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R 1 R 基本構成 シュパンリング RfN7014 は、世界的に認められているシャフ ト・ボスの摩擦締結要素 RINGFEDER RfN7012 の持つ特徴を 併せ備えるとともに、さらに重負荷に適用するため、剛性・外 径寸法・幅寸法をアップさせた製品です。 テーパ角度が小さく、接触座幅が拡大されたため、製作精度に 適応したセンタリング効果が向上するとともに、 変動するねじ り応力に対して高い疲れ限度を求める事ができます。 またダブ ルテーパ構造の特徴として、 比較的大きい製作公差に対しての 適用性をもっています。 Fig.1 1・シュパンリング RfN7014 寸法 伝達可能 トルク d x D L l L1 mm 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 190 200 220 240 260 280 300 x x x x x x x x x x x x x x x x x x x 120 130 140 160 170 180 190 200 210 230 240 250 260 270 300 320 340 370 390 62 62 62 80 80 80 80 80 80 94 94 94 94 94 116 116 116 136 136 56 56 56 74 74 74 74 74 74 88 88 88 88 88 110 110 110 130 130 74 74 74 94 94 94 94 94 94 110 110 110 110 110 134 134 134 156 156 T or 接触圧力 スラスト 軸側 ハブ側 Fax p p' N/mm2 Nm kN 6850 11650 13000 19700 26600 28900 31200 40200 42900 64000 67800 83000 88000 105000 123000 153000 186000 230000 245000 197 291 290 389 483 482 480 574 572 800 795 923 921 1050 1120 1280 1430 1650 1650 201 263 234 213 242 222 205 227 212 227 214 235 223 242 189 198 205 192 179 締付ボルト 締付トルク DIN931−10.9規格 指定値 質量 TA Weight Nm kg 145 145 145 230 230 230 230 230 230 355 355 355 355 355 485 485 485 690 690 3.3 3.7 4 7.2 7.7 8.3 8.8 9.3 10 14.9 15.7 16.4 17.2 18.8 27.7 29.8 32 46 49 Qty. dG 本数 117 162 150 133 157 148 140 159 152 158 152 170 163 179 138 148 157 145 138 8 12 12 12 14 15 15 17 18 17 18 20 21 23 21 24 26 24 24 M M M M M M M M M M M M M M M M M M M 12 12 12 14 14 14 14 14 14 16 16 16 16 16 18 18 18 20 20 x x x x x x x x x x x x x x x x x x x 55 55 55 70 70 70 70 70 70 80 80 80 80 80 100 100 100 120 120 データ数値 Mt Pax MA p p' は、各接触面・ボルトに薄くオイルの塗布された実用的な組付基準 < 摩擦係数μ =0.12> の値を表示しています。 但し摩擦係数に基本的な変化をきたすモリブデン系減摩剤(モリコート)極圧添加剤を含有するオイル類は使用できません。 RINGFEDER 規格として設定されたデータ数値、計算式、及び特定の記号は他に適用する事はできません。 T Fax p p' dxD L1 L = = = = = 許容伝達トルク 許容スラスト伝達力 組付時の接触圧力 - シャフト側 組付時の接触圧力 - ボス側 シャフト径 × ボァ径 dG = TA = ロッキングボルト径 / 抜きタップ径 強度区分 DIN912-12.9 ハイストレングスボルト ロッキングボルトの締付トルク値 dG D d l (シュパンリング RfN7014 の内径×外径) ボルトの締付は、 トルクレンチを用い指定締付トルク値にて正しく均等 に締め付けることが必要です。 RfN7014 は、ボルトの高トルク値による締付けに対応する、フランジ の座面応力についても経験値をもとにボルトの初期ゆるみをカバーし得 る充分な軸力計算が配慮されていますから、 組付時に規定に従った締付 管理を施しておくかぎり、増締めなど日常の管理を必要としません。 Fig.2 RfN7014タイプには、産業機械用としてもっとも信頼度の高いDIN91212.9 規格ボルト(品質保証品を使用)が全数セットされています。 2 R 許容伝達トルク M ttの の選定 許容伝達トルクM 組付け 伝達許容トルクの T の値は、RINGFEDER 社の経験値により、 RfN7014自体の部品安全率が組込まれていますから、Tの値は 限界値を示すものではなく、負荷の形式を問わず、伝達許容量 を保証する実用値を表示していますが、 組付ける機械本体に発 生する最大トルクがTの値を越えることのないよう許容値を設 定することが重要です。また、装置の構造と使用条件等による 機械本体についての経験的安全率の付加を併せ検討しなければ データ数値はすべて 摩擦係数μ=0.12を基準として設定され ています。すなわち、通常の機械作業において避けることので きないオイル・グリスの付着した実用的な状態を組付基準に とってあります。ギァボックスなど、オイルバス内での使用も 全く支障ありません。 *摩擦係数に基本的変化をきたすモリブデン系減摩剤(モリコート)なら びに極圧添加剤を含有するオイル類は絶対に使用出来ません。 なりません。 表面粗さ Ra ≦ 3.2 μ m シャフト・ボァとも 山 / 谷の高さ B b 寸法公差(適用範囲) k9/N9 ∼ h9/H9 k RfN7014 は上記の寸法公差の範囲内におけるすべての等級に適合する 適応性をもっています。 ダブルテーパ機構による締付け時の径変位量を均等にし、また曲げ・偏 荷重を避けるためには、シャフト・ボァの公差はは同じ等級・記号を用 いるのが適正です。すなわちシャフト径dを基準に選定した許容限界寸 法の配分はシャフト径が基準寸法、dよりマイナス側の場合は、対称的 にボァ側は基準寸法Dよりプラス側に等量をとるのが構造的に適正であ DN D り、また逆の場合も同様とします。 一般的には、寸法公差 h8/H8 表面粗さ 12.5S(R max)が多く適用されて d dB います。 基本的な詳細事項・特徴についてはシュパンリング RfN7012 型録をご 参照下さい。 Fig.3 ボスの材料の降伏点に適用するボスの必要外径 DN (mm) ボスの材料の降伏点に適用するボスの必要外径 D N 接触圧力 ハブ側 d 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 190 200 220 240 260 280 300 x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x D 120 130 140 160 170 180 190 200 210 230 240 250 260 270 300 320 340 370 390 ハブの材料降伏点 200 220 250 270 300 p' DN N/mm2 mm 117 162 150 133 157 148 140 159 152 158 152 170 163 179 138 148 157 145 138 197 309 311 457 419 395 552 517 617 187 287 274 285 381 366 356 455 444 541 522 658 654 803 930 878 648 685 830 792 772 176 247 245 261 326 323 322 388 388 455 451 552 539 662 519 595 687 688 687 171 231 232 250 305 305 307 362 365 423 423 501 496 586 495 560 636 648 652 165 215 219 238 283 287 291 336 341 391 395 455 455 521 468 522 588 603 612 使用例 Fig.4 Fig.5 3 Rp0.2N(N/mm2) 350 158 199 205 225 261 267 273 309 316 359 365 410 415 462 438 483 537 559 574 400 154 189 196 216 248 255 262 293 301 339 347 384 390 429 417 461 507 533 546 450 500 150 182 190 210 238 246 254 281 290 326 334 367 374 407 405 445 486 515 531 148 177 185 206 232 240 249 273 283 316 325 354 362 392 396 432 470 500 515 R 組付け 分解 1. 軸ハブの各接触面の清掃を行ったあと、マシンオイルを薄く塗布し ハブを所定位置にセットします。シュパンリングはオイルに全体を 浸した後、ウェスか清掃紙の上に数分間放置し、余分なオイルを除 去してから、ハブの中に挿入します。 2. ロッキングボルトを軽く締めた段階で、ハブの位置決めをします。 3. トルクレンチを使用して、ロッキングボルトの締付けトルク値 TA を 2 ∼ 3 段階に分けて徐々に対角的に締込みます。 4. 最後に、時計周りで全ロッキングボルトが締付けトルク TA で確実 に締まっているか確認します。 分解時は分解用ねじ穴をご利用下さい。サイズごとに2∼5本用意され ています。 分解用めねじ(dD)に合致したボルトをねじ込むとシュパンリ ングは分解され、取り外すことが出来ます。 シュパンリング RfN7014 はその構造上、相手ハブ穴にショルダー部が 必要となります。(下図 Fig. 6 参照) また、 深いハブ穴にセットされたシュパンリングを一体物で取り外ずす ときにも、分解用めねじを利用できます。 ご参考 4項の作業を開始される前に30∼60分間のナジミ時間を設定 されることによって、よりよい応力分布を得ることができます。 モリブデン系減摩剤(モリコートなど)を含有するオイル、グリスあるい は、同系統の減摩剤の使用は絶対に避けて下さい。 再使用のシュパンリングあるいは、 よごれたシュパンリングを使用され るときは、各部品ごとに清掃し、注油しなければなりません。特に、粉 塵や微細な鉄粉が接触面に付着した古いシュパンリングは摩擦係数が極 端に低下しますので、入念にクリーニングしてください。 ショルダー部が必要 TEL : FAX : 東京営業所 TEL : FAX : 名古屋営業所 TEL : FAX : 06-6441-1503 06-6441-1916 03-3815-6501 03-3816-4522 052-203-1103 052-203-1104 Fig.6 Fig.8 Fig.7 大阪本社 分解できない ハブには、リアーフランジが通り抜けないようなショルダー部分が必要です。取り 外し時にリアーフランジだけが解放され、シュパンリング RfN7014 は分解できな くなります。 http://www.takeda-trade.co.jp [email protected] 大阪:0120-22-7012 東京:0120-10-7012 名古屋:0120-20-7012 R7014J 2003.4 4