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近赤外蛍光色素を用いた手術ナビゲーション
《本誌 12 頁~17 頁》 近赤外蛍光色素を用いた手術ナビゲーション インドシアニングリーンによる生体機能・構造の抽出と臨床応用 千葉大学/林 秀樹・松原久裕・藤戸寛迪・川平 洋 第 2 図 ICG の蛍光スペクトル解析 文献 4)より引用。①蒸留水で溶解した ICG の励起スペ クトル(計測蛍光波長=804nm) ②蒸留水で溶解した ICG の蛍光スペクトル(励起波長=780nm) ③ヒト血清で 溶解した ICG の励起スペクトル(計測蛍光波長=850nm) ④ヒト血清で溶解した ICG の蛍光スペクトル(励起波長 =780nm) 第 3 図 通常及び近赤外カメラによる ICG の観察 室内光(A)及び近赤外光(810nm; B, 780nm; C)照射下に ICG 溶液の観察を行なった。ICG 5 mg/ml を蒸留水(各パ ネル上段)または 5g/dl ヒト血清アルブミン溶液(同下段)に て段階希釈、濾紙に滴下し、通常のカメラ(A)あるいは 図 4 に示す可視化装置(B, C)にて撮影を行なった。 第 4 図 ICG 蛍光可視化装置の構成 文献 4)より引用。 第 5 図 ICG による総胆管の描出 全身麻酔下の家畜ブタに 1.25mg の ICG を静注。投与後 40 分で PDE(浜松ホトニクス)を用いて撮影。文献 9)の三橋氏 よりデータを供与。 第 6 図 ICG を用いたセンチネルリンパ節同定のシミュレーション 文献 4)より引用。全身麻酔下の家畜ブタに内視鏡を用いて 0.025mg の ICG を胃粘膜下に投与、10 分後に通常腹腔鏡(左)及び近赤外腹 腔鏡(右)にて撮影した。