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調達仕様書 - 厚生労働省

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調達仕様書 - 厚生労働省
「労働基準行政情報システム・労災行政情報管理システム及び労災
レセプト電算処理システムに係るコンサルティング等業務一式
(平成 26 年度開始)」
調達仕様書
平成 26 年 1 月
厚生労働省労働基準局労災補償部労災保険業務課
目次
1.
調達件名 .................................................................. 3
2.
作業の概要 ................................................................ 3
(1)
目的 ................................................................. 3
(2)
用語の定義 ........................................................... 3
(3)
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの概要 ........... 3
(4)
情報システム化の範囲 ................................................. 4
(5)
受注者の作業概要 ..................................................... 5
(6)
作業内容・納入成果物 ................................................. 5
(7)
契約期間・履行期限 .................................................. 16
(8)
契約形態 ............................................................ 16
(9)
スケジュール ........................................................ 16
(10) 調達担当課室・連絡先 ................................................ 16
3.
情報セキュリティ要件 ..................................................... 17
(1)
基本事項 ............................................................ 17
(2)
情報セキュリティ対策 ................................................ 17
4.
作業の体制及び方法 ....................................................... 18
(1)
作業体制 ............................................................ 18
(2)
検収 ................................................................ 20
(3)
瑕疵担保責任 ........................................................ 20
5.
特記事項 ................................................................. 20
(1)
他業者との役割分担等 ................................................ 20
(2)
入札制限 ............................................................ 21
(3)
応札条件 ............................................................ 21
(4)
知的財産権 .......................................................... 21
(5)
再委託 .............................................................. 22
(6)
閲覧資料 ............................................................ 22
(7)
機密保持 ............................................................ 22
(8)
遵守事項 ............................................................ 23
(9)
作業場所 ............................................................ 23
(10) 環境への配慮 ........................................................ 24
(11) その他 .............................................................. 24
6.
妥当性証明 ............................................................... 24
-1-
【別紙一覧】
別紙1 用語集
別紙2 閲覧資料
別紙3 納入成果物、作業内容と SLCP-JCF2007 との対応関係
別紙4 作業スケジュール
別紙5 プロジェクト体制図
-2-
1.
調達件名
労働基準行政情報システム・労災行政情報管理システム及び労災レセプト電算処理シ
ステムに係るコンサルティング等業務一式(平成 26 年度開始)
2.
作業の概要
(1) 目的
厚生労働省は、「監督・安全衛生等業務の業務・システム最適化計画」及び「労
災保険給付業務の業務・システム最適化計画」(平成 18 年 3 月 29 日厚生労働省情
報政策会議決定)に基づき、平成 18 年度より監督・安全衛生等業務及び労災保険
給付業務の業務・システムの最適化を進め、平成 21 年 3 月には第Ⅰ期開発分とし
て労働基準行政情報システム(以下「基準システム」という。)と労災行政情報管
理システム(以下「労災システム」という。)との共通基盤部分が稼働している。
また、第Ⅱ期開発分(業務処理の集中化等)として平成 22 年 12 月に基準システ
ムが稼働したことにより、「監督・安全衛生等業務の業務・システム最適化計画」
が達成された。さらに、平成 23 年 5 月には労災システムの第Ⅱ期開発分が稼働し
たが、平成 23 年 3 月に「労災保険給付業務の業務・システム最適化計画」を改定
し、システムの更なる効率化等を図るため、平成 23 年度及び平成 24 年度に追加機
能開発を行い、また、平成 26 年 1 月より労災保険の診療費等に係るレセプトの受
付業務及び審査業務を行う、労災レセプト電算処理システムが稼働している。
基準システム及び労災システム(以下「労働基準行政システム」という。)及び
労災レセプト電算処理システムの運用・保守の安定的な維持とシステム運用に係る
品質向上並びに他システムとの連携に係る調査や調達支援を行い、労働基準行政シ
ステム及び労災レセプト電算処理システムにおける改修及びハードウェア・ソフト
ウェア等の更改(以下「改修等」という。)の品質を確保し、遅滞なく改修等を進
めるためには、関連業者の作業を専門・技術的な観点から評価及び管理する業務が
必要不可欠であり、当該業務を確実に遂行することができるコンサルティング等業
者の支援が必要不可欠である。
本仕様書は、契約締結日から平成 30 年 3 月末日までの労働基準行政システム及
び労災レセプト電算処理システムに係るコンサルティング等業務の調達を行うこ
とを目的とし、その仕様を記載したものである。
(2) 用語の定義
本仕様書で使用する用語の定義は、別紙 1 に示すとおりである。
(3) 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの概要
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムで対象とする業務は、
以下の 2 業務である。なお、詳細については、「監督・安全衛生等業務の業務・シ
ステム最適化計画」(平成 18 年 3 月 29 日公表[※1])及び「労災保険給付業務の
業務・システム最適化計画」(平成 18 年 3 月 29 日、平成 23 年 3 月 30 日(改定)
-3-
公表[※2])を参照のこと。
[※1] 監督・安全衛生等業務の業務・システム最適化計画について
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/03/tp0331-3.html
[※2] 労災保険給付業務の業務・システム最適化計画について
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/03/tp0331-4.html
①
監督・安全衛生等業務
監督・安全衛生等業務は、「労働条件の確保・改善」及び「労働者の安全と健
康の確保」に代表される、適正な労働条件の履行確保を目指すことを目的として
おり、次の3つの業務からなる。
(ア) 監督関係業務
労働基準監督制度に基づき、労働基準監督機関が事業場等に対し労働基準法
第101条第1項等に基づく臨検監督を実施し、労働基準関係法令違反が認めら
れた場合には事業主等にその改善を求め、危険性の高い機械・設備等について
はその場で使用停止等を命じる行政処分を行い、重大・悪質な場合は司法処分
を行う業務である。労働基準監督機関が行った監督指導の結果、重大又は悪質
な事案が認められた場合には、司法処分を含め厳正に対処している。
(イ) 安全衛生関係業務
労働災害防止計画を定め、職場における労働災害の減少を図るほか、業務と
過重労働による健康障害、職場のストレスによる健康障害等の作業関連疾患の
減少を図るとともに、重大な労働災害が発生した場合は、災害調査を実施し、
その原因究明と再発防止についての必要な指導を行う業務である。
(ウ) 賃金関係業務
最低賃金額の決定及び履行確保を行う業務である。
②
労災保険給付業務
労働災害については、過重労働の防止や各種の安全衛生対策など、その発生の防
止を最優先課題として取組みを進めているが、いったん労働災害が発生した場合
には、労働者の負傷、疾病、障害、死亡等について迅速かつ公正な補償が不可欠
である。労災保険制度は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷、疾病、障
害、死亡等に対して、迅速かつ公正な保護を行うために保険給付を行い、併せて
被災労働者の社会復帰の促進等を図るための事業を行い、もって労働者の福祉の
増進に寄与することを目的とする制度である。2011(平成23)年度の労災保険給
付の新規受給者数は61万4,914人であり、前年度に比べ3万9,956人の増加(6.9%
増)となっている。そのうち業務災害による受給者が54万4,862人、通勤災害によ
る受給者が7万52人となっている。
(4) 情報システム化の範囲
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの概要及び詳細につ
いては、別紙 2 に示す応札者(参加表明事業者)に開示する閲覧可能資料を参照す
ること。
-4-
(5) 受注者の作業概要
監督・安全衛生等業務及び労災保険給付業務の業務・システムの最適化実施の
経緯、労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る設計内容
及び業務・システムについて精通の上、状況に応じて適切かつ主体的な提言をし、
以下の作業を実施すること。作業の詳細については、「2.(6)作業内容・納入成
果物」を参照すること。
なお、労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムは、複数の事
業者が介在し、改修等業務を行っている。受注者は、これら複数の事業者が、同
時並行で、同一システムに対して改修等業務を行っていることに十分留意する必
要がある。
表 2-1
受注者の作業概要
受注者の作業概要
①
厚生労働省全体管理組織(PMO)等への報告支援
②
改修等に係る進捗管理
③
改修等に係る品質管理
④
成果物の検査
⑤
サービスレベル管理
⑥
仕様変更管理
⑦
改修案件に係る妥当性審査
⑧
課題管理
⑨
リスク管理
⑩
コミュニケーション管理
⑪
研修及び事例調査
⑫
業務・システム最適化等関連作業
⑬
調達支援
⑭
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの改
善のための支援及び法令改正等制度改正のための支援
⑮
次期更改に向けた対応
⑯
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係
る労災診療費算定基準及び診療報酬改定等の対応支援
⑰
インシデント分析
⑱
ドキュメントの更新及び管理
⑲
総合運転試験(RT)
⑳
レセプト管理システムの代替機能実現のための改修に係る支援
㉑
他システムとの連携に係る調査支援
㉒
その他作業
(6) 作業内容・納入成果物
本仕様書に示す作業及び納入成果物については、本仕様書とともに、「監督・安
全衛生等業務の業務・システム最適化計画」、「労災保険給付業務の業務・システ
ム最適化計画」及び最新の「業務・システム最適化指針(ガイドライン)」(平成
18 年 3 月 31 日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定。以下「ガイドライン」
-5-
という。)に基づき実施及び納入すること。
①
作業内容
労働基準行政システム改修業者(以下「改修業者」という。)、労働基準行政
システムアプリケーション保守業者及び労災レセプト電算処理システムアプリ
ケーション保守業者(以下「アプリケーション保守業者」という。)、労働基準
行政システムハードウェア等納入業者及び労災レセプト電算処理システムハード
ウェア等納入業者(以下「ハードウェア等納入業者」という。)、労働基準行政
システム運用業者及び労災レセプト電算処理システム運用業者(以下「運用業者」
という。)、及び労働基準行政システム拠点LAN導入業者(以下「事業者等」と総
称する。)に係る以下の作業を本契約締結日から実施すること。
また、本仕様書に示す作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係については、別紙3
を参照すること。
以下に示す事項に精通の上、作業の実施を行うこと。なお、精通のための習熟
を実施した際は、習熟の方法を含め、労災保険業務課に報告すること。
a
「監督・安全衛生等業務の業務・システム最適化計画」及び「労災保険
給付業務の業務・システム最適化計画」の内容
b
過去の工程管理等支援業者及びコンサルティング等業者の成果物並びに
事業者等からの納品物
c
最適化実施に係る過去の経緯
d
監督・安全衛生等業務及び労災保険給付業務全般
e
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る各種設
計書(外部システムに関する仕様書、EA ドキュメント、環境定義書を含む)
の内容
f
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る運用マ
ニュアル、機械処理手引及び事務処理手引の内容
g
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの運用
h
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムのハードウェ
ア・ソフトウェアの内容
i
平成 25 年 5 月の労働基準行政システムのハードウェア等更改及びそれ
に伴う改修の内容
(ア) 厚生労働省全体管理組織(PMO)等への報告支援
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る厚生労働省
全体管理組織(PMO)等への報告について、以下の支援を行う。厚生労働省全
体管理組織(PMO)等への報告は、毎月1回~2回程度である。
a
厚生労働省全体管理組織(PMO)等へ定例的に提出する実施状況報告等の
作成を支援すること。
b
厚生労働省全体管理組織(PMO)等へ定例的に行う実施状況等に係る報告
を支援すること。
(イ) 改修等に係る進捗管理
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る改修等案件
-6-
について、次の進捗管理を行う。
a
改修業者、アプリケーション保守業者及びハードウェア等納入業者(以下
「改修業者等」という。)が遵守すべき統一的な進捗管理の方法(進捗報告
の手順、WBS の作成方法、進捗報告に用いる様式等)を規定する進捗管理
要領を、必要に応じて速やかに更新すること。
b
進捗管理の方法に問題がある場合や進捗に遅延が発生した場合は、労災保
険業務課と協議の上、改修業者等に対して是正指示を行うこと。
c
改修業者等が策定する改修等スケジュールの妥当性(必要な作業がすべて
計画されているか、作業期間が適切であるか等)を評価し、報告書を作成
のうえ、労災保険業務課に提出すること。
d
改修業者等が実施する改修等案件の進捗状況について、進捗確認時点で実
施しているすべての作業が、予定のスケジュール及び予定の作業内容と比
べて、どの程度の状況かを把握し、報告書を作成のうえ、労災保険業務課
に提出すること。
e
改修等スケジュールの進捗に遅延が発生した場合は、改修業者等が具体的
なリカバリ策を講じられるよう、改修業者等による原因の究明及び対応策
の検討を支援し、問題解決へ向けた助言を行うこと。
また、実施内容の詳細、リカバリに向けた対応について、労災保険業務課
に報告すること。
f
改修業者等がリカバリ策を確実に講じているか否かについて疑義がある
場合には、労災保険業務課と協議の上、労災保険業務課の指示のもと、必
要に応じて業者事務所に赴き、具体的な作業内容や進捗状況を直接確認し、
適正な助言等を行い、問題の解決を図ること。また、その詳細について、
報告にまとめ、労災保険業務課に提出し、問題が解決するまで、継続的に
労災保険業務課に提出の上、指示を受けること。
g
改修業者等が行う、すべての改修等案件を含む全体スケジュールを作成す
ること。また、労災保険業務課による一元的な案件管理を支援すること。
(ウ) 改修等に係る品質管理
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る改修等案件
について、次の品質管理を行う。
a
事業者等が遵守すべき統一的な品質管理の方法(各工程の成果物、品質管
理の手順、品質報告に用いる様式等)を規定する品質管理要領を、必要に
応じて速やかに更新すること。
b
事業者等の成果物の品質を評価し、報告書を作成すること。
c
事業者等の成果物の品質が確保されていない場合や品質管理方法に問題
がある場合には、事業者等が具体的な対応策を講じられるよう、労災保険
業務課と協議の上、事業者等による原因の究明及び対応策の検討を支援す
るとともに、事業者等に対して是正指示を行うこと。また、事業者等に問
題解決へ向けた助言を行うこと。さらに、実施内容について、労災保険業
務課に報告すること。
d
事業者等が対応策を確実に講じていることに疑義がある場合には、労災保
-7-
険業務課と協議の上、労災保険業務課の指示のもと、必要に応じて業者事
務所に赴き、品質管理の方法や品質状況を直接確認し、品質の確保が図ら
れるよう、適正な助言等を行い、問題解決を図ること。
e
事業者等の成果物の提出状況を一元的に管理するための台帳を作成し、定
期的に提出状況を報告すること。なお、事業者等の契約期間単位で成果物
の提出状況を管理するため、台帳は、平成 25 年度末までの提出状況も含め、
作成すること。
(エ) 成果物の検査
事業者等が契約書等に基づき実施すべき役務が、契約期間満了までにすべて
履行されたことを把握できるよう、事業者等から契約書等に基づき提出される
成果物について、提出期限までに問題なくすべて提出されたことを把握し、報
告書を作成し、労災保険業務課に提出すること。
(オ) サービスレベル管理
事業者等に係るSLA(サービスレベル協定書)について、次の遵守状況の客観
的評価及び遵守のための検討支援を行う。
a
受注者の契約期間中に調達する各業者について、労災保険業務課と協議の
上、対象とする役務と対象としない役務の切分基準を示し、SLA(サービ
スレベル協定書)
遵守状況を客観的に評価するための基準を提案すること。
また、決定した基準に基づく SLA(サービスレベル協定書)遵守状況の評
価計画を作成すること。
b
事業者等より提出される SLA(サービスレベル協定書)についての成果物
(計画書及び報告書等)及び SLA 評価用基礎データを基に、SLA(サービス
レベル協定書)遵守状況を客観的に評価し、報告書を作成すること。
c
SLA(サービスレベル協定書)に係る基準を満たさない場合、事業者等に
協力し、原因の究明及び対応策の検討を行い、労災保険業務課に提案する
こと。
(カ) 仕様変更管理
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る仕様変更案
件について、次の管理を行う。
a
改修業者等が遵守すべき統一的な仕様変更管理の方法(仕様変更の定義、
仕様変更の手順、仕様変更に用いる様式等)を規定する仕様管理要領を、
必要に応じて速やかに更新すること。
b
改修業者等が仕様変更内容を適切に理解し、見積り作業及び仕様変更作業
を実施できるように、改修を行うための背景や目的を理解し、労災保険業
務課が行う要件定義書作成作業を主体的に支援すること。
c
仕様変更方法や仕様変更作業内容に問題がある場合は、労災保険業務課と
協議の上、改修業者等に対して是正指示を行うこと。
d
労災保険業務課による一元的な案件管理(対応予定、対応状況等の管理)
が可能となるよう、すべての仕様変更を一元的に管理するための台帳を作
-8-
成すること。なお、台帳は、平成 25 年度末までに対応が完了しなかった案
件も含め、作成すること。
(キ) 改修案件に係る妥当性審査
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る仕様変更
の妥当性審査を行う。
a
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る仕様変
更の妥当性(仕様変更ではなく運用等で対応できないか、業務的及び技術
的な観点から効率的及び効果的な仕様変更であるか、仕様変更に要する工
数及び費用が適正であるか等)を審査し、報告書を作成すること。
b
仕様変更の妥当性を審査するに当たっては、最適化実施に係る過去の経
緯、各種設計書、各種ドキュメント及び他システムの事例等に照らして総
合的・客観的な評価を行うとともに、セキュリティなどのシステム管理面
にも留意すること。審査が遅延し、労災保険業務課が想定する後続のスケ
ジュールに影響が出ないように、審査先業者と調整すること。審査が遅延
する恐れがある場合、対応策の検討を行い、具体的な提案を行うこと。ま
た、報告書は、専門用語の使用をできる限り控え、図表を取り入れるなど
分かりやすい形にするとともに労働基準行政システム及び労災レセプト電
算処理システムの特徴を踏まえた記載とすること。
(ク) 課題管理
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る課題管理を
行う。
a
労災保険業務課が遵守すべき課題管理の方法(課題管理の手順、課題管理
に用いる様式等)を規定する課題管理要領を、必要に応じて速やかに更新
すること。
b
労災保険業務課が対応すべき課題の抽出及び整理を行うこと。
c
労災保険業務課が対応すべき課題について、対応策及び対応期限を検討す
るとともに、
対応策が遅延なく実施されるよう関係者との調整を行うこと。
d
労災保険業務課が対応すべき課題を一元的に管理するための台帳を作成
し、対応状況、対応期限等を管理すること。なお、台帳は、平成 25 年度末
までに対応が完了しなかった課題も含め、作成すること。
(ケ) リスク管理
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係るリスク管理
を行う。
a
労災保険業務課が遵守すべきリスク管理の方法(リスク管理の手順、リス
ク管理に用いる様式等)を規定するリスク管理要領を、必要に応じて速や
かに更新すること。
b
労災保険業務課が対応すべきリスクが顕在化する前にその対策を講じ、抽
出及び整理を行うこと。
c
労災保険業務課が対応すべきリスクについて、対応策及び対応期限を検討
-9-
するとともに、対応策が遅延なく実施されるよう、関係者との調整を行う
こと。
d
労災保険業務課が対応すべきリスクを一元的に管理するための台帳を作
成し、対応状況、対応期限等を管理すること。なお、台帳は、平成 25 年度
末までに対応が完了しなかったリスクも含め、作成すること。
(コ) コミュニケーション管理
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る会議の運営
及び関連業者間の調整を行う。
a
労災保険業務課が指定する各種会議(各種毎に概ね週 1~2 回)に参加す
るとともに、開発状況及び運用状況等を報告する会議を開催すること(概
ね週 1 回)。その上で、会議の種別に応じて、労災保険業務課と協議の上、
議事進行の実施、議事録案等を作成すること。議事録案等については、翌
開庁日以内に作成し、労災保険業務課等の関係者の了承を得て 3 開庁日以
内に完成させること。
b
労災保険業務課と協議の上、会議資料を作成し、事前、場合によっては事
後に業務課の了承を得ること。また、会議資料作成に当たり、適宜、関連
業者と調整を行うこと。
c
労災保険業務課が関連業者間の調整を行う際に、プロジェクトマネジメン
トの観点からの助言を行うこと。
d
労災保険業務課と協議の上、関連業者間の調整を行うこと。
(サ) 研修及び事例調査
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの運用及び一般的
なIT技術に係る事項について研修を行うとともに、他の技術的先進事例調査を
行う。
a
労災保険業務課と調整して、労働基準行政システム及び労災レセプト電算
処理システムの運用及びクラウドや仮想化など一般的な IT 技術に係るコ
ンピュータ関連の技術、及びマルチベンダープロジェクトマネジメント手
法等に関する研修を行うこと。
なお、研修は年 5 回程度労災保険業務課の全職員を受講対象として実施
すること(1 回当たり 3 時間前後)並びに新任者を対象として年 1 回(3
時間前後)実施することを想定している。
b
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの改修等を行
う際の要件定義書作成作業、調達仕様書作成作業、仕様変更管理作業及び
総合運転試験(RT)に関する労災保険業務課の作業について、必要に応じ
て、研修を行うこと。
c
新制度等に対応するための労働基準行政システム及び労災レセプト電算
処理システムの改修等の実施に当たり、労災保険業務課の指示により、国
内外の官公庁及び民間企業等の情報システムに関する技術的先進事例の調
査報告(報告は少なくとも 2 ヶ月に 1 回)及び助言を行うこと。
- 10 -
(シ) 業務・システム最適化等関連作業
業務・システム最適化等に関連する作業及び資料作成を支援する。
a
労災保険業務課が業務・システム最適化計画を改定する場合、その内容全
般に対し、技術的支援及び助言を行うこと。
b
労災保険業務課が業務・システム最適化計画を改定する場合、厚生労働省
全体管理組織(PMO)等との調整を支援すること。
c
業務・システム最適化計画を改定する場合、労災保険業務課と協議の上、
改定に必要な関連資料(EA ドキュメント等)の作成を行うこと。
d
受注者の契約期間中に、業務・システム最適化計画以外に労働基準行政シ
ステム及び労災レセプト電算処理システムに係る業務・システムの見直し
計画を新たに策定する必要が生じた場合には、労災保険業務課の求めに応
じて、刷新可能性の評価を行うための調査を実施し、書面にて報告するこ
と。また、必要に応じて技術的支援及び助言を行うこと。
(ス) 調達支援
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る一連の調達
手続を支援する。平成26年度以降の主な調達案件は、毎年、5件程度を見込ん
でいる(増加する可能性もあります)。
a
調達手続に係るスケジュールを作成し、調達手続に係る進捗管理を支援す
ること。
b
調達計画書の作成を支援すること。
c
調達仕様書の作成を支援すること。調達方式が総合評価落札方式の場合、
総合評価基準表の作成も支援すること。
d
調達の参考見積を作成すること。
e
調達仕様書に係る各業者からの見積りを評価し、報告書を作成すること。
f
意見招請時に受けた質問への回答の作成を支援すること。
g
意見招請後、必要に応じて調達仕様書の修正を支援すること。調達方式が
総合評価落札方式の場合、総合評価基準表の修正も必要に応じて支援する
こと。
h
入札公告後、労災保険業務課が行う各業者への入札説明を支援すること。
i
入札公告後に受けた質問に対する回答の作成を支援すること。
j
資料閲覧に係る支援を行うこと(例えば、資料閲覧時の応対、同席の他、
閲覧資料の事前準備の支援等が挙げられる)。
k
各業者の入札後、各業者の提案書の評価を支援すること。
l
厚生労働省の作成する契約書案について、技術的観点からの確認、助言を
行うこと。
m
調達支援については、「ガイドライン」、「情報システムに係る政府調達
の基本指針」(平成 19 年 3 月 1 日 各府省 CIO 連絡会議決定)、『「情報
システムに係る政府調達の基本指針」に基づく、調達仕様書作成の手引(記
載例)』(平成 25 年 6 月 厚生労働省大臣官房会計課/大臣官房統計情報
部情報システム課/情報化統括責任者(CIO)補佐官/政策統括官付情報政策
担当参事官室)(非公表)、『「情報システムに係る政府調達の基本指針」
- 11 -
に基づく、調達計画書作成の手引(記載例)』(平成 24 年 12 月 厚生労働
省大臣官房統計情報部企画課情報システム課/情報化統括責任者(CIO)補
佐官)(非公表)、及び「情報システムの調達に係る総合評価落札方式の
標準ガイド」(平成 14 年 7 月 12 日調達関係省庁申合せ)等の各種指針に
準拠して行われるよう、対応すること。
(セ) 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの改善のため
の支援及び法令改正等制度改正のための改修支援
労働基準行政システムは運用段階であり、監督・安全衛生等業務及び労
災保険給付業務で入力しデータベースに蓄積されたデータを労災保険業
務課において情報分析ソリューション等で活用している。また、労災レセ
プト電算処理システムは平成26年1月に全国稼働を開始し、労災保険の診
療費等に係るレセプトの受付業務及び審査業務を行う。システム運用段階
において、技術的先進事例調査等のデータを効果的にデータを活用し、運
用改善に反映できるよう、技術的支援及び提言を行う(例えば、労働局か
ら運用改善等の要望があった場合、データ及び事例等をもとに提案するこ
とが挙げられる)。
また、法令改正等制度改正がなされる場合に、他項目で記述される内容
に加え、次の作業を行う。
a
労災保険業務課と共に業務担当課に対し、監督・安全衛生等業務及び労
災保険給付業務に係る、業務要件のヒアリングを行うこと。
b
ヒアリング内容に基づき、事業者等に対し提示する要件定義(情報分析ソ
リューションに係る分析テンプレート作成のための要件定義を含む)の作
成を支援するとともに、適宜、運用改善のための提言を行うこと。
c
要件定義の作成支援及び運用改善のための提言に当たっては、事業者等か
ら提案される複数の実現方法を比較し、費用対効果の比較考量を行うこと。
d
ヒアリング内容に基づき、案件管理、進行管理及び課題管理を行うこと。
(ソ) 次期ハードウェア等更改に向けた対応
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの次期更改に
ついては、労働基準行政システムと労災レセプト電算処理システムの統合、
労働基準行政システムと共働支援システムでのグループウェア等の統一化
(「監督・安全衛生等業務の業務・システム最適化計画」、「労災保険給付
業務の業務・システム最適化計画」及び「厚生労働省ネットワーク(共通シ
ステム)最適化計画」
(平成17年5月27日厚生労働省行政情報化推進会議決定))
及び既存システムのシステム改善等(業務効率化、業務アプリケーションの
更新、オープン化の推進を含む)等の課題を踏まえ次の対応を行うこと。
a 次期ハードウェア等更改に向け必要な調達案件を整理し、スケジュールの
作成を行い(ア)~(セ)及び(タ)~(二)の対応を行うこと。
b 次期ハードウェア等更改及びハードウェア等更改に伴うアプリケーショ
ン改修について
・影響調査を行うこと。
- 12 -
・次期ハードウェア等の仕様(プログラム言語、端末方式等)の検討を支
援すること。
・仕様の確定に必要な参考見積算出を支援(要件から工数等を算出するこ
とを含む)すること。
・予算要求資料の作成を支援すること。
c 労働基準行政システムと労災レセプト電算処理システムの統合について
・影響調査を行い、労災保険業務課に報告すること。
・サーバ構成や認証基盤等の統合の在り方の検討を支援すること。
・仕様の確定に必要な参考見積算出を支援(要件から工数等を算出するこ
とを含む)すること。
・予算要求資料の作成を支援すること。
(タ) 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る労災診
療費算定基準及び診療報酬改定等の対応支援
a
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る労災診
療費算定基準及び診療報酬改定等の法規、制度改正の情報(各種マスタ等
を含む)を労災保険業務課を通じて収集し、労働基準行政システム及び労
災レセプト電算処理システムへの対応方法についてシステム面から助言・
報告を行うこと。
b
労災診療費算定基準及び診療報酬改定等に係る範囲において、労災保険業
務課及び改修業者等が記録条件仕様・各種マスタ等を改定する場合、その内
容全般に対し、技術的支援及び助言を行うこと。
c
労災診療費算定基準及び診療報酬改定等に係る範囲において、運用業者が
受け付ける、指定医療機関等、レセプトコンピュータソフトウェアメーカ、
社会保険診療報酬支払基金・国民健康保険中央会ネットワーク(以下「支払
基金・中央会ネットワーク」という。)の利用者からの問合せに回答するた
めの運用担当者等からの二次的な問い合わせに対し、労災保険業務課の求め
に応じて、回答の作成を支援すること。
d
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る労災診
療費算定基準及び診療報酬改定等に係る影響を調査し労災保険業務課に報
告すること。
(チ) インシデント分析
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムのインシデントを
分析し、これに紐付く課題を洗い出し、かつ、そのクローズのための手法を検
討し、関係業者と調整の上、提言を行うとともにその内容を労災保険業務課に
報告すること。また、労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システ
ムにおいてインシデント等が発生した場合には、これに係る会議に参加すると
ともに、インシデント等の早期クローズに資する対応策について労災保険業務
課に対し助言を行うこと。
- 13 -
(ツ) ドキュメントの更新支援及び管理
労災保険業務課が管理する労働基準行政システム及び労災レセプト電算処
理システムについての各種ドキュメントの更新支援及び管理(平成25年度末
まで及び契約期間中に事業者等から提出された納品物の電子データの写しの
保管管理を含む)等を行う。
a
労災保険業務課が管理する労働基準行政システム及び労災レセプト電算
処理システムについての各種ドキュメント(運用マニュアル、機械処理手
引、EA ドキュメント、情報システム運用継続計画等)に変更が発生した場
合、その変更に基づき労災保険業務課が行う、ドキュメントへの反映内容
が適正であるか確認すること。
b
労災保険業務課が管理する労働基準行政システム及び労災レセプト電算
処理システムについての各種ドキュメント(運用マニュアル、機械処理手
引、EA ドキュメント、情報システム運用継続計画等)に変更が発生した場
合、その変更に基づき労災保険業務課が行う、ドキュメントへの反映作業
を支援すること。
c
平成 25 年度末まで及び契約期間中に提出された電子データの写しの保管
管理を行う。
d
ドキュメント保管管理の方法について労災保険業務課に報告の上承認を
受ける。
(テ) 総合運転試験(RT)支援
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの改修等に係
る労災保険業務課が実施する総合運転試験(RT)について以下の支援を行
うこと。
a 実施計画及び実施要領の案を策定し、これら文書の作成を支援すること。
b 総合運転試験(RT)の工程管理(総合運転試験(RT)に係る進捗管理、問
合せ管理、課題管理、品質管理、コミュニケーション管理及び全体統括等)
及び RT 準備の主体的な支援を行うこと。
c 状況に応じて、労災保険業務課の指示のもと、問い合せ表の起票を行うこ
と。
d RT の試験項目と監督・安全衛生等業務及び労災保険給付業務との整合性を
確認するとともに、各試験項目が障害検出に資するものとなるよう検討を行
うこと。
e 試験項目策定の支援を行うこと。
f 労災保険業務課が総合運転試験(RT)を実施するにあたり、事務用機器操
作業務を行える要員を配置し、試験項目の消化を支援すること(業務量につ
いては過去の総合運転試験(RT)の実績と同等程度を想定している)。
g 総合運転試験(RT)期間及び改修等案件の稼働・更改後の一定期間におい
て、労災保険業務課と協議の上、必要に応じて夜間対応等の要員配置等の措
置を行うこと。
- 14 -
(ト) レセプト管理システムの代替機能実現のための改修に係る支援
労災診療費等審査体制等充実強化対策事業によって措置されていたレセ
プト管理支援機器において平成 25 年 3 月末まで保管・活用され、後続のシ
ステムとして引き続き運用されているシステム(以下「レセプト管理システ
ム」という。)によって、診療内容や療養の経過を速やかに検索・表示・印
刷等し、これを基に労働局における労災診療費の審査、労働基準監督署にお
ける適正給付管理等を行っているが、平成 26 年度中に労働基準行政システ
ムにおいて、ストレージの増強等を行い一部機能の移管を行う見込みである
ことから、当該案件についても(ア)~(テ)、(ナ)及び(二)の対応を
行うこと。
(ナ) 他システムとの連携及び調整支援
他システムとの連携に係る調整の事項が発生した際には、質問・確認事項
等の一覧を作成・管理維持及びリスク管理すること並びに打合せ出席、議事
録案の作成及び技術的助言を行うこと。
(ニ) その他作業
a
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの改修等に係
る移行について、労災保険業務課において行う作業の進め方や、判断すべき
事項の検討を行い提案すること。例えば、移行判定に資する品質評価書を提
出すること、移行前後の監視計画案を策定すること、移行時のリスクに対応
するためのコンテンジェンシ計画案を策定すること等、労災保険業務課と協
議の上行う。
b
受注者の作業スケジュール、業務体制図、セキュリティ事故への対処方法
及びセキュリティ教育に係る実施方法等を含むプロジェクト実施計画書を
作成し、提出すること。また、労災保険業務課の求めに応じて、作業実績に
ついて報告すること。
c
共働支援システム、支払基金・中央会ネットワーク等他システムとの連携
を図る上で必要となる各種支援(技術的支援、助言等)を行うこと。
d
労災レセプト電算処理システムは、現在、診療費等の請求について、オン
ライン化しているが、今後、アフターケア、二次健康診断等給付及び訪問看
護の費用に係るオンライン請求についても順次システム化することを想定
している。このため、厚生労働省におけるアフターケア、二次健康診断等給
付及び訪問看護の費用の請求について、オンライン化に係る検討支援を行う
こと。
e
労働基準行政システムに係る及び労災レセプト電算処理システムに係る
設計・開発案件または改修案件について瑕疵等が発覚し、その対応に係る支
援が必要になった場合は、平成 26 年度以降実施の改修等案件と同様に、進
捗管理・品質管理等の各種支援を行うこと。
f
引継資料(成果物管理台帳、仕様変更管理台帳、課題管理台帳、リスク管
理台帳を含む)を作成し、引継対象業者への引継ぎを行うこ
と。
なお、引継ぎは、
労災保険業務課が指定する場所において実施すること。
- 15 -
②
納入成果物
納品物については、別紙 3 に示すとおりであり、各々の提出期日までに提出を
行い、別途、一括的に契約期間内に納品を行うこと。なお、本仕様書に示す納入
成果物以外にも、本業務において受注者が作成した資料について労災保険業務課
が提出を求めた場合はこれに従うこと。
③
納入形態等
(ア) 受注者は指定のドキュメントを日本語にて作成し、紙及び電子媒体(CD-R
又はDVD-R)により納入すること。
(イ) 紙のサイズは、日本工業規格A列4番を原則とすること。図表については、
必要に応じてA列3番縦書き、横書きを使用することができる。また、バー
ジョンアップ時等には差し替えが可能なようにバインダー方式とするこ
と。
(ウ) 電子媒体等に保存する形式は、PDF形式及びMicrosoft Office2010で読み
込み可能な形式とすること。ただし、労災保険業務課が別に形式を定めて
提出を求めた場合はこれに従うこと。
(エ) 納入したドキュメントに修正等があった場合は、紙については、それまで
の変更内容を表示するとともに更新履歴と修正ページ、電子媒体等につい
ては、それまでの変更内容及び修正後の全編を速やかに提出すること。
(オ) 紙及び電子媒体については正副2部ずつ用意すること。
④
納入場所
労災保険業務課が指定する場所とする。
(7) 契約期間・履行期限
契約締結日から平成 30 年 3 月 31 日までとする。
(8) 契約形態
請負契約形態とし、支払方法等は契約書にて定める。
(9) スケジュール
別紙 4 のとおりである。
(10)調達担当課室・連絡先
本仕様書に関する問い合わせ先は、次のとおりである。
郵便番号 177-0044
東京都練馬区上石神井 4-8-4
厚生労働省労働基準局労災補償部労災保険業務課
業務班
TEL
上条訓之、太田祥雄
03-3920-3786
- 16 -
3.
情報セキュリティ要件
(1) 基本事項
「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一管理基準」、「政府機関の情
報セキュリティ対策のための統一技術基準」、「厚生労働省情報セキュリティポ
リシー」、「労働基準行政情報システム情報セキュリティ対策実施手順書」及び
「労災行政情報管理システム情報セキュリティ対策実施手順書」等に準拠した情
報セキュリティ対策を講じること。同様に、労災レセプト電算処理システムのセ
キュリティに関する実施手順書等に準拠し、情報セキュリティ対策を講じること。
また、「厚生労働省情報セキュリティポリシー」、「労働基準行政情報システ
ム情報セキュリティ対策実施手順書」及び「労災行政情報管理システム情報セキュ
リティ対策実施手順書」は非公開であるが、「政府機関の情報セキュリティ対策
のための統一管理基準」及び「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一技
術基準」に準拠しているので、必要に応じ参照すること。
なお、「厚生労働省情報セキュリティポリシー」、「労働基準行政情報システ
ム情報セキュリティ対策実施手順書」及び「労災行政情報管理システム情報セキュ
リティ対策実施手順書」」の開示については、契約締結後、受注者が担当職員に
守秘義務の誓約書を提出した際に開示する。
(2) 情報セキュリティ対策
①
労災保険業務課が提供する資料、ハードウェア、ソフトウェア、データ及び施
設等を利用する際、厚生労働省情報セキュリティポリシー等を遵守し、万全の
セキュリティ対策を実施すること。また、厚生労働省が別途実施する第三者に
よる情報セキュリティ監査への対応を支援すること。
②
万が一、セキュリティ事故が発生した場合に備え、緊急時の対処方法を予め策
定するとともに、プロジェクト実施計画書にて当該対処方法を示し、労災保険
業務課の承諾を得ること。
③
万が一、セキュリティ事故が発生した場合は、労災保険業務課の指示に基づき、
原因の分析及び再発防止策を作成し厚生労働省の承諾を得た上で実行すること。
④
「厚生労働省情報セキュリティポリシー」等の見直しが行われた場合は、その
内容に準拠すること。
⑤
「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一管理基準」及び「政府機関の
情報セキュリティ対策のための統一技術基準」に準拠するよう、有効で具体的
なセキュリティ対策を提案すること。
⑥
セキュリティ対策を実施するに当たり、受注者内の社内教育や周知の具体的な
実施方法を予め策定するとともに、プロジェクト実施計画書にて当該実施方法
を示し、労災保険業務課の承認を得ること。
⑦
本仕様書に示す業務の遂行における情報セキュリティ対策の履行状況について、
労災保険業務課より情報セキュリティ対策の実績報告を求められた場合には、
速やかに報告すること。
⑧
本仕様書に示す業務の遂行において、受注者における情報セキュリティ対策の
履行が不十分であると認められる場合には、受注者は労災保険業務課の求めに
- 17 -
応じ、労災保険業務課と協議を行い合意した対策を実施すること。
4.
作業の体制及び方法
(1) 作業体制
受注者は、本仕様書に示す業務を履行できる体制を設けること。具体的には、作
業区分ごとに統括担当者を配置し、業務要員も複数名で配置するなど、業務を確実
に履行できる体制を設けること。
受注期間中に予定される主な作業は次のとおりであるので、統括担当者及び業
務要員の配置に当たっては、これを参考にして十分な体制を用意すること。なお、
作業スケジュールは、別紙(別紙 4 続紙を含む)を参照すること。
<受注期間中に予定される主な作業>
・労働基準行政システムの運用・保守(平成 26 年度~平成 29 年度)
(ハードウェア更改、労働基準行政システムと労災レセプト電算処理システ
ムとの連携を含む。)
・労災レセプト電算処理システムの運用・保守(平成 26 年度~平成 29 年度)
(ハードウェア更改、労働基準行政システムと労災レセプト電算処理システ
ムとの連携を含む。)
・労働基準行政システムと労災レセプト電算処理システムの改修(平成 26 年度
~平成 29 年度(予定))
・労働基準行政システムと労災レセプト電算処理システムに係る調達支援(平
成 30 年度以降の調達も含む。)
また、プロジェクト実施計画書にて受注者側の業務体制図を示し、厚生労働省の
承認を得ること。
なお、作業体制を設けるに当たっては、以下の条件を満たす責任者及び統括担
当者を中心メンバーとして配置し、必要に応じて統括担当者の配下に業務要員を
配置すること。
責任者及び統括担当者は本仕様書に示す業務に従事し、かつ契約期間の終了ま
で継続して業務を続けられる者を選任すること。
なお、作業遅延等の理由により適切な支援が期待できないと厚生労働省が判断
する場合、責任者に対して体制に係る改善要求を行うことがあるのでこれに従う
こと。
以下において、資格経験等を要件としているものについては、これを証明する
ものを労災保険業務課へ提示し、確認を得た者を配置すること。
① 責任者
責任者は本仕様書に示す業務全体に対する責任者とし、本仕様書に示す業務の
進捗状況及び業務内容を把握するとともに業務すべてにおいて統一性を図るこ
と。なお、副責任者を設定し、副責任者が責任者の指揮のもとで一部の業務につ
いて取りまとめに当たることは差し支えない。ただし、副責任者を設定する場合
- 18 -
は、責任者と同等のスキル・資格及び経験を有し、本仕様書に示す業務に従事さ
せること。
責任者として、複数のシステム関連業者が参画する大規模プロジェクト(設
計・開発、ハードウェア・ソフトウェア導入・保守、運用、アプリケーション保
守等の複数のシステム関連業者により実施されるプロジェクト)にて、工程管理
業務又はコンサルティング業務を行った経験を 2 年以上有すること。
分離調達型のプロジェクトにて工程管理業務又はコンサルティング業務を
行った経験を 2 年以上有すること。
EVM(Earned Value Management)による進捗管理に精通していること。
また、次の要件をすべて満たすこと。
(ア) 情報処理推進機構の実施する情報処理技術者試験のうちITストラテジス
ト試験又はプロジェクトマネージャ試験(旧制度による同等の試験を含
む。)又はPMI(Project Management Institute)が行うPMP(Project
Management Professional)の試験に合格し、資格を有している者
(イ) 複数のシステムとオンラインで連携し、全都道府県を網羅する情報システ
ム開発、保守、運用について異なる業者を調達するプロジェクトの管理を
実施した実務経験を有すること。(参考:平成25年4月時点で労働基準行
政システムは421拠点で使用されている。)
②
統括担当者
統括担当者は本仕様書に示す業務について、責任者の指示により、その業務の
一部を実施する。なお、統括担当者は作業区分ごとに配置し、受注者が必要に応
じて配置する業務要員の統括を行うこと。作業の区分については、受注者の判断
のもと実施すること。
統括担当者として、複数のシステム関連業者が参画する大規模プロジェクト
(設計・開発、ハードウェア・ソフトウェア導入・保守、運用、アプリケーショ
ン保守等の複数のシステム関連業者により実施されるプロジェクト)にて、工程
管理業務又はコンサルティング業務を行った経験を 2 年以上有すること。
分離調達型のプロジェクトにて工程管理業務又はコンサルティング業務を
行った経験を 2 年以上有すること。
EVM(Earned Value Management)による進捗管理に精通していること。
また、次の要件を満たすこと。
・情報処理推進機構の実施する情報処理技術者試験のうち高度試験又はPMI
(Project Management Institute)が行うPMP(Project Management Professional)
の試験に合格し、資格を有している者
③
業務要員
業務要員は受注者の必要に応じて配置すること。業務要員を配置する場合には、
複数のシステム関連業者が参画する大規模プロジェクト(設計・開発、ハードウェ
ア・ソフトウェア導入・保守、運用、アプリケーション保守等の複数のシステム
関連業者により実施されるプロジェクト)にて、工程管理業務又はコンサルティ
ング業務を行った経験を 2 年以上有するか、システム開発に係る工程管理業務又
- 19 -
はコンサルティング業務を行った経験及び複数業者との調整を必要とする業務
経験を 2 年以上有する者を含めること。
また、次の要件を満たす者を含めること。
・業務要員のうち、情報処理推進機構の実施する情報処理技術者試験のうち、
ITSS V3 のレベル 3 以上の資格を有している者
(2) 検収
①
「2.(6)③納入形態等」に則って納入成果物を提出すること。ただし、本仕様
書に示す納入成果物以外にも、必要に応じて納入成果物としての提出を求める
ことがあるので、本仕様書に示す業務にて作成した資料は常に管理し、最新状
態に保っておくこと。
②
納入成果物の検収に先立ち、労災保険業務課と協議の上、検収事項及び日程等
に関する調整を実施すること。
③
労災保険業務課が指定する担当職員の立ち会いの下、納入成果物の提出及び検
収事項の確認をもって検収完了とすること。
④
労災保険業務課による検収の結果、納入成果物の全部又は一部に不合格が生じ
た場合は、受注者は直ちに引き取り、必要な修正を行った上で、労災保険業務
課が指定した日時までに修正が反映されたすべての納入成果物を提出すること。
(3) 瑕疵担保責任
①
委託業務の検収後1年以内の期間において、委託業務の納入成果物に不備があり、
厚生労働省が修正の必要があると判断した場合は、受注者は速やかに不備の内
容に関して調査し、回答すること。
②
①における調査の結果、納入成果物に関して瑕疵等が認められる場合には、受
注者の責任及び負担において速やかに修正を行うこと。なお、修正を実施する
場合においては、修正方法等について、事前に厚生労働省の承認を得てから着
手するとともに、修正結果等についても厚生労働省の承認を受けること。
③
委託業務の検収後1年以内の期間において、労働基準行政システム及び労災レセ
プト電算処理システムに係る事業者等が実施する改修等の作業が当初予定のス
ケジュールどおりに遂行しなかった場合や、改修等の品質に瑕疵があり損害を
与えられた場合等は、受託者はその原因に関して調査し、厚生労働省に当該調
査結果を速やかに報告すること。
④
受託者は、厚生労働省が指定する期限までに③の原因に対して責任を負う者を
理由を付して報告すること。また、当該責任を負う者が複数あるときは、当該
責任の分担割合を提案すること。
⑤
③の原因により、厚生労働省に損害が生じた場合で、受託者の責めに帰すべき
事由による瑕疵が認められたときは、厚生労働省は、受託者にその損害の賠償
を求めることができる。
5.
特記事項
(1) 他業者との役割分担等
本仕様書に示す業務に係る関係者については、別紙 5 を参照すること。
- 20 -
(2) 入札制限
調達の公平性を確保するため、応札者(参加表明事業者)は、以下に挙げる事
業者及びこの事業者の「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭
和 38 年大蔵省令第 59 号)第 8 条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社を
持つ会社並びに委託先事業者等の緊密な利害関係を有する事業者でないこと。
①
厚生労働省情報化統括責任者(CIO)補佐官及びその支援スタッフ等(常時勤務
を要しない官職を占める職員、「一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に
関する法律(平成12年11月27日法律第125号)」に規定する任期付職員及び「国
と民間企業との間の人事交流に関する法律(平成11年12月22日法律第224号)」
に基づき交流採用された職員を除く。以下、「CIO補佐官等」という。)が現に
属する、又は過去2年間に属していた事業者。また、CIO補佐官等がその職を辞
職した後に所属する事業者(辞職後の期間が2年間に満たない場合に限る。)
②
監督・安全衛生等業務及び労災保険給付業務の業務・システム最適化に係る
「保守業務一式」、基準システム・労災システムに係る「ハードウェア・ソフ
トウェア等導入及び保守業務一式」、「運用等業務一式」、「ハードウェア・
ソフトウェア等導入及び保守業務一式(端末等の追加調達)」及び「拠点LA
N導入及び保守業務等一式」、及び労災レセプト電算処理システムに係る「ハー
ドウェア・ソフトウェア等導入、借入及び保守業務一式」、
「運用業務等一式」、
アプリケーション保守等業務」の受注者
また、本仕様書に示す業務の受注者は、今後調達が予定されている労働基準行
政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る改修業務並びに本仕様書に
示す業務にて受注者が調達仕様書の作成に直接関与した業務を受注することはで
きない。
(3) 応札条件
次の条件をすべて満たすこと。
① 分離調達型のプロジェクト(設計・開発・改修、ハードウェア・ソフトウェア
導入・保守、運用、アプリケーション保守等の複数のシステム関連業者により
実施されるプロジェクト)における工程管理・コンサルティング業務をシステ
ム開発開始から終了まで一貫して行った実績を有すること。
②
品質管理体制について「ISO9001:2008」、組織としての能力成熟度について「CMMI
レベル3以上」のうち、いずれかの認証を受けていること。
③
プライバシーマーク付与認定、ISO/IEC27001認証(国際標準)及びJISQ27001認
証(日本工業標準)のうち、いずれかの認証を受けていること。
(4) 知的財産権
①
本仕様書に示す業務にて作成・変更・修正されるドキュメント類の著作権(著
作権法(昭和45年5月6日法律第48号)第21条から第28条に定めるすべての権利
を含む。)は、受注者が従前より保有していた等の明確な理由により、事前に
書面にて権利譲渡不可能と示されたもの以外、厚生労働省が所有する現有資産
- 21 -
を移行等して発生した権利を含めすべて厚生労働省に帰属するものとする。
②
本仕様書に示す業務にて発生した権利については、受注者の著作者人格権を行
使しないものとする。
③
本仕様書に示す業務にて発生した権利については、今後、二次的著作物が作成
された場合等であっても、受注者は原著作物の著作権者としての権利を行使し
ないものとする。
④
本仕様書に示す業務にて作成・変更・修正されるドキュメント類に第三者が権
利を有する著作物が含まれる場合、受注者は当該著作物の使用に必要な費用負
担や使用承諾契約に係る一切の手続を行うこと。この場合は、事前に厚生労働
省へ報告し、了承を得ること。
⑤
第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争が生じた場合には、当該紛争の原
因が専ら厚生労働省の責めに帰す場合を除き、受注者の責任、負担において一
切を処理すること。この場合、厚生労働省はかかる紛争の事実を知ったときは、
受注者に通知し、必要な範囲で訴訟上の防衛を受注者に委ねる等の協力措置を
講ずること。
(5) 再委託
受注者は本仕様書に示す業務の全部又は主要部分を第三者に委託することはで
きない。これ以外の本仕様書に示す業務の一部について再委託を希望する場合、
受注者は、再委託を行う前に厚生労働省と協議し、書面による承諾を得ること。
その際、受注者は、再委託先業者名、再委託の内容、再委託の必要性、契約金額、
提供する情報の内容、再委託先の管理方法等を記載した文書を提出すること。
また、契約後、契約書及びその役務内容について、承諾を得ていない第三者に
開示、漏洩してはならないこと。
なお、第三者に委託する場合の責任は受注者が負うこと。
また、「5.(2)入札制限」に該当する業者は、本項における再委託先となるこ
とはできない。
(6) 閲覧資料
応札者(参加表明事業者)は、別紙 2 に示す資料の閲覧を希望することができ
る。資料の閲覧を希望する場合は、事前に守秘義務に関する誓約を行った上、厚
生労働省が定める期間、場所、方法において閲覧を許可する。なお、閲覧資料の
借用はできない。
(7) 機密保持
①
受注者は、本仕様書に示す業務にて知り得た厚生労働省の機密事項や他の企業
の営業秘密について、守秘義務を遵守すること。
②
本仕様書に示す業務の実施中はもとより業務の実施後も、本仕様書に示す業務
にて知り得たシステムの構造、ハードウェア及びソフトウェアで新たに開発さ
れた技術、知識及びその他本契約を履行する上で知り得た厚生労働省に係る情
報を厚生労働省の許可なく第三者に開示又は漏洩しないこと。また、そのため
- 22 -
に必要な措置を講ずること。
③
厚生労働省が提供する資料は、原則として貸し出しによるものとし、履行期限
までに返却すること。また、厚生労働省の許可なく当該資料の複製及び第三者
への提供はしないこと。
④
厚生労働省が提供した情報を第三者に開示することが必要である場合は、事前
に厚生労働省と協議の上、承諾を得ること。
⑤
厚生労働省の承諾を得た上で再委託を行う場合は、再委託先についても同様の
守秘義務を遵守させる契約を締結し、受注者の責任において管理すること。
⑥
本仕様書に示す業務を開始する前に再委託先を含めた受注者側のセキュリティ
管理体制を策定し、管理を実施すること。
⑦
①、②及び⑤の再委託先の守秘義務については、契約終了後においても義務を
負うものとする。
⑧
①、②及び③については、応札者(参加表明事業者)においても義務を負うも
のとする。
(8) 遵守事項
①
本仕様書に示す業務の実施に当たっては、次の文書に記載された事項を遵守す
ること。
(ア) 業務・システム最適化指針(ガイドライン)
(イ) 政府機関の情報セキュリティ対策のための統一管理基準及び政府機関の
情報セキュリティ対策のための統一技術基準
(ウ) 厚生労働省情報セキュリティポリシー
(エ) 労働基準行政情報システム情報セキュリティ対策実施手順書
(オ) 労災行政情報管理システム情報セキュリティ対策実施手順書
(カ) 労災レセプト電算処理システムのセキュリティに関する実施手順書
②
労災保険業務課へ提示する電子ファイルは事前にウイルスチェック等を行い、
悪意のあるソフトウェア等が混入していないことを確認すること。
③
受注者は、本仕様書に示す業務の実施において、民法(明治29年4月27日法律
第89号)、刑法(明治40年4月24日法律第45号)、著作権法(昭和45年5月6日法
律第48号)、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(平成11年8月13日法律第
128号)、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律(平成15年5月30日
法律第58号)等の関連する法令等を遵守すること。
(9) 作業場所
①
受注者は原則として、厚生労働省が提供する厚生労働省上石神井庁舎内の場所
(以下「作業場所」という。)に常駐して作業を行うこととするが、諸事情に
より厚生労働省が作業場所を用意できない場合には、別途協議の上、厚生労働
省上石神井庁舎から公共交通機関を利用して概ね1時間の範囲内に、作業に必
要な設備を備えた場所を用意すること。
なお、厚生労働省側で作業場所を用意できない場合には、受注者に対して事
前に連絡をした上で、別途協議する。また、厚生労働省の庁舎での作業につい
ては、厚生労働省が定める所定の手続を実施し承諾を得ること。
- 23 -
②
厚生労働省上石神井庁舎以外で作業を実施する場合には、事前に厚生労働省と
協議を行い、許可を受けた場所のみで作業を実施すること。なお、必要に応じ
て適宜、厚生労働省が作業場所の確認を実施することがある。
③
作業に当たり必要となる備品、什器及び消耗品等については、受注者の負担に
おいて準備すること。なお、備品等の作業場所への設置・整備に当たっては、
厚生労働省と協議を行うこと。
(10)環境への配慮
①
本仕様書に示す納入成果物については、国等による環境物品等の調達の推進等
に関する法律((平成12年5月31日法律第100号)グリーン購入法)に基づいた
製品を可能な限り導入すること。
②
導入する機器については、性能及び機能の低下を招かない範囲で、消費電力節
減、発熱対策、騒音対策等の環境配慮を行うこと。
③
政府の節電実行基本方針(平成23年5月13日電力需給緊急対策本部決定)や厚生
労働省節電実行計画(平成23年6月7日厚生労働省)等を踏まえた作業環境や作
業手順等を検討し、労災保険業務課の承認を得た上で実施すること。
(11)その他
①
電子行政推進に関する基本方針等の各種方針(今後出されるものも含む。)に
従うこと。受注者は、厚生労働省情報化統括責任者(CIO)補佐官、厚生労働省
全体管理組織(PMO)、厚生労働省個別管理組織(PJMO)から指摘等があった場
合は、指摘された事項について検討を行い、依頼に応じて必要資料等の作成を
実施すること。
②
納入成果物の提出に際し、厚生労働省から別途様式が提示された場合は、その
指示に従うこと。
③
想定外の大規模システムトラブルが発生し、業務に多大なる影響を及ぼす事態
等、厚生労働省が「緊急」と判断する事態の発生時に、しかるべき担当者間に
おいて24時間365日の連絡・対応を行うこと。
④
本仕様書に記載の事項に疑問が生じた場合は、厚生労働省との協議により円満
解決を図ること。
6.
妥当性証明
本仕様書の内容が妥当であることを確認した調達担当課室の長は、次のとおりであ
る。
厚生労働省労働基準局労災補償部労災管理課長
- 24 -
木原
亜紀生
【別紙 1】
用語集
本仕様書で使用する用語の定義は、次表に示すとおりである。
表
用語の定義
用語
共働支援システム
説明
厚生労働省の行政情報の連携の強化を図るとともに、行政の施策立
案、執行、評価などの各段階での意思決定を支援するシステム。電子
メール、電子掲示板等のグループウェア機能、利用者認証等機能が提
供されている。
労働基準行政システ
労働基準行政システムの改修を行う業者のこと。具体的には、
ム改修業者
平成26年度に予定されている、労働基準行政システムの制度
改正に伴うアプリケーション改修を行う業者を想定している。
労働基準行政システ
労働基準行政システムの運用管理及び業務アプリケーションの
ムアプリケーション
保守を行う業者のこと。
保守業者
労災レセプト電算処
労災レセプト電算処理システムの運用管理及び業務アプリケー
理システムアプリ
ションの保守を行う業者のこと。
ケーション保守業者
労働基準行政システ
労働基準行政システムの運用に係る実作業を担当する業者のこ
ム運用業者
と。
労災レセプト電算処
労災レセプト電算処理システムの運用に係る実作業を担当する
理システム運用業者
業者のこと。
労働基準行政システ
労働基準行政システムのハードウェア・ソフトウェア等の納
ムハードウェア等納
入・保守を行う業者のこと。
入業者
労災レセプト電算処
労災レセプト電算処理システムのハードウェア・ソフトウェア
理システムハード
等の導入、借入及び保守を行う業者のこと。
ウェア等納入業者
拠点 LAN 導入業者
労働基準行政システムの拠点 LAN の導入・保守を行う業者のこ
と。
工程管理等支援業者
監督・安全衛生等業務及び労災保険給付業務の業務・システム
の最適化実施のため、最適化実施に係る工程の管理等を行う業
者のこと。
1
【別紙 1】
コンサルティング等
監督・安全衛生等業務及び労災保険給付業務の業務・システム
業者
の最適化実施のため、労災保険業務課に対して特に技術面の審
査を中心とした支援・助言を行う業者のこと。
担当職員
労災保険業務課が指定する職員のこと。
PMO
プログラム・マネジメント・オフィスの略であり、厚生労働省
全体管理組織のこと。人事、会計、広報等の関係部局との連携
の上、府省内の業務・システムを統括し、最適化を推進する。
PJMO
プロジェクト・マネジメント・オフィスの略であり、厚生労働
省個別管理組織のこと。各個別システムの最適化を統括・推進
する。
他システム
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに関
連する外部のシステム群のこと。共働支援システム、厚生労働
省統合ネットワーク、厚生労働省汎用申請・届出等システム、
官庁会計システム(ADAMSⅡ)、ハローワークシステム、労働保
険適用徴収システム、住民基本台帳ネットワークシステム、社
会保険診療報酬支払基金・国民健康保険中央会ネットワーク、
レセプト管理システム等。
インシデント
ユーザからの問い合わせやシステム監視により、業務の遂行に
影響を及ぼすと考えられる事象として、運用業者が登録した情
報のこと。業務の遂行に影響を及ぼすことはないが、ソフトウェ
アの追加・変更などのサービス要求等もインシデント情報とし
て登録される。
仕様変更
労災保険業務課の承認を受けて既に確定している、労働基準行
政システム及び労災レセプト電算処理システムの基本設計書又
は詳細設計書の仕様に対する変更のこと。なお、仕様変更案件
とは、仕様変更管理の対象となる案件のことであり、追加改修
の候補となるものを指す。
総合運転試験(RT)
開発の最後の工程であり、要件定義書、調達仕様書等をもとに、
要件どおりにシステムが作られていることを労災保険業務課の
視点で確認する工程である。SLCP-JCF2007 での「1.6.13」と対
応する。
各種設計書
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係
る基本設計書、詳細設計書、プログラム設計書等を指す。
2
【別紙 1】
基本設計書
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムのシ
ステム化対象業務の業務内容とシステム機能の概要をまとめた
文書。業務の流れを定義するとともに、システム化によって実
現される機能の具体的な要件が概要レベルで記載される。
また労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システム
の構成や処理方式、性能・セキュリティの条件、移行・運用に
係るフローの検討結果等についても、基本的な合意事項が記載
される。
詳細設計書
基本設計書に基づき、労働基準行政システム及び労災レセプト
電算処理システムのシステム化対象業務の機能・画面・帳票等
の仕様をより詳細に定義した文書。また、労働基準行政システ
ム及び労災レセプト電算処理システムの処理方式・データモデ
ル設計等も具体的に記載される。
プログラム設計書
詳細設計書に基づき、労働基準行政システム及び労災レセプト
電算処理システムの、モジュールごとのプログラム仕様を定義
した文書。
運用マニュアル
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの運
用に係る、
「運用管理実施要領」、
「運用作業手順書」及び「運用
操作手順書」の総称。
運用管理実施要領
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの運
用全体に係る規約及び運用に係る管理プロセスを定義した文
書。
具体的には、運用全体に係る規約として、運用マニュアルの体
系・管理方法、運用体制(役割、連絡フロー)、会議体等が記載
される。また、運用作業を実施する際に必要な、インシデント
管理、問題管理、変更・リリース管理、構成管理、運用作業に
係るプロセスが記載される。
3
【別紙 1】
運用作業手順書
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムの運
用作業手順書として、次の 2 つが存在する。
<運用作業手順書(共通)>
運用管理実施要領にて定義された管理プロセス(インシデント
管理、問題管理、変更・リリース管理、構成管理、運用作業)
毎の運用作業を詳細に定義した文書。
具体的には、作業の発生契機、作業フロー、作業詳細、作業実
施に当たり必要な情報(運用操作手順書等)等が記載される。
<運用作業手順書(個別)>
端末・サーバ・ネットワークの監視、ジョブスケジュールの設
定、バックアップ媒体の管理、ユーザー情報管理、マスタメン
テナンス等、個別の運用作業を詳細に定義した文書。
具体的には、作業の発生契機、作業フロー、作業詳細、作業実
施に当たり必要な情報(運用操作手順書等)
、作業環境(場所、
端末、使用ツール等)等が記載される。
運用操作手順書
運用作業手順書に記載された運用作業を実施する際の労働基準
行政システム及び労災レセプト電算処理システムの操作手順を
定義した文書。具体的には、各種運用ツール(Systemwalker、
JP1 等)に係る操作手順、労働基準行政システム及び労災レセ
プト電算処理システムのマスタメンテナンス・データ更新に係
る操作手順等が記載される。
機械処理手引
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムが保
持する業務アプリケーションの操作方法等を記載した、職員向
けマニュアルのこと。職員が業務を遂行する際のシステムの操
作方法、留意点等を定める。
EA ドキュメント
業務・システムの最適化を実現するための設計思想・基本理念
をまとめた文書のこと。WFA、DFD 等が含まれる。
情報システム運用継
国民生活等に重大な影響を及ぼす業務を処理する情報システム
続計画
について、災害・事故等の非常時に早期に復旧させ継続して利
用するために必要となる基本的事項を定めたもの。
WFA(業務流れ図)
システム化対象業務の業務処理過程の中で、個々のデータが処
理される組織・場所・順序をわかりやすく記述した文書のこと。
DFD ( 機 能 情 報 関 連
システム間のデータの流れを示す図のこと。データを発生・吸
図)
収・処理・蓄積するシステムの間をデータの流れを示す矢印で
繋ぐ。
4
【別紙 1】
SLA(サービスレベル
サービス提供者(プロバイダ)とサービス委託者(顧客)との
協定書)
間で契約を行う際に、提供するサービスの内容と範囲、品質に
対する要求(達成)水準を明確にして、それが達成できなかっ
た場合のルールを含めて、あらかじめ合意しておくこと。ある
いはそれを明文化した文書、契約書のこと。
SLCP-JCF2007
ソフトウェアを中心としたシステムの開発及び取引のための共
通フレーム体系(2007 年版)のこと。
EVM
Earned Value Management の略であり、プロジェクトの計画や
成果物、労働力を同じ指標(出来高)に換算して管理すること
で、プロジェクトの遅延やコスト超過を早期に発見する手法の
こと。
5
閲覧資料
項番
提供資料名
1 基本設計書
2 詳細設計書
3 プログラム設計書
4 製造・試験関連ドキュメント
5 外部システム関連ドキュメント
6
EAドキュメント(最適化計画ド
キュメント)
概要
労働基準行政システムの機能に関する基本設計書(共通編、基準業務
編、労災業務編)、労災レセプト電算処理システムの機能に関する基本
設計書、基準システムの制度改正等に伴うアプリケーション改修に関す
る要件定義書(画面・帳票イメージ、関係条文等)
労働基準行政システムの機能に関する詳細設計書(共通規約編、共通
編、基準Ⅰ期編、労災過渡期編、基準Ⅱ期編、労災Ⅱ期編、運用編、構
成設計書)、労災レセプト電算処理システムに関する詳細設計書
労働基準行政システムの機能に関するプログラム設計書(共通基盤編、
基準Ⅰ期編、基準Ⅱ期編、労災過渡期編、労災Ⅱ期編)
開発用データベース作成方針書、コーディング規約、インストール手順書
外部システムに関する仕様書
EAドキュメント(機能情報関連図、機能構成図、業務流れ図、情報体系整
理図、実体関連図、データ定義表、コード定義表、情報システム関連図、
情報資産評価表、情報システム機能構成図、ネットワーク構成図)
【別紙2】
資料閲覧 契約時
対象
開示対象
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
7 ソースコード
ソースコード
○
○
8 システム環境定義書
環境定義書(本番環境、総合試験環境)
○
○
9 職員向けマニュアル
機械処理手引(概要・共通編、電子申請関連編、基準共通編、監督関連
編、安全衛生関連編、賃金関連編、労災補償関連編、免許管理編、労
災過渡期編、本省業務編、報告例規、安全衛生技術センター向けマニュ
アル)
○
○
10 データ移行に係る設計書
平成22年12月の基準システム追加機能部分の更改時、及び平成23年5
月の労災システムの更改時等の移行設計書
○
○
11 データ移行に係る計画書
平成22年12月の基準システム追加機能部分の更改時、及び平成23年5
月の労災システムの更改時等の移行計画書、移行実施要領、移行実施
要領手順書
○
○
12
工程管理業務報告書、全体設計・開発スケジュール、課題管理台帳、リ
スク管理台帳、コンサルティング業務報告書(実績、会議議事録を含む)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
17
運用スケジュール、問題管理簿、変更・リリース管理簿
運用に係る報告書、構成管理簿(構成管理棚卸報告書、職員満足度調
査結果報告書)、FAQ、サービスレベル報告書、運用日次チェックリスト
○
○
18
19
アプリケーション保守に係るド
20
キュメント
21
22
システム保守マニュアル、保守に係る報告書
追加・変更予定機能一覧
法令改正等改修の過去履歴
他社開発・改修業務アプリケーション対応一覧
運用・システム保守に係る作業一覧
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
23 テストに係る報告書
単体テスト報告書、結合テスト報告書、システムテスト報告書
○
○
24 各種調達仕様書
労働基準行政システムに係る設計・開発業者、アプリケーション改修業
者、運用管理・アプリケーション保守業者、ハードウェア・ソフトウェア等
借入・保守業者、運用業者、拠点LAN導入・保守業者及び統合NW業者
の調達仕様書
労災レセプト電算処理システムに係る設計・開発業者及びハードウェア
等導入・保守業者の調達仕様書
○
○
その他業務に係る基本設計書 特別加入、第三者行為災害、義肢等補装具費、統計調査報告、障害認
改定案
定に係る基本設計書の改定案
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
工程管理・コンサルティングに
係るドキュメント
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る工程
13
管理等支援・コンサルティング等業務一式に関する納入成果物のうち、
既に納品されている納入成果物
配線系統図、装置操作マニュアル、製品マニュアル、HWPP導入結果報
告書、保守計画書、機器構成表、保守報告書、検証結果報告書、納入
ハードウェア・ソフトウェア納入・
14
結果チェックリスト、ハードウェア等納入に係るハードウェア・ソフトウェア
保守に係るドキュメント
一覧
運用管理実施要領、運用作業手順書(共通)、運用作業手順書(個別)、
運用操作手順書
15
16 運用に係るドキュメント
25
厚生労働省情報セキュリティポリシー、労働基準行政情報システム情報
セキュリティ対策実施手順書、労災行政情報管理システム情報セキュリ
26 セキュリティに係るドキュメント ティ対策実施手順書、労災レセプト電算処理システムの構築に係る情報
セキュリティ対策要領(100頁程度)
27 会議体に係るドキュメント
平成23年度開催会議体一覧、平成24年度開催会議体一覧、平成25年
度開催会議体一覧
プロジェクト管理に係るドキュメ 進捗管理要領、品質管理要領、仕様管理要領、課題・問題管理要領、リ
ント
スク管理要領
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理システムに係る各業
29 SLAに係るドキュメント
者とのSLA(サービスレベル協定書)
28
備考:
1.○は閲覧対象。
2.業務上・セキュリティ上の制約により、閲覧対象の一部に開示できないものがある。
3.資料閲覧時、ソースコードはサンプルを開示する。
1/1
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
工程管理・
コンサル
ティング等
支援業務
作業項目
作業内容
納入成果物
提出期日
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
労働基準行 最適化計画と最適化 以下について精通していること。なお、精通のため 習熟方法及び 契約締結後、1ヶ 1.4.2
の習熟を実施した際は、習熟の方法を含め、労災保 習熟実施に係 月以内
政システム 実施の経緯の習熟
1.4.3
険業務課に報告すること。
及び労災レ
る報告書
※別途労災保険
・「監督・安全衛生等業務の業務・システム最適化
セプト電算
業務課より期限
計画」及び「労災保険給付業務の業務・システム最
処理システ
を指示した場合
適化計画」の内容
ムの習熟
は、それに従うこ
・過去の工程管理等支援業者及びコンサルティング
と。
等業者の成果物
・最適化実施に係る過去の経緯
業務とシステム機能
の習熟
以下について精通していること。なお、精通のため 習熟方法及び 契約締結後、1ヶ
の習熟を実施した際は、習熟の方法を含め、労災保 習熟実施に係 月以内
険業務課に報告すること。
る報告書
※別途労災保険
・労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理
業務課より期限
システムの各種設計書の内容
を指示した場合
・監督・安全衛生等業務、労災保険給付業務全般
は、それに従うこ
と。
システム運用の習熟 以下について精通していること。なお、精通のため 習熟方法及び
の習熟を実施した際は、習熟の方法を含め、労災保 習熟実施に係
険業務課に報告すること。
る報告書
・労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理
システムに係る運用マニュアルの内容
・労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理
システムの運用
・労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理
システムのハードウェア・ソフトウェアの内容
契約締結後、1ヶ
月以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
厚生労働省 厚生労働省全体管理 厚生労働省全体管理組織(PMO)等へ提出する最適化 最適化実施報 月次
全体管理組 組織(PMO)等への報 実施状況報告書等の作成を支援すること。
告書等
※状況によって
織(PMO) 告支援
は週次となる。
等への報告
支援
厚生労働省全体管理組織(PMO)等への最適化実施 -
-
状況等に係る報告を支援すること。
進捗管理
2.6.2
進捗管理要領の更新 改修業者、アプリケーション保守業者及びハードウェア 進捗管理要領 契約締結後、1ヶ 1.2.4
等納入業者(以下「改修業者等」という。)が遵守すべき
月以内
1.2.5
統一的な進捗管理の方法(進捗報告の手順、WBSの
(その後、必要に
作成方法、進捗報告に用いる様式等)を規定する進捗
応じて更新)
管理要領を、必要に応じて速やかに更新すること。
※具体的な更新
期限は都度、労
災保険業務課と
の協議により決
定すること。
進捗管理に係る是正 進捗管理の方法に問題がある場合や進捗に遅延が発 指摘・確認事項 具体的な提出期 1.2.5
指示
生した場合は、労災保険業務課と協議の上、改修業者 一覧
限は都度、労災 1.2.6
等に対して是正指示を行うこと。
保険業務課より
指示した期限に
従うこと。
改修等スケジュール
の妥当性評価
進捗状況の把握・報
告
改修業者等が策定する改修等スケジュールの妥当性 改修等スケ
(必要な作業がすべて計画されているか、作業期間が ジュールの妥
適切であるか等)を評価し、報告書を作成すること。
当性評価報告
書
改修等スケ
2.6.1
ジュールを新規 2.6.2
に受領した後、1
週間以内
(その後はスケ
ジュールの更新
があった場合に、
更新された設計・
開発スケジュー
ルを受領した後、
1週間以内)
改修業者等が実施する改修等案件の進捗状況につい 進捗状況把握 労災保険業務課
て、進捗確認時点で実施しているすべての作業が、予 に係る報告書 より依頼を受領し
定のスケジュール及び予定の作業内容と比べて、どの
た後、1週間以内
程度の状況かを把握し、報告書を作成すること。
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
改修等の進捗遅延に 改修等スケジュールの進捗に遅延が発生した場合は、 改修等の進捗
対する対応検討
改修業者等が具体的なリカバリ策を講じられるよう、改 遅延に対する
修業者等による原因の究明及び対応策の検討を支援 対応策の検討
し、問題解決へ向けた助言を行うこと。
支援報告書
また、実施内容について、労災保険業務課に報告する
こと。
1/8
労災保険業務課 1.2.5
より依頼を受領し 1.2.6
た後、1週間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
品質管理
作業項目
作業内容
納入成果物
提出期日
リカバリ策への対応
の実地確認
改修業者等がリカバリ策を確実に講じていることに疑 -
義がある場合には、労災保険業務課と協議の上、労災
保険業務課の指示のもと、必要に応じて業者事務所に
赴き、具体的な作業内容や進捗状況を直接確認し、適
正な助言等を行い、問題の解決を図ること。
全体スケジュールの
作成
改修業者等が行う、すべての改修等案件を含む全体ス 全体設計・開発 月次
ケジュールを作成すること。また、労災保険業務課によ スケジュール
る一元的な案件管理を支援すること。
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
-
品質管理要領の更新 事業者等が遵守すべき統一的な品質管理の方法(各 品質管理要領 契約締結後、1ヶ 1.2.4
工程の成果物、品質管理の手順、品質報告に用いる
月以内
1.2.5
様式等)を規定する品質管理要領を、必要に応じて速
(その後、必要に
やかに更新すること。
応じて更新)
※具体的な更新
期限は都度、労
災保険業務課と
の協議により決
定すること。
品質管理及び成果物 品質管理の方法に問題がある場合や成果物の品質が 指摘・確認事項 具体的な提出期 1.2.5
に係る是正指示
確保されていない場合は、労災保険業務課との協議の 一覧
限は都度、労災 1.2.6
上、事業者等に対して是正指示を行うこと。
保険業務課より
指示した期限に
従うこと。
成果物の品質評価
事業者等の成果物の品質を評価し、報告書を作成する 品質評価報告 各業者より成果 2.3.1
こと。
書
物を受領した後、 2.3.2
1週間以内
2.3.3
2.3.4
品質確保に対する対 事業者等の成果物の品質が確保されていない場合や 品質確保に対 労災保険業務課
応検討
品質管理方法に問題がある場合には、事業者等が具 する対応策の より依頼を受領し
体的な対応策を講じられるよう、事業者等による原因 検討支援報告 た後、1週間以内
の究明及び対応策の検討を支援し、問題解決へ向け 書
※別途労災保険
た助言を行うこと。また、実施内容について、労災保険
業務課より期限
業務課に報告すること。
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
品質確保に対する実 事業者等が対応策を確実に講じていることに疑義があ -
-
地確認
る場合には、労災保険業務課と協議の上、労災保険業
務課の指示のもと、必要に応じて業者事務所に赴き、
品質管理の方法や品質状況を直接確認し、品質の確
保が図られるよう、適正な助言等を行い、問題解決を
図ること。
成果物管理実施と検 事業者等の成果物の提出状況を一元的に管理するた 成果物管理台 月次
収支援
めの台帳を作成し、定期的に提出状況を報告するこ
帳
と。なお、事業者等の契約期間単位で成果物の提出状
況を管理するため、台帳は、平成25年度末までの提出
状況も含め、作成すること。
成果物検査 成果物の検査
の委託
事業者等が契約書等に基づき実施すべき役務が、契
約期間満了までにすべて履行されたことを把握できる
よう、事業者等から契約書等に基づき提出される成果
物について、提出期限までに問題なくすべて提出され
たことを把握し、報告書を作成し、労災保険業務課に
提出すること。
サービスレ SLA(サービスレベル 受注者の契約期間中に調達する各業者について、労
ベル管理 協定書)遵守状況の 災保険業務課と協議の上、対象とする役務と対象とし
評価
ない役務の切分基準を示し、SLA(サービスレベル協定
書)遵守状況を客観的に評価するための基準を提案す
ること。
また、決定した基準に基づくSLA(サービスレベル協定
書)遵守状況の評価計画を作成すること。
事業者等より提出されるSLA(サービスレベル協定書)
についての成果物(計画書及び報告書等)及びSLA評
価用基礎データを基に、SLA(サービスレベル協定書)
遵守状況を客観的に評価し、報告書を作成すること。
2.3.1
2.3.2
2.3.3
2.3.4
成果物検査報 各業者からの成 2.4.2
告書
果物提出期限
後、1週間以内
SLA評価基準
SLA評価計画
書
業者調達後、2週 1.7.1
間以内
(契約期間内に
12件程度)
SLA評価報告
書
四半期毎
SLA(サービスレベル SLA(サービスレベル協定書)に係る基準を満たさない -
協定書)遵守に係る検 場合、事業者等と協力し、原因の究明及び対応策の検
討支援
討を行い、労災保険業務課に提案すること。
2/8
1.2.5
1.2.6
-
1.7.7
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
作業項目
作業内容
納入成果物
提出期日
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
仕様変更管 仕様管理要領の更新 改修業者等が遵守すべき統一的な仕様変更管理の方 仕様管理要領 契約締結後、1ヶ 1.2.4
理
法(仕様変更の定義、仕様変更の手順、仕様変更に用
月以内
1.2.5
いる様式等)を規定する仕様管理要領を、必要に応じ
(その後、必要に
て速やかに更新すること。
応じて更新)
※具体的な更新
期限は都度、労
災保険業務課と
の協議により決
定すること。
仕様変更管理に係る 改修業者等が仕様変更内容を適切に理解し、見積り作 -
要件定義書作成の支 業及び仕様変更作業を実施できるように、労災保険業
援
務課が行う要件定義書作成作業を主体的に支援する
こと。
-
仕様変更管理に係る 仕様変更管理の方法や仕様変更作業内容に問題があ 指摘・確認事項 具体的な提出期 1.2.5
是正指示
る場合は、労災保険業務課と協議の上、改修業者等に 一覧
限は都度、労災 1.2.6
対して是正指示を行うこと。
保険業務課より
指示した期限に
従うこと。
仕様変更管理の実施 労災保険業務課による一元的な案件管理(対応予定、 仕様変更管理 月次
対応状況等の管理)が可能となるよう、すべての仕様 台帳
変更を一元的に管理するための台帳を作成すること。
なお、台帳は、平成25年度末までに対応が完了しな
かった案件も含め、作成すること。
審査
課題管理
2.2.1
2.2.2
2.2.3
2.2.4
2.2.5
2.2.6
仕様変更の妥当性審 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理シス 仕様変更案件
査
テムに係る仕様変更の妥当性(仕様変更ではなく運用 評価報告書
等で対応できないか、業務的及び技術的な観点から効
率的及び効果的な仕様変更であるか、仕様変更に要
する工数及び費用が適正であるか等)を審査し、報告
書を作成すること。
仕様変更に係る 1.8.2
資料を受領した
後、2週間以内
(年間40件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
仕様変更の妥当性を審査するに当たっては、最適化実 -
施に係る過去の経緯、各種設計書、各種ドキュメント及
び他システムの事例等に照らして総合的・客観的な評
価を行うとともに、セキュリティなどのシステム管理面に
も留意すること。審査が遅延し、労災保険業務課が想
定する後続のスケジュールに影響が出ないように、審
査先業者と調整すること。審査が遅延する恐れがある
場合、対応策を検討し、具体的な提案を行うこと。ま
た、報告書は、専門用語の使用をできる限り控え、図
表を取り入れるなど分かりやすい形にするとともに労働
基準行政システム及び労災レセプト電算処理システム
の特徴を踏まえた記載とすること。
課題管理要領の更新 労災保険業務課が遵守すべき課題管理の方法(課題 課題管理要領
管理の手順、課題管理に用いる様式等)を規定する課
題管理要領を、必要に応じて速やかに更新すること。
-
課題管理の実施
労災保険業務課が対応すべき課題の抽出及び整理を -
行うこと。
-
労災保険業務課が対応すべき課題について、対応策
及び対応期限を検討するとともに、対応策が遅延なく
実施されるよう、関係者との調整を行うこと。
-
-
契約締結後、1ヶ 1.2.4
月以内
1.2.5
(その後、必要に
応じて更新)
※具体的な更新
期限は都度、労
災保険業務課と
の協議により決
定すること。
労災保険業務課が対応すべき課題を一元的に管理す 課題管理台帳 月次
るための台帳を作成し、対応状況、対応期限等を管理
すること。なお、台帳は、平成25年度末までに対応が完
了しなかった課題も含め、作成すること。
3/8
2.8.1
2.8.2
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
作業項目
リスク管理 リスク管理要領の更
新
リスク管理の実施
作業内容
納入成果物
提出期日
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
労災保険業務課が遵守すべきリスク管理の方法(リス リスク管理要領 契約締結後、1ヶ 1.2.4
ク管理の手順、リスク管理に用いる様式等)を規定する
月以内
リスク管理要領を、必要に応じて速やかに更新するこ
(その後、必要に
と。
応じて更新)
※具体的な更新
期限は都度、労
災保険業務課と
の協議により決
定すること。
労災保険業務課が対応すべきリスクが顕在化する前
にその対策を講じ、抽出及び整理を行うこと。
-
-
労災保険業務課が対応すべきリスクについて、対応策 -
及び対応期限を検討するとともに、対応策が遅延なく
実施されるよう、関係者との調整を行うこと。
-
1.7.4
2.4.1
2.4.2
2.5.1
2.5.2
労災保険業務課が対応すべきリスクを一元的に管理 リスク管理台帳 月次
するための台帳を作成し、対応状況、対応期限等を管
理すること。なお、台帳は、平成25年度末までに対応が
完了しなかったリスクも含め、作成すること。
コミュニ
ケーション
管理
会議への参加及び議 労災保険業務課が指定する各種会議(各種毎に概ね 議事録
事録の作成
週1~2回)に参加するとともに、開発状況及び運用状
況等を報告する会議を開催すること(概ね週1回)。そ
の上で、会議の種別に応じて、労災保険業務課と協議
の上、議事進行の実施、議事録案等を作成すること。
議事録案等については、翌開庁日以内に作成し、労災
保険業務課等の関係者の了承を得て3開庁日以内に
完成させること。
(会議運営 資料作成
及び関連業
者間調整支
援)
調整支援
会議の開催後、 1.2.5
議事録案は翌開 2.1.2
庁日以内、完成 2.1.3
版は3開庁日以
内
※ただし、完成版
は関係者の了承
遅延等の事情に
よるものを除く。
労災保険業務課と協議の上、会議資料を作成し、事
会議資料
前、場合によっては事後に業務課の了承を得ること。ま
た、会議資料作成に当たり、適宜、関連業者と調整を
行うこと。
労災保険業務課 2.1.2
より資料作成依 2.1.3
頼を受領した後、
3開庁日以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
労災保険業務課が関連業者間の調整を行う際に、プロ -
ジェクトマネジメントの観点からの助言を行うこと。
-
1.2.5
労災保険業務課と協議の上、関連業者間の調整を行う -
こと。
-
1.2.5
研修及び事 研修の実施及び技術 労災保険業務課と調整して、労働基準行政システム及 研修資料
例調査
的先進事例の調査
び労災レセプト電算処理システムの運用及び一般的な
IT技術に係るコンピュータ関連の技術、製品動向等に
関する研修を行うこと。なお、研修は年5回程度、労災
保険業務課の全職員を受講対象として実施することを
想定している。
労災保険業務課 1.4.2
より研修依頼を 1.4.3
受領した後、1ヶ
月以内(年間5回
程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
国内外の官公庁及び民間企業等の情報システムに関 技術的先進事 労災保険業務課
する技術的先進事例の調査を実施し、少なくとも2ヶ月 例の調査報告 より調査依頼を
に1回報告をすること。
書
受領した後、1週
間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
4/8
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
作業項目
作業内容
納入成果物
提出期日
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理シス 研修資料
テムの改修及び仕様変更を行う際の要件定義書作成
作業、調達仕様書作成作業、仕様変更管理作業及び
総合運転試験(以下「RT」という。)に関する労災保険
業務課の作業について、必要に応じて、研修を行うこ
と。
労災保険業務課
より研修依頼を
受領した後、1週
間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
新制度等に対応するための労働基準行政システム及 調査報告書
び労災レセプト電算処理システムの改修等の実施に当
たり、労災保険業務課の指示により、国内外の官公庁
等の情報システムに関する技術的先進事例の調査報
告及び助言を行うこと。
労災保険業務課
より調査依頼を
受領した後、1週
間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
業務・シス 業務・システム最適化 労災保険業務課が、業務・システム最適化計画を改定 -
テム最適化 等に関連する作業
及び準ずる変更をする場合、その内容全般に対し、技
等関連作業
術的支援及び助言を行うこと。
-
労災保険業務課が、業務・システム最適化計画を改定 -
及び準ずる変更をする場合、厚生労働省全体管理組
織(PMO)等との調整を支援すること。
-
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
1.4.3
業務・システム最適化計画を改定及び準ずる変更をす 改定又は変更 労災保険業務課
る場合、労災保険業務課と協議の上、改定に必要な関 に必要な関連 より資料作成依
連資料(EAドキュメント等)の作成を行うこと。
資料
頼を受領した後、
1ヶ月以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
受注者の契約期間中に、業務・システム最適化計画以 業務・システム 労災保険業務課
外に労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理 見直し計画の より調査依頼を
システムに係る業務・システムの見直し計画を新たに 調査報告書
受領した後、1週
策定する必要が生じた場合には、労災保険業務課の
間以内
求めに応じて、刷新可能性の評価を行うための調査を
※別途労災保険
実施し、書面にて報告するこ
業務課より期限
と。
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
調達支援
調達スケジュール作
成
調達手続に係るスケジュールを作成し、調達手続に係 調達スケジュー 労災保険業務課 1.1.2
る進捗管理を支援すること。
ル
より作成依頼を 1.1.3
受領した後、3日
以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
調達計画書(案)の作 調達計画書(案)の作成を支援すること。
成支援
調達計画書
(案)
調達仕様書(案)の作 調達仕様書(案)の作成を支援すること。調達方式が総 調達仕様書
成支援
合評価落札方式の場合、総合評価基準表(案)の作成 (案)
も支援すること。
総合評価基準
表(案)
5/8
労災保険業務課
より作成依頼を
受領した後、1週
間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
労災保険業務課
より作成依頼を
受領した後、1ヶ
月以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
作業項目
作業内容
納入成果物
参考見積
提出期日
参考見積の作成
調達の参考見積を作成すること。
労災保険業務課
より作成依頼を
受領した後、1週
間以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
見積評価の作成
調達仕様書に係る各業者からの見積りを評価し、報告 見積評価報告 労災保険業務課
書を作成すること。
書
より作成依頼を
受領した後、1週
間以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
意見への回答(案)の 意見招請時に受けた質問への回答(案)の作成を支援 意見招請回答 労災保険業務課
作成支援
すること。
(案)
より作成依頼を
受領した後、3日
以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
調達仕様書(案)の修 意見招請後、必要に応じて調達仕様書(案)の修正を
正支援
支援すること。調達方式が総合評価落札方式の場合、
総合評価基準表(案)の修正も必要に応じて支援する
こと。
入札説明の支援
調達仕様書
(案)
総合評価基準
表(案)
入札公告後、労災保険業務課が行う各業者への入札 -
説明を支援すること。
労災保険業務課
より作成依頼を
受領した後、1週
間以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
-
質問への回答(案)の 入札公告後に受けた質問に対する回答(案)を作成す 入札公告後質 労災保険業務課
作成支援
ること。
問回答(案)
より作成依頼を
受領した後、3日
以内
(契約期間内に
12件程度)
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
提案書評価の支援
各種指針の準拠
各業者の入札後、各業者の提案書の評価を支援する -
こと。
調達支援については、「ガイドライン」、「情報システム -
に係る政府調達の基本指針」(平成19年3月1日 各府
省CIO連絡会議決定)、『「情報システムに係る政府調
達の基本指針」に基づく、調達仕様書作成の手引(記
載例)』(平成25年6月 厚生労働省大臣官房会計課/大
臣官房統計情報部情報システム課/情報化統括責任
者(CIO)補佐官/政策統括官付情報政策担当参事官
室)(非公表)、『「情報システムに係る政府調達の基本
指針」に基づく、調達計画書作成の手引(記載例)』(平
成24年12月 厚生労働省大臣官房統計情報部情報シ
ステム課/情報化統括責任者(CIO)補佐官)(非公
表)、及び「情報システムの調達に係る総合評価落札
方式の標準ガイド」(平成14年7月12日調達関係省庁申
合せ)等の各種指針に準拠して行われるよう、支援す
ること。
6/8
-
-
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
作業項目
労働基準行 業務要件の整理
政システム
及び労災レ
セプト電算
処理システ
ムの改善の
ための支援
業務要件の評価
管理の実施
作業内容
納入成果物
労災保険業務課と共に業務担当課に対し、監督・安全 ヒアリング議事 ヒアリング後、3
衛生等業務及び労災保険給付業務に係る、業務要件 (明確にした要 日以内
のヒアリングを行うこと。
件を含むこと) ※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
ヒアリング内容に基づき、事業者等に対し提示する要 -
-
件定義(情報分析ソリューションに係る分析テンプレー
ト作成のための要件定義を含む)の作成を支援すると
ともに、適宜、運用改善のための提言を行うこと。
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
1.5.2
1.5.3
1.7.4
1.8.2
要件定義の作成支援及び運用改善のための提言に当 -
たっては、事業者等から提案される複数の実現方法を
比較し、費用対効果の比較考量を行うこと。
-
ヒアリング内容に基づき、案件管理、進行管理、課題管 課題管理表
理を行うこと。
労災保険業務課 2.8.1
より作成依頼を 2.8.2
受領した後、3日
以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
-
1.4.2
1.4.3
1.8.2
労災診療費 調査及び改修必要性 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理シス -
算定基準及 の検討
テムに係る労災診療費算定基準及び診療報酬改定等
び診療報酬
の法規、制度改正の情報(各種マスタ等を含む)を労災
改定等の影
保険業務課を通じて収集し、労働基準行政システム及
響調査
び労災レセプト電算処理システムへの影響調査及び改
修等の必要性について、助言・報告を行うこと。
調整支援
提出期日
【別紙3】
労災保険業務課及び改修業者等が記録条件仕様・各 -
種マスタ等を改定する場合、その内容全般に対し、技
術的支援及び助言を行うこと。
-
運用業者が受け付ける、指定医療機関等、レセプトコ -
ンピュータソフトウェアメーカ、社会保険診療報酬支払
基金・国民健康保険中央会ネットワーク(以下「支払基
金・中央会ネットワーク」という。)の利用者からの問合
せに回答するための運用担当者等からの二次的な問
い合わせに対し、労災保険業務課の求めに応じて、回
答の作成を支援すること。
-
その他作業 インシデントに紐付く
課題の解消支援
労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理シス
テムのインシデントを分析し、これに紐付く課題を洗い
出し、かつ、そのクローズのための手法を検討し、関係
業者と調整の上、提言を行うとともにその内容を労災
保険業務課に報告すること。また、労働基準行政シス
テム及び労災レセプト電算処理システムにおいてイン
シデント等が発生した場合には、これに係る会議に参
加するとともに、インシデント等の早期クローズに資す
る対応策について労災保険業務課に対し助言を行うこ
と。
改修等に係るRTの支 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理シス
援
テムの改修等に係るRTについて、実施計画及び実施
要領を策定し、RTの工程管理(RTに係る進捗管理、問
い合わせ管理、課題管理、品質管理、コミュニケーショ
ン管理及び全体統括等)及びRT準備の主体的な支援
を行うこと。
また、RTの試験項目と監督・安全衛生等業務及び労災
保険給付業務との整合性を確認するともに、各試験項
目が障害検出に資するものとなるよう検討を行うととも
に、RT試験の検証を行う際の支援を行うこと。
労災保険業務課が総合運転試験(RT)を実施するにあ
たり、事務用機器操作業務を行える要員を配置し、試
験項目の消化を支援すること。
RT期間及び改修等案件の稼働・更改後の一定期間に
おいて、労災保険業務課と協議の上、必要に応じて夜
間対応の要員配置などの措置を行うこと。
改修等に係る移行の 労働基準行政システム及び労災レセプト電算処理シス
支援
テムの改修等に係る移行について、労災保険業務課
において行う作業の進め方や、判断すべき事項の検討
を行い提案すること。
7/8
1.2.5
指摘・確認事項 月次
一覧
1.7.6
1.7.7
1.7.8
1.8.2
2.8.1
2.8.2
RT実施計画
RT実施前
RT実施要領
(RT完了報告書
RT完了報告書 については、RT
完了後)
1.6.13
1.7.2
2.4
2.5
-
1.7.1
1.7.3
-
納入成果物、作業内容とSLCP-JCF2007との対応関係
分類
作業項目
作業内容
納入成果物
文書更新更新支援及 労災保険業務課が管理する労働基準行政システム及 指摘・確認事項
び管理
び労災レセプト電算処理システムについての各種ド
一覧
キュメント(運用マニュアル、機械処理手引、EAドキュメ
ント、情報システム運用継続計画等)に変更が発生した
場合、その変更に基づき労災保険業務課が行う、ド
キュメントへの反映内容が適正であるか確認すること。
労災保険業務課が管理する労働基準行政システム及
び労災レセプト電算処理システムについての各種ド
キュメント(運用マニュアル、機械処理手引、EAドキュメ
ント、情報システム運用継続計画等)に変更が発生した
場合、その変更に基づき労災保険業務課が行う、ド
キュメントへの反映作業を支援すること。
指摘・確認事項
一覧
労災保険業務
室が管理する
各種ドキュメン
ト(反映案)
平成25年度末まで及び契約期間中に提出された納品 ドキュメント保
物の電子データの写しの保管管理を行う。
管管理計画
各種ドキュメン
ト(電子データ)
プロジェクト実施計画 受注者の作業スケジュール、業務体制図、セキュリティ プロジェクト実
書の提出
事故への対処方法及びセキュリティ教育に係る実施方 施計画書
法等を含むプロジェクト実施計画書を作成し、提出する
こと。
提出期日
【別紙3】
対応するSLCP-JCF2007
の主要プロセス
労災保険業務課 2.1.3
より確認依頼を 2.1.4
受領した後、1週
間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
労災保険業務課
より依頼を受領し
た後、1週間以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
計画について
3.5
は、契約締結
後、1ヶ月以内
各種ドキュメント
(電子データ)に
ついては、労災
保険業務課より
依頼を受領した
後、3日以内
契約締結後、2週 1.2.4
間以内
(その後は内容を
更新する必要が
発生した場合に、
発生から2週間以
内)
作業報告
労災保険業務課の求めに応じて、作業実績について
報告すること。
作業実績報告 月次
書
他システムとの連携
に係る作業支援
共働支援システム、支払基金・中央会ネットワーク等他 確認事項一覧 労災保険業務課
システムとの連携を図る上で必要となる各種支援(技 議事録
より作成依頼を
術的支援、助言等)を行うこと。
受領した後、3日
以内
※別途労災保険
業務課より期限
を指示した場合
は、それに従うこ
と。
1.2.5
1.5.2
1.5.3
1.6.8
1.6.10
診療費等の請求のオ 労災レセプト電算処理システムは、今後、アフターケ
ンライン化に係る検討 ア、二次健康診断等給付及び訪問看護の費用に係る
支援
オンライン請求についても順次システム化することを想
定している。このため、厚生労働省におけるアフターケ
ア、二次健康診断等給付及び訪問看護の費用の請求
について、オンライン化に係る検討支援を行うこと。
-
1.4
1.5
平成25・26年度案件
に係る各種支援
労働基準行政システムに係る平成25年度実施の設計・ -
開発または改修案件及び労災レセプト電算処理システ
ムに係る平成25年度実施の設計・開発案件について
瑕疵等が発覚し、その対応に係る支援が必要になった
場合は、平成26年度実施の改修等案件と同様に、進
捗管理・品質管理等の各種支援を行うこと。
-
1.2.4
1.2.5
1.8.2
2.8.1
2.8.2
工程管理・コンサル
ティング等支援に係る
引継対象業者への引
継ぎ
引継資料(成果物管理台帳、仕様変更管理台帳、課題 引継ぎ資料
管理台帳、リスク管理台帳を含む)を作成し、工程管
理・コンサルティング等支援に係る引継対象業者への
引継ぎを行うこと。なお、引継ぎは、労災保険業務課が
指定する場所において実施すること。
引継ぎ実施前
1.2.7
8/8
作業スケジュール
4月
5月
平成26年度 ※平成29年度末までも同様の対応。
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月 1月
【別紙4】
2月
3月
労働基準行政システム(運用・保守)(平成26年度~平成29年度)
労災レセプト電算処理システム(平成26年年度~平成29年度)
(運用・保守・ハードウェア等)
全体スケジュール
労働基準行政システム(改修)(平成26年度~平成29年度(予定))
制度改正・事務簡素化等に関する改修
労働基準行政システムに係る改修(例:申告情報管理システムの改修等)
労災行政情報管理システムに係る改修(例:労災保険業種区分の見直し、レセプト管理システムに係る機能改修
等)
労働基準行政システム・労災レセプト電算処理システム(改修等)(平成26年度~平成29年度(予
定))
調達スケジュール(※1)
制度改正・事務簡素化等に伴う改修業者調達
(次期更改に伴う開発改修、拠点LAN業者調達、、レセプト管理システムに係る機能改修、
作業内容
4月
5月
6月
平成26年度 ※平成29年度末までも同様の対応。
7月
8月
9月
10月 11月 12月 1月
厚生労働省全体管理組織(PMO)等
への報告支援
進捗管理・品質管理
検査委託
サービスレベル管理
仕様変更管理
審査
課題管理・リスク管理
コミュニケーション管理
研修及び事例調査
業務・システム最適化関連作業
調達支援
業務要件の整理・評価
次期更改に向けた対応
労災診療費算定基準及び診療報酬
改定等に係る影響調査
その他作業
※1 平成26年度以降の調達案件は、毎年、全部で5件程度と見込む。
2月
3月
別紙4(続紙)
平成26年度
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成30年度
<労働基準行政システム>
制度改正・事務簡素化等に関する改修
改修予定
改修予定
改修予定
改修予定
改修予定(※)
※3件。平成25年度からの継続案件。
次期ハードウェア等更改(予定)
開発・改修(次期ハードウェア等更改に向けた対応)
統括・AP保守
次期改修
保守
次期保守
現行ハードウェア等
ハードウェア等
運用業務
次期ハードウェア等
現行運用業務
次期運用業務
拠点LAN
<労災レセプト電算処理システム>
現行拠点LAN
次期拠点LAN
※制度改正・健康保険のオンライン請求システムの改修に伴う追加改修も含む
アプリケーション保守等業者
(25年12月予定~30年3月末)
運用業者
(25年6月~29年3月末)
保守
運用
次期運用
ハードウェア 導入・保守業者
(24年8月~29年3月末)
借入 ・ 保守
端末、サーバ等増設業者
(25年4月~29年3月末)
借入 ・ 保守
※現時点での想定であり、変更する場合もある。
次期ハードウェア
次期端末、サーバ等
【別紙5】
プロジェクト体制図
• 本プロジェクトに係る体制を以下に示す。
• 労災保険業務課が調達した業者とは直接やり取りを行うが、統合NW業者とのやり取りは統計情報部を通して行う。
他システム
共働支援システム
厚生労働省統合ネットワーク
厚生労働省汎用・届出等システム
労働保険適用徴収システム
ハローワークシステム
官庁会計システム(ADAMSⅡ)
住民基本台帳ネットワークシステム
支払基金・中央会ネットワーク
等
労災保険業務課
統計情報部
統合NW業者
コンサルティング等
業者
※受注者
アプリ
改修業者
ケーション
保守業者
ハード
ウェア等
納入
運用業者
アプリ
ハード
拠点LAN
ケーショ
ウェア等
導入業者
ン保守
納入
業者
業者
業者
労働基準行政システム
運用業者
労災レセプト電算処理システム
労災保険業務課調達業者
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