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平成 26 年度岩手県公立小学校放課後等運動サポート事業報告書 われ
平成 26 年度岩手県公立小学校放課後等運動サポート事業報告書 われは海の子 水泳 ~体力向上を目指した 大好きっ子! 宮古市立藤原小学校 全校児童数 「放課後水泳学習」の取組を通して~ 1 学校名 65 名 (男子 40 名 女子 25 名) ねらい 放課後に水泳教室を設定し、泳力と体力の向上を図り、水泳好きな児童育成を目指す。 2 取組体制 (1) 派遣に係る連絡調整について ・実施校と地域スポーツ指導者の決定を受け、本校体育部と「活用日時」と「活用内容」を話し 合った。 ・計画書について地域スポーツ指導者と調整を図った。なお、今回は2名の方が交互に指導に来 ることになったので、地域スポーツ指導者同士で連絡調整も行った。 ・日程を調整するとともに、地域スポーツ指導者からの活動内容についての意見を計画に反映さ せた。 (2) 実施内容に係る事前の打ち合わせについて ・事前に泳力に応じて3グループ編成にしておくことを確認した。 ・活動内容とその結果を2名の地域スポーツ指導者同士で引き継いでいくことを確認した。 3 実施内容 (1)実施期日及び会場 平成 26 年7月2日(水)~7月 30 日(木) 宮古市立藤原小学校 プール (2)取組内容 ・泳法の基礎となる動きを身に付ける。 ・続けて長く泳ぐことを目指して、泳法の指導を行う。 ・自分の力に応じためあてを持ち、見通しを立てて計画的に練習に取り組む。 ○地域スポーツ指導者との効果的な連携を図るために配慮(工夫)したこと 地域スポーツ指導者との効果的な連携を図るために配慮(工夫)したこと 1 児童の実態とねらいを伝え、理解いただいたうえで、活動内容を検討した。 2 活動後、地域スポーツ指導者と学校担当者と反省会を持ち、次回までに練習しておくポイントを 教えていただき、学校の授業に生かした。 ○成果と今後の方向性 ○成果と今後の方向性 1 成果 ・参加した児童全員の泳力が向上し、水泳に対する苦手意識がなくなった。 2 今後の方向性 ・水泳学習に意欲を持ち始めた児童の泳力をさらに伸ばしていく指導の工夫や機会を考えたい。 ・体力・運動能力の向上を図るためには、地域に気軽に足を運び、楽しく体を動かすことのできる 場と指導者が必要である。 ○ 取組内容 取組内容 【初歩的な泳ぎの指導】補助具を使って手や足の動きや呼吸 の方法を練習しました。 【背浮きの指導】(中野先生) 「手首とひじを曲げなければ沈むことはありません。 」 【け伸びの指導】(井原先生) 「耳の後ろで手を組んで、水の抵抗を押さえよう。」 【ターンの指導】ポイントは、“手と頭を引きつけ、壁をお す”。 スムーズにターンができるようになりました。 【向上した泳力と体力】 泳法の基礎となる動きから指導いただきました。活動開始時は、50Mを泳げる児童は 41 人中4人でし たが、終了時は 41 人中 39 人となりました。さらに苦手意識がなくなり、新たな目標に向かう気持ちも育ちました。 ・ビート板を使ったばた足練習はとても疲れたが、体が前に進み、速く泳げるようになった。 (4年女子) ・背浮き、け伸び、ターン、クロールを教えてもらった。10Mしか泳げなかったのに、50M泳げた。 (4年男子) ・背浮きの細かいポイントを教えてもらったことで、背泳ぎにも挑戦してみたいと思った。(5年女子) ・クロール 50Mのタイムが1分 09 秒だったのが、キックターンなどを教えてもらっているうちにどんどん速くなって、すごくう れしかった。 (5年男子) ・水泳が大の苦手だった。今では 50Mを 1 分切って泳げるようになった。ターンも教えてもらい、今は水泳が大好きになった。 自分を変えてくれた先生方に感謝している。(6年女子) ・平泳ぎは 50Mで精一杯だったのが 100Mも泳げそうだ。目標は 200M! 頑張ります。(6年男子) 【本事業を振り返って】 小さなステップは確実に身につくものであり、 「できない」からできる、そして「もっとやりたい」と いう意欲を引き出していただきました。今後の個々の体力づくりにつながっていくと思います。 ・ターン練習を小プールでやることにより体を小さくすることの大切さを理解することができた。練習方法のバリエーションを 学ぶことができた。 (教員) ・け伸びで泳ぐ姿勢の確認をしてきたが、背浮きを取り入れることで、より確実に身に付くことが分かった。(教員) ・水泳に対する姿勢が回を重ねるにつれ、前向きになっていくのが感じられた。 (地域スポーツ指導者) ・ターンの向上技術が見られた。また、体力や泳力も非常に伸びたと感じた。(地域スポーツ指導者)