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平成28年度第1回八戸市地域保健医療対策協議会議事概要(会議録)

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平成28年度第1回八戸市地域保健医療対策協議会議事概要(会議録)
平成28年度第1回八戸市地域保健医療対策協議会議事概要(会議録)
日時:平成28年7月13日(水)
場所:八戸市庁本館3階
午後1時から
第一委員会室
出席委員:14名
(高木伸也会長、田口豊實副会長、於本章委員、河津俊太郎委員、松尾芳明委員、五戸美智子委員、
平光ルミ子委員、上野裕泰委員、井元紀子委員、石藤清悦委員、白戸江美子委員、石橋陽子委員、
田島博委員、杉山靖子委員)
事務局:
(健康部)
工藤部長、西村次長兼保健総務課長
(健康づくり推進課)
石藤課長、久保健康推進グループリーダー、山田母子保健グループリーダー、
中居成人保健グループリーダー、佐々木感染症対策グループリーダー、
野田保健福祉グループリーダー、四戸主事
(総合保健センター推進室)
司会
岩田次長兼室長、小笠原副室長
定刻となりましたので、ただいまより、平成28年度第1回八戸市地域保健医療対
策協議会を開会いたします。
私、本日の司会を務めます、健康づくり推進課主事の四戸と申します。
どうぞよろしくお願いします。
はじめに本日の出席状況をご報告いたします。高木会長(途中から出席)、山田委員
が都合により出席できないとの連絡をいただいております。
委員15名のうち13名が出席しておりますので、八戸市地域保健医療対策協議会規
則第5条第2項の定めにより、会議が成立しますのでご報告いたします。
どうぞよろしくお願いします。
次に、田口副会長よりごあいさつをお願いします。
田口副会長
高木先生がちょっと来られないみたいですので、私が今日代わりに進行をいたし
ますのでどうぞよろしくお願いします
司会
ありがとうございました。
次に、本日の資料を確認させていただきます。
資料は、あらかじめお送りしておりました「平成28年度保健事業計画」と、
「次第」
「委員名簿」
「資料1
平成27年度保健事業の実績について」
「資料2
平成28年度保健事業計画にかかる事前質問について」
「資料3
新型インフルエンザ等対策行動計画検討部会の設置について」
そのほか、本日、追加の資料として
「席図」
「健康部機構図」
「八戸市地域保健医療対策協議会規則」
1
また、先日お送りしておりました「委員名簿」の井元委員の大学の学部名にこち
らの方で誤りがございましたので、今日差替えの資料として、訂正させていただき
ます。大変失礼いたしました。
資料に不足等ございましたら、お知らせくださるようお願いします。はい、あり
がとうございます。
また、あらかじめお伝えしておきますが、この会議の議事につきましては、八戸
市附属機関の設置及び運営に関する要綱第6条により会議録を公開いたします。
それでは、議事に入らせていただきます。
規則第5条第1項の規定によりまして、協議会の会議は、会長が議長を務めるこ
とになっておりますので、急遽申し訳ありませんが田口副会長よろしくお願いしま
す。
田口副会長
はい、それでは、議事に入ります。初めに議事の1番、
「平成27年度保健事業の実
績について事務局から説明お願いします。
工藤部長
はい、本題に入ります前に、私の方から職員の紹介をさせていただきます。
4月1日に健康部が機構改革ございましたので、健康部の機構図ということで1
枚もののペーパー、今日お渡しした資料でございますけれども、ご覧いただきたい
と思います。上の方が28年度今年度ですけれども、参考までに27年度は下でござい
ます。
まず、部の名称が変わりました。市民健康部でございましたが市民が抜けて、健
康部でございます。課の数は4課1室1学院でございますけれども、去年まで市民
課がございまして、こちらの方が市民防災部に移ってございます。新たに保健総務
課が設置されました。昨年まで健康増進課という名称でしたけれども、健康づくり
推進課という名称になってございます。今年度はこのような体制でございます。
続きまして、職員の方を紹介させていただきます。
まず私、部長の工藤と申します。よろしくお願いします。
健康部次長兼保健総務課長の西村 信夫でございます。
まず、健康づくり推進課の職員をご紹介いたします。
・健康づくり推進課長の石藤 フキ野でございます。
・成人保健グループリーダー中居 裕子でございます。
・感染症対策グループリーダーの佐々木 誠でございます。
・健康推進グループリーダーの久保 緑でございます。
・母子保健グループリーダー山田 啓子でございます。
・保健福祉グループリーダー野田 牧子でございます。
次に総合保健センター推進室職員をご紹介いたします。
・健康部次長兼室長の岩田 真奈でございます。
・副室長の小笠原 光則でございます。
以上でございます。どうぞ、よろしくお願いします。
石藤課長
それでは、
「平成27年度保健事業の実績について」御説明申し上げます。
では、あらかじめお送りしておりました資料1を御準備ください。
2
資料1の1ページをご覧ください。Ⅰ地域保健医療の推進の「1.医療体制の確保」
については、休日又は夜間における急病患者の医療を確保するために実施している
事業でございます。まず、
(1)一次救急医療体制は、軽症の患者を対象としており、
①在宅当番医制、②休日在宅歯科当番医制、③八戸市休日夜間急病診療所の3つの
体制で実施しております。
利用患者数は記載のとおりでございますが、在宅当番医、休日夜間急病診療所の
利用者数はここ3年間では一番少ない状況でした。休日在宅歯科当番医制の利用状
況は年々増加しています。
2ページをご覧ください。
(2)二次救急医療体制でございますが、入院治療を必
要とする程度の重症患者を対象としており、表に記載の八戸赤十字病院、青森労災
病院等の4病院と八戸市立市民病院の輪番制で対応をしております。4病院の取扱
患者総数を合わせますと、記載はございませんが、トータルすると入院が1,690人、
外来が5,593人であり、3年間で一番多い状況でした。
(3)三次救急医療体制は、八戸地域医療圏における緊急を要する重篤・重症な救
急患者を対象としており、八戸市立市民病院の救命救急センターで実施をしており
ます。救命救急センターは一次から三次救急に対応しておりますが、利用者数は
22,430人でした。
3ページAEDの普及啓発状況でございますが、市内施設の設置状況の周知及び
AED等の貸し出し、講習会の開催等を通じて普及啓発を図っているもので、実績
は記載のとおりでございます。なお、設置施設はホームページで公開しております。
5ページから6ページには、定期予防接種実施状況を掲載しております。
子宮頸がんワクチンは、平成25年6月14日から、積極的勧奨を差し控えておりま
すので、接種者は7人と少ない状況です。その他の予防接種状況は表に記載のとおり
でございます。
7ページをご覧ください。任意の予防接種でございますが、
「高齢者肺炎球菌ワク
チン」は、平成27年10月から定期予防接種に移行しております。
8ページをご覧ください。母子保健事業の「1健康教育」の両親学級は、初めて
の子育てを迎える妊婦と夫を対象に出産を迎えるためのこころの準備や親の役割に
ついて学ぶことを目的に開催しており、年々参加者が増加しています。
「2.健康相談」の中の参加者数が増加している2~3歳児発達相談、3~5歳児発
達相談は、心身の発達に遅れや問題のある幼児と保護者を対象実施しているもので
す。また、マタニティ健康相談は妊娠届出時に保健師、助産師等が実施しておりま
す。精神科疾患がある方や不安の強い方、複雑な家庭環境や支援者不在など様々な
問題を抱えている方も増えております。妊娠、出産、子育てとつながる大事な最初
の面接となりますので、丁寧に対応し、必要に応じて医療機関と連携し、家庭訪問
等も行っております。
続きまして9ページ「(2)妊婦歯科健康診査」は、八戸歯科医師会の協力をいただ
き昨年10月1日から開始した事業でございます。受診者は270人
受診率は22.4%でし
た。
その他、乳児一般委託健康診査等乳幼児の健康診査の受診率は増加傾向です。
3
幼児健診を受診していない方には、虐待予防の視点からもできるだけ受けていた
だくよう、電話や家庭訪問を通じて、働きかけています。
10ページをご覧ください。家庭訪問ですが、27年度の実数は減少していますが、
延数は増加しています。
続いて、11ページから成人保健事業でございます。「1.健康教育」の市民健康づ
くり講座は、医師会、歯科医師会、薬剤師会等に委託し様々なテーマで実施してお
ります。
健康相談では、平成27年の庁内健康相談、電話相談の利用者が前年度に比べて少
ない状況ですが、26年度までは当課と南郷保健センターがそれぞれ実施していた数
を合計していましたが、27年度に当課と南郷保健センターが統合いたしましたので、
相談場所が1か所となっております。
庁内相談は保健師や栄養士との個別の面接相談で、前年度に比べ血圧測定を希望
していらっしゃる方が少なくなっているようです。家庭に血圧計が普及しているこ
とで、血圧測定希望が減っているのかと考えています。
食生活改善推進員養成研修会の参加者は、26年度に随分減りましたが、食生活改
善推進員さんに声をかけていただいたり、スーパーにポスターを貼るなど周知に力
を入れ、27年度以降は増加しております。
「3.特定保健指導」は、特定健診の結果により行う保健指導で、対象者が御自分
の健診結果や生活習慣を振り返り、生活習慣の改善のための取り組みを継続できる
ようにするものです。27年度の実績はまだ出ておりませんが、26年度は終了率が増
加しました。
12ページをご覧ください。
(1)がん検診等についてですが、27年度は、子宮頸が
ん検診を除くがん検診で、前年度より受診率とも増加しております。
25年度から、受診率向上のため、医師会と総合健診センターの御協力いただき日
曜日の婦人がん実施しており、昨年度は年2回開催いたしました。
また、総合健診センターでは、独自に毎年 10 月の第3日曜日にも「ジャパン・マ
ンモグラフィー・サンデー」にちなんだ乳がん検診を実施してくださっています。
また、記載はございませんが、がん検診の結果、精密検査が必要な方については、
全員に受けていただけるよう、未受診者には文書や電話で受診勧奨をしております。
精密検査の受診率は検診によりますが、概ね 70~80%台の状況でございます。
がん検診以外では、歯周疾患検診は、すべての対象者への個別勧奨の実施と、歯
科医師会の御協力により、受診者数が伸びてきております。
最後に 14 ページは市の健康増進計画である第2次健康はちのへ 21 の推進につい
ての普及啓発状況でございます。栄養・食生活、身体活動・運動などの領域ごとに、
保健師や栄養士が健康相談や健康教室等で実施した回数、人数を記載しております
のでご覧ください。以上で説明を終わります。
田口副会長
ただいまの説明について、ご質問、ご意見等ございましたらお願いします。
白戸委員
12ページのがん検診の精密検診が、口頭で70~80%の受診率だとお話ありました
が、具体的にどの部分がどれくらいかをお聞きしたいです。精密検診ですので、適
切に的を狙っていくことがあるんでしょうけれども、どこの部分をフォローされて
4
いるのか、その後をどうするのか、ということも含めてお伺いしたいです。
石藤課長
はい、がん検診の精密検査ですけれども、検診によって違いますが、胃がん検診
は大体70%、肺がん検診は大体90%、今年度の状況も今まとめているところなんで
すけれども、26年度のデータで言いますと胃がん検診は70.8%、肺がん検診が
87.8%、大腸がんが65.1%で、ちょっと大腸がんの精密検査の受診率が低い状況で
す。あと、前立腺がん検診は50.7%で前立腺がんもちょっと低いです。乳がん検診
は70.6%、子宮頸がんは79.4%というような状況でございます。がんの精検の未精
検者の方には、一度文書をお送りして受けるように勧めているんですけれども、さ
らには、受けていない方には保健師が電話をしたり、家庭訪問をしたりということ
でお勧めはしていますが、それでも受けない方の理由を伺ってみますと、「忙しい」
とか、「時間が取れない」とか、「自分は大丈夫だと思うから」というようなお答え
をいただくんですけれども、そこをまた必要性を説明しながら、お勧めしている状
況であります。以上です。
(高木会長入室)
田口副会長
白戸委員よろしいですか。
白戸委員
はい。
田口副会長
ほかにございますか。よろしいですか。
それでは次からは高木会長へ進行をお渡しします。
高木会長
はい、それでは2番「平成28年度保健事業計画について」事務局から説明お願い
します。
岩田次長
それでは、
「平成 28 年度保健事業計画」について、ご説明申し上げます。座って
説明させていただきます。
冊子の2ページをお開き願います。
「Ⅰ
地域保健医療の推進」でありますが、まず、
「1.附属機関」につきまして
は、本協議会をはじめとする4つの附属機関を設置しており、市民の健康を守るた
めの各種調査・検討・審議などを行っております。
3ページに参りまして、「2.医療体制の確保」についてですが、(1)の一次救急
医療体制として、①の在宅当番医制運営事業は、休日又は夜間における一次救急医
療体制を確保するためのものであり、八戸市医師会に運営を委託しております。
②の休日在宅歯科当番医制運営事業は、休日における歯科救急医療体制を確保す
るためのものであり、八戸歯科医師会に運営を委託しております。
③の八戸市休日夜間急病診療所は、休日又は夜間における急病患者への医療の確
保を図るため、八戸市が診療所を開設しており、八戸市医師会を指定管理者として
指定しております。
(2)の二次救急医療体制として、土曜・休日又は平日夜間における入院治療を必
要とする重症救急患者の医療を確保するため、5つの医療機関の参加により病院群
輪番制を実施いたしております。
(3)の三次救急医療体制としては、八戸地域医療圏における緊急を要する重篤・
5
重症な救急患者の医療を確保するため、市民病院内に救急救命センターを設置し、
24 時間体制で対応いたしております。
4ページに参りまして、(4)の青森県救急医療情報システムにつきましては、県内
の医療機関や薬局、消防機関などをインターネットで結び、関係機関の情報を共有
するシステムです。
県民向けシステムでは、医療機関の基本情報やアクセス方法などを検索すること
ができ、休日・夜間の救急医療を担う休日夜間急患センターや休日夜間当番医等の
情報も見ることができます。
また、医療機関や消防機関向けシステムでは、救急患者や転送を必要とする重症
救急患者に対して適切な医療を確保するため、市内や近隣市町村の医療機関の応需
状況や空きベッド数を管理しており、消防機関等の搬送業務の効率化が図られてお
ります。
「3.健康・医療情報ネットワークシステム事業」につきましては、(1)の健康・
医療情報ネットワークシステムを八戸市と医師会、歯科医師会、薬剤師会とで運用
しており、検査データ配信システムや、会員サービスシステムなどの会員向けサー
ビスのほか、一般向けにも在宅当番医や医療機関案内、健康一口メモなどの情報を
提供しております。
(2)の乳幼児行政システムは、乳幼児の健康管理の効率化のため、予防接種や健康
診査、健康相談、家庭訪問の概要などの個人情報の管理を行っております。
5ページに参りまして、
「4.献血推進事業」につきましては、市内の献血バスの
運行や、各事業所、学校、各種団体などの献血の実施、ライオンズクラブなどボラ
ンティア団体等の協力による街頭献血の実施のほか、各事業所などにチラシ・ポス
ター等を配布し、献血の協力を依頼したり、青森県献血推進員による全血及び成分
献血の推進を通じて、献血思想の普及に努めております。
「5.AED 普及啓発事業」につきましては、ホームページへの市内の AED マップ
の掲載や、AED 本体及び講習用機器の貸出などによる AED の普及啓発に努めるとと
もに、市民ボランティアサークル「いのちの輪」と連携し、救命講習会を開催して
おります。
「6.看護師等修学資金貸与事業」につきましては、市内の養成施設の在学者に
修学資金を貸与することで、市内の医療施設等における看護師、准看護師の確保を
図るものでありまして、例年 10 名程度の新規貸与を行っておりますが、今年度は
17 名の応募があり、審査の結果、すべての方に貸与できる見込みとなっております。
なお、本事業の対象となる養成施設についてですが、今年度から八戸学院大学に
おいて4年制の看護学科を開設したため、新たに対象に加えており、現在6施設が
対象となっております。
以上で、説明を終わらせていただきます。
石藤課長
それでは、引き続きの 6 ページからご説明申し上げます。
6 ページからは、予防接種、母子・成人・高齢者保健事業、健康づくり推進事業等
を掲載しております。昨年度と比べて、実施体制を変更している部分や追加してお
知らせしたいこと等を中心にご説明いたします。
6
では、
「Ⅱ
予防接種事業」でございますが、現在、市が実施している予防接種は、
6 ページから 10 ページに記載されているとおりで、昨年度と同様でございますが、
先月 6 月 22 日に予防接種法施行令の一部が改正されまして、10 月 1 日から「B 型
肝炎予防接種」が定期予防接種として追加されることとなりました。
この事業計画には掲載されておりませんが、
「B 型肝炎予防接種」は、1 歳に至る
までの間にあるお子様を対象に、標準的には生後2か月と生後3か月、生後7か月
から8か月に3回ワクチンを接種することとなります。
市で実施するにあたり、医師会をはじめ、各受託医療機関にご協力いただきなが
ら、対象になる方には個別通知や、広報、ホームページ等により周知し、準備をす
すめて参ります。
次に、11 ページをご覧ください。「Ⅲ
母子保健事業」の「1健康教育」の「(2)
すくすく離乳食教室」についてご説明いたします。
この教室は、生後3~4か月までの乳児と保護者の方を対象に、1 回 25 組の方を定
員として、昨年度まで、年 12 回開催しておりましたが、参加希望者が増え、定員を
上回ることから、今年度は 6 回増やし、年 18 回として開催しております。
では、16 ページをご覧ください。「健康診査」の中の「(7)
1歳6か月児及び3
歳児精神発達 精密健康診査」でございますが、当事業は、「1歳6か月児健康診査
及び3歳児健康診査の結果、精神発達面の精密健康診査が必要と認められた児」を
対象に、心理検査や保護者への助言を実施している事業で、必要に応じ、医療機関
や療育機関などの専門機関を紹介し、児の成長発達に対する早期援助を行っている
事業です。
相談希望者の増加とともに予約待ちの期間が長くなってきたため、早い時期に相
談できるよう、心理判定員 2 名で実施していたところを 1 人増員し 3 名で実施して
おります。
次に、23 ページをご覧ください。「(2)がん検診」でございます。市のがん検診の
受診率は 20%~30%で推移しておりますが、がんによる死亡率を低下させるために
は、50%以上のがん検診受診率が必要といわれております。
検診受診率向上のため周知に努めているところですが、特に、受診率が低い、婦人
がん検診に対して、今年度も医師会、総合健診センターのご協力をいただき日曜日
の婦人がん検診を年 2 回実施いたします。
また、今年度の新たな取り組みとして、国の「新たなステージに入ったがん検診
の総合事業」に基づいた、
「かかりつけ医による受診勧奨事業」を検討しているとこ
ろでございます。この事業は、患者さんの受診時に、かかりつけ医師から「がん検
診を受けているかどうか聞いていただき、受けていない患者さんに検診を紹介する
リーフレットを配布していただく」という事業で、現在、がん検診の受託医療機関
にリーフレットを置いていただくよう医師会にご相談させていただいているところ
でございます。
また、24 ページ「(3)歯周病検診」は、歯科医師会のご協力をいただき実施してお
ります。昨年度から対象者全員に個別通知をしていますが、さらに受診者の増加を
図るため、今年度は新たに、無料受診券を同封する方法で個別通知を実施していま
7
す。
では、次に 29 ページをご覧ください。
「Ⅶ
健康づくり推進事業」
「1
第2次健
康はちのへ 21 の推進」でございますが、本計画は 25 年度に策定しており、現在、
地域の町内会、学校や新聞社に健康づくりの記事を掲載していただくなど関係機関
にご協力いただき健康づくりを推進しているところでございます。
周知の一環としまして、「健康はちのへ 21 の日」である 8 月 21 日に健康寿命ア
ップキャンペーンを「はっち」で開催しておりまして、今年度は、
「健康寿命アップ
のための講話」や「受動喫煙防止の街頭キャンペーン」、看護協会の「まちの保健室」
や食生活改善推進員協議会にもご協力いただき、健康づくりの普及を行うこととし
ています。
同じく 29 ページの「2
保健推進員活動」でございますが、
各町内に設置されている、保健推進員は、現在653人おり、地域の健康づくりのリ
ーダーとして、第2次健康はちのへ21の推進、健診、健康教室等の保健事業の周知
等を行っています。合わせて各地区の保健推進員の代表により「八戸の健康まもり
隊」を構成しており、どのようにしたら、より、市民への健康づくりを普及できる
か一緒に検討しております。 その一環として、3月に各世帯に配布される「わが家
の健康カレンダー」にも掲載しておりますが、
「誰でも無理なく簡単にできる健康体
操」を保健推進員が創作し、現在、地域の中で、健康体操を普及しながら、健康づ
くりの推進をしているところです。
これら事業を実施することにより、この保健事業計画の1ページにもどりますが、
すべての市民が共に支えあい、健康で生きがいのある住みよいまち」をめざし、乳
幼児から高齢者に至るまで、あらゆる年代に応じた健康づくり事業を推進していき
たいと考えております。
以上で、28年度保健事業計画についての説明を終わります
高木会長
はいありがとうございました。ただいま事務局から説明ありましたが、委員の皆
様からご質問、ご意見等ございましたらお願いします。何かございませんか。よろ
しいでしょうか。
では次に参ります。①事前質問等について事務局から説明願いします。
中居GL
はい、それでは平成28年度保健事業計画への事前質問等についてご説明いたしま
す。座って説明させていただきます。事前に委員の皆様からいただいたご質問を「資
料2」にまとめております。それでは説明いたします。
田島委員から市として「短命県返上」対策に向けて、どの事業について力を入れ
て取り組むことが大切であるか協議してはどうか。また、県全体としてどのような
点に重点を置いて取り組みをしているのか伺いたい。とのご質問ですが、市では、
健康増進計画「健康はちのへ21」に基づきまして、早世の減少と健康寿命の延伸を
目指し、がん予防、糖尿病予防、脳血管疾患予防、歯・口腔の健康づくり、こころ
の健康づくりを重点戦略に掲げて取り組んでおります。この重点戦略につきまして
は、がん予防、糖尿病予防、脳血管疾患予防、こころの健康づくりは自殺というこ
とに繋がってきますが、死亡率が高いこと、また、歯・口腔の健康づくりにつきまし
8
ては、八戸市歯科口腔保健の推進に関する条例を策定し、歯の健康づくりに力を入
れていくこととして、重点といたしました。計画の進捗管理につきましては、八戸
市健康福祉審議会の健康・保健部会となっておりまして、来年度は中間評価を行い、
必要に応じて、計画の見直しをすることとしております。今後は、医療対策協議会
で出されたご意見も参考にしまして、併せて検討していきたいと考えております。
高木会長
田島委員はいかがでしょうか。
田島委員
大変一生懸命取り組んでいることがよく分かります。ただ、県の短命県返上の推
進会議みたいなのがあったと思うんですが、それに市からも誰か行かれていると思
いますが、そういう点で、県全体としてどういう方向に取り組みが行われているの
か、青森県全体で特に力を入れているのはどれか、そういうのをお聞きできればと
思います。
石藤課長
市から県の会議の出席はしているかどうかですね、保健所の県の推進状況につい
ては、白戸委員から補足していただければと思います。
白戸委員
保健所の白戸でございます。お世話になっております。座って説明させていただ
きます。
今ご質問ありました会議ですけれども、保健所の中ではなくて、各部の中に部会
がありまして、さらに上のところが知事が全体的な会を仕切るということで健康あ
おもり21があるんですがその会議にはそれぞれ、例えば食生活改善推進員協議会の
会長であるとか、いろんな各委員の方、もちろん医師会の先生方も入れて年に1回
審議会があります。その部分のところでこの間会議があったんですけれども、青森
県全体ではご承知のとおり、大きな課題としては若くして亡くなる方の減少と健康
事業の延伸という大きな目標がありまして、県の方での大きな目標にそれぞれ市町
村でも同じような形で目標を掲げて取り組んでおります。
県全体で何が問題かというと、色々なテレビとか新聞でご承知だとは思うのです
が、平均寿命がワースト1最下位ということで、特に男性が昭和50年からかれこれ
40年近く最下位に加えて、女性も平成7年から最下位ということで両者とも平均寿
命が全国最下位の状況にある。さらに死亡率の状況を見ますと、特にがんで亡くな
っている方、あるいは糖尿病・心疾患・人工透析の方の亡くなっている率が全国で
一番悪い。これらが大きい課題です。
また、さらには多分皆さん考えてみるとそうだなと思われると思いますが、たば
こ、特に男性の喫煙率、それから同じくお酒をよく飲む方、これもワースト1とい
うところで、さらにはなかなか運動不足で、歩行数に関してもワースト1近くとい
う状況にあります。さらには肥満・塩を取りすぎるという大きな生活習慣病に関す
る問題を抱えております。さらには今一生懸命市の方で先ほど受診率がと言ったん
ですけど、健診の受診率が低い割には、さらには受診の遅れですね、頑張って頑張
って何とかなるかなと思っていても病院に行ったら手遅れというのも、県全体の大
きな健康課題になっております。
今一番大きな問題が、40~50台の壮年期の男性の死亡率がとても高い。長野県と
青森県を並べると、特に働き盛りの45~49歳の男性の死亡率の割合が長野県の2.1
9
倍、つまり長野県の2.1倍余計に多く死んでいるということになります。この平均
寿命の差がちょっとではなくて、壮年期の方々が多くなっている。従ってその分生
活習慣病の対策が今大きな喫緊の課題になりますよということで、今色々と耳にし
ているかとは思うんですけれども、この間まではヘルス・リテラシーというちょっ
とわかりにくいお言葉だったとは思うんですけども、要は正しい健康・医療に関す
る知識を持って、自ら主体的に健康づくりを実践していくという「健やか力」が今
とても大切ですということで、今ご出席頂いております医師会のほうに青森県とし
ても普及啓発をはかるということで医師会の方に委託をかけまして、健やか力推進
センターのところでいろんな市町村の壮年期の方ところに出向いていって、健康力
の普及啓発、知識だけでなく一緒に運動したりとかそういう方で今健康力を深めて
いっています。さらにはなかなか壮年期全部をフォローできるわけではありません
ので子ども会の方の健康づくり・より良い習慣ということで今年度中心的な事業の
紹介をさせて頂きますと、がんになって亡くなる方が圧倒的に多いので、子どもの
時からがんに対する正しい知識を得ましょうということで、親子でがんの病気のこ
とを知ろうという事業を進めていくと。それで通年と違うのが、子供を巻き込みな
がらというところを今重点的にしていきましょうかとかですね、それからやはりが
んの部分のところもあるんですが、がんの患者さんに対しての寄り添ってのサポー
ト・支援者への対策というところ。もちろん市町村で取り組んでいる、先ほど言っ
たがん検診の受診率のアップ、検診のデータの精度管理というところも取り組んで
おりまして、ぜひ地元の健診を受けていないみなさんに、それぞれの立場で健診を
受けてくださいとお伝えして頂ければありがたいと思います。
それから青森県は糖尿病もとても大きな問題になっておりまして、それもやはり
いろんな対策として医師会にご協力いただきながら、受診された方が定期的に食事
指導につながるようにということで行政と医師の連携という事業をさせて頂いてお
ります。さらには治療を中断されている方に関して、治療につながるような健診の
受診率のアップということで事業を今組み立てております。
さらには大きなところではたばこ対策として、今こちらの地域の八戸保健所の方
では職域の方々を対象として、たばこの研修会をさせて頂いております。もちろん
市町村におかれましては、小学校とか中学校とか色々なところに出向きまして、健
康教育というところも取り組んでいると思います。
もうひとつ大きなところでは自殺です。平成15年のデータを見ますと、青森県は
本当に5本の指に入っている自殺の率の高さが見てとれます。平成15年だけのデー
タを見ますと576人も亡くなっているんですけれども、平成27年度のデータを見ます
と半減されてということで267人と300人ぐらい減少しております。これはやはりゲ
ートキーパーの回り皆さんが、早くに気がついて見回りというところの中で、いろ
んなところにつながりながら、あるいは市町村民も一生懸命取り組まれております
ので、色んな場面のところで、そういう風な自殺対策、特に若い方や高齢者のとこ
ろ、今やっと壮年期の方の自殺率のところが減少しておりますけれども、そういう
ところで色々な健康づくりとか色んなところにまた取り組んで頂ければありがたい
と思います。とりあえず県としてはこのような形で推移を見ながら取り組ませて頂
10
きたいところです。
高木会長
はい、どうも非常に丁寧な説明ありがとうございます。田島委員、よろしいでし
ょうか。
田島委員
はい、どうもありがとうございました。
どういうところが課題で、どのように取り組んでいるかが分からないものですか
ら、この際聞いておきたいと思います。今投票率の問題がありますが、ずっと最下
位になっていたのが今ぐっと上がったって言うから、やっぱり集中・工夫して取り
組むとやっぱり上げることができるという考えをちらっと頭の中に入れてきたもの
ですから。
高木会長
はい、では、杉山委員どうぞ。
杉山委員
はい。ただ今県民局の方のお話からも、それから市の冊子からも、本当に大変な
広範囲な分野に対して適切に施策を進めているなとよく伝わって参ります。市民と
してありがたいと思います。一般市民としてちょっと感じていることがあるのです
が、啓蒙に関して、広報はちのへとかわが家の健康カレンダーとか、7月頃にも認
知症サポーターになりませんとか新しい施策が伝えられております。それはすばら
しいことだと思うんですけれども、また新聞に健康・病気に関する様々な情報とい
うのがとっても目に入りやすくて分かりやすいんですね。それも大変役立っており
ますので、今後も是非新聞とかテレビを使った健康への情報
自分が健康を害して
初めて分かったりするのが人間ですので、忙しさのために自分を忘れている、たと
えば小さいお子さんを抱えた人とかですね、結局後回しになって気がついたときに
はもう遅いということがありますので、情報ってとても大事だと思います。具体的
に目に入りやすい情報ですね。ただ、短命県返上というのも素晴らしいんですけれ
ども、パフォーマンス的なものでなくて、きちんと継続して続いていくような、そ
ういう施策がいくつでも良いから、少なくてもちゃんと続いていくことが、これか
ら新しいことを始めるにしても必要だと思います。よろしくお願いしたいと思いま
す。
もうひとつ町に住んでいて感じることは、私だけなのかなと思ってたまに友達と
話すんですが、公衆衛生に関して、今そんなに風邪は流行ってないですけども、風
邪の季節とかですね、お祭りの大変人が溢れるようなときとか、衛生に関しての公
衆衛生をもっとアピールしていかなければならないのではないかなということをよ
く感じます。例えば食堂とかレストランに行って、厨房で咳が聞こえているという
こともありますし、例えばケーキとかを買ったときに素手とか、そういうのはかな
り都会的でないなあという感じを持つことがありますが、これは一般市民の民度の
問題ですけれども、公的な方面からもマスコミの方面からも、それを言っていかな
ければならないのではないかということを感じております。以上2つです。
高木会長
はい。ただ今のご意見に対して何かありますか。特にないですか?
石藤課長
ご意見を取り入れていきたいと思います。
杉山委員
もうひとつ、できればという問題なんですけども、前にもお願いしたことがある
んですが、今は良いんですけれど、風邪が大変猛威をふるう時期になった時に、こ
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の協議会は春と冬ですよね、真ん中あたりに必要なのではないかという気がいつも
しております。ただ、経費の問題でありますとか、色々大変なことがあるんでしょ
うけど、私自身は謝礼いらないので、もう一回でもあったほうが良いんじゃないか
なぁという希望を持っております。
高木会長
はい、そのへんはじっくりと検討したいと思います。よろしいでしょうか。
その他何かご意見はございますか。よろしいですか。
それでは次に各団体からの活動報告ということなんですけれども、食生活改善推
進員協議会の石橋委員から申し出がありましたので、よろしくお願いします。
石橋委員
石橋です、よろしくお願いします。座って説明いたしたいと思います。
八戸市食生活改善推進協議会と申しますけれども、普通は「八栄会」と言ってお
ります。今年度も短命県返上のために、
「だし活」で減塩活動を継続するということ
です。そして会員による「カムカム簡単レシピ」歯にも身体にもよいアイデア料理
を募集いたします。9月25日の八戸市環境健康フェスタで発表し、試食も行います。
試食は2品作りまして、1~2口ぐらいの簡単なつくりなんですけれども、それを
1,000食作りまして、全部で2,000食作ります。その他市と県からの委託事業も実施
いたしまして、計88回ぐらい活動しております。そしてこの環境健康フェスタで発
表した試食ですが、これはわが家の健康カレンダーで紹介しておりますのでご覧く
ださい。以上でございます。
高木会長
はい、ただ今の活動報告に対して、何かご意見はありますでしょうか。
よろしいですか。それでは続きまして、議事の3番「新型インフルエンザ等対策
行動計画検討部会の設置について」市のほうからお願いします。
佐々木GL
はい、感染症対策グループの佐々木でございます。議事の3番「新型インフルエ
ンザ等対策行動計画検討部会の設置について」ご説明を申し上げます。資料3をご
覧願います。
まず一つ目、市行動計画策定の経緯でございますが、新型インフルエンザや新感
染症などからの国民の生活・健康の保護を目的として、平成25年に「新型インフル
エンザ等対策特別措置法」が施行されております。これに基づきまして、市として
は27年2月に「新型インフルエンザ等対策八戸市行動計画」を策定いたしました。
この策定にあたっては、本協議会の委員の先生にもご協力・ご審議をいただいて、
策定作業を進め、2月の本協議会においてもご報告はさせて頂いたところでありま
す。
二つ目、市行動計画改定の理由でございますが、この計画については、特措法第
8条において、策定をしなければならないということで義務付けられております。
本市は平成29年1月に保健所を設置して中核市に移行することから、新たにサーベ
イランスや情報収集等、保健所設置市としての役割を担わなければならないという
状況になりますので、これらの役割を追加した行動計画に改定するものというよう
な理由でございます。
本協議会において部会設置をして頂きたいということになるんですが、その趣旨
でございますが、計画を作成・変更しようとするときは、あらかじめ、感染症に関
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する専門的な知識を有する者その他の学識経験者の意見を聞くこととされており
ます。そのため、今回の改定にあたっても、感染症に関する専門的な知識を有する
方あるいはその他の学識経験者の意見をお伺いしたいというもので、本日お配りし
ました八戸市地域保健医療対策協議会規則に基づいて部会を設置して、専門的な意
見を伺うというものでございます。
その検討部会の構成でございますが、本日お配りした本協議会の規則第6条にお
いて、協議会に、地域における保健医療機関に関し専門的な調査及び検討をするた
め、必要に応じて部会を置くことができるとなっております。第6条第2項におい
ては、部会は、協議会の会長が指名した委員及び次条第1項に規定する専門委員を
もって組織するとなっております。また、第7条において、協議会は、専門の事項
について調査及び検討をさせるため、専門委員を置くことができる。第2項におい
て、専門委員は、関係団体の役職員、学識経験者、関係行政機関の職員等のうちか
ら、市長が委嘱するという風な規定があります。これに基づいて部会を設置いたし
たいというものでございます。
資料3の裏面に参りまして、今後のスケジュールの予定でございますが、本年7
月に行動計画改定案の作成に着手をし、地域保健医療対策協議会において、部会設
置と指名委員の指名をお願いしたいというものでございます。8月に第1回の部会
を開き、意見をお伺いした後、10月には第2回目の部会を開催し、パブリックコメ
ントを経て11月には行動計画を改定し、29年1月には中核市に移行したいというふ
ようなスケジュールを今のところ考えております。ということで、この部会の設置
について、委員の皆様に御諮りをしたいというものでございます。
高木会長
はい、ありがとうございます。ただ今の説明について何かご意見ご質問はござい
ますでしょうか。中核市になるということで作られていくということですが、特に
ありませんか。特になければ、ただ今の説明のとおり、部会を設置することにいた
します。また、部会を構成するメンバーですが、協議会規則第6条第2項、協議会
会長が指名する委員として、
八戸市医師会の於本章委員、
八戸市総合健診センターの河津俊太郎委員、
八戸市歯科医師会の松尾芳明委員、
八戸市薬剤師会の山田文義委員、
青森県看護協会三八支部の五戸美智子委員、
以上の5名を指名したいと存じます。ただ今指名のありました委員の皆様、どう
ぞよろしくお願いいたします。本日欠席の山田委員につきましては、事前に承諾を
得ておりますことを申し添えます。
それでは専門委員の委嘱につきましては、事務局から説明をお願いいたします。
佐々木GL
はい、規則第7条に規定する専門委員につきましては、前回部会を設置した時と
同様に、地域経済並びに感染症対策を所管する行政機関であります、八戸商工会議
所様、青森県三八地域県民局様からそれぞれ1名を後日ご推薦いただいて、市長が
委嘱したいと存じます。なお、これにより部会を構成するメンバーは指名委員と合
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わせて7名になります。以上で説明を終わります。
高木会長
ただ今の説明について、ご意見、ご質問はありますでしょうか。
では事務局の説明のとおり承認することといたします。
議事の最後の「その他」ですけれども、何かございますでしょうか。
高木会長
私からひとつよろしいでしょうか。さっきも話が出たんですけれども、まずがん
の予防ですね、一つに子宮頸がんワクチンというのがあったんですけれども、それ
が一つ。もう一つ今最近始められているのが、ピロリ菌の検診です。今年の4月か
ら佐賀県と大阪府の高槻市で開始しているんです。いずれも中学生を対象に、片方
が中学2年生を対象に、もう片方が中学3年生を対象としています。最初抗体の検
査をして、その後精密検査をして、感染が明らかになればそこで除菌をして、その
後除菌の判定をするというスケジュールになっております。中学2、3年生だと、
だいたい陽性率は5%ぐらいと言われています。ちょっと試算してみたんですけど、
そんなにお金はかからないですが、これはずっと続けていかなければならないもの
です。佐賀県の人口がだいたい87万、高槻市は35万の都市です。必ずしも全額補助
ではなくて、最初の検査は無料ですけれども、除菌とか判定とかは補助金を出すと
いう形があるということです。実際始めている自治体がありますので、どの自治体
でも自分が最初にやりたくないというところはあると思いますので、八戸市でも検
討して頂きたいと思います。この間実は県の会議でも言ったんですが、県の健康福
祉部の人に金がないということを言われてしまいました。だから本当は県全体でや
ればいいんですけれども、県はそういう態度なので、八戸市だけでもやって頂けれ
ばと思っております。本当に最初の検査代は安いです。最初の検査は普通おしっこ
でやるんですよ。今薬剤師会が検尿をやってますよね。中学生とか小学生のやつで
すけれども。それに乗っかればかなりやりやすいのではないかなと思うので、検討
してみてください。
石藤課長
検討したいと思います。
田口副会長
中核市記念でやってみてはいかがですか。
高木会長
今大人はピロリ菌に対して関心が高くて、慢性胃炎や胃潰瘍などで、保険で除菌
ができますのでどんどんやっておりますが、それとはまた別に根を絶つという意味
で、子ども・中学生のうちからやるというのは非常に良いことだと思います。だい
たい胃がんのうちの8割以上はこのピロリ菌だと言われていますので。60代以上の
人は大抵持ってますね。
石橋委員
すみません、ピロリ菌というのはどこからくるものなんですか。
高木会長
土の中に本来はあるんですが、昔よく泥んこ遊びしましたよね、不衛生というか。
あと昔の人は子どもによく口移しとかですね、経口感染ですね。
高木会長
その他、何かありますか。事務局は何かありますか。
石藤課長
はい、たくさんのご意見ありがとうございました。今後の会議の開催について、
お知らせしたいと思います。今後の開催についてでございますが、来年の1月に市
に保健所が設置されます。それに伴い新たな業務も出てきますので、そのお知らせ
もしたいと考えております。現在のところ、10月以降にあと2回開催したいと考え
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ております。日程が決まり次第お知らせしたいと思いますので、どうぞよろしくお
願いします。
高木会長
はい、その他何かありますでしょうか。
それでは、これをもちまして議事を終了し、司会の方へ進行をお返ししたいと思
います。本日は遅れて誠に申し訳ありませんでした。
司会
はい、ありがとうございました。では、これをもちまして、八戸市地域保健医療
対策協議会を閉会いたします。本日はお忙しい中ご出席いただき、どうもありがと
うございました。
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