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Cat6 ソフトウェア資産管理を使ってライセンスの見直しをしよう!~初級編

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Cat6 ソフトウェア資産管理を使ってライセンスの見直しをしよう!~初級編
教えて!Cat
Catワンポイントアドバイス
【運用編/標準機能】Vol. 20 ソフトウェア資産管理を使って
ライセンスの見直しをしよう!
バージョン「6.6.0.0」よりソフトウェア資産管理が追加!
ソフトウェアの分類、ライセンスの登録・管理までライセンス管理に必要なフローを行うことができます。
上級編
報告書を作成してみましょう。
現状を把握し、不正ライセンスを見直します。
ライセンス承認の運用フローを決定しましょう。
中級編
管理するアプリケーションを分類します。
使用を許可していないアプリケーションを使っていないか把握してみよう。
初級編
はじめに.ソフトウェア資産管理とは?
昨今、ソフトウェア資産管理(SAM)の基準を満たす、ソフトウェアのライセンス管理が求められています。しかし、多種多
様なライセンスを管理することは困難で多大な工数がかかってしまうため、管理者様としてもどう管理していけばいいか困惑
されているのが現状です。
LanScope Catを使用することでそれらの問題を解決し、ライセンス管理に対する要望・市場に対応します!
【SAMの必要性】
1.説明責任が果たせない
2.著作権違反による法的問題と賠償問題の発生
3.社会的信用の失墜
4.非効率もしくはムダな費用負担の発生
5.不適切なソフトウェア利用によるセキュリティ上の問題と運用負荷の増加
1.社内の端末にインストールされているソフトウェアを把握しましょう!
お悩み
STEP 1
そもそも社内にどんなソフトウェア
がインストールされているのか、業
務に必要なソフトウェアはどれか。
必要なソフトウェアが把握できてい
ません。
解決
ソフトウェア資産管理で現状を把握
することによって、業務に必要なソ
フトウェアの判別ができるようにな
りました!
社内の端末にインストールされているソフトウェアを把握しましょう!
社内の端末に何がインストールされているのか、を把握するために、LanScope Catのソフトウェア資産管理機能を使ってイ
ンストールされているソフトウェアを把握しましょう。
ソフトウェアは大きく分けて以下の3タイプに分類されます。
●有償ソフトウェア
●無償ソフトウェア
●不許可ソフトウェア
実際にインストールされているソフトウェアを上記3タイプのソフトウェアにそれぞれ分類していきます。
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教えて! Cat【運用編/標準機能】 Vol.20
LanScope Cat6
2.把握したソフトウェアを有償/無償に分け、ライセンス登録しましょう!
表示方法はこちら!
⇒LanScope Cat6 標準操作ガイド
操作-第4部 7-6. ソフトウェア資産管理の
画面操作手順
A
有償ソフトウェア管理
有償のライセンスを「自動取得ソフトウェア」一覧から移動させ、登
録します。
B
無償ソフトウェア管理
無償のライセンスを「自動取得ソフトウェア」一覧から移動させ、登
録します。
C
自動取得ソフトウェア
LanScopede自動収集されたアプリケーション情報は図の「自動取得
ソフトウェア」に保存されます。
D
不許可ソフトウェア管理
不許可のライセンスを「自動取得ソフトウェア」一覧から移動させ、
登録します。
E
A
B
C
D
LanScope Catで自動収集されたデータはCの自動取得ソフトウェアゾーンに収集されます。有償のソフトウェアはAへ、
無償ソフトウェアはBへ、業務に不要の不適切なソフトウェアはDへ移動させます。有償/無償ソフトウェアの識別は、「ソ
フトウェア辞書」をご利用いただくことで、簡単に把握可能です!
移動方法は、「自動取得ソフトウェア」に表示されているアプリケーションにチェックを入れて、[≪][≫]で移動できます。
ソフトウェア辞書を登録すると、「フィルタ」(E)で「辞書タイプ」を選択し、「フィルタ」ボタンを押すことで、有
償・無償ソフトウェアのフィルタが簡単に行うことができます。
操作方法はこちら!
⇒LanScope Cat6 標準操作ガイド
操作-第4部 7-8. ソフトウェア資産管理画面の説明
ソフトウェア辞書をインポートしましょう!
ソフトウェア辞書は保守サイトに公開しております。
(https://tryweb2.motex.co.jp/cat6/index.html)
使用許諾書に同意いただき、必要事項をご入力いただくことでダウンロー
ドできます。
ダウンロードいただいた「SW_dictionary.zip」を解凍すると操作手順を
記載したテキストファイルとインポートデータのCSVファイルがあります
ので、テキストファイルにて手順を確認し、インポートを行っていきます。
操作方法はこちら!
⇒LanScope Cat6 標準操作ガイド
操作-第4部 7-12. ソフトウェア辞書画面の説明
統合コンソールを開き [ネットワーク全体]を右クリック、[資産情報]→[ソ
フトウェア資産管理]を選択し、「ソフトウェア辞書」タブを開きます。
画面下方に「インポート」ボタンがありますので、クリックし、
「LanScopeCat_ソフトウェア辞書_Ver***.csv」を選択し、インポート
を開始します。
インポート途中、データ容量が多いため、下図のように「(応答なし)」
状態となりますが、処理は進んでおりますので、強制終了等をせず、完了
までお待ちください。
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教えて! Cat【運用編/標準機能】 Vol.20
LanScope Cat6
3.利用申請・承認のフローで、不正にソフトウェアをインストールしている社員がいないか把握しましょう!
「インポートが完了しました」というダイアログが表示されれば、イン
ポートは完了です。
インポートされたデータを保存するために、必ず最後に「設定」ボタンを
押下して完了させてください。
作業完了後、「ソフトウェア分類・登録」タブを開くと、今まで「?」で
表示されていた各アイコンがそれぞれ自動的に変更されています。
アイコンは以下の5種類です。
STEP 2
有償ソフトウェアを種別ごとにライセンス登録して保有しているライセンスを入力しましょう!
STEP 1で分類したソフトウェアをそれぞれライセンス登録していきましょう。同じソフトウェアでも、バージョンが異な
るものがあり、別のアプリケーションとして表示されていることがあります。
例)
Adobe Reader 8.1.3 - Japanese
Adobe Reader 8.2.0 – Japanese
これらをひとまとめに1つのアプリケーションとしてグルーピングを行い、ライセンス登録することが可能です。
「ソフトウェア分類・登録」タブにて、ライセンス登録を行いたいソフト
ウェア名にチェックを入れ、画面上で右クリックします。
「チェック対象をライセンス登録する」を選ぶと、「ライセンス設定」画
面が表示されます。
ここでは、「ライセンス数量」と「ライセンス種別番号」が必須です。購
入したライセンス数の数量を入力します。これでライセンスの過不足も確
認していきます。「ライセンス種別番号」は御社で管理しやすいNOを
振ってください。
グルーピングが必要ないアプリケーションは単体で登録してください。
グルーピングしている場合「関連ソフトウェア」にチェック対象のアプリ
ケーションが表示されていますので、合わせて登録してください。
Microsoft Officeはライセンス種別を自動判
別することが可能です。
※ Office XP以降のみの対応となります。
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教えて! Cat【運用編/標準機能】 Vol.20
LanScope Cat6
3.利用申請・承認のフローで、不正にソフトウェアをインストールしている社員がいないか把握しましょう!
STEP 3
ソフトウェアに関連する媒体情報を入力して管理しましょう!
ソフトウェア資産管理を行う上で、ソフトウェアの媒体管理も監査上重要となります。パッケージのラベル等の情報を残し
ておく必要があります。LanScopeではどのソフトウェアがどの媒体と紐づいているのかを一元に管理可能です。
操作方法はこちら!
⇒LanScope Cat6 標準操作ガイド 操作-第4部 7-10.
ソフトウェア媒体管理画面の説明
「ソフトウェア媒体管理」タブを開き「追加」にて作成を行いま
す。
「ソフトウェア媒体設定」画面が表示されますので、「ライセン
ス媒体管理番号」を入力します。「ライセンス種別番号」は、ラ
イセンス登録の際に登録したNOと紐づかせます。
紐づけることによって、ソフトウェアと媒体を紐づけることが可
能になります。
「インストールキー」の登録もできますので、媒体毎に登録する
と一目でキーの把握まで可能です。
表示されている項目以外の情報がほしい場合には「任意項目設
定」から追加できます。
項目の順番を変更したい場合にも「任意項目設定」画面から可能
です。
STEP 4
各ライセンスの利用申請、利用承認、ライセンス付与を行い、管理するために必要な情報を入力しましょう!
各ソフトウェアを必要としている各部署へライセンスを割り振り、ライセンスの利用申請を行いましょう。
操作方法はこちら!
⇒LanScope Cat6 標準操作ガイド
操作-第4部 7-11. ソフトウェア資産管理台帳画面の説明
「ソフトウェア資産管理台帳」タブにて各種申請書類を一括で出
力することが出来ます。
「ソフトウェア利用申請」をエクスポートすることで、各部署ご
とのフォルダと、その中にエージェントごとのシートが自動で作
成されます。
作成されたファイルを、各部署・各エージェントに配布し、使用
したいソフトウェアに「○」を付けます。
エージェントに入力していただいた申請書を、上司が承認を行い、
ネットワーク管理者へまとめて提出します。
ネットワーク管理者は、申請フローに違反していないものにライ
センスを付与してください。
チェックが完了した申請書は一括でインポート、自動的にデータ
を紐づけることが出来ます。
STEP 5
実際のソフトウェア利用状況の差分を確認し、違法インストールがない環境にしましょう!
正しく申請が行われ、ライセンスが付与された端末は「ライセン
ス管理」タブの各項目で青色の文字で表示されます。
承認が下りていない不正インストールの端末は「不正利用」とし
て表示されますので、一目でライセンス違反が確認できます。
また、件数をクリックすると、インストールしているエージェン
ト情報が表示されます。
操作方法はこちら!
⇒LanScope Cat6 標準操作ガイド 操作-第4部 7-9.
保有ライセンス管理画面の説明
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教えて! Cat【運用編/標準機能】 Vol.20
LanScope Cat6
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