Comments
Description
Transcript
野生動物はあなたのペットではありません!
ワァ∼かわいい!!! でも・・・・・ ちょっと待って ニホンザルには、エサを与えない。 見つめない。近づかない。 ニホンザルにエサをやったりするとサルが人を怖 がらなく なってしまいます。数 年 前には、そのようなサルが学 習塾 に 侵 入して捕らえられたということも起 きています。 果 樹 園 でミカンを盗 み食 べているサル ニホンザルと出 会ったら、街 中であれ、山 奥であれ、絶 対にエサを与えてはいけません。また、目 を見つめると威 嚇されたと思 い、視 線 をそらした時 に跳 びかかってくることがあります。 サルに会ったら、胸 をはって堂々とした態 度で、サルに背 中を向 けずに立ち去 りましょう。 決して近づいたり、からかったり、大 声を出 したりせず、そっとしておくことが大切です。 野鳥のヒナを安易に持ち帰らない。 巣 から落 ちたヒナをみつけ「親 とはぐれて、かわいそう。」「ノラネコに襲 われたらどうしよう。」 という、やさしい気 持 ちでヒナを家 に持 ちかえる人 がいますが、実 は、これらは巣 立 ちの時 期 を 迎え、まだうまく飛べない幼 鳥で、親 鳥がそばにいることが多いのです。 野 鳥 のヒナを見 つけても、そのままにして、すぐにその場 所 を立 ち去 りましょう。あなたがヒナ の近 くにいる限 り、親 鳥 は警 戒して近 づいてきません。そばにネコなどがいる場 合は、付 近の木 の枝 にそっととまらせてあげてください。 野生動物には、エサを与えない。 野 生動 物 にエサを与えたり、 餌 付けしたりすると、その動 物は 人がくれるエサをあてにして、野 生の習 性を失 い、人里 に定 着してしまいます。その結 果、次のような問 題 が発 生 します。 ① 作 物や樹木 に被 害を与える。(ニホンザル・タヌキ・タイワンリスなど) ② 人 間の食べ物を奪うなどの悪 さをするようになる。(ニホンザル・トビなど) ③ 人 家に出 没したり、棲 みついたりして、フン害や騒 音の原 因となる。(ハクビシン・タヌキ・ア ライグマ・ドバトなど) ④ エサの食べ残 しで道 や川などが汚れる。 ⑤ 動 物 に伝 染 病 を流 行 らせる一 因 となる。(タヌキ等 は 餌 付 けによりペットのイヌや仲 間 同 士 との接 触 が増 え、 かいせん 毛 が抜 け落ちて死 んでしまう疥 癬 という病 気 等 にかか りやすくなります。) ⑥ 動 物から人 間に伝 染 病がうつるおそれがある。 ⑦ 餌 付 けしている動 物 だけが増 え、ほかの野 生 動 物 の ※公 園 や河 原 で鳥 や 小 動 物 にエ サを与 え る光 景 をよく 目 にします が、このような行 為 生 息環 境 を悪化 させる。 はやめましょう。 また、バーベキューの余 り物 を河 原 に残 してきたり、収 穫 に適 しない野 菜 などを畑 に置 いておいたりすることも、野 生 動 物の側からみれば、人 間からエサをもらっているのと同じです。 ア ラ イ グ マ は 北 ア メリ アライグマは原則として飼えません。 カ大 陸 原 産の 動 物 で、 日 本に は か つて の T Vア ニ い メの 影 響 もあ り 、 ペッ ト とし て 飼 うた め に多 数 輸 入さ れ まし た 。 幼獣 の うち は 愛 嬌が あ っ て、 と ても か わ いら し い動 物 で すが 、 成長 す る と個 体 に よっ て は性 格 が 荒く な り、 個 人 では 飼 い続 け る こと が 難 しく な りま す 。 また、アライグマ回 虫 という危 険な寄 生 虫 を持 っているこ ともあり、アメリカではこれに感 染 した幼 児 が死 亡 した例 も あります。平 成 16年 6月 に「特 定 外 来 生 物 の生 態 系 等 に 係 る被 害 の防 止 に関 する法 律 」が制 定 され、国 外 から持ち 込 まれる特 定 の動 物 等 の「飼 育 ・栽 培 ・保 管 ・運 搬 ・輸 入 ・ 販 売・譲 渡・野 外に放つこと」等が原 則 禁止 されました。 ペットショップ等 で外 国 産 の動 物 を買 うときは、一 度 ペット を飼 ったらそのペットの一 生の面 倒 をみる覚 悟がいります。 成 長したペットを野 山 に捨てることは絶 対 にやめましょう。 アラ イグマ ハク ビシ ン タイワンリ ス 湘南地域鳥獣対策協議会 平塚市 藤沢市 茅ヶ崎市 秦野市 伊勢原 市 寒川町 大磯町 二宮町 神奈川県湘南地域県政総合センタ ー環 境部