...

受賞メニュー概要(平成24年10月29日修正)(PDF:1204KB)

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

受賞メニュー概要(平成24年10月29日修正)(PDF:1204KB)
受賞メニュー概要
農林水産大臣賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:有限会社タカノ(Kitchen Boo)
メニュー:学食バイキング(赤飯、谷田部ネギ入りミンチ
カツ、茄子とニシン煮、豚肉と牛蒡の甘辛煮、
谷田部ネギのヌタ、小松菜のごまマヨネーズ、
大葉入り出し巻、カブとベーコンのオリーブオイルマ
リネ、かぼちゃのグラタン、新生姜の酢漬、大
根の塩麹漬、具だくさん味噌汁、フルーツ等)
<使用した地場農林水産物:もち米、鶏肉、玉ねぎ、谷田部ネギ、茄子、
人参、小松菜、卵、カブ、トマト、かぼちゃ、生姜、大根等>
提 供 先:福井県立大学 小浜キャンパス内
(福井県 小浜市)
<メニューの特徴>
○ 毎日、地元市場に集まる地場野菜の規格外品を買い取って、野菜が到着してからメ
ニューを決めるため、メニューは毎日変わります。
○ 料理は30種類以上あり、お客様にも料理が毎回変わる楽しさが味わえます。また、手
作りにこだわるとともに、添加物がなるべく含まれていない調味料を使用するように心掛
けています。
○ 小浜市の伝統野菜”谷田部ネギ”を使ったヌタや、地元の蒲鉾店と連携して”谷田部ネギ
入り米かま”を提供しており、地産地消を多くのメニューに取り入れています。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 学生の食生活が最近は乱れており、せめて学生食堂では野菜中心のメニューが
バランス良く、食べられるように提供しています。
○ 地元のイベントに参加して、地産地消の普及を行っています。
○ 地域の生産者を招いた試食会や、流通・飲食店関係者らを招いた地産地消事例を
紹介する講演会等に協力しています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 市場に集まる規格外の地元産野菜を買取り、学食で提供しています。また、生産者
が新たに栽培をはじめた野菜も買取って学食で提供しています。
○ 地元の農産物を生産者や卸売り会社等と連携して加工品にして販売を行っています。
(柑なんば、谷田部ネギ入りミンチカツなど)
○ 福井県産大豆を使用した打ち豆のメニュー開発を行い、地元スーパーや大学等で試
食会やアンケートを実施して普及に努めています。
福井県産大豆新メニュー試食会
地もの獅子ゆずを使った”柑なんば”
1
文部科学大臣賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:砺波市学校給食センター
メニュー: ごはん、牛乳、ふくらぎのゆずみそかけ、
乾物くんの和え物、いとこ煮、地場産りんご
<使用した地場農林水産物:米、牛乳、ふくらぎ、ゆず、小松菜、切り
干し大根、干しずいき、干しなす、にんじん、キャベツ、小豆、大根、
里芋、りんご>
提 供 先:市内の幼稚園及び小中学校
(富山県 砺波市)
<メニューの特徴>
○ 砺波地方で作られている干しずいきや干しなす、切り干し大根などの伝統的な乾燥野
菜を現代風に「乾物くん」とネーミングして和え物に活用し て、しゃきしゃきとした歯ごた
えと先人達の知恵を紹介しています。
○ 子どもたちに郷土の伝統的な料理や地場産物について伝えるため、郷土の伝統的な
料理である「いとこ煮」を献立に入れています。
○ 苦手な子が多い「ゆず」を甘いみそだれにすることによって抵抗なく食べられるように
工夫しています。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 子ども特派員報告:平成15年より県農林振興センターや生産者と協力し、子ども
たちが特派員となって地元生産者の畑を訪問し、インタビューや収穫体験、地場産物
のクイズを実施している様子をビデオに撮り、市内の小中学校へ配布しています。
○ となみ野食材探検隊:平成20年より親子で地場産物等のほ場見学や収穫体験を実
施しています。
○ 児童・生徒と生産者との交流給食を実施し生産者の苦労や工夫を聞き、感謝の気
持ちを育む機会を作ったり、親子料理教室や給食試食会において、保護者にも地場産
物の積極的な活用を推進していることを紹介しています。
2 地域の農林水産業への活性化への寄与
○ となみの農産物生産グループ協議会(生産者組織)、県農林振興センター、農業協
同組合、市等と連絡調整会議を実施して連携をとっています。協議会からは事前に出
荷予定表を提出してもらい、献立の作成を行っています。
○ 学校給食を実施していない夏休み中に多く収穫されるトマトやおくら等を冷凍し利用、
なすや大根等を乾燥し利用、また給食センターで一度に大量処理出来ない南瓜や小
粒のじゃが芋等を業者でコロッケに加工し利用する等地場産物を活用しています。
(子ども特派員報告)生産者にインタビュー
(となみ野食材探検隊) 収穫体験
2
食料産業局長賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:西尾市立西尾中学校
メニュー:★愛知を食べる学校給食★(てん茶飯、牛
乳、味噌カツ、きゅうりとキャベツのたくあん
和え、豆腐汁、西尾抹茶わらび餅)
<使用した地場農林水産物:白飯、てん茶、牛乳、人参、ごぼう、小
松菜、三つ葉、豚ロース肉、卵、キャベツ、きゅうり等>
提 供 先:西尾市立西尾中学校(愛知県 西尾市)
<メニューの特徴>
○ てん茶飯に使用する「てん茶」は抹茶を茶臼でひく前のお茶のことで、抹茶の生産量
の多い西尾市ならではの食材です。渋みや苦みが少なく、甘みや香りのある特徴を活か
しています。
○ 市内の養豚業への理解を深めるために西尾市で多く飼育されているブランド豚※を使
用し、三河地方特有の豆味噌である八丁味噌をかけた、東海地方独特の料理「味噌カ
ツ」をメニューに取り入れています。
○ きゅうりとキャベツのたくあん和えは生徒が苦手とする野菜類を、歯ごたえのあるたく
あん漬けと和えることでさっぱりと食べられるようにしています。
※ブランド豚:独特の餌や独自の飼育方法で育てられた豚。市内の養豚農家では「みかわポーク」「やまびこ豚」「三
河もち豚」などを飼育し、安全で美味しく高品質にこだわりをもっています。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 製茶業組合と連携し、茶摘みから製茶までの工程を体験したり、市内教育関係者や
保護者などが参加する全校茶会などを通じて地域農産物や地域産業について理解を
深めています。
○ 生徒を対象に地場農産物を利用した料理・郷土料理を募集し、毎月6~8品を給食
に取り入れ、生徒の関心を高める活動を行うほか、食育だよりや中学校のブログにお
いて地場農産物やレシピを掲載して生徒や保護者に紹介をしています。
○ 食育月間等に地場農産物を使用した市内統一給食献立を作成、地域の道の駅と連
携し、道の駅で学校給食メニューを提供するなど、道の駅を訪れる人々へ学校給食へ
の理解と地産地消の推進を行っています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 青果市場、八百屋、納入業者と連携し、地場農畜産物を優先的に納入されるように
しています。
○ 市内学校給食に使用する大豆については、西尾市産の大豆を納品するとともに豆
腐などの大豆製品についても西尾市産の大豆で製造し納入されるよう生産者や商店と
連携しています。
茶摘みの体験学習をする生徒
道の駅にて学校給食メニューを提供
3
食料産業局長賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:社会福祉法人 足近保育園
メニュー:和食で健康「あぢか給食」(とうもろこしと枝
豆のごはん、アスパラガスときのこの豚肉
巻き、十六ささげとレンコンサラダ、箸が立
つ具だくさんの味噌汁、かぼちゃのプリン)
<使用した地場農林水産物:米、とうもろこし、枝豆さやなし、美濃け
んとん、アスパラガス、しいたけ、十六ささげ、レンコン、ミニトマト、人
参、茄子、玉ねぎ、じゃがいも、ねぎ、すくなかぼちゃ>
提 供 先:足近保育園(岐阜県 羽島市)
<メニューの特徴>
○ 調味料以外は全て岐阜県産を使用しています。米・野菜のほとんどは、園長をはじめ、
園児も手伝い、保育園周辺の畑で栽培したものです。
○ 園児が目で楽しめるよう、野菜の種類を多く使用して彩りよくすることや、素材の
味を楽しめるよう、和風の味付けをするなど、工夫して献立を作成しています。
○ 和食離れを懸念して和食中心の給食をモットーに「ま(豆)、ご(ゴマ)、わ(わかめなど
の海藻類)、や(野菜)、さ(魚)、し(きのこ)、い(いも)」給食作りに力を入れて取り組んで
います。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 園児には一年を通して、季節に合わせた野菜の苗植え、収穫、皮むき等の手伝い
や、収穫した野菜の持ち帰り、クッキング、野菜の花や栄養の勉強などを行っています。
職員や園児は畑仕事が日課のように、土に触れることにより、野菜を育て大切にする
気持ちを学び感謝する気持ちを育んでいます。
○ 保護者には毎月給食だよりの配布の他、年二回の食事アンケート調査、野菜の収
穫の手伝い、給食参観試食会の開催、家で人気のレシピを教えてもらうなどの交流を
行っています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 給食で使用される野菜は、保育園周辺の後継者不足の為に利用予定のない休耕畑
を借り入れて使用し、園長先生や園児達、近所の老人クラブ員で栽培しています。
その時期に栽培される旬の野菜を食べ、端境期には冷凍しておいた野菜や芋類を使
用しています。
○ 栽培した野菜の一部は、近隣住民に配り、地域住民との交流を行っています。
○ 野菜の苗や種は、近隣の農業協同組合から提供を受けるとともに、栽培方法につい
てもアドバイスを受けるなど、連携を行っています。
保護者もお手伝いをする枝豆の収穫
園長先生による園児達への農作業指導
4
食料産業局長賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:有限会社 福岡精肉・デリカ
TOMSANキッチン
メニュー:すっぱいさがんもん(うめごはん、ささ身の海
海苔揚げ、おからサラダ、アスパラの煮浸し)
<使用した地場農林水産物:米、人参、うめぼし、ささ身、卵、レタス、ミニ
トマト、刻み海苔、おから、赤ピーマン、玉ねぎ、きゅうり、アスパラガス>
提 供 先:佐賀市内の幼稚園・託児所
(佐賀県 佐賀市)
<メニューの特徴>
○ うめごはんの梅干しは子どもに合わせて少し控えて炊き込むと酸味が気になりません。
人参の色がきれいにでて、また梅のほのかな香りが食欲をそそります。
○ おからサラダのおからは佐賀県産の大豆を使用している店から、その日のおからを分
けてもらっており、大豆の甘みを味わえます。
○ 幼稚園用の宅配弁当は、きちんと箸とごはん茶碗を持って食べられるように、ごはん
はおひつに入れて配送し、園児達によそってもらっています。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 一年間の食育カリキュラムを作り、年間を通じてそれぞれの年齢に合わせた食育教
育を行っています。
○ 園庭で夏野菜を栽培し、その収穫した野菜を使って調理することによって、身近な自
然とかかわりあい、食材に関する感覚を豊かにしています。
○ 佐賀女子短期大学と連携し、地域の生産者を招いて親子料理教室を開催しています。
○ 野菜の旬クイズや紙人形劇で野菜や健康と食べ物の話を園児達に分かりやすく伝
えています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 食材の多くは佐賀県産を使用しています。幼稚園のパン給食のジャムはいちご、マス
カットベリーA、温州みかんの生産者に協力してもらい、全て佐賀県産で手作りで作って
います。
○ 嬉野茶※を使用した茶飯、骨太有明鶏※に牛尾梅林※の梅肉をぬったチキンカツ、上
場※産の紫芋のきんとんなど、四季折々の食材を活かしたメニューを提供しています。
※嬉野茶:佐賀県嬉野市の一帯で作られているお茶。釜煎り茶で香りが高くさっぱりしたのどごし。
※骨太有明鶏:有明海の牡蠣殻を飼料として与え、全成長過程で抗菌性物質を含まない飼料で飼育された鶏。
※牛尾梅林:佐賀県小城市の牛尾地区で江戸末期より梅栽培している梅林で85%を白加賀という品種が占める。
※上場:佐賀県の北西部にあり、東松浦半島を中心とした畑作地帯。サツマイモを利用した料理が多くある。
佐賀女子短期大学で、県内の小麦生産
者と親子でパン作りをする様子
夏野菜の苗植えの様子
夏野菜の収穫の様子
5
審査委員特別賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:田幸学校給食共同調理場
メニュー:麦ごはん、牛乳、広島県産こいわしの米っ
こ揚げ、地中熱ピーマンのカラフルマリネ、ひじき
のふりかけ、豆腐団子汁、三次産ゆずゼリー
<使用した地場農林水産物:米、小いわし、米粉、卵、たまねぎ、赤
ピーマン、黄ピーマン、きゅうり、めひじき、だいこん、にんじん、ごぼ
う、ねぎ、みそ、だしいりこ、ゆず等>
提 供 先:田幸小学校、川西小学校、和田小学校、神
杉小学校 (広島県 三次市)
<メニューの特徴>
○ 広島県産の小いわしに米粉とごまの衣をつけて揚げ、きゅうりと三次産の赤・黄ピー
マンのカラフルなマリネを添えました。小いわしはカルシウム源として骨ごと食べられる
ことができ、ごまの風味で食べやすくなっています。
○ ひじきの手作りのふりかけを添えることで、ご飯が食べやすく、手軽に海藻が摂取でき
ます。
○ 三次産のもち米粉と豆腐をこねて団子にしたり、三次産のゆずを使いゼリーにするな
ど、地域の産物をふんだんに使い、美味しくて栄養バランスの取れた給食です。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 生産者の方を生活科、道徳等の授業にゲストティーチャーとして招き、生活科の授
業では地域の生産者が作ったえんどう豆の皮をむく手伝いを通じて給食作りの大変さ
や野菜作りに込められた思いを伝えています。
○ 全校朝会では、地中熱ピーマンの生産者を招き環境問題についての話を聞くことに
より、高学年の児童は社会科で学んだことと結びつけて考えることができました。
○ 地域の生産者の指導を受けながら、米作り、ピオーネ作り、サツマイモの植え付け
等の食農体験や、こんにゃく作り、豆腐作り、もちつき等の食文化体験学習を行ってい
ます。
○ 毎日給食に使用している地域食材を通して「ふるさと三次の良さを子ども達に知って
もらいたい」という思いをもって、給食の前に今日の食材の一口メモを作成し、健康委
員の児童が読み上げています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 平成17年に地域の生産者が作ったふるさとランチグループのメンバーから給食用
の野菜を提供してもらっています。
○ 米飯給食を週3回から週4~5回に増やすとともに、地元の米粉を積極的に利用し
ています。
2年生 生活科(給食作りを手伝おう)
5年生 総合的な学習の時間(田幸の農業に学ぼう)
6
審査委員特別賞(学校給食・社員食堂部門)
受 賞 者:株式会社ニックス
メニュー:彩の恵み定食(茶飯、精進揚げ、黒豚と豆
腐の野菜あんかけ、ルーコラサラダ、すま
し汁、お茶ゼリー)
<使用した地場農林水産物:米、狭山茶、茄子、グリーンアスパラ、
じゃがいも、彩の国黒豚、木綿豆腐、人参、玉葱、チンゲン菜、さかど
ルーコラ、トマト、水菜、みつ葉>
提 供 先:埼玉県庁第一職員食堂
(埼玉県 さいたま市)
<メニューの特徴>
○ 狭山茶をメインのテーマにしたメニュー。茶飯は茶の色のつき具合に注意し、見た目
から「茶」を感じるような色具合を実現しました。デザートのゼリーも狭山茶の味にこだ
わっています。
○ サラダには埼玉県坂戸市が町おこしと健康増進の両面から生産を増やしている「さか
どルーコラ」を使用しています。葉酸やカルシウム、鉄分等の栄養素を多く含み、ゴマの
風味や程よい苦みが特徴です。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 「原料原産地表示」ボードを食堂の入り口に設置し、毎日の使用食材を利用者へ伝
えています。また、年2回の「食育・地産地消フェア」では、食堂通路を利用して、「食
育」・「健康」・「地産地消」に関する情報の発信、展示、パンフレット配布などを行ってい
ます。
○ 使用する地場食材は、生産者に出来る限り会って話を聞き、聞いた情報は顔写真と
合わせて、生産者情報としてチラシ等に掲載し、埼玉県の農畜産業への理解を深めて
もらうように努めています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 狭山市の若手農業者グループ(狭山4Hクラブ)と定期的に懇談会を開催し、生産者
の思いや、野菜の適期等を聞き、野菜の特徴にあった調理法の相談をしています。
○ 取引価格についてはお互いにプラスになるように生産者と連携をして調整を行って
います。
狭山茶をもてなす茶むすめたち
通路展示による地産地消PR
7
資料2
農林水産大臣賞(外食・弁当部門)
受 賞 者:有限会社伊豆沼農産
メニュー:伊達の純粋赤豚と地元野菜の御膳 夏
(赤豚ロールキャベツトマト煮、赤豚の冷
しゃぶと地元野菜のサラダ、赤豚焼豚と紫
蘇ウィンナー、地元野菜のおひたし、牡蠣
殻ミネラル米、お味噌汁、地元野菜のお漬
物)
<使用した地場農林水産物:赤豚肉、キャベツ、トマト、ベビーリーフ、
自家製焼豚、自家製ウィンナー、旬の地元野菜、米、長ねぎ、胡瓜>
提 供 先:地域料理の店 レストランくんぺる
(宮城県 登米市)
<メニューの特徴>
○ 伊豆沼地域の生産者の方が愛情込めて育てた旬の食材をふんだんに使用したメ
ニューです。
○ 指定農家で育てられている伊達の純粋赤豚や、県内の生産者の顔が見える豚を原料
として製造したウィンナーなどを使用し、豚肉を中心としながら野菜もたっぷり食べられる
メニューです。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 地域の小学校の総合学習内で田植え、草取り、生き物調査、収穫体験など食農環
境教育プログラムを実施しています。
○ 食肉加工体験や、農作業体験等のイベントを実施し、地域住民と都市住民、生産者
と消費者との交流を行っています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 農家直売所で地域農産物の販売を行っています。
○ 年に一度、伊豆沼地域の収穫祭を開催し、生産者同士や生産者と消費者の直接交
流の場を提供しています。
○ 伊豆沼のススキから採取した乳酸菌を培養し、伊達の純粋赤豚で生サラミを作るな
ど地域の食材や資源を利用した商品開発を行っています。
「世界一田めになる学校」生き物調査
「冬水たんぼ」の田植え体験
伊豆沼めぐみ乳酸菌使用
発酵生サラミ
8
食料産業局長賞(外食・弁当部門)
受 賞 者:有限会社 青倉商店
メニュー:房総お宝弁当(ご飯、ひじきと菜花のミート
ローフ、お魚ハンバーグ、だんらんくじら
パーティ(つち鯨のカツ)、スズキの竜田あ
げ野菜あんかけ、セロリチャンプルー、菜
花とハバのりのパスタ)
<使用した地場農林水産物:米、牛乳、卵、菜の花、房州ひじき、に
んじん、サバ、長ねぎ、つち鯨、スズキ、白菜、しいたけ、カボチャ、セ
ロリ、ハバのり>
提 供 先:道の駅富楽里とみやま・ハイウェイオアシ
ス富楽店等(千葉県 南房総市)
<メニューの特徴>
○ 南房総市主催の子ども料理コンテストに入賞した6作品をおかずとして弁当のメニュー
に取り入れた地産地消弁当です。
○ 子ども達が地元食材を使って考えたオリジナルレシピを忠実に再現するよう心掛け、
弁当として冷めてもおいしく食べられるように調理、味付けを工夫しています。また、手作
り、化学調味料不使用にこだわっています。
○ 使用食材には南房総特産品の菜の花、セロリ、のり、房州ひじき等を使用し、季節に
よって使用できない野菜は、旬の食材を代わりに使用しています。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 弁当の掛け紙を利用して、子ども達の考えた料理に対する思いやエピソードを広く伝
えています。
○ 毎朝、生産者が道の駅富楽里とみやまの直売所に出荷する際に、旬の農産物や生
産方法等の情報を聞き、その時期の献立作りや情報提供に役立てています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 食材は地元の生産者と連携して調達しており、周辺で手に入らない場合は、市が民
間市場と連携して取り組んでいる南房総食品卸売市場などの地産地消の拠点施設を
利用するように努めています。
料理コンテストの表彰式の様子
手作りの温かさを出すために、柔らかい手書きの
パッケージにこだわりました
9
食料産業局長賞(外食・弁当部門)
受 賞 者:農事組合法人 食彩あさひ
メニュー:バタバタ茶飯に七福々露のせ弁当(バタバ
タ茶飯、七福々露(7つの具入り巾着))
<使用した地場農林水産物:米、バタバタ茶、塩蔵あざみ、干ぜんま
い、ススダケ、人参、うす揚げ、絹さや>
提 供 先:朝日町農林産物加工施設 食彩あさひ
(富山県 朝日町)
<メニューの特徴>
○ 朝日町の山々で採れ、貯蔵した山菜類の煮物を手軽に食べてもらおうと考案したメ
ニューです。
○ あざみ、ぜんまい、ススダケなど7つの具入り巾着を朝日町特産のバタバタ茶で炊い
た茶飯にのせました。
○ 御飯のトッピングとしてそのまま食べられますが、茶飯としっかり混ぜ込むと、バタバタ
茶飯の香ばしさが引き立って違った味わいが楽しめます。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ 地域の児童に対して、郷土料理「みそかんぱ※」の伝承や共同ほ場での幼稚園児の
さつまいも植え付け、収穫体験を行っています。
○ 地域の高校、大学に招へいされて、技術実習や講演活動を実施しており、未来を担
う青少年への農業理解の向上や技術伝承に努めています。
※みそかんぱ:ご飯を小判型に握り、割り箸に付けて焼き、ごまみそを塗ったもの。昔、炭焼きをする男性達
が山ごもりの間の食事として切った木の枝にご飯を付け、味噌を塗って食べたものが始まり。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 地域特産物を活用した「草だんご」(餡入りヨモギ団子)、惣菜などの加工品の開発
・製造を行っています。加工品はスーパーマーケットの直売コーナーやJA直売所を中
心に、観光土産施設等で販売するほか、直売市、イベント等で提供しています。
○ JA等が振興している農作物(米粉、ハトムギ等)を使用した加工品(どら焼きなど)の
開発に取り組み、直売所等で販売することにより、地域特産物の普及に努めています。
○ 特定地域の神事・仏事の供物である「塩かいもち(塩味餡のおはぎ)」づくりを依頼さ
れ、農村文化継承の一翼を担っています。
子供たちの「みそかんぱ作り体験」
直売市では惣菜を中心に販売
10
審査委員特別賞(外食・弁当部門)
受 賞 者:三浦 香代子
メニュー:不思議の国のアリス(パン、不思議の国の
アリス、赤米のリゾット、キャロットラペ、お
からの海老サラダ、芋がら(ずいき)煮、ナ
スのマリネ、ブロッコリーボイル、蒸しカボ
チャ、玉ネギのトロトロスープ)
<使用した地場農林水産物:黒米パン、豚肉、小松菜、赤米、にんじ
ん、ニンニク、おから、キュウリ、芋がら、なす、バジル、ブロッコリー、
カボチャ、玉ネギ、パセリ>
提 供 先:ヘルシーカフェのら
(埼玉県 さいたま市)
<メニューの特徴>
○ 「不思議の国のアリス」は豚肉と小松菜のソテーに程よいツブツブ感を残して仕立てた
赤米のリゾットをのせ、人参本来のもつ甘みをいかしてマリネにしたキャロットラペが美し
い色合いとともに旨みのポイントになっています。
○ ひとつひとつはもちろんのこと、全体を良く混ぜ合わせて食べると、はじめて食べる味
が口いっぱいに広がるようになっています。
<取組内容>
1 食育等の取組
○ さいたま市農情報特派員として、生産者との交流を通じ、地場農林水産物の生産販
売状況等のレポートと料理メニューの提案を行う他、さいたま市発行の「農情報ガイド
ブック」に掲載し、広く市民へ情報を提供しています。
○ 幼稚園、小中高の学校の栄養士、食品企業等と連携し、子ども達へ日本食文化を
伝えることや地域食材の新しい活用法などを学び合っていく場を提供しています。
○ 各種料理講座を開催し、地場産物を使用したメニュー等の普及を行っています。
2 地域の農林水産業の活性化への寄与
○ 県産農産物サポート店に加入し、店舗において契約農家の生産物を販売しています。
また、ファーマーズマーケットに契約農家とともに出店し、契約農家が作った野菜を使
用した弁当や総菜等を販売しています。
○ 埼玉産小麦ネットワークで県産小麦を使用したメニューの開発提案等を行っていま
す。また、学校給食調理講習会等で地産地消メニューの講義や実習を行い、地場産物
の普及に努めています。
ファーマーズマーケット
地元農畜産物を使用したこども食育料理講座
11
Fly UP