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首の姿勢

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首の姿勢
し せ い の 話 (3・4年)
今日のミニ保健指導は,姿勢のお話をします。
みなさん,教室での姿勢はどうですか?
・ゆりいす
・机と顔が近い(目が近い)背中は猫背
・ほおづえをついて,背中は猫背
・肩下がり
・ふんぞり返り
どうですか。身に覚えはありませんか?
こんなよくない姿勢を続けていると,背骨や腰の骨が曲がってしまいますよ。
背骨は,アルファベットのSの字のようにカーブしています。
背骨を大きく分けると,「首の骨」「背中の骨」「腰の骨」「おしりの骨」の4種類 に
なります。
「首の骨」は,7個あります。
首の骨は,前後や横に曲がるほか,まわりを見回す回転もできます。
「背中の骨」は,12個の骨がつながってできています。
この骨は,肺や心臓などを守る“ろっ骨”がつながっているので,あまり動かすこと は
できません。
「腰の骨」は,5個の骨がつながってできています。
首の骨ほどではありませんが,動かすことができます。
そして,「おしりの骨」 この骨は人によって違いがありますが,8~ 10 個の骨が
組み合わさってできています。
背骨を全部合わせると,32 ~ 34 個になります。
一つひとつの骨をつないでいるのは「椎間板」というやわらかい骨です。
首を回したり,背中を曲げたり,腰を動かしたりできるのは,この椎間板のおかげです。
また,背骨の中やまわりには,体の信号を脳に伝えたり,脳からの命令を体に伝えたり
する「神経」がたくさん通っています。
背骨は命を支えていると言っていいほど大切な働きをしています。
-1-
先生は,こんなに大切な背骨のシャツを作りました。
誰か着てくれる人いますか?
モデル
それでは,はじめに
よい姿勢で立ってください。
背骨はどうですか?
いすに座らせて・・
・ほおづえ
猫背
【猫背】
【肩さがり】
モデルを見て,気づいたことを発表させる。
・肩さがり
前かがみの姿勢を続けていると,背中が丸くなって猫背になってしまいます。
猫背は,よくない姿勢のナンバーワンです。
また,肩が下がっている姿勢を続けていると,こんな骨になってしまいます。
みなさんのように成長しているやわらかい骨は,よくない姿勢を続けていると,
いつの間にか曲がってしまって,大人になってももとにもどりにくくなってしまいます。
よくない姿勢がくせになるとどうなるでしょうか?
・肩がこったり,腰が痛くなったりします。
・内臓の働きが悪くなります。また,身長の伸びが遅れます。
・歯並びが悪くなったり,むし歯になったりしやすくなります。
・目が疲れて視力が下がります。
・集中力がなくなって,勉強がはかどらなくなります。
・心の病気になることがあります。
このように,よくない姿勢が原因でいろいろな病気になってしまうことがあります。
「よくない姿勢は万病のもと」と言われるぐらい,姿勢と健康はとても深いつながり が
あります。
-2-
それでは,背骨の曲がりを防ぐためのふだんの注意をお話します。
○ 本を読むときは,背すじを伸ばし,本から 30cm ぐらい目を離しましょう。
(おへそをつき出すようにすると,背骨がピンとなりますよ。その場所でやって
みましょう。)また,ひじをついたり,ほおづえをついたりするのもやめようね。
○ 食事のときは,背すじをのばし,はしや茶わんを正しく持ちましょう。
また,食器に口を近づけて食べる犬食いはやめましょう。
○ テレビを見るときは,イスやソファーに座って見ましょう。
寝そべったり,画面に顔を近づけて見るのはやめようね。
○ 寝るときは,できたら硬めの布団で寝ましょう。やわらかい布団は,背骨が
曲がりやすくなります。
背すじを伸ばした「いきいき姿勢」は,みなさんの心とからだを元気にしてくれます。
ふだんの生活で今日の話を時々思い出して,大人になってもよい姿勢でいられるように,
「いきいき姿勢」ができるようにしましょう。
これで,姿勢のお話を終わります。
-3-
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