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(事業の説明・後退整備方法の種類)(PDFファイル 809KB)

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(事業の説明・後退整備方法の種類)(PDFファイル 809KB)
三鷹市
MITAKA CITY
あすへひろがるみち
狭あい道路拡幅整備事業
1
三鷹市にたくさんある狭あい道路
道路は、単に通行のためでなく、日照や通風などを確保し、住みやす
い環境を守るとともに、災害時の避難路などとして重要な役割を担って
います。ところが、三鷹市内には、道路幅員が4mに満たない狭い道路
等(狭あい道路)が数多く存在します。狭あい道路は、人と車、車と車
のすれ違いが大変危険なばかりか、救急車や消防車など緊急車両の通行
に支障をきたすため、消火活動や人命救助、避難行動の大きな妨げにな
ります。
2
なぜ事前協議が必要なのでしょうか
狭あい道路に接する建築敷地は、建築基準法に基づき後退することと
なっています。この後退線は、単に現況道路の中心から後退すれば良い
というものではなく、道路の状況、境界確定の有無、里道・水路敷の存
在、歴史的な経緯など様々な事情を考慮して、公平・公正なものでなく
てはなりません。これらを考慮せず後退線を決めた場合、一度後退用地
を寄附した人が再度後退を求められたり、余分な後退や未接道地が発生
する等、様々なトラブルが起きかねません。狭あい協議では「建築基準
法上の道路」と「道路法上の道路境界(管理区域)」、そして「所有権
境」の3つの線形が異なることによるトラブルを解消するために協議を
行っています。
また、三鷹市では所有権境と道路区域、建築基準法の後退線が一致す
ることが理想的と考えていますので、市道に面し、後退する場合には、
後退用地の寄附をお願いしています。
1
3
狭あい協議の対象
三鷹市では、次のような建築敷地が「狭あい道路拡幅整備協議」の対象です。
建築確認申請等は、この協議が完了し、所定の書類提出後に行って下さい。
2項道路
後退
建築基準法第42条第2項道路(いわゆる2
項道路)に接していて、道路の中心線から水
平距離2mの後退をしていない敷地
位置指定
道路復元
建築基準法第42条第1項第5号により指定
されている道路(いわゆる位置指定道路)に
接していて、指定線まで後退していない敷地
1項1号
現況幅員
不足
道路法による道路で、現況幅員が4m未満
(または区域決定幅員以下)のため、建築基
準法第42条第1項第1号に規定する道路とな
らないものに接する敷地
※現況幅員が4m未満であっても、4m以上の幅員
で境界確定済みのものは除く
隅切り
確保
東京都建築安全条例第2条第1項の規定に
より角敷地の建築制限を受ける部分の土地で、
基準に満たない隅切り用地に接する敷地及び
同項の規定によらない交通安全上必要な隅切
り用地
その他
その他市長が認める場合の敷地
2
4
整備の手法は3通り
後退用地の整備方法は
次の3通りです。
自主
整備
寄附
無償
貸付
三鷹市道
その他三鷹市管理道
(認定外道路等)
私
道
寄附
三鷹市道・その他三鷹市管理道に接する敷地の場合、
後退用地を市に寄附していただくことができます。
費用負担が少なく、メリットが多いのが特徴です。
※三鷹市道・その他三鷹市管理道(認定外道路等)以
外に接する敷地の場合、寄附を選択することはできま
せん。
詳しくはP.7へ
メリット
注意
事項
◆道路整備・測量・登記申請等を市が行いますので、申請
者の費用負担が少なくなります。
◆道路(後退用地)を個人で管理する必要がありません。
◆後退用地内にある構造物等については物件補償の対象と
なり、補償金を支払います。※撤去費用は申請者負担です。
◆L形側溝を布設替えするので見栄えが良くなります。
◆駐車場出入口等のL形側溝を切り下げ構造にすることも
可能です。※周囲の状況により希望に添えない場合もあります。
◆分筆登記に必要なため、後退用地に接する土地との筆
界確認書を用意していただく必要があります。分筆でき
ない場合は、寄附出来ません。
◆寄附を選んだ場合、協議後に自主整備に変更すること
は原則できません。
3
自主
整備
L形側溝等は動かさず、所有権等もそのままで、
後退線※と現道間の部分の整備を自費で行っていた
だく方法です。
後退用地の所有権は申請者のままですが、ここに
構造物を築造することはできません。
※この後退線は、建築のための暫定線ですので、将来の道路境界および予定
線を示したものではありません
詳しくはP.9へ
注意
事項
無償
貸付
注意
事項
◆後退用地の整備と管理は申請者が行います。車などが
乗りあげて舗装が壊れた場合等、市がそれを直すことは
ありません。
◆周囲の方々が寄附を選びL形側溝が後退整備された場
合、将来的に自分の敷地だけが道路に突き出る形になる
可能性があります。(6ページのイメージ図参照)
◆後退用地に対する固定資産税は、減免を受けられる場
合がありますが、相続税については、後退用地も資産と
して評価の対象になります。
三鷹市道に接する敷地の場合、後退用地を市に無
償貸付するという方法もあります。ただし、無償貸
付する後退用地は、申請者自らが分筆していただく
ことが条件となっています。
※無償貸付を選択できるのは三鷹市道(市道第○号
線のように路線番号が付いている路線)のみです。
認定外道路や私道の場合、無償貸付を選択すること
はできません。
詳しくはP.11へ
◆後退用地の分筆を完了し、無償貸付申請書の提出が
済んでから建築確認申請等を行ってください。未分筆
の場合、建築確認申請前の手続きに長期間要する場合
があります。
◆分筆登記は申請者が行う必要があるため、それに関
わる費用は申請者負担です。
◆後退用地に対する固定資産税は、減免を受けられる
場合がありますが、相続税については、後退用地も資
産として評価の対象になります。
4
整備
方法
対象
整備
工事
整備後
の管理
物件補償
の適用
分筆
登記
所有権
移転
登記
固定資産
税等の減
免手続き
寄附
三鷹市道・
その他三鷹市管理道
(認定外道路等)
○
三鷹市
○
三鷹市
○
あり
○
三鷹市
○
三鷹市
○
三鷹市
自主
整備
全ての道路
◆
申請者
◆
申請者
なし
不要
不要
◆
申請者
無償
貸付
三鷹市道のみ
○
三鷹市
○
三鷹市
なし
◆
申請者
不要
○
三鷹市
(注1)
(注2)
注1:寄附の場合に限り、後退用地に塀や樹木がある場合は、物件補償します。
なお、撤去工事は申請者自身で行っていただく必要があります。
注2:分筆後に無償貸付申請書の提出が可能となります。未分筆の場合、手続きに長期間を要する場合があります。
各整備方法のイメージ
寄附
L形側溝が後退します。
みなさんが寄附いただけ
れば、将来的に広い道路
が出来上がります。
無償
貸付
5
自主
整備
申請者が、塀などを後退線まで下
げる必要があります。後退用地に構
造物は設置できません。
※自主整備の場合も、「寄附」のイメージ図と同じようにL形側溝を後
退整備することを原則としますが、協議の結果L形側溝を動かさないで
暫定整備とする場合は、上のイメージ図のようになります。
将来、隣接地が「寄附」を選んだ場合、自分の敷地だけが突き
出る形になってしまう可能性があります。
6
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