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平成23年

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平成23年
平成23年
第3回島本町議会定例会会議録
平 成 23 年 6 月21日 開 会
平 成 23 年 6 月22日 閉 会
平 成 23 年 6 月21日(第1号)
平 成 23 年 6 月22日(第2号)
平成23年第3回島本町議会定例会会議録目次
第
1
号(
6
月 21 日)
○出席議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
○議事日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
○開会・開議の宣告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
○会議録署名議員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
○会期の決定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
○諸般の報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
○議長の常任委員辞任について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
○第 3 号推薦
島本町農業委員会委員の推薦について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
○一般質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
・高山議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
・川嶋議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
・山口議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
・平野議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37
・外村議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
51
・冨永議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
63
・戸田議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
72
・河野議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
83
○延会の宣告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
97
第
2
号(
6
月 22 日)
○出席議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
99
○議事日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
○開議の宣告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
○一般質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
・伊集院議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
・東田議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
・菅
議員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121
○第 2 号報告
平成22年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の
報告について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・131
○第 3 号報告
平成22年度島本町水道事業会計予算繰越計算書の報告に
ついて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・144
○第47号議案
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて・・・・・146
○第 1 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて・・・・・・・149
○第 2 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて・・・・・・・150
○第 3 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて・・・・・・・151
○第46号議案
平成23年度島本町一般会計補正予算(第1号)・・・・・・・・・・・152
○閉会中の所管事務調査の申し出について(総務文教常任委員会)・・・・・・・・・・・185
○閉会中の所管事務調査の申し出について(民生消防常任委員会)・・・・・・・・・・・185
○閉会中の所管事務調査の申し出について(建設水道常任委員会)・・・・・・・・・・・185
○閉会中の継続調査の申し出について(議会運営委員会)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・185
○閉会の宣告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・186
※付議事件の議決結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・190
平成23年
第 3 回 島 本 町 議 会 定 例 会 会 議 録
第
1
号
平 成 23 年 6 月21日(火)
第3回島本町議会定例会会議録 (第1号)
年
月 日
場
所
平成23年 6 月21日 (火)
島本町役場 議場
出席議員
次のとおり15人である。
1番
岡 田
初 惠
2番
川 嶋
玲 子
3番
伊集院
4番
清 水
照 光
5番
外 村
敏 一
6番
菅
7番
藤 原
靖 彦
8番
東 田
正 樹
9番
河野
恵子
10番
平野
かおる
12番
戸 田
靖 子
13番
山口
博好
14番
平
均
15番
冨 永
千 広
16番
高山
佳昌
井
春美
俊 勝
地方自治法第121条の規定により、議会に出席を求めた者は次のとおりである。
長
川 口
裕
副 町 長
多 田
宏
総合政策
部
長
島田
総務部長
由 岐
英
民生部長
浪 越
稔
都市環境
部
長
谷 川
上下水道
部
長
水木
正也
消 防 長
黒田耕佐久
教育次長
北河
浩紀
会計管理者
岩井
利春
消防本部
次
長
谷口
晴規
総合政策部
政策推進
課
長
佐藤
成一
誠治
民 生 部
福祉保健
課
長
原山
郁子
妹藤
博美
議事課係長
猪 倉
町
総 務 部
自治・防災
課
長
名越
政弘
清
本会議の書記は次のとおりである。
事務局長
永 田
書
田畑
記
暢
議事課長
良昭
-1-
悟
議事日程第1号
平成23年6月21日(火)午前10時開議
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
諸般の報告
日程第4
議長の常任委員辞任について
日程第5
第 3 号推薦
日程第6
一般質問
高山議員
島本町農業委員会委員の推薦について
1.島本町地域防災計画の見直しを求めます
2.高槻市との広域勉強会の前進のために
3.元気な若山台を目指して
川嶋議員
1.第4小学校通学路の安全対策について
2.町営プールについて
山口議員
1.島本町開発行為等について
2.島本町立人権文化センターの活用について
平野議員
1.福島第一原子力発電所の事故を踏まえて原子力災害をな
くす取り組みを!
2.JR島本駅西地区まちづくり協議会について
外村議員
1.高槻市との広域行政勉強会の中間報告及び今後の進め方
について
2.本町の財政状況と中長期財政収支見通しに関する住民説
明会を実施すべき
3.福祉ふれあいバスの運用見直しについてその後の検討状
況を問う
冨永議員
1.第4小学校への通学路改修工事の早期完成を求める。
2.消防署、消防団の充実を
戸 田 議 員 1.もっと文化を!歴史・文化の薫る島本町
玄関駅の個性を活かして
2.減災のための「やさしい日本語」活動
3.広域行政勉強会・中間報告の成果を問う
河野議員
1.高齢者泣かせる行革、救済・代替策なき10月実施は見
直し・撤回を
2.駅前行政サービスコーナーの早期設置を求める。
-2-
3.人権文化センター等の公正な使用と充実を求める。
4.中学校給食の実施を求める。
伊集院議員
1.中学校給食について
2.教育基本法の大改正(平成18年度)より 初めての中学
校教科書採択について
東田議員
本町における各公共施設の今後について
菅
1.高槻島本広域行政勉強会について
議 員
2.JR島本駅西側地区まちづくり勉強会について
3.再任用職員・嘱託職員の処遇と活用について
日程第7
第 2 号報告
平成22年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の
報告について
日程第8
第 3 号報告
平成22年度島本町水道事業会計予算繰越計算書の報告に
ついて
日程第9
第47号議案
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第10
第 1 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第11
第 2 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第12
第 3 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第13
第46号議案
平成23年度島本町一般会計補正予算(第1号)
-3-
(午前10時00分
岡田議長
開会)
おはようございます。
公私何かとお忙しい中、ご参集いただきまして、大変ご苦労様でございます。
去る5月 23 日に、澤嶋前議員がご逝去されました。また今月 13 日には、森川前教育
長がご逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご冥福をお祈りい
たします。
ただいまの出席議員数は 15 名で、全員出席であります。
よって、これより平成 23 年第3回島本町議会定例会を開会いたします。
本定例会には、町長以下の出席を求めております。
本定例会の開会にあたりまして、町長から挨拶のため発言を求められておりますので、
これを許します。
川口町長(登壇)
皆さん、おはようございます。開会にあたりまして、一言、ご挨拶を
申し上げます。
平成 23 年第3回島本町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれ
ましては、ご多忙中にも関わりませずご参集賜りまして、ありがとうございます。
この定例会におきましては、人事案件2件、報告案件2件と、予算案1件を提案させ
ていただいております。慎重審議をいただき、ご可決、ご同意賜りますようよろしくお
願い申し上げます。また、11 名の議員の皆様から一般質問をいただいております。
先ほど議長からお話がございましたように、5月 23 日には澤嶋前議員がご逝去され、
先週の月曜日、6月 13 日には森川前教育長がご逝去されました。謹んでお悔やみ申し上
げます。森川前教育長の通夜式、告別式には多くの方にご弔問をいただき、感謝申し上
げます。
さて島本町役場では、今年は5月 16 日から 10 月 31 日まで、例年より期間を前後に延
長してエコスタイルキャンペーンを実施しております。期間中は、原則として職員は上
着を着用せず、ノーネクタイで執務しております。この議場におきましてもエコスタイ
ルで臨ませていただいておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。また現在、
パソコンの使用やエアコンの運転、照明の消灯などを通して庁内の節電対策に取り組ん
でいるところでございます。
本日は、どうぞよろしくお願い申し上げます。
岡田議長
これより、本日の会議を開きます。
理事者提出の議案等はお手元に配付いたしておきましたから、ご了承願っておきます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第 120 条の規定により、8番
議員を指名いたします。よろしくお願いいたします。
-4-
東田議員及び9番
河野
日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から6月 22 日までの2日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ご異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から6月 22 日までの2日間と決定いたしました。
日程第3、諸般の報告を行います。
島本町監査委員から平成 22 年度4月分及び平成 23 年度4月分の例月出納検査結果が、
「地方自治法」第 235 条の2第3項の規定により、お手元に配付いたしておりますとお
り本町議会に報告がありましたので、ここでご報告いたします。
以上で、諸般の報告を終わります。
副議長と交代いたしますので、暫時休憩いたします。
(午前 10 時 05 分~午前 10 時 05 分まで休憩)
高山副議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第4、議長の常任委員辞任についてを議題といたします。
なお、「地方自治法」第 117 条
除斥、「議会の議長及び議員は自己の一身上に関す
る事件については、その議事に参与することができない」、こう定められております。
この規定により、岡田議長の退席を求めます。
(午前 10 時 06 分
高山副議長
岡田議長
退席)
お諮りいたします。
岡田議長から、職務を遂行する都合上、建設水道常任委員を辞任したい旨願い出てお
られますので、やむを得ないものと認め、特に同意いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
高山副議長
ご異議なしと認めます。
よって、岡田議長の建設水道常任委員の辞任に同意することに決定いたしました。
議長と交代いたしますので、この際、暫時休憩いたします。
(午前 10 時 07 分
岡田議長
岡田議長出席)(午前 10 時 07 分~午前 10 時 08 分まで休憩)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第5、第3号推薦
島本町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
これを職員に朗読させます。
議会事務局長
(第3号推薦
朗読)
以上でございます。
岡田議長
お諮りいたします。
-5-
「農業委員会等に関する法律」第 12 条第2号の規定による議会推薦の農業委員として、
東田議員及び戸田議員の2人の方々を町長に推薦いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました2人の方々を、議会推薦の農業委員として町長に
推薦することに決定いたしました。
日程第6、一般質問を行います。
通告の順によりまして、高山議員、川嶋議員、山口議員、平野議員、外村議員、冨永
議員、戸田議員、河野議員、伊集院議員、東田議員及び菅議員の順で行います。
それでは、まず最初に高山議員の発言を許します。
高山議員(質問者席へ)
それでは、一般質問をさせていただきます。
第1に、「島本町地域防災計画の見直しを求める」問題であります。
「地域防災計画」というのは、総編、災害予防、そして地震・風水害災害応急対策、
その他災害の応急対策、災害復旧・復興、こういう内容で作られています。総則のとこ
ろでは、地域の状況とか被害想定など述べられており、災害に備える日頃の取り組みを
「災害予防計画」として定めています。
私は、今回の千年に一度と言われる大震災、津波、そしてさらに原発の事故、こうい
うことを受けて、国をはじめ大阪府においても適切な見直しが行われるというふうに思
いますが、島本町においても身近なところから出発して防災に備える、災害に備える取
り組みが必要だというふうに思います。
ここでは、水害の問題、崖崩れの問題に絞ってお尋ねをしたいというふうに思います
が、「災害予防計画
河川・水路」というところにはどういうふうに書いてあるかとい
いますと、「河川構造を調査し、危険箇所には必要な対策を講じる」、こういうふうに
書いてます。これは極めて適切というふうに言えるかも知れませんが、もっと具体的に、
もっと身近に、何をしなければならないかということを「災害予防計画」として示すべ
きだというふうに思いますが、いかがですか。
ここのところは島本町の場合ですと、自治・防災という形で防災課が担当する、「災
害予防計画」の見直しをする。町政全般にわたっては、いろんな部署が各分野の政策を
掲げて取り組む、こういうことになってまして、それは自治・防災においては防災計画
そのものを毎年見直しをする。特に「災害予防計画」についてはとおりいっぺん、画に
描いた餅にしない具体化が望まれるというふうに思うわけです。そのことが実施されて
ないからこそ、例えば若山台の調整池を売却するというふうなことが計画として示され
る。しかし、売却をした後、島本町の低地部において浸水被害が起こらないということ
が本当に言えるのかということを、まず、お尋ねしたいというふうに思います。
-6-
さらには、水無瀬川左岸地域もね、鈴谷川がオーバーフローして浸水、水害が起こり
得るというふうに、その危険が迫っているというふうに思いますが、いかがですか。さ
らには桜井の五丁目でございますが、昨年の大雨の際に一部崖崩れ、さらに拡大する恐
れがあるということでブルーシートが設置をされました。しかし、それも今日までブル
ーシートを置いたままということになっています。緊急対策としてやるということは望
ましいことですが、それが1年も放置されている。はなはだ具合が悪いというふうに思
うわけでございますが、いかがですか。
こうしたことを考えるときに、日常不断に何を取り組まなくてはならないかと言えば、
私は雨水貯留施設のさらなる充実だというふうに思ってます。高槻島本雨水幹線ができ
たら調整池が要らない、そういうことではなしに日常不断に排水能力を高める、この取
り組みが本当に求められておるんだというふうに思ってます。確かに民間企業などが開
発するときに、条件として雨水幹線ができるまではこういう施設を造って欲しい、こう
いうことを要請するというのはあるかというふうに思いますが、しかし、島本町が持っ
ている財産、資産を、その機能を廃止して売ってもいい、そういうことには絶対ならな
い。島本町の場合、雨水幹線というのは 10 年に一度の確率で雨水の降雨強度 48.4 ミリ
ということで設計されています。この能力があれば、それ以上、もう要らないのかと規
定されているのかというふうにも思いましたけど、よくよく調べてみますと、そうでは
ないんですよ。「都市計画法施行規則」によると、5年に一度の確立降雨強度以上のも
のを造れ、こう言っている。21 世紀初頭では 10 年確率、さらには 30 年、50 年、そうい
うことを目指してやるべきだというふうに書いてます。
従って、これ以上やらなくてもいいというんではなしに、島本町としては日常不断に
排水能力を向上する。雨水の貯留施設の強化、田んぼが水を溜めるとか、グラウンドが
水を溜めるとか、山林が保水をする、そういう取り組みを日常不断に、10 年確率があっ
たからいいというんではなしに、日常不断に取り組まなくてはいけないというふうに思
いますが、いかがですか。
2番目に、「高槻市との広域勉強会の前進のために」ということで質問させていただ
きます。
先日も、高槻との勉強会の中間報告ということがありました。そこでも、ごみ費用の
問題について一定の報告がありました。しかし、それは総務省の資料で、中核市の平均
とか、あるいは町村の平均という形で示されてますけど、島本町として高槻と協議をす
るんであれば、島本町の数字としてどうだということを示すのが島本町の仕事ではない
かというふうに思いますが、いかがですか。
島本町、これまでからも一定ごみ処理の勉強会についても、財政的な効果があるとい
うふうに言われました。今年になって、具体的にどういう取り組みをされてきたのか。
ごみ焼却施設が故障したようなときに、相互支援という観点からもね、高槻との応分の
-7-
分担というような協議が本当に緊急に迫っているというふうに思いますが、いかがです
か。
また、高槻の市バスが上牧地域に来るというふうに言われてます。島本的に考えます
と、島本まで延長していただきますと、それは国道通って高槻のほうに出るのに非常に
便利だというふうなメリットも考えられます。また、ふれあいバスについては高槻市民
の皆さんにも一緒に利用してもらう。そういう形で、島本町のふれあいバスの運行の目
的を拡大する。あるいは、そういうことも含めて高槻としっかり協議をする。こういう
こと、市バス問題、町のふれあいバスの利用を巡って高槻としっかり協議をして欲しい
というふうに思いますが、いかがですか。
3点目は、「元気な若山台を目指して」ということで質問させていただきます。
何回もお尋ねしておるところでございますが、マンションというのは共用部分という
ところがあります。極めて公共に近い範疇だというふうに思ってます。ここでのサービ
ス向上というのが、島本の利益にも繋がるということで質問させていただきます。
第2住宅と第3住宅、若山台の団地の中に町道があります。その町道に駐車禁止の標
示をして欲しいというのが、地域住民の皆さんの要望です。そこは子どもの通学路でも
ありますし、大型車両、火災のときには梯子車も通るというところでございますから、
ぜひとも駐車を避けていただいて、安全確保、幅員を確保するということが望まれると
思ってます。住民がそういうふうに求めているんだということがわかるような標示だと
か、あるいはゼブラゾーンを作るとか、さらにもっと歩道をもう一つ設けるとか、こう
いう取り組みをしていただけないかというふうに思いますけど、いかがですか。
それから、若山台の公園のそばにあずまやというのがあります。「あずまやとその周
辺の整備を求める」ということなんですが、あずまやは、実は落書きがし放題、蛍光灯
が破損してます。支柱も腐敗してます。放置されている。ここを島本町として、こうい
う町の施設でありながら放置するというのは、はなはだ具合が悪い。やっぱりきちんと
した対応をする。なぜ、そういうことが起こるかということは、いろいろ原因があるわ
けでございますが、そこを多くの人がいつでも気軽に通る、そういう通路を、状況を確
保するということが大切かというふうに思います。その点では、付近に雨が降ったら水
が溜まるというふうな状況は、ぜひとも改善して欲しい。「防災計画」のところでも述
べましたが、グラウンドというのは、いざというときには遊水池になるんですね、水を
溜める施設でもある。同時に、それはグラウンドとして、雨があがったらできるだけ早
く使いたいというところでもある。そういうことを考えますと、しっかり降った雨を地
下に溜めながら、それがゆっくりと水路に排出をする、そういう雨水を貯留する、浸透
させる、そういう取り組みが、この若山台のグラウンドでも求められておるというふう
に思いますが、いかがですか。
最後は、団地内のごみ置き場に産業廃棄物が放棄されてる。今、このごみのポイ捨て
-8-
についてはずいぶん担当も苦労されておるというふうに思いますが、やっぱり民間、公
共あわせて、力を尽くして、ポイ捨てをなくするということが必要だというふうにも思
います。そのためにも、防犯カメラの設置を。
それからエレベーターについて、以前に維持管理の助成をというふうに述べました。
維持管理というのは例がないというふうなご答弁ありましたけど、高齢化が本当に進ん
でます。地域住民の行き来を確保するというためには、エレベーターというものを欠か
すことができない。設置の際の、少しの助成でもお願いをできないか。団地が元気にな
ることが島本の元気、そこで人口が増え、税収が増えるということにも繋がるというふ
うに思いますが、いかがですか。
総務部長
それでは、高山議員の一般質問のうち、1点目の「島本町地域防災計画の見直
しを求めます」の「1)防災機能強化の具体化など『計画』の1年ごとの見直しをすべ
きではないか」につきまして、ご答弁を申し上げます。
「地域防災計画」につきましては、「災害対策基本法」第 42 条の規定により、国の作
成する「防災基本計画」に基づき、当該市町村の地域にかかる防災のための処理すべき
業務等を具体的に定めたものであり、計画作成後におきましても毎年検討を加え、必要
があると認められる場合は修正しなければならない、とされております。
本町の「地域防災計画」につきましては、「災害対策基本法」に基づき毎年検討を加
えており、平成 18 年の見直し以降、平成 22 年には「大阪府地域防災計画」をはじめと
した関連計画や、「水防法」や「土砂災害予防法」等の法令の改正、防災関係機関の体
制変更、各種データ等、必要な修正を行い、また本年度におきましても、機構改革に伴
う所管部局の変更、地理的データ等を修正し、現在大阪府に対し、変更協議前の事前相
談を行っているところでございます。
また、東日本大震災の発生を受け、「地域防災計画」の見直しを行う必要性があると
考えており、特に原子力災害に関しましては、その必要性があると認識いたしておりま
す。現在、国におかれまして、各種検証・研究データ等をもとにその対策を検討されて
おられると聞き及んでおりますので、今後、国や府の動向等を十分注視し、必要な見直
しに努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
都市環境部長
高山議員のご答弁の前に、初めてのため、議員の皆様方にご挨拶させてい
ただきたいと思います。この4月1日付けで都市環境部長を拝命いたしました谷川でご
ざいます。一生懸命がんばってまいりますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、1点目の 2)点目、3)点目、4)点目、それから2点目の 7)点目、それから3
点目全般につきまして、ご答弁申し上げます。
議員もご承知のとおり、調整池とは、開発行為に起因する流出増分をその下流端にお
いて一時貯留することにより、下流河川の洪水に対する負担を軽減させるために設置す
-9-
るもので、当若山台地区には、尼ヶ池をはじめ3ヵ所がその機能を保持しております。
しかし、平成 22 年 12 月に高槻島本雨水幹線が完成し、平成 23 年度に、上下水道部で高
川水路からの雨水を高槻島本雨水幹線に接続する工事を計画しております。これにより
下流部の水路負担の軽減がかなり図れることとなりますことから、調整池の機能につき
ましては不要となるものと考えておりますが、念のため低地部の浸水等につきましても、
本年度、若山台調整池雨水等の影響調査業務の中で、改めて検証してまいりたいと考え
ております。
次に、3)点目の「水無瀬川左岸地域の水害防止を求める」、ご質問でございます。
本町の雨水排水処理計画は、水無瀬川(右岸側)は高槻島本雨水幹線に流入し、高槻
前島ポンプ場で放流されます。一方、左岸側は山崎ポンプ場から桂川へ放流しておりま
す。以前はいろんなところで浸水があり、旧の山崎のポンプ場では徹夜で管理しており
ましたが、平成元年4月1日の現在の山崎ポンプ場供用開始以降、大きな水害等発生し
たということは現在までなかったと記憶させていただいております。しかし、東大寺二
丁目付近の府道柳谷島本線沿いの水路から、以前、冠水したことを聞いております。こ
のため、今後、必要に応じて水路の整備も進めてまいりたいと考えております。
次に、4)点目の「崩落防止のためのブルーシート設置個所(桜井5丁目)の改善を求
める」とのご質問でございます。
桜井五丁目向陽ケ丘住宅のり面からの崩落防止についてであります。議員もご承知の
とおり、過去から問題提起をいただいておりますが、結論から申し上げますと、島本町
といたしましても民間私有地内の事案であり、対策工事等の実施については困難である
と考えております。このことは、平成 23 年2月に自治会長宛てに文書で回答させていた
だいております。また新役員さんともお会いさせていただいて、事情も説明させていた
だいており、自治会長、それから役員等で検討するとのお話しがありました。町も精力
的に大阪府をはじめ関係機関とも協議を重ねましたが、現状のとおりでございますので、
ご理解を賜りたいと思います。
それから、2点目の 7)番目のご質問でございます。
ごみ処理費用につきましては一律の計算ルールが存在せず、各自治体が独自で計算し
ております。例えば、ある委託料を中間処理費用としている自治体もあれば、最終処分
費用としている自治体もあります。費用の計算方法が一律ではないので、他市町と比較
することはできませんが、本町の場合、平成 22 年度でございますが、ごみの収集経費が
1㎏当たり 15 円、清掃工場の電気代などの中間処理経費は1㎏当たり 15 円、それから
焼却灰を大阪湾で埋設する処分代等の最終処分経費は1㎏当たり2円、施設の補修費等
の施設管理経費は1㎏当たり 23 円、ごみ処理1㎏当たりの経費は計 55 円となりますの
で、ご理解賜りますようお願いをいたします。
それから3点目、「元気な若山台を目指して」の 9)番目でございます。
- 10 -
団地内の町道につきましては、若山台4号線、若山台7号線、外周道路では尺代若山
台幹線、東大寺3号線が隣接しておりますが、以前から駐車禁止の要望があります第二
住宅と第三住宅の間の若山台4号線の駐車禁止対策についてご答弁申し上げます。
平成 20 年3月に、第二住宅と第三住宅管理組合の理事長から連名で上申書が提出され
ております。問題とされている内容は、緊急車両、ごみ収集車の妨げになっている、ま
た第二小学校の通学路でもあり、大変危険であるといった内容でございます。町といた
しましては看板等の設置を行ってきましたが、現実あまり効果がなく、このような緊急
時に通行できない事態を解消すべく、平成 23 年5月 24 日付で、町道若山台4号線の「違
法駐車対策」について要望書が提出されました。島本町といたしましても再度要望を受
けましたので、高槻警察署交通規制係とも協議を行っており、迷惑駐車の解消に向け、
今後も町として努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い
いたします。
次に、10)点目でございます。「あずまやとその周辺整備(雨水対策)を求める」に
ついて、ご答弁申し上げます。
平成2年に「島本水の文化園構想」、平成3年に基本計画を策定し、水無瀬川を軸と
した周辺ネットワークを形成し、それぞれの拠点地区等を整備しており、平成6年に広
瀬公園のトイレをはじめ、当若山台のあずまやも平成7年3月に建設した施設で、約 17
年が経過しております。現在、あずまやの施設の状況は、心ない人のいたずらによる落
書きや、階段・渡り廊下などの破損が絶えず、苦慮いたしております。またあずまやの
経年劣化等も重なり、基礎柱が風雨等で腐食が目立ち始めております。このような状況
の中、若山台自治会からもあずまやの整備の要望を受けておりますが、財政的な事情も
あり、現在まで改修等ができていない状況でございます。
また「周辺整備の雨水対策」とのご質問でございますが、アプローチ部分となります
周りにインターロッキングを敷きつめておりますが、凹凸が生じ、周りに水溜まりが出
来ておりますため、本年度側溝等を設置し、改修を行う予定させていただいております。
次に、11)点目の「団地内エレベーター、防犯カメラ設置助成を求める」とのご質問
にご答弁申し上げます。
全国的に高齢化が進んでいることから様々な問題が発生しておりますが、中高層の集
合住宅だけでなく、戸建て住宅であっても、二階建てであればエレベーターの設置が必
要な時代になって来ていることは認識いたしております。このような中で最近、他府県
のごく一部の自治体においてはバリアフリー改修助成事業を創設し、ご指摘のような民
間分譲マンションへの階段室型後付けエレベーター設置工事に対する助成をされていま
す。しかしながら、大阪府や本町のどちらにもこのような助成制度はなく、大阪府域内
の近隣自治体においても未だ制度がないように聞いております。今後、近隣自治体の動
向を注視しながら、これらの制度の普及や活用につきましても検討してまいりますので、
- 11 -
よろしくご理解のほど、お願いを申し上げます。
次に、「防犯カメラ設置を求める」とのことでございますが、大阪府の平成 22 年度の
街頭犯罪認知件数は平成 11 年以来 11 年ぶりに全国ワースト1を返上し、また、ひった
くりも昭和 50 年以来 35 年ぶりにワースト1を返上したものの、車上狙い・部品狙い・
路上強盗・オートバイ盗は、依然、全国ワースト1となっております。また街頭犯罪の
うち、車上狙い・部品狙い・自転車盗で約 80%を占めております。本年度、大阪府では
「安全で安心なまちづくり」として、平成 21 年街頭犯罪認知件数上位 104 駅周辺及び警
察が必要と認める箇所に防犯カメラの設置を進めておられます。なお、本町はこの上位
104 駅の対象となっておりません。この補助金は、国の「きめ細かな交付金」を財源と
して予算措置されたものであることから、本年度限りのものとなっております。本町は
防犯カメラの設置対象となっておりませんが、現在、本町域内に街頭犯罪抑止のため防
犯カメラ設置の必要性や設置する場合の箇所等について高槻警察署と協議しており、協
議結果を踏まえて、大阪府へ本補助要望を行ってまいりたいと考えております。今後も
引き続き大阪府や、高槻警察署や、島本町防犯委員会等の各種関係団体と連携を図りな
がら、安全で安心なまちづくりを進めてまいりますので、よろしくご理解賜りますよう
お願いを申しあげます。
以上でございます。
上下水道部長
それでは高山議員の一般質問のうち、1点目の 5)の「雨水貯留施設のさら
なる充実こそ必要ではないか」につきまして、ご答弁申し上げます。
下水道における雨水貯留施設につきましては、雨水流出量を抑制し、下流への負担を
軽減させることが必要な場合に設けるものと考えております。本町の雨水貯留施設で申
し上げれば、若山台に調整池がございますが、下水道の整備が整っておりませんので、
現在のところ、この調整池は雨水流出量を抑制するためには必要不可欠な施設となって
おります。
なお、この調整池の下流におきまして、本年度予定しております淀川右岸流域下水道
高槻島本雨水幹線との接続工事が完了し、同幹線への流入開始が可能となれば、雨水排
除においては、特段調整池機能がなくなっても支障はないものと考えております。
しかしながら、近年では、公共下水道の雨水計画の時間雨量を超える局地的なゲリラ
豪雨により各地で浸水被害が発生しており、浸水被害の最小化を図る対策として公園・
校庭などを活用した雨水貯留や雨水浸透などの雨水流出抑制対策がございます。また、
高槻市域に位置する玉子排水機場は、淀川右岸流域下水道高槻島本雨水幹線への接続が
すべて完了すれば浸水対策上は不要な施設ではありますが、これらのゲリラ豪雨対策と
して有効活用できるか否か、今後、高槻市と担当レベルでの協議を進めることとしてお
り、あわせて検討してまいりたいと考えております。ご理解賜りますようお願い申し上
げます。
- 12 -
以上でございます。
総合政策部長
続きまして2点目の 6)、「高槻市・島本町広域行政勉強会」に関するお
尋ねでございます。
高槻市・島本町広域行政勉強会につきましては、本年3月に中間報告書として取りまと
め、町ホームページに掲載するとともに、過日の6月 11 日には住民説明会を開催させて
いただき、住民の皆様にこれまでの経緯と検討内容について、ご説明を申し上げたとこ
ろでございます。
また、勉強会につきましては、下部組織として四つのワーキンググループを設置して
おり、そのうち事業連携ワーキングでは、本町と高槻市による様々な事業連携のあり方
について調査・研究を行うこととしております。
なお、本町の大きな課題の一つでありますごみ処理の広域化につきましては、このワ
ーキングにおいて協議するものとして位置付けております。なお、現時点では具体的な
協議は行っておりませんが、その他の広域連携による課題も含めまして、引き続き本勉
強会におきまして様々な議論を行ってまいりたいと考えております。
次に、8)の「高槻市営バスの延伸と本町のふれあいバスについて」のお尋ねでござい
ます。
本勉強会では、高槻市営バスの延伸や、ふれあいバスの延伸などの広域的な交通施策
に関する具体的な調査・検討は行っておりません。しかしながら、本勉強会におきまして
は効率的な行財政運営を目指し、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、広域連携が可
能な施策につきましては、その実現に向けまして様々な議論を行ってまいりたいと考え
ております。なお、本町のふれあいバスにつきましては、現在、庁内におきましてプロ
ジェクトチームを設置し、現状を踏まえた課題の整理を行うとともに、住民の皆様の利
便性の向上を図るため、今後のあり方につきまして検討を行っているところでございま
す。
以上でございます。
高山議員
それでは、私は今回の質問をするにあたって、「災害対策基本法」というのを
見たわけでございますが、第 101 条「災害対策基金を積み立てなければならない」、こ
ういうふうに書いてます。また、第 44 条には「市町村相互地域防災計画を作成しなけれ
ばならない」、毎年見直しして検討もしなければならない、こういうふうにも書いてま
す。私は率直な思いですが、高槻は中核市、島本は小さな町、こういうことでね、何か
敷居が高いという思いもあって、なかなか協議が、日常的な協議ができてないというこ
との反映かもわかりませんが、もっともっと日常的に、隣り合わせなんですからね、法
律もこういうふうに防災計画作れよ、あるいは、いざというときに相互支援の仕組みを
作れ。特にごみ処理なんかでも、枚方とはできているけど島本とはできてないというの
は、ほんとに情けない話だ。法律が定めているということについて、どうお考えですか。
- 13 -
(「答弁」と呼ぶ者あり)
総合政策部長
今回の災害に対するお尋ねでございますが、そういった様々な、今、ご指
摘のありました例えば災害に対する基金、こういった設置も必要であるというふうには
考えておりますが、現在は、例えばそういう災害時には財政調整基金等で年度間の調整
を行ってまいりたいというふうには考えております。
それと、隣りの高槻市との関係でいきますと、確かに中核市ということで、その規模
は全く本町とは違いますが、これは同じ地方自治体でございますので、ましてや隣同士
のそういうお付き合いというふうなこともございますので、そういったことも踏まえて、
今後、いろんな災害時に相互に連絡調整ができるような、そういう体制を今後とも構築
してまいりたい、このように考えておるところでございます。
以上でございます。
高山議員
これは私が言っておるというんではなしに法律が言っておるわけですからね、
そのとおりにやってください。
それから、もう一つ、認識が違う点は、私はもう 48 ミリの、雨水幹線がどうのこうの
言ってるんじゃないんですよ。それはある期間を定めて造られたから、これはどういう
状況があろうと耐用年数、使わなきゃいけないわけですよ。だけど、それを上回っても
何とかなるような雨水の貯留施設を造ろうというのは日常不断にやらないかん。それが
あるから、雨水幹線ができたからいいというものじゃあらへん。実際には、今、雨水幹
線できても、一滴の水も雨水幹線に入れることができないんでしょう。高川かて今年度、
それから新川についてはもっと遅くなるんですよ。しかし、私はあの状況を見るとね、
新川のほうを急がないかんというふうにも思いますよ。年度ごとにって悠長なことで、
災害が待ってくれればいいんですけどね、決してそうはなってないです。地球温暖化が
どんどん進む中で、ほんとにゲリラ豪雨というのが、30 年ぐらい前から比べたら時間雨
量で 80 ミリを超えるというのは、倍近くになっているんですよ。
実はね、島本町の雨水強度 48.4 というのは、昭和 11 年から昭和 40 年のデータなんで
すよ。それ以後、大雨が降っているんです。だから、雨水幹線ができたからいいという
んじゃなしにね、本当に雨水の流量を抑制するための公園だとか、校庭だとか、広場だ
とか、駐車場だとかね、いろんなところでやっぱり雨水を溜める。地下に浸透させると
いう取り組みがほんとになかったら、実はつい先日、6月の 11 日でも、島本町の時間雨
量 26 ミリだったんですよ。島本町の状況で言えば、洪水警報を発令する、そういう状況
になったんじゃなかったんですか。それはどういうふうに処理をされましたか。
上下水道部長
それでは、高山議員の雨水貯留の考え方等について再質問ということで、
ご答弁させていただきます。
先ほどのご答弁の中でも、一定の考えというのはお示しをさせていただいたところで
ございますが、雨水貯留の考え方につきましては、近年、確かに下水の計画を上回る雨
- 14 -
というのが全国各地で発生しており、ゲリラ豪雨ということでの対策について苦慮して
いるところでございます。その一つの対策として、浸水を軽減する対策として一つの考
え方として、雨水の抑制ということで雨水貯留とか雨水浸透の考え方が、今、見直され
ているというところだと思います。それを下水道だけではなくて河川、道路、公園、い
ろんな総合的な対策の中で検討する必要があるということで現在考えておりますし、今
後、必要に応じて検討していく必要があるというふうに認識をしております。
また、高槻島本雨水幹線が供用開始したことを受けまして、本町におきましても接続
工事を今後計画的に進めてまいりたいと思っておりますし、あわせて町内の水路の整備
というものも必要になってくるかと思います。その中で、現在ある玉子排水機場につき
ましても一定の有効活用ということを、今後、高槻市と協議をしてまいるということも
あります。
それと、もう1点、新川水路の接続につきましては、以前にもご答弁を申し上げてお
りますとおり高槻市域であるということで、また接続工事については高槻市のほうで計
画をされるという状況がございます。そういう点につきましては、島本町としても早期
に工事着手していただけるよう、今後とも強く要望してまいりたいと思っておりますし、
玉子排水機場の今後の有効活用とあわせて、高槻市とは協議をしてまいりたいというふ
うに考えております。
以上でございます。
総務部長
時間雨量が 26 ミリに達したということで、町として洪水警報を出すべきではな
かったのかというご質問があったと思いますが、議員もご承知のとおりだと思いますけ
れども、気象警報といいますのは北大阪、島本も含めまして大阪管区気象台が発表され
ておりまして、それに基づいて、「地域防災計画」に基づく対策会議、あるいは防災会
議等々開催をして対応をしておるところでございまして、町として気象警報を今、発表
するということは、ちょっと技術的にもできないということで、ご理解賜りたいと思い
ます。
以上でございます。
岡田議長
残り時間が少なくなってますので、よろしくお願いします。
高山議員
ちょっと嬉しいお話をしますとね、あずまやの改修について、地域住民の皆さ
んが、材料費を出したくれたらトンカチ、労力を提供しますよというふうな話があった
そうです。担当としては、財政大変厳しい中で非常に苦労されておるけど、でも、担当
の種々の態度を見て、そういうふうに言ってもらえるというのは非常にありがたい。こ
の気持ちに応えて欲しい……(質問時間終了のベル音)……と思います。
都市環境部長
ただいまの高山議員の質問に、ご答弁させていただきます。
確かにあずまやにつきましては、町のほうも苦慮いたしております。昨年でございま
すが、若山台のほうの管理組合のほうから、そういった話もございました。今、いろい
- 15 -
ろとプロジェクト、「W
がんばろう若山台」というようなことで、いろんなボランテ
ィアさんがおられるという具合に聞いております。そういった中でも、そういった経験
の方もおられるということで、今後、そういったあずまやの改修につきましては町のほ
うも積極的に考えていき、あそこの環境整備に努めたいと考えております。
以上でございます。
岡田議長
以上で、高山議員の一般質問を終わります。
引き続き、川嶋議員の発言を許します。
川嶋議員(質問者席へ)
それでは、一般質問をさせていただきます。1点目からさせて
いただきます。
「第四小学校通学路の安全対策について」
江川二丁目の大型マンションも完成し、現在、半数ぐらいの入居が終えられていると
ころでございます。その分、朝の登校時には高浜幹線において以前よりも車の台数も増
え、危険が増してきているとの声も聞いております。今年度、高浜幹線歩道設置工事が
予定されていますが、進捗状況をお伺いいたします。
都市環境部長
それでは川嶋議員の1点目、「第四小学校通学路の安全対策について」、
ご答弁申し上げます。
江川二丁目の大型マンションにつきましては平成 22 年9月頃から入居が始まり、現
在、約半数の入居部屋数になり、約 700 人が暮らし始められておられます。そのような
中、一般通行車も含め入居者による通勤時等に車を利用されている方がおられ、交通量
が増えているのは確かであります。また、現在の入居者の6歳以上 15 歳未満の数は約
40 人と聞き及んでおり、そのうち約 30 人が第四小学校へ通学されております。
このような中、高浜幹線南側の駐車場用地の一部を買収させていただき、児童の安全
を確保するため歩道を設置し、また国道171号側から登校されております児童の安全
対策といたしましては、新設されました横断歩道を渡り、小学校のグランド側の擁璧に
沿って通学していただくことを考えております。そのための整備といたしまして、側溝
に蓋を設置するとともに、路面には、北側に着色しておりますグリーン色を着色し、安
全対策を図ってまいりたいと考えております。また、少し東側に行きますと、角に電柱
がございますが、その電柱につきましても移設を行う予定でございます。
「進捗状況」とのことでございますが、今月の 10 日の日に入札を執行し、請負業者が
決まりました。工事期間につきましては6月の 16 日から8月の 31 日までを予定させて
いただいており、2学期からは、整備された通学路を通っていただけるよう努力してま
いります。
以上でございます。
川嶋議員
ちょっと、ここに資料として持ってきたんですけれども、文部科学省の「登下
校時における幼児、児童、生徒の安全確保について」という通知があるんですけれども、
- 16 -
その中の第1として「通学路の安全点検の徹底と、要注意箇所の周知徹底」ということ
で、登下校時の幼児、児童、生徒の安全を確保するためには、まず「可能な限り安全な
通学路を設定する」ことが重要であり、それでも排除できない要注意箇所についてはし
っかりと把握し、関係者が共通認識を得ておくことが求められると。その中の一つに、
「安全な通学路の設定と定期的な点検の実施」ということで、その中には、例えば教職
員、保護者の方、また様々な関係者ですけれども、防犯の観点からも言えますし、交通
事情等も配慮し、関係者が議論をして、可能な限り安全な通学路を設定する必要がある。
また、通学路周辺の状況は変化することから、例えば定期的に毎学期点検を実施したり、
必要に応じて随時実施することが望まれると。また、先ほども障害物というのもありま
したけれども、そういうものの点検とか、四小の通学路に関しましては落書きとかトン
ネルとかはないんですけれども、防犯上好ましくない状況が発見された場合には、その
辺の環境整備も行う必要がある。
また、二つ目の「通学路における要注意箇所等の把握と周知徹底」という件に関して
も、これもまた保護者、警察、自治会関係の方々との間で共通認識を得ておくべき事項
がある。例えば危険・要注意箇所、特に高浜幹線におきましては、やはり道路も狭くな
っておりますし、見通しの悪いところもあったり、大型車が通ったりとか、車も171
号線から通り抜ける車が、やはり朝も多いというのも聞いておりますし、そういう点で
しっかりと、そういう箇所の把握、またそういう関係者の方々との共通認識、そういう
ところが大事であると。最寄りの交番や警察、自治会の方とも、例えば資料を配付する
ということも、これは例ですけれども、望まれると。
このような形で、文部科学省からの通知があったんですけれども、そこでちょっとお
訊きしたいんですけれども、今回のこの通学路設置工事によりまして、通学路、今まで
のこれは主に江川の子達なんですけれども、今回の通学路は変わりますし、またすでに
横断歩道も設置変更が終わっています。これに関しましては、学校、保護者、また特に
毎日立ってくださっている安全ボランティアの方とは共通認識を持ち、また、それも皆
さん理解をしてくださっているのか。また、その際に様々な問題点はあがってこなかっ
たのか。その点に関して、協議はいろいろとされましたでしょうか。
都市環境部長
「通学路の安全対策」というような大きな括りで、ちょっと答弁させてい
ただきます。
確かに高浜幹線につきましては、全幅で6メーターございます。両サイドに外側線を
引きまして、少しでも安全確保できるというような考え方から、ちょっと色を塗らさせ
ていただいて、歩行空間ということで位置付けさせていただいております。
今回、工事にあたりまして特に国道171号のほうからの横断歩道、これにつきまし
ては学校のほうを通っていただくというようなことから、水路の側溝等にも蓋をかけま
して歩道幅員をできるだけ多く確保し、また着色することによって歩道というような感
- 17 -
じでドライバーに認識していただけたらなということで、今、計画させていただいてお
ります。
それで、通学路の安全ボランティアさんの関係でございますが、実は先週の 17 日の日
に第四小学校へ、この工事の説明に寄せていただきました。そのときにはPTAの役員
さん、それから安全ボランティアさんの方4名が出席されておりまして、いろいろと事
情につきましては聞き及んでおります。やはり、人数的にも少ないというようなことか
ら、大変苦慮されていることは聞いております。今回、また東側のほうの横断歩道、そ
れから小学校へ入るところのカーブのところにはボランティアさんが立っていただいて
おるんですが、どうしても171号線のほうの横断歩道については、ちょっと、今のと
ころ管理できていないというようなことがございます。従いまして、そういった安全対
策につきましても、2学期から、またどういう具合にしていただくのか。これは学校の
ほうとも含めまして検討していかなければならない件だと考えております。
それからあと、関係者の通学路の確認といいますか、これにつきましては道路管理者
といたしまして、関係機関、警察、学校、PTA、そういう関係と年1回、4月の初め
ぐらいには安全点検ということも実施させていただいており、交通に支障のあるところ
とか、悪いところにつきましては随時あげていただいて、警察と協議しながら改修改良
等をしていっているような状況でございます。
以上でございます。
川嶋議員
いろいろと年1回、4月の初めに安全点検とかもされたり協議もされた、説明
会もされたということなんですけれども、最近のニュースで、各地で登校中の児童の列
に車が突っ込む事故が本当に多く見受けられているように思うんです。痛ましい結果に
もなっております。その原因としては、ほぼ居眠りとか前方不注意とかが多いんですけ
れども、やはり他人事ではないと私は思っているんですけれども。特に高浜幹線は道幅
が狭く、また国道からの車はスピードも出してますし、カーブがあったりして見通しも
悪い。そんな状況で、これは本当に毎日現場に立たれている安全ボランティアさんが一
番痛感されていると思うんですけれども。そういうことに関しても、すべて認識はされ
ておりますか。
都市環境部長
先ほどのご答弁で、答弁漏れといいますか、確かに、この間、17 日の日も、
一番やっぱり大事なのはカーブから直線に入るときにスピードを出すというようなこと
で、何とか安全対策をしてくれないかというような意見がボランティアさん、それから
PTAの役員さんから出てまいっております。特に、171号からのカーブにつきまし
ては、できる限り安全対策をやっていきたい。今現在、高浜幹線に横断歩道というよう
な形で路面に標示するような形と、それから国道から少し入ってきますと、「前方に学
校あり」とか「徐行」というような形で路面標示をしようかなということで考えており
ます。
- 18 -
また、これは意見ということで、昨日、実は江川の集会所のほうで児童部を含めまし
て工事説明させていただきましたが、そのときにも、このカーブについていろいろとご
質問等がございました。その中でやはりいろんな、段差をつけたらどうかとかいうよう
な感じで、お母さん方のほうから意見がございましたが、近隣にお住まいの方も2人ほ
ど出席していただいて、意見交換みたいなことをしたんですが、やはり通行に支障があ
ったり振動するというようなことで理解をしていただいたんですが、それに代わる電柱
等がありましたら、そこに対して、そういった通行に起因するような標示ができないも
のかというようなことも言われておりますので、一度、そういう面で検討してまいりた
いと考えております。
以上です。
川嶋議員
様々、対策は考えておられるということなんですけれども、これは遡ってしま
いますけれども、あそこの江川二丁目の大型マンション建設に向け、その当時も近隣住
民の皆様や自治会の方々、学校関係者の方々、それぞれ関係者の方々と協議をされたか
と思います。例えばその時点で、通学路の安全面に関しては、そのときには協議をされ
ていなかったのでしょうか。特に、あれだけの大型のマンションが建つということは、
やはり人通りや車の量が増えるというのは、その点でも予測できたはずなんですけれど
も、その時点では、一緒にはその計画というのは協議はなされてなかったのでしょうか。
都市環境部長
実は、大型マンション 556 戸建つ以前に、いろいろと江川自治会はじめ高
浜自治会等とも協議させていただきました。この開発につきましては、そういったこと
で、約1年半ぐらい事前協議という時間を費やしておるんです。それだけ重大な安全対
策というようなことで、開発業者とも協議をさせていただいております。
その中で、江川のほうからは平成 21 年 11 月 17 日に江川自治会、それから第四小学校
PTA、江川自治会の児童部、それから高浜自治会のほうからは平成 21 年 11 月 24 日に、
「町道高浜幹線の歩行者及び自転車利用者等の交通安全対策について」ということで要
望を出されております。こういった数点の要望につきましても、もう以前から、マンシ
ョン建設の途中から、こういった協議をさせていただいておりまして、最終的にまとめ
させていただいたのが、今回、発注するような工事内容で、一応、最終形ではないんで
すが、できる範囲の安全対策ということで歩道設置、それから片一方着色させていただ
いて、通学していただきたいということで考えたものでございます。
以上です。
川嶋議員
協議を重ねてこられたということで、その中で、先ほど障害物、電柱があると
おっしゃいました。ちょうど四小側の角に1本、電柱が建っています。これは少し道を
それるかも知れないんですけど、あの街灯は、ちょっと要望させていただいて明るくし
ていただいたんです。地元の住民さんからの要望で、暗いということで、明るくしてい
ただいたんですけれども、その移設先、そういうところはどの辺として考えておられる
- 19 -
んでしょうか。
都市環境部長
確かに電柱がありまして、歩行にはちょっと支障をきたしているというよ
うなことを承知しております。実は、前もって教育委員会を通じまして第四小学校のほ
うへ、そういった相談をさせていただきました。第四小学校のほうは、一応、支障にな
らないところではいいですよというようなオッケーもらったんですが、今度は関西電力
さんと移設協議をさせていただく中で、やはり関西電力さんのほう、維持管理ができな
い、学校の中では維持管理できないんで、そこには無理と、こう言われたんですが、今
現在、学校のちょうど隅切りのところに黄色いマーカーで電柱の建柱位置ということで
表示させていただいております。関西電力さんのほうも気を使っていただきまして、何
とか歩道幅員というか、そういった幅を広く取りたい、町のほうの要望、意向を受けて
いただきまして、若干、下げたところに電柱を今度建柱する予定させていただいており
ます。
従いまして、そういった支障となるという言葉がいいのかどうかあれなんですが、そ
ういった歩行者にとって、ちょっとでも幅が広くなるような感じで、今回、関西電力さ
んとは協議させていただいて、何とか8月中ぐらいには新しい電柱を建てていただいて、
2学期には間に合うように、町のほうも努力してまいりたいと考えております。
以上です。
川嶋議員
今、邪魔にならないようにということは、あそこは、そんなに場所的に広い場
所でありましたでしょうかね。そういう場所というのは確保できる位置にあったのか、
ちょっとあれなんですけれども。例えば、少しでもそういうものがあると、これも安全
ボランティアさんからも聞いているんですけれども、やはり子ども達がふくれて、車道
側にふくれて歩いていってしまうということもあって、安全ボランティアさんもそこの
場所で子ども達の誘導をしないといけないという声も聞いたりしているんですけれど
も、その点は十分、大丈夫な場所に移設されるんでしょうか。
都市環境部長
確かに位置の問題につきまして、種々検討してまいりました。安全ボラン
ティアさんのほうからも、東側のほうから171号線に行く沿いに、学校のフェンスに
子どもさんの画が描いてありまして、ここが学校やということを事前にキャッチできる
ように大きな画が入っているんですが、今度、電柱建てるところについては、ちょっと
それが死角になったりというようなことで、安全ボランティアさんのほうから、この位
置には、説明させていただいたんですが、ちょっと考えていただけないかなというよう
なことをいただいております。従いまして、それにつきましては、当然支障になれば具
合悪いんで再度検討させていただきますが、結構隅切りがございまして、電柱を水路の
ほうへ持っていくことによりまして、今の歩道というか、たまりの部分を少しでも拡げ
るようにはできるかという感じで、今、計画させていただいております。
以上です。
- 20 -
川嶋議員
それと、先ほど注意喚起、車側から周知徹底をするためのものを何か考えてい
らっしゃるということでお聞きいたしましたが、今現在は注意喚起のためということで
菱形のマークがつけられていると思うんですけれども、私はあれは、通学路に関しては
ほんとに前から不十分やなというのはすごく思ってたんですけれども。先ほども道路に
文字で標示をするという、そういうご答弁もございましたので、ぜひとも、ほんとに目
でちゃんと見ていただいて、視覚に入り、ドライバーさんが注意をしていただいて徐行
を促せるような形をしっかりしていただきたいと思いますし、やはり事故が起こるのは
とても悲しいですし。あそこは歩道を造るとはいえ、例えばそこにポールを立てるとか、
そういうことはできない状況の道路でありますしね、幅員も狭いですし。それは前にも
聞いておりましたので、その点の現実はちょっと難しいのかなとは思っているんですけ
れども。何せ子どもの安全確保、毎日のことですので、その点の、万が一ということは
絶対許されないと思いますので、しっかりとその辺の徹底。できることはすべてやって
いただけるような形で考えていただきたいと思います。
やはり安全ボランティアさんに関しましても、危険度というのは以前にも増してきて
いるんではないかと私も思いますし、その点でも、いつもひやひやしながら立っている
というお声も聞いたりもしてますし。そういう点でも、皆さんを守る意味のものを徹底
して考えていただいて、安全確保に努めていただければなと思いますので、その点をし
っかり要望いたしまして、この点については質問を終わらせていただきます。答弁だけ、
お願いします。
都市環境部長
確かにほんとに頭が下がる思いで、毎日安全ボランティアさん、雨の日も
風の日もというような形で、この第四小学校だけじゃなしに、全校区立っておられる姿
を拝見させていただいております。ほんとに子どもを安全に誘導するにはどうしたらい
いのかということが最大の問題でもなっております。
従いまして、この間1回だけのボランティアさんの話なんですが、まだ工事のほうも
着手はしておるんですが、具体的にはまだ進んでないというようなことから、またそう
いった意見を聞く機会がございましたら聞かさせていただいて、できる範囲でそういっ
た安全対策を図ってまいりたいという具合に考えておりますので、ご理解賜りたいと思
います。
以上です。
川嶋議員
ありがとうございました。それでは、2点目の「町営プールについて」、質問
させていただきます。
プール設置より 50 年以上が経過をしており、老朽化に伴い補修を重ね、維持に努めて
こられている状況であります。新年度予算の中で、改修工事に伴う設計費用 50 万円があ
がっておりましたが、現在の進捗状況をお伺いします。
教育次長
それでは、私のほうも初めてのご答弁でございますので、ちょっとご挨拶をさ
- 21 -
せていただきたいと思います。本年4月1日付けで教育次長を拝命いたしました北河で
ございます。職責を全うできるよう精いっぱいがんばってまいりたいというふうに考え
ておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、2点目の「町立プールについて」、ご答弁申し上げます。
町立プールにつきましては、住民の健康増進と体位の向上を図ることを目的に、昭和
31 年に開設されて以来 55 年が経過し、老朽化が進んでおりますが、毎年延べ1万人以
上の利用者があり、夏季のスポーツの場として多くの住民に利用されております。その
ため、これまでも適正な利用を図るため必要な維持補修等を行ってまいりましたが、現
在、小プール、中プールにクラックによる漏水が発生している状態であるため、防水工
事を行う必要がございます。また、プールサイドにつきましても多数のクラックが発生
しており、補修を行う必要がございます。さらにトイレにつきましても、床面と壁面の
改修が必要であると考えております。
これら必要な工事を実施するために、現状を分析し、本年におきまして実施設計業務
を予定しております。このため当初予算に本業務にかかる予算を計上させていただき、
現在、契約事務を進めておりますが、間もなく契約締結できる見込みとなっております。
以上でございます。
川嶋議員
ちょっと初歩的な私の質問ですけど、この設計費用の 50 万円というのは、これ
は妥当というか、そういう金額でいいんでしょうか。
教育次長
設計費用につきましては、50 万円ということで当初予算に計上させていただい
ておりますが、それも、どの程度の工事業務をやっていただくかということになるかと
思いますが、これまで町営プールにつきましては、いろいろ議会の中でもご議論をいた
だいてきた中で、補修する箇所が、先ほどご答弁で申し上げましたような部分がござい
ますので、その辺の工事をするにあたって、実施設計をするのにはこの程度の費用が必
要であるということで、予算計上前に一定の見積もりを取りまして、積算をして、予算
計上をさせていただいたところでございます。
以上でございます。
川嶋議員
先ほど水漏れがあるということをおっしゃっておられました。防水工事ですね、
そういうところをされるとありましたが、そのプールの亀裂というのは、これはいつ頃
にわかっていたものなんでしょうか。また、その亀裂により、やはり水漏れというのは
していたとは思うんですけれども、その点の水道料金の損失、そういう部分とか、そう
いう点で細かく計算は、今までにされたことはあるんでしょうか。
教育次長
漏水につきましては、以前にも大プールのほうが漏水をしておりまして、その
際には補修をしたんですが、その後、漏水の部分ですので、一気に水量が減るというよ
うな現象ではございませんで、徐々に減っていっているなというような状況の中で、漏
水だろうということで、プールのほうには幾つかのクラックがございますので、そうい
- 22 -
った点で、今回、改修が必要だろうというふうに考えておりまして、改修に向けて事務
を進めているところでございます。
そういうことで、今、申し上げましたように漏水による水道料金等についてどの程度
という部分については、現在のところ、これまで積算はいたしておりません。
以上でございます。
川嶋議員
では、それに関しましての大きな損失というか、そういうのはなかったと捉え
てよろしいんでしょうか、とりあえず。
教育次長
先ほどご答弁申し上げましたように、一気に水量が減ってしまうというような
状況ではございませんでしたので、それは大きな損失ではなかったというふうに理解を
いたしております。
川嶋議員
公明党といたしまして、以前からトイレが汚いという住民の方からの要望を議
会の中で何度も質問をさせていただいたところであるんですけれども、今回、トイレ改
修ではないんですけれども、壁面と床面ですね、そちらの補修をされるということです
が、例えば、その工事期間というのはいつぐらいにされる予定でしょうか。
教育次長
工事期間につきましては、今、ちょうど契約事務を進めているところでござい
ますので、まだ定かではございませんが、今、予定しておりますのは、来年度のプール
の開設までにきれいにしたい。今年度については、もう間もなく利用が始まりますので、
工事には入れない状況でございますので、その辺を十分考慮して、来年に間に合うよう
な形で事務を進めたいというように考えております。
川嶋議員
例えばトイレなんですけれども、ほんとに子ども達はそのまま入るということ
で、衛生面で、すごくトイレも汚れていると、裸足で入ったり泥が入ったりとか、そう
いう面があるので、とても汚れているのと老朽化が進んでいるという点もあって、古く
なってきて汚いという面もあったと思うんですけれども、今回は床面、壁面ですよね。
その点で、トイレ全体としての衛生面ですか、そういう点ではちゃんときれいになって
いくんでしょうか。
教育次長
特にトイレの分につきましては、衛生面で当然課題としてあるというふうに考
えておりますので、その辺は十分、衛生面がクリアできるような形の改修をしていきた
いというふうに考えております。
川嶋議員
ほぼ、これはすべて補修工事という形になるかと思うんですけれども、例えば
プールサイドとか、あとはトイレですね。そういう点で、他のところでは改修工事はさ
れる部分はないんでしょうか。
教育次長
先ほどご答弁申し上げましたが、それ以外の箇所につきましても、専門家の方
に見ていただいて、今後、改修するにあたって予算のことも出てくるわけでございます
が、どういった箇所が必要なのかという部分については、専門家の方に一度見ていただ
いて点検もしていただいた中で、どういったことをやっていくのかというので、先ほど
- 23 -
主なものをご答弁させていただいたところでございます。
以上でございます。
川嶋議員
今回の、今の時点では詳細はまだわからないということでありますが、最近の
プールを見ておりましても、年々ちょっと、延べ1万人以上という使用の中ですけれど
も、やはり今までに比べれば人数も減ってきている。その中で、今回、利用料の値上げ
もございますし、そういう点で、しっかり住民の方にも理解を得ないといけない部分も
多々あるかと思うんですけれども。やはり、そういう利用料の値上げとともに住民の方
が気持ちよく使っていただけるように、それだけの、倍のお金を払うとか、そういう心
情の部分で納得いってもらえるような形での補修工事の方向でやっていただきたいと思
うんですけれども、その点、いかがでしょうか。
教育次長
議員おっしゃいましたように、利用料の増ということで来年度、今年度はその
ままですが、来年度から料金がほぼ倍になるということでございます。そういった点も
含めまして、今、ご指摘がございましたように利用者の方に納得していただけるような
形で、十分と言えるかどうかは別ではございますが、最低限の補修につきましては必要
であるというふうに考えておりますので、その辺については十分検討してまいりたいと
いうふうに考えております。
川嶋議員
しっかり、その点は協議をしていただいて、皆さんが気持ちよく、ほんとに夏
休み期間だけの利用ですので、やっぱりそのときだけでも気持ちよく、町のプールとい
うところで一つしかございませんので、夏休みというのは子ども達は、そこへ行くのを
楽しみにしている子ども達もいますので、親御さんもいらっしゃいますし、そういう点
で、しっかりその点協議をしていただいて、安全も確保していただかないといけないで
すし。そういう点ではきれいに、皆さんの納得いくような、そしてまた、このトイレが
汚いという要望も長いこと、これは若いお母さんから要望を聞いておりましたので、や
はりそういう小さいお子さんを連れて行ったりとか、そういう中での衛生面のこととか
をすごく思っていらっしゃったんだなと思うんですけれども。
そういう点もしっかり踏まえていただいて行っていただきたいなと思いますので、そ
の点を要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうござい
ました。
岡田議長
以上で、川嶋議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
(午前 11 時 27 分~午前 11 時 45 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
引き続き、山口議員の発言を許します。
山口議員(質問者席へ)
それでは、一般質問をいたします。大きな項目が二つございま
すが、まず、一つ目の項目に入ります。
- 24 -
「島本町開発行為等について」
農業の後継者不足や、米などの作物を作っても採算に合わないなどの理由で、農地を
手放されています。その後に開発行為が行われていますが、主に「指導要綱の住民への
説明」について質問したいと思います。まず、一つ目です。
「島本町開発行為等の適正化及び環境保全等に関する指導要綱」の第6条、「事業主
は、開発行為等の計画について開発行為等区域周辺の住民の意見を尊重するものとし、
説明会等によりあらかじめ必要な調整を図らなければならない」とありますが、この「開
発行為等区域周辺の住民」について、説明してください。また、第 20 条2の「施行基準
で定める隣地居住者等(以下『関係住民等』という。)に対し、中高層建築物の位置及
び規模とそれによって生ずる日影及び電波障害の予測について十分理解されるような方
法によって説明すること」とありますが、「開発行為等区域周辺の住民」と「関係住民
等」の違いについて、説明をお願いします。
都市環境部長
それではまず、山口議員の1点目「開発行為等について」の前段の部分か
ら、ご答弁させていただきます。指導要綱第6条に記載されている「開発行為等区域周
辺の住民」についてのお尋ねにお答えいたします。
指導要綱第6条には、質問にございますように「事業主は、開発行為等の計画につい
て開発行為等区域周辺の住民の意見を尊重するものとし、説明会等によりあらかじめ必
要な調整を図らなければならない。」と記載されております。ここでいう「開発行為等
区域周辺の住民」についてでございますが、開発行為には様々な用途や規模のものがあ
り、「開発行為等区域周辺の住民」について一概に定めることはできないため、要綱で
詳細な定義はされておりません。
なお、一般的には開発区域の隣接地や地元自治会等の、その「開発行為等によって影
響を受ける住民等」を指すものとの認識を持ち、事務を行っているところでございます。
次に、(1)の後段でございますが、指導要綱第6条の「開発行為等区域周辺の住民」
と、要綱第 20 条(2)の「関係住民等」の違いについてのお尋ねでございます。
まず、指導要綱第6条の「開発行為等区域周辺の住民」につきましては、先ほどご説
明いたしましたとおり詳細な定義はなく、一般的に開発区域の隣接地や地元自治会等の、
その開発行為によって影響を受ける住民等を示すものとの認識をいたしております。次
に、要綱第 20 条(2)の「関係住民等」についてでございますが、こちらにつきましては、
開発行為等の計画がマンション等の中高層建築物である場合には、建築物の位置及び規
模とそれによって生ずる日影及び電波障害の予測等について隣地居住者等に説明するよ
うに指導をしており、この説明をするように指導している範囲の隣接居住者等について、
「関係住民等」としているものでございます。
以上でございます。
山口議員
二つ目の質問でございます。「説明会等によりあらかじめ必要な調整を図らな
- 25 -
ければならない」とありますが、「いつまで」に、必要な調整を図らなければならない
のですか。
都市環境部長
次に(2)点目の、要綱第6条に「説明会等によりあらかじめ必要な調整を
図らなければならない」と定めている件について、「いつまでに必要な調整を図らなけ
ればならないのか」とのお尋ねでございます。
ここで言います「あらかじめ」につきましては、「開発行為等を行う前に」という意
味であるとの認識を持っております。私どもといたしましては、できる限り早い時期か
ら調整を図ってもらったほうが良いと考えており、事前協議時には、そのように、でき
る限り早い時期から調整を図っていただくよう指導を行っております。
以上でございます。
山口議員
現在、広瀬一丁目で開発行為が行われておりますんですが、周辺の住民への説
明、これが5月 23 日夜7時頃、私のほうは夕方の5時頃ですが、戸別訪問により説明が
ありました。この日は、大阪府の許可がおりた日だと思います。非常に、これでは遅い
んじゃないか。町も許可をおろした、そして府もおろした、それで住民への説明、これ
はあまりにも遅すぎるんじゃないかなと。第6条の「事業主は、開発行為等の計画につ
いて開発行為等区域周辺住民の意見を尊重するものとし、説明会等によりあらかじめ必
要な調整を図らなければならない」、この「あらかじめ」に反しているのではないでし
ょうか。いかがですか。
都市環境部長
山口議員の質問にご答弁させていただきます。
まず、確かに5月の 23 日、5月の 24 日、開発業者から地元地区に対して工事のお知
らせということで、個別に業者のほうは「工事のお知らせ」ということで配布されてお
ります。それでまた大阪府の「都市計画法」の第 29 条でございますが、これは開発許可
になりますが、これが5月 23 日におりたということです。開発業者にもいろいろござい
まして、事前にそうして地元住民、それから地元自治会ということで、事前に説明され
る場合もあります。ただ業者によりましては、許可がおりた段階でないと、なかなか、
いつ許可がおりるんやというようなこともあり、許可がおりてから、こうして関係住民
等に説明されるケースも過去にはございました。
ですから、一概に、私どものほうといたしましては、できるだけ速やかにというよう
なことで指導させていただいておりますが、業者のいろんな考え方がございまして、広
瀬一丁目の開発に対しては、今、山口議員がおっしゃいました 23 日、24 日で、開発業
者は地元のほうに「工事のお知らせ」を配布したということは聞いております。
以上です。
山口議員
それは、おかしいんじゃないですかね。第6条にいうように、「あらかじめ必
要な調整」を図りなさい。じゃ、町はどんなふうに指導しているんですか。そんなもの、
おりてから何ぼ説明しても一緒じゃないですか。それは本末が転倒しているんじゃない
- 26 -
ですか。いかがですか。
都市環境部長
「あらかじめ」といいますのは、要するに、ここで説明させていただきま
した、できる限り早い時期ということで、これにつきましては事前に地元の自治会、自
治会長のほうには事前に、こういう行為がありますということを説明しておりますので、
すぐにじゃなしに、関係自治会には事前に説明しているということを聞いております。
以上です。
山口議員
この指導要綱に、「自治会」の「自」の字も出てこないんですよ。だから、町
の開発業者に対する姿勢、開発行為に対する姿勢がどうか、ということを私はお尋ねし
ている。疑問があるから、今、質問してるわけです。町長、いかがですか。どう思われ
ます。
岡田議長
町長への質問ですので、町長、お答え、お願いいたします。
川口町長
詳細なことは承知しておりませんが、今、都市環境部長がご答弁申し上げまし
たように、あらかじめというんですか、早い段階で、地域住民の人はそこに何が建つの
か、大変心配をしていらっしゃいますので、そういう心配の声にお応えするためにも、
事前にというか早い目にご説明する必要があるとは思いますが、その点については、今
後も開発業者には指導してまいりたいと思っております。
以上でございます。
山口議員
要は、こういう説明をする前に、町はこれ、許可は府かも知れませんけど、町
も、やはりこれに対して府に申請することはできないと思うんですよ。だから、そうい
う姿勢が、自治会へ言うたら連絡したからいい。じゃ、自治会に入ってない住民はどう
なるんですか。何も知らされないことになるんじゃないですか。いかがですか。
都市環境部長
指導要綱の中では、あくまで指導というような形で業者のほうとも協議さ
せていただいております。その中で、当然事前協議のそういった項目も入っておりまし
て、これに伴いまして、業者のほうも粛々と事務を進めていく中で、今、おっしゃって
おられますように、島本町といたしましても事前に近隣の住民、トラブルのないように
ということで、事前には説明、協議というような形では指導させていただいております。
そういった指導も行っておりますが、今回、広瀬一丁目につきましては事業、「都市計
画法」第 29 条の許可がおりた段階でということで住民さんのほうに周知しております
が、町といたしましては、指導の姿勢といたしましては、事前に、できるだけ早い時期
にということで、業者のほうには指導させていただいております。
以上です。
山口議員
要は、その指導が守られてなかったわけですよ。だから、今後についてはどう
するか。もう、すでに工事が始まってますから、それは止めることはできませんけどね。
要は、町の姿勢が問われる問題だと思うんですよ。今後、説明を早くと指導しているん
でしたら、やはり確認をしてから、府の許可がおりるようにしていただきたいと思いま
- 27 -
すが、いかがですか。
都市環境部長
今回の開発につきましては、戸建て住宅の 21 戸の開発許可でございます。
この指導要綱の中にも書いておると思いますが、10 メーターを超える開発等につきまし
ては、中高層建築物ということで事前に関係住民との経過書というのを添付させており
ます。といいますのは、やはり高くなりますと、日影の問題、電波障害の問題が発生し
てまいるためでございます。今回の場合につきましては戸建て住宅ということで、10 メ
ーター以下の建物につきましては、そういった規制はしておりません。ただ、しており
ませんが、こうしたトラブルといいますか、要望苦情等がありましたら、やはり事前に
調整するようにということで指導もさせていただいておりますので、ご理解賜りますよ
うお願いをいたします。
以上です。
山口議員
(3)番目の質問、もう質問をしたようなことですけどね。「開発区域周辺の住
民の意見を尊重するものとし、説明会等により必要な調整を図らなければならない」こ
とについては、町は開発者に対してどのような指導をし、また「説明会等により必要な
調整」を図ったことを確認しているのか。この「確認」だけは、もう一度お尋ねします。
都市環境部長
次に(3)点目の、要綱第6条の「開発区域周辺の住民の意見を尊重するも
のとし、説明会等により必要な調整を図らなければならない」ことにつきまして、町は
「開発者に対してどのような指導をし、また説明会等により必要な調整」を図ったかの
確認でございますが、まず、指導要綱が適用される開発行為につきましては、事前協議
制度を設け、事前協議を実施しております。計画内容によって指導内容が異なりますが、
一般的にどのような計画につきましても、事前協議に先立ち、地元自治会に計画説明を
行い調整するように指導をしております。また事前協議の際にも、開発者に対して、事
業を進めるにあたっては、できる限り早い時期から、地元自治会及び隣接地等の開発区
域周辺の住民等と、計画内容及び工事内容等について十分調整を図り進めるように指導
しております。
以上の指導に加えまして、先ほどちょっと申し上げましたが、中高層建築物の計画の
場合につきましては、先ほどご説明いたしましたように、要綱第 20 条(2)の「関係住民
等」について、中高層建築物の位置及び規模によって生ずる日影及び電波障害の予測等
について、事前協議申請前に説明をするよう指導しているものでございます。
説明会等により必要な調整を図ったことの「確認」につきましては、基本的には開発
者側の説明経過報告書により確認をいたしておりますが、説明経過書の内容や、地元地
区からの要望苦情等の状況等から、必要に応じて地元自治会等と調整を図りながら指導
を行い、事務を進めているものでございます。
以上でございます。
山口議員
この自治会について、ちょっとお尋ねしますけどね。自治会との調整を図ると
- 28 -
いうことなんですけど、自治会では、周辺住民への説明をするようにということで確認
というんですか、そのようなことはやってますか。ただ、書面上で自治会との受付をす
る、確認する、それだけのことですか。
都市環境部長
事前に自治会等にも説明しまして、例えば自治会のほうから、やはりこの
物件については当然地元説明会してくれというような自治会等もございますし、今回の
場合につきましては交通安全、安全対策だけ気をつけてやってくださいという、そうい
った自治会もございますので、自治会によっていろいろでございますが、私どもといた
しましては、一応、自治会を通してといいますか、自治会長と役員さんでお話しされる
と思うんですが、こういった物件について島本町といたしましても、やはり重要な課題
になっておりますので、そういった自治会に対して説明を行い、自治会の意見を添付さ
せるように指導させていただいております。
以上です。
山口議員
その辺、本当に迷惑がかかる周辺住民の意見というのが、あるいは疑問に対し
ての結局、説明というのが、全然、考えられてないということだと思います。
次、行きますけどね、300 ㎡以上の建築行為にも、この要綱は適用されますか。この
場合ね、1軒のみの 300 ㎡以上の建築なのか、あるいは広瀬一丁目、東大寺三丁目で今
行われている建築行為、広瀬一丁目では造成地ですけど、その上に今度、建築行為が行
われますが、これにも適用、この要綱は適用されますんですか。
都市環境部長
この指導要綱の適用範囲ということで、第4条に 300 平米以上の開発行為、
300 平米以上の建築行為ということで記載させていただいておりますので、これに該当
すれば、この指導要綱を適用といいますか、指導要綱に該当するということになります。
以上です。
山口議員
じゃ、1軒のみの 300 ㎡以上の建築じゃなくて、要は、たくさんの戸建て住宅
が 300 ㎡以上あれば、この要綱は適用されるということで考えてよろしいですか。
都市環境部長
そのように考えていただいて結構です。
以上です。
山口議員
最近、宅地造成された土地を不動産業者や、あるいは工務店、あるいは個人の
買い主に対してバラ売りして建物を建てるということが行われてますんですが、この場
合に、この指導要綱は適用されますですか。
都市環境部長
そういった業者も中にはおられます。町のほうといたしましては、区域的
に承知させていただいておりますので、そういった業者につきましては、なるべく、こ
の指導要綱を適用するようにという具合には指導させていただいておりますが、業者の
ほうも、こういった事務的な期間を短縮するというようなことから、今、議員おっしゃ
っているような手法を使われている開発業者も中にはおられます。
以上です。
- 29 -
山口議員
要は、適用できないということですね。だから、業者は適用せんでも別に触れ
ない、この要綱に反しないということなんですよね。業者は、やっぱりできるだけこう
いう縛りのかからない方法に持っていきますよね。やはり、町の姿勢がどうあるべきか
ということだと思うんですが、いかがですか。
都市環境部長
この「島本町開発行為等の適正化及び環境保全に関する指導要綱」につき
ましては、あくまで指導要綱というようなことなので強制力はございませんが、ただ、
この指導要綱につきましても、数十年来から開発業者とも協議させていただいて、こう
いった指導要綱があるということで協議も業者のほうとしておりますので、この指導要
綱がなければ、「建築基準法」「都市計画法」に基づいて、ここにやればいいんですが、
それではやはり地域の環境、秩序等が守れませんので、こういった指導要綱を作成し、
業者のほうには、この指導要綱に従うように以前から協議をさせていただいております
ので、なかってもええものではないという具合に考えております。
以上です。
山口議員
今、部長のほうから、ちょっと重大なこと発言されましたんですけど、この指
導要綱は守らなくても、これは強制力はないわけですか。
都市環境部長
法的には効果がございません。ただ、先ほど言いましたように、この指導
要綱がございますから、業者のほうといたしましても世間一般といいますか、今までの
社会の関連から、この要綱に基づいて開発業者とも指導させていただいております。
以上です。
山口議員
そうすれば、やはり条例を作らなければならないということですか。どうです
か。
都市環境部長
そのようになるかもわかりませんが、これにつきましては、あくまで指導
要綱ということで、今まで指導させていただいております。ただ、そういった住環境の
向上といいますか、そういった配慮につきましては条例という方法もございます。また、
いろんな関係で地区計画とかいうような感じがございますが、そういった法を作れば、
またそういった指導になってまいりますが、この要綱に関することにつきましては、今
申し上げましたように、あくまで行政指導というようなことで理解しております。
以上です。
山口議員
指導要綱に法的強制がないということでございますので、町長、これはやはり
条例を作らないと、本当に住民にとって良い環境は守られないんじゃないんですか。い
かがですか。
川口町長
以前の議会でも、指導要綱じゃなくって条例を作れというようなご意見を何度
かいただいております。その際にも担当の部長からご答弁させていただいておりますけ
ど、法体系で言いますと上位法がございますので、上位法を逸脱することができません
ので、指導要綱を条例化することによって、議員がおっしゃられているような拘束力を
- 30 -
持つかどうかというのは少し疑問な部分がございますが、その点については、今後も研
究をしていかなければならないと思っております。
以上でございます。
山口議員
ぜひ、この指導要綱に法的強制力がない、ただ指導的範囲でとどまるというこ
とでしたら、やはり条例化しなければならないのではないかなと思います。
(4)番目の質問ですけどね、「開発行為等において、開発者が道路等の公共施設に損
害を与えた場合」について、説明してください。
都市環境部長
次に(4)点目の、「開発行為等において、開発者が道路等の公共施設に損
害を与えた場合の対応」についてのお尋ねでございます。
開発工事の際には、近隣の道路を多くの工事車両が通行することになります。このた
め、ときには工事車両がガードレールや転落防護柵等の施設にぶつかり、損傷させるケ
ースが想定されます。このように原因者が本開発工事の工事車両であることが判明して
いる場合には、開発者に対して補修等を求めていくことになります。また、工事車両が
大量に通行することによって、道路等に轍等の凸凹を生じさせることも考えられます。
こちらにつきましては、当然「道路交通法」を遵守し、過積載等をせずに工事車両が通
行している以上、凸凹の原因を開発者のみの責任として補修をさせることは難しいと考
えておりますが、原因が明らかに工事車両の通行であると考えられる場合につきまして
は、事前協議において、「開発行為に伴う工事車両の通行等を原因として開発区域周辺
道路舗装に凹凸、道路構造物の破損等が発生した場合」は補修を行うよう指導し、開発
者も了解されており、開発者に対して補修等を求めていくことになると考えております。
以上です。
山口議員
今の答弁、補修等に対して指導するということでしたけど、これは強制力はな
いんですか。それともう1点、この期間、これはいつから何年間、有効なんですか。損
害賠償に対しての請求ができる期間ということです。
都市環境部長
強制力といいますか、これは事前協議の際に、やはり開発業者との、こち
らから要望を出します。それに対して開発業者が回答しているということで、こういっ
た凹凸が今回の開発等に起因すれば修繕する、ということをいただいております。それ
から、一般的にこれは供用開始している道路でございますので、法的に何年という縛り
はないという具合に考えております。
以上です。
山口議員
そうすれば、例えば造成工事が終わりました、そして今度、私が一番懸念して
いるのは、一括して同じ業者が建物を建てるんじゃなくて、個別に建てる。不動産会社
に売る、あるいは工務店に売る、あるいは個人の買い主に売るといった場合に、そのと
きに損害を与えた場合、これは一緒になってしまう可能性がありますね、どっちかわか
らないですよね。その辺は、どのように確認されますか。
- 31 -
都市環境部長
開発区域外の話をさせていただいておりますが、山口議員のほうで、開発
区域内で、当然、家を建てますと接道する道路ができます。そういった道路につきまし
ては、開発するときには全部完了検査も終えて、届出書を出していただくんですが、今
おっしゃっておられますように建築につきましては、すぐにじゃなしに、個々にやっぱ
り建てられるということで、轍等ができたりということが生じます。これにつきまして
は、大体開発業者と事前に2年は維持管理していただくというようなことで、業者のほ
うとも協議させていただいております。
以上です。
山口議員
もう1点、先ほど質問したんですけど、お答えになっておらんのですけど、要
は建築行為になった場合ですね。建築行為で、やはり重機とか、あるいは資材を何tト
ラックで運んできますよね。そのときに、やっぱり公共用地の道路が傷むということは
ありますよね。その辺は、どのように確認されるんですかね。
都市環境部長
確かに建築資材を積んで搬入されますと、当然、道路のほうには影響ござ
いますが、道路といたしましても、ある程度の地体力といいますが、そういった強度が
ございます。その範囲で、過積載をせずに普通の積載で通られる場合につきましては、
当然、業者の原因にはならないと思いますが、いかに見て、大きなトラックかダンプか
何かで何回も通られるというようなときがあれば、それはそれでまた、そういう状況に
なれば対応させていただきたいと考えております。
以上です。
山口議員
その場合、言うたら指導要綱に沿って指導するということなんですけど、業者
が指導要綱に沿わない場合ですよね。個別に売ってるんやから関係ないというふうにな
ったときに、これは個別の業者に折衝するわけですよね。その辺の確認というのは、ど
のようにされるんですかね。
都市環境部長
一応、開発区域内の道路につきましては、開発区域に2年間、責任を持た
せております。
以上です。
山口議員
開発区域外のことを言ってるんです。
都市環境部長
ですから、開発区域外の道路につきましては、なかなかそこまで把握はで
きませんが、目で見てと言いますか、いかにも、この道路で積載オーバーやなというよ
うなことがありましたら、当然、町のほうもその業者と話させていただいて、それは協
議することになるかなと思っております。
以上です。
山口議員
その場合ですよ、要は、その時点で協議するということで、先ほどおっしゃっ
た町の公共施設に損害を与えた場合は、2年間の期間を設けるということをおっしゃっ
てました。しかし、建築行為が始まったときには、これは個別になる可能性があります
- 32 -
から、それは個別協議ということですよね。それでいいんですね、はい。
都市環境部長
そのとおりでございます。先ほど言いましたのは、開発区域で道路とか、
いろんな側溝とかつけますので、そういったところの支障になりましたら、開発業者が
責任を持って後の補修をいたします。ただ、通過交通になる道路につきましては、当然、
私ども道路管理者もやっておりますので、道路管理者と、そういった原因者との今度は
話になろうかと思います。
以上です。
山口議員
総務部長へ質問したいと思いますが、広瀬一丁目 38 番地他の開発行為では、現
場へ大きなダンプが入らないんですよね。それで 10tダンプで、いったん島本町の鶴ヶ
池町営住宅跡地へ土砂を運んで、それから4tダンプで現場へ土を運んでいる状況でご
ざいます。
まず、お尋ねしたいのは、業者へ賃貸してる面積、期間、賃貸金額について、お尋ね
したいと思います。
総務部長
鶴ヶ池住宅跡地の土地の貸付の期間でございますが、本年5月9日から本年7
月 30 日までの期間でございます。貸出面積は 300 ㎡で、金額につきましては 13 万 6,506
円でございます。
以上でございます。
山口議員
過去、鶴ヶ池住宅以外に公共用地を貸出ししていると思うんですが、わかりま
す範囲で結構ですから、その辺の説明をお願いできますか。
総務部長
普通財産の貸付の過去の実績ということで、今、手元に2年、平成 22 年度と
23 年度の実績がございますが、23 年度につきましては、先ほど申し上げた1件でござい
ます。22 年度につきましては、4件の貸付を行っております。
以上でございます。
山口議員
その4件の内訳、どの業者に貸出ししたか、お尋ねします。
総務部長
4件の内訳でございますが、まず、1件につきましては平成 22 年9月 21 日か
ら 22 年 11 月 20 日まででございまして、これは東大寺二丁目にございます普通財産でご
ざいます。面積が 25 ㎡で、金額が1万 1,055 円でございます。2件目が、平成 22 年 12
月1日から平成 23 年1月 31 日までの期間でございまして、これは鶴ヶ池住宅跡地でご
ざいますが、80 ㎡で、金額が2万 8,333 円でございます。3件目が、平成 22 年 12 月8
日から平成 23 年2月 28 日まででございます。これも鶴ヶ池住宅跡地でございますが、
面積が 120 ㎡で、金額が5万 6,894 円でございます。4件目が、平成 23 年3月 14 日か
ら平成 23 年3月 31 日までの期間で、これも鶴ヶ池住宅跡地でございますが、面積が 90
㎡、金額が 9,253 円でございます。
以上でございます。
山口議員
この貸出先の業者名を、言ってもらうことはできませんか。
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総務部長
業者名につきましては、大変申しわけございませんけれども、ここでお答えす
るのは支障があるのではないかなというふうに思いますので、ちょっと差し控えさせて
いただきたいと考えております。
以上でございます。
山口議員
名前を出すことに支障があるんですかね。ちょっと私も疑問に思うんですけど
ね、公に貸しているんやからね、別に問題ないと思うんですけど。
そしたらね、これは全部民間ですか。それとも公共、あるいは公益団体とか、そうい
う団体ですか。どちらでしょう。
総務部長
ただいま申し上げました、紹介いたしました件数につきましては、すべて民間
業者に貸出をいたしております。
以上でございます。
山口議員
鶴ヶ池住宅については、フジ住宅とか、あるいはJR西日本だと思うんですが、
この辺は民間言うても、正直言って、フジ住宅なんかは町の財産を売ってますよね、関
係ある関係ですよね。それから、JR西日本については島本駅を造るために、これは町
も一緒にやっているんですから、貸しても当然と思うんですけども、ただ、今回貸出し
ているのは、純粋な民間業者なんですよ。私は別に否定はしないです、大いに貸し出し
すればいいと思うんです。なぜならば町の収入に繋がるから、僕は結構だと思う。ただ、
その場合に基準というものがあるのかどうか、ちょっと確認したいと思います。
総務部長
議員ご指摘のとおり、普通財産、遊休地を有効活用して、町の歳入を少しでも
増やすということについては進めていくべきであるというふうに考えておりますが、普
通財産の貸付につきましては、現時点で一定、その基準といいますか、ルール的なもの
がございません。借用希望者の申し出を受けまして、その借用理由、目的、期間、そう
いったものを協議検討いたしまして、そのつど、その貸付について決定をしてきたとい
う過去の経緯がございます。議員ご指摘のように、その基準について設ける必要がある
というふうに考えておりますので、直ちに、その事務に取りかかってまいる必要がある
というふうに考えております。
以上でございます。
山口議員
別に悪いことしているわけじゃないんですけど、やはり疑念を持たれないよう
に、基準というのは作っておく必要があるのではないかと思いますので、早急に作って
いただきたいと思います。
それから造成工事については、やはり騒音や塵、埃とか、あるいは振動、これは周辺
住民に迷惑がかかるものですよね。私自身も、言ったら造成工事が行われた後にその住
宅に住んでますから、その前にはおそらく迷惑がかかったものだと思います。別にそれ
を、私は否定もしません、反対をしてるわけじゃないです。ただし、やはり住民が生活
するうえに不安とか疑問を持っている場合は、開発業者は説明をすべきだ。町も、やっ
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ぱりそのように指導すべきだ。指導はしているとおっしゃいましたけど、法的強制力は
ないから、そのまま通っている。以前にも、何か条例化とかそういう話があったという
ことなんですが、未だに条例化されてない。やはり、これは町の怠慢であると言えるん
じゃないかなと思います。
島本町の環境を守るためにね、無秩序な、僕は開発は必要だと思ってます。島本町が
やはり人口目標3万2千を目標にしていますから、やはり開発しなければ人口増えない。
財政、どこの自治体でも人口が減ってきているという状況の中で、やっぱり都市間競争
というのが行われているのですから、それに勝たなければならない。人口を増やして、
増収を図らなければならない。そのために開発は当然だと思っていますが、やはり秩序
ある住環境を守るためには、ある程度の拘束力が必要ではないかと思いますので、よろ
しくお願いしたいと思います。
都市環境部長
ただいま山口議員のほうからそういうような意見、ごもっともだと思いま
す。私どもも、少しでもトラブルがないようにというようなことで行政指導させていた
だいております。今回の場合につきましても、いろいろと指導させていただきましたが、
業者のほうは個別対応させていただくというようなことで、それでいろいろ問題等があ
りましたら、またそれで対応させていただきます、というようなことをおっしゃったわ
けなんです。その場合でもいけますし、ただ、山口議員がおっしゃっておられますよう
にやっぱり大きな開発でございますので、私どもといたしましても、今後、あの付近、
関係住民に対しては、これからも業者に対して地元説明会になるのかどうかあれなんで
すが、地元との調整について、事前にといいますか、早いこと調整するようにというこ
とでは指導させていただいて、これからも指導していきたいと考えております。
以上です。
山口議員
指導されているんですけど、実際には行われてなかった、事後になってしまっ
たということでございますね。工事前には説明あったのかも知れませんけど、許可がお
りる前、本来、許可がおりる前にはすべきだと私は思います。
次の質問にいきたいと思います。2番目の大きな項目でございます。「島本町立人権
文化センターの活用について」でございます。
現在、島本町立人権文化センターで行われている事業について、説明をお願いします。
総合政策部長
それでは、山口議員の一般質問の2点目「島本町立人権文化センターの活
用について」の、まず(1)点目の「人権文化センター事業について」でございます。
人権文化センターにつきましては、条例第1条の設置目的にありますとおり、「基本
的人権尊重の精神及び島本町人権擁護に関する基本条例の趣旨に基づき、差別と偏見に
とらわれることのない住民の幸福を追求する人権文化を推進するため」設置されたもの
でございます。人権問題の中心である同和問題をはじめとして女性差別、障害者、高齢
者の問題、子どもの人権、外国人差別など、より広がりのある人権問題の課題解決を図
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るための拠点施設として、交流事業、施設の貸出をはじめとする各種事業を実施し、事
業効果の向上とともに施設の適切な維持管理に努めているところでございます。
具体的には、住民福祉の向上や人権文化の推進のための開かれたコミュニティーセン
ターとして、小・中学校及び幼稚園が夏季休暇に入る前の土曜日には「人権ふれあい劇
場」、9月の第1土曜日には「ふれあい夜店と人権文化まつり」を開催いたしておりま
す。また、どなたでも自由に参加していただける卓球広場・絵画広場等の「各種広場事
業」などの交流事業、生涯学習事業を実施いたしており、年間延べ人数で約2万人を超
える住民の皆様にご利用をいただいております。また、これらの事業にあわせまして、
隣保館としての大きな事業の一つであります地域の皆さんの福祉の向上、また教育・就
労等にかかる自立支援を促進し、生活上の様々な課題やニーズに対応できるよう、総合
生活相談事業や人権相談事業を実施しているところでございます。
今後とも、人権尊重の啓発とともに一層の福祉の向上を目指し、人権文化の拠点施設
として各種事業を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
山口議員
二つ目の質問に入ります。
行政サービスコーナーの設置について、平成 22 年6月の我が会派山吹民主クラブの大
綱質疑で、行政サービスコーナーを阪急水無瀬駅前に設置するのではなく、水無瀬川左
岸地域への設置を検討すべきであると質問しましたおり、理事者側答弁において「住民
の皆様の利便性の向上を第一義的に考え、水無瀬川左岸地域も含めた検討も必要である
と認識をいたしております」と、答弁されています。また、平成 23 年3月の大綱質疑で
も同様の答弁がありました。
島本町立人権文化センターに行政サービスコーナーを設置することは、可能でしょう
か。
総合政策部長
(2)点目の、「行政サービスコーナーの設置について」でございます。
行政サービスコーナーの設置につきましては、これまでにもご答弁を申しあげており
ますとおり、住民の皆様方の利便性の向上を第一義的に考え、水無瀬川左岸地域も含め
て検討を進めてまいりました。
なお、過去に実施をいたしました本庁の窓口時間の延長、土曜日や日曜日の受付業務、
住民票の取次ぎ業務が、利用者の減少などによりまして廃止した経緯がある一方で、郵
送による戸籍や住民票の請求が増加している実情もございます。これらの点を踏まえま
して、また住民の皆様のニーズの把握、実施方法等による費用対効果の検証など、町営
住宅の集会室をはじめコンビニエンスストアや郵便局の活用なども含めまして、行政サ
ービスコーナーの設置について検討を進めてまいりました。
お尋ねの人権文化センターでの設置という選択につきましては、設備や職員の配置な
どの整備条件を総合的に勘案いたしますと、現状ですでに一定の整備がなされておりま
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すことから、他の候補地と比較をいたしますと、導入への課題は少ないものと考えてお
ります。しかしながら、新たな業務の導入にあたりまして、環境の整備や人員配置、ま
た現在の業務への影響などにつきまして十分に検討する必要がありますことから、今後
それらの導入に向けまして課題整理等を行うことにより、住民サービスの向上に繋がり
ますよう、お尋ねの趣旨を踏まえまして積極的に検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
岡田議長
残り時間が少ないので、よろしくお願いします。
山口議員
人員配置と答弁されましたが、現在、正職員3人、再任用職員1名の、合計4
名で運営されていると思いますが、間違いございませんか。
総合政策部長
山口議員
間違いございません。
仮に人権文化センターに行政サービスコーナーを設置するとするならば、どの
ようなことが可能となりますか。具体的に、説明をお願いできますか。
総合政策部長
人権文化センターにおける業務……(山口議員・質問者席から「時間ない
んで、簡単に」と発言)……、まず住民票などの諸証明の発行ですね。これは軽易な事
務に限られてきますが、そういったもの。また図書館のブックポスト、こういったこと
も検討してまいりたいというふうに考えております。その他、例えば保険証の返還とい
うふうな軽易な受付事務、こういったことも本庁まで行くことなく、そこで受付ができ
るような方法を検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
山口議員
費用負担の発生がなければ、行政サービスという点で積極的に活用すべきだと
思いますので、答弁どおり、積極的に検討していただきたいと思います。
以上で、質問を終わります。
岡田議長
以上で、山口議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
(午後0時 35 分~午後1時 30 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
引き続き、平野議員の発言を許します。
平野議員(質問者席へ)
傍聴の皆様、大変ご苦労様でございます。
一般質問を行います。2項目質問しておりますが、2点目のほうから、先に質問させ
ていただきます。
「JR島本駅西地区まちづくり協議会について」
今日、私はこの冊子(冊子を示して)を持ってまいりました。『仮称桜井の里
まちづくり島本
田園
みどりの新駅プラン』というものです。これは、2002 年6月に前議員
の南部由美子さん、そしてこの前、先日亡くなりました澤嶋真紀子さんとともに、私達
が作った冊子です。西側農地を地権者の皆さん、そして町の協力のもと、住民の皆さん、
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関係者の皆さんとともに農園作りをしようという提案をさせていただいた冊子です。残
念ながら、当時、一部の地権者の方は賛同していただけましたけども、私達の努力が足
らず、実現には至っておりません。
この西側地区につきまして、いよいよまちづくりが動き出しました。3月に都市計画
の保留区域に設定されまして、また4月 17 日にまちづくり協議会が設立されました。そ
こで、質問の通告に従って問います。
JR島本駅西地区のまちづくりに関わるまちづくり協議会が4月 17 日に設立されま
したが、目的や位置付け、運営方法等について、お示しください。協議会は、一般の住
民に公開されますか。
②点目です。昨年 12 月議会の一般質問で、「再度、農地所有者の皆様の土地利用に関
する意向調査等を行ってまいりたい」との答弁がありましたが、いつ実施されますか。
③点目です。JR島本駅西地区まちづくり協議会対象区域図(案)、4月 17 日総会資
料です。そこには町立第三小学校が含まれていますが、小学校の統廃合などの検討、新
たな教育施設の誘致などが計画されているのですか。
これまで、土地利用については白紙であると答弁されてきました。まちづくり基本構
想は、これから協議会で検討されるものと認識していますが、間違いありませんでしょ
うか。お答えをお願いいたします。
総合政策部長
それでは、「JR島本駅西地区まちづくり協議会」につきまして、ご答弁
を申し上げます。
まず、①点目の「まちづくり協議会の目的や位置付け、運営方法等について」のお尋
ねでございます。
当該地区の今後のあり方については、地権者の皆様でさらに意見交換を進めていただ
くため、昨年5月に設立いたしましたまちづくり勉強会から、より具体的な今後のまち
づくりを検討するため新たな規約を制定され、本年4月に「JR島本駅西地区まちづく
り協議会」として新たに設立をされました。なお、従来のまちづくり勉強会では地権者
のみで構成されておりましたが、地域住民全体の意見を幅広く取り入れるため、地元自
治会の代表や住民委員会、福祉委員会からの代表も参加されており、地域で主体的に協
議していただく場となるような協議会として位置づけられております。
また、協議会で検討されました結果、協議会の状況につきましては可能な限り住民の
皆様にもお知らせする必要があるとのことから、基本的には、総会や全体協議会の要点
録を町のホームページで公開してまいりたいと考えております。また、過日の6月 18
日に第1回目のまちづくり協議会が開催されましたが、その際にも傍聴を認めることと
されております。しかしながら、今後、様々な議論が進められていくことが予想される
中で、個人情報に関する取り扱いも含めて、今後につきましては一定のルールづくりが
必要ではないかと考えておられます。
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次に、②の「農地所有者の意向調査の時期について」でございます。
現在、会員の皆様で今後の進め方について協議をいただいておりますが、現時点で意
向調査の時期等は決定しておりません。なお、土地所有者の意向把握につきましては、
今後さらに土地利用構想を検討される中で、これらの進捗状況などを踏まえながら、協
議会におきまして、必要に応じて実施していただくこととなるものと考えております。
次に、③でございます。「第三小学校の区域が対象区域図に含まれているが、小学校
の統廃合などの検討がなされているのか」とのお尋ねでございます。
今回の対象区域図に第三小学校が入っている理由につきましては、本年3月 29 日に大
阪府において都市計画決定されました区域区分の保留区域が小学校の南側の農地と連続
するため、その区域の範囲と、今回の協議会の範囲を同じものにさせていただいたため
でございます。従いまして、小学校の統廃合などの検討につきましては、今回のまちづ
くり協議会の取り組みの中では全く行っておりません。
なお、町からの誘致ではございませんが、現在、当該地区内におきまして、教育施設
の立地を希望する学校法人から、その候補地として具体的なお問い合わせをいただいて
おります。先日の協議会では、その概要につきまして、町から学校法人に関する情報提
供をさせていただきましたが、本町といたしましては、先ほどお尋ねのありました土地
所有者の意向調査なども含めまして、最終的なまちづくりの方向性につきましては、本
協議会でのご意向を踏まえながら、今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
平野議員
6月 18 日に開催されましたJR島本駅西地区まちづくり協議会第1回ですね、
私も傍聴させていただきました。そこで、やはり私が驚いたのは、土地利用については
白紙であると、これまでも何度も総合政策部長は言ってこられましたのでね。その中で、
先ほどご答弁にもありました学校法人からの大学立地に関しての提案があったことを、
情報提供という形でされました。
その内容ですけれどね、資料は情報コーナーのほうに置いてありましたので、私もこ
のようにコピーをさせていただいております。私のほうから説明するということでなは
く、やはり町のほうから、この協議会に情報提供した内容について、つまり法人側の提
案ですね。これをやはりこの場で、議会の場でご説明いただきたいと思います。
総合政策部長
過日のまちづくり協議会で、学校法人からの打診について、その概要につ
いてご説明を申し上げました。
かいつまんで申し上げますと、当該法人につきましては、現在、短期大学、そして中
学校・高等学校を運営している学校法人でございます。なお、中学校・高等学校につき
ましては全国屈指の進学校でございまして、短期大学につきましては保育士、幼稚園教
諭、看護師などの国家資格の取得を目的として学校を運営されておる、そういった状況
でございまして、現在、非常に少子化が進む中ではありますが、定員を超えた学生数を
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誇っておる、そういった現状でございます。なお、短期大学につきましては創立 15 年で、
学生数が約 900 名、中学校・高等学校につきましては創立 25 年で、生徒数は約 1,600
名でございます。
設置の構想でございますが、これらの今申し上げました既設校の経験を活かして、ぜ
ひ島本町においても学校設置をしたいということで構想をされておるところでございま
す。大学につきましては、現在、学校の希望ではございますが、平成 26 年の開学を予定
されておりまして、学生数につきましては約1千名、将来構想におきましては約2千名
を想定されておるといった状況でございます。なお、中学校・高等学校につきましては
将来構想ということで、今現在、開校の時期につきましては未定でございます。
それと設置位置でございますが、これにつきましてはJR島本駅の西側地域を想定さ
れておられます。
それと基本的なコンセプトでございますが、「町とともに豊かなまちづくりを」とい
うことで、大学にはまず教育学部、看護学部、健康医療学部の設置を計画されておられ
ます。これらの学部につきましては、教育活動の一環として、地域の皆さんに開かれた
健康教室や公開講座など、町と一体となった取り組みをしたいというふうに考えておら
れるところでございます。そして将来的な話ではございますが、大学を拠点に教育・医
療関係の付属施設、こういった施設の併設も構想されておりまして、豊かな医療・福祉
環境づくりに貢献をしたい、このように考えておられるところでございます。
これまでの既設の中学校・高等学校の教育ノウハウ、こういったことを本町で活かし
ていきたい。そして将来的な構想ではございますが、保育園・幼稚園などの幅広い教育
福祉施設を設置して、自然豊かな本町の恵まれた環境とともに、まちづくりに貢献をし
てまいりたい、このように考えておられるところでございます。
概要につきましては、以上でございます。
平野議員
西側の、現在は農地であります。この地区に関しましては、私達だけではなく、
町の住民の皆さんにとっても、非常にこの風景、景観というものを大事にしておられま
す。それはもちろん、地権者の皆さんのご努力があってこそだというふうには思ってお
りますし、町としても景観財産であるというふうに認識をされているというところです。
ここの、ですから、まちづくりのあり方ということにつきましてはね、やっぱり非常
に関心も持っていますし、注視していることですけど、今、ご説明ありましたように西
大和学園といって、奈良県にあるそうです。そこの法人から大学立地の提案があったと
いうことですね。この、当日配られました資料には、島本町への学校設置構想というこ
とで書かれていますし、大学はさっきおっしゃったように4年制大学、学生数約1千名、
それから将来的には中学・高等学校、開校時期未定というようなことが書かれておりま
す。この構想、それから、この土地利用の構想のたたき台ですね、これは1年間、勉強
会のほうで議論して作られたたたき台の図に、一部、学校用地として2~3ha、用地を
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示したものです。この図面は、どなたが描かれたものですか。
総合政策部長
西側地区におきます土地利用構想図のたたき台でございますが、これにつ
きましてはアドバイザーであります財団法人都市整備推進センターのほうで作成をして
いただきました。
以上でございます。
平野議員
大阪府都市整備センターは、町が雇っているというんですか、契約しているわ
けですから、町が作らせたというようなものですよね。つまり、町がこの土地利用構想
図を、学校用地をここに載せた形で作っていただいている。これを情報提供という形に
されましたけど、もうここまで行きますとね、それは単なる情報提供ではなく町の意思、
町の意向が、ここに示されているのではないですか。つまり、町長はこの提案に対して
一歩踏み込んで、ご意向というのを持っておられるのではないですか。少し、川口町長
のご意思、お訊きしたいです。この提案に対するご意見というのをお聞きしたいと思い
ます。
川口町長
先ほど部長からご答弁申し上げましたように、法人のほうから、そういうふう
な計画があるということをお聞きしましたので、まちづくり協議会のほうにお示しした
ということでございますので、町としての意思がそこに存在するかどうかというふうな
ことにつきましては、存在しないと申し上げます。
以上でございます。
平野議員
私がこだわっておりますのはね、まちづくり協議会、4月 17 日に設立されたま
ちづくり協議会、6月 18 日に第1回目が開かれる。もう、その段階は当然まちづくり、
西側は白紙の状態であろうというふうに思っておりましたし、当然、地権者の方にもそ
ういうご意見を持った方がいらっしゃいました。ところが、もうすでにこういった形で
提案がなされた。単なる情報提供ではなく、かなり踏み込んだ形の提案でありましたし、
協議会の議論も、ずいぶん会長さんなどは、平成 26 年、2014 年開校なので、ちょっと
非常に急いでおられるという感じでしたね、早く決めなくてはいけないと。その日中に、
非常に何か答えを迫るという感じに、ちょっと感じました。
私は先ほど、12 月議会で地権者の皆さんの意向を問う、改めて意向調査をするという
ふうにおっしゃっていましたので、当然、やはり、この提案に対しては大学を立地する
前提での構想図、まちづくり構想図を問うのではなくて、やはり大学立地に関してはど
のようにお考えですか、という地権者の意向を聞くべきであるというふうに思っており
ます。なぜならば、6月 18 日の当日は、対象の地権者 54 名のうち半数ぐらいしか出席
されておりませんね。それならば、やはり皆さんのご意向をしっかり聞くということが
必要だ、合意の中でこれを進めるという必要があるかと思いますので、早急に、この提
案に対するご意向を、町としてお聞きするべきだというふうに思っております。いかが
でしょうか。
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総合政策部長
西側地区の土地利用構想図のたたき台でございますが、これはもともとは
地権者の皆さん方のワークショップによります意見交換を踏まえて、作成をしたもので
ございます。もともとは昨年の9月にたたき台として作成をし、そしてその後に大学か
らの立地についての打診がございましたので、その地域については点線で囲むような、
いわゆる学校用地ゾーンとして、新たにその上に書き込みをさせていただいたようなこ
とでございますので、これを踏まえて、当然、地権者の皆さん方のご意向が第一義的に
あるわけでございますので、そのうえで協議会としての案を作成をしてまいりたい、こ
のように考えております。
以上でございます。
平野議員
お尋ねしたいのは、この提案は一番最初に、いつ提案がありましたか。お聞か
せいただきたいと思います。
総合政策部長
学校法人からの打診の時期ということだと思いますが、これにつきまして
は今年の2月の上旬頃でございますが、この学校法人に関わらず他の企業さんからも、
島本町域内で立地をする場合の土地の候補地についてのお問い合わせが数件いただいて
おります。その中の一つとして、今回、学校法人のほうからのお問い合わせがありまし
た。そのおりには、当然複数の、たくさんの選択肢があったわけでございまして、そし
ていろいろ検討された結果、さらに絞り込んだ形で、また再度の打診があった、そうい
った状況でございます。
以上でございます。
平野議員
そうであれば2月から、今、もう6月です。4ヵ月もあったわけですから、十
分に地権者の皆さんには事前に説明する機会もありましたね、3月にも勉強会開かれて
おりますし、当然、4月にも開かれておりますので、何ら降って湧いたような話でも全
くないわけですから、ちょっとその辺のご説明なり、段階、手順を踏むということにつ
いては、ちょっと疎かになっていたんじゃないかなというふうに思っております。
それで、予定では 2014 年開校ということですけれど、いわゆる学校用地は2~3ha
というふうに書かれております。土地利用につきましては、全部で 10ha ぐらいあったん
ではないかと思いますけども、その学校用地以外の土地利用のあり方については、全く、
それこそ白紙の状態なわけですからね。そういった議論にも時間かかりますでしょうし、
当然、市街化編入等の法的な手続き、下水道の区域に、これは認可の変更もしなければ
ならない。具体的にはまたインフラ整備もしなくちゃいけない。開発協議もしなくちゃ
いけない。となると、かなり厳しいスケジュールというふうに考えます。だからこそ、
今、決断しなければチャンスを逃すとばかり、地権者に迫っているのではないですか。
お聞かせください。
総合政策部長
スケジュールにつきましては、あくまでも学校法人の希望でございまして、
それを最終的に決めるのは地権者の皆さんでございますので、確かに 26 年の開学という
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ことになりますと、非常にタイトなスケジュールで今後進めていく必要がございます。
それも学校用地以外のゾーンをどのようにしていくのか、そういったことも協議会で議
論をしていく。そして具体的に進めるとなりましたら、いわゆる「都市計画法」上の手
続き、インフラ整備、そういったことのいろんな協議が入ってきますので、今、ご指摘
のとおりだというふうに考えておりますが、今後、丁寧に地権者の皆さん方のご意向を
踏まえて進めてまいりたい、このように考えておるところでございます。
以上でございます。
平野議員
この西側のまちづくりにつきましては、やはり住民の皆さんのいろいろなご意
向、いい景観を残したいというご意向、その視点を大事にしたまちづくりを進められる
ということを私も望んでおりますし、全く、この提案について頭から否定するものでは
ありませんけれども、やはり、まずは地権者への丁寧な説明ですね、民主的な手続きな
どを疎かにしない、そういった形で進めるというか、疎かにはしてはいけないというふ
うに、まず思います。
この件につきましては他にも質問される議員さんもいらっしゃいますので、託したい
というふうに思って、次の……、すいません、1点だけ、忘れておりました。
教育施設のことなんですけどね。ここの学園は、中学校・高校も将来的には構想とし
て出しておられますけれども、やはり島本町の教育の中でね、小学校4校、中学校2校
という中で、高校は府立高校ですけど、1校あります。そのあたり、やはり教育現場な
り教育委員会とのきちんとした、もちろん現場の先生を含めてですよ、議論をしていか
なければならない問題だというふうに思っております。まちづくり協議会だけに下駄を
預けるのではなく、やはり町の大きな課題でありますので、町全体として協議していく
必要があるかと思います。いかがですか。
総合政策部長
教育施設として、当面は4年制大学でございますが、将来的な構想として、
今現在既設の中学校・高等学校の移設も含めて構想されておるというふうな段階でござ
いまして、まだまだ具体化までには時間がかかるものというふうに考えておりますので、
今、現段階で今後の施設のあり方について議論といいますか、ご答弁ができるような状
況ではございませんので、ご理解賜りたく存じます。
以上でございます。
平野議員
次の質問にまいります。
「福島第一原子力発電所の事故を踏まえて原子力災害をなくす取り組みを」
3月 11 日の東日本大震災による福島第一原発の事故によって、原発の安全神話は崩壊
しました。この事故は、世界の原子力事故史上で最悪のレベル7です。3月 12 日には、
すでにメルトダウンからメルトスルーという状況にあったことが、解析によってわかっ
ております。核燃料が溶融し、圧力容器が損傷、格納容器は破壊され、大気への放射能
放出が続いています。放射能汚染は、大気、土壌、水、野菜、原乳、そして海にまで拡
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がっております。労働者や住民の被曝は、今後一層深刻になっていくでしょう。大勢の
周辺住民は、家に戻ることさえできなくなっています。人々の暮らしも、根こそぎ破壊
されております。事故から2ヵ月過ぎても、事故の収束にはほど遠い状態が続いており
ます。東京電力と、原発政策を推進してきた政府や専門家の加害責任は問われなければ
なりません。
今回の福島第一原発の事故に照らせば、浜岡原発だけでなく、若狭の原発も危険な状
況にあります。原発震災の危険もあり、福井県の若狭にある原発で大事故が起これば、
若狭地方はもとより、隣接の京都府、滋賀県等でも大きな被害が生じるでしょう。さら
に、美浜原発から約 30 ㎞の琵琶湖には事故後数時間で放射能が到達し、関西の水瓶が汚
染されてしまいます。
島本町は、若狭の原発から約 70 ㎞圏に位置します。福島原発事故により、60 ㎞離れ
た福島市からストロンチウムが検出され、200 ㎞以上離れている東京江東区のグラウン
ドから1㎏当たり 2,300 ベクレルものセシウムが検出されました。これは、福島県内の
小学校の校庭に匹敵する汚染レベルです。ひとたび若狭湾の原発事故が起これば、島本
町とて放射能汚染は免れないということを証明しております。
そこで、お尋ねします。
①点目です。川口町長の今回の福島原発に関する見解を、お訊きします。また、若狭
湾周辺には 10 本の活断層があり、原発震災の危険があることをどのように認識されてい
ますか。住民の生命と暮らし、財産を守る自治体の責任者として今後何をなすべきか、
お聞かせください。
②点目です。福島原発事故による放射能被曝被害を防ぐため、飲料水や保育所、学校
給食の食材などの安全の確保をされていますでしょうか。
③点目.福島原発事故のような事故を起こした場合、府民の水瓶である琵琶湖が放射
性物質で汚染されることや、島本町が放射能汚染にさらされる可能性を想定しておりま
すか。「地域防災計画」では、このような原子力災害への対策などは万全ですか。
④点目です。名神高速道路の核燃料輸送の実態、町内を通る回数、核物質の内容を把
握していますか。核燃料輸送事故が起こった場合、住民を放射能汚染から守る対策はで
きていますか。放射線測定機器や装備は万全でしょうか。
⑤点目です。原発依存から脱却して、再生可能なエネルギーに転換し、真に安全安心
な社会をつくらなければなりません。公共施設等に積極的に省エネ技術、再生可能エネ
ルギーを導入してください。いかがですか。
⑥点目です。原子力以外のエネルギーで発電した電気を供給販売する、特定規模事業
者(PPS)を電力購入先とする自治体が増えてきています。東京都立川市では、今年
度 53 施設でPPSと契約し、電気代は 18%から 25%節減できる見込みです。島本町で
も採用を検討してください。
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以上、ご答弁、よろしくお願いします。
川口町長
それでは、「福島第一原子力発電所の事故を踏まえて原子力災害をなくす取り
組み」の①点目の「福島第一原子力発電所の事故に関する見解」について、ご答弁申し
上げます。
津波によりまして甚大な被害を受けた原子力発電所施設の水素爆発事故を通じて、原子
力発電に頼ってきた日本の電力事情を見直す機会に直面したと感じております。エネル
ギー問題につきましては国策として進められてきたものであり、今後の対応策につきま
しては、国において一定の方向が示されるものと考えております。本町といたしまして
は電力不足に少しでも対応できますよう、できる限りの節電の取り組みを進めていく必
要があると考えております。さらに、全町的に節エネルギーに向けて一層の取り組みが
必要であると考えております。
そして何よりも、一刻も早く福島第一原子力発電所事故が終息されることを願ってい
るところでございます。
次に、「若狭湾周辺の活断層による原発震災の危険性に対する認識について」でござ
います。
今般の福島第一原子力発電所での事故は、発電所からおよそ 200 ㎞離れた東京都の一
部でも基準値を超える放射線量が測定されており、仮に福井県内で本町から一番近い原
子力発電所で事故が発生した場合、およそ 63 ㎞キロメートルの距離にある本町において
も、被害を受ける可能性は十分想定できるところでございます。現在、国におかれまし
て各種検証・研究データ等をもとに、その対策を検討されておられると聞いております
ので、今後、国や府の動向等を十分注視し、本町の「地域防災計画」の必要な見直しに
努めてまいりたいと考えております。
次に、「住民の生命と暮らし、財産を守る自治体の責任者としての今後の対応につい
て」でございます。
行政の使命は、まさに住民の生命と暮らし、財産を守ることが第一でございます。今
回の東日本大震災の発生を受け、「地域防災計画」の見直しを行う必要があるものと考
えており、特に、原子力災害への対応が重要であると認識をしております。
以上でございます。
上下水道部長
それでは平野議員の一般質問のうち、1点目の②の「飲料水の安全の確保」
に関して、ご答弁申し上げます。
大沢地区を除く本町の水道水は、自己水(地下水)と大阪広域水道企業団水とのブレ
ンド水となっております。本町では水道水の安全性を確認するために、大薮浄水場の浄
水及び大沢地区特設水道の浄水の放射能測定を、不定期ではございますが、大阪広域水
道企業団水質管理センターに委託することとしております。また大阪広域水道企業団に
おいても、村野浄水場の原水(淀川)及び水道水の放射能測定を月曜日、水曜日及び金
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曜日の週3回実施されておりますが、現在のところ、双方とも放射性物質は検出されて
おらず、水道水への放射能の影響はございません。
今後とも、安全で安心な水道水の供給に努めるとともに、測定結果につきましても、
町ホームページに掲載し、住民の皆様への情報提供に努めていきたいと考えております。
以上でございます。
民生部長
次に、1の②のうち、民生部所管分の「保育所給食の食材などの安全の確保に
ついて」でございます。
保育所給食の食材につきましては全国各地の食材を使用しており、今般の原発事故に
よる放射能の食材への影響について、保育所給食を所管しております民生部担当といた
しまして、大変危惧しているところでございますけれども、厚生労働省の指導により、
食材につきまして各都道府県で検査・管理が徹底されており、「食品衛生法」に基づく
放射能物質の暫定規制値を超えた食品が一般に流通することはないものと考えておると
ころでございます。
引き続き、児童の健やかな成長に資するよう、安全・安心な給食の提供、食育事業の
展開に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
教育次長
同じく②の「学校給食の食材」に関わりまして、ご答弁申し上げます。
学校給食の食材につきましては、一部地場産の食材を使用しておりますが、大半は全
国各地の食材を使用しており、今般の原発事故による放射能の食材への影響につきまし
ては、学校給食を担当しております教育委員会といたしましても大変危惧しているとこ
ろでございます。しかしながら、報道等でもご承知のとおり、厚生労働省の指導により、
食材につきましては各都道府県で検査・管理が徹底されており、「食品衛生法」に基づ
く放射能物質の暫定規制値を超えた食品が一般に流通することはないものと考えており
ます。
いずれにいたしましても、一日も早く原発事故が終息することを願うばかりですが、
引き続き国や大阪府からの情報に注視し、安全で安心な学校給食に努めてまいりたいと
考えております。
以上でございます。
総務部長
それでは、③点目、⑤点目、そして⑥点目につきまして、ご答弁を申し上げま
す。
まず、③点目の「原発事故が起きた場合における放射性物質による汚染の可能性、本
町地域防災計画における対策について」でございます。
今般の福島第一原子力発電所の事故により、改めて原子力災害の脅威を感じ、今後、
このような事故が二度と発生しないよう願っているところでございます。先ほど町長か
らご答弁を申し上げましたが、福島第一原子力発電所の事故では、発電所から約 200 ㎞
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離れた東京都の一部でも基準値を超える放射線量が測定されており、仮に福井県内の原
子力発電所で事故が発生した場合、約 63 ㎞の距離にある本町におきましても被害を受け
る可能性は十分想定できることでございます。ご指摘の「琵琶湖の水が汚染される可能
性」につきましても、同様であると考えております。
本町の「地域防災計画」におきましては、今回の福島第一原子力発電所の事故のよう
な甚大な原子力災害への対策は規定していないことから、見直しの必要性があると認識
いたしております。
次に、⑤点目の「公共施設等に積極的な省エネ技術、再生可能なエネルギーの導入に
ついて」でございます。
「公共施設における省エネルギー対策について」でございますが、本町では平成 16
年にISO14001の認証を受け、以来、様々な分野におきまして省資源・省エネル
ギーを図るとともに、リサイクルを推進し、環境負荷の軽減に努めてきたところでござ
います。また、6月3日に議長宛てご報告申し上げましたとおり、今夏の電力不足によ
る節電の必要性を踏まえまして、同日付けで町長名により、全職員に対しまして、本町
としての電気使用量の削減に向けた新たな取り組みの実施について通知を行ったところ
でございます。具体的には、これまでの取り組みに加えまして、パソコンの照度を 40%
まで落とし、帰庁時にはコンセントを抜くこと、使用頻度の低い機器については使用時
のみ電源を入れること、エアコンの運転を原則午後5時 30 分に停止すること、原則午後
8時に消灯すること等でございます。今後、ふれあいセンターにおきましても、従来か
ら実施しておりますエスカレーターの運転時間の制限等に加えまして、蛍光灯の間引き
やエレベーターの1基使用停止等、利用者の皆様にご理解をいただける範囲での節電に
努めてまいる必要があると考えております。
次に、「再生可能エネルギーの導入について」でございます。
再生可能エネルギーは事実上枯渇しない資源として、水力、地熱、太陽光等の活用が
あるようでございますが、大規模な土地が必要である等、電力全てを供給するには、ま
だまだ課題が多くあるものと認識いたしております。本町におきましては、再生可能な
エネルギーの導入といたしまして、今年度グリーンニューディール基金事業を活用し、
本庁舎に1時間当たり約 16kw を発電する太陽光パネルを設置することといたしており、
現在、事務を進めているところでございます。
最後に、⑥点目の「原子力以外のエネルギーで発電した電気を供給販売する特定規模
電気事業者(PPS)からの電力購入について」でございます。
「電気事業法」の改正により、平成 12 年から電力自由化となり、特定規模電気事業者、
いわゆるPPSによる電力の小売化が認められております。大阪府庁におかれましては、
平成 13 年度から入札による電力購入を行っており、入札結果により異なってまいります
が、PPS事業者による電力供給を受けておられます。また、議員ご指摘の立川市にお
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かれましては、昨年度からPPSに変更したことにより、立川競輪場で電気代が約3割
節約でき、今年度から小・中学校など 53 か所でPPSに変更したことが発表されており
ます。
現在、関西地区で事業を展開しているPPS事業者は6社あるものと認識いたしてお
りますが、PPS事業者において需給電力のキャパシティが異なることや、既存の電力
会社と比較し規模が小さく、対応できる地域、業種なども異なってくるようでございま
す。いずれにいたしましても、現時点で地方公共団体でのPPSの導入は比較的大規模
な自治体において導入されている状況であり、今後、研究してまいりたいと考えており
ます。
以上でございます。
消 防 長
それでは、④の「名神高速道路の核燃料輸送の実態(町内を通る回数、核物質
の内容)並びに核燃料輸送事故発生時における住民の放射能汚染対策及び放射線測定機
器等の装備について」、ご答弁を申し上げます。
初めに、「名神高速道路の核燃料輸送の実態」でございますが、核燃料を輸送する際
は、「原子炉等規制法」で輸送経路を管轄する都道府県公安委員会に届出が必要となり
ますが、輸送の安全確保の観点から、町内を通過する回数や内容については非公開とな
っており、管轄消防本部には情報は提供されないことから、本町といたしましても把握
はいたしておりません。
次に、「核燃料輸送事故発生時における住民の放射能汚染対策について」でございま
すが、本町管内において核燃料輸送事故が発生した場合、「放射性物質の輸送時事故等
における消防活動要領」に基づき活動をすることになっております。活動内容は、放射
性物質活動資器材を装備した隊員による収容物の特定や測定器による検出活動を行うと
ともに、人命の救助及び付近住民の避難を優先し、活動を行ってまいります。
また本町の「放射線測定機器等の装備について」でございますが、現在、放射線測定
器としてGMサーベイメーター2台、警報付きポケット線量計7台、簡易防護服 10 着・
化学防護服7着、空気呼吸器 24 台・防塵マスク 12 個を装備いたしております。
以上でございます。
平野議員
ご答弁をいただきました。再質問します。
保育所と学校給食の食材について、暫定規制値以下だから安全というんですか、規制
値以上のものは流通していないということをおっしゃっておりますけども、本来ならば、
法律で決められているのは年間1ミリシーベルトまで、被曝限度は1ミリシーベルトま
でということになっているんですね。それで、この暫定規制値、例えば野菜で言ったら
2000 ベクレルまでということになっておりますけれど、2000 ベクレルの葉物野菜を1年
間食べ続けるだけで 17 ミリシーベルトの被曝になるということで、大きく想定を越える
ということになります。そういう意味では、決して規制値以下だから安全だということ
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はないということです。特に毎日飲む牛乳ですね。これについては、やはりメーカーで
放射能測定をしていただきたい、メーカーなり取り扱いのところで放射能測定をしてい
ただきたい。そういったものを、ちゃんと公表していただきたいと思います。それから、
食材の産地をホームページで公表していただきたいと思いますけど、いかがですか。
民生部長
牛乳についてでございますけれども、牛乳協会によりますと、産地でもメーカ
ーでも、そのような検査ということは行っていないということで伺っています。国が検
査して問題があった場合のみ公表されるということですので、現在まで、どこの牛乳を
検査したのかもわかっていないという実情がございます。牛乳協会では、国からの指示
があり次第、速やかに実施するということについては聞き及んでおります。
私のほうからは、以上でございます。
教育次長
学校給食におきましても、牛乳につきましては財団法人大阪府学校給食会のほ
うで一括購入をしている状況でございまして、検査はされていないということを確認し
ておりますが、今後、そういうご意見といいますか、全国的にもいろいろと関東地方で
も食材の検査等もされている状況もありますので、今後、状況を見守りつつ、そういっ
た対応も必要になってくるのかも知れませんが、現時点ではそういう検査がされてない
ということでございますので、そういった要望があるということにつきましては、財団
法人大阪府学校給食会のほうにも伝えていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
平野議員
子どもは、より大人よりも放射線の影響を受けるということですので、微量で
もやはり摂取したら良くないということの認識を持って、やはり安全安心な給食を提供
するという使命を持っておられる行政については、そこをきっちりとしていただきたい
と思います。放射能測定をするよう、再度、そうしたら学校給食会のほうに申し入れて
ください。これは要望しておきます。
食材の産地をホームページで公表してくださいということについては、お答えがあり
ませんでしたので、後でお答えをいただきたいと思います。
それから、核燃料輸送事故に対する対応という、特に測定器などの装備、昨日、わざ
わざ持ってきていただきまして、見せていただきました。ありがとうございました。特
に輸送情報を通知していただくことによって、より迅速な対応が取れるというふうに思
いますので、ぜひとも消防庁への働きかけをお願いしたいと思います。これも要望して
おきます。
最後に尋ねました、いわゆるPPSとの契約ですね。大規模な市しかしてないとおっ
しゃっておりますけど、大規模な市、立川市でもね、それぞれの施設ごとの契約をして
おりますので、例えば清掃工場では年間 3,170 万円、2009 年度で電気使用料があります。
ですから、やはり2割、3割、軽減させるということは大きく行革に寄与しますのでね。
施設ごとに契約は可能だということですので、ぜひとも、研究だけじゃなくて検討して
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いただきたい。再度、お尋ねします。
民生部長
食材の産地ということで、保育所について述べさせていただきます。
野菜につきましては、見積もりをもらう時点で、こちらから品目、量のみを書いた用
紙に産地を記載していただいています。現時点では、近畿、九州、中国、四国産のもの
がほとんどでございます。米につきましては、山形県産のはえぬきという銘柄を使用い
たしております。それから魚につきましては、契約時に魚ごと産地を指定して契約単価
をしていております。ほとんどが国産ということです。牛乳につきましては、北海道、
近畿、中国、四国、九州であり、東北地方のものは現在納入していないという状況でご
ざいます。
以上でございます。
教育次長
学校給食の食材の産地につきましては、先ほどご答弁でも申し上げましたよう
に、非常に全国各地からということでございまして、どのような公表の仕方があるのか、
また日々食材も変わってまいりますので、その辺は今後、検討したいというふうに考え
ております。
以上でございます。
総務部長
PPSについてのお尋ねでございますが、立川市役所、あるいは大阪府庁に電
話をして問い合わせをいたしました。
立川市におかれましては、今年度から小・中学校が 30 施設、健康福祉センター、保育
所、図書館などが 22 施設。そして競輪場ですね、昨年度から実施した競輪場を加えて
53 施設で実施をされているということでございまして、担当の方にお話を聞きましたと
ころ、やはりPPSに変更して電気料金が節約できた、入札の結果によって節約ができ
たというふうには聞いておりますが、一定のスケールが必要であるということをお聞き
いたしておりますし、大阪府におきましても担当者のお話では、ある程度のスケールが
ないと競争にはならないでしょうね、というようなご意見もいただいておりますので、
本町のこの使用量がPPSにはまってくるのかどうかという部分も含めまして、今後研
究をしていきたいと思っておりますし、今お示しをした立川市、大阪府以外にもPPS
を導入している自治体はあると思いますので、そういった事例も十分検討してまいりた
いと思っております。
以上でございます。
岡田議長
残り時間が少ないですので、まとめていただけますか。
平野議員
石橋克彦さんという神戸大学の地震学の名誉教授が、参議院の行政監視委員会
で言われております。議員から浜岡原発の次にリスクの高い原発を問われ……(質問時
間終了のベル音)……、若狭湾一帯と答えておられます。若狭湾一帯が原発震災の可能
性があるということです。ぜひとも私達は、わがまちのこととして取り組みたいと思っ
ております。町にも、よろしく要望したいと思います……(再度のベル音)……。
- 50 -
岡田議長
以上で、平野議員の一般質問を終わります。
暫時休憩いたします。
(午後2時 20 分~午後2時 30 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
引き続き、外村議員の発言を許します。
外村議員(質問者席へ)
それでは通告書に従いまして、質問させていただきます。3点
ございます。順番にやっていきます。
まず1点目、「高槻市との広域行政勉強会での中間報告及び今後の進め方について」
去る 11 日の中間報告会には、雨にもかかわらず 100 名を越える住民の参加があり、そ
の関心の高さを物語るもので、率直に言って開催されたことは良かったと、一定の評価
をしております。
質問タイムでは約 10 人──どうも実際は8人だそうですが──の方が質問やら意見
を述べられて、大方は中間報告とは言え、何故に広域行政勉強会がいきなり最後のむす
びのところで「合併が重要と認識」ということに繋がるのか、飛躍し過ぎているのでは
ないかというような内容が主であったと思います。町長自身、そのことに関し再三、「合
併ありきではありませんから、誤解のないように」と答弁されていました。誤解がない
ようにと、再三の言い訳をしなければならない勉強会のあり方そのものに問題があると
私は思っております。大いに反省するとともに、今後の進め方に活かしていただきたい
と思います。
そこで、質問します。
一つ目.まず最初に、町長は今回の説明会を終えて、どのような感想を持たれました
でしょうか。
②番目.当勉強会は、引き続き今年も継続するとのことですが、いつまで続けられる
おつもりか。また、本勉強会のゴール、目標達成とは具体的にどのような状況を想定さ
れているのか、伺いたい。
③点目.本町にとって、この勉強会の第1の目的は、「喫緊の課題」と位置づけたし
尿処理の事務委託実現であったはずです。ところが、肝心のそのワーキンググループで
は、具体的な交渉は何一つ進んでいません。今後、相手に対し、どのような交渉をされ
るおつもりか、具体的な戦術をお聞かせいただきたい。
④点目.高槻市においては、本年4月、市長も議会の構成も変わりました。改選後、
どのような交渉をされているのか。今年もすでにもう6月の下旬、今年の勉強会スケジ
ュールはどうなっているのか、お伺いしたい。
以上です。
川口町長
それでは外村議員の一般質問につきまして、ご答弁申し上げます。
まず、1点目の「高槻市との広域行政勉強会の中間報告及び今後の進め方について」、
- 51 -
①の「今回の説明会を終えての感想について」、ご答弁申し上げます。
まず最初にお断りをしておきますが、私、再三「言い訳」はしたわけではございませ
んので、中間報告に書いていることを申し上げただけで、言い訳しているわけでは決し
てございませんので、それこそ誤解のないように、よろしくお願いいたします。
6月 11 日に実施させていただきました「高槻市・島本町広域行政勉強会中間報告説明
会」には多くの住民の方のご参加をいただき、熱心に説明を聞いていただきました。ま
た、その後貴重なご意見を頂戴いたしました。今回の住民の皆様のご意見を真摯に受け
とめ、今後とも的確な行財政運営に努めてまいりたいと考えております。
中間報告にありますように、現在、健全財政の高槻市ではありますが、将来を展望す
ると、本町と同様に今後の財政運営が厳しくなることが見込まれていること、また高槻
市におけるし尿処理施設が老朽化していることが中間報告として示されたことなど、両
市町ともに共通した課題があるものと確認できたものと考えております。従いまして、
今後とも引き続き広域行政勉強会におきまして、両市町の将来を見据えた広域連携や合
併のあり方などについて議論をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
総合政策部長
続きまして、②点目の「本勉強会について、いつまで続けるのか、また勉
強会のゴール(目標達成でございますが)、具体的にはどういう状況を想定しているの
か」とのお尋ねでございます。
中間報告書でお示しをさせていただきましたとおり、現在、両市町におきましては、
すでに多くの分野で事業連携や協力体制を進めておりますが、両市町とも、今後の財政
収支見通しにおいてはさらなる財政の健全化が求められている、このように認識をいた
しております。従いまして、今後におきましても、両市町の連携によるより一層の広域
行政の取り組みが求められているものと認識をいたしております。従いまして、今後と
も継続的に協議・検討を続けることが重要でありますことから、現時点でのゴールがい
つなのか、ご答弁を申し上げられる状況ではございませんので、ご理解を賜りたく存じ
ます。
次に、③点目の「し尿処理ワーキンググループでの取り組みについて」のお尋ねでご
ざいます。
中間報告書においても記載をさせていただいておりますとおり、高槻市・島本町広域
行政勉強会に設置されておりますワーキンググループのうち、島本町し尿処理課題ワー
キンググループにつきましては、これまで2回開催をいたしております。第1回目のワ
ーキングにつきましては、本町から、島本町衛生化学処理場の設備及び年間施設管理費
の状況、高槻市の地元住民の皆様からのご要望、また、町内の中間処理施設の協議状況、
今後の処理量の見通しなどについて説明し、意見交換を行ったところでございます。な
お、第2回目のワーキングにつきましては高槻市から、高槻市唐崎クリーンセンターの
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設備及び処理の状況、現状の課題などに関する説明があり、意見交換などを行ったとこ
ろでございます。
概要につきましては、今回の中間報告書でまとめさせていただいておりますとおり、
両市町の施設の老朽化に伴いまして、施設を更新しなければならない時期にありますこ
とから、できる限り早期に一定の結論を見出すことが必要であると考えております。
次に、④点目の「高槻市長及び市議会議員の改選後の対応と、今後の勉強会のスケジ
ュールについて」のお尋ねでございます。
高槻市におかれましては、新たな市長のもとで、新たなまちづくりがスタートされま
したが、本町といたしましては、これまでの基本方針に基づき、引き続き広域行政の実
現を目指し、高槻市との協議を進めてまいりたいと考えております。なお、現時点での
具体的なスケジュールにつきましては決定をいたしておりません。ご理解を賜りたく存
じます。
以上でございます。
外村議員
ご答弁、ありがとうございました。
私は昨年来、この勉強会の再開にあたって、「合併の論議も含めて」と要綱に入れた
ことによって、これはもう進まない、何回も申し上げてきました。もう一度、訊きます。
この「合併の論議も含めて」という文言を追加しなければならなかった背景と、これは
どちらから申し上げられたのか、もう一回、確認したいです。
総合政策部長 「合併の議論」も含めたということでございますが、これにつきましては、
広域連携の形といたしましては広域行政、そしてもう一つの形としては市町村合併、そ
ういうふうな形態がございます。今回、広域行政を推進する中で、将来の両市町の姿を
いろいろ想定する中で、一定合併の議論も含めた、そういう議論が必要である。こうい
ったことから「合併の議論を」というふうな文言を追加したわけでございますが、先ほ
ども申し上げましたとおり、当面は喫緊する課題についての対応、これが第一義的に進
めていくべき本町としての課題であるというふうに認識いたしておりますので、そうい
った視点で、今後とも勉強会を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
外村議員
「合併の議論を含めて」という文言を入れなきゃならなかったというのは、ど
うも高槻市のほうからの要請だというふうに理解しております。
それで、私はもともと、この広域行政というのには、広域行政と合併とは次元の違う
ものだというふうに理解しておりました。それを盛んに言いましたところ、違うものを
一緒に論じるから進まないんだというふうに思ってたんですけども、3月議会でも総合
政策部長から、今もご答弁あったように、広域行政には広域連携と合併の二つがあると
いうふうにご答弁されました。そこで私は3月の議会でも一般質問で、それなら中間報
告──まだ、あの時点で出てませんでした──には、必ず広域連携した場合の財政効果
- 53 -
と合併した場合の財政効果、二つは出してくださいね、という話をしました。そしたら、
概ねそれはわかりましたというような内容でした。
しかし、結果的には合併だけの財政効果、しかも極めてラフで根拠の薄いものを示し
て、いきなり合併、合併効果が 20 億と出されてきました。私は非常に不満でした。なぜ、
広域連携をした場合の財政効果が出せなかったのか。お答えください。
総合政策部長
今回の勉強会におきましては、広域行政による財政効果、また合併による
財政効果、そういったことについて協議を進めておったわけでございますが、まず、広
域行政につきましては全国でどういった分野で、どういった連携がされているのか、そ
ういったことを検証するといいますか、勉強する必要がございますので、そういった内
容についてお示しをさせていただきました。例えば介護保険の事務ですとか、戸籍住民
基本台帳の共同処理、それとか学校給食、消防の広域化、そして清掃関係で住民生活に
直結するごみの問題、し尿の問題、そういった広域による共同処理、それの効果額とい
うことで、これは全国平均ではお示しをさせていただいております。
仮に、これを本町に当てはめますと、1人当たりの歳出額といいますか、コストの比
較をさせていただいておりますが、これを仮に本町に当てはめますと人口3万人という
ことになりますと、介護保険の事務では1人当たり 457 円の差が出ておる。これに対し
て3万人を乗じた数値、すなわち 1,371 万円というふうな形になりますが、そういった
一定の財政効果が見込まれる。これはあくまでも全国平均でございますが、そういった
業務が全国で広域的に進められておる。そういったことを、まずお示しをさせていただ
いたところでございます。
それと、あと合併効果額、これも非常に粗い試算といいますか、ラフな案になってお
ります。試算では5億円から 20 億円というふうな形で、非常に幅のある効果額となって
おりますが、これにつきましても、いろんな歳入歳出の条件がございますが、そういっ
た詳細な条件を設定する状況ではございませんので、いろんなパターンを想定しますと、
最低では約5億円、最大では約 20 億円というような効果額が見込まれる。これは非常に
粗い試算でございますが、こういった結果をお示しさせていただいた。こういった状況
でございます。
以上でございます。
岡田議長
申しわけございません。暫時、ちょっと休憩させていただいていいですか。10
分間、休憩をお願いいたします。
(午後2時 43 分~午後2時 47 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
外村議員の発言を続行いたします。
外村議員
ご答弁いただきましたけども、やはり高槻市と島本町という具体的な2自治体
で広域連携をやろうということをしている勉強会なんで、全国平均だとか、もちろん、
- 54 -
それも大事でしょうけども、当然、中間報告となれば、島本町と高槻市でやった場合ど
ういうようになるかというのは出せないはずがないわけです。ましてや、33 ページの「共
同処理による効果」、これは勉強会の席上でも出てました。なんで、こんな中核都市の
平均だとか町村平均、よほど難しいことをやって、これだったら高槻市の場合と島本町
の場合を比べたら、もっとわかりやすくていいということになるんですけど、これは誰
しもが思った疑問でした。これに対しては、それ以上の質問者に対して答えはなかった
んですけど、ほんとに私は奇異に感じております。
そして、し尿処理が最大の喫緊の課題だと言い続けたのにも関わらず、2回しかされ
なかった。それも5月にして、ずっとその間何もしないで 12 月まで放っとかれた。一体
なぜ2回しかできなかったのか。それを何が阻害したのか、教えてください。
総合政策部長
し尿処理のワーキングでございますが、ご指摘のとおり2回の開催となっ
ております。その間にワーキングと並行いたしまして、両市町の財政収支見通しについ
ての集計、これのいろんな基礎データの収集ですとか今後の集計の見込み方、これにつ
いて、すでに過日の議会でもご説明申し上げましたが、それぞれの立場で意見が若干相
違しておった部分がございました。それの協議を進めながら進めておったというふうな
こともございまして、それと並行した形でのし尿ワーキングということで、どちらかと
いいますと、そちらのほうにも一定時間を要したということで、結果的に2回しか開催
ができなかったということでございます。
以上でございます。
外村議員
ということは、このワーキング四つありますけども、どれ一つとして並行して
できなかった、そういう体制になっていたんでしょうか。
総合政策部長
勉強会の下部組織で四つのワーキングを設置いたしておりますが、これは
いずれにしても並行して進めていくものではございますが、どちらかと言いますと、行
財政の収支見通しに議論が集中をしておったということで、ワーキングのほうが、お示
しのとおりの開催状況であるといったことでございます。
以上でございます。
外村議員
いずれにしましても今年もやるということで、そしたらゴールはと訊いたら、
ゴールも見えない。しかし、今の島本町の東上牧にある衛生化学処理場は、明日、故障
してもおかしくないというふうに現場の人がおっしゃっているし、都市環境部の方もお
っしゃってます。そんな状態なのに、事務委託のゴールさえ見えない。そんな状況で、
一体どういうふうにお考えなのか。喫緊の、明日故障してもおかしくないということに
対してどう考えておられるのか、お聞かせください。
総合政策部長
勉強会の目標達成、ゴールといいますか、これについては、今後も引き続
いていろんな広域連携の形態について議論していくということでございます。ただ、そ
のし尿処理、本町の衛生化学処理場でございますが、これについては老朽化しているの
- 55 -
は事実でございますので、これについては一定の段階で方向性を見出す必要がある、こ
のように考えております。
以上でございます。
外村議員
わかりました。実は、この勉強会がいかに合併するための勉強会であるかとい
うことを物語っているものがございます。ここに、今年の2月4日に開かれた高槻市に
おける地方分権推進特別委員会の記録がございます。ここでは、いろんな委員の方が発
言されていますが、概ね高槻市サイドの思いやスタンスが伝わってまいります。
主な発言を要約しますと、「し尿処理はあくまでもそれぞれの自治体の自己責任で処
理すべきものである」、こういう認識で高槻のほうは考えております。二つ目、「合併
が条件とまでは言わないまでも、今回は島本町のほうから合併の論議も含めて協議した
いと言ってきたのだから、その用意はあったはずだ。今さら数字の問題などでどやこや
言われても迷惑な話である」、これは奥本市長が発言されてます。さらには「最大の問
題は島本町のスタンスがはっきりしないことである。今後もこの勉強会を進めていくと
いうのなら、島本町の首長のスタンスをきっちりと確認したうえでないと続ける意味が
ない」、こういうふうにも言っている委員もございます。さらには「平成 15 年の合併に
対する町民へのアンケートのときもそうだったが、今回も島本町民に対する説明責任が
あまりにもなされていないのではないかと思っている。このことをはっきりさせないと、
高槻市にとっても、この勉強会はマイナスになる」、こういうふうに発言されています。
このことに対して、これは、この勉強会の責任者である町長、どうお考えでしょうか。
川口町長
今、引用された部分、どの部分が奥本市長の発言で、どの部分が議員さんの発
言かがよくわかりませんので、その要点録につきましては私も読んでおります。島本町
のスタンスというのは当初から変わっておりませんで、広域行政のお願いをする、あわ
せて合併の議論もさせていただくという、そういうスタンスは変わっておりませんので、
そういうことでございます。
以上でございます。
外村議員
答弁はそういう答弁としまして、島本町としては合併の話も含めて広域行政や
るというなら、相手がそういうふうに考えている以上、まず島本町民の意向を明確にし
なさい、向こうはそう思っているわけです。それをしないで、こういうダラダラと結論
の出ない勉強会を進めるというのは、私は非常に時間の無駄だと思っております。これ
はほんとに今年も続けるというならば、ぜひ、その辺をきっちり整理してから、この会
に臨むべきやと思いますし、むしろ、はっきりと合併ではなくし尿処理の事務委託であ
る。現実には比較したら、島本町ではキロリットル当たり3万1千円、向こうはキロリ
ットル当たり7千円、これだけの差がある。これだけの差があることを、しかも量的に
も圧倒的に違うところを、これはほんとに事務委託に値する交渉だと思っておりますが、
このことになぜ高槻市が耳も貸さないのか。これは私ははっきり言うて、こういうこと
- 56 -
の議論すらしてないんではないかと思ってます。具体的に、そのような議論はされてま
せんよね。なぜ、こんなことができないのか、私は理解できません。もう一度、お答え
ください。
総合政策部長
今回の勉強会の位置付けでございますが、これは過日の説明会でも町長の
ほうからございましたとおり、合併ありきで進めているものではございません。
そして、処理量についてのそれぞれのコスト比較でございますが、ご指摘のとおり、
それなりのスケールメリットが高槻市さんのほうでは当然あるわけでございますので、
小規模自治体と比べますと、そういう意味では非常にコストがかかっておるというのが
現状でございます。そういった中で、より効率的な行財政運営を進める必要があるとい
った視点で、今回、高槻市さんのほうに事務委託というふうな形でお願いをしたわけで
ございますので、まだ、その結論といいますか、今後も引き続いて協議を進めるという
ことでございますので、精力的に、今後とも勉強会の中で議論をしてまいりたいという
ふうに考えております。
以上でございます。
外村議員
先ほどの町長の答弁で、この地方分権特別委員会の議事録を見ているとおっし
ゃいますけども、私の言っていることが、そっくり信じられないという、信用できない
というようなニュアンスでおっしゃったんで、私、これを読みます……(川口町長・自
席から「そういうことは言っていません」と発言)……。そうですか。じゃ、この中で
究極のことをおっしゃっている宮口市長公室理事がおっしゃっている、これは大阪府か
ら来た人らしいんですけど。「このし尿処理が大変だから何とかして欲しいという申し
出がある中で、このように自分のところで建設するという前提でのシミュレーションを
出されていることにつきましては、正直、理解に苦しむところでございます」。これは
財政シミュレーションの中で、本町が事務委託をお願いしているにもかかわらず、自分
とこで建設した場合幾らだという建設費を、そこに盛り込んでいるということに対して
の発言であります。「正直、理解に苦しむところでございますが、中間報告では、この
あたりについてどうなんだということは一体どっちなのか。先ほど、ある委員の質問に
もありましたけど、どういうスタンスでこの勉強会に臨んでおられのかということは再
度確認して、それを踏まえて中間報告をまとめていきたいと思っております」と、おっ
しゃっておられます。
しかも、さらに「結局、島本町としては合併しなくとも大丈夫だ、自前でずっとがん
ばっていきますということを主張されているのに、この勉強会をされるというのはいか
がなものか。ちょっと整理したうえで、中間報告をまとめていきたいと思っております」
というふうに、中間報告をまとめる前におっしゃっているわけですけども、現実に、中
間報告ではそんな細かい、どろどろしたことはされてません。現実にしかし、高槻市側
では、こういう島本町側のスタンスを懐疑的に見ておられるということでありますから、
- 57 -
私は、今年も進めるといったって、その辺の懐疑をきれいに整理しない限り進まないと
思っておりますので、よろしくお願いします。
時間もございませんので、この高槻市との勉強会につきましては、引き続き質問して
まいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして2点目、「本町の財政状況と中長期財政収支見通しに関する住民説明会を
実施すべき」。
先日の広域行政勉強会の中間報告説明会でも、詰まるところは、本町の財政状況がど
うなのかという点に多くの方の関心があったように思う。要するに、合併しないとやっ
ていけないほど悪いのか、そうでもないのかを見極めたいというのが本音であるとする
ならば、あの説明会だけでは不十分であります。説明会を実施するのが目的ではなく、
現状を正しく理解してもらうことが大切なのであります。
実際、この間配られました「ことしの予算」、この資料(冊子を示して)につきまし
ても、何人かの方から問い合わせが来ております。要するに、町財政の将来見通しや借
金の実態が知りたいという声は多うございます。行政に対する関心も高まっています。
今、この気運を逃すことなく、第2弾の詳細な説明会を実施して理解を得ることが必要
と考えています。昨年制定したばかりの「まちづくり基本条例」の基本精神でもある住
民との情報の共有、住民との信頼関係に基づき対話を重ねたまちづくりを進める、この
原則を実践するように、実のある説明会を計画していただきたい。
例えば、四つある地域住民委員会区域ごとにそれぞれ出向いて、こぢんまりとしたア
ットホームな形で、徹底して住民の疑問や質問に答える説明会を実施されてはいかがで
しょうか。お願いします。
川口町長
私、先ほど申し上げましたのは、外村議員の発言といいますか、それが信用で
きないとか、そういうふうなことを申し上げているわけではございません。どの部分が
奥本市長が発言された内容で、どの部分がどなたかが発言された部分かがわからないと
いうふうな意味で申し上げたわけでございます。
それと、「財政収支見通し」にし尿の中間処理施設の建設費用を盛り込んでいるとい
うふうな、そういうふうなご指摘でございますけど、私は財政には、「財政収支見通し」
は厳しく見てもらうようにいつもお願いしてますし、甘い財政収支なんかを出されると、
それこそ信用できないということでございますので、よろしくお願いいたします。
総合政策部長
それでは2点目の、「本町の財政状況と中長期財政収支見通し」に関する
お尋ねでございます。
過日の6月 11 日に実施をいたしました「高槻市・島本町広域行政勉強会中間報告に関
する住民説明会」におきましては、多くの住民の皆様にご参加をいただき、貴重なご意
見をいただいたところでございます。また本年度につきましては、新たな試みといたし
まして、「ことしの予算」の冊子を作成いたしまして全戸配布させていただきましたが、
- 58 -
住民の皆様方からは、わかりやすく、いつでも見られる冊子として、一定の評価をいた
だいております。
今後につきましては、より経費節減を図るため、町のホームページや広報など既存の
媒体による創意工夫をくわえまして、今後とも住民の皆様への情報提供をさせていただ
きたいというふうに考えております。従いまして、ご提案の個別の説明会につきまして
は、現在のところ予定をいたしておりません。
以上でございます。
外村議員
ご答弁、ありがとうございました。
先ほどの町長の話ですね。私、ちょっと言葉が間違っていた、すみません。いずれに
しましても、誰がどういう発言をしたかというのであれば、この議事録を町長も当然入
手されていると思いますので、よくご覧になっていただけたらと思いますので、そうい
うふうに申し上げます。
それで説明会、個別にやってくれというのはなぜかと言いますと、11 日の説明会で説
明された詳しい資料がございますね。これは 31 ページ、個別事業を積み上げた場合の
31 年度までの資料が出されて、
これは 100 人近い方がお持ち帰りされているわけですね。
当然、ホームページ見られている方は、もっと見られていると思います。この表のいわ
ゆる見通しというのは、あくまでも島本町と高槻市が勉強会で摺り合わせした数字だと
いうことで私は理解しております。
では、これが本当の姿なのかと。私は長期収支見通しというのは、非常に視点によっ
て変わるというのはわかりますけども、実は昨年の9月に、私達の議会に出された「第
5次行財政改革プラン」の中の収支見通しがございます。これによりますと──これは
27 年度までしかないんですけども、私はこの昨年9月に出されたほうが真の姿に近いの
ではないかと思っておりますので、そういった意味でいくと、先日来られた町民の方は、
少なくとも真の姿を見てない。真の姿というのは非常に難しいんですけど。
いずれにしましても、そういうこともあって、私はこの高槻市・島本町広域行政勉強
会版の資料ではなくて、やはり島本町独自の収支見通しで説明会をするべきではないか
というのが、私の大きな論拠であります。その点については、いかがでしょうか。
総合政策部長
今回の勉強会で中間報告としてまとめたものにつきましては、31 ページ及
び 30 ページにもまとめておりますが、これはいろんな試算の形がございまして、決まっ
たものはございませんが、例えば本町の場合ですと、今後の個々の事業を積み上げた場
合の収支見通し、そして一つの見方としては過去の実績として、経費の実績を平均値と
して見た場合、こういったいろんな推計の仕方があると思います。
今、ご指摘をいただきました昨年の9月にお示しをさせていただいたものにつきまし
ては、これは第4次の「行財政改革プラン」を踏まえて新たに策定をいたしました第5
次の「行財政改革プラン」、この中にも本町の普通会計ベースの中長期の収支見通し。
- 59 -
それと、今回の第5次の行革プランを実施した場合の収支見通し、この二つの収支の見
通しについて記載をいたしております。これについては、勉強会のほうについては第5
次のプランについては、その内容を含んでおりませんので、最新といいますか、一定、
収支見通しについてはローリングをしながら見直しをしていく必要があるというふうに
考えております。今回、第5次のプランを本年4月に公表させていただきました。その
中には、平成 27 年度までの本町の財政収支見通しということで、第5次の「行財政改革
プラン」を実施した場合の収支の見通し、歳入歳出の状況についてお示しをしておりま
すので、これが最新の本町の財政収支見通しである、このようにご認識をいただければ
というふうに考えております。
以上でございます。
外村議員
ご答弁、ありがとうございました。
先ほど私が申し上げましたし、今、総合政策部長もおっしゃったように、昨年9月の
やつが正しいんだ、最新のデータなんだということであれば、この昨年9月のデータの
ほうが、より島本町の財政状況がいいというふうになっておりますので、私はなおさら、
町民に安心感を与えるためにも説明会をするべきだ……(「勘違いをしている」と呼ぶ
者あり)……と思っております。
議長、何か外からおっしゃってますけど。そういうことで、ぜひ、私は説明会を実施
すべきだというのを重ねてお願いします。まして、島本町というのは小さな町で、コン
パクトで、非常に説明会もしやすい。島本町ならではのことだということで、私は説明
会をやるべきだというのは、再三、行政の説明責任を遂行するうえでもやるべきだと思
っておりますので、ひとつ、引き続き、この点については要求をし続けてまいりますの
で、よろしくお願いします。
続きまして、3点目の質問に入ります。
「福祉ふれあいバスの運用見直しについて、その後の検討状況を問う」
本件に関しましては、3月の議会でも見直しをお願いしました。また、民生部所管の
ふれあいバスと、教育委員会所管の幼稚園バスを有機的に一体運用すれば、さらに効率
的かつより良いサービスができるのではないかというふうに期待しております。そのこ
とは申し上げました。また、このことにつきましては住民委員会からも提言されていま
すが、その後、このふれあいバスに関しましては、もう何年も前から検討されています。
一体、いつ頃結論を出されるのか。具体的な「その後の検討状況とタイムスケジュー
ル」を教えてください。
民生部長
それでは、3点目の「福祉ふれあいバスの運行見直しについての検討状況」に
関するお尋ねにつきまして、ご答弁申し上げます。
福祉ふれあいバスにつきましては、ふれあいセンター2階に設置しております年長者
福祉センターを利用者される方々の巡回バスとしての位置づけ、住民の利便性の向上を
- 60 -
図ることを目的に運行しており、現在は1日6便、町内を無料で巡回しておる状況でご
ざいます。福祉ふれあいバスのあり方等につきましては、本年3月の定例会等におきま
しても多くのご質問やご指摘をいただきました。本年度から、さらに具体的な調査・検
討を行っているところでございます。
まず、本年4月に「島本町福祉ふれあいバス対象者拡大等プロジェクトチーム」を設
置いたしました。本プロジェクトチームは、現行の福祉ふれあいバスの対象者の拡大等
に関する事項やその他の関連する事業につきまして、庁内の関係部局で横断的に検討す
る場として設置させていただいたものでございます。プロジェクトチームのメンバーに
つきましては、福祉保健課、政策推進課、総務課、都市整備課の職員で構成しており、
現在まで2回の会議を開催したところでございます。これまでの会議では、福祉ふれあ
いバスの経緯や現状等について、まず共通認識を図ったうえで、今後の福祉ふれあいバ
スの運行等のあり方について、幅広い視点から検討を進めているところでございます。
なお、今後の予定につきましては、来年度の予算を作成いたします時期を一定の目安
として取りまとめてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。また、ご意見をいただいております幼稚園バスの活用に
つきましても、教育関係部局の意見等も聴取しながら、検討を行ってまいりたいという
ふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
以上でございます。
外村議員
ご答弁、ありがとうございました。
プロジェクトチームを立ち上げられたということですけども、再三、過去に3案の案
があってというふうに聞いておりますので、ぜひ、早急に結論を出していただきたい。
総合政策部長に訊きますけども、この福祉ふれあいバスと幼稚園バスを一体的にとい
うことを私、前から申し上げてますし、縦割り行政ではなくて、町としてどうするのか。
例えば幼稚園バスは朝から晩まで動いてないと思います、朝と夕方か知りません。その
辺、よく知りませんけれども、いずれにしてもこれ、年間それぞれレンタル料と委託料
含めて、ふれあいバスも幼稚園バスも約 470 万ぐらいを計上されてます。二つで 940 万
あります。ものすごい額を計上されているわけです。これはぜひ民生部だけのお答えじ
ゃなくて、総合政策部長としての考えと今後の方針、お答えください。
総合政策部長
すいません、先ほどの答弁でございますが、私、ちょっと質問のほうを取
り違えたのか、私の答弁が悪かったのか、先ほどの財政収支見通しでございますが、こ
れは基本的なベースは当然同じものでございます。中長期の財政収支見通しのほうが現
行ベース、今回、第5次のプランを新たに策定しましたので、それについては今回第5
次のプランに載せておりますが、当然、ベースとしては同じものになっておりますので、
その点、ご理解賜りたく存じます。
以上でございます……(「先ほどの答弁は訂正するんですか」と呼ぶ者あり)……答
- 61 -
弁の訂正ということではございませんが、私が質問を取り違えたのか、ちょっとご答弁
が不備であったので、正しくご答弁をさせていただいたということでございます。
それと、ふれあいバスの件でございますが、これにつきましては現在、全庁的な組織
を立ち上げまして、そして今現在のふれあいセンターとの送迎というふうな位置付けに
なっておりますが、これが実態として高齢者の方の社会進出、そういったことにも今現
在不備が生じておるというふうなことも現状として認識をいたしておりますので、そう
いったあり方について抜本的に見直しをする必要があるということで、全庁的な組織を
立ち上げて現在のふれあいバスの運行の形態、そしてどういった課題があるのか、そう
いったことも含めて全庁的に協議検討しておる、そういった状況でございます。
以上でございます。
岡田議長
残り時間が少ないので、まとめていただけますか。
外村議員
先ほどの長期財政収支見通しに関して訂正されたというか、私、ちょっと詳し
く聞いてません。いずれにしても資料が二つあって、私も議会報告等で支持者の方にも
昨年9月のやつで説明したり配ったりしておりますので、ぜひ、そういうことも含めて、
やっぱり先ほども言いましたように島本町民の最大の関心事は、合併だとか合併でない
とか、そんなことじゃなくて、財政がどうなっているんだ、将来はどうなっているんだ、
これが一番関心、知りたいということを思っておられますので、そのことについて説明
会をして欲しい。
特に、私自身よりも他の方もそうですけど、今回の勉強会見てたら、財政は悪くない
じゃないか、しかし合併合併というふうに何か話を持っていこうとしているというんで
あれば、我々が知り得ない、もっと恐ろしい何か負債があるのではないかと思ってしま
う。そういうことも含めて、この小さい島本ですから、説明会を何回もやったって別に
たいして金もかかりません。ぜひ、そういう説明会をやってくれとお願いしているんで、
総合政策部長がちょっと違うとかいう話ありましたけど、それは細かいことであって、
大局的には、要するに最新の島本町の財政の状況が将来にわたってどうなるんか、どう
いう見通しをしているのか、それをお示しするのが大事だと思っておりますので、その
ことについてお願いしております。お答えください。
総合政策部長
財政状況についての現状の認識でございますが、すでにご案内のとおり、
毎年度、赤字が発生しておりまして、その補てんに基金を取り崩して財源に充てておる、
こういった現状がございます。従いまして、その年度の収入でその年度の歳出を賄えな
い、そういった状況でございますので、今後も引き続いて行財政改革を積極的に推進し
ていかなければならない。そういった認識のもとで、事業の選択等も含めて様々な今後
も議論を含めながら、的確な行財政運営を進めてまいりたいというふうな状況でござい
ます。
それと、その他に例えば一般会計、普通会計、特別会計、そういった会計以外に何か、
- 62 -
その他の負債があるのではないかというようなことでございますが、これについては一
切ございません。
以上でございます。
外村議員
いずれにしましても、バスのことにつきましても、ほんとに行政、小さな自治
体でございますので、もうちょっと全庁的な組織を……(質問時間終了のベル音)……
を駆使して、トータル的な財政運営になるように、縦割り行政を廃してやっていただき
たいというお願いをしまして、終わります。
岡田議長
以上で、外村議員の一般質問を終わります。
引き続き、冨永議員の発言を許します。
冨永議員(質問者席へ)
それでは、一般質問を行います。
まず、1点目です。「第四小学校への通学路改修工事の早期完成」を求めます。
前の川嶋議員の質問の中で幾つか答えられている部分が、私の質問の部分の回答とダ
ブっているところもありますけども、とりあえず1項目め、すべて最初の質問書どおり
にさせていただきます。
江川二丁目の町道高浜幹線の通学路改修工事における通学路変更について、登下校時
の安全ボランティア、保護者への理解、協力を得ていますか。変更の理由や安全性、工
事期間等について、説明会などはどうしたのか。
2点目.高浜幹線からの裏門設置は取りやめとなり、横断歩道の位置が変更されてい
ます。現在の状況は以前の横断歩道より、水無瀬寄りと高浜寄りの2ヵ所に分かれてい
ますが、現在の状況では以前より危険性が高いと思われますが、どのように考えていま
すか。
3点目.改修工事の完成予定はいつですか。
以上、お願いします。
都市環境部長
それでは、冨永議員の1点目の「町道高浜幹線の通学路の改修工事の早期
完成を求める」、1つ目からご答弁申し上げます。
町道高浜幹線の通学路の改修工事につきましては、地権者の協力も得られ、歩道設置
に必要な用地取得も完了したことから、早期完成に向け事務を進めているところでござ
います。工事に先立ちまして、整備内容並びに工事期間中における安全対策等の説明会
を順次行っております。第四小学校で校長先生をはじめPTAの役員、安全ボランティ
アへの説明を行っております。また昨日ですが、江川自治会集会所におきまして江川自
治会及び江川児童部等を通じまして、学童世帯を対象に説明会を行っております。なお、
高浜自治会につきましては、6月 24 日に高浜公会堂で説明会を予定させていただいてお
ります。
それから、2点目でございますが、「横断歩道の位置変更についての安全性について」
のご質問でございます。
- 63 -
府営江川住宅方面より淀川堤防、町道高浜7号線を経由し高浜幹線を通行する児童の
安全対策として、既存の横断歩道では集団登校時に待機するスペースが取れないことか
ら、高槻警察署と協議を重ね、待機スペースが確保できる場所へ設置を要望したもので
ございます。横断歩道を設置するには、概ね設置間隔を 100 メーター~150 メーター程
度あけなければならないことから、既存の横断歩道を廃止したものでございます。また、
国道171号方面から来る児童につきましては新たに横断歩道を設置し、学校グランド
に沿って通学していただくことを考えたものでございます。
また、「以前より危険性が高い」とのことですが、以前は三叉路の交差点のため、三
方向の確認をしてから横断しなければなりませんが、新設の横断歩道につきましては左
右の二方向の確認で済むと考えており、以前より安全性が高まったと考えております。
次に、「改修工事の完成予定について」のお尋ねでございますが、工事につきまして
は通学路での施工となることから、夏休み期間中の施工・完了を予定しております。し
かし、一部着手するところがございますので、6月の 16 日から8月 31 日までの工期で
設定させていただいております。従いまして、2学期から、新しく整備されました歩道
等を利用していただく予定でございます。
以上でございます。
(午後3時 20 分
冨永議員
戸田議員退席)
少し細かな点をお訊きします。
横断歩道が変更されたのは、いつでしょうか。
それから今まで、この6月の説明会以前に保護者、住民の皆さんへの周知等は、いつ、
どのようにされてこられましたか。まず、そのことと、それと今までの、本日に至るま
での状況ですね。特に学校側との連絡、お知らせ、そういったものも含めて、経過わか
るものがありましたら、説明願います。
都市環境部長
横断歩道の設置につきましては、基本的に公安委員会が設置するもので、
町としては引けないわけですが、確か3月末に設置されていると記憶しております。
それから、6月の説明会までの関係でございますが、日にち的にはちょっと今、記憶
ございませんが、以前、小学校のほうで校長先生、それからPTAの方に、こういった
工事の経過といいますか、確か4月かそこらぐらいに1回、小学校のほうでさせていた
だいております。それで、そういったことで学校のほうからは通学路が新しく3月末で
できましたので、4月から新しい横断歩道を通るように、学校のほうから児童に対して
配布されているという具合に記憶しております。
以上です。
冨永議員
学校から、新しく歩道ができましたので、そちらを通行してくださいという文
書が保護者に渡りました。これは、そういうふうな文書を出してくださいという形で学
校以外の部署から、教育委員会、もしくは都市環境がそういうふうに連絡をしたのか。
- 64 -
学校が独自でそういうふうに判断をされて、児童に通知されたのか、どちらでしょうか。
(午後3時 24 分
教育次長
戸田議員出席)
教育委員会として把握しておりますのは、学校のほうで判断をいただいて、「学
校だより」のほうで皆さんにお知らせをしたという経緯がございます。
以上でございます。
冨永議員
先ほど午前の質問のときに、新しく横断歩道が設置された。その内容で、そこ
の安全性については、部長の答弁では危険性があると。これは電柱があり、歩行に支障
があると考える、関電に相談し移設の方向だ、このように答えられました。それからも
う一つ、川嶋議員の質問に対して、安全対策として側溝に蓋をし、歩道を確保し、電柱
を移設予定だ、このようにおっしゃってます。これは、安全確保のために側溝に蓋をす
る必要がある、もしくは電柱があって歩行に支障があると考えられたのは、いつ、そう
いうふうに認識されたのでしょうか。それから、関電に相談し、というふうにおっしゃ
いました。相談されたのは、何月何日でしょうか。
それから、二つ横断歩道が新しくなりましたが、横断歩道渡ってから学校に行くまで
の間に、電柱とかガードレールが何ヵ所かあります。それと外側線、道路の両端という
か、両端から少し内側ですけども白線が引いてあります。外側線、この意味は何ですか。
外側線までと電柱の間の距離、何センチありますか。その辺について、お答えください。
都市環境部長
まず、安全性についてでございますが、今回、江川方面のほうからにつき
ましては歩道設置をさせていただくということで、一定、安全が確保できるのではない
かなという具合に考えております。171号線からのほうにつきましても、横断歩道を
設置いたしまして、渡っていただいて、学校のほうを通行することが安全ということで
考えております。その際に、幅的にはちょっと狭小というか、そういうことになってま
すんで、側溝に蓋をして歩道幅を拡げたいということで、少ないよりか広いほうが、や
はり安全である。また、この蓋につきましては、高浜のほうからも一応ちょっと要望い
ただいたりというような感じで、江川地区のほうの安全対策、それから国道側のほうの
安全対策を計画させていただいたものでございます。
それから、電柱等につきましては、大体道路の路肩ぐらいには設置されておりますが、
江川方面からのほうの電柱につきましては1ヵ所ございますが、今度、用地買収をさせ
ていただきましたので、そこについては今の電柱で支障がございませんが、江川方面か
らの電柱につきましては、ちょうど外側線と側溝の間に1本建っておりますので、これ
をやっぱりよけて通りますと、車道のほうに入ってしまうというようなことから、関西
電力さんと協議させていただいて、移設のほうの手続きをさせていただくことによって
安全が確保できるという具合に認識しております。
それで、電柱の移設の時期といいますか、協議なんですが、これははっきりとした日
にちは憶えておりませんが、6月の前半に協議をさせていただいておりまして、6月の
- 65 -
14 日に現地で立会をさせていただいております。
それから道路の外側線なんですが、一応道路管理者が引ける線ということで、道路が
この範囲、この範囲を車が走ってくださいという線と、車に対して誘導的な、この白線
に沿うて走れば、車は道路のところを走るというような意味合いでございます。
以上でございます。
冨永議員
答弁の中にもありましたように、電柱があって、子どもがそこを通るときに外
側線を越えて車道のほうに出てしまう、このようにおっしゃいました。私、何センチか
というふうにお訊きしました。測っておられないんですね。高浜側の電柱から外側線ま
での間は 16 センチです。ガードレール部分は 30 センチです。水無瀬よりの電柱から外
側線までは 34 センチです。そういうところを子どもに通れと、「危険だから気をつけて
ください」ね。
私ね、グチグチと細かいことを訊いているのは、今のやり方について重大な行政の執
行上の欠陥があると思ってるんですよ。それを直して欲しいんですよ、こんなやり方を
ね。安全性に問題があって、だから側溝も造ります、新しい歩道も造ります、それは今
後造ります、ということですよね。つい先日、入札が終わったばかりです。完成は8月
の 31 日とおっしゃいました。3月の段階で横断歩道だけ新しく替えて、子どもにそこを
通りなさい、こういうふうに指示出しているんですよ。教育委員会は、この工事につい
ては直接タッチしておりませんという答弁です、問い合わせしたときにね。
保護者は、学校へ子どもが安全に行ける方法をどうしたらいいのか。役場が指示した
とおりにすれば、より危険性があるということについては、今の部長の答弁でも、それ
はもう認識されたうえでの話で、しかも、これからまだまだ日数がかかるということも
事実ですね。なお、8月の末日までには工事が完成するということですが、2学期、い
つから始まるか、ご存じですか。ちょっと、ご存じかどうか、答弁してください。
都市環境部長
9月1日から始まると聞いております。
以上です。
冨永議員
今、9月1日からという形でおっしゃいましたが、教育委員会として9月1日
までに工事が完了すれば、子どもの通行にとって安全になるというふうに認識されてお
られますか。そのことをお訊きします。
教育次長
工期のほうにつきましては8月末までというふうに聞いておりますが、それ以
前に当然完成をして、9月1日からは安全に通学ができるように、安全ボランティアの
方も含めまして情報を共有して、子ども達の安全な通学に努めたいというふうに考えて
おります。
冨永議員
子どもの通学路を新しくして、安全な通学路にしていきたい。そのために計画
されて、予算も計上された。そのことについてはね、ほんとにきちんとできれば、安全
な通行ができればね、本当に住民の皆さん、保護者の皆さん、安心なんですよ。しかし、
- 66 -
今のやり方では、そんないい加減なバラバラのやり方でして、本当に安全性が保てるの
かどうか。現に新しい歩道、例えば家に近いほう側の歩道を子どもに使うな、安全ボラ
ンティアの人もいない、渡った先に車道に出て通行しなければならない。安全のために
歩道を確保して側溝に蓋をするというて、それもまだできていない。そういった状態で、
そこを通りなさいという指示だけが来ている。こんな危険な状態では子どもを通わせら
れない、こういうふうに親御さんが思っても、それは当然でしょう。
親御さんの気持ちに応えるような、同じお金を使って同じ工事をするんなら、きちっ
とそこを保障するのが行政としての効率的なやり方ではないんでしょうか。同じお金を
出して、同じ工事をして、その順番がずれている。全く感覚からずれています。そのた
めにね、まさに適切な執行をしているかということになると、本当にこれは改善してい
かなければならない、このように思います。
それと、この夏には、例えば四小で言えば特別教室のエアコン設置、普通教室の扇風
機、そういった工事、夏休み中に全部あるんでしょう。学童保育は夏休みの間も開設さ
れていると思いますが、そういった状況での安全確保、それから工事車両、物品などの
動線、こういったものは教育委員会としては、安全確保はできているというふうになっ
ているんでしょうか。ご答弁願います。
教育次長
今、夏休みの第四小学校の工事の件についてご指摘ございましたが、議員もご
承知のように、学校内の工事というのは夏休みに集中をせざるを得ない、そういう状況
があります。その中で当然学童保育室を開設しておりますので、安全対策については、
当然きっちりと対応していきたいというふうに考えておりますし、これがそうすれば夏
休み以外にできるのかと言えば、エアコンの設置を通常の時期にはできませんので、そ
の中で、夏休みという限られた期間の中に集中してしまうという点については、ご理解
を賜りたいと思います。
以上でございます。
都市環境部長
道路の歩道整備につきましても、やはり夏休みでないと、子どもさんが大
勢通られますので、安全ということになりますと夏休みということで、今回、計画させ
ていただいております。
それで学童保育の件も、昨日も江川のほうの児童部のほうと話させていただきました。
学童も学校のほうに行きますけども、工事はどうですかというようなこともありまして、
それについては学童が通学した後で、工事のほうもさせていただくような段取り、今さ
せていただいております。ただ、下校になりますと、それまでにはたぶん終わるかなと
いうようなことも一応配慮させていただいているということで、ご理解賜りたいと思い
ます。
以上です。
冨永議員
側溝の整備、それから電柱の移設、通常はこういうものが終わって、新しく向
- 67 -
こう側に歩道が確保されてから、それから歩道を移設する、横断歩道を移設する、これ
が当たり前じゃないですか。そういうふうにしていただいたら、親御さんはずいぶん安
心するんですよ。
夏休み中に工事が集中する、それは当たり前ですよ、当たり前というか、当然と思っ
ています。その間に、「集中しますから気をつけてくださいね」だけじゃなくて、校内
の安全、通行路の安全について、しっかりと安全確保が予測されてますか、考えられて
ますかということをお訊きしているんですよ。集中しますから気をつけてください、で
はないんです。そういう工事がいっぱい重なって、車や人が大勢出入りする状況になる
のが目に見えている。だからこそ、安全確保の通行ルートはどうなのか、周知はどうな
のか、そういうことも含めて安全が守られるようになっている、親御さんは安心して行
かせることができる、そういう形になっていますか、ということを訊いているんです。
先ほども言いましたように、同じ費用をかけて同じ工事をするんだけれども、そのあ
り方、順番、もしくは保護者の意見やPTAの問題、ボランティアの方、そういった方
としっかり意見を聞いてから、安全性をまず第一番に考えてやっていれば、こんな順番
にはならないはずです。その辺については教育委員会も、都市環境としっかりと連絡、
連携を取って、子どもの安全を守るようなそういった方向性を持っていただきたい、こ
のように思います。
もう1点、この際、工事が終わって安全な通学路、これを確保するまで、確認するま
で、島本町の責任として安全指導、こういった形で人員を確保していただきたい。いか
がでしょうか。
教育次長
子どもの安全確保という点では、今本当に、非常に安全ボランティアの方にお
世話になっております。また、学校の校長先生をはじめ学校関係者の方、PTAの方も
ご協力をいただきながら、そういう対応を取っておりますので、引き続きしばらくの間、
そういった方々にご協力をお願いしていきたいというふうに考えております。
以上です。
冨永議員
ご協力をお願いしたいという形だけじゃなくて、先ほども2ヵ所の横断歩道、
新設された歩道のうち、一つはもう見られない、そういうふうに答弁があったでしょう。
ボランティアの人さえも、そんな手いっぱいで2ヵ所、もともと1ヵ所やったやつが2
ヵ所に増えて、それを全部見なさい、そんなことでは手一杯でできない。そういう危険
な状態にしたのが、やり方の問題でしょう。安全な状況になるまで、しっかりと町の責
任ですべきだと思います。
これは3月の予算の審議のときに、一般会計補正で申し上げた河野議員の発言です。
「第四小学校の通用門設置の減額補正に関わって横断歩道の複数設置ということで、第
四小学校の登下校時の安全対策として、地域、PTA、警察、諸機関と検討され、当初
計画よりも位置を移動されたという説明がありました。これを執行するにあたって、新
- 68 -
年度になり初めて通行する車両などの増加も想定しますと、安全ボランティアさん、学
校教職員まかせにするべきではないと考えています。横断歩道の存在を周知する一定期
間だけでも高槻署への協力要請はもちろんのこと、島本町として学校警備員の増員によ
る配置を、この場所に施すべき、行うべきだと考えて求めておきます」というふうに、
発言されています。そういったことにしっかりと耳を傾けて、二つある横断歩道、どち
らも安全に通行ができるような形、これを至急取っていただきたい。このように希望し
ます。答弁を求めます。
都市環境部長
確かに横断歩道、1ヵ所から2ヵ所になりました。これにつきましては、
既設の横断歩道が児童の溜まりがない、安全が確保できないというようなことから、両
サイド二つに分けさせていただきまして、両方の安全対策を図るという意味合いで警察
とも協議させていただいて、2ヵ所設置させていただきました。この横断歩道につきま
しては、先ほども申し上げましたように公安委員会が協議のもと引いていただいたわけ
なんですが、どこの横断歩道でも、必ずしも安全かということになりますと、これはそ
ればかりではないと思いますが、ただ、やはり安全に通っていただくための歩道という
具合に認識しております。今は、この横断歩道でほんとにボランティアさんが、子ども
の安全ということを気にしていただいて立っていただいているというのは、重々、私ど
もも承知させていただいておりますが、この二つの横断歩道につきましては、当然、学
校と教育委員会とも協議をしていかなければならないと思いますが、そういう意味で、
安全については当然配慮、これからもしていきたいと考えております。
以上でございます。
冨永議員
先ほどから私がいろいろ質疑の中で言いましたことについて、しっかりと認識
しておられないなというふうに思いました。このことについては、また別途、今後追及
する場合もあります。とりあえず、この件については終わります。
第2点目の質問に移ります。「消防署、消防団の充実を」
東北大震災が起こりました。私は5月に陸前高田のほうにお邪魔をし、いろいろな状
況を見、災害支援の一つとして何かお手伝いできることがあればということで、少しだ
けお手伝いさせていただきました。現地の市街地では、悲惨な状況になっておりました。
そういった中で特に消防署、消防団員、こういった方の状況などを少しお聞きしました。
島本町の消防職員、消防団員の人数の現状については問題がないかどうか。3月に発
生した東北大震災の支援要望には、島本町として応えられたのかどうか。
第2点目.東北大震災では、住民の避難活動を進めていた消防職員や消防団員の方が
大勢災害に遭われました。大変痛ましく、残念なことであります。島本町では、町内の
消防活動などのときに、職員、団員が、いろいろな形で被災された場合についての補償
や保険などはどうなっていますか。また、車両や機材についてはどうですか。
とりあえず、この2点をお訊きします。
- 69 -
消 防 長
それでは、2の「消防署、消防団の充実を」について、ご答弁を申し上げます。
○1の「消防職員、消防団員の人数の現状並びに東北大震災の支援について」のご質
問でございますが、本町の消防職員は平 成 2 3 年 4 月 1 日 現 在 で 、条例定数 39 名、実
員 39 名となっております。消防団員は条例定数 138 名、実員が 132 名で、6名の減とな
っております。
また、「消防力の整備指針」に基づく本町の消防職員の基準人員は 77 名、消防団員の
基準人員は 138 名となっており、消防団員数はほぼ充足をいたしておりますが、消防職
員数の充足率は約 51%となっているのが現状でございます。「消防力の整備指針」では、
指針を目標として、地域の実情に即した消防体制を整備することとされております。本
町消防本部の消防力で対応できない災害が発生した場合には、本町消防団の応援体制、
また消防相互応援協定に基づく他市町からの応援を求め、消防活動を行ってまいります。
2点目の東日本大震災では、本町からも緊急消防援助隊大阪府隊として、ポンプ車1
台、延べ8名の職員を3月 11 日から3月 20 日まで岩手県上閉伊郡大槌町に派遣し、行
方不明者の捜索活動等を実施してまいりました。今回の地震災害では、大阪府下すべて
の 33 消防本部から緊急消防援助隊として出動いたしており、本町の消防力からして、最
大限の人的支援ができたものと考えております。派遣をいたしました職員、また残った
職員に対しまして、感謝をしているところでございます。
また、東日本大震災で活動した消防職員・消防団員の補償等についてのご質問でござ
いますが、被災地では 20 名を超える消防職員が、200 名を超える消防団員が死亡・行方
不明となっております。活動中の消防職員が死亡・負傷などした場合には「地方公務員
災害補償法」、消防団員が死亡・負傷などした場合には「消防団員等公務災害補償条例」
に基づき補償が行われます。また、緊急消防援助隊の出動車両及び機材などの損傷費用
などにつきましては、「消防組織法」に規定する「緊急消防援助隊に関する政令」に基
づき、国から支給されることとなっております。
以上でございます。
冨永議員
ポンプ車1台ということで、派遣された。
先ほどの答弁の中で、総務省消防庁が出しております「消防力の整備指針」、これに
基づきますと、充足率は 51%だということになっています。この指針については目標と
いう形になってますから、この数でなければならないということにはなっておりません
が、それでも一応目標としてはそれを追求し、現在の状況から見て、少しでも充足率の
パーセンテージを上げることが必要だと思います。そういった形で言えば、今後の定員
増加などの見通しについては、どのようになっておりますでしょうか。
それから、私、陸前高田のほうも消防署を見ました。消防署自体も被災されて、離れ
たところには消防団の赤い車両がクチャクチャになった状態で、瓦礫置き場に置かれて
おりました。他にもあちこちで、そういった役場の車両なんかも置かれておりました。
- 70 -
そういった中で日々活動をされている、このように考えてます。
島本町では広域的な消防体制、以前に、かなり前になりますけど、質問したことがあ
ります。北摂他の市と比較して、例えば高槻市や他の町と比較して……。
岡田議長
残り時間がほとんどございませんので。
冨永議員
島本町の状況はどうでしょうか。
消 防 長
まず初めに、消防職員の充足率についてのご質問でございますが、基本的には
現在保有している消防力を維持することが最優先というふうに考えております。確かに
議員おっしゃるように、災害状況も大規模多様化してきている昨今でございますので、
少しでも充足率を上げたいというのは本音でございますが、町の財政状況等、総合的に
勘案しまして、現在の消防力を維持することに最善を尽くしていきたいというふうに考
えているところでございます。
また消防団員につきましては、地域密着性、また要因動員力、即時対応力に優れた地
域防災時の要となる組織でございますので、こちらのほうは今後とも人員の確保に努め
てまいりたいというふうに考えております。
次に、「消防の広域化」のご質問でございますけれども、平成 20 年3月に策定をされ
ました「大阪府消防広域化推進計画」に基づき、これまで各市町村で検討が行われてま
いりました。本町が含まれております北ブロック、北摂7市3町による広域化の実現に
つきましては大変厳しい状況でございます。現在、北ブロックでは消防・救急無線のデ
ジタル化への移行に向けまして、平成 28 年度に迫ってきておりますことから、デジタル
無線の共同整備、あるいは通信指令の共同化等、連携体制の強化に取り組む方向で検討
が行われているのが現状でございます。
以上でございます。
冨永議員
最近、消防などの新しい機械、また新しい技術、こういったものが必要になっ
てきています。職員の方の訓練、また有給休暇、こういったこともあわせて……(質問
時間終了のベル音)……取得するような体制を作ることを勘案しながら、体制を作って
いく必要がある、このように指針のほうでもなっております。今後とも体制強化のため
に努力を、よろしくお願い申し上げます。
以上で、終わります。
消 防 長
おっしゃるとおり火災・救急出動件数、また災害現場状況、あるいは事務量を
勘案しまして、人事担当部局と調整を図り、適切な職員数の確保に努めてまいりたいと
いうふうに考えております。
以上でございます。
岡田議長
以上で、冨永議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
(午後3時 56 分~午後4時 15 分まで休憩)
- 71 -
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
引き続き、戸田議員の発言を許します。
戸田議員(質問者席へ)
る島本町
質問させていただきます。「もっと文化を!
歴史・文化の薫
玄関駅の個性を活かして」と題しまして、質問いたします。
「JR島本駅周辺のまちづくり」
1)駅に隣接する土地の有効性を、「住宅開発」や大学立地で活かすのか。新たな価値
観、時代のニーズに応えて、住民の福祉に供する「景観」を重視して活かすのか。この
重要な選択は地権者の皆さん個々人の問題だけにとどまらず、島本町としての政策その
ものではありませんか。
総合政策部長
それでは戸田議員の一般質問につきまして、ご答弁を申し上げます。
まず1点目の、「もっと文化を!
歴史・文化の薫る島本町」に関するお尋ねのうち、
「JR島本駅周辺のまちづくりについて」のお尋ねでございます。
まず、1)の「景観について」のご質問でございますが、本年4月に設立されましたJ
R島本駅西地区まちづくり協議会におきまして、現在、当該地区のあり方について協議
を進めていただいております。JR島本駅周辺のまちづくりにつきましては、今後の町
のイメージを変える重要な選択であることは十分認識をいたしており、地権者と地域住
民の代表の皆様で構成されておりますまちづくり協議会におきまして検討していかなけ
ればならないものと考えております。その中で、景観をはじめとする様々な議論を踏ま
え、本町としてのまちづくりの方向性を決定してまいりたいと考えております。
以上でございます。
戸田議員
協議会で検討されることを何も否定するわけではございませんが、これは全町
的な課題であるということを、まず申し上げたいです。
新駅設置に際しましては、JRは新たな乗降客による収益を当然期待されていたと思
います。町としても、JR新駅を誘致する時点では、西側を開発する投資的効果を一定
算定しておられたと思います。しかし、実際には西側地区のあり方は後の判断、つまり、
今現在にゆだねられ、地権者を対象としたまちづくり勉強会において、土地区画整理を
組合施行で行うという前提のもとに協議会へと発展しました。18 日に行われた第1回ま
ちづくり協議会では、奈良の学校法人西大和学園が当該地域での4年制大学新設を希望
されていると公表され、検討するという方向性で合意されました。
二つ目の質問です。
町民に愛され、地域住民に親しまれている駅前の農空間を失うことになる事業推進に
は、地権者、周辺住民の皆さんのみならず、広く町民の意向を的確に把握しておく必要
があります。そのプロセスを欠いているのではありませんか。
総合政策部長
まず、西地区の今後の開発についてでございますが、先ほどの組合施行と
いうことの前提というふうなお尋ねがございましたが、これはまだ決定したものではご
- 72 -
ざいません。
それと、今後「広く住民の意向を把握する必要がある」とのお尋ねでございます。
まちづくり協議会の会員には、地権者のみならず地元の自治会や住民委員会、また地
区の福祉委員会の代表の皆様が参画をされております。また事業の実施にあたりまして
は、都市計画上の手続きのプロセスや住民説明会、その他の住民の意見を的確に把握し
たうえで、その後はじめて行えるものであると、このように認識をいたしております。
ご理解を賜りたく存じます。
以上でございます。
戸田議員
ご答弁によりますと、「住民の意向を把握する」というふうにお答えいただき
ました。これは「第四次総合計画」にも記載されている文言です。
さて、名神高速道路との距離が、新たな市街地としての拡がりを期待できるほどに十
分ではないこと。住宅地に転用するとなると、地区内の道路・下水道整備などに多額の
公共投資を要すること。あるいは桜井の踏切、青葉地区に繋がるマンボ、それから高槻
方面へJR高架をくぐっての西国街道のロードアクセス、いずれもアクセスの悪さが懸
念され、商業圏としての活用は当該地では望みがたく、町としては投資に見合う効果が
得られないと判断されたのではないかと、私は考えております。よって、公共団体施行
による土地区画整理は行わないと判断された、そういうふうに考えているわけです。そ
うして、まちづくり勉強会で基本構想を作成することによって、今回のようなケースに
対応できるよう保留区域設定を実現された。こういうプロセスであったと思います。
大学立地を受け入れるということを検討するにあたり、地学連携、産学連携などをど
のように進めたいのか、まちづくりに大学の知的財産をどのように活用するのかなど、
島本町としてのビジョンを明確にする必要があると思います。いかがですか。
総合政策部長
まず、当該地区のあり方でございますが、公共団体の施行、また先ほど組
合施行というようなお話もございましたが、これは全くまだ決定したものでも何でもご
ざいません。これから協議会において議論をしていただく予定をいたしております。
それと、今回の大学立地のお話でございますが、今、産官学の連携、こういったこと
が非常に求められている、そういった認識でおるわけでございますが、知的財産の共有
など地域貢献によりますメリット、これが町にとってどのような形でメリットがあるの
か、そういったことも総合的に判断をする必要があるというふうに考えております。ま
た地域と言いますか、本町のイメージアップ、そして地域の振興といいますか、賑わい
づくり、こういったことも含めた総合的な判断が必要である、このように認識をいたし
ております。
以上でございます。
戸田議員
ご答弁いただいたような内容は、地権者ではなく、町として検討するものと私
は思っております。
- 73 -
町は、島本町は協議会と法人の間に立つメッセンジャーであってはいけません。主体
性を持って、全町的視点、多角的視点で、法人に対峙する立場であられます。地学連携
などについて事前に大学側との意思統一を図り、開発の中身を精査し、知り得た情報を
住民と共有する。そのうえで、民意を的確に把握する必要があります。
今一度、お尋ねします。今後、どのように検討を進めるのか、具体的にお示しくださ
い。
総合政策部長
今後の進め方でございますが、これにつきましては6月の 18 日の説明会で
も申し上げましたが、まず地権者の皆さん方の合意形成、これが必要でございますので、
そういった前提のもとに、その立地について具体的な協議を進めていく。そういうこと
が必要になってまいりますので、そういったプロセスといいますか、手続きをしっかり
踏まえて、今後の当該地区のあり方について議論をしてまいりたい、このように考えて
おります。
以上でございます。
戸田議員
私はね、私立大学全般に関する最近の動向調査と研究、あるいは、この当法人
側にあらゆる情報公開を求める姿勢を町に求めます。ただ印象だけ、学校である、教育
機関であるという印象だけで賛成することはできないのです、判断することはできない。
学校法人から打診があってから、すでに数ヵ月。この辺りの動向、調査研究を十分に
されていますか。これは高校の進学実績、ブランド力とは全く別の問題です。いかがで
すか。
総合政策部長
まず、学校法人からの打診についてでございますが、これは当該学校法人
のみではなく、その他の企業さんからも、町内で例えば立地をするとした場合の候補地
等についてのお尋ねを複数いただいております。そういった中で、今回、特に学校法人
につきましては島本駅の西側地区というふうな形で打診がございましたので、これにつ
いて、まず地権者への情報提供ということで6月 18 日、第1回目のまちづくり協議会で
情報提供させていただいたところでございます。そして、その中で今、様々な形で地権
者の皆さん方が検討されておるというふうに考えておりますので、そういった地権者の
皆さん方のご意向を十分踏まえたうえで、今後、町として学校法人に例えばお伝えする
ことについては、しっかりお伝えをしていきたい、このように考えております。
以上でございます。
戸田議員
論点が全く噛み合っていない。協議会における議論、検討、結論と、町の検討
とは、自ずとその中身が異なります。
私は、西大和学園法人についてお訊きしています。ここの高校の特別編入の偏差値は
74、名門東大寺学園高校に次ぐ超難関進学校です、奈良の。ということは、生徒の多く
が京大、東大、超難関校大学への進学を目指しており、ここ島本町にできるかも知れな
い大学に、自校生徒が入学するとは思えません。少子化で、多くの大学が生徒募集に苦
- 74 -
戦しています。中でも看護系4年制大学は、ザッと調べただけで滋賀、京都、大阪府内
だけで 19 校もありました。定員割れを起こしている、経営に苦戦しているという内情も
聞いております。
地権者に、まちづくりの柱となる政策の判断を迫るのではなく、町の責任において判
断しなければならないということなんです。いかがですか。
総合政策部長
当該学校法人につきましては、今、ご指摘のありましたとおり、全国屈指
の進学校でございますが、それはそれとして、本町に立地した場合の将来の姿といいま
すか、地区のあり方について、今後十分検討していく必要がありますが、現在の短大の
生徒数につきましても法人側としては非常に自信を持っておられる、そういった状況で
ございます。学力もさることながら、生徒数の確保についても一定自信を持って学校運
営ができる、そういうふうな判断のもとに、今、具体的な形で立地場所も含めて検討さ
れておるというふうなことでございますので、具体的な内容については、今後、まちづ
くり協議会の中で協議を進めていくことになるというふうに認識をいたしております。
以上でございます。
戸田議員
はたして、大学立地が自治体に幸運をもたらす時代なのか。私は週末、本当に
多くの方に意見を求めてみました。
町民の方は、基本的に多くの方が現在の環境の保全を望んでおられます。しかし、こ
の先何かが建つのであれば、大学はより望ましいかも知れないというご意見は、少なか
らずありました。しかし、新設大学の運営にたいする不安は強く、民から民への転売に
なれば町は介入できないのではないか、土地は売却せず借地がよい、というご意見をい
ただいたりしました。大学が来れば潤うというのは幻想と思ったほうがいい、というの
が大学関係者並びに多くの開発事業を手がけてこられた方のご指摘でした。
立地実現に関しては、これらの不安要素を取り除くだけの調査研究、情報の公開をし
なければならないということになります。いかがでしょうか。
総合政策部長
まずは、その土地の形態でございますが、これは今後どういった形になる
かわかりません。大学のほうで買い取りをされるのか、また借地というふうな形でされ
るのか、これはもう地権者それぞれの皆様方の考え方によるところでございますので、
町としてご答弁申し上げる内容ではないというふうに考えております。
それと、大学の設置に伴いまして、一定、地域への貢献度といいますか、潤う、どれ
だけの形で経済効果があるのかというふうなことも含めて総合的な判断が必要になって
こようかと思いますが、町として入手した情報については、できるだけ住民の皆さん方
に公開をして、そして協議会においては、その具体的な内容について今後協議をしてい
ただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
初めのボタンを掛け違えると、地域に突然出現した箱物施設となるんです。大
- 75 -
学と地域、学生と周辺住民が良好な関係、活発なコミュニケーションを持つことが将来
にわたって難しくなってしまう可能性があるということを認識されていますか。
総合政策部長
この問題に限らず、いろんな物事を進めるうえで、最初のボタンの掛け違
え、これが非常に後々に尾を引いていく、こういった事例はたくさんございますので、
そういったことには十分留意して進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
私は今、山崎地区に住んでいますが、過去にね、町内でも学生のマナーの悪さ
や騒音に悩まされ、周辺住民の方が学校側に通学路の迂回を強く求めたという事例がご
ざいました。他にも、例えばJR沿線草津市では、市をあげて立命館大学を誘致された
そうです。大学と地域、学生と周辺住民の関係が非常に良好で、自治体とのコミュニケ
ーションも友好的であると聞き及んでいます。しかしながら一方で、大学側の計画によ
り立地が実現したある自治体では、関西屈指の有名大学のブランド力を歓迎したものの、
自治体との関係は決して良好とは言えないそうです。
学校法人となれば、税収に大きなメリットは期待できない。駅に隣接していることで、
通学定期のある学生は高槻、京都、大阪の中心街に流れると私は予想します。だからこ
そ地学連携、産学連携、あるいは大学の知的財産をどのように我々のまちづくりに活用
できるのか。どういった開かれた施設になるのか、大学が町に何を期待しておられるの
か、ここが成功の鍵になります。
しかし、協議会で繰り返し述べられたのは、平成 26 年の開校希望で時間的に余裕がな
く、早急に意思決定が必要というようなことでした。交渉の発端から町に主体性がなさ
過ぎることが、私の不安要素です。時間的余裕がなければ、情報公開、要望の集約など、
丁寧な事前準備がとうてい望めないのではないかと心配しています。いかがでしょうか。
総合政策部長
まず、学生、生徒のマナーの悪いということが懸念されるのではないかと
いうふうなことで、結果的に嫌悪施設になるのではないかというふうな趣旨のお尋ねだ
と思いますが、この大学、いろんな形の大学がございますが、当該法人につきましては
決してそのようなことはないというふうに考えておりますし、大学側といたしましても、
地域の皆さん方との共存といいますか、自治体との連携、そういったことが当然必要で
ある、そういう基本的な認識はあるというふうに今まで私、お話をしておって、十分そ
れは感じております。そして、地域周辺とのよりよい関係を築き、そしてそこで共に生
きていく。そこに住むわけでございますので、ともに共存していく、そういった関係が
必要であるというふうに考えておりますし、そのようになるように願っておるところで
ございます。
また、産学連携のまちづくりということで、学校法人のほうは平成 26 年に開学という
ふうなことで希望されております。これは学校側の希望でございまして、これからいろ
んな、先ほど申し上げた都市計画上の手続きやプロセスが必要になってまいりますので、
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そういったことも踏まえて、今後、町としては町としての行政側としての手続きを進め
ていく。そして地権者の皆さん方は、これから自分の土地の今後のあり方について検討
されていく。そういったことになるというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
当該法人の評判云々と申し上げているのではないのです。実際に通っている高
校生、それからその保護者の方、そして塾で進路指導にあたられた経験のある方、様々
な方に聞きまして、評判が大変良いというのは私は認識しております。けれども、立地
を受け入れるにあたって、そのプロセスを欠いてはボタンの掛け違いが起こりますよ、
ということを申し上げているのです。
さて、田園風景と北摂の山並みがホームから眺められる極めて貴重な当該地区には、
後鳥羽上皇が愛された庭園都市としての歴史的価値があると言われています。私は戦略
的に、大阪・京都間で他に例を見ない鉄道駅として育て、東側が背負う昭和の歴史とと
もに将来に伝承する。稲作という日本文化が周辺の景観と溶け合う利点を生かし、広場
型の文化の殿堂と位置付ける、これが理想という思いは今なお変わりません。
大学であれ住宅であれ、一度壊してしまった農地は二度と戻らない。しかし、町が大
学立地の希望を受け入れるか検討することさえも認めないという姿勢は取りません。調
査研究、情報公開という過程で、議論が十分であれば、その過程で民意が熟成し、総合
的に良い判断ができると信じているからです。
これを受けまして、今一度お訊きします。今後、住民の皆さんの民意をすくうために、
どのようなプロセスを踏もうと、現時点でお考えでしょうか。
総合政策部長
今後の大学の立地につきましては、協議会で一定の方向性が示されるとい
うふうに考えておりますが、行政側として、その立地にあたってのプロセス、これは非
常に重要であるということは、もう深く認識をいたしておりますので、そういった視点
で今後とも取り組んでまいりたいというふうに考えております。
住民の民意につきましても、具体的に都市計画の手続きを進めるうえで住民説明会、
こういったことも必要になってまいりますので、そういうプロセスも十分踏まえながら
進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
次に移ります。「阪急水無瀬駅周辺のまちづくり」です。
商店街の空洞化が長期化しています。水無瀬駅周辺、島本駅までの商業圏を対象にし
た勉強会、まちづくり勉強会を設置、支援する必要があると考えますが、町の見解をお
聞かせください。
総合政策部長
「阪急水無瀬駅周辺のまちづくりについて」でございます。
今般、大型店舗やコンビニエンスストアなどの増加に伴いまして、多くの住民の皆様
のライフスタイルや購入スタイルが変化をした結果、商店街の空洞化が目立っておりま
- 77 -
して、これらのことにつきましては、本町に限らず多くの自治体が抱える課題であると
認識をいたしております。
当該地区をはじめとした中心市街地の総合的な商業振興につきましては、本町といた
しましても商工会をはじめとする関係機関との連携を図り、そして、まちの玄関口とし
て魅力的な場所になりますよう、その方策について引き続き検討してまいりたいという
ふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
町税の増収を考えるならば、財源を理由に様々な開発を正当化する前に、まず
は商店街の衰退を抑制し、空き店舗を友好的に活用することが最優先されて良いのでは
ありませんか。
総合政策部長
町税の税収については、直接的な税収の増、そして間接的な、経済効果に
よります税収の増、そういった様々な増加要因が考えられると思っておりますので、そ
ういったことも含めて全般的な、商業振興も含めた税収の増に繋がるような施策につい
て、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
高齢化が深刻なのは、農家や農地だけではありません。個人商店の担い手不足、
後継者不足も深刻なんです。いざというとき、災害が起こったときには、町民に物資を
供給する機能も商店街には求められます。「地域商店街活性化法」に込められた意図は、
単なる商業の活性化ではなく、地域コミュニティーの再構築です。
時間がありませんので、お尋ねします。この「地域商店街活性化法」で、国は商店街
での人材育成を自らの責務であると明記しています。国の支援している全国商店街支援
センターの活用を提言します。専門家の派遣による技術的な指導なくて、この空洞化の
問題は解決しないのではないでしょうか。町の見解をお尋ねします。
総合政策部長
商業振興については、先ほど申し上げましたが、多くの自治体の課題とし
て様々な取り組みがなされております。そういった中で国のほうでも、そういう例えば
人材育成の一つの支援、そういったことも進められておりますし、町としてもいろんな
形が考えられますので、特にJR島本駅、そして阪急水無瀬駅、これは本町の二つの玄
関口でございますので、そこにおきます商業振興について、今後とも積極的な施策につ
いて取り組んでまいりたい、このように考えております。
以上でございます。
戸田議員
このまま自助、共助に任せておけば、負の連鎖が進み、町の玄関駅として厳し
い状況になると思います。
「山崎駅周辺」に移ります。
一つ目.山崎は日本ウイスキー発祥の地、ジャパニーズウイスキーの聖地です。イギ
リスの世界的な酒類コンペティションにて、サントリーが同時受賞された名誉ある二つ
- 78 -
の賞をお示しください。
二つ目.JR山崎駅から谷崎潤一郎『芦刈』ゆかりの店といわれる飲食店までの街道
の歴史を掘りおこし、観光に重要な町の玄関口として位置付け、景観に配慮した道路整
備を行う必要があると考えています。町の見解をお聞かせください。
総合政策部長
「JR山崎駅周辺のまちづくりについて」でございます。
昨年の 11 月、サントリー酒類株式会社は「アイコンズ オブ ウイスキー 2010」(世
界部門)というコンペティションで、著しく貢献したウイスキーメーカーに与えられる
「ウイスキー ディスティラー オブ ザ イヤー」を日本企業として初めて受賞されまし
た。また、世界的な酒類コンペティション「第 15 回インターナショナル・スピリッツ・
チャレンジ 2010」において、サントリーシングルモルトウイスキーの「山崎 1984」が「シ
ュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞され、国内だけでなく世界に認められた
企業であると、このように認識をいたしております。
また、「JR山崎駅から谷崎潤一郎の『芦刈』ゆかりの西国街道」についてのお尋ね
でございます。
JR山崎駅から西国街道に面した店舗や街並みは、当時の宿場町の面影を残しており、
本町の歴史を物語る地域でもあります。このため、西国街道を中心に景観に配慮した道
路整備の必要性についても認識をいたしており、「総合計画」に位置付けております景
観に関する基本計画の策定をめざした取り組みを進めてまいりたいというふうに考えて
おります。また、地元のサントリー山崎蒸溜所との連携を図るなど、一体となった魅力
ある地域づくりを推進し、島本町のセールスポイントとして全国に発信できますよう、
今後とも検討をしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
実は、サントリー蒸留所は世界的ブランドである京都の名声を活かし、「京都
の南西、天王山麓の山崎」としておられます。これに習い、府境という特長を活かし、
京都からの入り口として、この周辺の魅力を創造することができます。
阪急水無瀬駅周辺、それから、商業施設を中心とした秩序ある活性化、山崎周辺の歴
史・観光的まちづくり、さらには島本駅西側の景観的まちづくりを全町的に考え、三つ
の玄関口の個性を活かすことができれば、本町には無限の可能性があると思えてなりま
せん。
二つ目の「減災のための『やさしい日本語』活動」に移ります。
避難勧告マニュアルを本年度作成されます。避難勧告の伝達法において、弘前大学社
会言語学研究室の「やさしい日本語活動」を活かしていただきたいとして、質問します。
現在、島本町に住んでおられる外国人の数と、主な国籍をお示しください。
もう一つ、避難勧告マニュアルにおいて、災害時の呼びかけに「やさしい日本語」の
視点が必要と考えますが、いかがですか。
- 79 -
総務部長
それでは、2点目の「減災のための『やさしい日本語』活動」について、ご答
弁申し上げます。
まず 1)点目の、町内に在住しておられる外国人の方々の人数と主な国籍についででご
ざいます。
本年5月末日現在の人数ではございますが、172 人となっており、主な国籍は、韓国、
中国、アメリカ、フィリピン、ブラジル、タイ等となっております。
続きまして、2)点目の「災害時の避難勧告、アナウンスによる呼びかけにやさしい日
本語の視点が必要」についてでございます。
「やさしい日本語」とは、阪神淡路大震災を契機に、災害情報を「迅速に」「正確に」、
そして「簡潔に」、外国人被災者に伝えるため提案された、言うなれば普段使用してい
る日本語よりもやさしく、外国人の方々にも分かりやすい日本語のことで、外国人に限
らず高齢の方や子ども等にも、提供したい情報をより正しく理解していただくのに有効
であるものと認識いたしております。つきましては、特に災害時における情報提供や避
難誘導を行う必要がある場合には、「やさしい日本語」の視点を取り入れることを検討
してまいりたいと考えております。
以上でございます。
戸田議員
多くの外国の方にとって、「余震」「厳重」「断水」、これらは初めて耳にさ
れる言葉だと思います。災害の時間帯によっては、下校時の子ども達が避難勧告の町内
放送を1人で聞くということもあり得ます。防災・減災は、まちづくりの根幹をなすも
のです。地域の事情に即した成果品を収めていただけるよう、よろしくお願いいたしま
す。
三つ目の質問、「広域行政勉強会・中間報告の成果を問う」です。三つ、まとめてお
尋ねします。
1)「勉強会のあり方について」。中間報告に示された内容については、あらかじめ独
自に調査研究を行い、内部で十分に検討してから、高槻市との交渉に臨むべきではなか
ったか。
2)「事務の共同処理効果について」。高槻、島本、それぞれの実数で比較することは
技術的に可能であり、また理論的にそうすべきでした。勉強会で両市町の実数で試算さ
れたうえで、中核都市の平均値と島本町の類似団体の平均値での比較を報告することを
選択されたのですか。
三つ目.「し尿処理の課題について」。互いに老朽化している施設の更新について、
両市町で一定の協議が始められているのですか。報告にあるように、課題整理に至った
のみで未だ全く進捗していないのか、府の協力は望めるのか。し尿処理課題ワーキング
の現状と展望をお示しください。
岡田議長
本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
- 80 -
総合政策部長
それでは、まず 1)点目の「勉強会のあり方について」でございます。
高槻市・島本町広域行政勉強会につきましては、具体的な作業内容について調査・検
討を行うため、四つのワーキンググループを設置し、協議を重ねてきたところでござい
ます。ご指摘の「独自の調査・研究」につきましては、それぞれの項目にかかる詳細な
データは少なく、また担当者による現状の課題についての考え方や、さらには将来にお
ける推計の見込み方など、協議・検討するためには、まず両市町のデータの収集が必要
となるものでございます。今回お示しいたしました中間報告につきましては、高槻市・
島本町広域行政勉強会において基礎データをベースに、現状の財政状況の分析などを両
市町が協議・検討した結果を公表させていただいたものでございます。
なお、この勉強会は調査・検討を目的としたものであり、「交渉」することを目的と
するものではございませんので、ご理解賜りたく存じます。
次に、2点目の「事務の共同処理効果について」でございます。
中間報告書の事務の共同処理効果につきましては、平成 20 年度の全国ベース歳出額に
より算定させていただいたものでございます。広域連携につきましては、説明会におき
ましてもご説明させていただきましたとおり、市町村にとりまして、今後、人口減少・
高齢化が進行していく中で、限られた人員や財源といった行政資源を効率的に活用する
ために非常に重要な手段であると、このように考えております。そのため、まず全国ベ
ースでどういった取り組みをしているのか、客観的な判断ができますよう、全国ベース
における共同処理の状況と、その効果について、記載をさせていただいたものでござい
ます。
ご指摘の「実数」とのことでございますが、し尿処理施設の場合ですと、高槻市と本
町の施設はそれぞれ老朽化しておりますが、その老朽化の度合いによりまして、年度ご
との補修費は大きく変動いたします。従いまして、客観的な比較をするためには、老朽
化によりそれぞれの年度におきます臨時的な支出を含む決算数値よりも、一般的な施設
管理の状況で、お互いの処理費用を単純比較できる方が望ましいのではないか、このよ
うに考えております。
次に、3)点目の「し尿処理課題について」でございます。
今回の中間報告書におきましては、両市町の「し尿処理施設の現状と課題」について、
整理させていただいたものでございます。ご指摘のとおり、島本町だけでなく高槻市の
施設につきましても老朽化による施設の更新が必要となっておりますことから、本町と
いたしましても、今後とも大阪府の助言をいただきながら、広域連携のあり方について
検討をしてまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
戸田議員
まとめて、ご答弁いただきました。
「高槻市唐崎クリーンセンターの老朽化が著しいとわかったことが、勉強会の一つの
- 81 -
成果」という発言が、住民説明会でありました。町長発言でした。
私は、これに驚愕しております。先に調査研究・検討しておれば、施設更新を共同で
広域に行うための検討会を持ちたい、あるいは地域計画を広域で作成したいという提案
ができたのではないですか。
総合政策部長
今回の勉強会におきましては、様々な行政、事業連携のあり方について議
論していく中で、新たに、先ほどもありましたが、高槻市のクリーンセンターにおきま
しても老朽化しておるといったことについて、勉強会の中で新たに認識をした。そうい
った事実もございますので、これにつきましては本町の施設の老朽化とともに、今後、
一定施設の改修が必要になってまいるわけでございますので、そのあり方についても、
今後勉強会で協議をしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
施設更新が、どちらもやがて必要です。広域でするならば、施設更新のイニシ
ャルコスト、ランニングコストの負担、町として周辺住民に誠実に対応し、将来にわた
って信頼関係を築く努力を島本町自らがする、応分の負担を申し出る。今後のワーキン
グはここから始める必要があると思います。いかがですか。
総合政策部長
今後の広域行政を考えるうえで、両市町の信頼関係、これはもう当然、大
前提になるものでございますので、そういった認識のもとに、今後の広域連携のあり方
について議論をしていく、そのように認識をいたしております。
以上でございます。
戸田議員
共同処理の効果額についてです。何らかの意図が働いて、平均値での公表を選
択されたと私は考えています。
自ら、総務省のホームページから拾った数字で試算してみました。学校給食について
は4%の削減効果、ないに等しい。ごみ・し尿については予想どおり 36%、6,473 円の
削減効果。中間報告の 14%と乖離しています。救急を含む消防についてはマイナス 96、
効果なし。さすがにマイナス効果はまずいと思われたのではありませんか。共同効果を
少なく見せる、あるいは多く見せる意図が働き、その必要があったのではないですか。
総合政策部長
今回の中間報告によります事務の共同処理によります効果額でございます
が、これは先ほども申し上げましたが、あくまでも全国平均の状況、そしてコスト比較
は一般的な中核市平均と町村の平均というふうな形で出させていただいたものでござい
ますので、純粋に総務省のいわゆるデータをもとに比較可能な項目について、代表的な
項目について試算をしたものでございますので、それがそのまま当てはまるかどうか。
それは自治体それぞれによって様々な処理の形態がございますので、それによってコス
トも当然変わってまいりますが、今回の中間報告ではあくまでも全国平均の状況と、そ
の効果額について検証した結果をお知らせした、そういったことでございます。
以上でございます。
- 82 -
戸田議員
杜撰かつ意図的な、こういった数字のトリックを使った中間報告を出される前
に、島本町が島本町としてどのようなまちづくりをしたいのか、将来的にどういうビジ
ョンでやっていくのか。そういったことが見えないということが、私は一番の問題だと
思っております。
以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
(「答弁、いいのか」「ちゃんと答えて」と呼ぶものあり)
総合政策部長
いろいろ、今回の中間報告書についてのご意見はあろうかと思いますが、
これについては高槻市と本町で、今後の広域連携のあり方について率直に意見交換をし
て、そして中間報告書として取りまとめたものでございますので、本町については当然、
本町としての将来のあり方、姿、そういったことも十分視野に入れた形での報告書とし
て作成をしたというふうに考えておりますので、特に意図的にどうこう、数値を表した
ということは一切ございませんので、その点についてはご理解賜りたいと存じます。
以上でございます。
川口町長
この中間報告は、島本町と高槻市が共同でまとめたものでございますので、「杜
撰で意図的である」というのは、高槻市さんにとってははなはだ心外であるのではない
かな。当然、本町にとっても心外でございますけれども、あまり、そういったことを議
会でご発言されるのはいかがなものかなと思います。
以上でございます。
岡田議長
以上で、戸田議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
(午後4時 58 分~午後5時 10 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
引き続き、河野議員の発言を許します。
河野議員(質問者席へ)
日本共産党、河野恵子です。皆さん、長時間、大変ご苦労様で
す。一般質問を行わせていただきます。
まず、質問通告としましては大きな4点をあげております。すべて読ませていただき
ますので、ご答弁をお願いいたします。
1点です。「高齢者を泣かせる行革、救済・代替策なき 10 月実施は見直し撤回を」と
求めます。
①点目です。行革の中でも、「タクシー利用助成制度(移送サービス)」の改定(改
悪)は要介護高齢者を分断する大改悪であり、今からでも見直し、撤回すべきと考えて
おります。本制度から除外される要介護1、要支援1・2の介護認定を受けた高齢者に
対して、島本町としては救済策、そして代替策として何を用意しておられますか。答弁
を求めます。
次に、ふれあいセンターの利用団体に対する「減額免除制度」について、問います。
- 83 -
10 月から全額・半額の実施に分かれることについて、当該団体への説明は極めて不十
分です。6月 15 日の広報しまもとによりまして、島本町は説明責任を果たしたかのよう
に考えていると思われますが、相当数の団体が、年度の活動を見通すべき総会開催の時
期をとうに過ぎており、構成員からの問いかけにも説明できないまま会費や参加費の値
上げを余儀なくされる、個々人の参加に支障困難をきたすなどの事態が起こっているこ
とは十分に推察できます。個々の疑問に答える認定団体への説明会の開催はいつでしょ
うか。また、全額減免の基準は、誰にでもわかるような明文化、そしてQ&Aの作成な
どにより、関係する職員は熟知されていますか。答弁を求めます。
2点目です。「駅前行政サービスコーナーの早期設置」を求めます。
2005 年度肉付け予算審議の際、提案者の町長自ら取り下げられました駅前行政サービ
スコーナー設置について、水無瀬駅前の町有地の活用など、他の手法、場所などの案が
議会でも議論されてきました。現時点での、水無瀬駅前での実施についての検討状況を
お示しください。
3番目です。「人権文化センターなどの公正な使用と充実」を求めます。
①.部落解放同盟島本支部への事務所占用許可について、この議場で何度も質してき
ました。2011 年度に向けまして、当該団体から占用許可申請が提出されなかったことに
より事実上の撤退に至ったこと、空いた部屋は4月から2ヵ所目の相談室として整備さ
れ、公共施設の公正な運営に一歩を記したと私は伺っています。この点に間違いはあり
ませんか。答弁を求めます。
②.ふれあいバスを福祉施設循環バスとして位置付け、すでに福祉事務所分室のある
やまぶき園はもちろん、人権文化センターにも以前から求めてまいりました福祉事務所
の分室設置等により、ふれあいバスの利用目的と発着点として規定し、水無瀬川左岸、
国道171号線で隔たれた地域や、高齢者の利用を認めることができないかというのが
私の暫定措置であり、提案です。島本町としての見解を求めます。
4点目です。「中学校給食の実施」を求めます。
2011 年度当初予算の会派大綱質疑におきまして、中学校給食の検討を求めました。し
かし島本町においては、先日、広報でも発表されていました「第5次行財政改革プラン」
として、中学校ではスクールランチ・デリバリー方式を示されております。そのうえで、
先日の大阪府による市町村の意見照会にはすでに意見を提出済みと聞いておりますが、
島本町としての中学校給食実施の検討内容、今後の予定をお示しください。
民生部長
それでは私のほうから、1点目の①、そして3点目の②につきまして、ご答弁
申し上げます。
まず、1点目の①「島本町移送サービス助成事業の見直し」に関するお尋ねにつきま
して、ご答弁申し上げます。
島本町移送サービス助成事業につきましては、重度の障害者や高齢、その他の事情に
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より、在宅生活を営むうえで日常生活圏域の移動及び家庭において移送が困難な方に対
して移送サービスを提供し、福祉の向上を図ることを目的として事業を実施いたしてお
ります。現行の利用対象者につきましては、①身体障害者手帳1・2級の交付を受けて
いる方、②65 歳以上の高齢者で、介護認定後、要支援及び要介護と判定された方、③療
育手帳Aの交付を受けている方、④精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けている方、
⑤町長が特に必要があると認めた方となっております。
本事業につきましては、本年 10 月から利用対象者を一部変更するとともに利用回数を
増加するものでございます。この考え方といたしましては、まず、当該事業内容につき
まして、近隣他市町との比較・検討を行っておるところでございます。また利用対象者
を比較いたしますと、障害者の方の対象者要件が障害者手帳1級及び2級、療育手帳A、
精神障害者保健福祉手帳1級の重度障害者の方々を対象としているのに対し、高齢者に
つきましては要介護・要支援の認定を受けておられるすべての方々を対象としており、
障害者と高齢者によって身体状態等に乖離が生じていることがあげられます。また要支
援1・2及び要介護1の方につきましては、歩行することにより身体機能等が維持・向
上することができるとされているにも関わらず、安易にタクシー等を利用することによ
り、身体状況等の向上を妨げる可能性もあるところでございます。さらに、今回の改正
によりまして、歩行が困難であるなど通院等のためにタクシー等の利用を必要とされる
要介護度の高い方へのサービスを、さらに充実させてまいりたいと考えておるところで
ございます。
なお、先ほどご答弁させていただきましたように、身体機能等の維持・向上を図って
いただきたく思料をいたしておりますので、特に代替案等はございません。ご理解賜り
ますようお願い申し上げます。
次に、3点目の②の「福祉ふれあいバスについて」でございます。
福祉ふれあいバスにつきましては、前の議員のご質問でもご答弁を申し上げ上げまし
たとおり、本年3月の定例会等におきましても多くのご質問やご指摘をいただいており、
本年度からさらに具体的な調査・検討を行っているところでございます。
まず、本年4月に島本町福祉ふれあいバス対象者拡大等プロジェクトチームを設置い
たしました。本プロジェクトチームは、現行の福祉ふれあいバスの対象者の拡大等に関
する事項やその他の関連する事業につきまして、庁内の関係部局で横断的に検討する場
として設置したものでございます。プロジェクトチームのメンバーにつきましては、福
祉保健課、政策推進課、総務課、都市整備課の職員で構成しており、現在まで2回の会
議を開催したところでございます。これまでの会議では、福祉ふれあいバスの経緯や現
状等について、まず共通認識を図ったうえで、今後の福祉ふれあいバスの運行等に向け
たあり方について、幅広い視点から検討を進めているところでございます。ご理解賜り
ますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 85 -
以上でございます。
総合政策部長
続きまして、1点目の②のお尋ねにつきまして、ご答弁申し上げます。
ふれあいセンターは平成8年7月に開館し、平成 21 年度では約 18 万人の利用をいた
だいておるところでございますが、有料施設の年間利用のうち約9割が減免対象となっ
ており、正規使用料金による利用は約1割程度となっているのが現状でございます。使
用料を減額または免除(無料)で使用されることによりまして、本来、施設の維持管理
に必要な財源であります使用料収入が減収となり、その不足額を補うために施設を利用
しない方の税金を投入することとなっており、「受益と負担の公平性」の基本原則から、
減免制度のあり方を見直しさせていただくものでございます。
今回の見直しは、平成 22 年度の一般会計当初予算のご審議にあたり様々なご意見をい
ただき、当初予定の平成 22 年 10 月からの実施を1年間見送りさせていただいたもので
ございます。最終的には、免除はあくまでも限られた場合のみ適用することとし、現在、
免除適用となっております各種団体の皆様には、原則的に 50%減額の適用に変更させて
いただくものでございます。また、先の3月議会の大綱質疑におきましてもご答弁を申
し上げましたとおり、平成 23 年度下期を目標に実施させていただく予定であるため、で
きるだけ早い時期に住民の皆様にお知らせをさせていただきたく、本年6月 15 日号の広
報で、減免制度の見直しについて、お知らせをさせていただいたところです。
具体的な減免制度につきましては、本年 10 月1日からの利用申し込みに対して適用す
ることとしておりますが、3ヵ月前から予約できますことから、最大で平成 24 年1月前
後からの使用に対しまして、ご負担をいただくことになるものと考えております。
次に、今後の「住民の皆様へのお知らせについて」でございますが、先ほども申し上
げましたとおり、減免手続きなど新しい利用に関する手続きにつきましては広報におい
てお知らせをさせていただいておりますが、今後とも丁寧な対応が必要であると、この
ように認識をしておるところでございます。また、現行の減免カードの有効期限が9月
末までとなっており、事前に 10 月から減免カードの切替えが必要となりますことから、
その切替え期間中に、各種団体の皆様に個別にご説明させていただく予定でございます。
次に、「職員に対する周知」でございますが、減免手続きなどの検討につきましては、
関係する課長及び係長を中心として調整を進めてまいりました。また過日の課長会議に
おきましても、使用料の新設及び減免制度の見直しにつきまして、各課長に説明を行っ
たところでございます。今後とも引き続き、職員はもとより住民の皆様への周知に努め
てまいりたいと考えております。
続きまして、2点目の「駅前行政サービスコーナーについて」のお尋ねでございます。
駅前行政サービスコーナーの設置につきましては、住民の皆様の利便性の向上を第一
義的に考え、候補地の選定や導入の手法について検討を進めてまいりました。なお、設
置にあたりましては、先ほどの山口議員のご質問にもご答弁を申し上げましたとおり、
- 86 -
事業実施のための環境整備・人員体制を総合的に勘案するとともに、人権文化センター
の活用も視野に入れ、住民の皆様のサービスの向上に努めてまいりたいと考えておると
ころでございます。
なお、「水無瀬駅前の高槻交通跡地の町有地の活用」につきましては、これまでの議
会での議論も踏まえまして、現在、検討を重ねておるところでございます。
続きまして、3点目の「人権文化センター」に関するお尋ねのうち、部落解放同盟大
阪府連合会島本支部への事務所の占用許可についてのお尋ねでございます。
この点につきましては、ご質問にもありますとおり、平成 23 年度につきましては当該
団体からの事務所としての占用使用申請はございません。このため、従前使用されてお
りましたスペースにつきましては、隣保館としての大きな事業の一つであります人権相
談をはじめとする総合相談事業の相談室として活用し、相談者のプライバシーの保護の
確保に努めているところでございます。
なお、従前は2階にございました相談室につきましては、1階のセンター事務室が手
狭な状況になっておりますことから、生涯学習課の事務室として活用をしておるところ
でございます。
次に、4点目の「中学校給食の実施を求める」についてでございます。
中学校給食につきましては、本年5月 24 日付けで大阪府知事から町長宛てに、「中学
校給食導入促進事業補助制度の概要(素案)」といたしまして、これに対する意見の照
会がございまして、本町としての意見を提出させていただいております。
この意見の内容でございますが、本町といたしましては、実施に向け鋭意検討いたし
ておりますが、財源の確保や設置場所の問題、また校舎の耐震化工事の実施など、当面
の課題が山積しておりますことから、財政的な支援に加えまして人的支援もあわせた支
援と、原則的には平成 23 年度中に提出しなければならない実施計画書の提出期限の延長
を要請したものでございます。
なお、導入にあたっての具体的な検討につきましては、山積する課題解決に向けたス
ケジュールなどを十分に考慮しまして、本町としての方針を最終的に決定してまいりた
い、このように考えておるところでございます。
以上でございます。
河野議員
一通り質問させていただきましたけれども、2問目から、まずは②番、③番で
すね、駅前行政サービスコーナーと人権文化センター、内容的には関連しておりますの
で再質問させていただきます。
そういうことで、部落解放同盟島本支部が事実上撤退されたということで、1階にあ
った地域人権協会の隣にあります部屋が、先日、私、見学をさせていただきましたけれ
ども、整理され、応接、相談面接のできる部屋と、以前、ここの一般会計補正予算で通
りました赤ちゃんコーナーが設置されていました。私自身が、福祉事務所の分室とまで
- 87 -
はいかなくても、総合相談や様々なケースワークの相談に応じられる場所の確保という
ことで言えば、大きな一歩前進だと思っておりますし、2階にあった相談室が、実は図
書室の隣にありましたので、相談者が出入りするときには図書室を通らないといけない
という意味では、個人情報とかプライバシーが守られるという状況ではなかったので、
今回、1階にこの相談室が移ったということは、いろんな意味で利便性、そして相談者
の安心安全を図られたということでは評価しております。
加えて、先ほど申し上げました「人権文化センターを行政サービスコーナー」にとい
うことも、私も地域の方のご意見を聞きながら、できれば、あの場所にブックポスト、
あるいは行政サービスコーナーを設けてはどうかと思っていますと。先ほどの事務所専
用許可の問題とあわせて地域の方に、作為的ではありますが、歩いてご意見をお伺いし
ておりましたけど、ほんとに皆さん、まだまだ、あの施設が認知されていない。旧解放
会館の名残りをまだとどめている感想も持っております。だからこそ、この行政サービ
スコーナーについては先ほど一般質問で答弁が出ておりますので、引き続き、積極的に
検討していただきたいというふうに思います。
しかしながら、東大寺、山崎、水無瀬川左岸という水無瀬川で隔たれた地域において
は、町営山崎の集会所の検討も、やはりしっかりと議論されるべきだと思いますし、あ
と水無瀬駅についても検討ということですが、これはまた水無瀬駅ということで、2ヵ
所目といいますか、合計2ヵ所を検討されているというふうに理解しますが、いかがで
しょうか。答弁を求めます。
総合政策部長
行政サービスコーナーの設置場所についてでございますが、先ほども山口
議員のご答弁の中で、人権文化センターの中でそういう機能を一つは設ける。そういっ
たことと、あわせまして水無瀬川左岸地域においては町営住宅の集会所ですね。そこの
1室といいますか、一画を使ったサービスコーナーの設置、これについても検討をいた
しておりますし、先ほども申し上げました阪急の水無瀬駅前の高槻交通の跡地の活用で
すね。これは今、具体的にはまだ、こういった形でというふうなことはまだお示しはで
きませんが、そういった町有地を活用したサービスコーナーの設置、それをすることに
よって住民の皆さん方の利便性の向上を図ってまいりたい。わざわざ本庁まで行かずと
も、そこで申請ができる、そういったサービスの向上に繋げてまいりたいというふうな
ことで、様々なコーナーの設置について、今、検討をしておるところでございます。
以上でございます。
河野議員
あまり重ねるべきではないと思いますが、今、ちょっと水無瀬駅についてはは
っきり答弁がわかりにくかったので。では、今の町長の任期中に、その水無瀬駅前の今
の跡地を公共目的で、何らかの行政サービスを目途として検討されているということに
ついては、いつ頃、方向性を出されるのか。目標をお知らせください。
総合政策部長
水無瀬駅前の跡地の活用でございますが、これは本年度の施政方針の中で
- 88 -
も町長のほうから申し上げておりますとおり、できるだけ早い時期に一定の公共スペー
スといいますか、民間による施設運営というふうなことで、売却も視野に入れておりま
すので、そういった中で公共的なスペースが確保できないか、そういった視点では今現
在検討をしておる、そういった状況でございます。
以上でございます。
河野議員
今の答弁も含めまして、決まってからではなく、やはり議論の途上において議
会の意見も聞いていただきたい。それを、答弁は結構です。
今の大きな3番の②点目のふれあいバスの件につきましては、先ほど民生部長の答弁
と、今までの一般質問の中でも、今、関係部局で横断的に、このふれあいバスの方向性
について議論が始まったところだということですので、それを大いに期待したいと思い
ますが、ただし、これを言うもとになったのは、今年の2月のふれあいバスに大ナタを
振るって「適正化」を図ったということで、全町の高齢者の方を相当がっかりさせたと
いうことが発端であります。そういうことではなくて、やはり、そういう検討を始めた
うえで、その中で周知を図り、よりよい方向を導き出すということがありますので、そ
ういったことは後の行革のもとにも関わりますので、答弁は結構ですが、積極的に当事
者のご意見を集められて検討を進められるよう求めます。
大きな4点目にいきます。「中学校給食の実施を求める」ということにおいては、大
阪府から意見照会があったということですが、この 2011 年度大綱質問でも、私達として
はいろいろ求めました。しかし、今の島本町の姿勢、実は島本町は大阪府がこういった
補助要綱や債務負担行為における 200 数十億の予算確保するずっと以前から、平成で言
えば 13 年、2001 年度、私が議員になったときの選挙で、中学校給食の推進ということ
を前町長がうたったがゆえに、相当な住民の、子育て世代の期待が寄せられています。
今、こういうときに至りまして、町長としましては、結局はこの中学校給食について
は検討中であるというのか、やはり実施に向けて進めているのか。そのあたりの、今の
現時点での見解を求めたいと思いますが、いかがですか。
川口町長
大阪府の橋下知事が平成 24 年度に予算化されると、市町村に対する中学校給食
への補助金ということで予算化されるというようなことを聞いておりますが、まだ詳細
な内容はちょっと承知しておりませんが、そういうふうなこともありますので。ただ、
小学校、中学校の教育環境の改善ということで言いましたら、エアコンの設置の問題で
あったりとか、何よりも耐震補強の問題もございますので、それの優先順位とタイムス
ケジュール、それが一度にやるわけにはまいりませんので、そこら辺の調整をしている
段階でございます。
以上でございます。
河野議員
確かに今、耐震化やエアコン設置、いっぺんに島本においては課題が集中して
いるということです。
- 89 -
ちょっと質問が変わりますが、第5次行財政改革ではね、この「中学校給食導入促進
事業補助制度の概要」というのを、私、ちょっと手元に取り寄せました。これは平成 23
年6月ということになっています。橋下知事を先頭とした中学校給食の導入の目的とい
うのは、全員喫食が望ましいということが随所に示されています。これはすなわちスク
ールランチ・デリバリーとは違う。全員がいただく給食であるということを目途に取り
組んで欲しいというのが大阪府の方針ですね。そういうことを考えますと、先日発表さ
れた島本のスクールランチとかデリバリーが未だに載っているということについては、
いかがですか。その点は、実は茨木市や高槻市などですでにモデル事業をやられた結果
として、スクールランチが不評であったというようなことを受けて、こういった全員喫
食という方向性が出たというふうに私は理解しておりますが、町長の見解を伺います。
川口町長
スクールランチであるとかデリバリー方式というのは、なかなか利用される生
徒さんが少ないというのは聞いております。あまり成功例というのは聞いたことがござ
いませんので、それで議員がおっしゃるように、そういう流れになったのではないかな
と思っております。
以上でございます。
河野議員
別にこだわりませんけど、ちょっとね、他人事のような答弁に聞こえるんです
よ。もう今年度中というふうに大阪府が示されて、ただ 23 年度以降も検討の時間を持っ
て欲しい、人的支援を求めたいという島本の実情はよくわかります。しかし、このまま
進められたということを前提にしても、行政はやはり仕事を進めておかなければならな
いということを考えて、私は質問しているわけです。絶対、23 年度以降延長してもらえ
るという確信があるんですか。
川口町長
先ほども申し上げましたけど、現時点で答弁できることは、先ほど申し上げた
とおりでございます。
以上でございます。
河野議員
そういうことですので、そういったデリバリー方式が不評であったということ
を受けて、府の方針が一定、補助要綱としたら出ている。しかし、島本町としては未だ
行革としてはデリバリー・スクールランチだということを言っているわけで、その辺に
ついてはやはりPTA、保護者、子どもの教育、食教育に関わる調理の方も含めた様々
な意向調査等、しっかりと声を聞くべきだと思いますが、いかがですか。
教育次長
今、河野議員のほうからデリバリーのお話がございましたが、補助制度の中で
も一定、選択制という部分はまだ残されております。その代わり、実施計画書において
喫食率の向上のための取り組みを示さなければならないというような要件がありますの
で、完全にデリバリーがなくなったわけではございませんので、「総合計画」にもあり
ますように、これまでデリバリーについて長い間、研究検討してきた経過もございます
ので、それも踏まえて今回の補助制度と、どういった形でうまく、この補助制度が利用
- 90 -
できるのかということを近々に検討して、方向性を出していきたいなというふうに考え
ております。
以上です。
河野議員
私達、会派大綱質疑で求めた中学校、大阪府の方針が出た後の要望としまして
は、やはり安全性と豊かな中学校給食ということで自校直営方式を求めました。そして
地産地消、学校給食に必要な教職員と雇用の確保、そして就学援助の拡充で、限りなく
給食の無償化を拡げるということを求めております。以前、この議会でも島本の中学校
におられる子どもさんが、経済的な理由でお弁当を持たずに通学されているという事例
があったと紹介したことがありますが、スクールランチ・デリバリー方式にしたときに、
就学援助の対象にはなり得ますか。
教育次長
今、そのあたりも研究検討しているところではございます。現在、小学校のほ
うでは自校方式でやっておりまして、そういった家庭については就学援助の対象として
おりますので。そういった部分についても、中学校でもしやるということになれば、対
象にはなってくるんではないかなというふうに考えております。
以上です。
河野議員
今の段階では具体のことはかなり厳しいとは思いますが、この機を逃せば、23
年度以降、検討時期を延長されることがなければ、今年度中の実施計画を出さなければ、
この1中学校当たり 1.05 億という補助金の獲得も難しくなるということは、もう十分ご
承知かと思います。
ただ中学校給食については、単に中学校に通われるお子さんに対する食教育の推進だ
けではなく、3月 11 日以降明らかになりました大震災の際に、こういった公共施設の給
食調理施設が大いに炊き出しや食事提供の拠点となったという意味では、大きな財産だ
というふうにも聞いております。
そして加えますと、こういった大震災、災害時の炊き出しや給食提供、そういったこ
とにも資するためには、ガス・電気だけのライフラインではなくプロパンガスという複
数の、こういった火元を確保するという施設が望ましいということも聞いています。今、
このことを言っております。私は何も専門家から聞いたわけではなく、これは道を歩い
ていて、中学校へお子さんを通わせているお母さん自身がもう、そういった情報を入手
されていて、大阪府の橋下知事が中学校給食と言わはったということで、いろいろと考
えておられますので、その点やっぱり、一番現場に近い方からの意見をしっかり聞かれ
てやっていただきたい。
これは要望にとどめますが、あと町長に対しましては、耐震化・エアコン、様々なイ
ンフラ整備に関わる教育行政の課題が山積です。技術職を複数配置するということを、
やはり教育行政において獲得しなければ、この三つの仕事がすべて中途に終わるという
ふうに私は危惧しております。いかがでしょうか。答弁を求めます。
- 91 -
総務部長
おっしゃる件につきましては、我々、十分に検討しておりまして、本年 10 月1
日付けで技術職の職員採用を予定いたしておりますので、教育委員会に複数配置するの
がいいのか、それとも例えば耐震の箇所でプロジェクトチームなりを作ってそういった
事務をするのがいいのか、その辺については今後検討してまいりたいと考えております。
河野議員
ぜひとも、よろしくお願いします。またこの点については、引き続き様々な場
所において求めてまいりたいと思います。
最後に1点目、「行革」の問題です。
先ほどのふれあいセンターの利用団体に対する減額免除制度ですけれども、これをも
うすでに各補助金をもらっておられるような社会教育団体ですね、そういったところに
は全体的な説明会も済まされたと聞いております。特に大きな異議はなかったように私
は当局からは説明を受けておりますが、いかがでしょうか。それと生涯学習団体、関係
団体の認定団体については、6月8日付けで、広報しまもと6月 15 日号をよくご覧くだ
さいと。また、10 月からの減免許可証の発行をされますので、改めてそのときに連絡を
させていただきますということで来ております。しかしながら、先ほど言った、例えば
手話や要約筆記の活動をされている社協団体の登録団体の方は半額減免になってしまう
とか、例えば 65 歳以上の、主な組織の方が 65 歳未満の方がおられると全額減免ができ
ないとか、いろいろなことがまだまだはっきりしないまま宙に浮いていると思われます。
そういったことについて、今、二つの点ですけれども、その辺について、もうしっか
りとした基準をもとに説明はしておられるのか。答弁を求めます。
教育次長
教育委員会といたしまして、非常に多くの団体さんの事務局、あるいは団体の
認定をいたしております。
まず、6月2日の日に社会教育関係団体、11 団体の方に集まっていただきまして、説
明をさせていただきました。その中では、先ほど河野議員からもございましたように、
大きな反対意見があったわけではございません。ただ、手続き的な部分でどうなるのか、
料金がどういうふうになるのかというような質問がございましたので、そのときには、
今後Q&Aなんかも作って、手続きについては今後またお示しをしていくというような
回答をさせていただいております。
また、6月8日には生涯学習関係団体、63 団体に対しまして、文書でもって変更のお
知らせをさせていただきました。今後につきましては、先ほど総合政策部長からも答弁
がございましたが、今の減免許可証が9月末で切れるということでございますので、そ
れまでに新しい減免許可証を交付する事務も出てきます。そういった段階で、きちっと
Q&Aも示しながら、手続きについてご理解をいただけるように説明をしていきたいな
というふうに教育委員会としては考えております。
以上です。
民生部長
福祉関係団体への、今回の減免にかかる説明等でございます。
- 92 -
広報掲載については、6月 15 日号に掲載されるということについての、それ以前の段
階で、例えば母子福祉会の総会で口頭により説明。ただ、母子福祉会があたるかどうか
という、その具体的な個々団体についての議論については、お示ししておりません。こ
ういった形で、ふれあいセンター減免にかかる内容が変わります、ということのご説明
はさせていただいております。そして6月2日、6月3日等、年長者クラブ連合会とか
社会福祉協議会、民生委員・児童委員協議会、保護司会等の団体さんにも、口頭で説明
させていただいておるところでございます。
ただ具体的には、先ほど教育委員会のほうが申しましたように、詳細については今後
に説明をさせていただくということで、総合政策部長がご答弁させていただいたとおり
でございます。
以上でございます。
河野議員
6月 15 日の広報しまもとを見ておりますと、例えば、今の 11 団体、社会教育
団体から異議がなかったというのは、概ね現状維持だということだからだと私は理解し
ています。大きく半額免除とか、そういうことに変わることがないということがあった
のではないでしょうか。
その 63 団体の中と、先ほど言いました社会福祉協議会傘下の福祉関係団体になります
と、全額免除できる場合は「福祉関係団体のうち障害者団体が本来の目的で使用する場
合」とか示されています。しかし、減額 50%は「町内の福祉関係団体(障害者団体を除
く)が社会福祉活動のために使用する場合」ということで示されています。ですので、
例えば、聴力障害の方の団体であれば全額であるけれども、町の様々な行事で手話通訳
として立っていただいている手話ボランティアさんの団体は概ね半額減免になるという
ことですね。答弁を求めます。
民生部長
新しい減免制度の免除できる場合と、それから減額 50%できる場合の取り扱い
については、見直しという部分で資料としてございます。ただ、その団体そのものが、
いつ、どういった会合、総会、あるいは総会以前の数人が寄っての会議とかいった、そ
の目的等によっても異なる場合がありますので、そういった詳細等については、今後、
具体的に各団体について、こういった場合があたる、あたらないということについては、
ご説明をさせていただくということになろうかというふうに思っております。今の段階
でお答えさせていただくのは、新しい減免制度の本来の原則的な部分での改正がなされ
るということについてご案内させていただいておるということで、ご理解いただきたい
と思います。
教育次長
河野議員から先ほど、社会教育関係団体には変更がないというような言葉があ
ったと思いますが、社会教育関係団体につきましても半額、50%減免ということで、半
分は負担していただくということでご説明をしております。
以上です。
- 93 -
河野議員
わかりました。では、今、こういう説明にあたられる中で、これが今の住民の
生涯学習活動、社会教育活動に対して、現状を悪化させない、そしてまた今よりも良好
な環境が将来的には約束されるということが言えるのでしょうか。答弁を求めます。
教育次長
当然、負担が出てまいりますので、そういった部分では団体の会員の皆様にご
負担をいただくということになろうかと思いますけども、団体の活動されている中身に
つきましては、この減免制度が影響してどうこう変わるものではないというふうに私は
考えております。
河野議員
変わるはずはありません。すでに、それを示された時点で、会費が 1,000 円か
ら 1,500 円に値上げした団体もありますし、今後、会費の値上げをするか、あるいは参
加者実費徴収をするかということを決められた組織もあると思います。そういうことは、
やっぱりちゃんと聞いておいていただきたい。負担が発生するわけです、そういうこと
です。その辺についてね、もう一度求めます。そういうふうに会費値上げしている団体、
あるいは使用料を徴収するというふうに決めた団体があるということは、ご存じですか。
教育次長
個々の団体でどのようにされるかというとこら辺までは、今、私のほうでは把
握はしておりません。
河野議員
やっぱりね、社会教育、生涯学習、両方担っておられる教育次長ですからね。
実態把握に努めていただきたいと思いますし、様々、全額や半額で、団体の間に分断が
持ち込まれかねないとも思っています。そして、もっと大変なのは、同じグループの中
で一つの要件を満たさないがゆえに、そのグループから離れなければならない、そうい
う人が発生するということは、断じてあってはならないと思ってます。
それと、この団体の総会は認めるが、この団体の総会は認められないとかね、そうい
った基準が今、示されないわけですよ。この議場で、今、6月の 21 日ですよ。しかし、
予算は組まれてますけど。そういった状況で、何ら合理的な基準が議場でも示されない。
そういうことを、このまま執行されるということは、やはり改めるべきではないでしょ
うか。
2010 年度の当初予算では半額減免を執行するという予算が組まれましたけども、見送
られました。今年度も、こういった合理的な基準が全く説明できない。やはり議員には、
全員共通して同じ認識を持てるように答弁すべきですが、今のところまだ説明の途上で、
どういった場合が半額で、全額なのかが説明できない、ペーパーでももらえない。そう
いう状況で、このまま突き進むことは断じてあってはならないと思いますが、いかがで
すか。
総合政策部長
ふれあいセンターの使用料の減免についてでございますが、先ほどもそれ
ぞれの社会教育関係団体、また社会福祉団体、福祉関係団体、そういった各種団体につ
いての説明の状況についてご答弁申し上げましたが、今回の見直しにあたっての基本的
な考え方につきましては、免除できる場合というのは、行政の協力要請を受けた活動に
- 94 -
よって使用する場合というのがございます。先ほどの手話通訳もございましたが、これ
もいろんな説明会の場面で、手話通訳の方にお願いをしておるという、そういうある種
の協力要請ですね。それと町からの受託事業を実施する場合、こういった場合について
は全額の免除ということで考えておりますので、個々の使用の実態等にもよると思いま
すが、基本的な考え方につきましては、そういう行政の協力要請を受ける、そして町か
らの受託事業を実施する、それとまた福祉関係団体のうち障害者の団体、こういった団
体については全額の免除ということで考えております。
その他、先ほども教育次長のほうからありました、例えば社会教育団体についても基
本的には半額のご負担をお願いしたいということで、説明会でもそのように説明をして
おるところでございますので、その他の個々の団体、様々な団体に使っていただいてお
りますので、それについては今後、減免カードの見直しの段階で個々に説明をさせてい
ただきたい、そういうことでご答弁を申し上げているところでございます。
以上でございます。
河野議員
説明する根拠がまだできてないのにね、説明するということは、やっぱりおか
しいですよ。見直し、見送りをするべきです。十分に当事者の意見を聞き、その合理的
な基準をやはり示したうえで説明に臨むべきですが、私としましては、やはり有機的な
活動支援をするという意味では慎重にしていただきたい。これ、答弁は結構です。
あと残る高齢者福祉サービス、タクシー利用助成制度(移送サービス)ですけれども、
特に代替策、救済策はしないということでいいますと、要介護1、要支援1・2の認定
を受けた高齢者には、タクシー移送サービスは 10 月から全く使えないということになり
ます。しかしながら先ほど言われた、1人で歩けるのに使っておられる方がいるという
ことを言いますとね、身体障害者1級・2級でも、ペースメーカーをお持ちの方で1級
で自力歩行できる方もおられますし、要支援1で認定もらわれても、自転車は乗られる
けど自力歩行はできないという方もおられるんですよ。民生部長の見解としては大変不
十分かと思います。その点、ちゃんと認識しておられますか。
民生部長
確かに、今おっしゃっておるように障害の程度について、私が専門的な知識を
持ってご説明できるというものはございません。障害程度区分につきましては、障害程
度区分認定審査会という中で、専門的な資格をお持ちの医者であるとか、福祉関係のお
仕事をなされておる方であるとか、大学の教授といった方で構成する委員会でもって審
査をした結果が、区分された障害程度の認定という形になります。同じように、介護保
険のほうでも介護認定審査会の中で医者、そして大学の講師であるとか、そういった専
門資格をお持ちの方々によりまして、要介護、要支援ということが認定を受けるという
形で決定されます……(河野議員・質問者席から「わかってます」と発言)……。そう
いった中で、その要支援、要介護、それから障害の程度という部分でもって判断をさせ
ていただいたということでございます。
- 95 -
以上でございます……(河野議員・質問者席から「あなたがわかっているか訊いてい
るんですよ、制度の解説は要りません」と発言)……。
失礼しました。身体障害者のほうにつきましては、大阪府に進達を行ってという手続
きを踏みますので、先ほどの答弁にちょっと漏れがございました。付け加えさせていた
だきたいと思います。
以上でございます。
河野議員
広域行政のこの中間報告書にね、高齢者福祉サービスに関すること、単独事業
比較表をね、町が自ら作っておられます。これを見てもね、この移送サービス、「要介
護認定で要支援以上と認定された方が通院、役所への手続等のためにタクシーを利用し
た際に1日3千円(月2回限度)として、寝台車及びタクシー代を償還払いにより助成」、
これを要支援と要介護1の方は切るということを島本はするわけですよ。そうなると、
高槻と比べたら、市バスのある高槻と比べたらね、相当な福祉的なレベルのダウンにな
ります。その点もご承知ですか。
民生部長
高槻と比べてどうなのかということで申し上げますと、確かに高槻におきまし
ては市バス事業等ございます。高齢者の方等については、福祉ふれあいバス等の見直し
も今後視野に入れておりますので、何か、それが即というわけではございませんけれど
も、考えていけるのではないかなというふうには思いますけれども、ただ、先ほど申し
ましたように高齢者と障害者の方との整合性を図るという意味で、今回、改正をさせて
いただいたという、そういう趣旨でございますので、ご理解いただきたいというふうに
思います。
以上でございます。
河野議員
私、高槻に親戚がおりまして、この間、通院のときにもし必要であれば──病
気でもない、元気な方ですが──車を出すよと言ったらね、うちは 65 歳で市バスの無料
パスもらってるから大丈夫だよって……(質問時間終了のベル音)……言われました。
こういったね、やはり安心しますよ、身内としては。島本はもうそれが全くなくなるん
ですよ、要支援の方は。いかがですか。答弁を求めます。見直しを求めます。
民生部長
繰り返しになりますけれども、高齢者と障害者の移送サービスの均衡を図ると
いうことで今回改正されたという趣旨につきまして、ご理解をいただきたいというふう
に思います。
以上でございます。
岡田議長
以上で、河野議員の一般質問を終わります。
お諮りいたします。
本日の会議は議事の都合により、これをもって延会とし、6月 22 日午前 10 時から再
開したいと思います。
これにご異議ありませんか。
- 96 -
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって延会とし、次会は明日6月 22 日午前 10 時から会議を開
くことに決定いたしました。
本日は、これをもって延会といたします。
長時間にわたり、大変ご苦労様でございました。
(午後5時58分
延会)
- 97 -
本日の会議に付された事件は次のとおりである。
会期の決定
諸般の報告
議長の常任委員辞任について
第 3 号推薦
島本町農業委員会委員の推薦について
一般質問
高山議員
1.島本町地域防災計画の見直しを求めます
2.高槻市との広域勉強会の前進のために
3.元気な若山台を目指して
川嶋議員
1.第4小学校通学路の安全対策について
2.町営プールについて
山口議員
1.島本町開発行為等について
2.島本町立人権文化センターの活用について
平野議員
1.福島第一原子力発電所の事故を踏まえて原子力災害をなくす取り
組みを!
2.JR島本駅西地区まちづくり協議会について
外村議員
1.高槻市との広域行政勉強会の中間報告及び今後の進め方について
2.本町の財政状況と中長期財政収支見通しに関する住民説明会を実
施すべき
3.福祉ふれあいバスの運用見直しについてその後の検討状況を問う
冨永議員
1.第4小学校への通学路改修工事の早期完成を求める。
2.消防署、消防団の充実を
戸田議員
1.もっと文化を!歴史・文化の薫る島本町
玄関駅の個性を活かして
2.減災のための「やさしい日本語」活動
3.広域行政勉強会・中間報告の成果を問う
河野議員
1.高齢者泣かせる行革、救済・代替策なき10月実施は見直し・撤
回を
2.駅前行政サービスコーナーの早期設置を求める。
3.人権文化センター等の公正な使用と充実を求める。
4.中学校給食の実施を求める。
- 98 -
平成23年
第 3 回 島 本 町 議 会 定 例 会 会 議 録
第
2
号
平 成 23 年 6 月22日(水)
第3回島本町議会定例会会議録 (第2号)
年
月 日
場
所
平成23年 6 月22日 (水)
島本町役場 議場
出席議員
次のとおり15人である。
1番
岡 田
初 惠
2番
川 嶋
玲 子
3番
伊集院
4番
清 水
照 光
5番
外 村
敏 一
6番
菅
7番
藤 原
靖 彦
8番
東 田
正 樹
9番
河野
恵子
10番
平野
かおる
12番
戸 田
靖 子
13番
山口
博好
14番
平
均
15番
冨 永
千 広
16番
高山
佳昌
井
春美
俊 勝
地方自治法第121条の規定により、議会に出席を求めた者は次のとおりである。
長
川 口
裕
副 町 長
多 田
宏
総合政策
部
長
島田
総務部長
由 岐
英
民生部長
浪 越
稔
都市環境
部
長
谷 川
上下水道
部
長
水木
正也
消 防 長
黒田耕佐久
教育次長
北河
浩紀
会計管理者
岩井
利春
総合政策部
次
長
柴山
則文
総 務 部
自治・防災
課
長
名越
誠治
教育委員会
学校教育
課
長
新
妹藤
博美
議事課係長
猪 倉
町
政弘
清
貴 博
本会議の書記は次のとおりである。
事務局長
永 田
書
田畑
記
暢
議事課長
良昭
- 99 -
悟
議事日程第2号
平成23年6月22日(水)午前10時開議
日程第1
一般質問
伊集院議員
1.中学校給食について
2.教育基本法の大改正(平成18年度)より 初めての中学
校教科書採択について
東田議員
本町における各公共施設の今後について
菅
1.高槻島本広域行政勉強会について
議 員
2.JR島本駅西側地区まちづくり勉強会について
3.再任用職員・嘱託職員の処遇と活用について
日程第2
第 2 号報告
平成22年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の
報告について
日程第3
第 3 号報告
平成22年度島本町水道事業会計予算繰越計算書の報告に
ついて
日程第4
第47号議案
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第5
第 1 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第6
第 2 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第7
第 3 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第8
第46号議案
平成23年度島本町一般会計補正予算(第1号)
追加議事日程
閉会中の所管事務調査の申し出について(総務文教常任委員会)
閉会中の所管事務調査の申し出について(民生消防常任委員会)
閉会中の所管事務調査の申し出について(建設水道常任委員会)
閉会中の継続調査の申し出について(議会運営委員会)
- 100 -
(午前10時00分
岡田議長
開会)
おはようございます。昨日に引き続き、大変ご苦労様でございます。
ただいまの出席議員数は 15 名で、全員出席であります。
よって、これより本日の会議を開きます。
日程第1、一般質問を行います。
昨日の議事を続行いたします。
それでは、伊集院議員の発言を許します。
伊集院議員(質問者席へ)
それでは、1点目の「中学校給食について」。
本町でも、村田町政時代に中学校の学校給食に対し調査研究されましたが、その後の
研究について、伺います。
教育次長
それでは、伊集院議員のまず1点目の「中学校給食について」でございます。
議員ご指摘のとおり、中学校給食につきましては平成 14 年度に名古屋市、平成 15 年
度に京都市、平成 16 年度に川崎市と、先進都市への視察研修など調査研究を進めた経緯
がございます。また平成 16 年 10 月には、「島本町立中学校における学校給食に関する
検討資料」の中間報告を取りまとめております。
当時の調査研究の主な内容につきましては、デリバリー方式による選択制の中学校給
食でありましたが、その後、近隣自治体のスクールランチとして実施されている状況等
について情報収集するなど、引き続きその動向に注視しておりましたが、喫食率がなか
なか上昇しないなどの課題もあり、大変苦慮されているとの情報も得ており、現在まで
具体の施策にまでは繋がっていないのが現状でございます。
このような中、大阪府においては平成 23 年度当初予算に公立中学校給食導入促進事業
として、平成 23 年度から平成 27 年度までの5年間で総額 246 億円の債務負担行為を計
上されました。そのため、本町の「第5次行財政改革プラン」にもありますスクールラ
ンチの検討につきまして、これまでの調査研究も含め、補助金を有効に活用して、どう
いった形態による中学校給食ができるのか、具体の検討を急ぎたく考えているところで
ございます。
以上でございます。
伊集院議員
先ほどのご答弁で過去の部分、平成 19 年度の3月議会で私、大綱で質疑した
答弁と、21 年 12 月議会に他の議員へのご答弁と、ほぼ内容的には変わっていないので
はないかというふうに聞きます。
それで、「中間報告」という部分があったような、そこの確認をさせてください。
教育次長
先ほどご答弁申し上げましたように、平成 16 年 10 月に中間報告を取りまとめ
ております。その中では、なぜ中学校給食が必要であるのかというような点でございま
すが、やはり中学生の食生活を取り巻く現状として、最も重要な生活基盤である家庭に
- 101 -
おいて、食事の時間の減少や子どもだけでの食事の増加、そういった諸々の課題がござ
いました。そのような中で、島本町として重要施策というような形で、特に教育として
「食」の教育をどうやっていくのかということで、様々な調査研究を進めて、この中間
報告を取りまとめたというふうに理解をしております。
以上でございます。
伊集院議員
確かに食生活の時代の流れで、ほとんど昔とは違ってきている部分とかは、
もう 10 年前から言われている部分であります。
今回、その中間報告の存在が明らかになりました。平成 16 年 10 月とおっしゃってい
たと思います。その中間報告での、本町としての結論部分、中間報告での最終的なまと
めとしてはどういうご意見、内容になっているのか、ご紹介願います。
教育次長
この中間報告におきましては、先ほどご答弁を申し上げました先進都市への視
察研修の内容も含めまして、どういった形で本町の中学校給食が実施できるのかという
ような点で取りまとめております。最終的な結論といたしましては、例えば名古屋市の
ほうに視察研修に行ったり、京都のほうにも行ったりしておるんですけども、住民、保
護者、教職員等による検討委員会を立ち上げて検討する必要があるというような位置付
けと、あとまたアンケートなどを実施して、児童生徒及び保護者の意見を聞くことも必
要であるというような結論で、この中間報告は取りまとめられております。
伊集院議員
平成 16 年 10 月の中間報告で、検討委員会の立ち上げなど、あと児童生徒及
び保護者の方々のアンケートなど必要ではないかということがまとめられていたという
ことで、理解いたしました。
中間報告に、先ほどありました名古屋、京都などおっしゃってましたが、中間報告の
中で喫食率、視察先に行かれた喫食率があるなら、お示しください。
教育次長
まず、一つ目は名古屋市立桜山中学校というところに視察研修に行っておりま
す。これは平成 14 年の 12 月5日の日に行っておるわけですが、そこの喫食率としては
約 54%という結果になっております。また、平成 16 年の2月5日には京都市立の松原
中学校というところに行っておりますが、そこの喫食率は 26~27%というような状況で
ございました。それ以外の視察に行ったところの喫食率につきましては、この中間報告
では特に取りまとめはございません。
伊集院議員
名古屋市の喫食率は、まあまあ高いほうではないかと思われますが、その時
点で喫食率も記載されているということは、一定、その当時から意識されてたというふ
うに、今日のご答弁で喫食率の問題をおっしゃってましたが、その点は以前からわかっ
ていたことだというふうに思います。
参考までに平成 22 年度5月時の調査データですけども、大阪府の選択制で、自校方式
で取られているのが富田林市 27.9%、また民間施設を活用されてる吹田市、喫食率が
20.9%というふうな数字が出ております。
- 102 -
また喫食率の課題だけではなくて、過去のご答弁の中でも、給食時間が十二分に確保
しにくい、残滓が多い、体格差等からの量の問題ということをご答弁されてこられまし
た。これらは、それぞれの課題をお聞きするとね、やはり何方式にするかによって、そ
の課題自体がすごい流動されると思うんですね。例えば、給食時間が十分確保しにくい
となればデリバリー方式、先ほどありましたけども、親子型デリバリーとか、何を持っ
てくるか。それによって、違う課題が新たに出てくる。ですから、議論されている課題
というのは、方式によっては変わってくるというふうに考えます。
ですので、この方式を定めるには財政部との一定の会議、議論なりをされたのか。そ
の点、お伺いいたします。
教育次長
当然、給食を実施するとなれば財源が必要になってくるわけでございまして、
この時点でも一定、費用的な面につきましては中間報告の中で、施設の改修費とか委託
料、そこで働いていただく栄養士の方々の人件費等、そういうのは一定必要な経費とい
うことで、この当時、約 6,300 万ぐらい必要ではないかというようなことで試算をして
おります。これが実際に今現状ではできておらないわけですけども、今後、いろんな方
式があるわけですけども、我々として一定、自校方式でやったとすれば、6,300 万円ま
で要るかどうかはあれですけども、4~5千万円の予算というのは通常必要になってく
るんじゃないかなというふうに考えておりますので、今後、財政的な経費も含めまして
全庁的に、財政課とも調整をしていきたいなというふうに思っております。
伊集院議員
現在、されていないということですが、この点、町長、今まで 19 年度の3月
議会での我が会派、また他の議員も質問されてきております。町長は、要は今までの答
弁では調査研究とおっしゃってましたけども、その点は指示をされないのか、されなか
ったのか。その点、確認させていただきます。
川口町長
教育委員会というのは、町長部局とは独立した存在であるというふうなことが、
まず大原則としてあると思いますが、中学校給食については課題の一つであるというふ
うには捉えておりますが、今、急がれているのは校舎の耐震化であったり、あるいはエ
アコンの設置、そういった課題が山積しておりましたので、優先順位をつけて、そのあ
たりについて積極的に協議を進めていったということでございます。
以上でございます。
伊集院議員
独立されている、教育委員会はということですけどね。今、壁にぶつかって
いるのは予算ですね、財政面の部分ですね。その予算を司るのは町長であり、これをさ
れるのか、やはりもう研究でGOをかけるのかかけないのかは町長だと思います。今の
ご答弁ではちょっと納得しかねますけども、おっしゃるように財政面的なことが過去か
らずっと大きな問題であります。
昨日の他の議員のご答弁でも、今回、時限措置付きの府の補助制度、この点で、ご答
弁では5月の意見依頼での本町の意見を聞きました。教育委員会に4月 18 日締め切り
- 103 -
で、その意見照会があったと思いますけども、この際、教育委員会の意見照会、どうい
うことをあげられましたか、お伺いいたします。
教育次長
確かに、大阪府の教育委員会のほうから意見照会がございました。その際に意
見として申し上げましたのは、3月 11 日に発生した東日本大震災を受けて、今後は耐震
化を優先して取り組む必要があると考えられる。その中で計画期間が平成 27 年度を超え
ても差し支えないということで、この時点では示されておりましたが、補助期間そのも
のをもうちょっと延長できないか検討していただきたいというような意見を1点。それ
と、本町の職員体制であれば、実施に向けて限られた人員で対応しなければならないと
いうことで、財政面での補助だけでなく人員面での支援、特に施設を整備していくとな
りますと技術職員も必要になってまいりますので、そういった技術職員の派遣も含めて
人的支援をお願いしたいというような意見を提出しております。
伊集院議員
となると5月の、町長部局のほうからもご答弁が昨日あった内容と、やはり
同じ、これはもちろん同じであろうと。財政面的な支援、人的支援、それと 23 年度中に
提出しなければならない実施計画の延長ですね。この3点を要望された。
しかし、その後6月初旬に素案から正式案が、府のほうがされております。これで府
の正式案を見ますと、人的支援と実施計画の延長の要請は却下されています。今後のス
ケジュールが示されているかと思いますけども、その点、教育委員会のほう、ご説明願
います。日程と内容ですね。例えば、その申請時期がいつ時期と、そういうことを府か
らの正式案に載っているかと思いますが、その点のご説明をお願いします。
教育次長
大阪府のほうからは、「中学校給食導入促進事業補助制度の概要案」というこ
とで、23 年6月で資料をいただいております。この中で、今後のスケジュール予定につ
きましては、平成 23 年6月、この概要案を公表するというスケジュールが一番最初にご
ざいます。そして、今後ですけども、平成 23 年9月から 10 月にかけまして、補正予算
により平成 23 年度の所要経費を大阪府において予算計上されるということ。そして、
「中学校給食導入促進事業補助要綱」、これを制定するということが示されております。
また平成 23 年 10 月以降につきましては、平成 23 年度に中学校給食を実施されるところ
の申請書の受付の開始を行うということです。あわせまして、実施計画の提出もすると
いう日程でございます。また平成 23 年 12 月には市町村の意向集約をして、平成 24 年度
以降の所要経費の見積もりを大阪府として立てるということ。そして最後に、平成 24
年3月には市町村の実施計画の提出ということで、スケジュールを予定されております。
伊集院議員
では、昨日、町長のご答弁では、詳しいことはまだだとご答弁いただいてお
りましたが、府の今後のスケジュール、お聞きされてどうでしょうか。最大でやはり 23
年度の3月ですね、3月に実施計画を提出しなければいけないのではと思いますけども、
昨日のご答弁とお変わりないのか、お伺いいたします。
川口町長
先ほどもご答弁申し上げましたように、学校教育環境を取り巻く課題というの
- 104 -
は山積しております。例えば耐震補強と中学校給食、どちらを優先しなければならない
のかという点につきましては、やはり耐震補強について、それを優先しなければならな
いとは基本的には思っておりますが、この大阪府の補助金につきましては5年というふ
うな年次が切られているということと、補助金が出るというふうなことで、イニシャル
コストに対して補助金が出て、ランニングコストについては補助金は見ないというふう
な大阪府の考え方でございますけど、時限、時間が限られているというか、23 年度中に
実施計画書を出しなさいというふうに大阪府から言われておりますので、早急に結論を
出して実施計画書を出すのか、あるいはこの補助金を諦めるのかというふうな結論を早
急に出さなければいけないと思っております。
以上でございます。
伊集院議員
早急にということは、もしやるとなったら実施計画を3月までに出せるとい
うふうに解釈してよろしいか。要は、この補助金を諦めるかどうか、その辺の方向性を
今後決められる。もし、この補助金諦めたということは、イコール中学校給食をやめる
というふうに解釈するのか、単独でもやっていくというお考えであるのか。その点、お
伺いいたします。
川口町長
そのあたりも、年次が限られてるので悩ましい問題なんですけれども、補助金
は有効に活用したいという思いはございます。今の段階で申し上げられるのは、その程
度でございますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
伊集院議員
昨日からの他の議員でのご答弁でも変わらない。山積する課題、耐震の補強
とかそういう問題をおっしゃってましたけど、基本的に食育として考えるのか考えない
のか。その点の部分をやはり考えていただかないと、全く赤字になるからできないとい
うので話してたら、必要性が全然違ってくると思うのですけどもね。何度お訊きしても、
たぶん、今の時点では方向性が定められないということは確認させていただきましたが、
今年度中にははっきりするというふうにも逆に取れましたので、また 12 月議会でもお伺
いしていきたいと思います。
それでは、時間がないので2点目に入ります。「教育基本法の大改正より初めての中
学校教科書採択について」
4年に一度の中学校教科書の採択が行われますが、今回の教科書採択は昭和 22 年に
「教育基本法」が制定されてから半世紀余り、平成 18 年 12 月 15 日成立、22 日公布施
行されました「新教育基本法」となり、初めての採択となります。「新教育基本法」で
は、「道徳心」「伝統と文化」を尊重し、それらを育んできた「我が国と郷土を愛する
こと」が教育の目標の一つとして示されました。これら教育法規の改正に基づき、学習
指導要領の改定が行われ、教科書会社では教科書の編纂が行われました。
しかしながら、今年3月末に検定合格となった教科書を調査すると、「新教育基本法」
や学習指導要領の規定に沿っていない教科書が検定をクリアしていると疑わざるを得な
- 105 -
い状況であります。国の問題は国の問題としても、地方自治体としては、その疑わざる
を得ない教科書も含め採択していかなければならない危惧に、本町の教科書採択につい
て、町長及び教育長代理に以下をお伺いしていきます。
まず、今回、本町の教科書採択する教科種目ですね。すべて、お伺いいたします。
教育次長
それでは、2点目の「中学校教科書採択」について、ご答弁申し上げます。
教科書採択につきましては「教育基本法」の規定により、文部科学大臣の検定を経た
教科用図書または文部科学省が著作の名義を有する教科用図書を使用しなければならな
いとされております。ただし、高等学校、中等教育学校の後期課程及び特別支援学校並
びに特別支援学級においては、当分の間、文部科学大臣の検定を経た教科用図書または
文部科学省が著作の名義を有する教科用図書を使用しないことができる例外規定もござ
いますが、教科用図書は4年ごとに行うことになっております。
昨年度には小学校の教科書採択を行い、今年度は中学校の教科書採択を行うべく、す
でに文部科学大臣の検定を経た教科用図書または文部科学省が著作の名義を有する教科
用図書が示されており、島本町中学校教科用図書選定委員会におきまして、教科書採択
に関して教育委員会に意見を具申するための調査研究が慎重に進められております。7
月末には、教育委員会議で採択いただきたく考えているところでございます。
なお、ご質問の教科書採択する教科種目につきましては、国語科では国語・書写の計
2種目、社会科では地理的分野・歴史的分野・公民的分野・地図の計4種目、音楽科で
は一般・器楽の計2種目、技術家庭科では技術分野・家庭分野の計2種目、数学科、理
科、美術科、保健体育科、英語科の各1種目の合計9教科、全 15 種目となっております。
以上でございます。
伊集院議員
4年前は 16 種目であったと思います。昨年の小学校でも、教育法規の改正に
基づき軽視されてた実験ですね、理科の実験など重要性で再認識されたことが今まであ
りました。
15 種目になった要因を伺うとともに、会社名は結構ですので、その種目ごとの会社数、
会社の件数、要は選択肢の数を 15 種目すべて、伺います。
教育次長
確かに、これまで 16 種目であったのは間違いございません。この点につきまし
ては、理科の分野で物理・化学等々ございまして、種目が2種類に分かれておりました
が、その辺を各学年ごとに1冊にまとめるということで、今回、1種目減らされまして
15 種目となったものでございます。
なお、もう1点のご質問の発行社の会社数でございますが、国語におきましては5社
ございます。また、書写につきましては6社。そして社会の地理的分野では4社、社会
の歴史的分野では7社、社会の公民的分野では7社、地図では2社。数学では7社。理
科では5社。音楽の一般では2社、音楽の器楽では2社。美術で3社。保健体育では4
社。技術家庭の技術分野で3社、同じく技術家庭の家庭分野で3社。英語で6社という
- 106 -
ことになっております。
伊集院議員
現在、府でも選定審議会が始まっています。都道府県の教育委員会では一般
的な指針を示すとして、教科用図書採択基準と、その観点及び資料を作成しなければな
らないはずですが、この資料は本町に届いていますか。確認をさせていただきます。
それとあわせまして、府の選定審議会のスケジュールをお伺いいたします。
教育次長
大阪府が別に提示する選定資料でございますが、先週にデータベースで示され
ております。これにつきましては、各調査員に対しまして電子データで配付をいたして
おります。今週にも冊子の形で配付が予定されておりますので、また届きましたら、冊
子で配付をしたいというふうに考えております。
それと、あと大阪府のスケジュールでございます。大阪府におきましては、4月の 21
日に大阪府の教科用図書選定審議会の第1回目が行われております。4月 28 日には専門
調査員の全体会というのが開催されまして、その後、4月から5月下旬にかけまして調
査研究が行われているというふうに聞いております。また6月に入りまして、教科書採
択事務の説明会ということで、府立の支援学校をはじめ市町村の教育委員会、それから
国・私立学校、高等専門学校、府立高等学校等に対しまして、説明会が順次行われてお
ります。あと、6月 17 日から教科書の法定展示会が開始をされております。これは2週
間、行われるというふうに聞いております。7月の 29 日には中学校用教科書並びに一般
図書の採択結果の報告ということが予定されております。また7月下旬から教科書需要
票の受付ということで、それぞれの市町村、あるいは学校からあがってくる需要票の受
付を開始されるというようなスケジュールになっております。
伊集院議員
確認させていただきます。電子データ届いている、それは各調査員にという
ことをお伺いしましたが、これは調査員だけに送られるものなのか、選定委員会とか、
その点にも送られるのか。その点の確認と、教科書の展示会のことをおっしゃっており
ましたが、これは一般の方でも見られると解釈していいのか。その点の2点と、あわせ
ましてね、本町の採択のスケジュールも伺います。
それと、先ほど教科書の会社の件数をお訊きしましたが、府の今の選考委員会の中で、
例えば社会であったら5社、7社、7社と、たくさんありますけど、それが府の時点で
絞られてくるというふうに受け止めるよりも、市町村の土台となる資料を作成されるた
めに、この府の選考委員会があるのか。その点の確認、3点、お伺いいたします。
教育次長
まず、大阪府から示される資料でございますけども、これは調査員だけでなく
選定委員のほうにも配付をいたしております。
それから展示会でございますが、本町では教育センター、あるいは図書館、そして第
一中学校、第二中学校で、それぞれ展示をしております。これは一般の方も見ていただ
けます。もし、ご意見がありましたらご意見をいただけるような、そういった箱を設置
しておりますので、そういった意見も踏まえて最終的に採択するということになります。
- 107 -
そして、本町のスケジュールでございますが、5月の 23 日に第1回の選定委員会を開
催いたしております。そして5月 27 日には、第1回の調査委員会を開催しております。
また6月2日、10 日、16 日、24 日と、それぞれ調査委員会を、まだ6月 24 日は来てお
りませんが、調査委員会を開催するというスケジュールでございます。調査結果の報告
書の提出の締め切りを6月 27 日にしておりまして、その後、7月4日には第2回の選定
委員会を開催します。7月 11 日には第3回の選定委員会。今、予定しておりますのは、
7月の 22 日に定例教育委員会議を予定しておりますので、そこで採択できるように事務
を進めているところでございます。
それと、府の選定委員会でございますが、そこで一定絞られてくるかということでご
ざいますが、それは決してございません。府のほうでは、府が示す資料の作成も含めて、
選定委員会で議論をされております。それを示されまして、本町でもそれぞれの調査員
さんが、府の資料、また教科書そのものを見て選定をしていくということですので、府
のほうで絞られるということはございません。
伊集院議員
府のほうで絞られないということで、ちょっと安堵しましたが、では、府の
専門調査員なんかが出された研究資料がほとんど土台になると思いますけど、本町は1
市1選択地区方式ですね。これで本町の学校教科用図書採択に関する規則、また学校教
科用図書選定委員会規程に則り採択をされていくと、先ほどスケジュールをお伺いしま
して、理解いたします。
ちょっと確認させていただくのは、本町の調査員というのはどういった方がなられる
のか、お訊きします。
教育次長
調査員につきましては、各中学校の校長先生のほうにお願いをいたしまして、
推薦という形でいただいております。まず各教科ごとに推薦をいただいて、合計 25 人の
調査員の方を選定をしております。
以上でございます。
伊集院議員
合計 25 名。これは、その分野別に何人ごとかということをお示しできるのか、
お伺いしますとともに、その調査委員会、本町調査委員会で調査されて、選考委員会へ
の報告、これはどういった形で報告、内容とか、そこの時点で絞り込みがあるのか、そ
の点をお伺いいたします。
教育次長
調査員でございますが、まず国語、社会、数学、理科、英語、技術家庭、保健
体育では、各3名の調査員さんを選定しております。また音楽と美術につきましては2
名の方を選定しておりまして、合計 25 人と。島本町は第一中学と第二中学がございます
ので、その辺のバランスも視野に入れて調査員を選定しておりまして、第一中学では 12
人、第二中学では 13 人というような内訳で選定をしております。
それから、調査員が調査されたものがどういう形であがってくるのかということでご
ざいますが、調査された内容を各教科ごとに、また各会社ごとの教科書の内容で、突出
- 108 -
するような部分とか、特にこういった部分が優れているとか、そういった部分を取りま
とめていただいて、最終選考するのに必要な資料というような形で、各教科ごとに取り
まとめていただきます。その中には、人権の取り扱いがどうなっているのかとか、内容
はどういう点が優れているのかとか、分量は学習活動を有効に進められる適切な分量と
なっているのかなど、各分野において、その観点をまとめていただいて報告をいただく
ということになっております。
伊集院議員
その内容で、絞り込みがあるのか。選定委員会へ出すときに、もう、例えば
社会ですと7社あるところがありますけど、それが何社かに絞られていくのか。その点
だけ確認、されるのかされないのかをお訊きします。
それと、2社のところは大体2名、調査員。3社から7社の場合にも同じく3名ずつ
ということで、先ほどありましたように中学校の2校の教諭に精いっぱいがんばってい
ただかなければならない状況であります。本町の場合、協議会形式ではなくて1市1選
択ですので、それぞれの先生方に本当に同じ3名で、7社あるところに3名で大丈夫な
のかと危惧するところですけども、その点は変更があり得るのかどうかの確認を、2点
だけさせていただきます。
それと、冒頭に申しました留意すべき点、検定がなぜクリアできてきているのかとい
う部分もありますが、理念的なことをお伺いしていきます。
総合政策部長に伺います。「地方自治法」の改正の点はありましたけども、本町の最
高規範である「まちづくり基本条例」の第 18 条に「総合計画を策定しなければならない」
とあります。その「総合計画」の中で最も重要な内容というのは何ですか、お伺いいた
します。
総合政策部長
本町の「総合計画」に関するお尋ねでございます。
本町は現在、第四次の「総合計画」を策定したばかりでございますが、町政の基本方
針といたしましては、七つの大きな柱を掲げております。そのうちの第1番目といいま
すか、最重要項目としては、「人権尊重のまちづくり」を町の重要な課題として位置付
けをしておるという状況でございます。
以上でございます。
教育次長
選定委員会のほうで、一定絞られてあがってくるのかというご質問だと思うの
ですが、これは絞ってあげては来ません。すべての部分について、最終的に教育委員会
議にあげてきていただいて、選定をするということになります。
また、調査員が3名でできるのかということでございますが、ご承知のように、大阪
府からも資料を示されておりますし、本町、二つしか中学校がございませんので、これ
以上、調査員を増やすということは難しい部分がございますので、3名から2名で調査
員は調査研究をしていただくということで考えております。
以上です。
- 109 -
伊集院議員
絞り込みがないということで安堵しましたけども、本町の場合、やっぱり調
査員は学校の教諭であると。そして選定委員会には保護者代表さんとかも入っていらっ
しゃると思いますが、この人数だけ確認させていただきます。
それと、先ほど総合政策部長からありましたように、人権尊重、人権問題がうたわれ
ておりまして、本町はその人権問題に熱心に取り組んできた歴史があります。町長にお
伺いしたいんですけども、深刻な人権問題である拉致問題ですね。社会の公民的分野の
教科書に、拉致問題を「解決すべき国民的課題」との政府の意向と相反する内容、拉致
問題が北朝鮮との関係の好転を阻害している問題であるかのような記述をしている教科
書が、シェアトップ 60%を超えている教科書がありますが、町長はもう率直にどう思わ
れますか、見解をお伺いいたします。
川口町長
その教科書の内容については、申しわけございませんが、私は内容を承知して
おりませんが、今、議員からご指摘がありましたように、拉致問題というのは大きな人
権侵害である、そのように認識しております。
以上でございます。
教育次長
選定委員の人数でございますが、選定委員につきましては学校代表の方、そし
て町の教育研究会の代表の方、そして島本町内のPTA連絡協議会から代表いただいて
いる保護者の方、そして町の教育委員会教育推進課の職員1名の、計5名が選定委員と
なっております。
伊集院議員
では、一般の保護者の方というのはPTAの代表1名であるのか、再度確認
させていただくのと、府のほうでは教科書の展示会というのをされますが、本町では、
こういうのがあるのかどうか。この2点を確認いたします。
それと、町長にご答弁いただきましたように人権問題であります拉致問題、それを教
科書の内容、これを国で検定クリアしているものですのでね、本町で言うのはどうかと
思いましたが、町長自体にその意識は持っていただいているということは、大きな一歩
であるということで思っております。これ、よければ衆議院ビデオサイトでも流れてい
ますので、内容をまた見ていただければ幸いです。
それと、現在、日本では東日本大震災という大きな試練を抱えています。その中には、
自衛隊の活躍は詳細をあげるとちょっときりがないんですが、大変、被災地の方々から
自衛隊をなくしてはならないというぐらい、その背景には、任務だけではなくて自衛官
自らの心のケアに、精神的に支えていただいているというようなお声もいただいてます。
また、本町でも何かありましたら「防災計画」や「国民保護法」において、三六連隊に
お世話になることになりますけども、教科書の中で自衛隊を憲法違反と疑える集団とい
う紹介の仕方をされている教科書があります。この点、町長、率直にどう思われますか。
見解だけ、お伺いいたします。
川口町長
自衛隊の皆様方ですけれども、阪神淡路大震災のときにも献身的に活動いただ
- 110 -
きまして、今回の東日本大震災でも現地に泊まり込みで、長期間にわたって献身的な活
動をしていただいております。被災地の皆さんにとっては、大きな勇気、元気を与えて
くれる人達であると思っております。
最終的に結論として、自衛隊が違憲であるかどうか、お前はどう思うのだというよう
な質問だと思いますが、自衛隊が違憲であるとは思っておりません。
以上でございます。
教育次長
選定委員に保護者の代表の方が1名かということでございますが、1名でござ
います。
そして展示会ですが、先ほどちょっとご紹介をさせていただきました。本町では、第
一中学校と第二中学校にも巡回展示という形でさせていただいているのと、展示会とい
うのは教育センターのほうで6月の1日から7月の6日まで、展示をしております。ま
た町立図書館におきましても、6月の1日から6月 16 日の間で展示をさせていただいた
ということでございます。
伊集院議員
ちょっと順序が逆になりますが、6月1日から7月6日、教育センターで展
示される。これは広報なり、どういうふうに宣伝をされるのか。ただ、センターに置い
ておかれるのか。町内の方々に、そういう見本がありますよというような広報をされる
のか。この点の確認を1点、させていただきます。
それと、保護者の方は残念ながら1名であるということでありますが、この点、ほん
とに1名、過去にもいろいろ議論をされてこられたと思いますが、公募の方、そういう
方とかいうのは入れていかれる考えがあるのか。今までも議論をされて、採用されない
というのは、どういう利害、どういう問題があるのか。課題などがありましたら、お伺
いさせていただきます。
その2点と、町長のほうではっきり憲法違反ではないと、自衛隊のことを言っていた
だきました。参考までに、7社のうち、自衛隊が違憲ではないかというような記述をさ
れているのが5社ほどあるというふうにお伺いしております。また、外務省の公式と違
う領土見解を教科書の中で記載されてしまっているのが、また今回でもあります。特に、
千島や尖閣諸島のことを触れない教科書も今回もあるとお伺いしています。この点も、
町長、やはり領土問題というのは本町とは関わりないと言うわけにはいかないと思いま
すが、この点、解決には至ってないんで、別にそこまでは求めてるわけじゃないですけ
ど、触れない教科書にどう思われるのか。あくまでも見解だけはお伺いさせていただき
ます。
川口町長
領土問題と言いますのは、国益に大きな影響を与える問題であると思っており
ます。国がやっぱり、領土問題については命がけで取り組んでいく必要があると思って
おりますし、日本国として主張すべきことは、はっきりと申し上げていく必要があると
思っております。
- 111 -
以上でございます。
教育次長
教科書採択に関わって展示会の広報でございますが、これについては、特に広
報としてはやっておりません。他市町村でどういうふうにされているのかも含めて、今
後十分把握をして、次回にはそういったことも活かしていきたいなというふうに考えて
おります。
また、選定委員につきましては、島本町立義務教育諸学校教科用図書選定委員会規程
というのがございまして、その中では「10 名以内の選定委員をもって組織する」という
ことが書かれておりますので、今の人数でいきますと、まだ余裕があるということがご
ざいます。そういった面で、公募も含めてどうなのかというご質問だと思いますが、こ
の教科書選定に関わりましては、やはり教科書の中身を吟味していく中で、非常に知識
も必要だと思いますし、いろんな観点の方が入っていただくというのも必要だとは思っ
ておりますが、今後、そういったことも含めて、先ほどの広報と同様、他市町村の実際
の状況も見ながら今後検討したいなと考えております。
岡田議長
時間が残り少ないですので、まとめていただけますか。
伊集院議員
せめてね、広報されてないとしても、親御さんの方々には今回の教科書をこ
うやってあれしますよ、というような通知ぐらいはいかないのでしょうか。その点を、
お伺いします。
それと、他にもいろんな問題が多々あります。これを切り出すとちょっときりがない
ので、もう時間がございませんので。先ほどの人権問題、本町は第一課題とさせていた
だいております。参考までに、今の国務大臣が某会社名をあげまして、よく拉致問題、
ここまできちっと書いていただけたなという意味で、拉致担当大臣としては敬意を表し
たいというようなご答弁をいただいております。参考までにお伝えさせていただき、先
ほどのやりとり、町長の見解を、これはまた審議会、協議会入られるときに、一定、そ
の点の考えもよく考えていただきますようお願いを申し上げまして、私の質問を終わら
させていただきます。
教育次長
保護者への通知という点でございますが、それについても、今は考えておりま
せんが、今後十分検討して進めてまいりたいというふうに考えております……(質問時
間終了のベル音)……。
(「答弁の責任を持てるのか」と呼ぶ者あり)
岡田議長
以上で、伊集院議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
(午前 10 時 51 分~午前 11 時 00 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
教育次長
先ほどの伊集院議員の一般質問の中の、教科書選定で展示会の広報の件でござ
いますが、私、広報してないというふうに申し上げましたが、実は6月 15 日号広報にお
- 112 -
きまして、広報しております。大変申しわけございませんでした。訂正方、よろしくお
願いいたします。
岡田議長
引き続き、東田議員の発言を許します。
東田議員(質問者席へ)
それでは、一般質問を行いたいと思います。「本町における各
公共施設の今後について」、お尋ねします。
今議会において、役場庁舎の耐震工事の実施設計が予算計上されています。役場庁舎、
また小・中学校については耐震化工事に向けての取り組みが進められているものですが、
他の公共施設についての今後の取り組みについて、お尋ねします。
①点目として、本町において耐震診断が必要とされる施設は、あと、どのくらい残っ
ているのか、お尋ねします。
総務部長
それでは、「耐震診断が必要とされる施設はどれくらい残っているのか」につ
いて、ご答弁申し上げます。
現在の耐震基準につきましては、昭和 56 年の「建築基準法」改正により新耐震基準と
して定められております。耐震性といたしましては、震度6強の地震に対して建物が倒
壊または崩壊する危険性が低いものであり、Is 値で申し上げますと 0.6 を満たしてい
る建物であるということでございます。
現時点での町所有の全ての施設 55 棟のうち、耐震性を満たす施設が 28 棟、率にいた
しまして 50.9%であり、耐震性を満たさない残りの 27 棟のうち、耐震診断実施済み施
設が7棟、今年度耐震診断を行う施設が4棟、未実施の施設が 16 棟となっております。
以上でございます。
東田議員
このうちの未実施の建物に対してですけども、この内訳はどのようなものにな
っているのかということと、耐震化工事を実施するにあたっての優先順位などはどのよ
うにして決められているのか、お聞かせください。
総務部長
未実施の施設 16 棟でございますが、主なものといたしまして、やまぶき園、保
育所、人権文化センター、教育センター、第二幼稚園、町立体育館、それから町有の自
治会の集会所も含まれております。
それから、優先順位でございますが、平成 20 年2月に町の「公共施設耐震化基本計画」
というものを定めておりますが、その中で一定、優先順位を定めております。今、申し
上げました体育館・人権文化センター・やまぶき園・教育センターにつきましては、多
数の方が利用される施設、そして避難所となる公共施設といたしまして、優先順位をB
と定めております。Bといいますと、計画の中では平成 26 年度から平成 30 年度の間に
耐震診断、あるいは耐震補強等の工事を実施する施設というふうに定めております。
また、町所有の自治会の集会所につきましては、優先順位Cというふうに定めており
まして、これにつきましては平成 31 年度以降に何らかの対応をしていくという部分での
計画の内容となっております。
- 113 -
以上でございます。
東田議員
優先順位とか、主なものとか出してもろうたんですけども、御茶屋住宅はどう
なってますかね。これは常任委員会とかでも他の議員の質問からも、あの部分に関して
も相当古い、耐震の必要あるんと違うかというような意見出てたんですけども、その点
についてはどのようにお考えか。
都市環境部長
御茶屋住宅の耐震ということで、この公共施設の中の耐震につきましては、
基本的には住民が避難する公共施設ということで、この中には載っておりません。当課
で管理しております御茶屋住宅につきましては昭和 52 年に建設した住宅でありまして、
昭和 56 年以前の建物ということで、旧の「建築基準法」に基づいて建てております。そ
ういったことから、耐震診断につきましては原課としては必要と考えており、財政のほ
うとも協議はしてるんですが、また協議を行い、予算措置に向けて検討してまいりたい
と考えております。
以上です。
東田議員
具体的には、まだ何も進んでないというふうに捉えてよろしいのかというのが
1点と、②番目に入りますけども、「老朽化した各施設にも、今後相当の維持管理の経
費がかかることが予想される」と思うんですけども、
「どの程度を見込まれているのか」、
お聞かせください。
都市環境部長
確かに御茶屋住宅につきましては、私ども管理するうえで危機といいます
か、心配してる建物でございます。そういったことから、毎年、補修費といいますか、
そういうのを計上させていただいております。前後あるんですが、大体年間 80 万程度で
改修を行っております。今後、この御茶屋住宅の新設といいますか、耐震診断してみな
いとわかりませんけども、金額的には、やはり建て替えとなりますと1億前後ぐらいは
かかるという具合に、概算ですけども、試算させていただいております。
以上です。
総務部長
「老朽化した施設の今後の維持管理費の見込みについて」でございます。
平成 24 年度から平成 27 年度までの4ヵ年の「普通会計中期財政収支見通し」におき
まして、公共施設の維持補修経費といたしまして、総額で約 35 億4千万円を見込んでい
るところでございます。主なものといたしましては、住民センター──役場庁舎でござ
います、消防庁舎や学校施設等の耐震工事、清掃工場の整備など、各施設における修繕
工事等でございます。
以上でございます。
東田議員
御茶屋住宅のほうなんですけども、建て替えたら1億円程度かかることが予想
されるということです。耐震診断、実施するにしても、あれ確かPCパネル式で、言う
たらコンクリートの板をボルトで繋いでいるような構造だと思うんですね。それの耐震
工事というのは、なかなか難しいん違うんかなというふうに思っております。そのあた
- 114 -
りについての見解、ちょっとお伺いしたいのと、それと今、住民センターとか役場庁舎
とか、様々な施設に対しての修繕費用が 35 億4千万円見込んでいるということですけど
も、16 ヵ所ですね。耐震診断未実施の施設においても、今後耐震診断また耐震化工事な
どが必要になってくると思いますが、そのための経費というのは「収支見通し」には含
まれているのか、含まれていないのか。その辺、ちょっとお聞かせいただきたい。
都市環境部長
御茶屋住宅の建物の構造でございますが、建設省の量産型の公営住宅とい
うことで、今、議員ご指摘のとおり、薄肉のコンクリート柱型のパネル構造ということ
で、特殊な工法になっております。この工法につきましては、いろんなところで集中的
に昭和 40 年後半から 50 年前半にかけまして、全国的にたくさん造られております。そ
ういった中で耐震のほうにつきましても、プレハブ協会というところがございます。そ
ういうところで、一応耐震の診断してみますと、結構保つようなことも聞いております。
いずれにしましても、御茶屋住宅につきましてはそういったことで、耐震診断のほうも
私ども、する必要があるという認識しておりますので、できるだけ、こういった協会と
も話させていただいて、できるような方法で検討してまいりたいと考えております。
以上です。
総務部長
先ほど申し上げました「中期財政収支見通し」に含まれていない公共施設でご
ざいますけれども、含まれている部分と含まれていない部分、当然ございますけれども、
含まれていないものといたしましては、第二幼稚園、保育所関係、やまぶき園、人権文
化センター、教育センター、町立体育館などでございます。
以上でございます。
東田議員
含まれてないものも多数あるというふうに私は思っておるんですけども、この
優先順位というのはつけなしゃあないかなという部分では、ある一定理解するんですけ
どね。どれが一番優先やというたら、やっぱり難しいん違うんかなというふうに思って
おります。このような今現在の状況の中で、いろんな建物とか老朽化もしていきますし、
防災に対する関心も高まっている中で、いずれかはやらなければならないだろうなとい
うふうには思っています。
それと、これらの経費は、やっぱり今、そういうふうに「収支見通し」とかにあげて
ない部分とかもあるということは、潜在的な要素になってくるんじゃないんかなという
ふうに思っています。計画的かつ安定した行財政運営を行うためには、歳入を増やす努
力とともに支出の削減にも取り組む必要があることは言うまでもないと思っています
が、しかしながら、第5次行財政改革なり何なりして努力しても、こういう潜在的な要
素が表面化することによって、計画的な行財政運営、できなくなる可能性があるんじゃ
ないかなというふうに思っておるんですけども。その点については、どのようにお考え
か。
総務部長
優先順位の決め方でございますが、先ほどご紹介申し上げました「耐震化計画」
- 115 -
の中で、小・中学校につきましては優先順位Bという形で計画はしておりましたが、昨
今の震災の状況等々勘案いたしまして、前倒しで実施してきているという部分もござい
ますので、そういった部分については一定、地震はいつ起こるかわからないという部分
を考えますと、できる限りということになってしまうんですけれども、前倒しで実施し
ていく必要があるのではないかというふうに考えております。
それから、ご指摘のように「収支見通し」に入っていない公共施設というのはたくさ
んございます。これすべてを耐震補強等々、計画的にですけども、やっていくとなりま
すと、非常に大きな財源が必要となってまいりますので、一定、財政、関係部局とも十
分検討していくことではございますけれども、歳出削減の何らかの方策はないか、これ
は検討していく必要があるというふうに考えております。
以上でございます。
東田議員
やっぱり、今、このような大震災が起こったという部分も大きな要素になって
いると思うんですけども、前倒しとかの必要性とかも、どっかから出てくる可能性もあ
るんじゃないか。あそこやったんだったら、ここも重要じゃないのかというふうに、こ
れから、そういう気運が高まっていくんじゃないかというふうに思うんですよ。
そういうような分で考えたらね、今現在、行財政改革を推進しなければならない本町
の財政状況を鑑みると、全町的な施設の適正化も検討しなければならないのじゃないか、
このように感じていますが、その点については、どのようにお考えか。
総務部長
「全町的な施設の適正化について」でございますが、本年4月に公表をいたし
ました「第5次行財政改革プラン」にもお示しをいたしておりますとおり、本町におき
ましても景気の低迷、個人所得の伸び悩みなどから、自主財源の多くを占める町税収入
の大幅な増収が期待できない中、今後も継続して行政サービスを提供していくためには、
今まで以上により効率的かつ効果的な行財政運営を推進し、安定的な財政基盤の確立が
求められているところでございます。
このような状況の中、今後の町有施設全体の耐震補強及び改修等には多大な費用が予
測されるため、財政との整合を図りつつ、施設の維持補修や建て替え、さらには施設の
廃止や統廃合なども含め、町全体の施設のあり方を検討していく必要があると考えてお
ります。
以上でございます。
東田議員
検討の必要性についてはね、認識されているということなんですけども、これ
は過去に、こういう検討というのはされたことあるのかどうかというのを、お聞かせく
ださい。
総務部長
具体的に、どの施設とどの施設を例えば統廃合するであるとか、どの施設を廃
止していく、細かな詳細にわたる検討は、現時点ではできておりません。
以上でございます。
- 116 -
東田議員
個人的な見解で言うたら、ちょっと遅いん違うかなというふうに思っておるん
ですけども。これ、もし検討することとなるならば、どのような形でするのが適当であ
ると考えているのか、お聞かせください。
総務部長
今、ご質問いただきまして、今の時点で私、考えられのは、その公共施設を所
管する課が集まりまして、当然、財政部局、政策部門も集まりまして、そういった中で
の検討が必要なのではないかなというふうに考えております。
以上でございます。
東田議員
今、言うたばっかしなんでね、すぐどういう形というのは、それはあれでしょ
うけども、そういうふうにやっぱり各担当部局集まってやるのがいいんだろうなという
ふうに思います。
それで、さっき他の議員の一般質問に対するご答弁で、教育委員会が独立した組織だ
というふうにご答弁されたと思うんですけども、確かに組織的に独立しているというの
は、ようわかるんですけどね。財政で言うたら、やっぱり全く独立しているというわけ
でもないだろうというふうに思います。島本町の全体の行財政、財政悪なっていったら、
教育に関する予算もね、やっぱり考えていかなければならないだろうし、その辺は全体
的に考えるべきではないか、こんなふうに思うんですね。
例えば施設の維持管理についても、これも教育委員会が所管するような施設、いろい
ろありますけども、それについても教育委員会だけで考えるんじゃないんだろうという
ふうに思います。やっぱり、いろんな意味で複合的に考えて、組み合わせるところ組み
合わせてということも考えていかなければならないん違うかなというふうに思いますけ
ども、その点については、どのようにお考えですか。
総合政策部長
全庁的な考え方につきましては、今、東田議員のほうからありましたとお
り、財政的なそういうふうな手当も含めて全庁的に考えていく必要がある、このように
考えておりますが、今後の検討については、まず特定財源の確保の問題、これが大きく
関わってくるというふうに考えております。それと、加えて町債の計画的な発行ですね、
当然、償還が発生するわけですので、その償還に応じた計画的な町債の発行。そういう
ことを前提に、さらに優先順位、非常に難しいことではありますが、そういうことも踏
まえながら、今後、積極的に検討をしていかなければならない、このように考えており
ます。
以上でございます。
東田議員
特定財源なり何なり、いろんな問題あると思うんですよ。それでも、今現在の
形で言うたらね、たぶん各担当部局で、これ大変やな、これ大変やなって、これをする
にはこういう問題あるなというふうに、各担当部局の中だけで収まっているん違うかな
と思うんですね。それを一回、全庁的にテーブルにあげて、やってみるべき違うかなと
いうふうに思います。その点については、どのようにお考えか。
- 117 -
総務部長
確かにおっしゃるとおり、財政状況厳しい中でございますので、今後、島本町
にとって必要な公共施設は何なのかという部分についても、一定検討していく必要はあ
ると思っておりますので、その検討に際しては、先ほど申し上げましたように各担当部
局が集まって考えていく必要があるというふうに考えております。
以上でございます。
東田議員
今回の大震災というのが、多分に影響するのかなというふうに思います。それ
で、他のことに対しても前倒しで今回もやってますよね。そういうことも、やっぱりも
っと加速していくんと違うかなと思うんですね、そういう気運も。それに、やっぱり前
もって対応しなければならないだろうというふうに思っております。その点についての
検討は一定していただくよう、よろしくお願いいたします。
それで次、番号がいきなり飛んでますけども、④点目ですね。「各地域の自治会集会
所についての耐震診断、また耐震化工事の必要性については、どのように考えているの
か」、お聞かせください。
総務部長
それでは、「自治会集会所の耐震診断、あるいは耐震化工事の必要性について」
でございます。
現在、本町には 49 の自治会が組織されており、自治会活動を行われる公民館、公会堂
及び集会所は 33 ヵ所ございます。このうち町が所有し、自治会に無償貸与している集会
所につきましては 14 ヵ所ございますが、このうち新耐震基準を満たす施設につきまして
は 10 ヵ所でございます。残る4ヵ所が、旧耐震基準となっております。また財産区、自
治会及び集合住宅の管理組合が所有される集会所等につきましては、19 ヵ所ございま
す。集会所などによりましては建設から相当の年数を経過し、老朽化が著しい施設もあ
り、また避難所として指定している施設もあることから、必要な補強工事等を行う必要
性があると認識いたしております。
以上でございます。
東田議員
避難所指定している施設に関しては何ヵ所ぐらいあるのかということと、財産
区や自治会管理組合が所有しているものについては、旧耐震基準のものはどのくらいあ
るのかというのは、把握してますか。
総務部長
集会所のうち避難所指定している数につきましては、申しわけございません、
後ほどご答弁させていただきたいと思っております。
それから、集会所のうち旧の耐震基準に該当する部分でございますが、これにつきま
しても、町有施設につきましては把握ができるんですけれども、自治会所有等の集会所
につきましては、現時点では把握ができておりません。
以上でございます。
東田議員
避難所指定している数というのは、また後で聞くからいいんですけどね。それ
なら財産区とか自治会、管理組合が所有しているものについては、避難所指定はしてな
- 118 -
いというか、しているものはないんですか。
総務部長
避難所指定している集会所等の中に、旧耐震基準で建設されているものもござ
います。
以上でございます。
東田議員
だから、その旧耐震基準で建築しているやつの中に、財産区とか自治会とかの
所有の分というのはあるのかというの、ちょっとお聞かせいただけますか。
総務部長
財産区、自治会等が所有されている集会所、公会堂、公民館等の中には、旧の
耐震基準で建設されているものもございます。
以上でございます。
東田議員
旧耐震基準でやってて、それが避難所指定されているものもあるというふうに
認識していいですか。
総務部長
そのように、認識していただいて結構かと思います。
東田議員
それでは⑤点目になりますけども、それについての「管理責任の所在」という
のはどこにあるのかということを、お聞かせいただきたい。
総務部長
「管理責任の所在」でございますけども、町が所有する施設の自治会集会所と
しての無償貸付、これにつきましては当該自治会と公有財産無償貸付契約書を締結いた
し、施設の維持管理等につきましては当該自治会にお願いしているところでございます
が、最終的な管理責任につきましては町にあるものというふうに考えております。また
財産区、自治会及び集合住宅の管理組合が所有される施設につきましては、その管理責
任は施設の所有者にあるものというふうに考えております。
以上でございます。
(「それは違うだろう」と呼ぶ者あり)
東田議員
町所有のものについてはね、維持管理等は当該自治会にあるというようなお答
えだと思います。維持管理というのはわかるんですけどね、根本的な改修とか建て替え
ということが必要になった場合、これは維持管理の範疇を超えるんじゃないかというふ
うに思うんですけども、その点については、どのようにお考えか。また、財産区や自治
会、管理組合の所有のものについても、改修や建て替え等が必要になった場合、自力で
行えるところと行えないところが出てくる可能性があると思うんですよ。その点につい
てはどのように考えているのか、お聞かせください。
総務部長
ご指摘のように維持管理の範囲、建て替えということになってきますと、維持
管理の範疇を超えるというふうに私も考えております。ですから、そこまで自治会にお
願いをしていくのはどうかなというふうにも考えておりますが、これまでの経過の中で、
自治会で一定積立等をされてきているというところも、あるのはございます。また財産
区の公会堂、公民館等につきましても、財産区のほうで一定の対応、対策を取られてき
ているという経過もございます。
- 119 -
そこで積立て等をして、できて、積立て等ができて、一定の費用を積み立てられる自
治会、あるいはそういったことが規模等からできない自治会というのも当然あると思い
ますので、その点については、一定、他市の取り組みというのもございます。補助制度
というのもございますので、そういった部分については調査研究をしていく必要がある
というふうに考えております。
以上でございます。
東田議員
今、ご答弁の中でね、自分とこの自治会なり財産区なりでやれるところもある
というふうにおっしゃったと思うんですよ。それで、自分とこで一生懸命やって、積立
てなり何なりしてやったとこがあって、またできる体力がないというか、そういうとこ
ろも出てくると思うんですね。しかし、避難所指定しているとか各地域の集会所とか、
もしそれが、相当古いやつもあると思うんですよ。もう駄目やなというときにね、行政
として知らん顔はできないだろうというふうに思います。その場合の対応とか、そんな
のについて研究していく必要があるということですけども、何らか明文化されたものと
いうのはないんですかね、今現在で。
総務部長
現時点で、明文化されものはございません。
以上でございます。
東田議員
公民館とかいろんな施設ありますけども、これからもやっぱり、いろいろ、そ
のような施設についても老朽化してくるものも出てくると思うんですよ。そのときその
ときの対応でね、できるからやって、できへんかったら何とかしましょうかみたいな対
応をしていったらね、やっぱり、そのつどそのつど不公平が出てくるん違うかなと思う
んですね。その点については、どのようにお考えか。
総務部長
その時々に、その部分についての対応をしていくということについては、これ
まですでに、その自治会等で建て替え等を行われているところもございますので、そう
いった部分については、おっしゃるとおりかなというふうに考えております。
以上でございます。
東田議員
これからも、こういうこと起こるん違うかなと思うんですね。それで、そのつ
どそのつどの対応で、やっぱり不公平が生じるというのはいかんだろう、各地域によっ
てね。ある程度明文化なり、町の考え方はこうだというのをすべきじゃないんかという
ふうに思います。それで、お金持ってるというたら、言葉がちょっと難しいですけども、
体力があるから自前でする、なかったら何とかしてくださいというのも、行政としても
何とかせざるを得ない部分出てくると思うんでね。それに対する考え方とかいうのは、
ある一定検討していただいて、不公平がないようにというふうなルールづくりというの
を考えていただきたいと思います。
これで、私の一般質問を終わります。
岡田議長
以上で、東田議員の一般質問を終わります。
- 120 -
引き続き、菅議員の発言を許します。
菅
議員(質問者席へ)
それでは、一般質問をさせていただきます。
我が国は東日本大震災、この発生によりまして、膨大な復興のための財源が必要とな
ってまいりました。国の債務残高が実に1千兆円を超える、こういうような現状があり
ます。当然、今後、国民負担といったものが避けられない状況になっているのではない
か、このように理解しております。
このような現実を認識しまして、私達地方議会の議員も、行政に対して財源の必要と
なるような要求は控え目に、そして反面、改革は積極的に提案する、このような姿勢が
求められている状況ではないか、このように理解しております。そして、今後5年、10
年、20 年先を見越した、このようなまちづくり、これを前向きな提案を理事者に行いま
して、行政と議会、切磋琢磨しながら、今後、この議会を運営していかないかん、この
ように思っているところでございます。そのような観点から、今回は3点について質問
させていただきます。
まずは、1点目でございますが、「高槻・島本広域行政勉強会について」であります。
本件につきましては、もう前にすでに3人の議員が質問されておりますので、ダブら
ないように、できるだけ違った観点から質問させていただきます。
まず、1点目です。「高槻・島本広域行政勉強会は、なぜ再開することにしたのか」、
経緯と趣旨について、誤解されないように改めて説明を願いたいと思います。
総合政策部長
それでは、菅議員の一般質問につきまして、ご答弁を申し上げます。
まず、1の「高槻市・島本町広域行政勉強会の再開の経緯と趣旨について」でござい
ます。
高槻市・島本町広域行政勉強会につきましては、平成 12 年 12 月に策定されました「大
阪府市町村合併推進要綱」を受けまして、広域行政の連携のあり方等を調査研究するた
め、平成 13 年に島本町と高槻市において設置されたものでございます。勉強会におきま
しては、両市町における様々な課題に対する調査研究を重ね、その結果を踏まえまして、
各小学校区単位で、当時、その説明会を開催させていただきました。
その後、平成 15 年でございますが、この年に実施をいたしました合併に関する住民ア
ンケートの結果を踏まえまして、当時の助役レベルで設置をしておりました高槻市・島
本町合併等研究会、これにつきましては解散をいたしました。なお、事務レベルで設置
しておりました広域行政勉強会につきましては、引き続き継続して協議を進めていこう
ということで合意をいたしておりましたが、事実上、休止状態となっていたものでござ
います。
その後、本町に限らず地方自治体を取り巻く財政状況が厳しくなっていく中で、行財
政改革を推進してまいりましたが、さらに効率的な行財政運営を推進することが求めら
れております。このような中で、本町の衛生化学処理場は建築後約 45 年が経過をしてお
- 121 -
り、老朽化が著しく、各種機器部品等の交換、故障時の対応などを考慮いたしますと、
更新の検討の時期にあるわけでございます。このため、より効率的な行財政運営を目指
しまして、本町のし尿処理につきまして高槻市へ事務委託という形でご要望をさせてい
ただくとともに、休止しておりました高槻市との勉強会の再開について、申し入れを行
って、そして再開をしたものでございます。
以上でございます。
菅
議員
私が改めて、この場でこのような質問を、なぜ行ったのか。町長、ご理解いた
だけるでしょうか。
今月の 11 日にふれあいセンターで、広域行政勉強会の中間報告が行われました。そし
て、その報告の内容に対しまして、住民の方から数多くの質問が出されたんであります
が、その質問の多くは、今回のこの広域行政勉強会、高槻市との合併を前提としたもの、
あるいは合併を進めるための勉強会、こういった理解のもとに質問されている方が多か
ったんです。なぜ、住民の人達がそのような誤解をされているのか。
私はそれは、この勉強会に対する議会における議員の質問に対して、町長、総合政策
部長の説明といいますか、答弁に若干問題があったんではないか、このように思ってい
るわけです。島本町の場合は、やはり私の解するところ、はっきりと明確にしてもらわ
ないと、一部の議員には誤解をされたり、あるいは都合の良いように解釈されたり、あ
るいは裏から解釈したり、あたかも合併に向かって、この協議会が進んでいるというよ
うな広報を住民にされてるわけです。しっかりと、やはり説明をして、理解してもらう
ようにお願いしたいと思うんです。
この間の報告会におかれまして、町長、どのような感想を持たれましたでしょうか。
川口町長
今、菅議員がご指摘のように、この前の住民説明会においては、あたかも合併
が進んでいるような、あるいは合併に向かって何らかの作業を進めているような、そう
いうふうな印象を持たれているからの質問というふうな、それが多かったような気がい
たします。
橋下知事と奥本市長と私で、3人で面談をいたしまして、その日、面談を行った日の
当日の夕刊に、産経新聞の一面に大きく出たりとか、その模様がテレビ、あるいは新聞
で報道されたことによりまして、その日ですけど、橋下知事とお会いした日に町内をウ
ロウロしていても、それは橋下知事が合併せえと言わはるんやったら合併せなしゃあな
いなというふうな、そういうふうに受け取られている住民の方もいらっしゃるようでご
ざいます。
今までもご質問いただいてご答弁差し上げましたけど、橋下知事とお会いしたときに、
橋下知事のほうからは合併を前提とした勉強会にしなさい、そういうふうな発言がござ
いましたけど、これはあくまでも、この勉強会というのは広域行政、広域連携を図って
いくための勉強会でございまして、合併を前提とした勉強会ではございませんと、その
- 122 -
ように申し上げましたし、私の気持ちとして、そういったスタンスは何ら変わるもので
ございませんし。ただ、誤解を与えてしまうような発言をしたのであれば、それはお詫
びしたいと思います。
以上でございます。
菅
議員
その辺のとこ、一つ重要な、肝心な問題に対しましては、議員と論争するぐら
いの気持ちで、この議場の場で徹底的に議論して、理解していただくような努力をお願
いしたい、このようにお願いします。
私もこの件で、この勉強会の再開に関連しまして、一方的な解釈のもとで、菅総理で
はないんですけども、不信任ものだというようなことを言われて、しかも町内にビラを
撒かれている。こういった立場の人間でございます。ぜひ、その辺のところをご理解い
ただいて、明快な答弁を今後ともよろしくお願いしたいと思います。
それでは、2番目に移ります。
この広域行政勉強会は、「どのような終着点を目標にされ高槻市と協議されますか。
高槻と島本町の思惑に差がないのか」、この辺について、ご答弁願います。
総合政策部長
今回の「勉強会の終着点について」でございます。
今回の高槻市・島本町広域行政勉強会の中間報告を踏まえまして、本町といたしまし
ては様々な行政需要に的確に対応するため、今後とも継続して高槻市と協議していくこ
とにつきまして何ら変更はございません。報告書でお示しさせていただきましたとおり、
本町と高槻市とはすでに多くの分野で事業連携や協力体制にあり、両市町の今後の財政
状況を鑑みますと、お互いメリットのある方向での協議が必要であると認識をいたして
おります。
従いまして、今後におきましては、広域行政の取り組みにつきまして、あらゆる手法
を想定して、継続的に検討を続けることが重要である、このように考えております。現
時点におきましては多くの課題が山積している中で、様々な広域連携のあり方について、
引き続き積極的に協議を進めてまいりたいと考えておりまして、現時点で終着点がいつ
なのか、ご答弁申し上げられる状況ではございませんので、ご理解賜りたく存じます。
以上でございます。
菅
議員
私が質問しました趣旨は、この中間報告の内容には、1年半という長い期間を
費やしたわりには具体的な成果が見られていないということでございました。
先日の議員の質問と重なるんですが、島本町はし尿処理問題という喫緊の課題を抱え
て協議に臨んだ、このように思っております。協議が具体的に進んでいないというのは、
高槻市と島本町の間に、この勉強会に対する微妙な認識のずれ、これが生じているので
はないかというふうに思いますが、まさに同床異夢といいますか、こういうことではな
いかと思いますが、この件、どのように理解されておりますか。
総合政策部長
今、ご指摘いただきましたとおり、中間報告まで長い時間を要したわけで
- 123 -
ございますが、これにつきましては、すでにご案内申し上げておりますが、高槻市と本
町との温度差といいますか、基本的には共同して事務を進めていく、そういう考え方に
ついては何ら変わりはございませんが、ただ1点、長期の財政収支見通しの推計をする
中で、それぞれの自治体の考え方がございますし、高槻市さんは中核市ということで、
規模も全く本町と異なるわけでございますので、そういった中で長期の財政収支見通し
につきましては、それぞれの団体の個性といいますか、特性がございますので、本町は
本町なりの考え方をお示しさせていただいて、そういった中で、その推計のあり方につ
いて議論に一定時間を要したということで、実際のし尿処理のワーキングのほうも、時
間をかけたわりには実際には2回しかできていなかったということではございますが、
そういったことについても十分議論をし、すでに解決もしておりますし、共同した歩調
で中間報告書を出させていただいておりますので、今後は、その中間報告をベースに、
様々な議論を踏まえて、今後とも引き続きあらゆる手法について検討してまいりたい、
このように考えておるところでございます。
以上でございます。
菅
議員
そういうような解釈のもとだというふうには理解しておりますが、はっきり言
いまして、この状況、このまま続きましたら、たぶん具体的な結果は出ないというふう
に思っております。
町長、今までもお答えされていましたとおり、自治体はその自治体で発生します生活
系廃棄物の処理は、基本的にはその自治体の責任のもとに処理しなければならない。こ
ういうふうに定められているわけですけど、それを、巨額の経費がかかるからといって
安易に他の自治体にお願いするというような発想、他の自治体から見ますと、虫のいい
話だ、このように映るわけです。広域行政といった、このような自治体間の協議につき
ましては、やはり行政のトップと、それから向こうで言いますと市議会、そして市民の
皆様といった、それぞれの複雑な感情が絡み合っておることは、もう町長も十分ご承知
のとおりだというふうに思うんです。しかも、高槻市とは、過去に感情的なわだかまり
があるという中でございます。部長レベルの普通の事務折衝だけでは具体的な成果を期
待するのは無理ではないか、このように思うんです。
高槻市は、市長も市議会も、選挙の結果で構成が大きく変わりました。改めて両自治
体のトップ同士が、この勉強会の意義と今後の進め方について、心を割って話し合って、
そして将来のことを理解し合い、意思の疎通を図ったうえで、この勉強会を進めるべき
だ。このように思うんですが、そういった面で町長、濱田新市長とのこの件での話し合
い、済まれておりますでしょうか。
川口町長
4月に高槻市におかれましては市長選挙がございまして、濱田新市長が5月の
1日、市長として就任されて。それで高槻市議会のほうでは6月の 20 日ですか、今週の
月曜日に6月議会が開催されまして副市長お二人が新任されて、その間、濱田市長とは
- 124 -
いろんな会議とか会合でお会いしているわけでございますが、今回の6月議会では施政
方針を発表するということで、大変お忙しくされているというのは承知しておりますの
で。会合なんかでお会いしたときには、議員ご指摘のように今後の広域行政勉強会の進
め方なんかについてご相談させていただくような、具体的にはそういうふうな感じで申
し上げておりませんが、少しお時間をいただいていろんなお話をさせていただきたい、
そのようにはお伝えをしております。濱田市長が少し落ち着かれたら、そういった時間
をいただいて、お話をさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
菅
議員
ですから町長ね、ちょっと挨拶に行かれるのが遅いと思うんですよ。この問題
は、やはりこちらからお願いしているわけですから、町長の気持ちが向こうに伝わらな
いことには、この問題は前には進まないというふうに思うんです。高槻市のほうは、こ
の濱田新市長、島本町との広域行政勉強会のことについて、新しい施政方針でもすでに
入れられているんです。ですから、その気持ちは頭の中にあるわけですので、ぜひ新市
長と早急にやはりこちらから、向こうが忙しい、何ぼ忙しくても、何度もアポイント取
りながら面会をお願いする、このような思いが、熱い思いが必要だと思いますので、ぜ
ひ、この件、お願いしておきたいというふうに思います。いろいろあるんでしょうけど、
ひとつ、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、3点目に入ります。
この勉強会は、島本町にとって緊急を要するし尿処理施設の対応問題から再開するこ
とになったものと理解しております。従って、島本町はし尿処理施設問題から早く結論
を出さなければならない事情がある。「具体的に進めるための幾つかの方策と進め方」、
こういったものがあると思いますが、どのように考えられるのか。具体的な案があれば、
お示し願いたいと思います。
総合政策部長
「し尿処理施設の課題に対する具体的な方策について」でございます。
今回の中間報告書におきましては、両市町の「し尿処理施設の現状と課題」について
整理をさせていただいておりますが、本町だけでなく、高槻市の施設につきましても老
朽化による更新の検討が必要となっておりますことから、本町といたしましても、お互
いがメリットのある形で共同処理に進むことが望ましいというふうに考えております。
いずれにいたしましても、一定早い時期に、その方向性を見出す必要があるというふう
に考えております。
なお、現時点で具体的な方策につきましては出ておりませんが、今後、この勉強会に
おきまして調査・検討し、お示しをさせていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
菅
議員
この件につきましては前の議員からの質問もありましたので、ダブる内容にな
るわけですけども、し尿処理だけでなく島本町、ごみ処理問題、そしてその他の消防行
- 125 -
政をはじめとして多くの事業があるわけです。島本町として、高槻市に協力できる点も
あるかも知れません。積極的に提案していくことによって、何か良い結果が出るのでは
ないか、このように思っております。
現在、高槻市、この前の市議会、実はこのごみ処理焼却炉に 180 億円という巨額な金
を投資して建て替えを検討されておるようでございます。もう、この秋にはそういった
ことが具体化するというようなことのようですが、このような話にも、この1年半の間
に乗れなかったのかなという残念な思いもありますが、こういったことで、やはり高槻
市としてもいろんな思いもあっても、島本町に、小さい町に声かけるみたいなことは向
こうからはないと思うんですね。従って、やはりこちらの小さい町から向こうの懐に飛
び込んで仲間に入れさせてもらうとか、そういった謙虚な気持ちが必要だと思うんです。
早急に、そういう意味でトップ会談を実施していただきたいと思います。
この勉強会がうまくいくかどうかは、私は町長の双肩にかかっているというふうに思
っております。町長は、私達と違いまして、3万人の住民から選ばれたただ1人の、こ
の島本町の町をまかされた大統領に等しい方なんですから、議会の議員の言葉に惑わさ
れることなく自信持って進んでいただきたい、このようにお願いして、この質問、時間
ありませんので、締めさせていただきます。
次には2番目、「JR島本駅西側地区のまちづくり勉強会について」であります。
「現状と今後の見通しについて」、お示し願いたいと思います。
総合政策部長
それでは続きまして、「JR島本駅西側地区まちづくり勉強会について」
のお尋ねでございます。
昨年5月に設立をされましたJR島本駅西側地区のまちづくり勉強会におきまして
は、当該地区における将来のまちづくりを見据えまして、農地として保全するゾーン、
あるいは一定の土地活用を図るゾーンなどの、それぞれの土地利用のあり方を考えたゾ
ーニングを行い、まとまりのある地域となるよう、これまで土地所有者の皆様によりま
す意見交換など、様々な議論がなされてこられました。このような中で、当該地区にお
けるより具体的な今後のまちづくりを検討するため、勉強会としてのステップアップを
図り、本年4月には、JR島本駅西地区まちづくり協議会として新たに設立されたとこ
ろでございます。
また、当該地区の「今後のまちづくり」につきましては、地域全体の意見を幅広く取
り入れる必要がありますことから、従来の勉強会は地権者のみで構成をされておりまし
たが、まちづくり協議会の構成メンバーとして、地元自治会の代表や住民委員会、福祉
委員会からの代表の皆様も参画されており、地域で主体的に協議をしていただく場とな
るよう、協議会として位置づけられております。
なお、現在、当該地区内におきまして教育施設の立地を希望する学校法人から、その
候補地として具体的なお問い合わせをいただいております。このため、過日の6月 18
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日の協議会におきましては、町から学校法人に関する情報提供をさせていただいたとこ
ろでございます。
なお、現在、会員の皆様で今後の当該地区におけるまちづくりのあり方や協議会の進
め方につきまして協議をいただいておりますが、学校施設の立地につきましては、土地
所有者の皆様の合意が前提となるものでございます。従いまして、まちづくり勉強会に
おいて作成されました土地利用構想図──たたき台でございますが、これをベースに、
仮に学校施設を立地するとした場合、改めて土地所有者の皆様で協議をしていただき、
本町としての最終的なまちづくりの方向性につきまして、本協議会でのご意向を踏まえ
十分協議を重ね、今後検討してまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
菅 議員
JR島本駅は、この駅ができてから住民の利便性が飛躍的に向上しております。
そのことは、マンション建設、あるいは住宅建設が大変盛んになっているということが
裏付けておるというふうに思います。JRの、この京阪神間で残った唯一の、数少ない
農地空間、駅の周辺であるというふうなことから、大阪府も都市計画審議会において保
留区域というような許認可を、島本町の申請に対して行ったということがあるわけです。
それで、前にいろいろ質問は議員からされましたので、違った点で質問いたしますが、
私は、今申し上げましたように、大変島本町にとって重要な土地、場所であると思うん
です。ですから、申し上げたいのは、このまちづくり協議会のほうにゆだねるというよ
うな姿勢ではなくて、やはり行政として島本のまちづくり、将来を見て、どのようなま
ちが必要なのか、このようなこともやはりしっかりと持って、この協議会には町の姿勢
として示していただきたい、示す必要がある、このように思っているんです。
そのためには、やはり意見もありましたように、この島本町にふさわしい西側の開発
の仕方は十分考えられると思いますから、自然との調和、そして、しかも活性化した町、
こういったことを両立できるような、こういった行政としての高い視点を持った指導、
立ち入り方というのがあると思いますので、決して協議会にまかせて、協議会がこうい
うたからこうだとかね、そういうようなことではなくって、しっかりした基本方針を持
って進めていただきたい、このように思います。多く質問が出ておりますので、私の質
問はこの点だけ申し述べて、この件は終わらせていただきます。
引き続きまして、3点目です。「再任用職員・非常勤嘱託職員の処遇と活用について」
という分で、質問させていただきます。
島本町の行政に関わる職員数は 500 名を超えるというふうに認識しておりますが、そ
のうち非常勤嘱託員、臨時職員、そして再任用職員の数は、正規職員の数を上回ってい
るというふうに認識しております。私は、島本町がこれまで、このように厳しい財政状
況、環境にありながらも、例えば保育所の保育士の加配をはじめとしまして、手厚い施
策を実施できている事実、そしてその他の施策におきましても、他の市や町に劣らない、
- 127 -
むしろ上回るような福祉サービスが実施できている。こういうことも、この制度を他に
先駆けて積極的に採用してこられた今までの行政のトップの決断、そして、この庁舎に
勤める多くの職員のやはり努力の賜物であろうというふうに思っているわけです。この
大きな成果であることを評価するとともに、大変感謝をしたい、このように思っている
ところです。
しかし、この方法もここに至って、若干、問題があるというふうに感じますので、そ
の改善の余地があるかどうか、考えを伺いたい、このように思います。
まず、再任用の点について伺います。
近年、定年退職者の職員が多くなっております。再任用を希望する職員も多くなって
いるというふうなことが現状だと思います。現状における「再任用制度の実施状況と基
本的な考え方」を伺いたいと思います。
総務部長
それでは、3点目でございます。「再任用職員・嘱託職員の処遇と活用につい
て」のお尋ねにつきまして、ご答弁を申し上げます。
まず、本年4月1日現在の職員体制でございますが、正職員が 242 人、再任用職員が
13 人、非常勤嘱託員が 38 人、そして臨時職員につきましては4月 10 日に執行されまし
た大阪府議会議員選挙に従事をした約2週間程度の短期間任用の方 20 人を除きますと、
241 人を任用いたしております。合計 534 人の職員体制で、行政運営を行っているとこ
ろでございます。
次に「再任用制度に対する考え方」でございますが、平成 18 年度当初の職員数が 258
人に対し、平成 18 年度から平成 22 年度末までの直近5年間での退職者は、その約 40%
にあたる 100 人にのぼり、また今後5年間でも 50 人余りの定年退職者が見込まれており
ます。これほどまで多くの職員が退職し、短期間に入れ替わるという状況は、これまで
培われてきた豊富な知識、経験の流出を意味するものであり、組織の弱体化が懸念され
るところでございます。このような状況の中で、円滑な行政運営を推進していくために
は、いったん退職した職員の皆さんにも改めてご尽力いただく再任用制度というものは、
不可欠な制度であると考えております。
しかしながら、再任用制度が年金制度の補完という側面はあるものの、限られた財源
の中で円滑な行政運営を行っていくための人員確保策の一つであるという考えに立て
ば、退職後も長年培った知識・経験を生かし職務を遂行していきたいという強い意欲が
なければならず、希望すれば必ずしも採用しなければならないという制度ではないこと
も踏まえて、対応していかなければならないと考えております。
最後に、「再任用職員の任用状況と配置について」でございますが、平成 18 年度以降
平成 22 年度までの直近5年間で、延べ 64 人の方から再任用の申し出があり、選考途中
での4人の辞退者を除いて、延べ 51 人の方を任用してきたところでございます。また配
置につきましては、現行におきましては、定年前の役職に関係なく一般職としての任用
- 128 -
であり、保育士をはじめとする専門職につきましては退職時と同様の職務に従事してお
り、また事務職については、窓口業務や支出処理等、一般的な事務に従事しているとこ
ろでございます。
いずれにいたしましても、今後も再任用職員の力というものは本町の行政運営にとっ
て大変重要であるということは言うまでもございません。従いまして、これら再任用の
方々の豊富な知識・経験を最大限生かすことができるような方策等につきまして、今後、
検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
菅
議員
人材の活用という大変重要な、島本町にとって重要な問題であります。質問さ
せていただきます。
定年退職する大半の職員は、長年、この島本町の役場で住民福祉のためにがんばって
きた職員達というように思っております。特に管理職であるので、部長、次長、課長に
ついて申し上げますと、長年、様々な経験を積んで、豊富な知識とそれから能力を持っ
ておられるというように思っておるわけですけども、しかし、退職後に配属された職場
を見ますと、今までは、その経験と能力を活かすことができるような、そういった配属
がされてないように感じます。
管理職として、やはり自覚を持って活躍した職員であれば、定年退職後も、例え給料
は安くても、やりがいのある仕事をしたいというふうに思っておられるに違いないと、
私はそういうふうに推測しておるんですが、具体的には申し上げられませんけども、そ
れまでの経験を活かす必要もない、誰でもできるような仕事を与えられる。こういった
ことでは本人にとっても大変むなしい定年後でありますし、一方、町としては人材の活
用という、そういう貴重な財産を活かし切れないという損失もあると思います。この点
について、現状をどのように認識されておりますでしょうか。
総務部長
再任用についてのお尋ねでございますが、現時点では、先ほど申し上げました
ように、管理職の職員でありましても一般職での位置付けで業務をいただいております。
これは、再任用につきましては本人の希望制度でございますので、現行制度はこういう
制度であるということをお知らせしたうえで、応募をされているというふうに認識をい
たしております。そういうことを理解のうえで、応募されてきているものというふうに
考えております。
しかしながら、管理職として長年の培ってこられた経験、政策立案に関わってこられ
た能力等々、そういった部分でお持ちの部分が、例えば一般職員として、先ほど申し上
げました窓口業務でありますとか支出処理等の業務に携わっていくということが、その
培ってこられた経験、豊富な知識を有効に活用していくという部分についてどうなのか
という点については持っているつもりでございますので、その点につきましては、今後
検討していかなければならない課題であるというふうに認識いたしております。
- 129 -
以上でございます。
菅
議員
何ぼ定年後の生活に困ったということであっても、その場繋ぎに仕事をすると
いっても、やはり、それなりのプライドはみんな持っているわけですから、一定、そう
いったことも考えて、島本町、大きな課題を抱えておると思うんです。プロジェクトチ
ームを結成するなり、そのリーダー、あるいはチーム結成に採用するとか、そういうこ
とで有効な人材活用を、ぜひ進めるべきだと思うんです。ふれあいセンターとか人権文
化センターや歴史文化資料館、そういったところで今までの経験を活かさなくてもいい
ような職場じゃなくって、もっと、この本庁舎でもプロジェクトチーム、要するに頭脳
として活用できるような制度が必要だと思うんですよ。そういう面では、今、言われた
ように制度の一定の改革も必要なような気がしますが、その辺、今後、その制度の改革
も含めて、何か前向きな検討をするような考えはありませんでしょうか。
総務部長
先ほど申し上げましたように、管理職員として培ってこられた豊富な経験、知
識、政策の立案能力ですか、そういった部分についてが、現段階での任用の仕方で、う
まく効率的に活用がなされているのかという部分については、私も疑問に感じる部分も
ございますので、先ほど申し上げましたように、今後検討していかなければならない課
題であるというふうに考えておりますので、ご理解賜りたく存じます。
以上でございます。
菅 議員
まとめます。今、もう時間もなくなりました。この再任用制度につきましては、
やはり私は、ここにずらっと並んでおられる部長連中も、数年、あるいは近々退職して
仕事をやはりがんばってもらうというようなことになると思うんです。一定、高槻市と
か先進都市、先例的な町は、やはりその辺のところを考えて一定の身分・職を与えて、
その知識を活用しているという、あんな大きな町でこそ、そういうことなんです。この
小さい、人材の少ない、この町で、貴重な人材は活用しない点はないというふうに思う
んです。
従って、早急にこの点は、高槻市をぜひ勉強していただいて、島本町も前向きに、私
はむしろ、中小企業の島本町のほうが独特な人事制度でもって活性ある人事制度を作る
べきだ、このように思っているぐらいですから、大都市がやってないからやってないみ
たいなことじゃなくって、ぜひひとつ、その点をお願いしておきたいと思います……(質
問時間終了のベル音)……。
以上で終わります。
岡田議長
以上で、菅議員の一般質問を終わります。
以上をもちまして、一般質問を終結いたします。
この際、暫時休憩いたします。
(午後0時 07 分~午後1時 00 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
- 130 -
日程第2、第2号報告
平成 22 年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告
についてを議題といたします。
理事者の説明を求めます。
総合政策部長(登壇)
それでは、第2号報告につきまして、ご説明を申し上げます。
(第2号報告
朗読)
議案書の1の3ページでございます。今回、ご報告させていただきます平成 22 年度の
島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書につきましては、合計6件の事業となってお
ります。今回、繰越額が確定いたしましたので、それぞれの事業につきまして、ご報告
を申し上げます。
なお、繰越明許費の内容につきましては1の3ページ「繰越計算書」のとおりでござ
いますが、詳細につきましては、別途議案書に添付させていただいております第2号報
告参考資料に基づき、順次、ご説明を申し上げます。
まず、1件目の町道水無瀬山崎幹線舗装補修事業及び2件目の町道東大寺水無瀬鶴ヶ
池幹線歩道改修事業についてでございます。これらにつきましては、国の平成 22 年度補
正予算(第1号)で創設されました地域活性化交付金のうち「きめ細かな交付金」を財
源とする事業でございます。なお、それぞれの事業につきましては、現在、原課におい
て事業実施にあたっての事前調査を進めており、順次、入札事務に取りかかる予定でご
ざいます。
次に、3件目の町道尺代5号線整備事業についてでございます。本整備計画のうち、
用地取得につきましては平成 23 年度までを予定いたしておりますが、今回、平成 22 年
度において買収を予定しておりました用地の取得が年度内に完了できなかったため、繰
り越しさせていただいたものでございます。なお、今回の用地買収につきましては、本
年4月 25 日に所有権移転登記を完了いたしましたが、残地につきましては、引き続き平
成 23 年度において用地取得を進めてまいります。
次に、4件目の都市計画マスタープラン見直し事業についてでございます。これにつ
きましては、「第四次総合計画」を踏まえ、昨年度、全体構想を策定いたしましたが、
本年度につきましては地域別構想を策定する予定でございますが、具体的な検討に時間
を要し、年度内に完了できなかったため、繰り越しさせていただいたものでございます。
なお、契約変更後の履行予定期間は平成 23 年9月 30 日まででございます。
次に、5件目の民間建築物耐震補助事業についてでございます。本町では、平成 21
年度より耐震改修補助を実施しておるところでございますが、国の平成 22 年度補正予算
(第1号)におきまして、平成 23 年度中の工事完了物件を対象に、1件当たり 30 万円
を追加で補助する予算措置がなされましたことから、繰り越しさせていただいたもので
ございます。
次に、6件目の町立中学校空調機設置事業についてでございます。これにつきまして
- 131 -
も、国の平成 22 年度補正予算におきまして公立文教施設整備費が増額されましたことか
ら、町立中学校空調機設置事業につきましても、平成 22 年度内に予算措置させていただ
いたものでございます。なお、契約予定工期は平成 23 年5月 10 日から、平成 23 年8月
19 日まででございます。
以上、簡単ではございますが、平成 22 年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書
の報告についてのご説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げ
ます。
岡田議長
これより、本報告に対する質疑を行います。
平野議員
一般会計予算繰越明許費の繰越計算書、都市計画マスタープラン見直し事業に
ついて、お尋ねいたします。
この都市計画マスタープランにおきましては、ご説明のとおり全体構想を作成され、
地域別構想を今、作成されるということで業務委託契約の変更をなさったということで
すね。それで9月 30 日が契約の期限ということですけど、現実的に、この都市計画マス
タープランを作る過程、スケジュールがどうなっているのか。9月 30 日で契約を終わっ
たら、このマスタープランは完成するということなのか。少し、マスタープランの策定
のスケジュールについて、ご説明いただきたいというふうに思っております。
総合政策部長
都市計画マスタープランの地域別構想についてでございます。これにつき
ましては、全体構想は昨年、策定をいたしまして、現在、町域内におきます地域別の構
想の作業を進めておるところでございます。
なお、今後のスケジュールでございますが、都市計画審議会への意見照会をまずする
必要がございますので、そういった作業を今、進めておりまして、当面、8月頃になろ
うかと思いますが、都市計画審議会の開催を予定いたしております。そして、素案につ
いての意見照会をさせていただく予定でございます。そして、その後、審議会の意見を
踏まえまして、まずパブリックコメントを実施したいということで、9月頃に予定をい
たしております。そのパブリックコメントの意見を踏まえまして、案を作成し、そして
再度都市計画審議会のほうに付議をし、策定をするといったスケジュールで予定をいた
しております。
なお、本年9月末までの契約期間ということでございますが、現在も地域別構想、い
ろんな課題がございますので、そういった課題を一つひとつ積み上げて整理をしておる
ところでございまして、若干、結果的にずれ込む可能性もございますが、そのスケジュ
ールに向けて今現在取り組んでおる、そういった状況でございます。
以上でございます。
平野議員
この都市計画マスタープラン、島本町のまちづくりにとって大きなことですし、
特に見直しをされる、「総合計画」の第四次計画の前倒しということもありましてね、
これも少し前倒しして見直しされるということなんですけれど、全体構想案について、
- 132 -
特に都市計画審議会に諮られなかった。それは諮らないということで、手続き的に問題
はなかったのかということについて、1点お尋ねしたいということと、もう1点ですけ
れども、概ね9月末ぐらいまでにこれ、マスタープランを作ろうとなさっているときに
ね、審議会をつまりパブコメまでに1回、それからパブコメ後、その意見を反映させた
形で1回聞くということで策定するということですけれど、これまでが時間がかかって
いたのかも知れませんけど、非常に大事なところでね、バタバタと作られるなあという
気がいたします。
3月の補正予算審議のときに、ご答弁の中でね、都市計画運用指針の中で「この策定
については住民意向の反映、周知等ということがございまして、地区別に住民の意見を
聞くとか、あとは公聴会、説明会の開催、広報紙やパンフレットの活用、アンケートの
実施等を適宜行うことが望ましいということが明記されていますので、それに基づいて
パブリックコメントその他、いろいろと考えていこうということでございます」と、お
答えになっているんですね。パブコメは実施されるということです。しかし、さらに丁
寧な手続きが要る、住民意向の反映が要るというふうに思っております。特に、JR西
側の地域別構想に関わることに関しましては、昨日もご答弁がありましたね、都市計画
の中で住民意向を反映させていくということもありましたので、私は地区別の住民意見
を聞くということが要ると思います。その手続きを、ぜひともしていただきたいと思っ
ておりますけど、いかがですか。
総合政策部長
本町の都市計画マスタープランにつきましては、今、ご指摘のありました
とおり、今後のまちづくりを考えるうえで非常に重要な位置付けであるというふうに考
えております。少子高齢化ですとか地球環境問題、こういった大きな課題に自治体とし
て的確に対応していく必要がある。そういったことで総合計画の前倒し、そして都市計
画マスタープランの今回の見直しということで考えております。前回の審議会でも、住
民の意見をお聞きして、そして広く反映させるべきである、そういった審議会のご意見
もいただいておりますので、そういったことを踏まえまして、今回の地域別構想につき
ましては、まず素案を策定し、そしてパブリックコメントを実施する。そしてそのうえ
で、さらに審議会で意見を聞くというふうな形での手続きを、今、予定をいたしており
ます。
最大で、本年度当初予算では3回の審議会の開催をお願いいたしておりますが、最低
でも2回の開催は必要である。そこで、しっかりとご意見をお聞きして、将来の地域別
構想を策定してまいりたいというふうに考えておりますので、その際の例えば住民説明
会、これも今、ご指摘のありました西側の地区を今後市街化に編入する。その場合の法
的な手続きとしては住民説明会が当然必要になってまいりますので、そういったことも
しっかりと踏まえながら、事務のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
- 133 -
平野議員
当然、市街化編入する場合の住民説明会は要るというふうに思っておりますけ
ど、今回のマスタープランに関しましても、より丁寧な住民意向の反映や周知というこ
とが必要だというふうに私は申しております。結局、今のご答弁ではパブリックコメン
トと、それから審議会の意見を聞く、それだけで十分だという判断なのだと思います。
前回のこのマスタープランを作られたときに、ちょうどJR新駅事業についても議論の
あったところですけれど、やはり公聴会を実施しなかったということが、後々非常に問
題になりました。そのことを考えますとね、地区別に住民の意見を聞く、大きく変わる
ところに関しては、そういった丁寧な手続きが必要かと思います。再度、お尋ねします。
それから、先ほど、私は全体構想案についても諮問をされるべきだと思っているんで
すけれど、審議会にはね。審議会の中では、全体構想そのものも当然諮問の内容となる
ということですね。お尋ねします。
総合政策部長
まず、今回の地域別の構想、これをご審議いただくうえでは、当然、全体
構想がベースになってまいりますので、そのうえでの地域別の具体的な課題についての
構想を整理するということで、一つにはJR西側の問題もあります。ただ、若山台地区、
山崎地区、東大寺地区、それぞれの課題がありますので、それぞれの地域別の課題をそ
こで整理をするということで予定をいたしております。
それと、住民説明会なんですが、今回、パブリックコメントを実施することによりま
して、いろんなご意見、これまでもいただいておりますので、そこで住民の皆さんの意
見を集約して、それを取りまとめて審議会のほうに提案をさせていただきたい、このよ
うに考えておるところでございます。
以上でございます。
清水議員
尺代5号線について、少しお訊きしたいと思います。
今回、22 年度に用地買収ができなく、4月 25 日の日には一応完了したということで
すが、これによって 23 年度用地買収に影響が出てこないのかどうか。それから、当初予
定でありました 25 年度までに完成できるのかどうか。あと、財源について地域活性化基
盤創造交付金ということでございますけども、これについて今日まで変わってないのか、
何か変化があったのか。当初予定では、国費が 55%、単費 45%というふうに聞いており
ますけど、この率も変わってないのか、お訊きしたいと思います。
都市環境部長
それでは、清水議員のご質問にお答えいたします。
尺代5号線の用地の関係で 23 年度に影響はないのか、というようなことでございま
す。一応、22 年度につきましては、先ほども部長のほうからありましたように4月の 25
日に登記が完了しております。それで、23 年度の用地のほうにつきましても、新年度予
算にもう入っておりまして、地権者の方には一度お会いさせていただいて、協議もさせ
ていただいているというようなことから、できるだけ早く契約締結に向けて今現在がん
ばっておりますので、たぶんいけるかなと、こう思っております。
- 134 -
それから、25 年度までの感じでございますが、この事業につきましては、平成 21 年
度から着手させていただきまして、具体的にはもう今年度、23、24、25 で工事のほうも
完了するというような計画をさせていただいております。そんな中で、私どもといたし
ましても、一応エントリーしているのは 25 年度までということで国のほうまで報告させ
ていただいておりますので、できるだけ、その 25 年度に間に合うようにということで、
今、事務を進めております。
それから、補助の変化でございますが、議員仰せのとおり、当初 55%ということで補
助いただいておりましたが、国のほうから補助率につきましては 55%の 65%ですか、そ
の金額で一応内示いただいておるということで、若干、補助金のほうは下がっておりま
す。そういたしますと、25 年度で工事が終わるかということになりますと、若干、問題
はあるかと思うんですが、今、府のほうとも調整させていただきまして、この補助率を
できましたら 24 年度にということで、24 年度要望につきましても概算要求ということ
で、国のほうと府のほうに申請させていただきまして、この差額につきましては一応 24
年度で補てんしていただくように、今、協議させていただいておりますので、できるだ
け 25 年度ということで、今、がんばってやっているというような状況でございます。
以上です。
清水議員
もうちょっと説明いただきたいのは、若干、補助率が変わったということです
か。財源確保が、そのものは変わってきているということなんでしょうか。
都市環境部長
財源のほうには、金額のほうが当初 3,300 万で一応話してたんですが、そ
れの今度 65%ということで、ちょっと額的には今、手持ちがございませんが、1,200 万
ほど、当初よりか下がっております。
以上です。
清水議員
1,200 万下がるということは、1,200 万、単費になるということですね。町の持
ち出しということになるわけですね。そうであった場合に財政のほう、どうなんでしょ
うかね。そういう予定はどうなんでしょうか。当初と変わってくるということやから、
どういう考えを持っていらっしゃるのか。
総合政策部長
財源の問題でございますが、今、清水議員のほうからありましたとおり、
今回の震災の関係で、当初内示をいただいておりました額から 65%の交付額としたいと
いうふうな通知がございました。今、担当部のほうで 24 年度に向けて増額の補てん要望
というような形で進めていただいておりますが、それがかなう、かなわないというふう
なこともございますが、もし、かなわないということになりますと、その分は一定交付
税で措置をしていただけるというふうなこともお聞きしております。全額はちょっと、
あれなんですが、いわゆる減収分に対する補てん措置ということで、9割程度は一定、
交付税のほうで措置をしていただける。ただ、持ち出しが増えるということはこれ、間
違いないことでございますので、そういったことも含めて計画的に今後、事務を進めて
- 135 -
まいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
河野議員
先ほど質疑がありました繰越明許の都市計画マスタープラン見直し事業につい
ての、残された期間における島本町の事務を進める日程的なものをお示しいただいたと
思います。時間的に、もうずれ込む可能性という、そういった可能性も示唆されていま
すが、先ほどの質問にもありましたけれども、過去にこういった都市計画マスタープラ
ンの見直し、今回、修正ということですけれども、「都市計画法」でいう都市計画を定
めるもの、都道府県か、その他の都市計画は市町村が定めるという、この第 15 条に示さ
れた都市計画であるというふうな認識で間違いはないのかということを、一つ、お尋ね
いたします。
そのうえで、この都市計画については、上位である北部地区の都市計画マスタープラ
ンとか、大阪府の都市計画審議会との関係はどうなるのか。9月末までに終わったと考
えて、島本町の説明どおりでいきますと、その後の大阪府との関係ではどんなような日
程を辿るのかということを、ちょっと改めて説明を求めます。
総合政策部長
今回、見直しを予定しております都市計画マスタープランにつきましては、
これは市町村が定めるマスタープランということでございます。
それと、上位計画との関係でございますが、当然、大阪府の都市計画マスタープラン
との整合を図る、これはもう当然のことでございますし、本町での審議会の議を経て、
最終的には大阪府のほうで、例えば地域ごとに事業、具体的な事業を実施するというこ
とになりますと、大阪府の都市計画審議会にかける必要がございますので。ただ、審議
会の時期も年間随時ということになっておりますが、2回、3回程度の開催ということ
で、通例であれば、例えば7月ですとか、12 月ですとか、2月、こういった時期に開催
がされるというふうなことでございますが、これも特に決まったものではございません
ので、そういったスケジュールにあわせて、今後、事務のほうも進めていく必要がある
のではないかというふうに考えております。
以上でございます。
河野議員
今の説明としては、わかりました。そうしましたら、今、言った特別な事業を
する場合においては、府の都市計画審議会において諮っていただく必要がある。その特
別な事業というのは、都市計画の専門用語で結構ですから、どういったことが考えられ
るのかということを考えられる限り、島本町の状況にあわせてお示しください。
総合政策部長
特別な事業ということではございませんが、その案件によっては、例えば
大阪府の審議会の議を経る案件、それとは別に、例えば町の都市計画の議を経て決定で
きる案件、それぞれ案件ごとに異なってまいります。例えば、用途地区を変更するとい
うことになりますと、これは大阪府の都市計画審議会の議を経る必要がある。例えば、
防火地区とか准防火地区の指定、こういったことについては町のほうの都市計画審議会
- 136 -
の決定で変更ができる。そういった案件ごとによって異なってまいりますので、ご理解
賜りたいと存じます。
以上でございます。
河野議員
3問しかないのでね。今もかなり一部の専門用語でご説明されたと思うんで、
その他にもいろいろと予想ができるのかなというふうに思っておりますが、それ以上、
追及はいたしません。
そういうことがあって、一定、いろいろなことで先へ進めたり具体化しようと、それ
に伴う予算措置を図ったり、当然、公共下水道事業とも密接に関わりますので、大阪府
の都市計画審議会ともリンクをさせていこうと思うと、やはりスケジュール管理という
ものが求められる。しかしながら、もうすでに1年を経て、9月末までに全体の地域別
構想と、町一帯、全体の見直しを図るというのが、正直申し上げまして、今までの島本
町の事務の進め方を見ておりますと、できるはずがないと私は思っております。9月末
まで、必ず終えろというものではありません。
この際、しっかりと、では住民の意見を反映する、そして一部の地域に限定されない
で、全体的なまちづくりの見直しということと、全体の、前回、都市計画マスタープラ
ンが制定されたときとは大きく社会経済情勢が変わってきております。ということでは、
全町的な議論に付すという意味では、この「都市計画法」第 16 条、「公聴会の開催等」
ということでは、あくまでこれは主体は市町村ということで私は申し上げますが、やは
り公聴会の開催、また記憶にはまだあると思いますけど、JR島本駅に関わる、新駅設
置に関わる都市計画のときに説明会をケリアホールで二度ほど開催されたと思います。
あのように、しっかりと図面に基づいて立体的な説明のもとに、住民から素朴な質問や
意見を聞く。そして、そのうえで案に対する意見を聞くという、パブリックコメント以
前の説明をする、そういった説明会、公聴会等の実施が不可欠だと思いますが、いかが
でしょうか。
総合政策部長
事業実施にあたりましてはスケジュール管理を行う、これは当然、しっか
りと行うべきであるというふうに考えております。それと、今、本町では多くの課題を
抱えております。この都市計画マスタープランもそうですが、いろんな喫緊の課題があ
る中で、仕事もある程度優先順をつけながらやっていっているというような現状でござ
いますし、限られた人員の中で精力的に進めておるところではございますが、その中で、
今一定、9月末を目途に進めてはおりますが、結果的にずれ込む可能性も全くないとい
うことも今、現時点で申し上げられませんので、できるだけ、そのスケジュールにあう
ような形での仕事を進めてまいりたいというふうに考えておるところではございます
が、一方では将来の大きな課題でありますので、地域別の構想、これはしっかりと丁寧
に進めていく必要があるというふうに考えておりますし、その際にはパブリックコメン
ト、また町の都市計画審議会の委員さんのご意見、そういったことも踏まえながら策定
- 137 -
をするということで2回から3回の開催になる可能性もありますし、先ほどの、例えば
JR島本駅の設置の折りに地元説明会、これもやりました。こういったことも当然、具
体的な事業実施にあたっては実施をする必要がございますので、そういったことも踏ま
えて、まず、当面の地域別の構想を策定してまいりたいというふうに考えておるところ
でございます。
以上でございます。
高山議員
今回、議会の側から資料請求という形で出しまして、資料が出ております。こ
れを見て、ずいぶんわかって、ほんとに感謝をしておるわけでございますが、私は提案
者として、資料を請求されたから示すんだということではなしに、提案者として、こう
いうことだから了解してくれという形で、わかりやすい資料を出すのが、まず求められ
ているんではないかなというふうに思います。
特に、中学校の空調機の設置なんですけど、実際に繰越明許の数字だけを見ましたら、
どうなるのか、こういうふうに思いましたからね。今回、説明があり、そして資料請求
でもそのことが出てきて良かったんですけど、そういうことについては、きちっと理事
者が説明責任として議案につけて出すべきじゃないかというふうに思いますが、いかが
ですか。
それから同時に、せっかく資料というふうにいただいているんですけど、これを出し
た日付けとかね、どこの責任で出したのかということを、わかるようにして欲しいとい
うふうに思いますが、いかがですか。
それから、今回、繰越明許費繰越計算書の様式というのがあるんですが、総務省令に
基づく様式と、少し違います。どこが違うかといいますとね、すでに収入した特定財源
というのが、そういう項目が総務省令にはあるんですが、島本町の分、報告にはない。
これはどういうことになっているのか。どうして、それを削除する合理的な根拠がある
のかということです。それから国庫支出金なんかは、いつの時点で収入が見込める、そ
ういう話ができているのかということを示していただくと、ありがたい。確かに今、入
ってないというのはわかるけど、ほんとに入るのかということについてね、わかるよう
な説明が欲しいというふうに思いますが、いかがですか。
それから、都市計画マスタープランの繰越計算書でございますが、430 万5千円とい
うのが昨年の4月1日に契約されている。そして、1年経った。そして、さらに半年、
契約期間が延長されるということで、これは実際には委託を受けた業者については、前
年度に仕事はされなかったのか。一定の仕事をしながら、全体的な成果品が出ておらな
いので仕事に見合う支出がされないというのは、仕事をした業者の側にしたら、ずいぶ
ん厳しい話ではないか。納期が延期をされるということについて、それは業者の責任で
はないというふうに思いますとね、むしろ、1年間仕事をして1円の収入もないという、
町としてのやり方というのは、少し問題があるのではないかというふうに思いますが、
- 138 -
いかがですか。そういう意味ではね、平成 22 年度ということになりますが、業者に対し
てどういう働きをかけて、どういう仕事をしてもらったのか。先ほどの説明ですとね、
全体構想をまとめ上げたというふうに言われましたが、素案そのものは前の年にできて
るわけですね。本来、前の年の全体構想の素案に基づいて地域の課題を検討する。こう
いうことになって、地域の課題を検討するのが 2010 年度の仕事じゃなかったんですか。
2010 年度というのは、一体、何をしてこられたのか。
これはもう端的に言いますとね、まちづくり協議会の議論が遅れているから、都市計
画マスタープランの策定を延ばすというようなことであるとしたら、これはちょっとお
かしいんではないか。本来的には、都市計画マスタープランを作ったうえで、都市計画
マスタープランそのものは地域構想についても触れているわけですが、その構想、マス
タープランに基づいて、さらに地域の議論が進められるというのが本来のあり方でね。
そういう流れからいったら、少しまずいんではないかというふうに思いますが、いかが
ですか。
総合政策部長
まず、今回の繰越計算書のご説明にあたっての資料請求についてでござい
ますが、これはご審議をしていただく中で、できるだけわかりやすい資料を作るという
ことは基本的なことであるというふうに考えておりますので、できるだけ、今回も、そ
れぞれの繰越計算書についての参考資料ということで付けさせていただいております
が、その内容によっては、今後もさらに、そういった資料についての整理をしてまいり
たいというふうに考えております。
それと、その資料についての取り扱いといいますか、資料の提出日ですとか出典元、
こういったことの記載はどうするのか。これも今後、一度検討してまいりたいというふ
うに考えております。
それと、今回の繰越計算書の書式についてのお尋ねでございますが、今、ご指摘いた
だきましたとおり、いわゆる省令様式でいきますと、繰越計算書の中で既収入の特定財
源の項目、これが定められておりますが、今回の資料では、それについては省略させて
いただいております。この省令様式といいますのは、あくまでも基準を定められておる
ものでございますので、必ずしも、その書式のとおりでないといけないということでは
ないというふうに考えておりますので、本町の場合、既収入の特定財源がございません
ので、それについては今回、省略をさせていただいておるということでございますので、
基準としては、その項目に数値があれば、当然、その項目を追加といいますか、設定す
る必要がございますが、本町の場合、既収入額、特定財源額がないということで、今回
は省略をさせていただいたものでございます。
それと、例えば国庫支出金で、いつの時点で入るのかというふうな、そういった日付
けもお示しすべきということでございますが、これにつきましては事業が完了しないと
歳入されませんので、その事業の終了日がいつになるのかということもございますので、
- 139 -
特にそういったお示しについては、少し困難ではないかなというふうに考えております。
それと、都市計画マスタープランについてのお尋ねでございますが、これはご指摘の
とおり昨年の4月に契約し、そして全体構想、現在では地域別の構想についての作業を
進めておるわけでございますが、昨年度、どんな仕事をしたのかということでございま
すが、全体構想については、まず現況把握が必要でございますので、「総合計画」を前
倒しして第四次の計画を策定をした。そういった背景の中には高齢化の問題、少子高齢
化の進行の問題、そして環境問題、地球規模での環境の問題、そして自治体を取り巻く
非常に厳しい財政状況、そういったことを総合的に勘案し、「都市計画法」の改正もご
ざいましたし、そういうことも盛り込んだ形でのマスタープランを策定する必要がござ
います。全体構想とは別に、先ほども申し上げましたが、やはり地域別の構想というの
が非常に今後、将来のまちづくりを考えるうえで重要になってまいります。そういった
中で、それぞれの地域における課題が、西側の農地のあり方も含めまして、若山台地域
についての活性化の問題。そして、それぞれ東大寺地域、山崎地域についても、いろん
な地元からのご要望もございますし、道路付けの問題ですとか、いろんな課題がござい
ますので、これらについては、この際、丁寧に仕事を進めていく必要があるということ
で、今回、繰越をさせていただいたものでございます。
業者との契約の関係でも、長期にわたっているわけでございますが、例えば、今回の
仕事量に応じて出来高払いといいますか、一定の支払いも必要ではないかなというふう
には考えておりますが、なかなか推し量るのも難しいような状況もございますので、完
了払いというふうな形で、当初予算では 435 万5千円を予定いたしておりますので、こ
の事業が完成をした段階でお支払いをしたいということで、今、事務のほうを進めてお
るところでございます。
それと、今回の西側地区のまちづくり協議会の関係で、今回のマスタープランが遅れ
ているのではないかというふうなことでございますが、これについては決してそういう
ことではございません。地域別全体の見直しをする、それに時間を要しているというこ
とでございますので、西側地区も一つの要因ではございますが、それだけに特化して遅
れているということではございませんので、その点、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
高山議員
実は私、ちょっと様式にこだわりましてね。確かに、既収入特定財源というの
はない、だから削ったんだ。そういうふうにおっしゃるんだったらね、府の支出金もゼ
ロなんですよ。そこはなぜ、ゼロというふうに記載するんですか。そういう対応の一貫
性がないんじゃないですか。
それからね、確かに特定財源は完了の段階でもらえるんだという話、それはわかりま
す。でも、完了したらもらえますよという話は、もっと先についているんですよ。だか
ら、そのことを示して欲しいというふうに思っているんですよ。完了したらもらえます
- 140 -
という話がすでにあるから、こういう作業をしているんでしょう。もらえるかもらえな
いか、どうかわからん、そういう話じゃないからこそ、こういう計算書が出されている
んじゃないかというふうに思いますが、いかがですか。
それから、私はこの 430 万5千円で仕事を受ける組織がどういうところか、よく知り
ませんけどね。だけど、1年間仕事して、何ら収入がないというのは大変ですよ。そう
じゃないんだ、1年間仕事してないんだというんだったらね、それは、ああそうか、と
いうことにもなりますけど、この1年、どういうことをされたんですか。先ほども言い
ましたけどね、全体構想の素案というのは、その前の年に作られて、その全体構想の素
案に基づいて地域別の構想を作ろうというのが去年の仕事じゃないんですか。それが、
なぜ遅れたのか。私は業者に対する支払いというのはね、もともと言えば、こんな仕事
をなぜ委託するのかという問題はありますけどね、委託して業者に頼む以上はね、業者
の都合で例えば納品が遅れるとかいうことだったら、それはやむを得ないということは
ありますけど、こちらの要求でもって遅れるというときに、成果品が出ておらないから
払わないというのは、行政として、善良な事業者として、少し具合が悪いというふうに
思いますが、いかがですか。
それから、議案につける資料について、さらに充実したものをということで、前向き
の答弁がいただけました。それについて感謝をするわけでございますが、実は、この中
で非常に気になったことが一つありましてね。ちょっと、これは要望として申し述べて
おきたいんですが、中学校のエアコンの設置で、入札価格が同一で抽選ということにな
って、結果的には町内業者に仕事が回らなかったということになってます。私は、入札
して同一価格で抽選というときには、町内業者を優先するという取り組みがあってもい
いんではないかというふうに思いますが、町長も、島本の業者を育成という点では、そ
ういうことも当然だというふうに思いますが、いかがですか。
総合政策部長
まず、今回の繰越計算書の様式についてでございますが、先ほどもご答弁
申し上げましたとおり、あくまでも総務省令で定められておりますのは基準としての様
式というふうに考えておりまして、既収入の特定財源がない場合は、逆に省略しても構
わないというふうな、そういう根拠はございませんが、必ずしも、その様式に則らなけ
ればならないといったことでもないというふうに考えておりますので、今回はその項目
がないということで、既収入の特定財源の項目は削除といいますか、省略をさせていた
だいております。
ただ、例えば府支出金なんかでも項目としてはゼロになっておりますが、これは未収
入の特定財源の中で、国庫支出金もあれば府支出金もある、地方債もあるということで、
それぞれの項目に該当する数値があれば、これは当然記載をすべきであるというふうに
考えておりますので、そういったものについては省令様式に基づいて計算書を作成させ
ていただいておるということでございますので、ご理解賜りたいと存じます。
- 141 -
それと、今回の都市計画マスタープランについての地域別構想が遅れておる、それに
よって業者への支払いも今現在できていない状況であるというふうなことでございま
す。これは、こちらの都合といいますか、仕事の都合で今、策定が遅れておるわけでご
ざいますが、最終的に出来高で、どの割合でというのも非常に難しい問題もございます
ので、こちらの都合ではございますが、完了払いというふうな形で当初からお願いをし
ておりましたので、そういうふうな形で進めておるところでございます。
以上でございます。
総務部長
入札の同一価格の場合の籤による抽選の件でございますが、「地方自治法施行
令」に、籤による落札者の決定というものが定められておるんですが、ちょっと読みま
すが、「普通地方公共団体の長は、落札となるべき同価の入札をした者が二人以上ある
ときは直ちに当該入札者に籤を引かせて落札者を定めなければならない」ということが
定められておりますので、同一価格で並ばれたときに、町外の業者を籤から除くという
ことは不可能であるというふうに考えております。
以上でございます。
高山議員
私はね、今回、同一価格で籤を引いて、たまたま島本町以外の業者に当たった
ということについてね、それは今までのやり方として、そういうことで良かったのかと
いうふうに思いますけどね。町内業者育成というふうに考えて、金額が同じだったら町
内業者にやってもらってね、その金が回り回って町の税収にも繋がれば、それは島本町
として結構なことじゃないか。まちづくりの基本として、町内業者を大切にするという
視点があってもいいんではないかということで。
これは将来に向けて検討をお願いしたいということで、町長、もし、ご意見がござい
ましたらお願いしたいというふうに思いますけど、理事者が提案される内容を、できる
だけ訊いてきたら答えるんだというんではなしに、基本的には、その情報というのは住
民の皆さんも共有しなければならないということを思いますとね、繰越明許で、計算で
こうなったから示すんだというだけではなしに、せっかく予算として繰越明許を議決し
て、4月、5月、6月、この間にどういうことに進んでいるのかということについては
ね、報告事案につけた詳細な説明資料をお願いしたい。
お願いして、とりあえず質問は終わります。
総務部長
町内業者の育成という部分で再度のお尋ねでございますが、議員おっしゃって
いる部分の町内業者の育成と、同額で籤を引く場合に町内業者以外、町外の業者を除く
という部分については、ちょっと我々の考え方とは違うなというふうに思っています。
町内業者の育成というのは非常に重要なことだというふうに思っておりますし、私も、
町内業者でできる仕事については町内業者を指名して、町内業者でやってもらうという
ことは常々言っております。一方で財務規則には、指名競争入札をする場合には、5者
以上の業者によって適正な競争を図るという部分がございますので、これは小規模な自
- 142 -
治体の悩みでもあるのかもわかりませんけれども、業種によっては5者がまかなえない
という業種もございましてね。これは一定、やむを得ないことであるというふうに思っ
ておりますし、議員のご指摘の部分については、検討はできないかなというふうに思っ
ております。
以上でございます。
外村議員
1点、素朴な質問をさせていただきます。
6件の繰越があるんですけども、最初の2件ですね。これ、3月の議会で補正で決ま
ったというふうに認識しておりますけども、この財源の趣旨が地域活性化交付金という
ことで、1日も早く地域のためにということで交付されている金を、先ほどの説明では
未だに入札も決まっていないということですから、なぜ、そこまで遅れるのかというこ
との説明がいただきたいのと、具体的にじゃ、いつ頃入札で、いつ頃完成の予定をして
おりますという説明がいただきたいなというのが一つと、5件目の民間建築物耐震補助
事業の 150 万ですけども、1件当たり 30 万ということで5件というふうに認識したんで
すけども、これは申請をした人が、工事はもう着手しているけど完成してないから払え
ないのか、まだ着手すらしてないのか。その辺、ちょっと、どういうことの状況になっ
ていて、いつ頃終わるようになっているというふうに把握されているのか、教えてくだ
さい。
以上です。
都市環境部長
まず、2点目の町道水無瀬山崎幹線の舗装の補修工事、それから東大寺水
無瀬鶴ヶ池幹線の舗装工事の着手でございます。確かに外村議員おっしゃっておられま
すように、原課といたしましても早期発注、早期完成ということを目指しております。
言い訳ということではないんですが、年度が替わったやつと、それから今年につきまし
ては、ちょっといろいろ国のほうからの資料請求とか会計検査とかいうのがございまし
て、連続で三つほど会計検査が入りました。それが理由になるかどうかわかりませんが、
それに対する労力というのが、職員、ちょっと一丸となってやらなあかんやつがあった
んで、そういう具合にちょっと遅れてしまいました。それともう一つ、昨日、ちょっと
議論していただきましたが、高浜幹線の関係でございます。これにつきましては夏休み
に完成するというようなことから、それの設計事務というようなことに、ちょっと費や
していたということで、若干、遅れたものでございます。
それで、今後の日程でございますが、まず、1番目の水無瀬山崎幹線につきましては、
10 月末を一応目途に考えております。あと、もう一つの歩道設置の、水無瀬鶴ヶ池幹線
の歩道の改修工事でございますが、これにつきましては 11 月目途で完了ということで、
今、予定させていただいております。
それから、耐震の関係でございますが、平成 23 年度に完成すべく分につきまして、今
回5件で 30 万上乗せというようなことで周知しておりますが、今現在、申請が0件とい
- 143 -
うことになっておりますので、今のところは執行は、補助のほうはしておりません。
以上でございます。
外村議員
2件の完成、末はお聞きしましたけども、入札がいつ頃で着工がいつ頃という
のはわからないわけでしょうか。それが1点と、民間建築物耐震のやつは、とりあえず
権利だけ確保しておきましょうということでされたということなんでしょうか、その辺、
ちょっと。で、なければ返すという形になるんでしょうか。お聞かせください。
都市環境部長
2件の工事の発注でございますが、7月中に発注する予定で、今、事務を
進めております。
それから、耐震の関係でございますが、なければ返還するということになります。
以上です。
岡田議長
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
第2号報告については、報告を承ったものといたします。
日程第3、第3号報告
平成 22 年度島本町水道事業会計予算繰越計算書の報告につい
てを議題といたします。
理事者の説明を求めます。
上下水道部長(登壇) それでは、ただいま日程に供されました第3号報告につきまして、
ご説明申し上げます。
(第3号報告
朗読)
議案書の1の3ページでございます。今回、ご報告させていただきます平成 22 年度の
島本町水道事業会計予算繰越計算書につきましては、「地方公営企業法」第 26 条第2項
ただし書きの規定によります建設改良費の繰越、事故繰越で、対象事業は2件となって
ございます。
それでは、まず1件目の事業名・大薮浄水場ろ過池更新工事、翌年度繰越額1億 5,984
万 2,500 円でございますが、第4次拡張事業として平成 23 年3月末完成予定で事務を進
めてまいりましたが、切り梁・腹起こし設置工事の追加により年度内に完成できなかっ
たため、平成 23 年度へ予算の繰越を行い、工期を平成 23 年6月 30 日まで延長させてい
ただいたものでございます。
なお、本工事につきましては現在も工事中ではございますが、今回、第2期工事で整
備します2池につきましては、平成 23 年6月9日に給水開始を行い、また第1期工事分
をあわせた計4池につきましても、同年6月 13 日より本格的稼働をいたしておる状況で
ございます。このことによりまして、住民の皆様へのより安全で安心な水道水の供給に
寄与するものと思料いたしております。
次に、2件目の事業名・大薮浄水場ろ過池更新工事に伴う道路拡幅工事、翌年度繰越
- 144 -
額 631 万 500 円でございますが、同じく平成 23 年3月末完成予定で事務を進めてまいり
ましたが、東日本大震災に伴い資材の入手が困難となり、年度内に完成できなかったた
め、平成 23 年度へ予算の繰越を行い、工期を平成 23 年4月 28 日まで延長させていただ
いたものでございます。
なお、本工事につきましては、すでに竣工いたしております。
以上、簡単ではございますが、ご説明を終わらさせていただきます。よろしくご審議
いただきますよう、お願い申し上げます。
岡田議長
これより、本報告に対する質疑を行います。
高山議員
大薮浄水場ろ過池更新工事の分でございますが、追加の工事が必要となって工
期を延長した。このことはよくわかるんですが、なぜ、追加の工事が必要になったのか、
この辺を少し詳しく説明していただきたい。実は、浄水場付近を掘り返している中で、
いろんな地質の状況とかあって、そういうことが起きたんだというふうに思いますが、
それは、その地点、その箇所の固有の状況なのか、あるいはもっと広くそういうことが
考えられるのか。その辺の情報は、今後の島本町の防災問題を考えるときにも参考にな
る知見が得られるのではないかというふうに思いましてね。そういうことがあれば、詳
しく説明していただきたい。
上下水道部長
それでは、高山議員のご質問にご答弁申し上げます。
今回、切り梁・腹起こし工事が追加になったということで、大薮浄水場ろ過池更新工
事に影響があり、工期を延長させていただいた経過がございました。この内容につきま
しては、平成 22 年第4回定例会の補正予算の折りに、この切り梁・腹起こし設置工事に
つきましては補正予算を計上させていただいて、ご可決をいただいたものとなってござ
います。
その際の提案説明で一定の工事内容につきましても、概要ではございますが、説明を
させていただいたところでございます。大薮浄水場ろ過池更新工事の第2期において、
土留め材の状況及び掘削底面以下の土質状況を再確認した結果、周辺地盤への影響を鑑
み、今回、切り梁・腹起こしの設置が必要となったことから増額補正をお願いしたとい
う経過がございます。そういう経過の中で、工事を進めさせていただいたところでござ
います。
今回のこの追加工事につきましては、第1期の折りには設置はしてございません。言
えば第2期で必要になったということで、固有的なというか、今回の工事に限っての内
容となってございます。
以上でございます。
岡田議長
この際、暫時休憩いたします。
(午後2時 01 分~午後2時 10 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
- 145 -
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
第3号報告については、報告を承ったものといたします。
日程第4、第 47 号議案 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議
題といたします。
理事者の説明を求めます。
総務部長(登壇)
それでは第 47 号議案について、ご説明を申し上げます。
(第 47 号議案
朗読)
提案理由につきましては、平成 23 年5月1日から1名欠員のため、新たに任命するも
のでございます。
議案書の1の2ページに、議案資料といたしまして略歴を記載させていただいており
ます。最終学歴でございますが、昭和 47 年3月に金沢大学を卒業されておられます。
次に職歴でございますが、昭和 47 年4月に箕面市立第二中学校教諭に、平成元年4月
に箕面市教育委員会事務局萱野青少年会館指導係長として、平成 10 年4月には箕面市教
育委員会事務局学校教育部学校教育課課長として勤務され、平成 12 年4月には箕面市立
第二中学校校長を、平成 18 年4月には箕面市立第三中学校校長を歴任され、平成 20 年
4月からは箕面市教育センター教育専門員を務められております。なお、箕面市教育セ
ンター教育専門員につきましては、本年6月末に退職される予定でございます。
また、任期についてでございますが、本年7月1日から前教育委員の残任期間である
平成 27 年2月 14 日までとなっております。
以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審
議いただき、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
岡田議長
これより、本案に対する質疑を行います。
(「声を出しなさい」と呼ぶ者あり)
平野議員
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、お尋ねいたします。
当然、教育委員の任命同意ということですけれども、事実上、教育委員会議において
決められることですけど、教育長の就任ということで判断していいのでしょうかという
ことと、それから……(「まだ教育委員会議してない」と呼ぶ者あり)……、そうです
ね。それも含めて、お尋ねいたします。第4条に任命というところで、これは「地方教
育行政の組織及び運営に関する法律」ですけれど、第4条のところで「委員は当該地方
公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見
を有する者のうちから地方公共団体の長が議会の同意を得て任命する」ということです
けどね。この「人格が高潔で、教育、学術及び文化」以下、他に教育に関し「識見を有
する者」というふうに判断された主な理由は何ですか。略歴については十分添付資料、
- 146 -
議案資料でわかりましたので、略歴についてはわかりますけれども、先ほどのことにつ
いて、何をもって、そのように判断されたのかということと、町内にもいろいろ候補者
がいらっしゃったのか、打診をされたうえで、その方が無理で、府の教育委員会という
んですかね、のほうにお願いされたのか。その辺の経緯について、お尋ねします。
総務部長
まず1点目でございますが、教育委員会委員の任命について同意をお願いして
いるということでございますので、よろしくお願いいたします。
それから提案した、何をもって提案したのかということでございますけれども、略歴
を見ていただきますとわかりますとおり、岡本氏におかれましては、まず教育現場にお
いて、教諭として学習指導あるいは生徒指導等の経験を有しておられる。また、学校長
として学校経営に関わっての経験も有されているというふうに考えております。また、
それ以外にも教育行政部門では箕面市の教育委員会におかれて指導面、学校教育面にお
かれても十分な経験をされておりますし、また管理職も経験をされている。こういった
ことから、教育に関する非常に深い知識、経験を有しておられるという部分と判断でき
ますので、今回、ご提案をさせていただいているということでございます。
以上でございます。
平野議員
ですからね、略歴はわかっております。こういう経歴があるということで重々
わかっております、現場のこともよくわかっておられると思いますけれども、直接、私
達はやはりこういう人事案件に関しましてね、その方が、例えばプレゼンテーションな
どもなさるのでしたら、私達もこういう方だなというのは一定わかりますけれども、そ
ういうことがわからないわけですから、一応、推薦をされている町に訊くしか、お尋ね
するしかないわけですので、そのあたりは、この略歴以外のところで、例えば直接お会
いして、そういうことを確認されたのかどうかということですね。
それから、私はこの方を今回提案されたまでの、他にも候補者はなかったのかどうか
ということもお尋ねしましたので、その点だけ、お聞かせいただきたいと思います。
川口町長
岡本さんと私、直接、お会いさせていただきまして、いろんなお話をさせてい
ただきました。そのときの印象でございますけど、木訥な、素直な、誠実な方で、教育
に対して熱い思いを持っていらっしゃる方と、そのように判断をさせていただきました。
それと、いろんな方にご相談を申し上げて、当然、いろんな候補者がいらっしゃるわ
けでございますが、その中で一番、最適任であるというふうに判断をさせていただきま
して、今回、提案させていただきました。
以上でございます。
戸田議員
質問いたします。長く教育の現場にいらっしゃったということですが、島本町
は歴史文化資料館ができ、「文化財保護条例」ができ、そして第1号文化財に指定され
た水無瀬駒にちなんで「将棋のふるさと」として、小学生も対象とした教育と文化が融
合するような、文化行政が一気に進んでいるところです。これには、前任者である教育
- 147 -
長のお力、非常に貢献度が多かったのではないかと私は拝察しております。ずっと教育
の現場にいらっしゃったということですが、文化に関して、島本町が現在がんばってい
る文化行政に関して、どのようなことをお持ちな方か。そのあたりのことをお聞かせい
ただけますか。
川口町長
亡くなられた前教育長の森川さんが大変ご尽力をいただきまして、歴史文化資
料館の開館と、その後の運営については大変ご尽力いただいて、感謝をしております。
そして、岡本さんとお会いをさせていただいたときにも、歴史文化資料館が開館にあた
る経緯とか、先ほど議員がご紹介いただきました水無瀬駒の件につきましてもお話をさ
せていただきまして、文化に対しても大変造詣が深い方だと、そのように判断させてい
ただきました。
以上でございます。
外村議員
先ほどの平野議員の質問に、ちゃんとお答えになってなかったんで、私もちょ
っと訊きたかったこと。
先ほど町長からお答えになられまして、何人かの候補がいらっしゃいましたと、岡本
さんにお会いしましたという話だったんですけど、何人かの候補、じゃ、何人かの候補
全部と会われたのか、それで最終的には岡本さんになったのかというのが1点、訊きた
いのと、できることなら、私は島本町内にも優秀な人材いっぱいいると思うんですけど
も、その候補の中にいらっしゃった。けども、会わなかったというのか、その辺、ちょ
っとお聞かせください。
以上です。
川口町長
先ほどの、何人かの候補がいらっしゃってと。こういった人事案件は、並行し
てそれぞれの方に当たるということ、そういう作業の仕方はしませんで、一番、岡本さ
んがその中で最適任であるというふうなことで、最初に岡本さんとお会いさせていただ
いたということでございます。それと、候補者がどなたであるというご質問に対しては、
ご答弁を控えさせていただきたいと思います。
以上でございます。
外村議員
私の質問にお答え、一つ抜けてます。島本町民で候補者はいましたか、という
質問です。
川口町長
ですから、先ほどご答弁申し上げましたように、候補者それぞれが特定される
ようなご質問には、ご答弁できませんと、そのようなつもりで申し上げた。
以上でございます。
外村議員
いたかいなかった答えることが、特定に繋がるのでしょうか。
川口町長
特定に繋がる、直接繋がるかどうかというのは少し疑問な部分がありますが、
こういった人事案件というのは、極力特定されないように努めるのが私どもの誠意とい
いますか、岡本さんに今回教育委員をお願いするにあたっての一つの礼儀であるのかな
- 148 -
と思っております。
以上でございます。
岡田議長
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
まず、本案に反対の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
次に、本案に賛成の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、討論を終結いたします。
(午後2時 23 分
河野議員・冨永議員・高山議員退席)
これより、採決を行います。
第 47 号議案は、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
(
岡田議長
全
員
起
立
)
起立全員であります。
よって、第 47 号議案は、原案のとおり同意することに決しました。
(午後2時 24 分
日程第5、第1号諮問
河野議員・冨永議員・高山議員出席)
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題
といたします。
理事者の説明を求めます。
総務部長(登壇)
それでは、第1号諮問につきまして、ご説明申し上げます。
(第1号諮問
朗読)
提案理由につきましては、任期満了に伴い再任するものでございます。
次のページに、諮問資料といたしまして略歴を記載させていただいております。最終
学歴につきましては、昭和 60 年3月に関西大学法学部法律学科を卒業されております。
職歴につきましては、平成2年4月に大阪弁護士会弁護士となられ、平成7年1月には
向井秀史法律事務所を開設され、平成 14 年 10 月に人権擁護委員に就任いただいており
ます。
向井氏におかれましては、現在、本町情報公開審査会委員及び個人情報保護審査会委
員に就任いただいております。
なお、現委員の任期は本年 12 月末までではございますが、法務大臣の委嘱手続きに時
間を要するため、今議会において提案させていただくものでございます。
- 149 -
以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議いた
だき、ご意見賜りますようお願い申し上げます。
岡田議長
これより、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
まず、本案に反対の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
次に、本案に賛成の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、討論を終結いたします。
これより、採決を行います。
第1号諮問は、原案のとおり適任と認めることに賛成の方の起立を求めます。
(
岡田議長
全
員
起
立
)
起立全員であります。
よって、第1号諮問は、原案のとおり適任と認めることに決しました。
日程第6、第2号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題
といたします。
理事者の説明を求めます。
総務部長(登壇)
それでは、第2号諮問につきまして、ご説明申し上げます。
(第2号諮問
朗読)
提案理由につきましては、任期満了に伴い再任するものでございます。
次のページに、諮問資料といたしまして略歴を記載させていただいております。最終
学歴でございますが、昭和 46 年3月に京都女子大学文学部教育学科を卒業されておられ
ます。職歴につきましては、昭和 46 年4月に京都府立宇治市槇島小学校教諭となられ、
平成 21 年3月には長岡京市立長岡第五小学校校長を最後として退職されております。
藤井氏におかれましては、現在、本町における付属機関等の委員には就任されておら
れません。
なお、現委員の任期は本年 12 月末までではございますが、法務大臣の委嘱手続きに時
間を要するため、今議会において提案させていただくものでございます。
以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議いた
だき、ご意見賜りますようお願い申し上げます。
岡田議長
これより、本案に対する質疑を行います。
- 150 -
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
まず、本案に反対の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
次に、本案に賛成の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、討論を終結いたします。
これより、採決を行います。
第2号諮問は、原案のとおり適任と認めることに賛成の方の起立を求めます。
(
岡田議長
全
員
起
立
)
起立全員であります。
よって、第2号諮問は、原案のとおり適任と認めることに決しました。
日程第7、第3号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題
といたします。
理事者の説明を求めます。
総務部長(登壇)
それでは、第3号諮問につきまして、ご説明申し上げます。
(第3号諮問
朗読)
提案理由につきましては、任期満了に伴い再任するものでございます。
次のページに、諮問資料といたしまして略歴を記載させていただいております。最終
学歴につきましては、昭和 43 年3月に関西大学法学部法律学科を卒業され、昭和 60 年
9月には警察大学本科第 65 期警備課程を卒業されておられます。次に職歴でございます
が、昭和 43 年4月に大阪府警察本部巡査に採用され、平成 16 年3月に枚方警察署地域
課警視を最後として退職されておられます。その後、平成 16 年4月から平成 20 年2月
まで株式会社西武百貨店にお勤めでございました。
多田氏におかれましては、現在、本町における付属機関等委員には就任されておりま
せん。
なお、現委員の任期は本年 12 月末までではございますが、法務大臣の委嘱手続きに時
間を要するため、今議会において提案させていただくものでございます。
以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議いただ
き、ご意見賜りますようお願い申し上げます。
岡田議長
これより、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
- 151 -
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
まず、本案に反対の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
次に、本案に賛成の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、討論を終結いたします。
これより、採決を行います。
第3号諮問は、原案のとおり適任と認めることに賛成の方の起立を求めます。
(
岡田議長
全
員
起
立
)
起立全員であります。
よって、第3号諮問は、原案のとおり適任と認めることに決しました。
日程第8、第 46 号議案
平成 23 年度島本町一般会計補正予算(第1号)を議題とい
たします。
理事者の説明を求めます。
総合政策部長(登壇)
それでは、第 46 号議案について、ご説明を申し上げます。
(第 46 号議案
朗読)
今回の補正予算につきましては、平成 22 年度決算に伴う剰余金処分、庁舎耐震実施設
計業務、大阪府議会議員選挙事業の確定、小学校での暑さ対策、その他文化祭事業にか
かる予算措置などを上程させていただくものでございます。
それでは詳細につきまして、事項別明細書に基づき、ご説明を申し上げます。
1の7ページ、歳入でございます。
第 14 款
国庫支出金、第2項
国庫補助金、第3目
土木費国庫補助金 333 万3千円
の増額でございます。これにつきましては、役場庁舎の耐震診断の結果を受け、今回、
庁舎の耐震実施設計業務を予定しており、その財源として予算措置させていただくもの
でございます。
第 15 款
府支出金、第3項
府委託金、第1目
総務費府委託金 344 万9千円の減額
でございます。これにつきましては、大阪府議会議員選挙事業費の確定による減額でご
ざいます。
第 19 款
諸収入、第5項
雑入、第4目
雑入 116 万円の増額でございます。大阪府
町村議長会におきまして、平成 23 年度に限り、府内の町村議会が実施する一定の事業に
対しまして財政支援されることとなりましたことから、その財源を予算措置させていた
だくものでございます。
- 152 -
第 21 款
繰越金、第1項
繰越金、第1目
繰越金 5,371 万1千円の増額でございま
す。これにつきましては、平成 22 年度実質収支の黒字による純繰越金でございます。
1の8ページからの歳出でございます。
第1款
節
議会費、第1項
報酬から第9節
議会費、第1目
議会費 380 万6千円の減額のうち、第1
旅費までの減額につきましては、4月 30 日付けで議員1名が辞職
されましたことによります減額でございます。次に、第 18 節
備品購入費の増額につき
ましては、先ほど歳入でご説明申し上げましたとおり、大阪府町村議長会におきまして、
平成 23 年度に限り、府内の町村議会が実施をする一定の事業に対し財政支援されること
となりました。本町におきましては、その財源を活用いたしまして、議会だより編集に
かかるパソコン等の更新、議員控室の環境整備、議員宅設置用ファクシミリの更新、本
議会・委員会等の録音媒体の変更等を予定いたしております。
第2款
総務費、第1項
総務管理費、第2目
財産管理費 2,200 万円の増額でござ
います。これにつきましては、平成 22 年度に実施いたしました役場庁舎の耐震診断結果
を受け庁舎の耐震補強工事が必要となりますことから、耐震工事などにかかる実施設計
費用を予算計上させていただくものでございます。第 13 目 財政調整基金等積立金 3,879
万2千円の増額でございます。平成 22 年度一般会計決算見込みにつきましては、すでに
お示しをさせていただいておりますが、前年度につきましても実質収支が黒字となりま
したことから、「島本町基金条例」第2条第2項に基づき財政調整基金に積み立てるも
のでございます。
1の9ページから 10 ページにかけてでございます。第4項
選挙費、第3目
大阪府
議会議員選挙費 317 万3千円の減額でございますが、これにつきましては事業確定に伴
う減額でございます。
1の 11 ページでございます。第9款
費 145 万8千円の減額のうち、第7節
教育費、第2項
小学校費、第1目
学校管理
賃金 136 万6千円の増額でございますが、これ
につきましては新年度に障害児1名の入学がございまして、介護員1名の増員が必要と
なったものでございます。このため、学校現場では早期の対応が必要でありましたこと
から、すでに現計予算で対応させていただいておりますが、今回、増員にかかる予算の
不足額を追加補正でお願いをいたすものでございます。第 13 節
委託料 198 万8千円の
減額でございますが、第二小学校の給食調理業務委託料の確定によるものでございます。
次に、第 15 節 工事請負費 83 万6千円の減額でございます。第三小学校プール改修工事
573 万6千円の減額につきましては、入札によります金額確定による減額でございます。
なお、天井扇風機設置工事 490 万円の増額につきましては、今年の夏の暑さ対策とし
て、学校現場と協議のうえ天井に扇風機を設置することとなったため、増額をさせてい
ただくものでございます。なお、設置台数につきましては1クラスに2台で、合計 110
台を予定いたしております。
- 153 -
第3項
中学校費、第1目
学校管理費 330 万円の増額でございます。本年9月に開
催予定の学校の文化祭につきまして、各中学校の体育館におきまして実施することとな
ったため、文化祭の実施に支障をきたさないよう予算措置をお願いするものでございま
す。内訳といたしましては、中学校体育館での舞台装置などの借り上げに 100 万円、音
響設備などの備品購入費に 230 万円を、それぞれ予算措置をお願いするものでございま
す。
第5項
社会教育費、第2目
青少年費 90 万円の減額でございます。第 27 回島本町
YYワールド事業につきましては、本年4月 24 日に実施する予定でございましたが、こ
のたびの東日本大震災により、本年度の事業実施について実行委員会におきましてもご
検討をいただいたところでございます。その結果、本年度につきましては中止させてい
ただくこととなりましたことから、全額を減額いたすものでございます。
最後に、1の 13 ページからの人件費の補正について、給与費明細書についてでござい
ます。内容につきましては、議員報酬及び議員期末手当の減額、大阪府議会議員選挙に
かかる確定によります補正でございます。
以上、平成 23 年度島本町一般会計補正予算(第1号)の説明を終わらせていただきま
す。よろしくご審議をいただき、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
岡田議長
これより、本案に対する質疑を行います。
川嶋議員
小学校費の扇風機設置工事について、お尋ねをいたします。
先ほどの説明では教室に各2台ずつ、合計 110 台ということになっておりました。今
年の夏は節電、節電ということで、電気屋さんに関しても扇風機を買われる方が殺到し
ているニュースも見られておりますが、この 110 台に関しての確保は大丈夫なんでしょ
うか。そちらを聞かせていただきたいのと、それとまた四つの小学校の工事ということ
になりますので、どういう形と、どういう順序でやられていくのか。その点もお聞かせ
ください。
教育次長
まず、扇風機を 110 台確保できるかというご質問でございますが、すでに扇風
機の確保につきましては事前に事務を進めさせていただいておりまして、確保はできる
ことになっております。
また工事期間につきましても、今後、どこから順番にやっていくかという部分につい
てはまだ決定はしておりませんが、夏休み期間中にすべての小学校で設置できるように
進めてまいりたいというふうに考えております。
川嶋議員
扇風機はもう確保できたということで、安心いたしました。
その工事に関してなんですけれども、やはり四つの小学校ということで、順番にこれ
から決めていかれるということなんですけれども、一斉にされるのか、その点の工期で
すよね、工事期間ですよね。そういう点もいろいろと考えないといけないとは思うんで
すけれども、今から決められて間に合うんでしょうか。
- 154 -
教育次長
工期につきましては、非常にタイトであります。特に今年度、小学校の特別教
室にはエアコン設置という工事もございますので、それとの関係もございます。ですか
ら、早急に学校のほうとも協議をして、できるだけスムーズに設置できるような工程を、
今後考えていきたいというふうに考えております。
川嶋議員
できるだけ、一応、夏休み以後からの、2学期からの使用ということになりま
す。中学校にはエアコンが設置されますし、そういう意味では本当に一斉に使えるよう、
しっかりと計画を立ててやっていただきたいのと、また工事期間もやはり事故の部分が
心配となりますし、そういう点でも、安全面もしっかりと対策を練っていただきたいと
思います。
それと、舞台装置借り上げ、また学校管理備品、これは中学校の体育館ということな
んですけれども、現在、住民ホールは利用停止ということになっておりまして、今まで
住民ホールにかかる維持管理費に関しての予算があげられていたと思うんですけれど
も、それに関しては、現時点ではどのような活用の流れになっているのか。また、今後
はそれをどのように活用されているのか、お聞かせください。
教育次長
扇風機をはじめ学校での工事の安全面につきましては、十分配慮をして実施し
ていきたいというふうに考えております。
総合政策部長
住民ホールに関する維持管理費用でございますが、昨年、平成 21 年度の決
算で申し上げますと、約 350 万円ということでございます。今回、中学校費の中で増額
をお願いしております舞台装置などで 100 万円、音響設備などで 230 万円ということで、
それぞれ住民ホールのこれまでかかった維持管理費の範囲内で、今回、いろいろ予算措
置をしていただいたというような状況でございます。
以上でございます。
岡田議長
他に質疑ありませんか。
(「声を出しなさいよ」と呼ぶ者あり)
戸田議員
よろしいですか。質問をさせていただきます。一つ目、大阪府議会議員選挙に
ついてでございます。
阪急水無瀬駅前のポスター掲示板が府議選でありませんでした。選挙期間中、バリア
フリー工事はすでに終了しており、大変違和感がありました。ファミリーレストランさ
とと、バスロータリーの間に移動しておられたということですが、元の位置に戻す必要
があったのではないかと考えています。それから、今後、水無瀬駅に掲示板を戻されま
すでしょうか。戻す必要があると考えています。お尋ねします。二つ目です。大沢地区
の期日前投票が行われ、マスコミにも取り上げられました。今後も継続され、本格的に
導入されますか。そして、このことにつき、実は私自身はマスコミからの情報で知りま
した。広報にも掲載はされてましたが。選挙という民主主義の基礎に関わる大きな変更
ですので、議会事務局を通して事前に議員にお知らせしていただく必要があったかと考
- 155 -
えています。事務局に報告されていましたか。これが一つ目です。
それから、中学校文化祭に関わる舞台装置の借り上げ及び備品購入についてです。
二つの中学校に舞台装置借り上げに 100 万円、学校管理備品に 230 万円計上をされて
おります。前者は、これは照明ですね、レンタル料。それで、後者が音の効果について
だと聞いております。住民ホールの維持管理費に相当する金額でありまして、これはう
がった見方かも知れませんが、初めに予算ありきで組み立てられたという印象がぬぐえ
ず、納得しかねております。一つ目の質問、財政の健全さを目指すという視点が欠落し
ていませんか。財政の弾力性がないということを繰り返しうたいながら、こういった備
品の購入にお金をかけて、イベントを充実させるという発想から全く抜け切れていませ
ん。これにつき、例えば現場でもっと必要とされることに弾力的に使える、二つの中学
校それぞれに支給する文化祭の補助金制度や、それからソフト面で講師派遣をどこかに
要請するというような、そういった議論をされましたか。そして、住民ホールの閉鎖を
補うという発想ではなくて、全く新しい方向性で新たなものを生み出していくという工
夫が必要ではありませんか。これこそが、教育的効果ではないかと思い、質問させてい
ただきます。
そして三つ目の、これは学校給食に関わることです。第二小学校給食調理業務委託、
これに関してです。
大新東ヒューマンサービス株式会社が最低入札価格で入札、落札されました。給食調
理員に関わる人件費として、事務事業報告書 277 ページに1人当たりの人件費が掲載さ
れています。今回の第二小学校は最も安価であり、平成 21 年の実積によりますと 122
円。最も高い第一小学校の 244 円と、およそ倍の差があります。これは、子ども達が口
にする給食に影響するのではないかと懸念しているのですが、ここで質問します。この
事務事業報告書に人件費の総額というのが書かれています。第二小学校と第四小学校、
これはどちらも委託先は同じ大新東ヒューマンサービス株式会社さんです。第四小学校
の場合は現在随意契約で、この実績の数字によると5万 940 食、生徒数 302 人で、1,369
万2千円。今回の第二小学校を当時の数字で見ますと、生徒数が 602 人、約、倍ですね。
食数が 11 万 982 食、食数も当然倍近いです。ところが契約費は 1,351 万4千円と、第四
小学校よりも安いのです。それで、こういったことがなぜ起こるのかということを分析
されていますか。しっかりとした分析というか、理由がわかっておられれば、それでよ
いのですが、なぜ質問するかというと、仕様書には、受注者が守るべき正規職員雇用者
の人数や最低従事者数が示されています。これが守られていないのではないのかという
不安、疑いがあるわけです。ここのところをお尋ねしたい。確保できているのでしょう
か。どのようにチェックされていますか。
以上が、1回目の質問です。
総務部長
府議会議員選挙の補正に関わってのお尋ねでございますが、ご指摘のとおり、
- 156 -
バリアフリー化工事が始まる前につきましては、阪急水無瀬駅前にポスター掲示場を設
置いたしております。バリアフリー化工事に伴いまして、ご指摘の位置に変更してきた
わけでございますが、言うまでもなく、ポスター掲示場につきましては各候補者のポス
ターを住民の皆様が、多くの住民の皆様が支障なく見ることができる場所、こういった
ものを選定する必要があると考えております。ご指摘いただきました意見につきまして
は、選挙管理委員会に報告をしてまいりたいと考えております。
それから、2点目でございますが、大沢の期日前投票所の設置についてでございます
が、地元の要望がずっと以前からございましたので、今回、試行的に半日ではございま
したけれども、設けさせていただきました。なお、地元の皆さんには大変喜んでいただ
けまして、我々としても設置して良かったなというふうに思っております。このことを
事務局を通して議員の皆様方に情報提供したかということでございますが、これは結果
的にはできてなかったというふうに考えております。4月1日付けの広報と、それから
4月1日に掲示板に告示をさせていただいたということで、皆さん方に情報提供といい
ますか、お知らせをさせていただいたということでございます。現時点では、今後の選
挙におきましても、こういった形で実施する方向が良いのではないかというふうに考え
ておりますので、その折りには、ぜひとも事務局を通じて議員の皆様方にもお知らせを
してまいりたいと考えております。
以上でございます。
教育次長
まず、住民ホールが使えなくなりまして、中学校の文化祭をどのようにするか
ということで、教育委員会といたしましても、9月の開催でございますので、どうした
らいいかということで各中学校とも相談をいたしました。当然、住民ホールと同じよう
な内容のことはできませんので、各学校で工夫をお願いしたいということでお伝えをい
たしまして、その中でも、特にどういった部分で今後改善が必要かということでお聞き
をする中で、音響設備が不足しているというようなご意見もございました。そういった
ことで、今回、備品購入で 230 万、音響にかかる部分ということで購入をいたしますが、
これは1校で使うのではなく、一中、二中、両方で使っていただくということを原則に
しつつ、小学校でも必要な場合には使用できるということで、全町的に学校で使用でき
るような音響設備を今回購入したいというふうに考えております。これにつきましては
購入でございますので、当然、更新は出てくるんですが、毎年毎年、購入にこれだけの
費用が必要ということではございませんので、一度購入すれば数年間は使用し続けられ
るということで考えております。
また、舞台のほうの照明につきましては、資料請求がございました分でお示しをして
おりますが、スポットライト、それからシーリングライト、ホリゾントライトというよ
うな部分を中心に各学校、2校ですので、単純に割りますと 50 万円ずつということにな
りますが、この辺、文化祭での出し物がどのようなものになってくるかということで、
- 157 -
また今後、若干変わってくるかとは思いますけども、学校のほうからの要望としては、
住民ホールでずっとやっておられましたので、同じような照明設備も欲しいというよう
なことはございましたが、それについて概算見積もりを取りましたが、1千万以上かか
るというようなこともございましたので、これにつきましてはレンタルでやっていくと
いうことで、学校との話し合いの結果、最小限の部分を今回、予算計上させていただい
たところでございます。
また、文化祭に関しまして、補助金であったり講師派遣の費用に新たな工夫が必要で
はなかったかというご質問でございますが、こういったこともあるのかもわかりません
が、今回、2校の学校、一中、二中の校長先生なんかともお話をさせていただいた中で、
体育館でやっていくための備品と照明設備という部分で話をしまして、最少限の部分で
予算要求させていただいておりますので、ご理解賜りたく存じます。
それと、給食に関してでございます。給食に関しては、ご承知のように一斉に各学校、
同じ年度に入札をしているわけではございません。入札につきましては順次、年度が異
なっております。今年度につきましては第二小学校の調理業務ということでございます
ので、入札ということですので、仕様の中では、先ほど議員のほうからお示しのありま
した職員の配置等についても最低人数を示しているところではございますが、入札があ
るということと、それから、毎年入札するにあたって賃金単価というのも若干変わって
まいります。そういった積算の部分で、若干変わってきてるのではないかなというふう
に思っておりますが、事務事業報告書のほうで見ますと、おっしゃいましたように相当
開きがございますので、この分について、他にどういう要因があるのかという部分につ
いては、今後、十分検証したいなというふうに考えております。
以上でございます。
戸田議員
府議会議員選挙についてです。「結果的」には議会に知らせていなかった、と
いう表現をされました。つまり、報告することの必要性は感じておられたけれども、報
告がされていない。これは事務的なミスと考えてよろしいのでしょうか。もしそうであ
れば、決裁があがっていたのに報告がされていなかったということであれば、原因がど
こにあったのか、ご説明いただきたいと思います。
中学校の文化祭です。音響に関しては現場のほうから声があがってきて、それに対応
されたということ、来年も、そして小学校でも使えるということで、一定理解しました。
何かソフト面でといっても、すぐに解決するものではないことはよくわかっています。
ただ、1校 50 万というレンタル料が今後も毎年必要なのか。見たことがない方には想像
もできないほどの、島本町の中学校の文化祭のレベルは高いです。素晴らしい力を、住
民ホールで生徒達は発揮してきました。文化祭が中学校の体育館に移るとなれば、同じ
ことはできない。つまり、照明に 50 万をかけても、それだけの効果がはたして体育館の
中で発揮できるのか、私は疑問に思っています。つまり、この 50 万をもっと別のことに
- 158 -
活かせていただけないかなという思いがあり、質問いたしました。今後の課題にしてい
ただけたらと思います。
それから、給食です。やはり、食数が倍以上違うのに入札価格がより安い。食数が倍
違うということは、人員が多いんですね。例えば、第二小学校でしたら正規の調理師、
栄養士が2名、それから調理員が1名、臨時職員が3または4名で、合計6または7名
が最低の人数として配置されなければならないと決まっています。これは仕様書にも書
かれています、契約にも書かれてあったと記憶しています。さらに、第二小学校の場合
は食数が多いこと、給食調理施設が校舎と別棟にあるということで、「別途、配膳員を
2名以上配置しなければならない」とあります。現在、正規職員5人、臨時職員の方が
6名で、11 名が働いておられる。この他よりも多い職員数で、なぜ入札価格が、他より
あまり変わらないどころか少ないのか。ご答弁で、このことについては何か要因がない
か、精査する必要があるとおっしゃってくださいましたので、ぜひともお願いしたいと
思います。こういったことで、受注者が衛生管理に万全を期することができるのかどう
か、労働者にしわ寄せが行ってないか、そういったことを気にしております。今後、ど
のように検討されるか、改めてお答えいただけたらと思います。
それともう一つだけ、天井扇の設置工事についてでございます。当初予算には組み込
まれていませんでした。しかし、この第1号補正予算で計上されることになった、その
経過をご説明いただきたいと思います。
総務部長
府議会議員選挙に関わっての再度のお尋ねでございますが、結果的にといいま
すか、結果から申し上げてという意味で、私、「結果的に」と言ってしまいました。申
しわけございません。言い訳はしたくありませんけれども、4月1日が告示日でござい
まして、4月2日から期日前投票が始まるということで、事務局の職員も準備、あるい
は告示でのいろんな問い合わせに対応しておりました。結果的に、私が抜かったという
部分で、反省いたしております。
以上でございます。
教育次長
給食の件に関しましては、先ほどご答弁申し上げましたように、もう一度、検
証してみたいというふうに考えております。
それと扇風機の件でございますが、これにつきましては、これまでも議会の中で学校
の暑さ対策という部分については、いろいろご意見を頂戴していたところでございます。
特に小学校につきましては、3月議会の中でも暑さ対策についての対策は、どの議員さ
んも必要であろうというような議論があったかというふうに認識をいたしております。
しかしながら、小学生の子どもに対する健康面での影響、そういった部分に配慮すべき
ではないかというようなご意見等々ございました。それに加えまして、本年3月 11 日に
東日本の大震災が起こりまして、現在、この夏の電力量の問題で、節電のことがしきり
に全国的に言われております。そういった中で、決してエアコンを今後つけないとかつ
- 159 -
けるとかいう議論はございませんが、この夏の暑さ対策に関しまして、これまでの議会
でのご議論を踏まえたうえで、今回、設置するということになったものでございます。
またあわせまして、先ほど申しましたようにエアコンに比べて節電効果もあるという
こと、そして将来的に、もしエアコンをつけたとしても、扇風機と併用することによっ
て、より節電効果があるだろうということを判断いたしまして、急遽ではありましたけ
ども、夏休み中に設置するための予算ということで計上させていただいたものでござい
ます。
以上でございます。
戸田議員
天井扇設置に至る経過に関しては、ご説明いただき、よく理解できました。
それから、府議選です。ちょっとしつこいようなんですけど、これ、決裁があがって
いたのに報告されていなかったということ、もう全部、書類も用意されていた。総務部
長、ハンコも押しておられますが、届いていない。そういうふうに私は認識しておりま
すが、これについて、もう一度、お答えいただきたいと思います。これに関してはね、
決してミスを責めているのではなく、異動もありました、様々にご多忙です。様々なこ
とがあります。けれども、こういったことはやっぱり、今回のことに限らず、決裁があ
がっているのに報告されていない、書類はあるのに届いていないということは大変問題
だと思っております。
給食のことに関しましては、今後とも学校給食の安全、衛生管理、そういったことを
最終目標として、様々に精査して取り組んでいただきたいなと思います。
以上で、私の質問を終わります。
総務部長
確かにおっしゃるとおりでございまして、決裁、報告する必要性はあるという
ことで決裁はさせていただいたんですが、最後の確認を私が取っていなかったという部
分については、反省いたしております。
以上でございます。
岡田議長
この際、暫時休憩いたします。
(午後3時 12 分~午後3時 25 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
他に質疑ありませんか。
河野議員
大きく3点ほど、ございます。
ちょっと順不同でありますが、先ほど、府会議員選挙の大沢地域の期日前投票のこと
で、いろいろと報告・連絡・相談という公務としての基本みたいな議論がありましたが、
これは過去に、やはり議員からの一般質問もあった課題であっただろうと思いますし、
その時点では、一般質問なり議場での質問で要望があった。その時点では、あまり芳し
くない、やるというふうなはっきりとした意思表示がなかったことであるがゆえに、こ
ういう意味でのどなたも喜ばれるような施策をされる場合はね、やはり積極的に報告を
- 160 -
され、努力してますということをされるのが、やっぱり町の仕事の一環であろうと思い
ます。それは総務部長がすべきかというと、そういうふうに限定するつもりもございま
せんが、そういった小さいことから大きいことですね、住民福祉の向上に繋がっている、
議会でも一定議論のあったことについては、やはり町長などが先頭に立って積極的にP
Rにも努め、住民の信頼を得るということは、本当に大切な議論だったと思います。そ
ういった点については、やはり町長が先頭に今後も積極的に努められる必要があるので
はないか。事後報告等の一環として、姿勢としてという点ですので、是非を問うもので
はありませんが、いかがでしょうか。
それと、小学校費の天井扇風機設置工事については、会派から資料要求をさせていた
だきました。しかし、その内容としましてはね、口頭であれペーパーであれ、事前にこ
れぐらいのことはやはり説明すべきですよ、ということを申し上げたいです。しかるに
当初予算でもつかなかったものであり、しかし、過去には議員の一般質問などで扇風機
設置という要望もあったことは、よく憶えております。また私達会派から見ますと、2009
年に選挙の改選があったときに、まちづくりアンケートを取りまして、そのときすでに
夏休みが早く終わり2学期が早くなることは保護者はご存じで、教職員の人も大小関わ
らず、いろいろと要望があったように聞いてますし、保護者からもすでに 2009 年の春に
は、2学期が早く始まるので、やはりエアコン設置を前提に、早く、急いで欲しいとい
う声がすでにあがっておりました。もう2年3ヵ月経っておりますが、後付けで、一歩
前進という扇風機設置だと理解はしておりますが、あくまで緊急対策だというふうにも
理解しております。それは先ほどの教育次長の別の答弁でも、これが今後のエアコン設
置を妨げるものではないということは確認できておりますので、再度の質問はいたしま
せん。
しかしながら、この予算資料を求めたときに、「予算要求に至る担当課、小学校教職
員、PTA他個人・団体の要望、協議内容のわかるもの」という資料が全くないという
のもね、これはそういった予算をつけるに至っては根拠が必要ですので、やはり必要で
ある。私達の周辺の方とか駅前でビラを受け取ってくださる方は、2年前からずっと、
このことは経過報告してますのでご存じですけど、それはほんの一部です。ですので、
こんなふうに緊急に予算をつける場合は、やはりどういった議論のもとでそういうふう
にしたのだということを、この議場に至るまでに、事前の説明は最低限度の義務であろ
うと思いますが、いかがでしょうか。ほんとに何も、この要望の根拠がなかったのかと
いうことを、再度確認をいたします。
それからもう一つは、これは天井扇風機だけには終始しませんが、学校施設の耐震化、
エアコン設置などの改修計画、これは小・中、問うてませんが、資料要求として「2011
年度分の実施分の工期のわかるもの」と、そして来年度以降については年次分のわかる
ものを出してください、と言いました。これもね、行政としては一定、時点修正がある
- 161 -
ものであったとしても、今の時点で、これは予算が通ればすぐに仕事をするわけですし、
すでに予算が通った中学校のエアコン設置もあり、小学校の特別教室のエアコン設置も
あるわけですから、この1年、せめて、その残りの8ヵ月を見通して、どんなふうに仕
事をするかという計画すら議員に示せられないということは、かなり、これは致命的で
あろうと思います。だから、こういったことを今の時点で、こういう仕事の仕方そのも
のは私は認めたくないし、こういうことを認めてしまうと、結局は昨日の一般質問でも
あったように、本当にこういうタイミングを、中学校給食などのインフラ整備などのタ
イミングをみすみす逃して、しっかりとした収入源も断ち切れてしまう。余計財政難に
陥る。住民の福祉の向上に繋がらないということがあります。
本当にこの時点でね、町長としては、やはりこういうような仕事の仕方について、し
っかりと軌道修正をするべきでないでしょうか。これは今、教育委員会で申し上げてお
ります。全体にも言えることでありますが、特に教育委員会の耐震化、エアコン工事、
そして扇風機設置が、もう夏から工事にかかるということが目に見えているのにもかか
わらず、大体の工期すら説明ができないということは、やはり重大な問題です。ペーパ
ーでいただけないとは言え、この議場において、この扇風機設置ということも踏まえま
して、どのような工期を予定されているのか、丁寧にご説明をいただきたいと思ってい
ます。
それともう1点は、とは言え一歩前進ということでは、抜本的な改善になるかどうか
ということも、やはり保護者の皆さんから懐疑的な声も聞かれているのが扇風機設置工
事です。10 年ぐらい前でしたら、扇風機ということもありましたけれども、今、大山崎
町、高槻市と比較しても、島本町はやはり大きく立ち後れている。耐震化工事のスター
トを切っているということについても、高槻市はすでに、たくさん学校があるわけです
けど、すでに計画的に耐震化補強工事を進めてスタートを切っておられます。お隣の大
山崎町は、すでに小・中とも終えられていると聞いていますし、エアコンも完備と聞い
ております。そういう中で、やっぱり島本町の今の子どもの過ごしている現状把握が、
私達議会議員の大きな課題となっております。昨年も再三要求したにもかかわらず、10
月の最後、9月の最後の議会のときにまで、教室の室温測定のデータが示されませんで
した。今年度に関わっては、扇風機をつける前と後も含みまして、やはり求められれば
すぐに、教室の室温測定を議場にデータとして示すべきではないかと思っています。そ
れは私達が予算を認めて、その後、ほんとにそれが子ども達の環境改善に役に立ち、室
温の基準に、やはり適切な基準に従っているのかということをチェックするデータにも
なりますので、間違っても 10 月頃出すのではなく、校長から報告があったものを速やか
に、この議場なり、あるいは議会に報告をするということを求めておきたいと思います
が、いかがでしょうか。答弁を求めます。
以上です。
- 162 -
総務部長
府議会議員選挙に関わるお尋ねでございますが、まず、大沢に期日前投票所を
設置するということを決定いたしましたのは選挙管理委員会でございまして、執行機関
である町長とは別の執行機関ということになってまいります。従いまして、このことを
報告するのは選挙管理委員会であるというふうに考えておりますので、今回のことにつ
いては選挙管理委員会、委員長名にするのか選挙管理委員会名にするかということはご
ざいますけれども、そちらのほうから報告すべき内容であったというふうに考えており
ます。
以上でございます。
教育次長
扇風機設置につきまして、数点、ご質問いただいております。
まず、団体の要望、あるいは協議内容等についての資料ということでございますが、
「ない」という形でご回答させていただいております。先ほどもご答弁を申し上げまし
たが、これまで、この件に関しましては、扇風機ではありませんが、エアコンに関しま
して、いろいろとご議論いただいているということがございます。特に、先ほど申し上
げましたように3月のときにも、暑さ対策についてご議論いただいたという経緯がござ
います。その辺、十分、教育委員会としましても、ご議論いただいた内容を精査いたし
ました。それと、先ほど申し上げましたように3月 11 日に震災が起きたというような点
で、今後の節電対策という部分も当然考えていかなければならないという中で、今回、
急遽、補正予算でお願いすることになったわけでございます。
特に、この夏は扇風機の需要も非常に高いということで、その確保に努めなければな
らないということで、とりあえず現計予算で何とか扇風機の確保ができないかというこ
とで、いろいろ当たりまして、何とか今回確保ができるということで、夏休み期間中に
設置をして、2学期から対応できるようにしたいという思いで、今回、計上させていた
だいたものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
それと、工期についてでございますが、小学校の特別教室に関するエアコンの設置に
つきましては、6月の 24 日から8月末までを予定しております。また扇風機につきまし
ても、今後、契約をしていくことになるんですが、先ほどご答弁申し上げましたように
8月末までには設置をしたい。当然、先ほど言われましたように全体的な計画、工期も
含めて計画的に進めるべきというご意見は、ごもっともだろうと思います。ただ工事を、
学校の場合、この夏休み期間に集中をせざるを得ないという状況がございますので、各
学校との協議も必要になってまいります。その辺を、契約が終わってから順次進めてい
っておりますので、うまく全体的な計画としてお示しはできませんが、個々の工事につ
きましては、きっちりと学校とも調整をして支障のないように工事を進めてまいりたい
というふうに考えておるところでございます。
また、教室の室温のデータというご質問もございました。この辺につきましても、学
校のほうでは、一定は、そのすべての教室で温度管理をしているかというと、これまで
- 163 -
もご答弁をさせていただいていると思いますが、できていない状況もございます。今後、
この特別教室への空調機の設置、あるいは扇風機の設置によって、どういうふうに環境
が改善していったのかという部分については当然把握をして、またしかるべきときにご
報告をしないといけないというふうに考えております。
以上でございます。
河野議員
あまり遡ってということもありませんが、ただ、やはり相当な議論があったこ
とですし、こういった事態が、必要性というものが発生したのは、すでにもう2年前に
遡る話ですので、それほど急な予算編成とは私自身は思いませんので、ですし、ついこ
の間、3月議会の私の記憶では、校長会としては、扇風機設置をするのであればエアコ
ン設置を待ちたいというような答弁を聞いたように記憶しております。しかし、それを
超えて、やはり扇風機を少しでもということでね、教育委員会がそういう意思決定をし
たということについては、予算要求の経過の透明性を図るというか、やはり、そういう
透明性を図るというのは大事ですし、加えてね、そういった意思を表じられていた校長
会など現場の教職員の皆さんには、こういった方向で一歩前進、少しでも緊急対策とし
てやっていこうという話し合いは持たれたんでしょうか。もう十分、現場のほうではご
承知なんでしょうか。答弁を求めます。
教育次長
現場のほうにつきましては、特に校長会で議案として議論いただいたというこ
とはございませんでして、過去にも扇風機の設置によってプリントが飛ぶんではないか
とか、そういうご意見も校長会のほうからはいただいていたということもお聞きはして
おるんですが、私もインターネットではありますけども、他府県の、そういう扇風機を
つけられた事例を見てますと、やはり子どもの意見として、今まで下敷きで団扇代わり
にしておったのが、扇風機をつけて、それをしなくて済むようになったとか、そういう
意見もあるようでございます。ですから、扇風機もいろいろな、弱にすれば緩いでしょ
うし、あまり強にすればきつすぎるのかもわかりませんし。その辺は、そういった支障
が出ない範囲で、十分活用していただけるのではないかなというふうに考えております。
今回、校長先生にもそういう扇風機をつけることについてどうか、というようなお話
もさせていただきましたが、先ほど河野議員からございましたように、やはり学校現場
としてはエアコンというのが強いように私も感じております。ただ、先ほどから言って
おりますように、議会の中でもいろいろとご議論いただいて、成長段階の子どもに対し
てどうなのかというとこら辺がございます。ですから、校長先生のほうには、絶対にも
うエアコンは今後つけないんやということではなくて、そういった子どもの成長過程で
どう影響があるのかということもありますので、今回、扇風機をつけて、一定改善を図
りたいということでお伝えをしております。
またあわせまして学校のほうからは、夏休み期間の変更して欲しいということで要請
がございましたので、それにつきましては今年度、議員の皆様にももうすでにご案内の
- 164 -
とおりでございますが、8月末までを夏休みとして、2月期は9月1日から始めるとい
うことで対応しておるところでございます。
河野議員
工事にばかり集中しましたけれども、最後に今、天井扇風機設置工事について
は、一部では議論の中途においての二重投資にならへんかとか、厳しい意見もありまし
た、住民からは。ですけど、私も今日、議場で、ちょっと扇子で扇いでいるだけでもね、
気分的には全然違います。だから、こういったものが少しは子ども達にというふうに想
像しながら考えておりましたけれども。ただ、島本町の小学校の立地というのは結構周
辺に田んぼとか、いい意味でありまして、わりと窓を開けていると、突然、蜂とか、結
構大きな虫が入ってきて、子ども達が楽しく騒いで中断するということが結構あるのよ、
ということも聞いております。ですので、今、網戸がたぶん設置されていないのが普通
教室の実情だと思いますけど、そういったことも含めて、よく現場のほう、設置された
後も室温測定はもちろん、それは去年、2年前からこちらのほうで求めてスタートして
ますので、引き続き室温測定はやっていただいて、どんどんと行政のほうにそのデータ
を寄せていただくようにご協力を求めるということと、あとは、窓を開けているとそう
いうことがありますよということはありますので、申し上げておきます。
それから、小学校の発達途上の子どもに対するエアコンの悪影響についてはね、お隣
の大山崎町もつけておられますし、高槻市もつけておられます。ですので、検証するデ
ータは山ほどあると思いますので、そういったことも、問題があると思われるのであれ
ば、どうですかということで追跡していただければと思いますから、しっかりとした学
識のもとで、インターネットで検索しているようなデータじゃなくて、そういったしっ
かりとした裏付けのある学説、データをもとに議論ができるように、それは私達もそう
いうふうに努めますけれども、ぜひともお願いをしたい。現場とPTAと、子ども達は、
やはりエアコンということを求めておられるように私は思っておりますので、そういっ
た悪影響については、引き続き積極的に周辺地域からデータを取り寄せていただきたい
と思います。それはまた今後、問うていきたいと思っています。答弁は特にありません
が、もしありましたら、答弁お願いいたします。
中学校費の設備借り上げについてね……(「質問ないのに、意見言うたらあかん」と
呼ぶ者あり)……、そういったデータを集積していただきたいということについて、い
かがでしょうかと。単にね、個々の質疑で、そういった根拠がはっきりとしていないも
のについて否定的な材料を持つというのはどうかと思いますので、子ども達の健康上に
対するエアコンの悪影響についてということが島本においてどうなのかということは、
しっかりと確認をしたうえで、ぜひエアコン設置への議論と進めていただきたい。これ
は要望にとどめます。
あと、中学校費の設備借り上げですけれども、設備借り上げについて、今、あげられ
ている金額を見ていろいろ言うつもりは、私自身はあまりないんです、必要として、過
- 165 -
去の議論を踏まえて、そして今年度文化祭が住民ホールでできなくなるということがは
っきりした今、これもやはり緊急対策だと思っております。ただ、それについて、これ
を提案されるにおいては総務部、加えて教育委員会も関わってくるとは思いますが、今
後、文化祭の問題などもありますし、成人祭のこともあります。住民ホールが使えなく
なったことで、いよいよ、この秋も使えないという判断をされている。その根拠となる
ものと、今後、どうなるのかという見通しは、やはり議員に説明すべきですよ。アスベ
ストを中心とする問題があって使用停止になった。じゃ、一体、この照明器具のレンタ
ルは今後何年ぐらい続くことになるのか。そのことについて、住民ホールの今後につい
て、一切、この議場で説明がないというのは不自然です。説明を求めます。
教育次長
学校の様々な問題、室温の問題も含めまして検証データ、そして近隣の状況も
含めて、今後、そういった部分については、研究はしていきたいというふうに考えてお
ります。
以上でございます。
総務部長
住民ホールの件でございますが、未だに今後の見通しが出せないということで、
多くの皆様方にご迷惑をおかけしていることについて、申しわけないなという気持ちで
ございます。住民ホールの今後につきましては、現在も検討中でございまして、この一
定の方向性が出ましたら、できる限り早いうちに結果を出さないといけないと思ってお
りますが、出次第、ご報告をさせていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
菅
議員
学校給食の件で先ほど議員が質問されましたが、ちょっと、別の角度からご質
問させていただきます。
198 万8千円という入札の結果での入札効果ということで、これは大変結構なことな
んですが、話出ましたように、その入札後の実施状況、こういったことがちょっと心配
されるわけです。それで、この学校給食につきましての民間委託につきましては、もう
長い実績があるわけですが、この民間委託実施にあたっては、この議会でも猛反対があ
ったんですよ。それを押し切って、議会の議決によって実施して民間委託を行ったわけ
です。ですから、私らは、賛成して推進した議員としては、きっちりと後のチェックも
する責任があるわけです。
それで、先ほどもちょっと、一部指摘がありましたが、入札で民間業者が安くしてい
くというのは、それはある程度の目途があって、そういった金額でやろうという入札を
したと思うんですね。しかし、これにはいろいろ民間業者ですから思惑もあるかも知れ
ないし、行政としては、これは実施状況をチェックする義務というんですかね、そうい
ったことをしなきゃいかんわけですが、今まで、最近、この業者とかそういったことと
懇談会なり協議会なり、教育委員会として実施していますか。それ以外の何か方法でや
っているようだったら、また説明いただけますかね。
- 166 -
教育次長
給食に関しまして、業者との協議ということでございます。
当然、契約を結びますと、どういうふうに進めていくかということで協議はしてまい
りますが、日々給食を作っていく中で、今、町内で島本町公立学校の給食会というもの
がございます。この給食会には、校長先生をはじめ学校の先生、それからPTAの方も
お入りいただいた中で、いろいろと給食に関して意見交換をいただいております。また
献立会というのもございまして、そこには実際に調理される方の代表の方も入っていた
だいたりしながら、給食についていろいろと意見交換をしながら進めておるところでご
ざいますが、議員がご指摘されておりますような協議会といいますか、そういった協議
の別組織を今、立ち上げてやっているという現状にはございませんが、今申し上げまし
た給食会、献立会などで、いろんな情報交換をしながら給食を提供しているという現状
でございます。
菅
議員
保護者とか校長とか入って、それをやるのも結構、それはそれなりに意義があ
ると思うんですけども、そうじゃなくて、教育委員会としては給食の現場、これを実際
の契約書どおり実施しているのかどうか、こういったことを年に2回ぐらいは現場視察
を行う。契約書どおり、人員配置はちゃんと契約書どおりできているのかとか、何か工
程に手抜きはないのかとか、そういったことを定期的にやる必要がある。その視察が終
わった後に、一応、意見の交換会を業者と教育委員会、あるいは校長以下入っていただ
くとかいうことで行う。これがチェック効果といいますかね、こういったことが非常に
効果はあって、手抜きができないということになるわけです。
民間業者というのは、やはりどうしてもその管理者を見てますから、まかせっぱなし
になれば、そういったことをしかねません。ですから、私は相当、この民間委託の効果
が莫大な金額が計上できているというふうに、行政改革の効果が出ているというふうに
思うんですよ。この効果とともにサービス面も良くなったというのが一時の評価、最初
の評価だったんです。時が経つにつれ、その良くなったという点も継続して実施されて
いるのかどうかとかね、そういったことはやっぱり引き継ぎ事項として、教育委員会は
責任持って実施していただきたいと思うんです。その辺についてのお考え、こういった
ことを実施するようなつもりがあるのかだけ、お二人、ちょうど新人なんで、たぶん現
場も見られてないと思うんですよ。ですから、そういう面でね、業者とそういう視察を
共同でやっておるのかどうかとかね。そういうことも含めて、ぜひ、考えをお聞かせく
ださい。
教育次長
日々の給食業務に関わる報告というのは各学校長にあがるようになっておりま
して、学校長のほうで管理をいただいております。私も、この4月にまいりまして、教
育委員会では年1回、学校訪問というのを実施しております。私も各学校回りまして、
給食も食べてまいりました。非常においしく作られているなというふうに思いましたし、
栄養面でも配慮されているということで、味については確認をしておるんですが。あと、
- 167 -
職員の配置でありましたり、日々どういったとこら辺に問題があるのかとか、要望とし
てどういうことがあるのかという部分については、今後、そういう意見を聞けるような
形で、学校長のほうとも相談をしながら、きっちりチェックできるような体制を作って
いきたいなというふうに考えております。
菅
議員
たぶんね、表から行きますと、民間業者というのは上げ膳据え膳でね、しっか
りとサービスしてくれると思うから、誤解しないようにね、その辺はお願いして。裏か
ら、台所から入って一緒になってやるという、そういう姿勢だけで、たぶんきっちりと、
これは油断ならんなということで、きちっとやる、やってくれる。このように思います
ので、私らは、これからも民間委託の効果がどんどん出てくる、そういうことをぜひチ
ェックしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上で、終わります。
岡田議長
他に質疑ありませんか。
外村議員
2点、お伺いします。
第三小学校のプール改修工事、他の会派が資料要求していただいた中に入札調書があ
るんですけども、これで7社で、2社が辞退されている。普通、入札に呼んでいただい
て辞退するということは、かなり重いことであって、民間であれば辞退理由を届けて、
辞退理由に正当性がなければ次回から指名しないというようなところまで、私達の時代
はございました。今はどうか知りません。本町におきましては、こういう辞退があった
ときにはどういう対処をされているのか。理由を聞かれているのか、その後、次の入札
ではどうされているのかというのを1点訊きたいというのが一つと、予定価格、最低制
限価格、これを今は明示して入札されているんですけども、このパーセンテージ。これ
は例の設計料 2,200 万が根拠になっているんだと思うんですけども、このパーセンテー
ジの設定値を教えてくださいというのと、この予定価格を導き出すにあたって、見積書、
概算設計書なるものが見積書なのか知りませんけど、これは何社かから取られたのか。
1社なのか2社なのか、ちょっとわかりません。それで、少なくとも複数社が必要だと
思いますが、その辺の裏付けをお聞かせ願いたい。
もう1点は、天井扇の件ですね。490 万、110 台はすでに確保済みというふうにお答え
されてましたので、確保済みということは、これは実は見たら「請負工事」となってま
すので、まず、その 490 万の請負工事というのは設置工事と機器とが分かれていると思
うんですが、内訳がわかりませんので、この内訳を教えていただきたいのと、その工事
であれば、すでにもう確保されているということは、工事業者が決まってないと確保す
ることができないと思うんですが、その辺の整合性はどうなっているのかをお聞かせく
ださい。
以上です。
総務部長
1点目の入札辞退についての件でございますが、本町では「島本町競争契約入
- 168 -
札心得」というものを平成6年に定めておりまして、その中で、入札の辞退についても
規定をいたしております。入札の辞退については、いつでもできるんだというふうに書
かれております。それから、入札辞退するときについては、辞退するということを申し
出るということになっておりまして、特段、その理由を問うものではないということに
なっております。また、入札を辞退した者は、辞退したという理由でもって以後の指名
等について不利益な取り扱いを受けるものではない、こういった形で規定をさせていた
だいているところでございます。
以上でございます。
教育次長
扇風機の確保ということでございますが、現計予算で事務を進めさせていただ
いておりました。といいますのは、先ほど来ご答弁申し上げておりますように、扇風機
の需要が今年度非常に高くなってきているという中で、予算がついても物が入らないと
いうことではどうにもなりませんので、そういったことで現計予算で進めさせていただ
いて、予算上はきっちりと議会のほうに諮るということで、今回、補正予算をさせてい
ただきました。すでに昨日、入札のほうを行いました。業者が決まりまして、確保がで
きるということで、ご答弁を申し上げたところでございます。
以上でございます。
外村議員
総務部長に答弁漏れがありますので、それをお答えくださいというのと、今の
教育次長の、私、490 万の内訳、工事と機器とわかれば教えてください、それも答弁漏
れ、お願いします。
教育次長
失礼いたしました。設計書につきましては、町のほうで設計を組んでおります
ので、町の担当者のほうが設計書を組んでおります。内訳で出すのは非常に難しいんで
すが、機器と必要経費、電気工事を含めて、現時点で、その内訳というのを細かくお示
しするというのは、ちょっと現時点ではできません。大きく申しますと、電気工事で、
工事内容としましては電気工事、それから扇風機をつけるための天井の補強ということ
と、先ほど申し上げておりますように 110 台の扇風機を設置するということでして、単
純に機器と工事を分けるという部分では、お示しができない状況でございます。
総務部長
申しわけございませんでした。最低制限価格の算出方法についてでございます
が、これにつきましては工事請負契約に係る低入札価格調査基準、中央公共工事契約制
度運用連絡協議会というものがございまして、そこで一定の算出モデルを出されており
ます。工事の内容、業務の内容によって変わってくるわけでございますが、一定、予定
価格から 66.6%~85%の範囲内で、その最低制限価格が算出されるということになって
おります。
以上でございます。
外村議員
先ほどの教育次長のやつ。じゃ、入札は一本でされたわけですね、一式幾らで
されたということなんですね。そういうことですか。それと、入札は何社だったかとい
- 169 -
うのを教えてください。
それと、先ほど私、総務部長には予定価格及び最低制限価格をどこから導き出して、
どういう設定をされたのですかという質問をしておりますので、きっちりお答えくださ
い。それと、見積書は何社から取られたのか。漏れておりますので、よろしくお願いし
ます。
教育次長
まず、入札に関しましては機器と工事、一式で入札をしております。業者につ
きましては、6社を指名いたしております。すべての業者が辞退なく参加されて、結果
的には抽選という形で決まったということでございます。見積もりについては、特に何
社から取ったということではなくて、先ほど申し上げましたように担当者のほうで設計
書を組んで作ったということでございます。
以上でございます。
総務部長
予定価格の算出方法でございますけれども、予定価格イコール設計金額という
ことになっておりますが、その設計金額につきましては、この工事を実施するにあたっ
て必要な人件費、資材料費、必要経費等々積み上げて算出される金額でございます。
以上でございます。
岡田議長
他に質疑ありませんか。
(外村議員・自席から「答弁漏れも数えるんですか」と発言)
岡田議長
3回、終わってます。数えてます、3回、終わってます。
(外村議員・自席から「そんな理不尽な」と発言)
高山議員
今度の一般会計補正予算について、お尋ねします。
防災の備蓄の購入というのは、心配なくやられているんでしょうか。被災地の支援と
いうのは、これからもずっと長く続くんだというふうに思いますが、要請には十分応え
られてる、そういうことになっているのか、お示しをいただきたい……(「防災費の費
目はないんじゃないか」と呼ぶ者あり)……。
それから一般会計、庁舎耐震実施設計業務でございますが、これは屋上防水工事等の
設計、こう書いてますが、屋上緑化なんかは今日風に言うと検討課題だというふうに思
いますが、そういうことになっているんでしょうか。屋上防水工事というのは、耐震実
施設計の範囲ということになっているんでしょうか。付帯工事というふうに書かれてま
すから、少し内容が違うんではないかなというふうに思ったりするんですが、いかがで
しょうか。
それからね、天井扇風機の問題について入札をされたというふうに思いますが、これ
はちょっと、感覚的には少し違和感がありましてね。扇風機の確保ということについて
は一定急がなくちゃならんという状況がありますが、予算が、補正予算が確定しない段
階で入札というのはあり得るのかというふうに思いますが、いかがですか。
それから、実は今度、学校管理備品 230 万円というのを見ましてね、私はてっきり教
- 170 -
職員の労働時間の把握をするための管理備品、こういうふうに思っておったんですけど、
どうも違うみたいで。労働時間の把握というのは十分されておる、心配ないという状況
なのか、お示し願いたい。
岡田議長
今、高山議員がおっしゃってますけど、防災の備蓄等は今回の予算に入ってま
せんので、関連することに関して、答弁いただけますか。
教育次長
まず、扇風機に関してでございます。当然、高山議員がおっしゃるように、補
正予算可決されてから入札というのが当然のことだろうと思います。先ほど来ご答弁申
し上げておりますように、扇風機の確保が非常に難しい状況の中で、現計予算の中で事
務を進めさせていただいたという経過がございます。学校には施設改善費というような
形で予算を組んでおるわけですけども、その中で実施をしてしまえば、それがなくなっ
てしまうということになります。天井扇風機つけるにあたりましては、当然、きっちり
と明確にしておく必要があるということで、今回、補正予算に計上させていただいたと
いうことでございます。
備品につきましては、先ほどご答弁申し上げておりますように、住民ホールが利用で
きませんので、文化祭を各中学校でやっていただく際の音響設備のためのものでござい
まして、教職員の労働時間を管理する備品ではないということでございます。
総務部長
庁舎の耐震補強にかかります実施設計業務委託に対するご質問でございます
が、今回、耐震の実施設計に加えまして、庁舎もだいぶ老朽化が進んできておりますの
で、外部のクラック修繕でありますとか屋上防水、内装の改修の関係、外壁のサッシの
改修、床、フロアーの改修、こういったこともあわせて設計を実施していきたいという
ふうに考えておりますが、その中に屋上緑化というものは入ってございません。
以上でございます。
高山議員
これね、「庁舎耐震実施設計業務」というふうに書かれてます。「業務契約内
容のわかるもの」ということで資料をいただきましたけど、そうすると、耐震実施設計
業務と少し違う分がある。もっと具体的に言えば耐震「等」実施設計、こういうことで
なければいけないんじゃないですか。そしてね、私は実は、これは実施設計ということ
なんだから、ここでこの予算が通りますと実際の図面が作られて、それに基づいて工事
が発注される、こういうことになるわけですよ。それはまた金額によっては工事請負契
約とか、そういう議案にあがって来る場合もありますし、予算で議論するということに
もなるかというふうに思いますけどね。私は実施設計なんだから、とりあえず形として
こういうものができあがるということをきちんと示して、おおよそ、こういうものがで
きるということについては示すべきではないですか。
それから、天井扇風機の入札はわかりました。
この町長提案で内容として含まれていない内容についてはね、質疑をしないでおこう
というのは、私は議員として、いわゆる二元代表制である議会としてね、町長が提案し
- 171 -
ている内容と別の決めるべき内容があるということは、大いに議論すべきだというふう
に思ってるんですよ。防災備蓄の関係についてとか、あるいは東日本の震災の支援につ
いてもね、どうかということについては、大丈夫なんだったら大丈夫だというふうに答
弁願いたいし、大丈夫じゃなかったら、予算を考えないかんじゃないですか。
それから、教職員の労働時間の管理というのは、本当に今、大変な状況でね。精神疾
患による病気休職者の数というのは、ここ 10 年間ぐらいで2倍以上、3倍近くなってお
るんですよ。そういう背景の中でね、労働時間を把握しようというのは文科省の通知に
あるんですよ。タイムカードなんかをしっかり管理しなさい、1ヵ月の労働時間が 80
時間を超える、そういうことが2ヵ月も続くと過労死ラインだというふうなことが言わ
れてね、必要な体制を取ろうということが、法律に基づく通知で来てます。私は、それ
が実際されてないとしたら、急いでやらなくちゃならん課題の一つじゃないかなという
ふうに提起しておりますんでね。私の指摘が間違っているというふうにおっしゃるんだ
ったら、それはそういうふうにおっしゃってください。
総務部長
1点目、庁舎耐震実施設計業務という部分の説明の記載についてでございます
が、冒頭の提案説明でも「耐震補強など」という形でご説明いたし、先ほどご答弁申し
上げましたように、今回の資料で請求いただいております内容、付帯工事がついており
ますので、より適正な記載ということを考えますと、庁舎耐震「等」実施設計業務とい
うふうに記載すべきであったのかなというふうに考えております。
それから2点目でございますが、現時点で、こういう形のものができあがるというも
のを示すべきであるというふうにご質問いただいておりますが、ご可決賜りまして、こ
れを入札する際に仕様書というものも作ってまいりますけれども、その場合にも、具体
に外部にこういうものをつけてですとか、内部に、ここにこういう壁をつけてなんてい
うことは、その仕様書には示すことはできません。ここに書いておりますように、Is
値を 0.7 までに高める補強を行って欲しい、付帯工事として外部の外壁のクラックの修
繕、あるいはサッシの取り替え、屋上防水、内装工事等をお願いするわけです。これは
コスト面もそうですけれども、設計業者の提案を、コスト面を考慮した提案をいただく
ということになってまいります。もちろん、その中には職員も入りまして、業務に支障
のない形であるのかどうか、そういったことを設計期間の中でコンサルと十分協議検討
しながら進めていくという形になってまいりますので、現時点で、こういう形のものが
できるということは、今、お示しすることができないということで、ご理解賜りますよ
うお願い申し上げます。
以上でございます。
高山議員
実は説明欄にね、「庁舎耐震実施設計業務」と、こう書いてあるんですよ。こ
の金額的に言いましたらね、付帯工事の部分が 1,200 万円で、耐震補強の分は1千万円
なんですよ。だから、大きいほうを主体に書くとしたら、これは付帯工事の実施設計、
- 172 -
こういうことになる。確かに、国の交付金等の関係で言うたら耐震補強ということにな
るんでしょうけど、それでも「耐震補強等」というふうに、明確に説明欄に書く必要が
あるんじゃないですか。それはそういうふうに言ったから、それでいいという問題でも
ないでしょう。基本的なところです。
それからね、やっぱり、大体こんなことを予想してるとかいうことがないとね、いろ
いろ提案をしてもらったけど、それはやっぱり駄目だったというようなことでは実施設
計が活かされないじゃないですか。こんなことを考えているということをね、どうして
示すことができないのか。もっと詳しい説明をお願いしたい。
教育委員会のほうはね、私の指摘が間違っているんだったら間違っているというふう
に、そういうふうにお示しください。文科省の通知を無視してもいいんだという根拠が
あるんだったら、それもあわせてお示しください。
総務部長
先ほど申し上げましたように、今回、付帯工事も入っておりますので、この説
明の付記には「等」を入れるべきであったというふうに、ご答弁申し上げたつもりでご
ざいます。
それから、説明をということでございます。先ほどちょっとご説明をさせていただい
たつもりなんですけれども、一般的に既設の建物に耐震補強する場合、その建物のIs
値にもよりますけれども、外側に鉄筋コンクリートの補強する枠と言いますかね、そう
いったものが組み込まれ、それで一定のIs値を保てる場合もあるでしょうし、それだ
けでは足らずに、中に耐震壁を必要な場所に設けていく場合、こういったこともあるよ
うでございますので、そういった内容の耐震補強になってまいるというふうに考えてお
りますが、先ほども申し上げましたように、できるだけ安価で、丈夫なものにしたい。
それから業務に、部屋の中に例えば耐震壁が入るというような、そういったものにでき
ませんので、そういったことも十分考慮に入れる必要があると思いますし、何につけま
しても、業務を行いながらの工事ということになってまいりますので、住民の皆様方の
安全安心はもちろんですけれども、業務に支障のない形での工事ができるような実施設
計にしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
平野議員
天井扇風機設置工事について、質問と言うよりは、先ほど、もうすでに現計予
算で入札、発注というか入札されたということですね、扇風機は確保して入札された。
私も自治防災課、情報コーナーの掲示板を見て、ちょっと驚いたんですね。6月 21 日に
入札をするというふうに書かれてたので、すぐに担当課に問い合わせました。そうしま
したら、今日、ここで質問の答弁の中でそういう説明が初めてあったわけですね。そう
いうことではなくて、やはり現計予算ですでに事務を執行している、その扇風機の確保
も含めてするためにはそうしているということをご説明があって、今後、補正予算を計
上するということを、やはり議会にはきちっと説明をする必要があるかというふうに思
- 173 -
っております。質疑があってはじめて答弁の中でそのことを説明されるというのは、あ
まりにもちょっと、ひどいといえばひどいなと私は思いましたのでね。その点は、そう
いったやり方では困りますよということで、ご指摘をしておきますので、見解があれば
おっしゃってください。
次に、第三小学校プール改修工事についてですけれども、大きな減額ですね。減額の
理由につきましては、「人々」の5で資料請求しておりますので、理由ということには
一定わかります。設計とか予算の要求書ですね、予算が 2,200 万でした。それで入札を
した結果、落札の金額から差額が 573 万6千円の差金が出たので、これを減額するとい
うことなんですけどね。やはりこれ、予算要求する段階での非常に積算というか、見積
書をきちんと取るということが甘いのではないかというふうに、まず思います。500 万
円もあれば、他の事業、573 万円もあればね、他の事業にも使えるわけですよ。そうい
う意味では積算や見積もりが、もう少し精査をして出すべきではなかったのかというこ
とをお訊きします。
それからもう1点は、先ほど、最低制限価格は国のほうで決めているということでし
た。66.6%~85%の範囲内というふうにおっしゃっていますけど、この入札調書、第三
小学校プール改修工事の入札調書を見ますと、予定価格に対して最低制限価格は 0.865
%なんですね。そうしたら、この範囲内ではないということになりますけど、この辺の
説明はどうなさいますでしょうか。
それから、役場庁舎の耐震の問題です。私もこれ、非常に今回の予算計上された工事
概要というのを見まして、議案書に書かれている説明のところの表現というか名称が全
く違う、工事概要と違うというふうに私も思っております。庁舎耐震「及び」改修とか、
補修工事に関わる実施設計業務というふうに、やはり書くべきだというふうに思ってお
ります。それはそうです、ということです。意見を申し上げておきます。
それで改めてお尋ねしますけれど、庁舎というのは、やはり当然住民自治の拠点です
し、行政サービスの拠点であります。さらに災害が起こった場合は災害対策本部になる
ということなので、ほんとに耐震工事や補修や改修というのは、きちんとしていただき
たいというふうにも思っておりますが、今後、実施設計後、工事予算が計上されるわけ
ですけれども、これまでの「財政収支見通し」には3億円ということをおっしゃってい
ましたが、このように補修や改修工事が含まれますと、今後、必要な工事費用はもっと
増額されるのではないかと思いますが、その点はどれぐらいを、工事総額ですね、見込
んでおられるのでしょうか。
それから、この実施設計をして耐震工事、補修工事をした場合、今後、この建物の耐
用年数はどれほど延命というんですかね、できるのかということをお聞かせいただきた
い。それから、耐震性能Is0.7 にするということですけど、これはいわゆる公共施設
の役場や庁舎などの公共施設の、特に庁舎というのは非常に中心でありますね、東日本
- 174 -
大震災でよくわかりましたけれども、こういった重要な位置にある庁舎、このIs0.7
というのは妥当な数値なのですか。
それから、以前、この地域のいわゆる長老でおられる、また農業者であります水利組
合などにも入っておられる方がおっしゃっていましたけれども、若山台の調整池を潰す
と、役場が水に浸かるというようなことをおっしゃっていました。私はその根拠につい
ては調べてもいませんし、わかりませんけれども、長年ここにお住まい、何代も住んで
おられる方からのお声としては、ちょっと心配だなと思っておりますけど、そういった
ものに対応できるのでしょうか。今回は耐震改修ということなのですけども、そういっ
たご心配には耐えられる庁舎なのでしょうか。
以上です。
教育次長
まず、扇風機に関する事務手続きのご指摘でございます。議員ご指摘のとおり、
事務手続き的には、本来ですと予算をきっちりと、補正予算が通過してからということ
になります。ただ、先ほど来ご説明しておりますように、扇風機の需要が非常に高いと
いうことで、入札、以前にも入札に参加していただく指名予定の業者さんに対しまして
は、110 台もの扇風機が確保できるかという調査を、まず実施をいたしました。どの業
者さんも、結果的には確保できるということでございましたが、これが時間をかけてい
きますと、よそに流れる可能性もありますし、業者さんがそれをずっと持っておって、
もし、この入札で取れなければ在庫を持ってしまうというような状況にも陥りますので、
そういったことで事務的に進めさせていただいたという部分では、事前に、どこかでご
説明をすべきであったかなというふうには反省をいたしております。
また、第三小学校のプールでございます。これについて、予算要求が甘いのではない
かというご指摘でございます。結果としましては、不用額として多額の金額が出ており
ますので、そうかもわかりませんが、実際に工事をするにあたって、いろんな調査をし
て予算要求はしておるわけですけども、実際に現場の個々の部分をチェックしたうえで
となりますと、なかなか難しい部分もございます。また、教育委員会には今、技術職員
がおりますけども、1名で対応しているという状況の中で、概算でプールの配水管の部
分でございますが、分岐管が駐車場とか給食の厨房付近まで散水栓があるということで
6ヵ所あったんですけども、そのときには水管柱の新設を予定しておったんですけども、
実際に現地を見てじっくり調査をしていきますと、別の部分できっちりと繋がっている
というか改修済みであったということで、そういった工事が不要となったということと
か、あと材料面で、当時配管に使用を予定しておりました塩ビライニング鋼管というも
のを考えておったんですが、交通量といいますか、学校の敷地内ですので車はほとんど
通らないという中で、強度というよりも腐食に耐えられる優れた管ということでポリエ
チレン管を採用するというようなこともございまして、結果的に多くの不用額が出たと
いう結果でございますが、今後、予算要求につきましては、できるだけ不用額が出ない
- 175 -
ようにきっちり対応していきたいと考えておりますが、そういう事情もあって、今回、
不用額がこれだけ出たということで、ご理解賜りたく存じます。
総務部長
まず、1点目の耐震補強工事など行った場合の工事総額のお尋ねがあったと思
いますが、資料に記載させていただいております内容をすべて実施いたしたとしますと、
これは超概算でございますけれども、約4億6千万円程度が必要ではないかというふう
には言われております。ただし、先ほど申し上げましたように実施設計を進めていく中
で、コスト面を十分配慮した資材でありますとか、工事方法でありますとか、そういっ
たものを採用することによって、この額は若干下げられるものだというふうに認識いた
しておりますし、実際、工事の入札を実施した際にも、若干下がってくるというふうに
考えております。できる限り、「収支見通し」にお示しをさせていただいている3億円
で実施をしていきたいというふうに考えております。
それから、2点目の耐震補強した際の延命できるのかという部分でございますけれど
も、この部分につきましてもコンサルに確認いたしましたところ、補強しても、その建
物の耐用年数が大きく延びるものではないというふうに聞いております。今回の補強で、
これも概算で申しわけないんですが、20 年程度は延びるであろうというふうに聞いてお
ります。
それから、Is値 0.7 が妥当なのかということでございますが、Is値 0.7 とさせて
いただきましたのは、ご存じのとおり公立学校施設の耐震改修の補助要件、これは文部
科学省が示しておりますが、0.7 というふうに示されております。また、国が示すIs
値の目安の中で、新耐震基準は概ねIs値 0.6 を満たしているということが言われてお
りますが、この 0.6 といいますのは、震度6強の地震に対して、その建物が倒壊または
崩壊する危険性が低いというふうな目安であるものでございます。阪神淡路大震災の折
りにも、この新耐震基準の建物については多くは残っていたというふうなこともござい
ます。そういったことから 0.7 のIs値を高めることで、十分に対応ができていくんじ
ゃないかというふうに考えております。
それから、最後の調整池の関係でございますが、調整池を潰すと役場が水に浸かると
いうような話、私、初めて聞きましたですけれども、雨水幹線も整備をしている中で、
そういったことはないというふうには考えておりますが、ただ耐震補強と、それが水に
浸かるというのは全く別問題かなというふうにも思っておりますので、今回の補強をす
ると、例えば想定外の雨が降ったときに、この役場の高さの部分にまで水が来た。そう
いったときに補強したから水が溜まらない、こういったことではないということはござ
います。
以上でございます。
(平野議員・自席から「最低制限価格のことを答えておられません」と発言)
岡田議長
休憩しますので、次からいいですか。今、答えたほうがいいですか。
- 176 -
(平野議員・自席から「第1回目の質問の答えです」と発言)
(「答弁漏ればっかりや」「ほんまや」と呼ぶ者あり)
岡田議長
休憩してから、言ってもらおうかと思ったんですけどね。今のほうがいいんで
すか……(「ちゃんと答弁もらってから」「答弁から始まるということか」他、議場内
私語多し)……。
そうです、答弁から始まるという意味ですよ……(平野議員・自席から「わかりまし
た」と発言)……。
この際、暫時休憩いたします。
(午後4時 35 分~午後4時 45 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
総務部長
町立第三小学校のプール改修工事にかかります最低制限価格と予定価格の関係
でございますけれども、この設計につきましては本年の3月でございます。実は、この
4月1日から予定価格と最低制限価格の算出方法を見直しております。見直し以前でご
ざいますので、設計価格に一定の調整をして予定価格を歳出していたことから、86.53
%になっているということでございます。
以上でございます。
平野議員
ちょっと、今の説明は少し違うと思うんですけどね。変わったのは、4月1日
から改正されたということについては存じておりますが、変わる前の、改正前の、いわ
ゆる公共工事の最低制限価格の算定方法が変わる前は、先ほど 66.6%から 85%の範囲内
だとおっしゃったから、いや、そうじゃありませんよ、これ計算したら 0.86、86%です
よと言いましたので、いわゆる改正前の 85%という範囲内になっていないじゃないです
かと言うてるんですから、今、おっしゃっている答弁は全く違います。改正後も 66.6%
~85%の範囲内でと書いてありますので、別に特に変わってないと思いますよ。それは
改正後は、直接工事費とか共通仮設費とか現場管理費とかが5分の1としていたのを 90
とか 60%とか 30%に変えたということと、設計金額、予定価格の算定方法を現行では設
計価格に 0.95 を乗じて得た額なのが、改正後は設計価格の額になったということだけで
あってね。私の質問は違いますよ、改正前の 85%の範囲内に入ってない、それを超えて
最低制限価格を設定しているということについて疑問があるということを言っているこ
とですから。そのことについて、どうしてかということをお答えください。
それと、先ほどから予算要求の段階で 2,200 万円だったんですね。教育次長が説明さ
れておりますね、配水設備のことだとかポリエチレン管の採用とかで、ずいぶん、たぶ
ん設計金額は下がってきたんだと思うんですね。だとしたらやはり設計金額というか、
設計金額は、これを見ると設計価格に 0.95 を乗じて得た額が予定価格と書いてあります
ので、そうしましたら予算の 2,200 万がやはり甘かったということなんですよね。甘い
- 177 -
し、設計金額を導き出すときには、かなり綿密な見積書が要るということです。
私は担当課を非常に責めているわけではないんですよ。私は、担当課は非常に大変だ
と思うんですね。教育委員会のこういった工事とかがものすごく多いですよね。それを
ただ1人でやっておられるから、かなりな負担だというふうに思っております。だから
こそ以前から、都市環境部のほうの都市整備ですか、そちらのほうのご協力を得ながら、
都市整備のほうも大変だと昨日はおっしゃってました、今日ですかね、高浜の道路のこ
ともなかなかできないというふうにおっしゃってましたから、非常にやっぱり技術職の
配置が足りないと思います、全庁的に。だからこそ、何かこういうことも生じているの
かなと、ちょっと心配になっておりますので、その点、やはり技術職の確保を全庁的に
確保するという必要があるかというふうに思っております。これは、次の質問です。お
答えいただきたいというふうに思っております。すいません、何かちょっと質問が。
役場庁舎のことなんですけれどね、先ほどIs値 0.7 ということにつきまして、根拠
になるものをおっしゃってくださいました。文部科学省の数値ですね、学校を耐震化す
るための数値と、それから「国の」という言い方をされました数値が 0.6 ということだ
から大丈夫ということですけど、この役場庁舎ということの機能のことを考えますと、
根拠になるものはそしたらないんでしょうかね、0.7 ということの、もう一つ、役場庁
舎、つまり市役所とか、こういった役場とか、そういう拠点になる庁舎については耐震
性能の数値は 0.7 というふうに、どこかに根拠を書いてあるのですか。そこをお示しい
ただきたいと思っております。
それと、実際の工事の費用は4億6千万円かかるということで、なかなか多額の費用
だというふうに思っております。耐用年数は 20 年程度ということですので、比較的、思
ったよりは私は延命というか、耐用年数があるのかなというふうには思っております。
今、高槻市・島本町広域行政勉強会で合併についても重要な課題と認識しているという
ことで、合併議論も始まっているわけですけれど、4億6千万、そこまでかからないと
いうふうに思いますけど、4億6千万かけて、この庁舎を 20 年ほど延命させるというこ
とを考えますとね、それほどの費用をかけられるということを考えますと、町長はやは
り合併せずともやっていこうという意思なのですか。お訊きしたいと思います。
(「何を訊いているんだ」と呼ぶ者あり)
川口町長
庁舎の耐震でございますけど、担当とは、この耐震補強をしたらどれくらいか
かる、あるいは新たに建て替えたらどれぐらいかかるとか、いろんな計算をしながら、
試算をしながら、議論をしてまいりました。あと 20 年保たす。保つものであったら、い
つまでも長く使っていきたいというのが、これはもう大原則でございますので、今回、
こういった提案をさせていただきました。
以上でございます。
総務部長
1点目の予定価格と最低制限価格の件でございますが、先ほど申し上げました
- 178 -
ように、この4月1日付けで一定ちょっと見直しを行いまして、見直しの内容につきま
しては、3月 31 日までについては設計価格に一定の調整をかけて予定価格を導き出して
おりました。4月1日からは、設計価格イコール予定価格という形で見直しを行ってお
ります。従いまして、その関係から 86.53%という数字が出たということでございます。
続きまして技術職の件でございますが、技術職が必要であるという認識につきまして
は、もう前から私、考えておりました。去年も技術職を採用すべく事務を進めてきたわ
けですが、残念ながら採用前になって辞退されたというようなことがございました。そ
ういったことから、この 10 月1日に技術職を配置できるよう現在事務を進めております
ので、その採用ができましたら、必要な部署に配置をしてまいりたいと考えております。
それから、役場はIs値が 0.7 でいいというふうなことが何かに書いているのかとい
うことでございますが、特に、小学校は 0.7 と書いてるものでもありませんし、役場庁
舎が 0.7 ならいいということでもございません。学校につきましては、一定の補助要件
として補強後のIs値が 0.7 というふうに示されている。そういったものまで補強する
ものについては補助金を出しますよ、という文部科学省の考え方でございまして、一般
的にはIs値 0.6 を満たしておれば、震度6強の地震に対して倒壊または崩壊する危険
性が低いというふうになっております。
以上でございます。
平野議員
第三小学校プール改修工事の、何度も申しておりますけど、最低制限価格の算
定のところですけど、私、まだ理解していませんけれどね。ここにある予定価格 1,879
万 3,950 円と、それから最低制限価格で 1,626 万 3,450 円は、総務部のほうで算定方法
が現行は 66.6%~85%の範囲内って書いてあるのでね。これは改正前ですよ、改正前だ
から、計算をすると 1,626 万 3,450 円÷1879 万 3,950 円は 0.86 ですよ、ということを
言っているですよ。だから、そこを言ってくださったら、なんで、85%以内じゃないで
すよということを言っているのであってね。予定価格、設計価格に 0.95 を乗じて得た額
というふうに、そこが違うからというのと全く違うのではないですか。何か説明が全然、
私、理解できておりませんし、答弁も間違っているような気がいたします。そこを、お
っしゃってください。
それと新たな改正された中に、予定価格を、改正後は設計価格の額にするということ
なんですね。ということは、より厳しく設計価格を導き出さないといけないというふう
に思っております。それは、どの工事もだと思うんですね。その点について、どういっ
た方法がより精査できるのか、総務部としてはどういう見解を持つかということを改め
てお訊きしたいというふうに思っております。これ、すべての工事に関わることですの
でね、お答えいただきたいと思います。
役場庁舎のこと、耐震性能ですけれど、先ほど震度6というふうにおっしゃいました
けど、震度6を超えたら大きな大震災があってるわけですから、はたして、そのIs値
- 179 -
0.7 でよいのかなというのは、ちょっと私の心配なんです。もちろん、学校は子ども達
の命を守るところですから、0.7 という必要もありますけど、やはり役場庁舎というの
は、ほんとに本丸みたいなところですよね。あらゆる災害のときの拠点になりますので、
はたして 0.7 でよいのかなというのは心配なんですね。ちょっと、よそのいろいろな検
討、よそで市庁舎の耐震の検討をされるところをいろいろ見てみますと、防災拠点、災
害対策本部の拠点でありますので、0.75 ということの性能にするということで改修され
ているところもありますので。できれば、それは強度は高いほうがいいわけですから、
そういったことも検討が必要なのではないかと思いまして、質問させていただきました。
見解をお伺いします。
総務部長
最低制限価格の導き出し方でございますけれども、先ほどから申し上げており
ますように、改正前、3月 31 日までについては設計価格、これに一定の調整をかけさせ
ていただいてた。それが予定価格になっておりました。ですから、現行は設計価格が予
定価格でございますので、若干違うわけですね。ですから、結果的に 86.53 という数値
が出ているということで、ご理解いただけますでしょうか。
それから、より厳しく設計価格を出す方法ということでございますが、これはもう改
正するまでもなく、改正前にあたっても、設計については厳しくやっていく必要がある。
ただ時価、建設資材も時価で単価が変わってまいりますので、そういった部分について
は十分考慮をして、ある工事をやるときの必要な資材等には、その時期、時期の価格を
積み上げていって出されるものでございますから、これにつきましては、今後も方法は
変わらないというふうには考えております。
それから、震度6というふうにお示しになられました。震度6強でございますので、
Is値 0.6 が保てれば震度6強、この地震に対して崩壊または倒壊する危険性が低いと
いうことでございます。従いまして、Is値 0.7 まで高めますと、それ以上の耐力が保
てるということになってまいるというふうに考えておりますので、もちろん、ご指摘の
ように役場庁舎は防災、災害のときの防災拠点ということになってまいりますので、高
ければ高いほうが、それはよりよいということにはなってまいりますけれども、その分、
非常に高額にもなってまいりますので、そのあたりを十分考慮し、Is値を 0.7 という
ふうに決めたというところでございます。
以上でございます。
岡田議長
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
まず、本案に反対の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
- 180 -
岡田議長
次に、本案に賛成の方の発言を求めます。
伊集院議員
第 46 号議案
平成 23 年度島本町一般会計補正予算(第1号)に対しまして、
自由民主党クラブを代表いたし討論を行います。
第1号補正では、歳入歳出ともに 5,475 万5千円を追加し、歳入歳出総額 93 億 5,175
万5千円となります。
歳入の主なものとして、国庫の社会資本整備総合交付金 330 万3千円、これは住宅建
築物安全ストック形成事業として、本庁舎の耐震実施設計業務委託料の3分の1の補助
率分、また諸収入の町村議会活性化等支援金 116 万円、前年度繰越金 5,371 万1千円で
あります。
歳出においては、前の町村議長会支援金を活用し、議会だより編集にかかるシステム
等の更新、議員控室の環境整備、各ファックスの更新、本会議・委員会等の録音媒体の
変更等の議会費。また、府議会選挙事業の確定の減額。そして長年において懸案事項で
あった災害危機本部となります役場本庁舎の耐震工事に向けての耐震実施設計業務とし
て 2,200 万円の計上。小学校費では介護員1名の賃金に、天井扇風機設置工事 490 万円。
暑さ対策としてせめて扇風機1クラスに2台の設置ができることや、3月の総務文教で
も申しましたが、夏休みの変更、従来7月 21 日から8月 24 日を、7月 28 日から8月
31 日へと変更されるなど、柔軟性の対応を一定評価いたしております。他には第三小学
校プール改修工事、小学校給食業務委託料などの確定。中学校費では現在凍結してしま
っています住民ホール、子ども達をアスベストから守るため、各学校の体育館での文化
祭において舞台装置の借り上げに 100 万円、音響設備など備品購入費に 230 万円の計上。
最後に、22 年度決算見込みにおいて財政調整基金等積立金 3,879 万2千円の計上です
が、もとは基金を取り崩しての黒字であると申し添えて、賛成の討論といたします。
岡田議長
反対の討論の方がおられないようですので、引き続き、賛成の方の発言を求め
ます。
戸田議員
それでは、人びとの新しい歩みを代表いたしまして賛成の討論を行います。
小学校の暑さ対策の一歩前進については、評価いたします。けれども、昨日、すでに
入札が行われていたということ。このことについて説明がなかったということは、今後、
こういったことを改めていただきたいと思います。
大沢地区の期日前投票所の設置については、有権者 16 名の当該地区の皆様が大変感謝
されたと聞き及んでいます。行政マンが行政マンであることに誇りを持つことができる
瞬間であったと、拝察いたします。こういった小さな英断を積み重ねていただき、島本
町をよりよく、あたたかな町にしていただきたいと思います。
第二小学校給食委託につきましては、最低入札価格での落札が、比較的低い金額での
落札であることによって、それが例えば調理の安全性や労働者の働く環境がよりよく保
たれないということがないよう、しっかりと現状を精査していただきたいと思います。
- 181 -
また、発注者として管理機能の充実を図っていただくよう要望いたします。加えまして、
二小以外の3校についても、冷房完備、ドライシステム等の投入などの課題を精査し、
耐震計画とあわせて計画的に進められるよう要望いたします。これらの課題解決の入り
口として、かつてはございました学校給食協議会の再開を強く求める次第でございます。
本年度の秋には、中学校の文化祭が体育館で行われます。どのような環境にあっても、
生徒達の持てる力、出せる力の潜在能力は、本来素晴らしいものだと思います。1校に
つき 50 万円のレンタル料の照明の効果と必要性をよくよく精査して、今後は検討してい
ただきたいと思います。教育委員会全般に言えること、全庁的に言えることかも知れま
せんが、設備・備品には数十万、数百万単位の支出が行われる一方で、例えば芸術的な
パフォーマンスにはボランティアという名の無償の活動や善意に頼り、努力と才能に見
合った正当な報酬を保障しない。形のないものに敬意を払わない、こういった傾向がな
いでしょうか。そのような社会で、真の芸術、文化の裾野は拡がりません。そういう意
味で中学校文化祭については、新しい環境で、新しい発想を生み出すことができる教育
効果を期待したいと思います。
役場庁舎、それから第三小学校のプールなど、公共施設の耐震や維持管理工事につき
ましては、例えば実施設計業務委託内容や工事請負費の見積もりなどについて、疑義を
申し上げました。技術職の採用を予定されているとのことですが、限られた人員に仕事
が集中するという現状をしっかりと見守りサポートする体制が整いますよう、管理職の
皆様におかれましては、よくよく日々、目を行き届かせてくださいますようお願いした
いと思います。
以上をもちまして、人びとの新しい歩みの賛成の討論といたします。
岡田議長
引き続き、賛成の方の発言を求めます。
川嶋議員
第 46 号議案
平成 23 年度一般会計補正予算(第1号)について、公明党を代
表し討論を行います。
今回の補正予算の中では、特に天井扇風機設置工事、舞台装置等借り上げ、学校管理
備品については、大変評価をいたします。天井扇風機設置工事に関しましては、小学校
の暑さ対策として小学校4校の普通教室に2台ずつ天井型の扇風機が設置されるもの
で、舞台装置等借り上げ・学校管理備品に関しましては、住民ホールの利用停止に伴い
代わりの場所として中学校文化祭開催にあたり学校の体育館を利用するためのものであ
ります。
我が会派といたしましても一般質問をさせていただいた経緯もあり、今回の予算計上
に関しましては喜ばしく思っておりますとともに、緊急措置かも知れませんが、子ども
達の立場から、今年をどうするのかという観点で考えれば、今回、小学校の暑さ対策、
中学校文化祭開催に向けて手を打たれたことに関しましては、大変評価いたします。
今後、行事開催に向けてに関しましては様々な課題が残っておりますが、良い方向に
- 182 -
向かうよう協議をしていただくべく要望いたし、賛成の討論といたします。
岡田議長
引き続き、賛成の方の発言を求めます。
河野議員
2011 年度島本町一般会計補正予算(第1号)に対しまして、日本共産党島本町
会議員団を代表し賛成の討論を行います。
賛成の主な理由としての項目としましては、議会費の議員辞職に伴う減額は必要な物
として認めております。また、増額内容もです。また総務費における庁舎耐震実施設計
業務、そして小学校費における天井扇風機設置工事、中学校費における舞台装置等借り
上げなどについて、特に賛成するものです。
しかしながら、この予算提案に至る過程や、また議案の提出のあり方については、厳
しく指摘をしておきたい点がございます。エアコン設置に関わる小・中学校の暑さ対策
については、この2年以上、相当な議論がありましたし、住民からも相当な声が寄せら
れたというふうに記憶しております。そういったことを踏まえて、やはり町長におかれ
ましては、当初予算でしっかりと本格的な議論をするということを前提に、予算編成過
程の透明性をしっかりと図るということと、町長や、また教育委員会の意思というもの
を、節目節目においてしっかりと示していただきたい。入札をしたことが後から出てく
るとか、後から説明を付けるとか、あと庁舎耐震実施設計業務におかれましては、付帯
工事のほうが金額が大きいということを踏まえ、総務部長が「庁舎耐震等実施設計業務」
とすべきであったと答弁がありましたが、本来、こういったことについて町長自ら改め
るという姿勢を示す必要があったように思われます。
それから、中学校費の設備借り上げそのものは緊急策として理解しておりますが、肝
心の根拠となった、理由となった住民ホールの使用停止の現状を、方向性を示すという
ことを求めております。これは総務部長からも、一定の方向性が出次第、議会に対して
説明をするということですので、一日も早い説明と、今後の見通しを示されるよう強く
求めておきます。加えまして、質疑の中でもありました。中学校費の設備借り上げの中
に、教職員の労働時間の把握ができているかという質疑がありましたが、今後に向けて
の明快な答弁ということになりませんでしたけれども、把握に努めるという教育委員会
の姿勢をさらに求めておきます。
加えまして、小学校の天井扇風機設置工事ですけれども、保護者や関係者においては
一歩前進という理解をされているふうに思っております。あくまで緊急策であって、今
後のエアコン設置の議論を妨げるものではないということは教育次長の答弁でも明らか
になっておりますし、学校の室温測定の結果を逐次報告するということによって、子ど
も達の過ごす環境がほんとに適切かどうかということを、今後もしっかりと議会の1人
として、議会として監視をしていきたい。そのことに応えるよう、強く求めておきます。
以上のことを申し述べまして、本議案そのものには賛成としての討論といたします。
岡田議長
引き続き、賛成の方の発言を求めます。
- 183 -
平井議員
第 46 号議案
平成 23 年度島本町一般会計補正予算について、山吹民主クラブ
を代表して賛成の討論を行います。
歳入に関しましては、社会資本整備総合交付金で 333 万3千円、町村議会活性化等支
援金 116 万円、繰越金として 5,371 万1千円。また、大阪府議会議員選挙の事業確定に
よる 344 万9千円の減額補正となっています。
歳出に関しては、庁舎耐震実施設計業務に 2,200 万円が予算計上されており、これに
つきましては実施設計業務とともに、残り 20 年程度の耐用年数に見合った投資なのかも
検討していただくよう、お願いをしておきます。また庁舎や学校施設、その他の各公共
施設においても同時期の建築物であることから、今後の各施設のあり方や適正規模など
についても、将来的な計画の策定が必要なのではないかと感じています。
教育費においての各小学校への天井扇風機の設置に対しては、児童の健康面にも配慮
したものであると一定の評価をするとともに、節電や環境への負荷の軽減も考えた教育
環境の整備をこれからも研究し、取り組みをしていただきたいというふうに思っており
ます。また学校管理備品の購入については、文化祭のみならず他の事業にも有効活用で
きるよう、よろしくお願いをいたします。
以上、申し添えまして、第 46 号議案
平成 23 年度島本町一般会計補正予算について、
賛成の討論といたします。
岡田議長
引き続き、賛成の方の発言を求めます。
外村議員
平成 23 年度島本町一般会計補正予算(第1号)に対する賛成の討論をいたしま
す。
今回の補正予算 5,475 万5千円に対しまして、予算確定などの減額もあって、結果と
して 3,879 万2千円が財政調整基金に積み立てることができたことは、一定の喜ばしい
ことと評価しております。また町村議会活性化支援金を使っての議員控室の備品充実を
図られたことも、大変嬉しく思っております。
しかしながら、財政が厳しい厳しいと言いながら、委託料、特に庁舎耐震実施設計業
務 2,200 万だとか、結果として大幅な減額になりました小学校のプール改修工事、これ
に至る見積もりから工事費の算定、入札に至る経緯において、もう少し工夫があれば、
さらなる減額ができるのではないかというふうに思う次第でございます。この辺をぜひ、
4月から予定価格だとかの何か考え方を変えたということでございますので、ぜひ、さ
らなる効果を発揮していただくように、よろしくお願いします。
それと、住民ホールは使えないということで、今回は中学校の体育館を使うというこ
とですが、いつまでこういうことを続けるかということもございますので、ぜひ、住民
ホールの代替案というのも、英知を結集して検討していただきたいということをお願い
しまして、賛成の討論といたします。
以上です。
- 184 -
岡田議長
引き続き、賛成の方の発言を求めます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ないようでございますので、討論を終結いたします。
これより、採決を行います。
第 46 号議案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(
岡田議長
全
員
起
立
)
起立全員であります。
よって、第 46 号議案は、原案のとおり可決することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
(午後5時 18 分~午後5時 19 分まで休憩)
岡田議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
お諮りいたします。
ただいま、お手元に配付しましたとおり、総務文教、民生消防及び建設水道の各常任
委員長から閉会中の所管事務調査の申し出が、また議会運営委員長から閉会中の継続調
査の申し出がありました。
この際、本申し出4件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ご異議なしと認めます。
よって、本申し出4件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
総務文教、民生消防及び建設水道の各常任委員長からの閉会中の所管事務調査の申し
出並びに議会運営委員長からの閉会中の継続調査の申し出の4件を、一括議題といたし
ます。
お諮りいたします。
本申し出4件について、許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
岡田議長
ご異議なしと認めます。
よって、本申し出4件を、それぞれ許可することに決定いたしました。
以上で、本定例会に提出されました諸議案は全部議了いたしましたので、会議を閉じ
ます。
本定例会の閉会にあたり、町長から挨拶のため発言を求められておりますので、これ
を許します。
川口町長(登壇) 平成 23 年第3回島本町議会定例会の閉会にあたりまして、一言、ご挨
- 185 -
拶を申し上げます。
提案いたしました議案に対しましてご可決、ご同意をいただき、ありがとうございま
す。議案審議の中で、また一般質問におきまして、様々なご意見、ご指摘をいただきま
した。改めて、重ねて感謝申し上げます。
昨日、今日と、梅雨の合間の蒸し暑い日が続いております。体調を崩しやすい時期で
ございますので、議員の皆様におかれましてはお体をご自愛いただき、ますますのご活
躍を期待申し上げます。
本日は、大変ご苦労様でございました。ありがとうございました。
岡田議長
これをもちまして、平成 23 年第3回島本町議会定例会を閉会いたします。
皆様、大変ご苦労様でございました。
(午後5時22分
閉会)
- 186 -
本日の会議に付された事件は次のとおりである。
一般質問
伊集院議員
1.中学校給食について
2.教育基本法の大改正(平成18年度)より 初めての中学校教科書
採択について
東田議員
本町における各公共施設の今後について
菅
1.高槻島本広域行政勉強会について
議員
2.JR島本駅西側地区まちづくり勉強会について
3.再任用職員・嘱託職員の処遇と活用について
第 2 号報告
平成22年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告につ
いて
第 3 号報告
平成22年度島本町水道事業会計予算繰越計算書の報告について
第47号議案
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第 1 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
第 2 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
第 3 号諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
第46号議案
平成23年度島本町一般会計補正予算(第1号)
閉会中の所管事務調査の申し出について(総務文教常任委員会)
閉会中の所管事務調査の申し出について(民生消防常任委員会)
閉会中の所管事務調査の申し出について(建設水道常任委員会)
閉会中の継続調査の申し出について(議会運営委員会)
- 187 -
以上、会議の次第を記し、これを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により署
名する。
平成23年 6 月22日
島 本 町 議 会 議 長
署名議員(8番)
署名議員(9番)
- 188 -
本定例会の会議の結果は次のとおりである。
事 件 番 号
件
名
議長の常任委員辞任について
第 3 号 推 薦 島本町農業委員会委員の推薦について
一 般 質 問
1.島本町地域防災計画の見直しを求めます
2.高槻市との広域勉強会の前進のために
3.元気な若山台を目指して
1.第4小学校通学路の安全対策について
2.町営プールについて
1.島本町開発行為等について
2.島本町立人権文化センターの活用について
1.福島第一原子力発電所の事故を踏まえて原子
力災害をなくす取り組みを!
2.JR島本駅西地区まちづくり協議会について
1.高槻市との広域行政勉強会の中間報告及び今
後の進め方について
2.本町の財政状況と中長期財政収支見通しに関
する住民説明会を実施すべき
3.福祉ふれあいバスの運用見直しについてその
後の検討状況を問う
1.第4小学校への通学路改修工事の早期完成を
求める。
2.消防署、消防団の充実を
1.もっと文化を!歴史・文化の薫る島本町
玄関駅の個性を活かして
2.減災のための「やさしい日本語」活動
3.広域行政勉強会・中間報告の成果を問う
1.高齢者泣かせる行革、救済・代替策なき10
月実施は見直し・撤回を
2.駅前行政サービスコーナーの早期設置を求め
る。
3.人権文化センター等の公正な使用と充実を求
める。
4.中学校給食の実施を求める。
1.中学校給食について
2.教育基本法の大改正(平成 18 年度)より 初
めての中学校教科書採択について
本町における各公共施設の今後について
- 189 -
結
果
6 月 2 1 日
許
可
〃
2 人 推 薦
〃
高
山
議
員
議
員
議
員
議
員
議
員
議
員
議
員
議
員
〃
川
嶋
〃
山
口
〃
平
野
〃
外
村
〃
冨
永
〃
戸
田
〃
河
野
6 月 2 2 日
伊 集 院 議 員
〃
東
田
議
員
事 件 番 号
第 2 号報告
第 3 号報告
第47号議案
第 1 号諮問
第 2 号諮問
第 3 号諮問
第46号議案
件
名
結
果
1.高槻島本広域行政勉強会について
2.JR島本駅西側地区まちづくり勉強会につい 6 月 2 2 日
て
菅
議 員
3.再任用職員・嘱託職員の処遇と活用について
平成22年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越
〃
計算書の報告について
報 告 を 承 る
平成22年度島本町水道事業会計予算繰越計算書
〃
の報告について
報 告 を 承 る
教育委員会委員の任命につき同意を求めることに
〃
ついて
原 案 同 意
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつ
〃
いて
適
任
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつ
〃
いて
適
任
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつ
〃
いて
適
任
〃
平成23年度島本町一般会計補正予算(第1号)
原 案 可 決
〃
閉会中の所管事務調査の申し出について
申し出のとおり
(総務文教常任委員会)
決
す
る
〃
閉会中の所管事務調査の申し出について
申し出のとおり
(民生消防常任委員会)
決
す
る
〃
閉会中の所管事務調査の申し出について
申し出のとおり
(建設水道常任委員会)
決
す
る
〃
閉会中の継続調査の申し出について
申し出のとおり
(議会運営委員会)
決
す
る
- 190 -
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