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パネルディスカッション コンプライアンス関連の内部研修に係る聴衆から
◆パネルディスカッション コンプライアンス関連の内部研修に係る聴衆からの質問に加えて、セキュリティのグローバル スタンダードに対する考え方について、また、各パネリストのスピーチを踏まえ、パネルディス カッションが行われた。 (コンプライアンス意識向上のための社員研修について) ・コンプライアンスについては、綿密に全社員を対象として研修、レクチャー等を定期的に実施 しているほか、E ラーニングも活用している。 (矢野様) (セキュリティのグローバルスタンダードに対する考え方について) ・現在、国ごとに情勢、法律が異なることから、国ごとの状況を加味して対応をしているが、セ キュリティの問題にグローバルな対応は必要であり、スタンダードの作成に着手したところ。 (矢野様) ・セキュリティのグローバルのトップから地域の責任者を経て各国の責任者にトップダウンで周 知徹底が図られている。緊急時のみならず通常のオペレーションの中でのセキュリティ確保に ついても、グローバルスタンダードを策定している。ネットワーク上の事故にも、データベー スを一元化して情報の共有を図ることでグローバルに対応している。 (髙田様) (成田空港のハブ化について) ・空港間競争が激しくなる中で、昨今の首都圏2空港の発着枠拡大に向けた取組等は、今まさに 国の戦略としてハブ化へ動きつつあるということを示している。 (岡田様) ・エアラインが成田空港をスポークとして使用する場合、自社だけでは規模が小さいと判断され れば、共同上屋が利用される頻度が高まる。成田空港と羽田空港のどちらがハブとなるかは国 が考えるべき。首都圏空港のようにどちらからでも運航できるというのは選択の幅があって良 いと思うが、世界的に、距離別・方面別に分かれていない近接した空港の運用は稀と聞く。 (塚 原様) ・空港のハブ化は、国家戦略による場合と、米国のようにエアラインの戦略による場合がある。 ハブ化を進めるためには、成田空港と羽田空港の一体化が必要であり、もう一つ空港を作るく らいのコストをかけて、貨物・旅客ともに壮大なアクセスを作れば国益になる。 (矢野様) (地方空港の貿易空港化について) ・地方空港の国際化に関しては、旅客・貨物ともに、接続便など様々なネットワークを駆使し、 多様で付加価値のあるサービスを提供して競争していくことになる。 (岡田様) ・インフラ設計は、選択と集中、全体最適の観点から考える必要があるが、フォワーダーとして は、顧客が地方空港を選択するのであれば、躊躇なく進出していく。顧客をどう引き止めるか は、国や自治体の戦略にかかっている。 (矢野様) (エクスプレスカーゴの展開について) ・個人輸入に後押しされる成長セグメントがある。顧客に選ばれる価値を提供できるサービスで あれば、継続して伸びていくことから、 「お客様に選ばれる企業」を目指して、より満足して もらえるサービスを追及していく。 (髙田様) ・小規模なエクスプレス業者が共同上屋を使用しているケースは多々あり、今後支援していきた い領域と考えている。 (塚原様)