E
菅扉
会場 か らの質 問 に答 える 3氏
運 動員 買収 の件 が あ ります ので 、気 にな る と こ ろです よね。 自民党組織 で言 え
ば、地方議 員 な らび に衆議 院秘書 が しま した。基 本 的 には、選 挙活動 のボ ラ ンテ ィア
山下
ス タ ン フ とい う位 置 づ けでや らざるを得 な い と思 い ます 。
菅原 さん も言 つてい ま した が 、制度 がおか しい んです よ。選 挙違 反 にな る と大変 な話
な の で 、注意 しなが ら支援者 の方 々 に、事前 に教 えてお か な い とい けな い と思 い ます
ね。
な どを使 ってい る人 もい ます ので 、今 か ら し
周 りで も フェイ ス ブ ック、ツイ ンタ
っか リ レクチ ャー を してお く、 とい うこ とだ と思 い ます。
「人を置 く」
菅原 市町村 の選挙、一般市以下の小 さな自治体 の選挙で考えた ときに、
とい う大規模 な ことは考えないほ うがいい と思いますね。僕は、ハ ガキや電話 と同 じ
で、地道に票を固めてい くツール として (ネ ッ トを)使 つてい くべ き じやないか と思
っています。
今 回 の選挙 で一 番効果 が あ つ た の は、電話 な んです ね。 あ とは、 フ ェイ ス ブ ック の
メ ッセ ー ジな ども効果 が あ る と思 い ます。 これ は皆 さん 、見 落 と しが ちな の です が 、
コ
情報 をバ ッ と流 して票 が取れ る と思 つてい る人 もい ます が 、そ うで はな い。 もつ と
ア 、丁寧 に、 1票 を取 つてい くツール として使 ってい く。 そ うい う 「固 め る作業」 に
使 う と効果 的 な ので はな い か と思 い ます。
「寝 る ヒマ な い ぞ」
つ
議 員 の立 場 と して情報発信 をす る際 に、周 りを ど う巻 き込 んで投 票行 動 に なげて
い くかが課題 だ と思 い ます 。選 対 の ご担 当者 、候 補者 ご本人 としてや られ て い た 中 で 、
こ うい う情報提供 をす る と周 りを巻 き込む こ とがで き る、とい うのが あれ ば教 えて く
だ さい。
ま た 、ネ ッ ト選 挙 が始 ま つて しま うと、演説 を して集 会 を して 、夜 にネ ッ ト配信 と、
さ らに寝 る ヒマ が な くな つて しま うので は と思 い ます (笑 )。 体 力 的 な面 な ど、今 ま
で の選挙 以 上 に大変 だ った の だ と思 い ます が 、どの よ うに乗 り切 られ て い たか につ い
て 教 えて い た だ けれ ば と思 い ます。
の
が
菅原 私 は地方 議 員 さん の応 援 が も のす ご く多 か った ので す が 、影 響 力 あ る人
「応 援 して ます 」 と言 っていただ けた の はす ご く うれ しか つ たです ね 。菅原 を知 らな
い 人 で も伝 わ る とい うこ とは強み だ と思 い ま した。
い
ネ ッ ト選 挙 で 費用 がか か らな い か ら無 限 にで き る、と思 う方 もい らつ しや ます が 、
一 番 に 、で き る部分 を積 み重 ね て い く、 これ を大切 に した ほ うが いい のか な と思 い ま
す。
寝 る間 を削 つてま で無理 を して い く とい うよ りも、そ うい う形 でや つてい つ た ほ うが
い い のか な とい う気 が しま す。 とは い え、無 理 も しま したが ……。
うち の候 補者 も相 当、無 理 を してお りま して …… 朝 7時 に駅 に 立 ち始 め 、活 動 し
討 論 会 を行 つて いて 、本 人 は相 当、き
て 、20時 以 降 は夜 中 1時 く らい ま で ツイ ンタ
森
つ そ うで した 。
私 た ち の 場 合 は結 局 、「や る か 」「や らな い か 」 の 選 択 に な る と思 うん で す ね 。 20
時 ま で 拡 声器 を使 つて 、そ の あ と音 は出 さな い け ど、駅 に立 ち続 け る のか 、ネ ッ トで
活動 す るのか 。
私 の感 覚 では 、基礎 自治 体 の選挙 では顔 を リアル で突 き合 わせ た ほ うが 票 につ なが
る と思 い ます。
確 か に 、夜 の ユ ー ス トリー ム配信 を し始 めた ら、「寝 る ヒマ な い ぞ」 と。「オ レ
た ち の選 挙 で これや つ た ら死 ぬぜ 」 とい うの は 、 ホ ンネ と して あ りま した よ (笑 )。
山下
島村候補 は正 直 きつ か っ た と思 い ます よ。夜 の動画配信 に 10分 程度 、長 くて も 15分
は 出演 して も ら うよ うに して い た のです が 、ス タ ジオが 終 わ っ た ら駅 に立 ってい たん
で す ね。 か な り体力 を消耗 す る と思 い ます 。
ただ 、ネ ッ ト選 挙 のや り方 と して 「候補者 (の 分 身 )を 何 人 も作れ る」 とい うの が
メ リッ トじゃな い か と思 い ます 。本 人 は駅 で リア ル で 演説 して 、夜 中 は昼 間 の活 動 の
動画 を流 す とい つ たアプ ロー チ を ス タ ンフが で きます。な ので 、い ろんな ツール が増
えたん じゃ な いか と思 い ます。
で も、なん とい っ て も最後 は 中身 で す よね 。 い くら露 出 が増 えて も、中身 が悪 けれ
ば ど う しよ うもな い。最 終 的 には我 々 がバ ッジ を付 けて何 をす るの か 、何 を訴 えた い
か とい うメイ ンが なか っ た ら、何 を拡散 しよ うが 、ア クセ ス が増 え よ うが 、そ こ (票 )
は伸 び な い と思 い ます。そ ういつ た こ とは 、我 々 は忘れ て しま つて は い けな い んだ と
思 い ます 。
「次 の 統 一地方選 は 、ネ ッ ト選 挙 の真 価 が 問 われ る」
阿部
まだ まだ議 論 が尽 きな いで す が 、時 間 とな りま した。最後 に 、ひ と言ず つ い た
だ けれ ば と思 い ます。
山下 さんがお っ しゃ つ た通 り、や は り中身 です よね 。
議員 の 中身 を磨 く こ と、これ な く して ネ ッ トが ど うこ うとい うこ とを考 えて い るよ う
菅原
じゃ グメだ な と、反省 を含 めて 今 回 は皆 さん にお伝 えを した い と思 い ます。
親 しみやす さ競争 "に した くな
森 私 もま った く同感 で、イ ンターネ ッ ト選挙 を 「“
人を選べ
い」 と思 っています。候補者 が どうい う政策 を掲 げて何 をや つて きたか、“
る選挙"に したい。
皮る」 と言 つていたのです が、「政
すず かん本人 も 「ネ ッ ト選挙 で政党政治 を打ち石
策 ができる政治家 が選ばれ る」ための きつか けに、ネ ッ ト選挙 がなれた らいい なと思
っています。
今 回 の参 院選 で は投 票 率 が 伸 び なか っ た と こ ろで、ネ ッ トの 効果 が 出な か っ た
とい う ところが あ る と思 い ます 。 ただ 、 せ つか くネ ッ ト選 挙解 禁 とな つ た の で 、「や
っ ぱ リダ メ じゃ ん 」 とい う話 には、絶姑 に した くな い と思 つてい ます 。
特 に 、地方 の選 挙 で言 えば 、情 報発信 の ツール が増 えた とい うこ とな の で 、「頑 張
つ て い る地方議 員 の発信 力 、中身 が いい よね」 と言 われ る よ うに したい と思 つてい ま
山下
す。
そ うい う意 味 で 、次 の 統 一 地方選 は 、「ネ ッ ト選 挙 の真価 」 が 問われ る一 番 大事 な
選 挙 にな るん では な いか と思 い ます 。
「次世代議会 の コ ミュニ ケーシ ョン戦略 を考 える」
∼LM推 進 地方議員 連盟総会 、サ ミッ ト2013∼
日日
寺 :2013年 8月 4日 (日 ) ヘン5日 (月 )
場所 :1日 目豊洲 セ ン ター ビル (東 京都 江東 区豊 洲 3‐ 3‐ 3 NTTデ ー タ本社 ビル 36階 )
2日 日早稲 田大学 日本 橋 キ ャ ンパ ス (東 京都 申央 区 日本橋 1‐ 4‐ 1コ レ ド日本 橋
5F)
主催 :マ ニ フェス ト大賞
2013実 行委員会 、 ロー カル ・ マ ニ フェス ト推進 地方議 員連
盟
後援 :ロ ー カル・ マ ニ フェス ト推進 首長連盟 、 ロー カル ・マ ニ フェス ト推進 ネ ッ トワ
ー ク※ 11:00∼ 12:00
■ 13:00∼ 13: 10
研修 会 主 旨説 日
月、問題 提 起
■ 13: 10∼ 13:30
「都議 選 ・ 参 院選 の総 括 と、次世代議 会 の あ り方 」 につ いて
北川 正 恭 氏 。早稲 田大学教授
■ 13:30∼ 14:50
「新 しい コ ミュ ニ ケ ー シ ョン戦 略 で 自治 と政 策 力 を鍛 え る」
熊谷 俊人 氏 。千葉 市長 :日 本 一 の オ ー プ ンガ バ メ ン ト自治 体 を 目指 す
山中光茂氏 ・ 松 阪市長 :市 民 の『 役 割 と責任 』 を促 す システ ム で地 域 を創 る
の 内容 で討論
◇ コー デ ィネ ー ター
北川 正 恭 氏 ・ 早稲 田大学教授
■ 15:00∼
16:00
「iPadが 議 会 を激 変 させ る」 に つ い て
中 山五 輪 男氏 。ソフ トバ ン クモ バ イ ル 株 式会 社 ビジネ ス推進 統括 部首席 エ ヴァ ンジ
ェ リス トに よる説 明。
│116: 10-17:30
「スマー トフ ォ ン、 タブ レ ン ト議 会 の先進 事例 ∼ 効果 と課題 を考 え る∼ 」 につ いて
。松 野豊 氏・流 山市議 会議 員 ※ 第 7回 マ ニ フ ェス ト大賞最優 秀 コ ミュニ ケ ー シ ョン賞
受賞
:2012年 7月 に議 会 で タブ レ ッ トを導入 、2010年 9月 に議 会 で スマー トフ ォ ン
採 決 を実施 。
。君 島雄 一 郎 氏・ 逗子 市議 会議員
:2013年 4月 に議 会 で タブ レ ン トを導入
・ 中山工 輪 男氏・ ソフ トバ ン クモ バ イ ル 株 式会社 ビジネ ス推 進 統括部 首席 エ ヴァ ンジ
ェ リス トに よ り事 業 の推進 につ い て説 明。
◇ コー デ ィネ ー ター
黒川 勝 氏 。横 浜 市会議員 、 マ ニ フェス ト大賞 実行委員 長
派 で タブ レ ッ トを導入
:2013年 3月
に 自民党会
■ 17:30-17:40
「今 後 の 自治 体 経 営 に 関す る ICT活 用 に つ い て 」
株 式会社
NTTデ ー タ に よ り説 明
∼ 終 了後 、意 見 交 換 会 を開 催 ∼
ICTの 活 用 とい つ た新 しい コ ミュニ ケ ー シ ョン戦 略 が 議 会 な どの 地方 政 治 に ど う
影 響す るか を議 論す る 「次世代議 会 の コ ミュニ ケ ー シ ョン戦 略 を考 える」 が 4日 、 5
日の 2日 間、東京都 内で開催 され 、首長 や議員 ・ 企 業担 当者 が議 会や行 政 の ICT導
入 な どに 関す る講演や パ ネ ル デ ィス カ ンシ ヨンを行 つた。 ロー カル ・マ ニ フェス ト推
進 地方議 員連盟 の 「総会 」 と 「サ ミッ ト 2018」 の一 環 と して 開催 され た もの。議員
や 政治 関係 者 を中心 とす る 160人 の来場者 は、パ ネ リス トの活発 な議論 を熱 心 に耳 を
傾 け てい た。 また 、主催 は、地方 自治体や 首長 、議 会 な どの先進 的 な活動や優 れ た取
り組 み を表 彰す る 「マニ フェス ト大賞 2013実 行委員 会 」 と、 「政策型議 員 」 を 目指
す 地方議 員 の集 ま りで あ る 「ロー カル 。マ ニ フェス ト推進 地方議員連盟 」。 11月 に
は 、 マ ニ フ ェス ト大 賞 2013が 開催 され る予 定。
山ICT活 用 で地 方 政 治 は変 わ るか
イベ ン トは 2市 長 の発表か らス ター ト。早稲 田大学教授 の北川 正恭氏を コーディネ
ー ター に、千葉市 の熊谷俊人市長、二重県松阪市 の 山中光茂市長 が 「新 しい コ ミュニ
ケーシ ョン戦略 で 自治 と政策力を鍛 える」をテーマ にパネルデ ィスカ ッションを行 っ
た。
嗣
熊谷俊人・千葉市長
(左 )と
山中光茂・松阪市長
(右 )が 議論
熊谷 氏 は、 2013年 5月 に行 われ た市長選 を通 して ICTを 「市民 が政策 につ い て 考
えて も ら うツール 」 と して位 置 づ け、 Twitterを 利 用 して 市 の 子 どもの 医療 費助成 に
つ い て 市 民 と議論 を繰 り広 げた事例 を紹介 した。 「ICTの 活 用 で は 、市民 同 士 で 会話
が盛 り上 が る こ とが重要 。今 、進 めて い るオ ー プ ンガ バ メ ン トの取 り組 み で も、住 民
目線 で 面 白い仕 掛 けを作 り、行政 と市 民 をつ な いで新 しい価値 を生み 出 した い 」 と述
べ た。
一方 の 山中氏 は、住 民 の声 を反 映 し行 政 に届 け る シス テ ム と して 「シンポ ジ ウム シ
ス テ ム」 「住 民協議 会 」 「官 民 の コ ミュニ ケ ー シ ョン」 の 3つ の コ ミュニ ケ ー シ ョン
の例 をあげた。 「アナ ログに住 民や 民 間 と当た り前 の コ ミュニ ケ ー シ ョンを行 ってい
るだ けで 、『 改革』 では な い 。議員 経 験 もあ るが、市長 と比 べ て議 員 は時 間 が あ る と
思 う。議 員 の役 割 、責任 と して 政策 に関わ つてい つて ほ しい 」 と語 つ た。
続 い て 、 「スマ ー トフ オ ン、 タブ レ ッ ト議 会 の先 進 事例 ∼効果 と課題 を考 え る∼ 」
と題 して千 葉 県流 山市議 会 の松 野豊 氏 、神 奈川 県逗子市議会 議 員 の君 島雄 一 郎 氏 が発
表 を行 つ た。流 山市議 会 では 、2010年 9月 に スマー トフ オ ン採 決 を、2012年 7月 に
は議 会 で タブ レ ッ トを導入 した。 また 、逗 子市議 会 で は、2013年 4月 議 会 で タブ レ
ッ トを導入 して い る。
松 野氏 は 、議会 基本 条例 の制 定 を背景 に 、行 政 の 見 え る化 と市 民参加促 進 の た め の
ツール と して 運用 を始 めた と報告 。活 用 を通 じて 「地方議 会 と して 日々 、市 民 の声 を
聞 く政策 マー ケテ ィ ングの 手法 で政策形 成 を行 つてい きた い 」 と話 した。君 島氏 か ら
は 、 1年 で iPad導 入 まで進 めた経緯 や 、導入 に 226万 円が かか つ た こ とな どが報告
され た。 どち らも情報 共有 、即応 姑応 に よる業務 効 率化や 印刷 代 の 削減 をメ リッ トと
して あげて い る。会場 か らは他事使 用 へ の 対応 につ いての 質 問 が あ り、君 島 氏 は 「一
定 の基 準 は作 っ たが 、何 がいい か は議 員個 人 で考 える よ うに して い る」 とした。
■新 しい コ ミュニ ケー シ ョン手法
∼ 自治体職員 の発表
事例紹介をする武雄市の山田氏 (左 )、 芽室町の西科氏 (右 )
市 の ホー ム ペ ー ジ を フ ェイ ス ブ ッ クに置 き換 えて全 国的 に話 題 に な つ た佐 賀 県武
雄 市 か ら、 同市 つ なが る部 秘 書課長 兼 フェイ ス ブ ック・ シテ ィ課 長 の 山 田恭輔 氏
が登 壇 、 「SNSの コ ミュ ニ ケ ー シ ョン戦 略 で 未 来 の 自治 を拓 く」 と題 した事 例発 表
が あ っ た。地方 が 個性 を競 う時代 に フ ェイ ス ブ ック の活 用 に よ つて 情報発信 力 で先行
した と し、行 政 の 見 え る化 、対応 のス ピー ド化 、議 論 活発 化 で 効果 が あ つた と説 明。
自治 体 の情報発 信 が 即 時対応 で き る よ うにな り、特 に災害 時 の 情報発 信 の 面 で 大 きな
効果 が あ つ た と述 べ た。
北海 道 芽 室 町議 会事務 局長 の 西科純 氏 か らの 「北海 道 大学 公 共政策 大学 院 と連 携 し
た ICT戦 略 、年 12回 発行 す る議 会 だ よ り」 と題 した発 表 で は 、議 会 チ ェ ック の機 能
と して市 民 か ら 「議 会 モ ニ ター 」 「議 会 改革諮 問会議 」 を設 置 、 また有識 者 らで構成
され る 「議 会 サ ポ ー ター 」 と連 携 して議 会 の 改革 を進 めた と した。
:│
3氏 によるパネルディスカ ッシ ョン。左か ら梅村氏、茅根氏、香川 氏
この ほか 、 「議会 の新 しい コ ミュ ニ ケ ー シ ョン手法 を考 え る」 の テ ー マ で行 われ た
パ ネ ル デ ィス カ ッシ ョンで は、 3自 治 体 か ら議 会 と住 民 をつ な ぐ議 会側 の 取 り組 み が
共有 され た。東京都 町 田市・ 議会事務 局調 査法制係 の香川 純 一氏 は 、傍聴 者 の 参力日に
ハ ー ドル を設 けな い 受付 簿 の廃 止 や 、請願者 の議 会参 加 につ い て説 明 した。
東京祁 あ き る野市・議 会事務 局庶務係 主任 の 茅根悟 氏 は、市民 の声 を も とに した議
会 だ よ りの 大幅 リニ ュー アル につ い て紹 介。 「も とも とは読者 のい な い広 報 だ つ た 。
市 民 の 声 をア ンケ ー トで聞 き、ター ゲ ッ トを明確 にす る こ とで 、議 会 ・ 市 民 の た め の
リニ ュー アル にな っ た」 と語 つ た。
神 戸 市会 事務 局長 の梅 村 晋 一 氏 か らは議会 事務 局 フェイ ス ブ ック の 運 営 につ い て 、
議 会 の活 動 を市民 に も つ と伝 えて いか な い とい けな い とい う危機感 の 中で 、双方 向性
や即 時性 に優 れ た フェイ スブ ックが ツール と して採 用 され た と した 。
雲
再 市 告 一
山 下
右 からネ ット選挙座談会で発言す る山下氏、森氏、菅原氏、市 ノ澤、阿部氏
イ ベ ン ト終 了後 には 、座 談会 で 「初 めて の『 ネ ッ ト選 挙』 地方議 員 反省 会 」 を開
催 。 7月 の参 院選 で ネ ッ ト選 挙活 動 に 関 わ つた担 当者 や候補者 か ら、今 回 の 実践 と課
題 につ いて 報告 が あ っ た。参 加者 は 、相模原 市議 会議員 の 阿都 善博 氏 を コー デ ィネ ー
民党 )、 東京都 中野 区議 会議 員 の森 たか ゆ き
氏 (民 主 党 )、 元神 奈川 県議 で み ん な の 党 か ら全 国 比例 区 で立候補 した 菅原 直敏 氏 の
3氏 と、株 式会 社 パ イ プ ドビ ッツ オ ー プ ンデ ー タ推進 事 業部 事 業部長 の 市 ノ澤充。
会 で は 、 日々 の活動 と成果 を積 み 上 げ、選 挙戦 で は、既 存 の選 挙活動 とネ ッ ト選挙活
ター に 、横 浜 市会議 員 の 山下 正 人 氏
(自
動 を通 じてそれ を伝 え る重 要性 に つい て確認 。
佐 賀 県武雄 市
フェイ スブ ックで 「つ なが る武雄 市」 ヘ
ー 行 政 にお け る SNS活 用 の有用性 と可能性一
佐 賀 県武雄 市 つ なが る部 フェイ スブ ック・ シ牙 ィ課 フェイ スブ ンク係 長 山 田恭輔
我 が武 雄 市 は、北部 九 州 の佐 賀 県西部 に位 置す る人 口約 5万 2000人 の小規模都 市
で あ るが 、現在 、全 国 か ら多 くの行 政視 察 にお越 しい ただ いて お り、そ の数 は一 月 で
約 30組 、年 間 で は 200組 を超 え、 そ の視 察 の 目的 の ほ とん どが 「行 政 にお け る フェ
イ ス ブ ックの活用策 」 につ いて で あ る。
こ こで は 、武雄 市 が フェノ
イスブ ックを活 用す る こ とにな っ た経緯 と実 際 の活 用例 に
つ い て ご紹介 した い 。
公 式 ペ ー ジ を フェイ ス ブ ック化
武雄 市 で は 、昨年 8月 、イ ン ター ネ ッ トの公 式 ペ ー ジ を フェイ スブ ックペ ー ジに完
全 移 行 した。 き つか けは、樋 渡啓祐 市長 の一 声。以前 か ら、 ツイ ッター や フェイ ス ブ
ック とい つ た SNSの ヘ ビー ユー ザ ー だ っ た樋 波 市長 が 、自 ら利 用す る中で行 政分野
で の SNS活 用 の 可能性 、有 用性 を確 信 して の英 断だ つ た。
SNSは
、ノー シ ャル・ネ ッ トワー キ ング・サ ー ビス (Social Netwoking Service)
の 略。簡 単 に言 えば 、イ ン ター ネ ッ ト上 の 交流 の場。 趣 味や居住 地 、出身 大学 な どお
互 い の共通 の話題 を通 じて コ ミュニ ケ ー シ ョンを行 っ た り、様 々 な人 とつ なが りを持
っ た りす るイ ン ター ネ ッ トの サ ー ビス で あ る。
フェイ ス ブ ック (Facebook)も 、 そ うした 数 あ る SNSの 一つ だが 、 そ の利 用者
は世 界 で 10億 人。 中国 の 人 口 13億 人 、イ ン ド 12億 人 に次 ぐ 「世 界 で 3番 目の 国」
とも言 われ るほ どの ユ ー ザ ー 数 を誇 る世 界最 大 の SNS。
SNS活
用 の メ リッ ト
武雄 市 が 、SNSの 中 で も フェイ ス ブ ック に注 目、公 式 ペ ー ジの移行 を決 めたのは 、
そ の ユ ー ザ ー 数 の 多 さも さるこ となが ら、何 よ りも フェイ ス ブ ック の一 番 の特徴 とも
言 え る 「実名 制 」 にあ る。
イ ン ター ネ ッ ト上 には 、匿名 で あ る こ とを いい こ とに 、非 常識 な発 言や無 責任 な意
見 、ひや か しや誹謗 中傷 な どが横 行 す るサイ トが数 多 く存在 す る。 しか し、 フェイ ス
ブ ンクは 「実名 制 」つ ま り、それ ぞれ の ユ ー ザ ー が 実名 をきちん と名 乗 るこ とが前提
とされ てお り、そ の こ とに よ つて 、責任 あ る発 言や 具体 的、建 設 的 な意 見 が期待 で き
る こ とか ら、行 政 で も有用 な ツール と考 えた。
も う一点 、 フェイ ス ブ ッ クに限 っ た こ とではな い が 、 SNSを 活 用す るメ リッ トが
あ る。それ は、情報 を発信 す るまで に必 要 な時 間 が大 幅 に短縮 化 で き る こ とだ。武雄
市 の 場合 、従 来 のホー ムペ ー ジで は、HTML言 語 と言 つ た 専 門的 な知識や 技術 を持
つた職 員 2名 が 、イ ンター ネ ッ トで の情報発信 作業 に 当た つてい た。
しか し、全 庁 的 な情報 の発 信 作業 を 2人 で こな さな けれ ばな らず 、そ こが ボ トル ネ
ックにな って しま い 、言 わ ば情報発信 の「リー ドタイ ム 」が長 くな って しま つてい た。
しか し、 フェイ ス ブ ックを活 用す る こ とで、誰 もが 専 門的 な知識 が な くて も簡 単 に
情報 をア ップ す る こ とが で き る よ うにな っ た。
武雄 市 で は 、特 に、職員 390人 全 員 が フエイ ス ブ ックに登録 した こ とに よつ て 、実
際 に情報 を持 つてい る者 が 自 ら情 報 を発 信 で き る体 制 が構 築 で き、 しか も、近年急速
に普及す るモ バ イ ル PCや スマー トフ ォ ン に よ つて 、情報 を持 っ た時点 、場所 で 即時
に情報 を上 げ る こ とが可能 とな っ た こ とで市 役 所 全 体 と して の 「速報性 」「即応性 」
が格 段 に高 ま っ た。
■ フェイ ス ブ ック の活用 例
こ うした SNSや フェイ ス ブ ック の 特徴 、メ リン トを活 かせ る事例 の一つ に大 雨な
どの 際 にお け る災害 情報 が あ る。 今年 は九州 北部地方 も数 度 の 大 雨 に 見舞 われ た が 、
武雄 市 で は 、公 式 ペ ー ジの フェイ ス ブ ック化 を機 に、大 雨 の 際、市 内 の河川 の増水 状
況や道 路 の冠水状況 を画像付 きで随時 ア ップす る よ うに した。
また 、今 で はネ ッ ト上 の 地 図サイ トを活 用 して 、通行 止 め の箇所や解 除 の案 内 も フ
ェイ スブ ック上 で行 つ て い る。
こ う した時 々刻 々 と変 化 す る現場 の状 況 を、しか も ビジュ アル 付 きで発信 で き るの は 、
現場 に急行 し、確認 した職員 がそ の場 で 情報 をア ップ す る こ とに よ つて 、情報 の 陳腐
J性
J性
化 を免 れ られ るか らで あ り、ま さに SNSの 持 つ 「速 報 」「即応 」 に よる ところ
が大 き い。
また 、市 がア ップす る現場 の写真 や情報 の 中 には、市 民や職員 か ら提 供 され た もの
も多 くあ るが 、それ も 「実名 制 」 に よつ て 情報源 の信 頼性 が確保 され て い るか らこそ
で あ る。
そ の ほか 、 こ う した 市 の 取 り組 み に対 して は 、市民 か ら例 えば 「今 まで は大 雨 が 降
り出せ ば心配 にな り、仕 事 を休 んで 家 に帰 ってい たが 、市 の公 式 ペ ー ジ を見れ ば状況
が確 認 で き る よ うにな って助 か っ て い る」 とい つ た感 謝 の声 な ど、具体 的 な反応 を実
名 で い ただ け る の もフェイ ス ブ ックな らで はで あ る と言 え るだ ろ う。
も つ とつ なが る武 雄 市 ヘ
昨年 8月 の フェイ ス ブ ックペ ー ジ移行 か ら 1年 あま りが経過 したが 、現在 の武雄 市
フェイ ス ブ ッ クペ ー ジの フ ァ ン数 は約
2万 人 、 1カ 月 で延 べ 約 330万 件 のア クセ ス
(閲 覧 )を い ただ くま で にな っ た。
この 間、イ ン ター ネ ッ トを通 じた 情報発 信 の あ り方 が 変化 して きて い る と感 じてい る。
野球 に例 えるな ら、 ノ ック型 か らキ ャ ッチ ポ ー ル型 へ 。 つ ま り、以前 は情報 を発信 す
る側 (役 所 )と 受 け るイ
貝l(市 民)が 明確 に分 かれ てお り、情報 は一 方 通行 で あ っ たが 、
フェイ スブ ックを活用す る こ とに よ つて 、市 民 と行 政 の 間 で様 々 な情報 のや り取 りや
意 見 の 交換 が 始 ま ってい る とい うこ とだ 。
本 来 、 自治 体 の活 動 と して 行 うべ きパ ブ リック 。リ レー シ ョンズ (PR活 動 )や 、
果 たす べ き アカ ウ ン タ ビ リテ ィ (説 明責任 )に は 、 ま さに市 民 との 「双方 向」 のや り
取 りが必要 で あ り、 フェイ ス ブ ッかをは じめ と した SNSは 、そ うい う意 味 にお いて
も有 効 な ツー ル で あ る と再 認識 してい る ところで あ る。
SNS・
。・ 見 え る化 ・ ス ピー ド化 ・ 双方 向性 。公 私 い つたい
で きな い → 思 い 込 み
してはな らな い
した くな い →
→
思 い違 い
思 い上 が り
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