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ハーブ編 2 月
園芸作業 ハーブ 編 2 耐 寒 性 水 分 条 件 多 湿 を 嫌 う 寒 さ に 強 適 い ハ 湿 ー ブ 乾 燥 を 嫌 う 寒 さ 適 に 弱 湿 い ハ 多 ー 湿 を ブ 好 む 三島ハーブガーデン 月 ハーブ名 イングリッシュラベンダー オレガノ コモンセージ タイム類 ローズマリー ボリジ カモミール類 ディル フェンネル ワイルドストロベリー チャイブ チャービル ミント類 パセリ レモンバーム センティッドゼラニウム類 レモンバーベナ ナスターチューム ヘリオトロープ バジル類 レモングラス 管理ポイント こんどう かずゆき 近藤 和行 カ月 作業ポイント 栽培場所:寒冷地以外は寒風が防げる日当たりのよい戸外 で管理する。 防 寒:マルチングで風よけを 水 や り:庭植えの場合は不要。鉢植えの場合は鉢土が乾 したり、株元にわらや いた後、午前中に気温が上がってから与える。 腐葉土を敷いて霜よけ 肥 料:2月下旬ごろ、イングリッシュラベンダーやロ を行う。 ーズマリーに寒肥として緩効性肥料(リン酸と カリが多いもの)を施すと、花つきがよくなる。 栽培場所:同上 水 や り:同上 肥 料:保温して生育させる場合以外は不要。 防 寒:同上 収 穫:保温して栽培している ディル、フェンネルな どは収穫が続けられる。 栽培場所:風の当たらない戸外の日当たりのよい所。 水 や り:庭植えの場合は不要。鉢植えは暖かい午前中に 与える。 肥 料:保温して生育させる場合以外は不要。 防 寒:同上 収 穫:保温して栽培している チャービル、イタリア ンパセリ、ミント類な どは収穫が続けられる。 栽培場所:日当たりのよい室内の窓際か温室。 水 や り:鉢土の表面が乾いたものには、暖かい午前中に 与える。 肥 料:保温して生育させる場合以外不要。 防 寒:暖かい場所に置き、室 温が低下する時は、発 泡スチロールの箱に入 れるなどして保温。 同 上 同 上 1年で最も寒いこの季節は、戸外のハーブガーデンを見 ても、殺風景な景色が寂しい限りです。かじかむ指先に息 を吹きかけながら、「早く春が来ないかなあ」と待ち望む 今日このごろ。暖かな室内の窓際に置いてあるラベンダー ・デンタータやレースラベンダーが、色濃くたくさんの花 をつけています。 (冬のハーブ管理) まだまだ気温の低い日が続きます。1月号のハーブ編を 参考にして、それぞれのハーブに応じた冬越し管理をして ラベンダー・デンタータ。この 時期は暖かな室内の窓際に置い て管理すると、色濃くたくさん の花をつけてくれる。 ください。 フェンネルは、半日陰のベランダで も育てることができる。 耐寒性のないハーブを室内に入れてから、ずいぶん日に を確かめましょう。病気が発生する原因になりますので、 ちがたちましたが、ここでいったんこれらの鉢植えの様子 枯れ葉や花がらはこまめに取り除きます。また、アブラム シ、ハダニ、コナジラミなどの害虫が出ていないかもチェ ベランダでの栽培のポイント ックしましょう。日照不足で徒長した枝は、軽く切り戻し ¡日照時間が1日当たり4∼5時間あるベランダなら、ど んなハーブでも育てることができる。また、日当たりの 悪い半日陰のベランダでも、以下のハーブなら栽培可能。 ミント、チャイブや、セリ科のコリアンダー、チャー ビル、ディル、フェンネルなど。 ¡一般家庭のベランダでは、草丈が高くなるものや、株が 大きくなる種類は避けた方が無難。 ¡容器はプランターや鉢、樽や木箱などいろいろなタイプ があり、ベランダの雰囲気に合わせて、おしゃれなデザ インの容器で育てるのも楽しい。 ● ● ● ¡真夏はコンクリートの照り返しに注意。すのこや発泡ス チロール、段ボールなどの上に鉢を置いて保護する。西 日の当たりすぎる所では、日よけで土の乾きを抑える。 て日照や風通しをよくしてください。 ●寒肥を施す 2月下旬になると、寒さの中にも明るい日 差しが感じられ、また日の長さに春の近いことを感じま す。この時期に緩効性肥料(リン酸・カリが多いもの) の寒肥を施すと、花つきがよくなります。 ●ベランダでハーブを育てよう 庭がないからといって、 ハーブ栽培をあきらめている人はいませんか。左記の点 に気をつければ、ベランダでもハーブ栽培を楽しむこと ができます。 2002. 2. 園芸新知識 59