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目次 - 宮城県

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目次 - 宮城県
みやぎe行動マスコットキャラクター
「eちゃん」(イーちゃん)
e行動(地球にやさしい行動)の案内役
として,いろいろな場面で活躍します。
よろしくお願いします。
第12号
2014年
9月発行
目次
 あなたもグリーン購入に取り組んでみませんか?
P.1
 グリーン製品使ってけさいん
P.3
掲載企業:株式会社ホツマプラント

様
当課の補助事業を活用した事業者の方を紹介します!!
掲載企業:e-プライム株式会社
P.4
様

EICが行く「エコフォーラム」
P.6

環境関連用語集・編集後記
P.7
用語:排出権取引
■あなたもグリーン購入に取り組んでみませんか?
現在,地球温暖化,天然資源の枯渇,廃棄物の増加,また,東日本大震災の後では,原発の
停止に伴う火力発電の増加など,様々な環境問題が生じています。
私たちが暮らしているかけがえのない宮城県の県土や資源を守るために,今何ができるでし
ょうか。環境のため,今すぐに誰もが取り組むことのできるのが,「グリーン購入」です。
何かを購入しようとする時,本当に必要があるのかをもう一度考えてみましょう。修理やレ
ンタルを利用すれば購入量が減り,廃棄物も減ります。どうしても購入が必要な時は,価格や
性能だけに気を配るのではなく,環境に配慮した製品を環境負荷の低減に取り組んでいる事業
者から優先的に購入しましょう。このようなほんの少しの気配りが,グリーン購入になります。
グリーン購入が広まれば環境配慮型商品の市場が拡大し,環境配慮型商品
の開発やサービスの提供など,環境を考えた経営がより促進されていくこと
になります。他にも資源循環の促進や二酸化炭素排出量の削減,有害物質の
排出抑制など,様々な分野での効果が期待できます。
社会全体でグリーン購入に取り組むことで,環境負荷を低減し,持続的
発展が可能な社会を実現することができるのです。
●宮城県グリーン購入促進条例について
国では,グリーン購入を進めるために,平成 12 年に「国等による環境物品等の調達の推進に
関する法律(グリーン購入法)」を定めていましたが,宮城県では「グリーン購入」の取組み
をより一層進めるため,全国に先駆けて平成 18 年4月1日から「グリーン購入促進条例」を施
行しました。
従来からグリーン購入法により県等の地方公共団体は,グリーン購入に努めることとされて
いましたが,条例では,さらに一歩踏み込んで,県自らの責務として具体的な促進方法を規定
しています。条例制定により宮城県はグリーン購入に「努める」県から「推進する」県として
積極的に取り組むこととしています。
グリーン購入促進条例の詳細は下記のHPをご覧ください
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/green-jyorei.html
●みやぎグリーン購入ネットワークについて
みやぎグリーン購入ネットワーク(みやぎGPN)は,県内でのグリーン購入を促進するため
に平成 16 年3月に設立された企業,団体,市町村等によるネットワークです。地域の幅広い団
体の参加により,グリーン購入促進の取組を行うとともに,「全国グリーン購入ネットワーク」
と連携して活動しています。知事が発起人に名を連ね,その設立を推進するとともに,県も幹
事として運営及び事業活動に積極的に参加しております。
また,グリーン購入セミナーなどのグリーン購入普及事業を県と協働しながら実施していま
す。
みやぎ GPN のホームページはこちら
http://www.miyagigpn.net/
1
●みやぎ出前講座(グリーン購入)について
宮城県では,広報課を窓口として県が重点的に取り組む施策等に関するテーマについて,県
民,県内事業者の理解を一層深めてもらうことを目的とした「みやぎ出前講座」を実施してい
ます。
その中で,「グリーン購入について」と題して,グリーン購入の考え方や国,県の施策など
について説明を行うメニューを提供していますので,ご興味のある方はどうぞご活用してみて
ください。
○対象者
一般県民,県内事業者及び自治体職員
(おおむね20人以上が参加する集会・会合が対象となります)
○宮城県広報課 みやぎ出前講座のページ
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kohou/demae.html
2
グリーン製品使ってけさいん
「株式会社ホツマプラント」
宮城県では,環境に配慮した製品を製造している事業者が適切に評価されるよう,また,
環境への負荷の少ない持続的発展が可能な地域社会の構築に寄与することを目的に,リサイ
クル製品等を「宮城県グリーン製品」として認定し,普及拡大を図ることとしております。
本コーナーでは,グリーン製品についてご案内いたします。皆様には積極的なご利用をお願
いいたします。
今回は「株式会社ホツマプラント」の製品をご紹介いたします。
●認定製品
改土-カイト(土壌改良土)
●用途
埋戻材,盛土材
●使用している循環資源
建設発生汚泥
●製品のPR
建設発生汚泥を原料とした土壌改良土で,埋戻材,盛土材としての利用が可能です。
強度があり,環境にやさしい製品です。
●使用例
工作物の埋戻し,道路用盛土,土地造成,河川築堤
●販売価格・販売先
担当者に直接お問い合わせ下さい
●問い合わせ先
株式会社ホツマプラント
多賀城市宮内1丁目 14-15
TEL:022-366-6040
今回ご紹介いたしました,改土のホームページはこちらへ
http://www.hotsumap.co.jp
3
当課の補助事業を活用した事業者の方を紹介します!!
このコーナーでは,当課で行っている新エネルギーや省エネルギーに関する補助金,産業
廃棄物の3Rに関する補助金を活用した事業者の方を紹介します!!

事業者:e-プライム株式会社

対象補助金:新エネルギー設備導入支援事業(平成25年度)
平成23年の東日本大震災では,多くの耕作地が津波により
浸水しました。塩害による作物の不作が心配される中,近頃で
は浸水域においても再び稲穂などがたくましく育つ様子が見ら
れます。しかし,塩害の影響が小さくない地域もあり,気仙沼
市本吉地区の一角では,今までとは異なる土地の活用がなされ
ています。
今回ご紹介するのは気仙沼市本吉地区を中心に業を営むe-
プライム株式会社です。同地区では,震災以前から耕作者の高
齢化などにより作付けされていない農地が多数点在していました。また,津波による耕作地
の浸水によって,そうした土地が更に増加し,有効的な活用方法が求められるようになった
のです。そこで,同社では,このような土地を太陽光発電所として活用することを計画。し
かし,設備の設置予定場所は,広範囲に渡るため,多くの地権者の承諾が必要となりました。
また,従来は農地として使用していたため農地転用の許可(*1)手続が欠かせませんでし
た。こうした課題は,地権者の方々のもとへ足繁く通うことで,理解と協力を得るほか,農
地転用にあたっては,気仙沼市農業委員会や宮城県気仙沼地方振興事務所において綿密な調
整を行うことで解決しました。
そして,いよいよ太陽光発電設備を設置しようとした
時に探し当てたのが太陽光発電,風力発電,小水力発電
設備などの設置に対して助成を行う「新エネルギー設備
導入支援事業(*2)」でした。発電した電気を売るほか
に補助事業により設備を設置することで,事業の確実な
継続性を確保しました。
今回の太陽光発電設備を導入することで,約 300 世帯
分の電力をまかなうことができ,年間 600tほどのCO2
排出量を削減できることとなります。この数値は,同年
度の申請事業の中でもトップレベルの数値となっていました。
また,同社では,平成26年度新エネルギー設備導入支援事業においても申請を行い交付
決定となりました。今年度の事業では,以前と同様の野立てではなく,屋根借りによる太陽
光発電事業を実施。建屋への設備設置のため,緊急時などには建屋所有者へと電力を供給し,
本吉地区に設置されているパネル
4
早期の情報取得や近隣住民の避難スペースとしての
利用を計画しています。
同社代表取締役の芳賀氏に今後の事業構想につい
てお伺いすると「今後は農業とエネルギーのコラボレ
ーションも考えています。再生可能エネルギーを利用
した野菜栽培を行い,太陽光による電気で充電した電
屋根借り事業実施予定の事業所
気自動車に乗り野菜を出荷するなど環境に配慮した
モデルが理想です」とのことでした。県北における再生可能エネルギーを活用した新たな街
づくりが今後期待できそうです。
(*1)農地転用
農地転用とは,「農地を農地以外にすること」です。農地の転用や,農地等の転用
のために農地等に権利を設定し,又は農地等の所有権を移転する場合には,知事(農
地面積が 4ha を超える場合には,農林水産大臣)の許可を要することとして,優良農
地の確保と計画的な土地利用の推進が図られています。
なお,詳細については,該当する農地がある各市町村の農業委員会にお問い合わせ
ください。
(*2)新エネルギー設備導入支援事業
工場,倉庫,店舗,事務所など,宮城県内の事業所に新エネルギー設備を導入する
事業者に対して,設備導入にかかる費用の一部を助成する事業です。
なお,平成26年度の公募は終了しました。詳細については下記のHPをご確認く
ださい。
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/h26sinene.html
5
EICが行く 「エコフォーラム」
環境産業コーディネーター(略称EIC,旧SJC)は,県内の企業を訪問して環境に関
する企業の取組・情報を収集し,また,企業に対して必要な情報を提供しながら,企業の皆
様の廃棄物の3R(リデュース,リユース,リサイクル),省エネルギー,再生可能エネル
ギー導入等の取組を支援しております。
EICは,民間企業において製造業等の工程管理や品質管理,環境管理等に携わった経験
を有する者であり,非常勤の県職員として,上記のような支援を行います(EICの支援活
動は無料です)。詳しくは,EICのホームページをご覧ください。
○HP:http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/eic.html
このコーナーでは,EICの活動状況をご紹介します。今回は後藤健一EICです。
EICの後藤です。今年度は,「地域別・業種別エコフォーラム」活動
の更なる活性化を図るため、全エコフォーラムでの意見交換,県関係機関
への開催状況の情報提供などを行っています。ここで,簡単にエコフォー
ラムの活動を紹介させていただきます。
後藤EIC
1.エコフォーラムとは
近隣の企業が集まって,廃棄物の3Rや省エネルギーをはじめとする環境配慮活動に
関する情報交換を行う場です。
2.エコフォーラム誕生のきっかけ
平成 12 年に,白石市及び蔵王町の企業が,廃棄物の処理コストや環境管理の方法な
どの情報交換を行う場として自主的に立ち上げたのがきっかけです。
3.県内での活動状況
平成26年8月現在,県内各地には18の地域別・業種別
エコフォーラム(企業数113社)があり,参加企業間の情
報交換,企業連携による共同の取組及び環境配慮活動や
環境教育などを行っています。
地域別エコフォーラムとしては、エコフォーラム誕生
白石・蔵王エコフォーラムの様子
のきっかけとなった「白石蔵王エコフォーラム」があり
ます。情報交換のほか、地域の子どもたちへの環境教育も実施しており,地域から高い
評価を受けるなど,参加企業にとって有益な活動になっています。
また,業種別エコフォーラムとしては,平成 20 年7月に活動を開始した「みやぎB
DF連絡協議会」があります。12 社が参加し,県内のBDF品質向上を目的として活
動を行っています。
なお,今年度はエコフォーラム活性化のために以下の内容を実施していく予定です。
・「食品加工事業者エコフォーラム関連会議」の実施によるエコフィードの推進
・エコフォーラムへの新規企業参加による活動の活性化
・地域別エコフォーラム紹介コーナーの充実による情報公開の推進
我々,環境産業コーディネーターも各エコフォーラム及び県内企業と一緒になって活動を
盛り上げていきたいと思いますのでご協力よろしくお願いいたします。
6
環境関連用語集
このコーナーでは様々な環境用語をご紹介します!!
今回は「排出権取引」です。
排出権取引とは,温室効果ガスについて,国や企業において排出枠
を定め,排出枠に対して余剰分が発生する国などが排出枠を超えてし
まう国などとの取引を可能とする制度です。この制度は,京都議定書
などにおいても認められており,温室効果ガスに関する取引が行われ
ています。余剰分の取引によって利益を得られるため,温室効果ガス
の削減に努めようというインセンティブが働きますが,一方では,取
引のみに頼りがちになり積極的な削減に努めない団体が発生することが懸念されます。その
ため,国などの間の不公平感ができるだけ少ない排出枠の設定が求められます。
編集後記
少しずつ日が短くなり,夏も終わろうかとしているようです。朝夕の気
温が昼間に比べて低くなり,寝苦しい夜も少なくなってきたように感じま
すが,気温差があるような時期は体調を崩しやすくなってしまいます。体
調管理に気をつけ,残り少ない夏を楽しみましょう。
(担当:村上)
発 行:平成26年9月
編 集:宮城県環境生活部環境政策課環境産業振興班
〒980-8570
仙台市青葉区本町3丁目8番1号
TEL:022―211-2664 FAX:022-211-2669
E-Mail:[email protected]
URL:http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/miyagikankyo-e-news.html
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