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金融市場ウィークリー
金融市場ウィークリー 2015 年 5 月 8 日号 [経済・金融市場動向] ◆ 金融市場見通し・内外経済指標 来週にかけての金融市場は、米雇用統計やユーロ圏 の1~3月期GDPなどの底堅い経済指標を受け、金 利上昇圧力が高まり易い地合いが続くと予想 [トピックス] ◆ 株高とTaper Tantrumの再現を警戒するイエレン FRB議長 イエレン議長は株価が割高で、潜在的に危険水域に あると発言した。ただし、現時点では金融安定性に 対する脅威は全体として小さいとの判断を示した ◆ 日銀は強気の物価見通しを維持 日銀は展望レポートで物価目標達成時期をこれまで の2015年度を中心とする期間から2016年度前半に後 ろ倒しした。但し、強気の見通しは維持している ✣[目次]✣ 今週の注目チャート ···················································· 1 Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3 金融市場見通し·································································· 3 金融市場レビュー ································································ 4 内外経済指標の解説と予測 ························································ 5 Ⅱ.トピックス ························································ 8 株高とTaper Tantrumの再現を警戒するイエレンFRB議長 ··························· 8 日銀は強気の物価見通しを維持 ···················································· 9 Ⅲ.参考資料 ························································· 11 先週・今週・来週の主要経済指標 ················································· 11 月次・四半期のスケジュール ····················································· 14 先週・今週の金融市場の動き ····················································· 17 最新リポート一覧 ······························································· 19 〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 「Sell in May (5月に売れ)」 調査本部本部長代理 長谷川克之 連休中に海外市場でグローバルな株安が進んだ。相場の格言、あるいはアノマリーでは「セル・ イン・メイ」というが、そうした通りになりつつある感が強い。 本来は“Sell in May and go away”と続くが前半部分が人口に膾炙している。英国ではその後に、 “and don’t come back till St Leger Day”と更に続く。St Leger Dayとは9月第2土曜日の競馬でのお祭 りとされる日だ。買い戻すタイミングは9月が良いかは別として、夏場の株価パフォーマンスは歴 史的にも優れないとされることが多い。英エジンバラ大学のヤコブセン教授らの調査によれば、世 界的にも5月からの半年間のパフォーマンスは11月からの半年よりも劣っている。世界109ヶ国、最 長319年間に及ぶ膨大な調査に基づくもので、例外はモーリシャスだけという。 背景には諸説ある。ヘッジファンドの決算対策として換金売り、米国での個人への税還付季節の 終焉、夏場の休暇入りに伴う市場参加者の減少・利食い売り等の要因が指摘されている。グローバ ルに24時間電子取引が展開される現代の世界では考えるべくもないが、古くは小麦の栽培サイクル における仕入れ資金の支払い、収穫資金の運用のタイミングが影響していたようだ。 足元の株安で性質が悪いのは、債券安を併発していることだ。量的緩和の副作用に伴い債券市場 の機能が低下している中で、欧米の債券利回りが急騰している。行き場を失った資金の一部が商品 市場に逃避しており、株安・債券安・原油高が景気の足枷になることも考えられる。株式・債券市 場の割高感を指摘した米連銀議長発言も市場の混乱を招いた。金利安定に向けた当局の確固たるメ ッセージが示されない限り、今年も「セル・イン・メイ」の有効性が証明されてしまうだろう。 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) ~今週の注目チャート~ 【 日米独 10 年国債利回りの推移 】 独 10 年国債利回りは、ECBの量的緩和導入前の水準に急上昇 (%) 4.0 日本10年債 米国10年債 独10年債 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 1 2 3 4 5 2013年 (資料)Bloomberg 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 2014年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 2015年 4 5 (月) 【解説】日米独の 10 年国債利回りが上昇している。契機となったのは、消費者物価の下落幅縮小などを受け た独金利の急上昇だ。独 10 年国債利回りは先月一時 0.1%を下回る水準まで低下したが、今週は 0.6%前後 まで急上昇している。物価が伸び悩む中、金利が更に大きく上昇する展開は考えにくいが、中央銀行の量的 緩和による大量の国債買い入れにより、市場が振れやすくなっている点に留意が必要だ。 【 S&P500 採用企業のEPS(1 株当たり利益)前年同期比の予想と実績 】 2015 年 1~3 月期も予想を上回り増益基調を維持する見込み 12 (%) 10 実績 予想 8 6 4 2 0 -2 -4 13/1Q 13/2Q 13/3Q 13/4Q 14/1Q 14/2Q 14/3Q 14/4Q 15/1Q (注)予想は決算発表シーズン直前予想。2015年1~3月期の実績は直近(5/5時点)の予想。 (資料)Thomson Reuters 【解説】ドル高や原油安の悪影響が懸念された主要米国企業の 2015 年 1~3 月期の企業決算が概ね出揃った。 決算発表前の予想が保守的になる傾向が見られるが、今期も S&P500 採用企業全体でEPSは減益が予想され ていたのが増益を確保したようだ。株式市場では企業収益に対する警戒感はやや和らいだものの、4~6 月期 は未だ減益予想となっている。4 月以降の景気の持ち直しを確認するまでは上値の重い展開が続きそうだ。 ^ 1 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 【 ドル円レートの通貨先物ポジション 】 円安ドル高期待の後退を示す通貨先物 (円/ドル) (兆円) 125 ▲3.0 120 シカゴIMM通貨先物・非商業ポジション (右目盛) 115 ドル円相場 (左目盛) ▲2.5 ▲2.0 110 ▲1.5 100 ▲1.0 95 ▲0.5 シ ョ ー 105 ト 0.0 円 → 85 ← 90 0.5 80 75 1.0 12 13 14 15 ロ ン グ (年) (資料)Bloomberg 【解説】シカゴIMM通貨先物(非商業ポジション)の円ショートポジションが 2013 年 10 月以降で最少と なっている。円ショートポジションの縮小は、市場の円安ドル高期待が急速に萎んでいることを示しいてい る。実際、円ショートポジションが減少し始めた昨年 12 月以降から、ドル円相場は横這いで推移し始めてお り、足元で米国の早期利上げ期待が後退したことで、円ショートの縮小に拍車がかかったと見られる。 【 金融・商品指標の変化 】 ドル高の一服と足元の株安・債券安・資源高 ドイツ10年債利回り 英国10年債利回り 米国10年債利回り インドネシア ルピア(対ドル) 新興国通貨安の一服 インド ルピー(対ドル) (ドル高の一服) ブラジル レアル(対ドル) 円(対ドル) 先進国通貨安の一服 ユーロ(対ドル) (ドル高の一服) 英ポンド(対ドル) 銅(LME3カ月物) 鉄鋼 資源高 WTI原油 インドネシア株(ジャカルタ総合) インド株(SENSEX) 新興国株の 株高一服 中国株(上海総合) 日経平均 欧州株(ユーロ・ストックス50) 先進国株の 米国株(ダウ) 株高一服 債券安 (金利上昇) ▲ 60 4/24→5/7 12/31→4/24 ▲ 40 ▲ 20 0 20 40 60 (10年債利回り:bp、通貨、株価、商品市況:%) (資料)Bloomberg 【解説】金融市場の動きに足元で変化が見られる。為替相場のドル高傾向に一服感が見られるほか、株高ト レンドが一服し、さらに債券が売られて長期金利は上昇している。株式市場や債券市場に流入していたマネ ーが世界的に細る中で、新興国市場でも株価の上昇が総じて止まり、通貨も先進国と同様にドル高が一服し ている。その一方で、原油相場は上昇基調を強めるなど、コモディティー市場への資金流入が戻りつつある。 2 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) Ⅰ.経済・金融市場動向 ~金融市場見通し~ 来週の金融市場は金利上 来週にかけての金融市場では、堅調な経済指標を受け今週に続き金利上 昇圧力が高まり易い地合 昇圧力が高まり易い地合いが続くと予想する。米国では今晩発表される4月 いが続くと予想 の雇用統計が注目されるが、非農業部門雇用者数は前月の反動もあり20万 人を上回ると予想している。4月の鉱工業生産指数(5/15)は小幅な増産が 見込まれ、4月の小売売上高(5/13)もコア小売が全体を下支えするだろう。 欧州では1~3月期のユーロ圏GDP(5/13)が発表される。月次指標等を 踏まえると、10~12月期からやや加速したと考えられる。 ギリシャ情勢は不透明な 状況が続く ギリシャ情勢は来週も不透明な状況が続きそうだ。ユーロ圏財務相会合 (5/11)でも融資承認は見送られる公算が大きい。もっとも、焦点は大口 の債券償還を控える7・8月であり、来週の金融市場を大きく動かす材料と はならないだろう。 株価は横ばい圏での推移、 金融市場では金利上昇圧力が高まり易い地合いが続く中、株価の上昇は 日米長期金利は上昇圧力 限定的となろう。米国株は、米雇用統計の改善が一時的に好感され上昇す が高まり易い地合いを見 ると考えられるが、金利上昇への警戒感などから上昇余地は限定的となる 込む だろう。日本株は5月に入り利益確定売りで大きく下落しているが、来週は 下落が一服すると予想している。但し、日本企業の2015年度決算見通しは 保守的なものも見られ、株価を押し上げる材料に乏しい。日米長期金利は、 今週に引き続き金利上昇圧力が高まり易い地合いが続くと予想される。4月 後半以降の金利上昇の契機となったのはユーロ圏の経済指標改善を受けた 独長期金利の急反発であるが、来週もユーロ圏GDPの良好な結果が見込 まれ、景気回復が意識されやすい。原油価格が上昇基調で推移しているこ とも金利上昇圧力を高める要因となるだろう。日本では、10年国債入札 (5/12) 、30年国債入札(5/14)が予定されている。最近の国債入札は概ね 良好な結果となっているが、市場の流動性が低下する中、国債入札結果を 受けボラティリティが高まるリスクに留意が必要だ。ドル円相場はレンジ 推移が続いているが、米金利上昇見通しから来週はややドル高方向に進み やすい展開が見込まれる。ユーロも底堅く推移するだろう。 (野口雄裕) 【 来週の予想 】 項目 内外金利 内外株式 為 替 予想レンジ USD LIBOR 3カ月(%) 米10年国債(%) 円 TIBOR 3カ月(%) 10年国債(%) ダウ平均(ドル) NASDAQ総合指数(ポイント) 日経平均(円) TOPIX(ポイント) 円/ドル ドル/ユーロ 円/ユーロ 3 0.270 2.00 0.16 0.35 17,650 4,850 18,950 1,550 118.5 1.105 132.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0.290 2.35 0.18 0.50 18,150 5,030 19,900 1,620 121.5 1.140 137.0 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) ~金融市場レビュー~ <内外金利動向> 先々週末以降の米 10 年国債利回りは一時 2.3%台に上昇した。ユーロ圏 日米独 10 年国債利回りは の物価指標の改善を受け、独 10 年国債利回りが一時 0.7%台に急上昇した 上昇 ことや、油価上昇、イエレンFRB議長が利上げによる金利上昇リスクに 言及したこと(5/6)などが金利上昇要因となった。日本の 10 年国債利回 りは欧米金利の上昇を受け 0.4%台前半に上昇した。日銀金融政策決定会合 (4/30)では金融政策が据え置かれた。債券市場での追加緩和期待は高ま らず、会合後の市場の反応は限定的となった。展望レポートでは物価目標 達成時期が 2015 年度を中心とする期間から 2016 年度前半にやや後ろ倒し されたが、日銀は強気の経済・物価見通しを維持している。 (野口雄裕) <内外株式動向> 先々週末以降の米株式相場は下落した。1~3 月期の企業決算は総じて予 日米株とも米国景気の予 想を上回る底堅い内容で警戒感が和らいだものの、1~3 月期の米GDP成 想以上の減速を確認し下 長率(4/29)により予想以上の景気の減速が確認されると大幅に下落する 落 展開となった。その後反発する局面も見られたものの、3 月の米貿易収支 (5/5)の赤字幅拡大がGDPを下押しするとの見方から再び下落に転じ た。イエレンFRB議長が米国株式市場の割高さを指摘したことも材料視 され下落幅は拡大した。日本株は下落した。日銀の金融政策決定会合(4/30) で金融政策が据え置かれ一部で失望売りを促した他、欧米株の下落を受け、 上昇スピードの速かった反動もあり大幅に下落した。 <為替動向> (大塚理恵子) ドル円相場は、1~3 月期の米GDP成長率(4/29)が大幅に減速したこ ドル円はもみ合いが続く となどから、先週 1 ドル=118 円台半ばまで円高ドル安に戻した。しかし、 一方、ユーロドルは 2 カ 今週は一転して週前半に 120 円台半ばまで円安ドル高が進む展開となった。 月半ぶりのユーロ高水準 先週1カ月ぶりに 2%を越えた米 10 年債利回りの上昇が続いたことがドル 高の背景にあるが、米貿易赤字(5/5)が 3 年ぶりの高水準となったことや イエレンFRB議長の米株割高発言(5/6)などを受け再び円高ドル安に戻 すなど、もみ合いが続いている。一方、4月中旬からユーロ高地合いのユ ーロドル相場は、ドル高圧力の抑制に加え、独長期金利の上昇で独米金利 (井上淳) 差が縮小し、1 ユーロ=1.139 ドルまでドル安ユーロ高が進んだ。 <新興・資源国動向> 新興国市場では、堅調な推移が続いていた中国株も今週に入って大きく 新興国株は下落し、通貨 値を下げるなど、足元で株価が下落している。中国株の下落は、証券会社 の持ち直しも一服 が信用取引のリスク管理を強化したことや印紙税率の引き上げ観測、IP Oの実施などの影響もあったと見られるが、一部では以前から割高感が指 摘されており、先進国株の下落を機に調整が入ったと見られる。さらに、 その他のアジア諸国でも株価が下落しており、世界的な株高調整となって いる。また、新興国通貨の対ドルレートについても、持ち直しの動きが総 じて一服する展開となっている。特に利下げ(4/29)を発表したタイや成 (井上淳) 長率(5/5)が減速したインドネシアなどの通貨下落が目につく。 4 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) ~内外経済指標の解説と予測~ <国 内> 鉱工業生産は 2 カ月連続 で減産 3月の鉱工業生産指数(4/30)は前月比▲0.3%(2月同▲3.1%)と2カ月 連続で低下した。1月に大幅増となった反動が残ったことや原油安の影響な どにより、電気機械や石油・石炭製品を中心に、速報段階で公表される15 業種中9業種が減産となった。予測指数をみると4月(同+2.1%)に増産し た後、5月(同▲0.3%)に減産する計画となっている。4・5月の生産が予 想指数通りと仮定すると、4・5月平均は1~3月期比+0.6%と1~3月期(前 期比+1.7%)の伸びから鈍化する見通しである。 来週は景気動向指数や経常収支などが発表される。 一致CIは 2 カ月連続で 3月の景気動向指数(5/12)は、CI一致指数が109.5(2月110.7)、 低下するが、先行CIは 3 CI先行指数が105.4(2月104.8)と予測する。前年の駆け込み需要の反動 カ月ぶりに上昇に で商業関連の指標(卸売業・小売業販売額の前年比)が悪化したことから、 一致CIは2カ月連続で低下する見込みである。先行CIは新規求人数や日 経商品指数が押し下げに寄与する一方、消費者マインドや中小企業売上見 通しなどが押し上げに寄与し、3カ月ぶりに上昇する見通しである。 経常収支(原数値)の黒字 3 月の経常収支(5/13)は 2 兆 1,066 億円の黒字と予測する。第一次所 得収支が高水準を維持するなか、貿易収支が 21 カ月ぶりに黒字化したこと は前年比で大幅増加 から、経常収支は前年同月(1,306 億円の黒字)から黒字幅が大幅に拡大 する見通しである。なお、旅行収支の黒字が続いていることなどから、サ ービス収支の赤字幅は 1996 年以来の最低水準まで縮小する見込みである。 国内企業物価指数は前年 4 月の国内企業物価指数(5/15)は、前年比▲2.1%(3 月同+0.7%)と 予測する。非鉄金属などの価格上昇に伴い、国内企業物価指数は前月比で 比マイナスへ は小幅なプラスとなるだろう。他方、前年比では消費増税の影響がはく落 するため、マイナスに転じる見通しである。 【 景気動向指数の推移 】 (多田出健太) 【 経常収支の推移 】 (兆円) (2010年=100) 予測値 3.0 116 予測値 経常収支 CI先行指数 114 第一次所得収支 2.0 112 1.0 110 108 CI一致指数 0.0 106 104 -1.0 102 -2.0 100 98 12/01 第二次所得収支 サービス収支 12/07 13/01 13/07 14/01 (注) 2015年3月の値はみずほ総合研究所による予測値。 (資料)内閣府「景気動向指数」 14/07 15/01 貿易収支 -3.0 13/01 (年/月) 13/07 14/01 14/07 (注)2015年3月の値はみずほ総合研究所による予測値。 (資料)日本銀行「国際収支統計」 5 15/01 (年/月) 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) <海 外(米国)> 4 月最終週以降発表された経済指標は、1~3 月期に低調であった米国経 済が、4 月に持ち直し始めたことを示している。 1~3 月期の米国経済はほ ぼゼロ成長 1~3 月期の実質GDP成長率(4/29)は、前期比年率+0.2%の低調な結 果となった。外需が大幅なマイナス寄与となり、国内最終需要が減速する 中で、在庫投資が下支えとなった。なお、3 月の貿易収支(5/5)では貿易 赤字が大幅に増加した。5 月 29 日に発表となるGDP成長率(暫定値)で は、1~3 月期の外需が更に下方修正される見込みである。 しかし、4 月の企業業況に は持ち直しの兆し 4 月の企業業況をみると、悪化が続いていた製造・輸出部門に持ち直しの 兆しがみられる。製造業ISM指数(5/1)は 4 月に下げ止まり、低下基調 にあった新規受注指数や輸出受注指数には持ち直しの兆しがみられた。非 製造業ISM指数(5/5)は 57.8(3 月 56.5)の高水準にまで上昇した。 鉱工業生産は小幅増産、 来週発表となる 4 月の鉱工業生産指数(5/15)は、小幅な増産を見込む。 連銀製造業業況指数はプ 油田・ガス田掘削関連の下押しが続くものの、これまでの部品不足による ラス転化を予想 生産調整を取り戻すための自動車関連の増産が下支えとなると予想する。5 月のNY連銀製造業業況指数(5/15)は 2 カ月ぶりにプラスとなるだろう。 家計部門では、賃金上昇 家計部門では、1~3 月期の雇用コスト指数(4/30)が賃金上昇率の高ま 率に高まり。雇用統計は りを示す一方、3 月コアPCEデフレーター(4/30)は前年比+1.3%と未 堅調な改善を予想 だ低位にある。今晩発表となる雇用統計(5/8)では、非農業部門雇用者数 が堅調な伸びを示すと予想する。ADP雇用統計(5/6)の弱さや、雇用統 計参照週における南部・中西部での天候不順がみられるものの、雇用環境 は堅調さを保つだろう。小売売上高(5/13)は、コア小売が全体を下支え する見込みだ。 4 月 FOMC では景気判断が 下方修正に 4 月 FOMC 声明文(4/28,29)では、景気判断が下方修正された。利上げに ついては、経済情勢を見極めながら判断する姿勢が維持された。(山崎亮) 【 ISM指数 】 【 雇用コスト指数 】 ^ (前年比、%) 2.8 60 製造業総合指数 非製造業総合指数 非製造業は堅調 2.6 58 57.8 2.4 56 2.2 54 製造業は下げ止まり、 内外受注指数は 持ち直しの兆し 52 50 48 2013/4 2015年1~3月期 前年比+2.6% 賃金上昇率に高まり 2013/10 2014/4 2014/10 2.0 51.5 1.8 1.6 2011/7 2012/1 2012/7 2013/1 2013/7 2014/1 2014/7 2015/1 2015/4 (年/月) (年/月) (資料)米サプライマネジメント協会(ISM)より、 みずほ総合研究所作成 (資料)米国労働省より、みずほ総合研究所作成 6 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) <海 外(欧州)> 先週と今週に発表された欧州の経済指標では、ユーロ圏の雇用・消費が 底堅さを示すと同時に、デフレ圧力が緩和した。 ユーロ圏では小売が回復 3 月のユーロ圏小売数量(5/6)は、前月比▲0.8%と 6 カ月ぶりに落ち込ん 基調、物価下落幅が縮小、 だものの、均せば回復基調を維持した。2 月以降、油価下落に歯止めがかか 雇用改善が持続。一方、 る中、これまでの力強い拡大に一服感が生じたとみられる。 ドイツの新規受注の弱さ が気懸り 3 月のドイツ製造業受注(大型輸送機械を除く、5/7)は、輸出向けを中心 に前月比▲1.7%と 3 カ月連続で減少した。趨勢的な受注減ではないとみら れるが、目先の輸出改善テンポが緩慢なことを示唆する結果と言える。 4 月のユーロ圏インフレ率(4/30)は、前年比▲0.0%と 3 カ月連続で下落 幅が縮小した。エネルギー物価や食品物価が、インフレ率上昇に寄与した。 一方、コア・インフレ率は、サービス物価上昇率の伸び悩みを背景に同+ 0.6%と前月から横ばい推移に留まった。 4 月のユーロ圏失業者数(4/30)は、前月差▲36 千人と減少を続けた。国 別の状況はまちまちであり、ドイツやスペインでは失業減が続き、フラン スでは失業増に歯止めがかかった模様である。一方、イタリアでは 2 カ月 連続で失業増となった。 ギリシャ情勢は進展せず ギリシャとEU等との協議は難航しており、来週のユーロ圏財務相会合 (5/11)でもギリシャに対する資金支援の承認は見送られる可能性が高い。 1~3 月期のユーロ圏GD 来週は、ユーロ圏や主要国の 1~3 月期GDPが発表される(5/13)。月次 P成長率は小幅加速の見 指標等を踏まえると、ユーロ圏全体の実質GDP成長率は 10~12 月期から 通し やや加速したと見込まれる。国別では、ドイツが底堅い回復を続け、フラ ンスやイタリアの停滞感が和らぐ結果が予想される。既に発表済みのスペ インでは、1~3 月期の実質GDPが前期比+0.9%と 10~12 月期(同+ 0.7%)から加速した。 (松本惇) 【 ユーロ圏インフレ率 】 【 ユーロ圏・主要国失業者数 】 (2013/1=100) 115 (前年比、%) (前年比、%) 1.2 0.5 コアは低水準で横ばい 1.0 0.0 0.8 ▲ 0.5 0.6 ▲ 1.0 0.4 ▲ 1.5 0.2 ▲ 2.0 0.0 ▲ 2.5 ▲ 0.2 食品・エネルギー ▲ 3.0 ▲ 0.4 主導でインフレ率は反発 ▲ 0.6 ▲ 3.5 14/4 14/8 14/12 15/4 110 105 100 95 90 85 ユーロ圏インフレ率 コアインフレ率 エネルギー・食品・アルコール・煙草(右軸) 13/3 13/9 ユーロ圏失業者 フランス イタリア (注) コアはエネルギー・食品・アルコール・煙草除く (資料) Eurostat より、みずほ総合研究所作成 14/3 14/9 15/3 ドイツ (年/月) スペイン (資料)Eurostat より、みずほ総合研究所作成 7 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) Ⅱ.トピックス ~株高と Taper Tantrum の再現を警戒するイエレンFRB議長~ ラガルドIMF専務理事 金融危機後の 2009 年にジョージ・ソロス氏が設立した Institute for New と公開対談したイエレン Economic Thinking が、5 月 6 日、イエレンFRB議長とラガルドIMF専 FRB議長 務理事の公開対談を主催した。対談で超低金利政策がもたらし得るリスク をラガルド専務理事に問われたイエレン議長は、5 つのリスクを指摘した。 株価が全般的に割高で、潜 第 1 はレバレッジド・ローン市場における引き受け基準の悪化(緩み)、 第 2 はハイイールド債のスプレッドの圧縮である。これらは数年来、金融 在的に危険水域 監督当局が指摘してきたものであり、目新しくはない。 これに対して今回の対談で注目されたのは、3 つめの例としてイエレン議 長が言及した株価に関する発言である。イエレン議長は、「現時点で、株 価のバリュエーションが全般的にみてかなり高い。債券利回りとROEを 比べれば高くはないが、潜在的に危険な高さだ」と述べた。一部のセクタ ーで株価が過大評価されているという従来の見方とは違い、FRB内で警 戒感が強まっている様子がうかがえる。 Taper Tantrum の再現回避 第 4 は金利リスクである。イエレン議長は 2013 年の所謂 Taper Tantrum に向け、市場にすり寄る姿 を引き合いに出しながら、今後見込まれる利上げ開始の際に長期金利が急 勢も 上昇し得るリスクに言及した。そして、コミュニケーションを明確にする ことで、金融政策が市場参加者にサプライズを与えないよう配慮する姿勢 を表明した。Taper Tantrum 後に「市場の言いなりにはならない」 (2013/11) と発言していたのと大違いである。 最後にイエレン議長が言及したのは、こうした金利の急上昇が金融機関、 保険会社、年金基金の運用にもたらすリスクである。 ただし、現時点では金融安 イエレン議長は「現時点で金融安定性を脅かすリスクは小さく、広範な 定性に対する脅威は全体 レバレッジの高まりや急速な信用の拡大、満期変換の増加はない」と発言 として小さいと判断 を締め括った。 しかし、ラガルド専務理事はこう切り返した。「2007 年当時、あなたの 前任やポールソン財務長官が我々欧州人に語っていたことをよく覚えてい る。“利回り追求やバブルがみられる。でもよく管理されている”と。今 のあなた方は、当時と比べて備えが出来ているのか。」 (小野亮) 【 図表1 2013年11月のイエレン副議長(当時)の発言 】 ・株価はかなり堅固に上昇してきた。しかし、PERでみればバブルのような状態ではない。エクイティ・ リスク・プレミアムは歴史的にはやや高いが、バブルという水準ではない。 ・ (2013 年夏の長期金利の上昇とそれを受けた FOMC の動きは、あたかも FOMC が熱いストーブに手を当てて、 QE縮小を止めたようなものだとの指摘に対し)FRBは市場の言いなりにはならないし、なるべきで はない。 ・金利上昇は FOMC が予想していたものよりも大きく、特にモーゲージ金利はほんの数カ月で 100bp 以上上 昇した。我々は、これまで回復をみせてきて、それが広範な影響を及ぼしている住宅セクターの状況が 厳しくなったことについて、米国経済の持ち直しにとっての潜在的脅威にならないのかどうか確認する 必要があり、様子見を決めた。 ・しかし、我々は市場の言いなりにはならない。我々は雇用の改善が続くと予想しており、それがQEの 狙いである。経済指標を吟味しながら、政策判断していく。 (注)上院銀行委員会におけるFRB議長指名公聴会(2013/11/14)での証言から抜粋。 (資料)CQ(みずほ総合研究所の仮訳) 8 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) ~日銀は強気の物価見通しを維持~ 日銀は展望レポートで強 気の物価見通しを維持 日銀は、4 月 30 日の金融政策決定会合で金融政策を据え置いた。同日発 表された経済・物価情勢の展望(展望レポート)では、経済成長率、物価 上昇率見通しのいずれもやや下方修正された(図表 1)。また、物価目標達 成時期については、これまでの「2015 年度を中心とする期間」から「2016 年度前半」にやや後ろ倒しされた。 物価目標達成時期の変更は、原油価格下落や個人消費の回復の鈍さなど を踏まえたものである。黒田総裁はこれまでも物価目標達成時期について 「2015 年度を中心とする期間」としながらも、原油価格下振れにより 2016 年度にずれ込む可能性に言及していた。2015 年度前半に物価目標が達成で きる可能性がないことを踏まえると、曖昧だった物価目標の達成期限をよ り明確化したとの見方もできよう。今回初めて発表された 2017 年度の実質 GDP成長率は、2017 年 4 月に予定される消費税率引き上げに伴う駆け込 み需要の反動減や、資本ストックの蓄積に伴い設備投資が循環的に景気を 押し上げる力が減衰することなどを踏まえ、+0.2%とされた。成長率低下 にも関わらず、消費者物価上昇率見通しは 2016 年度+2.0%、2017 年度+ 1.9%(消費税率引き上げの影響を除くベース)と物価目標 2%に近い水準 が続くというのが日銀政策委員の見通しだ。今次展望レポートでは、2016 年度前半頃に 2%程度の物価上昇率が実現され、その後安定的に持続する成 長経路に移行していくことが想定されている。日銀はこれまでの強気の経 済・物価見通しを維持している。 物価目標達成を巡る不確 実性 日銀の強気の経済・物価シナリオが実現するためには、原油価格動向に 加え、賃上げなどを踏まえた個人消費の動き、企業の販売価格設定の動き がポイントとなろう。今後、夏場にかけて電気料金低下の影響などで物価 上昇率がマイナス圏に低下することが予想される。黒田総裁は秋以降に物 価上昇率が加速するとの見通しを示しているが、シナリオ達成の不確実性 は依然として高い。 【 図表 1 日銀展望レポート:2015 年 4 月 】 (対前年度比:%) 実質GDP 2014年度 1月時点の見通し 2015年度 1月時点の見通し 2016年度 1月時点の見通し 2017年度 -1.0~-0.8 (-0.9) -0.6~-0.4 (-0.5) +1.5~+2.1 (+2.0) +1.8~+2.3 (+2.1) +1.4~+1.8 (+1.5) +1.5~+1.7 (+1.6) +0.1~+0.5 (+0.2) 消費者物価指数 (除く生鮮食品) 消費税率引き上げの影響 を除くケース +2.8 +0.8 +2.9~+3.2 (+2.9) +0.9~+1.2 (+0.9) +0.2~+1.2 (+0.8) +0.4~+1.3 (+1.0) +1.2~+2.2 (+2.0) +1.5~+2.3 (+2.2) +2.7~+3.4 (+3.2) +1.4~+2.1 (+1.9) (※)政策委員の大勢見通し。( )内は政策委員見通しの中央値 (資料)日本銀行 9 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 展望レポートでは、経済・物価見通しの上振れ・下振れ要因が整理され ているが(図表 2)、物価目標 2%達成に向けては、特に①企業や家計の中 長期的な予想物価上昇率の動向、②物価上昇率のマクロ的な需給バランス に対する感応度がポイントになると考えられる。①については、エネルギ ー価格下落の影響から現実の消費者物価の前年比が当面低下基調で推移す ることが、予想物価上昇率の上昇ペースに影響するリスクである。5 月 1 日 に発表された 3 月の全国コアCPIは、前年比+2.2%と 2 月(同+2.0%) から上昇幅が拡大した。消費増税による価格上昇分(+2.0%)を除いたベ ースでは同+0.2%(2 月同+0.0%)となる。物価上昇率を押し下げてきた 原油価格は足元やや上昇しているが、電気代やガス代は「原燃料費調整制 度」を通じて 2015 年度入り後から値下げ方向に転じる。夏場にかけてエネ ルギー価格のマイナス幅が拡大することが予想される。景気回復による需 給ギャップ縮小が見込まれる中で、基調的な物価上昇率は底堅い動きを続 けると考えられるが、エネルギー価格のマイナスを打ち消すほどには至ら ないだろう。黒田総裁は「物価上昇率が今後マイナスになっても直ちにイ ンフレ期待に影響が出る状況にはない」と発言しているものの、物価上昇 率低下の影響が限定的となるのかどうか、注視する必要がある。 また、②については、企業が財・サービス需給の引き締まりに応じて、 販売価格をどの程度引き上げられるのかという点だ。消費者の物価上昇に 対する抵抗感が強い場合、販売価格の引き上げがスムーズに進まないこと が懸念されている。日銀短観における企業の物価見通し調査によると、昨 年は販売価格見通しが低下基調にあったが、3 月調査では上向いている。賃 上げや実質所得がプラスに転じることで、今後とも改善傾向が続くかどう かが注目されよう。展望レポートでは、「物価の中心的な見通しについて は、中長期的な予想物価上昇率の動向などを巡って不確実性が大きく、下 振れリスクが大きい」とされている。 (野口雄裕) 【 図表2 経済・物価の上振れ、下振れ要因 】 経済情勢 要因 内容 ①海外経済の動向に関する不確実性 ・米国経済の成長ペースやそれが国際金融資本市場に及ぼす影響 ・欧州における債務問題の展開や景気・物価のモメンタム ・新興国経済における持続的な成長に向けた構造調整の進展度合い ・資源価格下落の影響、地政学的リスク ②消費税率引き上げ(2017年4月)の影響 ・駆け込み需要とその反動の影響や実質所得減少の影響が、消費者 マインドや雇用・所得環境、物価の動向により変化し得る ④財政の中長期的持続可能性への信認低下 ・規制・制度改革の今後の展開や企業部門におけるイノベーション、 家計部門を取り巻く雇用・所得環境などにより上下双方向に変化 する可能性 ・人々の将来不安の強まりや経済実態から乖離した長期金利の上昇 などを通じ、経済の下振れにつながる惧れ ①企業や家計の中長期的な予想物価上昇率の動向 ・予想物価上昇率の上昇ペースには、実際の物価の動きやそれが 予想物価上昇率に及ぼす影響の度合いなどで不確実性 ②物価上昇率のマクロ的な需給バランスに対する 感応度 ・消費者の物価上昇に対する抵抗感が強い場合や企業の賃上げに 対する姿勢が慎重な場合、販売価格や賃金の引き上げがスムーズ に進まない可能性 ③マクロ的な需給バランス(特に労働需給)の動向 ・労働供給面で、高齢者や女性による労働参加の高まりや、パート労働 の正規雇用化の継続を想定するも、不確実性 ④国際商品市況の変動 ・原油価格といった国際商品市況や為替相場の変動などに伴う輸入 物価の動向や、その国内価格への波及の状況 ③企業や家計の中長期的な成長期待 物価情勢 (資料)日本銀行よりみずほ総合研究所作成 10 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) Ⅲ.参考資料 先週の主要経済指標 日 付 4/24(金) 経 済 指 標 等 今回実績 米 耐久財受注(3月) 前月比 独 ifo景況感指数(4月) 前回実績 予想 +4.0% +0.6% ▲1.4% 108.6 108.4 107.9 4/27(月) 米 2年国債入札:最高利回り 0.540%、 平均利回り 0.505%、 入札倍率 3.3倍 4/28(火) 日 大型小売店販売額[既存店](3月速報) 小売業販売額(3月速報) 前年比 前年比 ▲13.0% ▲9.7% ▲10.9% ▲7.5% R +1.3% ▲1.7% 2年利付国債入札:最高利回り 0.002%、 平均利回り 0.000%、 入札倍率 3.90倍 米 S&P/ケース・シラー住宅価格[20都市](2月) 前年比 +5.0% +4.7% R +4.5% カンファレンスボード消費者信頼感指数(4月) 95.2 102.2 R 101.4 5年国債入札:最高利回り 1.380%、 平均利回り 1.348%、 入札倍率 2.56倍 4/29(水) 日 昭和の日(日本休場) 米 FOMC(28・29日) 10月~12月期 GDP(1~3月期速報) 前期比年率 +0.2% +1.0% +2.2% 前月比 +1.1% +1.0% R +3.6% 中古住宅販売仮契約指数(3月) 7年国債入札:最高利回り 1.820%、 平均利回り 1.780%、 入札倍率 2.44倍 伯 金融政策決定会合(28・29日) 泰 金融政策決定会合 4/30(木) 日 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 日銀金融政策決定会合 日銀総裁定例記者会見 新設住宅着工戸数(3月) 季調済年率 92.0万戸 89.2万戸 90.5万戸 前月比 ▲0.3% ▲2.3% ▲3.1% 前月比 前月比 前年比 ±0.0% +0.4% +1.3% +0.2% +0.5% R +1.4% R +0.4% +0.2% +1.3% 262千人 290千人 R 296千人 ±0.0% ±0.0% ▲0.1% 前年比 前年比 前年比 前年比 +2.3% +2.2% +0.7% +0.4% +2.2% +2.0% +0.7% +0.5% +2.2% +2.0% +2.3% +2.2% 前年比 +0.1% +0.4% R +0.1% 前年比 ▲10.6% ▲11.8% ▲2.9% 1.15倍 1.15倍 1.15倍 完全失業率(3月) 3.4% 3.5% 3.5% 中 製造業PMI(4月) 50.1 50.0 50.1 53.4 N.A. 53.7 鉱工業生産(3月速報) 米 個人所得(3月) 消費支出(3月) コアPCEデフレータ(3月) 失業保険新規申請件数(~4/25) 欧 ユーロ圏消費者物価指数(4月速報) 5/1(金) 日 消費者物価(3月全国) [除・生鮮食品] 消費者物価(4月東京都区部) [除・生鮮食品] 毎月勤労統計(3月速報) 名目賃金 実質消費支出[全世帯](3月) 有効求人倍率(3月) 非製造業PMI(4月) 予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。R は改定値。 日:日本、米:米国、欧:欧州、独:ドイツ、中:中国、泰:タイ、伯:ブラジル 11 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 今週の主要経済指標 日 付 5/1(金) 経 済 指 標 等 今回実績 前回実績 予想 米 ミシガン大消費者信頼感指数(4月確報) 製造業ISM指数(4月) 5/3(日) 日 憲法記念日(日本休場) 5/4(月) 日 みどりの日(日本休場) 95.9 96.0 4月速報 95.9 51.5 52.0 51.5 48.9 49.4 4月速報 49.2 中 HSBC製造業PMI(4月確報) 5/5(火) 日 こどもの日(日本休場) 米 貿易収支(3月) 財・サ収支 非製造業ISM指数(4月) 5/6(水) ▲514億㌦ ▲417億㌦ R ▲359億㌦ 57.8 56.2 56.5 52.9 N.A. 52.3 265千人 278千人 262千人 日 振替休日(日本休場) 中 HSBCサービスPMI(4月) 米 イエレンFRB議長講演(ワシントンD.C.) 5/7(木) 米 失業保険新規申請件数(~5/2) 馬 金融政策決定会合 5/8(金) 日 日銀金融政策決定会合議事要旨(4/7・8分) 10年物価連動国債入札:最高利回り ▲0.589 %、入札倍率 2.65倍 中 貿易収支(4月) 米ドル +341億㌦ +396億㌦ +31億㌦ 輸出総額(4月) 前年比 ▲6.4% +1.6% ▲15.0% 輸入総額(4月) 前年比 ▲16.2% ▲12.2% ▲12.7% 予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。R は改 定値。 日:日本、米:米国、中:中国、馬:マレーシア 12 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 来週の主要経済指標 日 付 5/8(金) 経 済 指 標 等 予 想 前 回 前々回 [5.5%] [+250千人] [+0.2%] 5.5% +126千人 +0.3% 5.5% +264千人 +0.1% 前年比 +1.6% +1.4% +1.4% 先行DI 一致DI 先行CI 一致CI [55.6%] [40.0%] [105.4] [109.5] 60.0% 70.0% 104.8 110.7 60.0% 80.0% 105.0 113.2 経常収支 [+21,066億円] +14,401億円 +140.5% (前年比) [+1,513%] 貿易収支 [+4,988億円] ▲1,431億円 (前年比) [-] +614億円 ▲8,642億円 - 米 雇用統計(4月) 失業率 非農業部門雇用者数 時間当たり賃金(全従業員ベース) 前月差 前月比 5/9(土) 中 消費者物価指数(4月) 5/11(月) 英 英中銀金融政策委員会(8・11日) 5/12(火) 日 景気動向指数(3月速報) 10年利付国債入札 米 3年国債入札 5/13(水) 日 国際収支(3月速報) 景気ウォッチャー調査(4月) 現状判断DI N.A. 52.2 50.1 N.A. 847 627 前年比 +6.0% +5.6% 1・2月 +6.8% 10~12月期 7~9月期 前期比 N.A. +0.3% +0.2% 前月比 [+0.2%] +0.9% ▲0.5% M2 前年比 M3 前年比 広義流動性 前年比 N.A. N.A. N.A. +3.6% +3.0% +3.3% +3.5% +2.9% +3.4% 前月比 前月比 0.1% 0.1% +0.2% +0.2% ▲0.5% ▲0.5% [280千人] 265千人 262千人 前月比 前年比 [+0.1%] [▲2.1%] +0.3% +0.7% ▲0.1% +0.4% 消費者態度指数 N.A. 41.7 40.9 前月比 [+0.1%] 78.4% ▲0.6% 78.4% +0.1% 79.0% ニューヨーク連銀製造業業況指数(5月) [+3.0] ▲1.2 +6.9 ミシガン大消費者信頼感指数(5月速報) [97.0] 95.9 93.0 全国企業倒産件数[帝国データ](4月) 中 鉱工業生産(4月) 欧 ユーロ圏GDP速報(1~3月期速報) 米 小売売上高(4月) 10年国債入札 5/14(木) 日 マネーストック(4月速報) 30年利付国債入札 米 生産者物価指数(4月) [食品・エネルギーを除く] 失業保険新規申請件数(~5/9) 30年国債入札 比 金融政策決定会合 5/15(金) 日 黒田日銀総裁講演(読売国際経済懇話会) 国内企業物価指数(4月) 消費動向調査(4月) 米 鉱工業生産指数(4月) 設備稼働率(4月) 韓 金融政策決定会合 予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、中:中国、韓:韓国、比:フィリピン、伯:ブラジル 13 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 5 月のスケジュール 国 1 内 消費者物価(3 月全国・4 月都区部) 新車販売台数(4 月),毎月勤労統計(3 月速報) 家計調査(3 月),労働力調査(3 月) 2 米 国 他 1 米 製造業ISM指数(4 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(4 月確報) 2 3 憲法記念日(日本休場) 3 4 みどりの日(日本休場) 4 米 製造業新規受注(3 月) 5 こどもの日(日本休場) 6 振替休日(日本休場) 5 米 非製造業ISM指数(4 月) 貿易収支(3 月) 6 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン D.C.) 労働生産性(1~3 月期暫定) 7 7 8 日銀金融政策決定会合議事要旨(4/7・8 分) 10 年物価連動国債入札 8 米 雇用統計(4 月) 9 9 10 10 11 11 英 英中銀金融政策委員会(8・11 日) 12 10 年利付国債入札 景気動向指数(3 月速報) 13 景気ウォッチャー調査(4 月) 国際収支(3 月速報) 14 マネーストック(4 月速報) 30 年利付国債入札 15 黒田日銀総裁講演(読売国際経済懇話会) 企業物価指数(4 月) 消費動向調査(4 月) 16 12 米 連邦財政収支(4 月) 3 年国債入札 13 米 小売売上高(4 月) 10 年国債入札 14 米 PPI(4 月) 30 年国債入札 15 米 鉱工業生産・設備稼働率(4 月) ネット対米証券投資(3 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月速報) ニューヨーク連銀製造業業況指数(5 月) 16 17 17 18 機械受注統計(3 月),設備稼働率(3 月) 第 3 次産業活動指数(3 月) 19 5 年利付国債入札 18 20 GDP(1~3 月期 1 次速報) 20 米 FOMC 議事録(4/28・29) 21 全産業活動指数(3 月) 22 日銀金融政策決定会合(21・22 日) 日銀総裁定例記者会見 23 21 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(5 月) 中古住宅販売件数(4 月) 景気先行指数(4 月) 22 独 ifo景況感指数(5 月) 米 CPI(4 月) 23 24 24 25 日銀金融経済月報(5 月) 貿易統計(4 月) 26 20 年利付国債入札 25 米 メモリアルデー(米国休場) 27 日銀金融政策決定会合議事要旨(4/30 分) 19 米 住宅着工・許可件数(4 月) 26 米 耐久財受注(4 月),新築住宅販売件数(4 月) S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・3 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(5 月) 2 年国債入札 27 米 5 年国債入札 28 商業動態統計(4 月速報) 2 年利付国債入札 29 鉱工業生産(4 月速報) 消費者物価(4 月全国・5 月都区部) 家計調査(4 月),労働力調査(4 月) 30 28 米 7 年国債入札 29 米 ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月確報) GDP(1~3 月期暫定) 企業収益(1~3 月期暫定),シカゴPMI指数(5 月) 30 31 31 *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 14 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 6 月のスケジュール 国 1 2 内 法人企業統計調査(1~3 月期) 新車販売台数(5 月) 毎月勤労統計(4 月速報) 10 年利付国債入札 3 米 1 2 3 4 30 年利付国債入札 4 5 景気動向指数(4 月速報) 5 国 他 米 製造業ISM指数(5 月) 個人所得・消費支出(4 月) 米 製造業新規受注(4 月) 欧 ECB政策理事会 米 非製造業ISM指数(5 月),貿易収支(4 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) 英 英中銀金融政策委員会(3・4 日) 米 労働生産性(1~3 月期改訂) 米 雇用統計(5 月) 6 6 7 7 8 GDP(1~3 月期 2 次速報) 景気ウォッチャー調査(5 月) 国際収支(4 月速報) 9 マネーストック(5 月速報) 消費動向調査(5 月) 10 機械受注統計(4 月),企業物価指数(5 月) 8 11 20 年利付国債入札 法人企業景気予測調査(4~6 月期) 12 設備稼働率(4 月) 第 3 次産業活動指数(4 月) 13 11 米 小売売上高(5 月) 30 年国債入札 12 米 PPI(5 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(6 月速報) 13 14 14 15 16 5 年利付国債入札 15 米 鉱工業生産・設備稼働率(5 月) ネット対米証券投資(4 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(6 月) 16 米 住宅着工・許可件数(5 月) 17 貿易統計(5 月) 17 米 FOMC(16・17 日) 18 40 年利付国債入札 18 米 CPI(5 月), フィラデルフィア連銀製造業業況指数(6 月) 経常収支(1~3 月期),景気先行指数(5 月) 19 19 日銀金融政策決定会合(18・19 日) 日銀総裁定例記者会見 全産業活動指数(4 月) 20 9 米 3 年国債入札 10 米 連邦財政収支(5 月),10 年国債入札 20 21 21 22 日銀金融経済月報(6 月) 22 米 中古住宅販売件数(5 月) 23 23 米 耐久財受注(5 月),新築住宅販売件数(5 月) 2 年国債入札 24 独 ifo景況感指数(6 月) 米 GDP(1~3 月期確定) 企業収益(1~3 月期改訂),5 年国債入札 25 米 個人所得・消費支出(5 月),7 年国債入札 24 日銀金融政策決定会合議事要旨(5/20・21 分) 25 2 年利付国債入札 26 消費者物価(5 月全国・6 月都区部) 家計調査(5 月),労働力調査(5 月) 27 26 米 ミシガン大学消費者信頼感指数(6 月確報) 28 28 29 鉱工業生産(5 月速報),商業動態統計(5 月速報) 資金循環統計(1~3 月期速報) 30 毎月勤労統計(5 月速報) 29 27 30 米 S&Pケース・シラー住宅価格指数(20 都市・4 月) シカゴPMI指数(6 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(6 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 15 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 四半期スケジュール 7月 日 本 1 2 6 7 8 9 10 13 15 16 22 23 28 29 30 31 米 国 1 2 3 7 8 9 13 14 15 16 17 22 23 24 27 28 29 30 31 欧 州 9 8月 新車販売台数(6 月) 日銀短観(6 月調査) 10 年利付国債入札 景気動向指数(5 月速報) 10 年物価連動国債入札 国際収支(5 月速報) 景気ウォッチャー調査(6 月) マネーストック(6 月速報) 30 年利付国債入札 機械受注統計(5 月) 企業物価指数(6 月) 消費動向調査(6 月) 設備稼働率(5 月) 第 3 次産業活動指数(5 月) 日銀金融政策決定会合(14・15 日) 日銀総裁定例記者会見 日銀金融経済月報(7 月) 5 年利付国債入札 全産業活動指数(5 月) 20 年利付国債入札 貿易統計(6 月) 2 年利付国債入札 商業動態統計(6 月速報) 鉱工業生産(6 月速報) 消費者物価(6 月全国・7 月都区部) 家計調査(6 月) 労働力調査(6 月) 3 4 7 製造業ISM指数(6 月) 雇用統計(6 月) 非製造業ISM指数(6 月) 貿易収支(5 月) 米 3 年国債入札 FOMC 議事録(6/16・17) 米 10 年国債入札 米 30 年国債入札 連邦財政収支(6 月) 小売売上高(6 月) 鉱工業生産・設備稼働率(6 月) PPI(6 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(7 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(7 月) CPI(6 月) 住宅着工・許可件数(6 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(7 月速報) 中古住宅販売件数(6 月) 景気先行指数(6 月) 新築住宅販売件数(6 月) 耐久財受注(6 月) S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・5 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(7 月) 米 2 年国債入札 FOMC(28・29 日) 米 5 年国債入札 GDP(4~6 月期速報) 米 7 年国債入札 雇用コスト指数(4~6 月期) ミシガン大学消費者信頼感指数(7 月確報) シカゴPMI指数(7 月) 3 英中銀金融政策委員会(8・9 日) 16 ECB政策理事会 10 11 12 17 19 28 31 9月 新車販売台数(7 月) 毎月勤労統計(6 月速報) 日銀金融政策決定会合(6・7 日) 日銀総裁定例記者会見 国際収支(6 月速報) 日銀金融経済月報(8 月) 景気ウォッチャー調査(7 月) マネーストック(7 月速報) 設備稼働率(6 月) 企業物価指数(7 月) 第 3 次産業活動指数(6 月) GDP(4~6 月期 1 次速報) 全産業活動指数(6 月) 貿易統計(7 月) 商業動態統計(7 月速報) 消費者物価(7 月全国・8 月都区部) 家計調査(7 月) 労働力調査(7 月) 鉱工業生産(7 月速報) 1 8 9 10 11 15 16 17 25 30 31 個人所得・消費支出(6 月) 製造業ISM指数(7 月) 貿易収支(6 月) 非製造業ISM指数(7 月) 雇用統計(7 月) 労働生産性(4~6 月期暫定) 米 3 年国債入札 連邦財政収支(7 月) 米 10 年国債入札 小売売上高(7 月) 米 30 年国債入札 鉱工業生産・設備稼働率(7 月) PPI(7 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(8 月速報) ニューヨーク連銀製造業業況指数(8 月) 住宅着工・許可件数(7 月) CPI(7 月) FOMC 議事録(7/28・29) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(8 月) 中古住宅販売件数(7 月) 景気先行指数(7 月) 新築住宅販売件数(7 月) S&P/ケース・シラー住宅価格指数 (20 都市・6 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(8 月) 耐久財受注(7 月) GDP(4~6 月期暫定) 企業収益(4~6 月期暫定) ミシガン大学消費者信頼感指数(8 月確報) 個人所得・消費支出(7 月) シカゴPMI指数(8 月) 6 英中銀金融政策委員会(5・6 日) 5 7 11 12 13 14 17 18 19 20 25 26 27 28 1 2 3 4 11 15 16 17 18 21 24 25 28 29 30 法人企業統計調査(4~6 月期) 新車販売台数(8 月) 毎月勤労統計(7 月速報) GDP(4~6 月期 2 次速報) 国際収支(7 月速報) マネーストック(8 月速報) 企業物価指数(8 月) 法人企業景気予測調査(7~9 月期) 日銀金融政策決定会合(14・15 日) 日銀総裁定例記者会見 日銀金融経済月報(9 月) 資金循環統計(4~6 月期速報) 貿易統計(8 月) 消費者物価(8 月全国・9 月都区部) 鉱工業生産(8 月速報) 商業動態統計(8 月速報) 毎月勤労統計(8 月速報) 製造業ISM指数(8 月) 労働生産性(4~6 月期改訂) ベージュブック(地区連銀経済報告) 貿易収支(7 月) 非製造業ISM指数(8 月) 雇用統計(8 月) 連邦財政収支(8 月) PPI(8 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(9 月速報) 鉱工業生産・設備稼働率(8 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(9 月) 小売売上高(8 月) CPI(8 月) FOMC(16・17 日) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(9 月) 住宅着工・許可件数(8 月) 経常収支(4~6 月期) 景気先行指数(8 月) 中古住宅販売件数(8 月) 新築住宅販売件数(8 月) 耐久財受注(8 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(9 月確報) GDP(4~6 月期確定) 企業収益(4~6 月期改訂) 個人所得・消費支出(8 月) S&P/ケース・シラー住宅価格指数 (20 都市・7 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(9 月) シカゴPMI指数(9 月) 3 ECB政策理事会 10 英中銀金融政策委員会(9・10 日) *印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕 16 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 先週の金融市場の動き [海外金利] 4/23 ドルLIBOR 3M(%) ユーロドル金先(Jun15) 4/24 4/27 4/28 4/29 4/30 5/1 前週末比 0.27700 0.27900 0.27900 0.27815 0.27815 0.27875 0.27975 0.00075 99.695 99.695 99.695 99.695 99.695 99.690 99.690 ▲ 0.005 米国債(10年、%) 1.958 1.909 1.921 2.003 2.039 2.032 2.114 0.205 スワップ金利(10年、%) 2.029 1.988 2.004 2.083 2.118 2.123 2.203 0.216 独国債(10年、%) 0.165 0.155 0.162 0.163 0.285 0.366 0.373 0.218 英国債(10年、%) 1.691 1.648 1.691 1.695 1.833 1.834 1.842 0.194 [内外株式] 4/23 ダウ平均(㌦) S&P500指数 NASDAQ総合指数 日経平均(円) TOPIX(Pt.) 4/24 4/27 4/28 4/29 4/30 5/1 前週末比 18,058.69 18,080.14 18,037.97 18,110.14 18,035.53 17,840.52 18,024.06 ▲ 56.08 2,112.93 2,117.69 2,108.92 2,114.76 2,106.85 2,085.51 2,108.29 ▲ 9.40 5,023.64 5,056.06 5,092.09 5,060.25 5,055.42 4,941.42 5,005.39 ▲ 86.69 20,187.65 20,020.04 19,983.32 20,058.95 19,520.01 19,531.63 ▲ 488.4 1,624.87 1,618.84 1,619.07 1,627.43 1,592.79 1,585.61 ▲ 33.23 休場 出来高(百万株) 2,750.48 2,139.40 1,870.05 2,087.21 2,719.50 2,231.84 92.45 売買代金(億円) 29,198.47 23,091.87 20,846.57 28,658.50 34,727.40 26,073.20 2,981.33 2,563.95 2,569.99 2,576.46 2,567.56 2,545.72 2,530.72 ▲ 39.27 4/23 4/24 4/27 4/28 4/30 5/1 日経JASDAQ平均(円) [円金利] TIBOR 3カ月(%) 0.17000 0.17000 0.17000 0.17000 4/29 前週末比 0.17000 0.16900 ▲ 0.00100 99.855 99.855 0.000 0.340 0.360 0.075 ユーロ円金先(Mar16) 99.855 99.855 99.855 99.855 新発国債(10年、%) 0.310 0.285 0.300 0.295 長国先物(Jun15) 147.95 148.20 148.11 148.19 147.89 147.50 ▲ 0.700 スワップ金利(5年、%) 0.230 0.221 0.229 0.228 0.261 0.281 0.060 休場 [為替] 4/23 4/24 4/27 4/28 4/29 4/30 5/1 前週末比 円/$ 119.58 118.99 119.04 118.86 119.02 119.38 120.15 1.1600 $/EUR 1.0824 1.0873 1.0891 1.0981 1.1128 1.1224 1.1199 0.0326 円/EUR 129.43 129.38 129.65 130.53 132.44 133.99 134.59 5.21 17 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 今週の金融市場の動き [海外金利] 4/30 5/1 5/4 5/5 5/6 5/7 0.27875 0.27975 休場 0.27590 0.27600 0.27885 ▲ 0.00090 99.690 99.690 99.690 99.690 99.695 99.700 0.010 米国債(10年、%) 2.032 2.114 2.144 2.185 2.243 2.180 0.067 スワップ金利(10年、%) 2.123 2.203 2.234 2.270 2.325 2.260 0.057 独国債(10年、%) 0.366 0.373 0.453 0.516 0.586 0.590 0.217 英国債(10年、%) 1.834 1.842 1.970 1.984 1.921 0.079 ドルLIBOR 3M(%) ユーロドル金先(Jun15) 休場 5/8 前週末比 [内外株式] 4/30 ダウ平均(㌦) 5/1 5/4 5/5 5/6 5/7 5/8 前週末比 17,840.52 18,024.06 18,070.40 17,928.20 17,841.98 17,924.06 ▲ 100.00 S&P500指数 2,085.51 2,108.29 2,114.49 2,089.46 2,080.15 2,088.00 ▲ 20.29 NASDAQ総合指数 4,941.42 5,005.39 5,016.93 4,939.33 4,919.65 4,945.54 ▲ 59.85 19,520.01 19,531.63 19,291.99 19,379.19 ▲ 152.4 TOPIX(Pt.) 日経平均(円) 1,592.79 1,585.61 1,574.64 1,587.76 2.15 出来高(百万株) 2,719.50 2,231.84 2,365.67 2,565.26 333.42 売買代金(億円) 34,727.40 26,073.20 28,617.96 28,001.70 1,928.50 2,545.72 2,530.72 2,541.26 2,562.81 32.09 4/30 5/1 5/7 5/8 0.16900 0.16900 0.00000 99.845 99.845 ▲ 0.010 日経JASDAQ平均(円) 休場 休場 休場 [円金利] TIBOR 3カ月(%) ユーロ円金先(Mar16) 0.17000 0.16900 99.855 99.855 5/4 5/5 休場 休場 5/6 休場 前週末比 新発国債(10年、%) 0.340 0.360 0.430 0.410 0.050 長国先物(Jun15) 147.89 147.50 146.77 146.97 ▲ 0.530 スワップ金利(5年、%) 0.261 0.281 0.306 0.294 0.013 [為替] 4/30 5/1 5/4 5/5 5/6 5/7 5/8 前週末比 円/$ 119.38 120.15 120.13 119.86 119.46 119.74 119.94 ▲ 0.2080 $/EUR 1.1224 1.1199 1.1146 1.1185 1.1347 1.1267 1.1205 0.0006 円/EUR 133.99 134.59 133.91 134.06 135.55 134.91 134.39 ▲ 0.20 (注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。 米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。 日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。 金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。 独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。 為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg) 。 18 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号) 最新リポート一覧 <みずほインサイト> 2015 年 5 月 8 日 消費税の設計シリーズ⑥~金融活動税(FAT)~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl150508.pdf 2015 年 4 月 30 日 逆風下の米国経済~ドル高の産業連関分析とテキサスの景気後退~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us150430.pdf 2015 年 4 月 28 日 最近の不動産市場について~過熱感がやや強まるも、冷静・選別的視点は維持~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp150428.pdf 2015 年 4 月 27 日 景気悪化が進むロシア経済~危機対策のインフラ建設プロジェクトにも遅れ~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu150427.pdf <内外経済見通し> 2015 年 3 月 9 日 2014・15・16 年度 内外経済見通し(2014 年 10~12 月期 GDP2 次速報後改訂) ~世界経済の回復は勢いを欠くも、日米の成長ペース拡大~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150309.pdf 2015 年 2 月 17 日 2014・15・16 年度 内外経済見通し ~世界経済の回復は勢いを欠くも、日米の成長ペース拡大~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150217.pdf 2014 年 10 月 2 日 内外経済の中期見通しと人口・地域の課題~みずほ総研が描く 2020 年の世界~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/urgency/report141002.pdf 執筆担当者 ・市場調査部 武内浩二 野口雄裕 井上 淳 大塚理恵子 03-3591-1244 03-3591-1249 03-3591-1197 03-3591-1420 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・欧米調査部 小野 亮 吉田健一郎 松本 惇 山崎 亮 03-3591-1219 03-3591-1265 03-3591-1199 03-3591-1289 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・経済調査部 松浦大将 多田出健太 03-3591-1435 03-3591-1283 [email protected] [email protected] 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではありません。 本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証 するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。 発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296 19 金融市場ウィークリー(2015 年 5 月 8 日号)