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開催状況及び会議録

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開催状況及び会議録
吹田市個人情報保護審議会
会議録(第42回)
開催日
平成25年(2013年)10 月28日(月曜日)
開催時間
(開会)午後2時10分
場所
吹田市役所
会議次第
1
(閉会)午後3時40分
高層棟4階
特別会議室
諮問案件
公金の金融機関振替データ伝送に係る個人情報の保護について
(国民健康保険室・介護保険課・納税課・保育幼稚園課・児童育成課・
住宅政策室・スポーツ推進室)
2
報告案件
(1)
給与支払報告書等の電子データによる提出法定化について
(会計室)
(2)
戸籍副本データ伝送法定化について
(市民課)
(3)
プライム事件その後の活動報告について
(市民課)
3
出席委員
その他
会長
岡
豪敏
岩城
伸
大野
春治
岡
立山
さち子
益尾
宏之
山本
恵三
至
黒岩
哲夫
矢倉
昌子
木下
寛和
欠席委員
副会長
吉岡
出席市委員
市民生活部長
市民生活部次長
五寳
正康
市民生活部市民相談室長
大森
雅文
市民生活部市民相談室情報公開課長
市民生活部市民相談室情報公開課主任
福祉保健部長
福祉保健部次長
守谷
齋藤
宏一
啓介
昇
-1-
速水
藤原
靖
優子
川内
通生
福祉保健部国民健康保険室長
後藤
仁
福祉保健部国民健康保険室参事
大重
寛孝
福祉保健部国民健康保険室主査
北野
康子
福祉保健部高齢福祉室介護保険課主幹
竹本
市民生活部税務室長
野口
裕康
市民生活部総括参事(納税課帳事務取扱)
市民生活部税務室参事(納税課)
市民生活部税務室納税課主査
當
樋上
彰子
行政経営部情報政策室主査
谷口
博之
こども部こども育成室保育幼稚園課主任
こども部こども育成室児童育成課主査
小川
日比
準
康二
隆治
教育委員会地域教育部スポーツ推進室主管
山内
教育委員会地域教育部スポーツ推進室主査
金
会計管理者
会計室長
西山
服部
健一
伸顕
藤本
垣内
橋本
義久
行政経営部情報政策室主査
都市整備部住宅政策室主任
和倫
和子
哲
均
高佳
会計室参事
竹嶋
久美子
会計室主査
中川
知子
市民生活部市民生活室長
田中
秀佳
市民生活部市民生活室市民課長
野村
昇
市民生活部市民生活室参事(市民課)
渡邉
徳繁
市民生活部市民生活室参事(市民課)
谷口
博信
市民生活部市民生活室市民課主任
-2-
藤崎
喜規
第42回
個人情報保護審議会
平成25年10月28日(月)午後2時10分から
吹田市役所
速水情報公開課長
高層棟4階
特別会議室
ただいまから第42回個人情報保護審議会を開催させていた
だきます。
まず、傍聴希望者ですけれども、本日傍聴希望者の方はおられません。また
本日、吉岡副会長、黒岩委員、矢倉委員が御欠席ということで事前に御連絡い
ただいております。3名の方の欠席ではありますけれども、半数以上の御出席
をいただいておりますので、本日の当審議会は成立しております。
では、まず開催にあたりまして、木下市民生活部長から挨拶させていただき
ます。
木下市民生活部長
どうも皆さんこんにちは。市民生活部長の木下でございます。
委員の皆様には何かとお忙しい中、当審議会の方に御出席いただきまして誠に
ありがとうございます。心配しておりました台風の方が、影響がほとんど無い
ということで、昨日今日と本当に秋らしいさわやかな天候となってまいりまし
た。
本日の審議会でございますが、7月に続いて今年度2回目ということでござ
いますが、その次第にもございますように、まずは諮問案件と致しまして「公
金の金融機関振替データ伝送に係る個人情報の保護について」の御審議をお願
いしたいと思っております。また報告案件といたしまして、ここに書いており
ますように3件、「給与支払報告書等の電子データによる提出法定化につい
て」、それから「戸籍副本データ伝送法定化について」、そして最後3件目は
前回諮問させていただきまして、同意いただきました「プライム事件その後の
活動報告について」ということで、この3件を報告案件ということで予定して
おりますのでよろしくお願い申し上げます。
それでは、以後の進行につきまして岡会長よろしくお願いいたします。
岡
会長
どうも皆さん遅れまして申し訳ありません。お詫び申し上げます。そ
れと、もちろんこれ、後の審議事項なんですけども、先ほど速水課長さんがお
っしゃったように、定足数は充足されているとみていいんですね。審議におい
-3-
ては・・・。
速水情報公開課長
岡
会長
はい。6名以上の御出席はいただいておりますので。
それでは、はじめさせていただきます。諮問案件ということで担当実
施機関の入室をお願いいたします。
<
岡
会長
国民健康保険室他6室・課の職員入室
>
それでは速水課長よろしくお願いします。
速水情報公開課長
それでは「公金の金融機関振替データ伝送に係る個人情報の
保護について」という諮問でございますが、公金に関係いたしますのが、国民
健康保険室その他で計7部署に亘っております。それについての説明につきま
しては、代表として国民健康保険室より行わせていただきます。では、説明よ
ろしくお願いします。
守谷福祉保健部長
福祉保健部長の守谷でございます。本日は、貴重なお時間を
頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
本日は「公金の金融機関振替データ伝送による口座振替集中処理業務」の御
審議をお願いいたしております。「市税・国民健康保険料等の口座振替納付」
につきまして、金融機関に引落データを媒体で提供していたものを伝送方式に
変更し、データの処理を公金収納センターへ一括委託するものでございます。
よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
続きまして、本日出席の職員を紹介させていただきます。今回は複数の部署
にまたがっておりますので、代表しまして私から紹介をさせていただきます。
まず、福祉保健部次長の齋藤でございます。
齋藤福祉保健部次長
守谷福祉保健部長
齋藤です。よろしくお願いします。
国民健康保険室長の後藤でございます。
後藤国民健康保険室長
守谷福祉保健部長
後藤です。よろしくお願いします。
おおしげ
国民健康保険室参事の大重 でございます。
大重国民健康保険室参事
守谷福祉保健部長
国民健康保険室主査の北野でございます。
北野国民健康保険室主査
守谷福祉保健部長
竹本介護保険課主幹
大重でございます。よろしくお願いいたします。
北野です。よろしくお願いいたします。
高齢福祉室介護保険課主幹の竹本でございます。
竹本でございます。よろしくお願いします。
-4-
守谷福祉保健部長
野口税務室長
市民生活部税務室長の野口でございます。
野口でございます。よろしくお願いします。
守谷福祉保健部長
市民生活部総括参事納税課長事務取扱の橋本でございます。
橋本市民生活部総括参事
あたり
守谷福祉保健部長
當納税課参事
橋本です。よろしくお願いします。
納税課参事の 當 でございます。
當でございます。よろしくお願いします。
守谷福祉保健部長
樋上納税課主査
納税課主査の樋上でございます。
樋上と申します。よろしくお願いします。
守谷福祉保健部長
情報政策室主査の藤本でございます。
藤本情報政策室主査
守谷福祉保健部長
藤本です。よろしくお願いします。
情報政策室主査の谷口でございます。
谷口情報政策室主査
守谷福祉保健部長
谷口でございます。よろしくお願いします。
こども部こども育成室保育幼稚園課主任の小川でございます。
小川保育幼稚園課主任
守谷福祉保健部長
児童育成課主査の日比でございます。
日比児童育成課主査
守谷福祉保健部長
日比です。よろしくお願いします。
都市整備部住宅政策室主任の垣内でございます。
垣内住宅政策室主任
守谷福祉保健部長
小川です。よろしくお願いします。
垣内です。よろしくお願いします。
教育委員会地域教育部スポーツ推進室主幹の山内でございま
す。
山内スポーツ推進室主幹
守谷福祉保健部長
キム
同じくスポーツ推進室主査の金 でございます。
金スポーツ推進室主査
守谷福祉保健部長
山内です。よろしくお願いいたします。
金です。よろしくお願いします。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。詳細
につきましては、国民健康保健室の大重から説明させていただきますのでよろ
しくお願い申し上げます。
岡
会長
それでは、よろしくお願いいたします。
大重国民健康保険室参事
国民健康保健室の大重でございます。それでは資料の
方を説明させていただきます。まず、資料の方の確認をお願いしたいと思いま
す。
-5-
最初に個人情報の保護について諮問となっております「諮問書」が、発信者
が市長名のものと教育長名のものが、それぞれ1通ずつございます。次に「公
金の金融機関振替データ伝送に係る個人情報の保護について」と標題がありま
す縦長の文書が1通、次に「電子計算システムの概要」という標題になります
横長の資料が1ページから3ページと、下の方にページ数書かしていただいて
おりますけれども、4ページは「口座振替日及び処理件数」、5ページは「シ
ステム構成図」、6ページ7ページは「外部結合に係る個人記録項目一覧表」
となっております。資料のほうはそろっておりますでしょうか?
岡
会長
はい、私の方はありますが、皆さんどうですか?よろしいですか?は
い。では、お願いします。
大重国民健康保険室参事
それでは最初、諮問書2枚めくっていただきまして、
縦長の「公金の金融機関振替データ伝送に係る個人情報の保護について」をご
覧ください。
まず、今回吹田市個人情報保護条例の取扱いで諮問させていただきますのは、
第13条に規定されております「実施機関以外のものとの電子計算機の結合の
制限」の例外についてでございます。
次に、実施機関以外のものと通信回線により電子計算機の結合を行う事業名
でございますが、「データ伝送による口座振替集中処理業務」でございます。
御審議をお願いいたします理由でございますが。現在、市税・国民健康保険
料・施設使用料などの納付につきましては、納付書による窓口納付の他に口座
振替納付がございます。口座振替にあたりましては、口座振替に関する覚書に
基づき金融機関に引落データをカートリッジマグネットテープ又はフロッピー
ディスクに記録し、各金融機関担当者が市役所窓口に取りに来ることになって
います。しかしながら、カートリッジマグネットテープ、フロッピーディスク
共に生産が終了し、これらの読取機械の生産・保守も終了しています。このた
め一部の金融機関からは、平成26年3月末をもって、これらの媒体の取扱い
を廃止するとの通知がありました。このような事情から、カートリッジマグネ
ットテープ、フロッピーディスクといった媒体による運用を廃止し、データ伝
送方式に変更し、伝送の運用につきましては、新たに「公金収納センター」へ
一括委託を行うものでございます。
-6-
それでは、もう一枚めくっていただきまして、ページ数を付けております1
ページの「電子計算システムの概要」をご覧いただきたいと存じます。
1の「概要」でございますが、口座振替科目は普通徴収の市・府民税、固定
資産税・都市計画税、軽自動車税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、
介護保険料、保育料、留守家庭児童育成室使用料、住宅使用料、スポーツ施設
使用料のオーパス分となっております。
2の口座振替番号と口座振替日と処理件数につきましては、恐れ入りますが
4ページをご覧ください。それぞれの口座振替科目ごとに、引落月と、振替日、
年間引落予定件数をお示しさせていただいております。恐れ入りますが、1ペ
ージの「電子計算システムの概要」に戻っていただきたいと存じます。
2番の「伝送及び一括委託理由」と3番の「導入の効果」を合わせて御説明
させていただきます。先ほども申し上げましたとおり、口座振替にあたりまし
ては、事前に情報政策室で作成した引落データを、カートリッジマグネットテ
ープ、もしくはフロッピーディスクに記録し、各金融機関担当者が市役所窓口
に取りに来ることになっております。しかしながらカートリッジマグネットテ
ープ、フロッピーディスク共に生産が終了し、これらの読取機器の生産・保守
も終了しています。このため一部の金融機関からは、平成26年3月末をもっ
てこれらの媒体の取扱いを廃止するとの通知がありました。このような事情か
らカートリッジマグネットテープ、フロッピーディスクといった媒体による現
行方式の継続が困難であることから、データ伝送方式に変更するものでござい
ます。データ伝送にあたりましては、各金融機関と個別にデータの送・受信を
するのではなく、「公金収納センター」に運用を一括委託することとしていま
す。「公金収納センター」への委託のメリットは、1台の専用パソコンから各
金融機関毎にデータを送信、受信する煩雑さがないこと、また銀行に接続する
ために必要なISDN回線の設置は不要であり、従来から設置されているLG
WAN回線が利用できることとなります。
「LGWAN回線」と申しますのは、総合行政専用ネットワークの略称で、
地方公共団体におけるネットワークの基盤として整備され、各自治体間を専用
回線で接続し、通信経路におけるデータの暗号化、ファイアウォールの設置、
侵入検知システムといったセキュリティ確保措置が講じられています。
-7-
「公金収納センター」と申しますのは、公金収納のアウトソーシングを提供
する業者で、ネットワークを通じて公金収納データの統合・加工機能を有して
います。本市ではLGWANを介してアプリケーションサービスを提供する、
「株式会社さくらケーシーエス」に委託する予定でございます。
なお、「株式会社さくらケーシーエス」につきましては、平成24年度から
市で実施しております国民健康保険料のコンビニエンスストア収納で、公金収
納センターとしての実績を有しております。
「ISDN回線」と申しますのは、デジタル回線による電話サービスのこと
で、高速で安定したデータ送信が可能です。銀行間若しくは銀行と企業間のオ
ンラインデータの交換を行う場合に使用することを目的として開発された「全
銀協標準通信プロトコル」ではこのISDN回線を使用することが前提とされ
ております。
4番のシステムの概要につきましては、5ページの「システム構成図」をご
覧ください。中段左側の①の納付義務者から口座振替の依頼を受けた後、②で
本市におきまして科目ごとに口座振替データを作成し、そのデータを③になり
ますけれども、LGWAN回線を通じて「公金収納センターへ」一括送信しま
す。「公金収納センター」では、受信したデータを④になりますが、請求デー
タを金融機関毎に振り分け、⑤でISDN回線を通じて各金融機関へ送信しま
す。金融機関は⑦でお示しさせていただいていますとおり、指定口座から税・
保険料等の引落を行い、⑧で結果データをISDN回線を通じて「公金収納セ
ンター」へ送信します。⑨で「公金収納センター」は金融機関から返された結
果データを科目ごとに取りまとめ、⑩で「公金収納センター」はLGWAN回
線を通じて、本市に一括送信いたします。本市では受信したデータにより収納
消し込み処理を行うことにより、口座振替業務が完結することになります。
恐れ入りますが、2ページに戻っていただいて、5の「データ保護対策」を
ご覧ください。
データの送・受信につきましては、本市と「公金収納センター」間はLGW
AN回線、「公金収納センター」と金融機関はISDN回線を利用することで、
情報の漏洩は極めて低いものとなります。
本市のデータ送・受信用端末は本業務及びコンビニ収納のみに利用し、これ
-8-
以外の目的には使用しません。
また、この送・受信端末はID、パスワード入力により利用者の確認を行い、
パスワードは定期的に変更いたします。
「公金収納センター」のサーバは認可されたユーザIDを、クライアントは
認証機能付IDカードのみを使用可とします。本件システム要員以外の第三者
が不当にアクセスすることが防止されます。
また、同サーバはISO/IEC27001認証のデータセンターに設置さ
れ、クライアントは開発場所・機器を特定し、コンピュータールームは非接触
カードにより入退室制限及びログが採取されるデータ保管庫にて保管され、す
べてのデータ、資料の授受管理が行われ、所在の明確化、機器内データ削除も
報告されます。
また、「公金収納センター」は、事務従事者に対して個人情報保護に関する
研修を行う事としています。申し訳ありませんが、資料の方にはコンピュータ
ールームへの入退室制限は指紋認証という形で、(4)になりますけれども書
かせていただいておりますけども、正しくは今申し上げた非接触カードとなり
ますので、資料の方を訂正いただきますようお願いいたします。
岡
会長
指紋認証制度が何に変わるんですか?
大重国民健康保険室参事
岡
会長
もう少しちょっと説明させていただいて。
はい。
大重国民健康保険室参事
次に6の「外部結合」につきましては、「公金収納セ
ンター」1社と契約金融機関17行となります。
次に7番「外部提供」につきましては、6ページ、7ページをご覧いただき
たいと存じます。6ページの対象個人範囲、利用内容、結合先、結合の目的は
説明させていただいたとおりです。7ページでは記録項目をお示ししておりま
す。前半部分ではすべての口座振替に共通するもの、後半部分では口座振替科
目において独自に附属している項目をお示しさせていただいています。資料の
説明については以上でございます。よろしくお願いいたします。
岡
会長
2ページのね、2ページの5の(4)に「指紋認証による入退室制
限」という記載が、指紋認証がなんか訂正されたんですか?
大重国民健康保険室参事
指紋認証じゃなくて、すみませんちょっとこちらの記
-9-
載が誤りでして、「非接触のカード」ですね、IDカードによって入室ができ
る制度です。
岡
会長
「非接触」?「あらずの接触」ですね。
大重国民健康保険室参事
そうですね、はい。
川内委員
具体的にどの文言をどう変えるんですか?
岡
だからね、(4)のね、4行目の左側に「指紋認証」ってあるでしょ、
会長
それを「非接触カード」っていうんですか?
大重国民健康保険室参事
はい、そうです。
川内委員
「非接触カード」。
岡
に、変えるということですね。もうすでに御説明がなったとこですけ
会長
ど、条例の中にはですね、第13条で「実施機関以外のものとの電子計算機の
結合の制限」という条項がありまして、第13条の「実施機関が公益上特に必
要があると認めるとき」は、「この審議会の意見を聞いて行える」という規定
があって、それに基づいて今日は諮問していただいているというふうに考えて
おります。それで、今の御説明で、もう御意見もそれから質問も両方混在して
もいいと思いますので、何かございますか?はい、どうぞ。
川内委員
公募委員の川内です。よろしくお願いします。平成26年3月末でシ
ステム廃止になると、そのためのデータ伝送の運用が変わるということですか
ら、大筋としては我々は受け入れざるを得ないと思うんですけど。ただちょっ
と、2、3確認させて下さい。資料ページ1の大きな2項ですね。上から4行
目のところに「セキュリティの面から有利」、まあコストは別としまして、と
あるんですけども、具体的にその何故どのように有利になるのかっていうこと
が、ちょっと我々まだピンときません。それと先ほど少し御説明のあった、総
合の行政ネットワークLGWANですけども、これについてもその同じ項目の
最終行に、「LGWANを介してアプリケーションサービス」とありますけれ
ども、提供とありますけれども、これもうちょっと、あまりインターネットに
詳しくない者にも解るようにお答えくださいませんか?あとまだあるんですけ
ど、とりあえずそれを。
岡
会長
どうですか?ご説明可能ですか?
當納税課参事
はい、納税課の當でございます。セキュリティの面と申しますと、
-10-
今、MTとかフロッピーディスクを金融機関の方に取りに来ていただいていま
す。ただ、結局、取りに来ていただいているんで、持ち帰るときに盗難とか紛
失というような危険性が生じます。ただデータ伝送することにより、その危険
性がなくなるということでセキュリティ面の有利ということで書かさせていた
だいています。
岡
会長
どうですか、よろしいですか?
川内委員
はい。じゃあ関連質問をお願いします。
岡
はい。
会長
川内委員
あの、資料の2ページになりますが、大きな項目の5「データ保護対
策」ですね、その中の(3)になるんですか。末尾の方に「パスワードは定期
的に変更する」って、場所はお分かりでしょうか?私はここにある新聞の9月
4日のスクラップをちょっと持って来ているんですけどもね。これ市の職員が
不正にアクセスしたという容疑も、吹田ではありません、大阪市です。その中
にね、元上司の「ID」、「パスワード」を無断で使ったという手口なんです
がね、書いてあるんですけれども。この「パスワード」、そこには「定期的に
変更」と書いてあるんですけども、こんなのどのくらいの頻度で変更すること
をお考えで、また、どのくらいならばより安全なんでしょうか?たいていこう
いう市の職員の不正アクセスは、そのことがあるんですね記事の中に、パスワ
ードの不正使用が。だから変わっていれば使えないものが、使える状態でバレ
てしまうということなんですか。そのあたりどうなんでしょう、ガードの方
は?
當納税課参事
はい、今の運用としましては、1年で更新をかけていくというこ
とになっております。
川内委員
1年ですか。
岡
このパスワード自体は、この実施機関、吹田市の実施機関ではパスワ
会長
ード自体は何個設置されるんですか?
當納税課参事
岡
会長
各課一つですか?それとも、その主任、副主任というか。
當納税課参事
岡
会長
はい、各課ごとに割振りを予定しています。
じゃなくて、各課一つです。
各課一つですか。幾つ位になるんですかね、この今日来られたような
-11-
7つの?
當納税課参事
岡
会長
そういう形にさしていただきます。
よろしいか?その関連を私聞きましたけど。
川内委員
はい。
岡
他に何かありますか?はい、どうぞ。
会長
岡(宏一)委員
ちょっと、昔の話になるんですけれども、カートリッジとかフ
ロッピーなんかは、その都度処分じゃないけれども、残してはいないわけね?
當納税課参事
岡
委員
普通は、上書きさしていただいています。
上書きにね。
當納税課参事
はい。
川内委員
すみません、いいでしょうか?
岡
はい。
会長
川内委員
先ほど質問しました、ページ2の5項にまた関連するんですが。大き
な5項の中の小さな5項です。最終行ですけれど。我々一番気に懸る個人情報
保護なんですが、「事務従事者に対して個人情報保護に関する研修を行う」と
書いてあるんですけども、これ、これまでいろんなこと全部こういう文言が付
いてきているんですが。これもうすでに具体的にどのような研修ってことは、
もう立案企画なさっているのか、それとも、本日ここをパスしてからお考えに
なるのか、どうなんでしょう?
岡
会長
どうぞ。
當納税課参事
はい、「公金収納センター」はですね、プライバシーマークを取
得しておりますので、それに基づいた研修をしていただくということになって
おります。
岡
会長
はい、これでよろしいですか?
川内委員
何か解ったような解らんようなお役所言葉で言われても。
岡
「プライバシーマークを取得している」という意味は、もう少し噛ん
会長
で砕いて言うとどういうことなんですか?
當納税課参事
プライバシーマークはですね、「日本工業規格の個人情報保護マ
ネジメントシステム」というような形になっていまして、「個人情報について
適切な保護処置を講じる体制が整えられている。」ということで取得できると
-12-
いうことになっています。
岡
会長
だからもう既に、それを取得されているから研修を・・。
當納税課参事
そこは必ず要件に入っておりますので。
大野委員
はい。よろしいですか。
岡
はい、どうぞ。
会長
大野委員
私も今この研修についてえらい気にしておったところを質問していた
だいてありがたかったんですが。具体的に今どんな研修なのか、一時的な研修
なのか、継続的な研修なのか。それとまた、この「公金収納センター」という
のが大きなウエイトを占めているというか大切なところやないかと思うんです
けど、そこはどこが管理しているのか。
岡
会長
お答えいただけますか?
當納税課参事
研修については継続的にやられています。それで、管理というの
はどういう意味の?
岡
会長
「公金収納センター」はどこが責任もって所管されているんですかと、
こういう事だと思います。
大野委員
国の機関ならばね、国が責任を持って。
岡
国なのか、吹田市なのか、あるいは民間なのかと、こういう事だと思
会長
います。
大野委員
そうなんです。
岡
たとえばもう既にこれ存在しているわけでしょ。何処にあるんです
会長
か?まずどこにあるんですか?
當納税課参事
岡
会長
神戸ですか。
當納税課参事
大野委員
会長
会長
一般の会社です。
一般ですか、たとえば公益法人とか。
當納税課参事
岡
私とこが契約しようとしているところは神戸にあります。
それは会社?
當納税課参事
岡
場所は神戸です。
じゃないです。
ないんですか。
當納税課参事
株式会社です。
-13-
大野委員
はい、はい。
山本委員
ということは、事故があればシステムがコンピューターの業界の話な
ので、どういうハッキングがあったりとか、色んな事が起きるみたいで、私も
詳しくはないんですけども。もし、もしの話をここでしていいのかわりません
けども、ここへ委託しているので責任は「公金センター」にあるのか。今いう
どこが主管ていうのは、国だったら国がちゃんと責任持ってやっているでしょ
うから。民間の会社で公の仕事をされているみたいですけど、吹田市としては
そちらへお任せしているから、そちらの責任で、市は関係ないですっていうよ
うなスタンス・・?
當納税課参事
山本委員
では、ないです。
ではないとは思うんですけども、その辺をはっきり、こういう外部委
託になるじゃないですか。そういったところの組織ぐるみってわけではないで
しょうけど、その辺の関係をはっきりしていただければ安心して任せられるか
なと思うんですが。既に、実際活動されている機関ですから、過去にそういう
事は無かったであろうと思うんですけども、その辺はいかがですか。
當納税課参事
該当会社は、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格
を取得されていますので、私どもよりは、より高い保護はされていると認識し
ているんですけど。ただ責任については、まるまる漏れたことについては、私
どもも委託した責任は生じると思いますし、ただ結局漏らしすぎるということ
は、その会社の存続が無いというような形になるんで、その為に研修とか、結
局そういう事が起きないようにされていると考えております。
岡
会長
あのね、今の御質問の趣旨はね、ちょっと広げるとね、この「公金収
納センター」で過去に、何かそういう事故があったことが無いのかとか。
當納税課参事
岡
会長
聞いておりません。
ありませんか。それともう一つは、こういうとこだったらどっかこう
監督官庁とか、その他それに類するようなところが、常時定期点検していると
か、そんなことは無いんですか?要するに、今の質問もそうだと思うですけど、
「公金収納センター」に依頼するということで、非常に信頼度の高い機関だと
思うんですけどね。そこはその吹田市さんが契約するときに、信頼が高いから
もちろん契約するわけだけども、それは「ずーっと担保されるんですか?」と
-14-
いうことだろうと思うんですけどね。たぶん質問の趣旨は。だから皆さん「公
金収納センター」のことを、おそらく今回のこのテーマで初めて聞かれた方も
多いと思うんですけどね。それでもう少しその辺の、なんというかなあ、「公
金収納センター」の活動が担保されているというか、点検されているとか、監
視されているとか、そんなことはどうなんですかね。なんか吹田市さんとの契
約の中でうたってあるのか、実際にはどうなっているのかとか、そんなことは
まあ可能な限りちょっと御説明いただいて。
當納税課参事
秘密保護とか案にしてですね、個人情報保護については契約書等
にも記載はさしていただいています。ただ、ですから情報セキュリティマネジ
メントシステムの国際規格を取得されていますので、なかなかこの資格につい
ては取れないということになりますので。結局、認定されるということは信用
できるために言えば、認定がもう出ているんで、私の方では資格よりは個人情
報の保護の体制を。
岡
会長
それはどこが付与した資格なんですか?認定なりどこが認定している
とか。
大重国民健康保険室参事
「一般財団法人日本品質保証機構」というところが、
そういう文書をあげてきたという意味合いです。
岡
会長
まあ、一般財団法人だったら公益法人法の改正なんかで、普通の会社
と同じ、普通の株式会社と同じ取扱いがされているんですね。はい、どうぞ。
川内委員
今の時点でお聞きしたいのはね、本日これだけの7つ位の部、課、室
の方がおいでになっているわけですね。随分広域に絡んでいるわけですよ。そ
の中で、我々市民感覚で言うと、よく「役所は縦割り」でいろんな事を決めら
れているけれども、それで行きますと具体的には、何部・何課が特にその「公
金収納センター」と常時というか、必要に応じてコンタクトをお持ちになるの
かなということなんですけどね。そのセンターそのものの資格とか能力は散々
伺いました。もうそれはいいですよ。役所との関連で、我々役所の中の個人情
報保護審議会に出ているわけですからね、そのセンターと直接に物を言うわけ
ではないですから。そこんところの部、課、室的な言い方をすると、吹田市の
どこがここで一番近いって言うか接触があるんでしょうか。
當納税課参事
取りまとめについてはですね、納税課の方で、結局コンビニ収納
-15-
の方と合わせて契約等もさせていただこうかと考えています。
岡
会長
いままで、取引実績は?
當納税課参事
岡
会長
今は、コンビニ収納の関係でデータの・・。
あるんですか。
當納税課参事
はい、授受についてはこの業者を使って、だから「ケーシーエ
ス」さんを使ってやっております。
岡
会長
どのくらいあるんですか?その何年前からとかという。
當納税課参事
岡
会長
平成24年の4月からになります。
いいですか、今はそれで。よろしいですか?今いろいろ説明があった
ことで?他、何かありますか?関連の御質問は?それでは、質問がなければ採
決といいますか「諮問」に対して同意するのか。
速水情報公開課長
審議に入られるんでしたら、いったん、もし質問事項がなけ
れば退室していただいて。
岡
会長
じゃあ、よろしいですか、ありがとうございました。
<
岡
会長
国民健康保険室他6室・課の職員退室
>
それではですね、質疑終了ということで「諮問」に対して審議に入り
たいと思います。それぞれ意見を言っていただいたらいいんですが、反対とか
疑問とかいうのがあれば、そっちの方を先にしていただいて、それから賛成の
御意見をいただきましょうか。反対とか懸念があるとかって御意見あります
か?川内さんどうですか。
川内委員
基本的には受け入れるしかないと思います。
岡
ああ、そうですか。皆さんどうですか?それでは同意するということ
会長
でいいですね?よろしいですか?全員一致で、同意ということになりました。
それでは次は、報告案件をお願いしましょうか。3件あるんですか?
速水情報公開課長
岡
会長
はい、順次会計室の方からお呼びします。
はい。
<
速水情報公開課長
会計室職員
入室
>
よろしいでしょうか。「給与支払報告書等の電子データによ
る提出法定化について」会計室からの報告です。
この電子データでの提出につきましては、「所得税法」・「地方税法」及び
-16-
「総務省関係法令に係る行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法
律施行規則」の規定により法定化されておりまして、義務化されたものですの
で諮問案件ではなく、報告案件とさせていただいているものでございます。
では説明につきましては、会計室よりよろしくお願いいたします。
西山会計管理者
会計室の西山でございます。説明させていただきます。
委員の皆様、本日御多忙中、御出席いただきましてありがとうございます。
まず、会計室の方から報告案件がございますけれども、最初にまず職員の紹
介をさせていただきます。室長の服部でございます。
服部会計室長
服部でございます。よろしくお願いします。
西山会計管理者
参事の竹嶋でございます。
竹嶋会計室参事
竹嶋でございます。よろしくお願いします。
西山会計管理者
主査の中川でございます。
中川会計室主査
中川でございます。よろしくお願いいたします。
西山会計管理者
それでは、会計室からは「給与支払報告書等の電子データによ
る提出法定化」につきまして、報告案件として提出しております。これまでは
紙ベースで提出しておりましたものを、法定化により光ディスク、e-Tax等
の電子データによる提出に変更するものでございます。詳細につきましては、
参事の竹嶋より御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
岡
会長
じゃあ、お願いします。
竹嶋会計室参事
それでは御説明させていただきます。報告書をご覧ください。
まず1、「趣旨」でございますが、所得税法及び地方税法改正に伴い、平成
26年1月以降に提出する給与支払報告書等について、電子データによる提出
が法定化されたため、以下のとおり実施するものでございます。
2、「これまでの取扱い」でございますが、源泉徴収票については所得税法
の定めにより吹田税務署へ、また給与支払報告書については地方税法の定めに
より受給者の1月1日現在における住所地の市町村へ、その年の支払った給与
等について翌年1月31日までに、それぞれ紙で作成したものを仕分けして封
印をし、持参あるいは郵送により提出しておりました。
3の「給与支払報告書等の電子データによる提出法定化の内容」でございま
すが、平成23年6月の税制改正により、平成26年の1月に提出する法定調
-17-
書のうち、前々年、つまり平成24年に提出した法定調書の枚数が1,000
枚以上であるものについて、法定調書に記載すべき事項、給与の支払を受ける
者の住所、氏名、生年月日のほか、前年中の支払金額等の事項を、光ディスク
等又はe-Taxにより提出しなければならないとされました。
5ページの資料1をご覧ください。「光ディスク等による支払調書の提出が
義務化されます。」という国税庁のちらしでございます。中段の平成26年の
下の段が給与の分のページでございますが、基準年となる前々年の平成24年
の提出分が1,100枚で、1,000枚を超えますので、平成26年提出分
は電子データとなります。次の平成27年の提出分につきましては、基準年で
ある平成25年の提出枚数が900枚で、1,000枚未満であるため、義務
の対象からはずれ電子データ、あるいは紙のどちらで提出しても良いというこ
とになります。
続いて、6ページの資料2の「地方税法等の改正」、財務省の資料の抜粋で
ございますが、中段の「給与支払報告書等の電子的提出の義務化」にあります
ように、平成24年度の地方分の税制改正では、源泉徴収票について光ディス
ク等による提出を義務付けられる者について、給与支払報告書等の提出をeL
TAX又は光ディスク等により行わなければならないとされました。その下の
図にありますように、平成26年の提出分は、基準年である平成24年提出枚
数が1,100枚で、電子データの提出が義務付けられるため、地方税の旧支
払報告書の電子データでの提出が義務付けられるという例示でございます。
関係法令につきましては、資料3に7ページと8ページに所得税法と地方税法
の抜粋を添付しております。
2ページに戻っていただきまして、4の「吹田市における事務の変更内容」
を申し上げます。吹田市が平成24年に税務署へ提出した法定調書のうち、給
与所得の源泉徴収票は2,372枚で、平成26年提出分まで電子データでの
提出が義務付けられます。吹田市の場合は提出枚数が例年2,000枚を超え
ております。この電子データでの提出方法には、電子情報処理組織「ポータル
センター」を使用する方法、すなわち国税はe-Tax、地方税はeLTAXで
伝送する方法と光ディスク等の磁気媒体で提出する方法の二つの選択肢がござ
います。吹田市といたしましては、源泉徴収票はデータを光ディスクに保存し、
-18-
管轄の吹田税務署に持参します。また、給与支払報告書につきましては、提出
先が80市町村を超えるため、光ディスクを個別に提出するのではなく、eL
TAXを利用しポータルセンター一箇所にデータを伝送する提出方法に変更す
るものでございます。
続きまして、5の「eLTAXを利用した給与支払報告書等の電子データ提
出の概要」と、6の「セキュリティ対策」を番号の流れに沿って説明させてい
ただきます。4ページをお開きください。大まかな処理の流れを書いておりま
す。左側が地方税の特別徴収義務者であり、所得税の源泉徴収義務者である一
事業者の吹田市でございます。中央やや右にeLTAX、地方税の総合窓口に
なります地方税ポータルセンター、右側が給与支払報告書の提出先である地方
税の課税市町村となります。
まず、左側の一事業者としての吹田市の年間調整システムの作成いたしまし
た給与支払報告書のデータをフロッピーディスクに出力し、会計室の端末で
PcdeskというeLTAX専用ソフトで提出用データに変換いたします。この提
出用データをインターネットの回線で「地方税ポータルセンター」へ送信しま
すと、eLTAXで提出先の課税市町村毎に振分けられて通知され、課税市町
村はeLTAXから給与支払報告書のデータを取得します。提出元の吹田市は
eLTAX経由で、受付完了通知の送付を受け、受付済データをeLTAXか
ら取得して保存します。
セキュリティ対策といたしましては、まず、吹田市の会計室としまして、e
LTAX専用ソフトウエアであるPcdeskをインストールする端末は、会計室の
パソコン端末のうち1台だけにいたします。
年末調整システムで作成したデータ及びPcdeskで変換して提出したデータに
つきましては、フロッピーディスクに保存して鍵のかかる金庫に保管します。
なお、端末ではデータを必要時のみ取込んで作業をし、作業後には消去し端末
内には保存しませんが、事務室は普段から無人になるようなことはないように
しており、勤務時間外にはこの端末は鍵のかかる倉庫に保管いたします。
次に、eLTAXのセキュリティ対策としましては、「利用者認証」、「電
子証明書による電子署名」、「送信データの暗号化」、「データベースやサー
バーの保護」などの対策が講じられております。
-19-
ます、図のトンネルの入り口で、eLTAX、ポータルセンターにログイン
する際には、eLTAXの利用届出により付与された「ID」と「暗証番号」
の入力をすることで利用者認証が行われ、不正アクセスが防止されます。
次に、提出データを送信する際には電子証明書によって「電子署名」を行い
「文書の暗号化」をするため、秘匿性が保障されます。また、第三者によるな
りすましや改ざんを防止して文書の真正性を確保します。
吹田市は、地方公共団体組織認証基盤(LGPKI)の組織認証局が発行す
る「市長の職責証明書」を、電子証明書として使用することになっております。
また、eLTAXではSSL方式で暗号化を行っており、インターネット上
で個人情報が盗まれることを防止しています。その外、eLTAXのデータベ
ースやサーバーについては、ファイアウォールとアクセス監視システム等によ
り外部からの不正アクセスから保護されております。
「ポータルセンター」から右の提出先の課税市町村との間は、LGWANと
いう全国の地方公共団体を相互に接続する行政専用回線を接続し、セキュリテ
ィ確保のための措置が講じられています。
本文の3ページに戻りまして、7番の「給与支払報告書の内容」の個人情報
について、8番の「平成26年1月の送信開始」にむけて今準備を進めている
ところでございます。以上で報告終わります。
岡
会長
では、質問よろしいですか。何か委員の皆さん質問ありませんか?
川内委員
はい。
岡
はい、どうぞ。
会長
川内委員
これも法定化に伴う変更ですから、基本的には異議は申せないと思う
んですけども。やはり我々、この個人情報の保護ということから、次元の低い
ことになるかもしれませんが1件お伺いします。2ページの大きな6項「セキ
ュリティ対策」ですね。そこの本文の4行目に「鍵のかかる金庫」とあって、
最終行に「鍵のかかる倉庫」とあります。「鍵のかかる金庫」ぐらい我々もイ
メージできるんですけど、「鍵のかかる倉庫」ってどのくらいのガードの鍵な
のか、いま随分いろんな鍵が言われてますけども。と言いますのも、先ほども
別の職員の方にお話したんですが、いろんないわゆる外部侵入者、インベーダ
ーじゃなくて、市の職員によっていろんな不正侵入がされて、インターネット
-20-
不正侵入がされて、情報パクリが行われているというのが、報道されているだ
けでもちょこちょこありますのでね。だから私らインターネットそのもののガ
ードのことは分かりませんけど、たとえばこういう鍵のかかる部屋とかこんな
ことでもどのくらいのイメージでもって、本当にその段階でまずそこが開かな
かったらまず完全に安全なわけですから、どのくらいのことになるのかなあと
いうのが、私自身はイメージできないのでできたら聞かせてください。
竹嶋会計室参事
川内委員
シリンダー?
服部会計室長
川内委員
鍵は3本位、溝が彫られているような・・。
俗に言うシリンダーですね。
ですね。
竹嶋会計室参事
鍵でございまして、用品とか在庫管理しておりますれども、そ
ういう管理をする部屋がありまして倉庫が、そこの棚に置いて鍵を閉めまして、
その鍵はまた鍵のかかるロッカーに入れて、会計室全体は鍵がかかる部屋にな
っておりまして、そこは守衛さんが持っている鍵で開け閉めをするっていうこ
とになっております。そこに保管するのはデータが入ってないパソコンでござ
いますので、個人情報の方は心配ないと思っておりますけれども。
服部会計室長
会計室の中にある倉庫ですので、まず倉庫の鍵とその部屋の中に
倉庫がありますんで、会計室以外の職員っていうのはなかなか入って行きにく
いです。
川内委員
今の我々一般庶民の家でも、錠を2つ二重錠・三重錠という時代です
のでね、ですからそういう大きなプライバシー・秘密に関するものの関連の鍵
としては、どの程度のものかなあと興味があったものですから。
岡
会長
あの、その関連でね、3ページのア・イ・ウ・エのエですけど、そこ
にあの「データベースとかサーバというのは、ファイアウォールとかアクセス
監視システムによって不正アクセスから保護されている」と、こういう記載が
あるんですけど、「ファイアウォール」っていうのはよく使いますけど、本件
の場合は具体的にどんなことなんですかね。わかる範囲で結構ですよ。わかる
範囲で結構ですけど、どんな内容になるのかなあ。
竹嶋会計室参事
今回、認容の申請とかしておりますれども、そういった際は個
人情報そのものがそのやり取りの中に入ってないので、そういったときにeL
-21-
TAX側がデータを受取る時の防御ですので、詳しい事はわかりませんけど、
一般的に、その私達の個人的に使うときも、そのサーバとかが「ファイアウォ
ール」で保護されているという。
岡
会長
一般にそれ言いますけどね。この報告でなくて先ほどの審議事項でも
出てきているんですよ。「ファイアウォール」のことが。というのは、秘密情
報っていいますかね個人情報、個人情報を科目別というか種目別に分けるとい
うことですか。そうでもないんですか。だから一つのジャンルを扱う人が、別
のジャンルの情報には接近できないっていうか、アクセスできないっていうか、
そういうことなんですかねえ。あの「ファイアウォール」とも言うし、我々も
仕事で「チャイニーズウォール」とかいう言い方しますけど、結局、防火壁み
たいなものでしょ、これ、例えれば。ここで使った「ファイアウォール」って
どんなことかなあと思ってね、具体的にイメージがちょっとわかないんだけど。
中川会計室主査
よろしいですか。インターネットの回線ではなくて、eLTA
Xのサーバ上でもってサーバそのもののためにも外壁的な役割を果たすもので、
実際に壁があるわけではなくて、いろんなセキュリティの対策によって壁のよ
うなイメージを作っているものという事でございます。それ以上も聞いたんで
すけれども、セキュリティの関係上それ以上は申し上げられないと、逆に言わ
れてしまいまして。
岡
会長
それは、誰と誰の間を遮断、「ファイアウォール」するんですか?
竹嶋会計室参事
インターネットの外部のネットワークと、内部のネットワーク
との境に設置するということです。
岡
会長
ああ、そういうことなんですか。
私ばっかり発言しとりますが、何か?どうですか皆さん、何か御質問とかござ
いませんか?よろしいですか?ありがとうございました。
報告事項ですからね、皆さん自体はお聞きすればそれで終了なんですけど。
ありがとうございました。
<
岡
会長
会計室職員
退室
>
次は2つ目ですね。「戸籍謄本データ」。
<
速水情報公開課長
市民課職員
入室
>
すいません、よろしいでしょうか。次は、「戸籍副本データ
-22-
伝送法定化について」市民課からの報告です。
この案件につきましても、省令となります「戸籍法施行規則」改正によりま
して法定化されているものでございますので、諮問案件ではなく報告案件とさ
せていただいているものでございます。
では具体的説明につきましては、市民課よりよろしくお願いいたします。
岡
会長
じゃ、よろしくお願いします。どうぞ、座ったままで結構です。
田中市民生活室長
始めに、本日出席しております職員につきまして紹介申し上
げます。
市民生活室市民課長の野村でございます。続きまして、市民生活室参事の渡邉
でございます。同じく参事の谷口でございます。市民課の主任の藤崎でござい
ます。最後に私、市民生活室長の田中でございます。どうぞよろしくお願いい
たします。それでは「戸籍副本データ伝送法定化」につきまして御報告させて
いただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
野村市民課長
野村でございます、どうぞよろしくお願いいたします。
恐れ入りますが、お手元に「戸籍副本データ伝送法定化について(報告)」
という資料があるかと思います。そちらの方に従って御報告をさせていただき
ます。お手元の資料1ページをご覧ください。まず、1「趣旨」についてでご
ざいますが、戸籍法施行規則の一部が改正されまして、それに伴いまして戸籍
副本データについて電気通信回線を通じて伝送することとなりましたので、本
日御報告をさせていただくものでございます。
次に、2「これまでの取扱い」についてでございますが、戸籍は、正本及び
副本を作成いたしまして、正本につきましては本籍地の役場に、副本につきま
しては管轄の法務局に保管することとなっています。万一、戸籍の正本を滅失
した場合には管轄の法務局に保管されております副本を元に戸籍を再製するこ
とになります。
改正前の戸籍法施行規則では、吹田市のように戸籍を電算化している場合、
副本として1年毎に、戸籍副本を磁気テープ等に作成いたしまして、管轄の法
務局へ送達することになっておりました。
次に、3「戸籍法施行規則改正の背景」についてでございますが、平成23
年(2011年)3月11日の東日本大震災に伴う津波被害により、宮城県及
-23-
び岩手県内の4市町におきまして戸籍の正本が滅失いたしましたが、当該4市
町の管轄法務局に保管されておりました磁気テープによる戸籍の副本は滅失を
免れておりましたので、副本を元に戸籍を再製することができました。
通常、市区町村役場と管轄法務局は近接しているため、今後、大規模かつ広
域の災害が発生いたしました場合、戸籍が完全に滅失してしまうという可能性
がございます。そのため、法務省は戸籍法施行規則を一部改正いたしまして、
戸籍正本及び副本の同時滅失の防止、また迅速な戸籍の再製を主な目的といた
しまして、戸籍副本データ管理システムの導入を全国で進めております。
恐れ入りますが、資料の4ページ最後のページのところをご覧いただけます
でしょうか。今回の御報告に関連いたします戸籍法及び同法施行規則の抜粋を
掲載しております。4ページの中ほどのあたり「戸籍法施行規則」と書いてい
るところの、第75条1項のところをご覧いただけますでしょうか。
「戸籍又は除かれた戸籍が磁気ディスクをもって調整されているときは、市町
村長は、戸籍又は除かれた戸籍に記録をした後遅滞なく、当該戸籍の副本(省
略)を電気通信回路を通じて管轄法務局若しくは地方法務局又はその支局の使
用に係る電気計算機に送信しなければならない。」と規定されておりまして、
この規定に基づきまして戸籍副本データの伝送を行うこととなりました。恐れ
入りますが資料の3ページの方に図を載せております。こちらの方の「戸籍副
本データ管理システム概要図」に基づきまして、システムの概要について御説
明を申し上げます。
図の左側の中ほどのところ①という数字がございますが、①から順番に○数
字の順番で御説明をさせていただきたいと思います。
まず、①ですが戸籍の正本データは、各市町村の戸籍情報システムに記録を
されております。各市町村には今回新たに市区町村専用装置を設置いたします。
毎日、業務終了いたしましたら自動的に戸籍情報システムに新たに記録をいた
しました情報などを抽出いたしまして、副本データを作成し市区町村専用装置
の方へ送信をいたします。
次に②でございますが、市区町村専用装置では副本のデータを全国統一の形
式のデータへ変換をいたしましたうえ、データ保護のため暗号化をいたします。
③でございますが、変換されました副本データは行政専用で機密性の高い総
-24-
合情報ネットワーク、LGWANというふうに申し上げておりますが、を応用
いたしまして、吹田市の場合は北海道の方にございます戸籍副本データ管理セ
ンターへ送信をいたします。なお戸籍副本データ管理センターは全国に二ヶ所、
関西と北海道に設置されました。
④番目でございますが、万一、災害などのため戸籍正本が滅失いたしました
場合、戸籍再製の元となります副本データを戸籍副本データ管理センターから
市町村へ送信をいたします。
⑤でございますが、法務局は、市区町村が送信いたしました副本データの保
存状態などを確認をするため、法務省ネットワークを通じて、戸籍副本データ
管理センターが保管いたします副本データの保存状況を確認することができま
す。
⑥でございますが、さらに災害などのため戸籍正本が滅失した場合、市区町
村が戸籍を再製するまでの間、法務局において戸籍の副本に関する行政証明書
を発行することができます。概念図の説明は以上でございますが、恐れ入りま
すが資料の2ページ5番「セキュリティ対策」というところを御覧いただけま
すでしょうか。資料の2ページ5「セキュリティ対策」について、(1)から順
番に御説明をさせていただきます。
国からの供用物品であります市区町村専用装置につきましては、常時施錠し、
入退室管理を行っております本庁舎の9階のサーバ室に設置をいたします。ま
た、操作者「ID」及び「パスワード」を厳重に管理いたしまして不正な利用
を防止いたします。
(2)でございますが、戸籍サーバと市区町村専用装置の間、並びに同装置か
ら総合行政ネットワーク(LGWAN)接続ルータの間、それぞれにですね通
信経路にファイアウォールを設置いたしまして外部からの不正アクセスを防止
いたします。
また、(3)でございますが、副本データにつきましては暗号化いたしまして、
機密性の高いLGWAN回線を通じて戸籍副本データ管理システムへ送信をい
たします。
次にですね。6「副本データの内容」につきましては大きく3種類ございま
す。1つ目に電算化されました戸籍及び除籍関係に関するデータといたしまし
-25-
て、戸籍の記録内容とその検索などために必要な情報、2つ目に電算化される
前の除籍等に関するデータといたしまして、除籍の画像データとその検索など
のために必要な情報。3つ目に戸籍附票情報、戸籍情報システムの設定情報、
文字フォント情報など、市区町村ごとの独自の情報でございます。
最後に吹田市から、戸籍副本データ管理センターへデータ送信を開始する日
につきましては、平成25年11月5日を予定しております。まず、送信開始
時点の副本データ全件について送信をいたします。大量のデータでございます
ので、約2週間から1ヶ月程度の期間が必要と見込んでおります。その後はた
とえば、出生届や婚姻届などがございますと、戸籍の方に記載を新たにしてま
いりますので、そんな新たな戸籍の記載の対象となったデータのみを抽出いた
しまして、毎日送信をするというふうなことになってまいります。以上「戸籍
副本データ伝送法定化」につきまして御報告をさせていただきました。
岡
会長
ありがとうございます。委員の皆様方何か質問なり御意見あります
か?一応、報告事項ですので決議をとるものではありません。
川内委員
意見をお願いします。
岡
はい、どうぞ。
会長
川内委員
資料1ページ、下の段から3行目です。大きな3項の範囲になります
けれども、「戸籍を電算化している市町村は」ってありますけれども、これ私
時代遅れかもしれませんけど、今現在なおやはり電算化していない市町村って
あるんでしょうか。あれば今回の「データ法定化」ですか、これにも関わらな
いわけですか。
野村市民課長
今では少数ではございますが、まだ電算化していない市町村がご
ざいます。電算化していない市町村の場合は、今回のこのシステムの方には乗
ってくることができません。そのような状況でございます。ですから戸籍につ
きましては、そういうところでは戸籍を正本もまた副本も紙で作りまして、そ
の紙で作った副本を管轄の法務局の方に保管をすると、そういうようなやり方
をなさっておられます。かっては、全国どこでもそのようなやり方でございま
した。
川内委員
数的にはどのくらいの市町村数でしょう。伺っていいんだったら。
藤崎市民課主任
確かな数字は?
-26-
川内委員
確かでなくても、概数だけで。
藤崎市民課主任
川内委員
半数以上が電算化の市町村になっておりますが。
半数以上がですか?
藤崎市民課主任
70%以上、前のデータで70%以上。
川内委員
はい。分かりました。
岡
他にどうですか?はい、どうぞ。
会長
岩城委員
ちょっと、この報告と関わらないかもしれませんが。今日の報告そし
て諮問案件、いずれもそのネットであるとか、そういう外部とのこういうパソ
コンを使ったこの業務が非常に増えている中で、多くの部署でそれを扱う職員
がいるということころでいくと、それがパソコンの研修であるとかまたセキュ
リティ、個人情報保護の教育や研修の方は、いろんな部署で個別にやられてい
るのか、吹田市役所として統一して定期的にやっておられるのかどうかってい
うのが、一度お聞きしたいなとは思いますけど。ちょっと、このことは直接関
係ないですけど。
野村市民課長
あのパソコンの研修やあるいは個人情報保護の研修につきまして
は、それぞれの所管課でしているものもございますが、また吹田市役所の職員
全体を対象といたしまして、特にそういうことがらを担当している者、あるい
は責任を持っている者を対象としたような研修会なども行っております。です
から、個別の職場での研修以外に、職員全体を対象としたような研修もござい
ます。
岡
会長
いいですか?本件の報告のメインじゃないんですけど、戸籍正本が滅
失したというのは、4市町村書いてありますよね、今回の東日本大震災の津波
被害、この4市町に限られるんですか?だいぶ津波被害って広範にわたったよ
うに思いますけども。戸籍等の滅失についてはこんな数なんですか?
野村市民課長
実際に、もちろん津波被害はかなり広い範囲にわたりましたが、
戸籍の正本データが使えなくなるほどの所っていうのは、その4市町というふ
うなことで、我々の方では法務省の方から聞いております。ただ、場合によっ
てはですね、これはそれぞれの市の方にきっちり確認してみないと分からない
ですけれども、副本データ以外に各市の方で、独自でバックアップのデータと
いうふうな物を持っているケースもございます。吹田市の場合でも、この副本
-27-
データが無くとも毎週定期的にデータを滋賀県の方にございます、いろんな情
報システムの副本的な予備のデータをですね、バックアップデータをしっかり
と保管をするというふうなことを業務としている団体がございますので、そち
らの方に預けております。そちらの方を利用して戻した方が、設定情報なども
含めて速く戻るというふうなこともございますので、きっちりと確認はさせて
いただいてはおりませんが、今回の場合も場合によっては、市町村が独自で持
っているバックアップのデータを使って副本データを使わずに復元した、とい
うところもあるかもしれません。そこまでしっかりとした情報は掴んでおりま
せん。
岡
会長
それとですね、3ページのですね、図の下の①から⑥の注ですけれど
も、③のところで※印で「吹田市は、北海道の戸籍副本データ管理センターへ
送信」っていうのは、やっぱり遠隔地に送って保管を確実にすると、こういう
趣旨ですか?
野村市民課長
御指摘のとおりでございます。たとえば、先ほど吹田市の場合独
自に、滋賀県の方で保管をしていると申し上げましたけれども、大規模災害で
大阪から滋賀県まで巻き込んだ大規模災害が仮に発生して、そのようなデータ
がすべて滅失した場合であったとしても、さらに遠方の北海道のデータであっ
たらそういうことは無いでしょうと。おそらく法務省の方でも、全国のどこの
市のデータがどちらに保管されているのかくらいのことの公表とかは、おそら
くセキュリティ情報になるからしていないのかもしれませんけれど、基本的な
考え方といたしましたは、西日本のデータを北海道の方に、東日本のデータを
関西の方のデータ管理センターにという形で保管をいたしまして、大規模災害
があった場合でも対応できるようなことを進めております。
岡
会長
あの、まったく予断になりますけどね。私、弁護士なんですけどね。
戸籍謄本をですね復元するっていうか繋ぐ必要が出てくる事案っていうのがあ
るんですよ。そしたらね、戦後の混乱期にはね、その一部がどうしても再現で
きないケースがあったんです、過去に。私の業務上ですよ。その時はずーっと
生存されている関係者にヒヤリングして、それでもとうとうそれ再現できなか
ったんで、当事者の言い分を書いてですね、処理したことがありました。だか
ら、こういうバックデータっていうか大事ですよね。バックアップするってね。
-28-
野村市民課長
そういうふうな意味合いでは、今後よほどのことが無い限り、ど
ちらかが使えるという状況が、もちろん電算化されている市区町村分について
でございますが。そういうふうになって来ようかと考えております。
岡
会長
どうも、ありがとうございました。他に何かありますか?では、終わ
りました。どうも、ありがとうございました。
速水情報公開課長
岡
会長
では、次の方に。
はい。お願いします。
速水情報公開課長
次も同じく市民課からの報告になりますが、「プライム事件
その後の活動報告について」ということで、この「プライム事件」自体の案件
につきましては、まず前回、今年の7月10日のこの個人情報保護審議会で諮
問させていただいて同意をいただいているものです。しかし、その審議の中で、
「その後の活動をしていくことで、その活動報告も行うように」とのことでし
たので、市民課のほうから今回再び、委員の皆様への報告としてお伝えさせて
いただくものであります。では具体的には、市民課のほうからよろしくお願い
いたします。
谷口市民課参事
谷口でございます。よろしくお願いいたします。
「プライム事件その後の活動報告について」というものをお願いします。
概要から説明させていただきます。
1
概要
戸籍謄本等の不正請求事件(プライム事件)に関する本人告知について、平
成25年(2013年)7月10日付け、吹個審議答申第64号にて個人情報
の取扱いについて当審議会の答申を受け、下記のとおり本人告知を行ったもの
です。
2
告知対象者
被請求者6名となりました。それは、9件の請求のうち3件が同一人であっ
たため、対象者は7名となりました。しかし、その内の1名は住所が不明であ
ることから告知は行いませんでした。
3
告知方法等
(1) 告知年月日等
平成25年(2013年)8月8日、郵送(簡易書留)にて告知いたしま
-29-
した。
(2) 告知送付の内容は、3ページの資料1「戸籍謄本等の不正請求に関するお
知らせ」、次ページの資料2「同封文書」などが意向調査票というふうにさ
せていただいております。この2枚の文書等を送付いたしました。
なお、3ページの資料1「戸籍謄本等の不正請求に関するお知らせ」の文
書では、前回の審議の中で御意見をいただきました「説明を御遠慮されたも
の」としておりましたものを、「説明を辞退されたもの」に変更させていた
だいております。
1ページ目にお戻りください。
4
告知後の対応
連絡のあった4名に対しては、通知の理由、本件の経過、開示請求権の内容
等について説明し理解を求めるとともに、「戸籍謄本・住民票の写し等職務上
請求書に記載された事項(資料3)」について告知しました。
5ページ、資料3をご覧ください。
これは、今回、偽造され本市に不正請求された「職務上請求書」に記載され
ている事項を告知するために作成した記載事項です。実際の請求書の印影以外
の内容をこれに記載し告知しました。
続きまして6ページ資料4「告知経過と主な質問」をご覧ください。先ほど
までと重複いたしますが、再度経過等を報告させていただきます。
8月8日に、(資料1)(資料2)を不正請求された方6名に「簡易書留」
で送付いたしました。本人から連絡があった方のうち、3名の方は電話で内容
説明の後、御希望なさいましたので、5ページ資料3の申請書に記載されてい
る事項を「簡易書留」にて送付いたしました。同様に、本人から連絡があり、
電話で内容説明させていただいたのみの方が1名いらっしゃいました。が、
「簡易書留」を受領されましたが、連絡のなかった方が1名いらっしゃいまし
た。受領としておりますが、郵便局のインターネット追跡サービスで受領と確
認したのみです。「簡易書留」を送付しましたが、『保管期間経過』で返送さ
れ、再度送付しましたが、同様に『保管期間経過』で返送されている方が1名
です。
8月8日「簡易書留」送付後、本人から連絡があり電話でお話した際、皆様
-30-
に訪問させていただき面談での説明を進めさせていただいたんですが、皆様
「電話では説明できないのか」と電話での内容等の説明を求められましたので、
本人確認させていただいて上で、電話での内容説明となりました。電話での内
容説明でも、通知の理由、本件の経過、開示請求権等の内容等を説明し理解を
求めました。また、当時の状況、実際の被害の有無等をお聞きしました。現在
のところ人権問題等での相談は承っておりません。
電話応対時の主な質問内容は、「通知はなぜ今頃か?」、「誰が何のために
取得したのか?」、「実際の被害にあった時にどうすれば良いのか?」、「市
役所はどういう対応をしているのか?」、「今後の情報提供について」、また
「吹田市でのその他の被害者の状況は?」等がございましたが、各ケースごと
につき、各々に対応した回答を行いました。報告は以上でございます。
岡
会長
川内委員
ありがとうございます。何か、御質問ありますか?はい、どうぞ。
7月10日の当審議会に出てきたことですので、案件内容は熟知して
おります。一番関心のあることだけお訊ねしますが。資料の最終ページ6にな
りますが、6ページ。大きな2項の「電話対応時の主な質問内容」。該当者で
すね。そのうちの二つ、一番上の「通知はなぜ今頃か?」っていうことと、そ
れから一つ飛んで「実際に被害にあった時はどうすれば良いのか?」という御
質問に対して、どのようにお答えになっているのか、ちょっと参考までにお聞
かせください。
谷口市民課参事
「なぜ今頃か」っていうのは、前の審議会の方でもお話があっ
たかと思います。その時の説明とほぼ同じようなものなんですけれども、「平
成23年の11月当該事件の関係者の5名が逮捕されましたが、当時は事件の
概要や不正取得に関する詳細な情報が不明でありました。関係者5名の刑が確
定したは平成24年9月で、その裁判記録を閲覧できましたのは同年12月末
でした。そこで初めて事件の詳細が明かになり、大阪府内で見つかっている
『職務上請求書』についても、不正な請求であることを大阪府が確認し、平成
25年2月に、府下で統一的な対応をするよう説明会がありました。その後、
7月に本市の個人情報保護審議会に諮り、同意の答申を受け、現時点で告知に
いたった次第です。」というような内容で説明させていただきました。
川内委員
該当者は納得なさいました?
-31-
谷口市民課参事
そうですね、やっぱり、ほぼまあ、もう少しという、もっとお
っしゃるように、「もっと早く何故できないんだ」というふうに言われるのか
なと想像をしておったんですが、今の説明で結構御理解いただけたところの印
象の方が強いです。
川内委員
私自身としては、7月10日の審議会出てきて、8月8日に言うなら
ば郵送でしょ?そこにはまだちょっと、何か物足りないところがあるんですけ
ど。まあ取り敢えずそういうことですね。もう一つの方。
谷口市民課参事
川内委員
「実際の被害があった時」の。
そうそう。
谷口市民課参事
「その場合は相談させていただいて、人権侵害の恐れがある場
合は、関係部局と連携して対応させてもらいます。適切な助言や情報提供をさ
せていただきます。また、事前に警察とも実際協議しておりますので、必要と
あれば警察の方の担当者へ取次ぎ相談させていただきます。」というような回
答をさせていただいております。
川内委員
要するに、市役所にまず一報してくれってこと。
谷口市民課参事
川内委員
そうですね、まず。
その後、いろんなことは連携すると。警察の方に。
谷口市民生活室参事
川内委員
連携させていただきます。はい。
それで、その反応はいかがでしたか?
谷口市民生活室参事
実際、被害にあったという方は、今回のケースではいらっ
しゃいませんでした。
川内委員
じゃなくて、そういうふうにしてもらったら良いって言うあなたのお
答えに対して、向こうはどうしましたか。わかりましたということですか。
谷口市民生活室参事
そうですね。実際の被害がなかったからだと思うんですけ
ど。
川内委員
はい。ありがとうございます。
岡
他には?ありませんか。どうも市民課の皆さん御苦労様でございまし
会長
た。ありがとうございました。やっと、この案件終わりましたね、プライム事
件。どうもありがとうございました。
<
市民課職員
-32-
退室
>
岡
会長
それでは今日の審議案件、報告案件全部終了いたしました。その後に
何かその他ということで、何かございましたら御意見いただきたいと思います
けど。特にいいですか?それでは、何も無いようですので、これで終わりにし
ましょう。事務局の方で何かありますか?
速水情報公開課長
よろしいですか。すみません。2点ほど報告させていただき
ます。
まず、前回の審議会の時の「その他」の時に、委員の皆様の報酬支払いにつ
きまして、10%減額させていただくということで、この9月定例市議会に提
案がされますということを報告させていただいたのですが、9月定例市議会で
この案件が審議されまして、結局は否決ということになりましたので、従来ど
おりのままということで再度報告させていただきます。
岡
会長
何か、否決された理由はどんなことですか?この間のお諮りになった
ときは、皆さんだいたい同意されていたように思うんですけど。こちらの方と
しては同意さしていただいたのに。市議会で否決されたのは、何か理由が。
速水情報公開課長
議員さんの審議のほうなんで、あまり詳しくないんで申し訳
ございません。
五寳市民生活部次長
これについては、行政委員とか審議会委員を一緒くたにし
て提案していましたので、きちっともっと丁寧に分けてすべきやということが
大きかったんですけれども。
岡
会長
ああ、そうですか。結果的には我々大変ありがたいことで。
速水情報公開課長
すみません、もう1点。今後の日程でございますけれども、
通年のことでいきますと、平成26年度に向けた事業のことで、もし諮問案件
が出てくるとすれば、来年の1月又は2月ごろに次回の開催予定設定というと
ころになるんですけれども、今のところ予定案件は具体には届いておりません
ので。今後、何か諮問案件等が出てきましたら、決まり次第すぐに御通知のほ
うをさせていただきますので、どうぞその時はよろしくお願いいたします。
岡
会長
どうもありがとうございました。それでは、今日の審議会はこれで終
了したいと思います。どうも、お疲れ様でございました。
事務局全員
ありがとうございました。
-33-
以上
-34-
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