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熱を使った装置:熱機関
第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 熱を使った装置:熱機関 0 0 単独の熱源からはエネルギーを取り出せない ⇒ 移動する熱エネルギー(熱)が必要 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 熱 ⼒力力 学 第 0 法 則 25℃ 0℃ 25℃ 十分な時間 熱 50℃ 自然界 高温の物体 25℃ 熱平衡状態 温度計 25℃ 熱 25℃ 時間が経てば同じ温度度になる法則 速さ 大 電磁波量 多い 平均波長 短い 低温の物体 速さ 小 電磁波量 少ない 平均波長 長い 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 熱 ⼒力力 学 第 1 法 則 エネルギー保存則 な い 袖 は 振 れ な い 法 則 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 内部エネルギーとエンタルピー 変化の前 熱エネルギー 変化の後 仕事 定圧 内部エネルギー 定温 定圧 エンタルピー 熱 内部エネルギー X 内部エネルギーは外部にした仕事量量と放出した熱量量を合わせた分だけ減少 仕事 定圧 内部エネルギー 定温 熱 内部エネルギー X 内部エネルギーは外部にした仕事量量だけ減少し,吸収した熱量量分だけ増加 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 熱 ⼒力力 学 第 2 法 則 エントロピー増⼤大則 5 5 5 1 O K 9 5 5 a a 0 a 5 a 5 5 5 5 K a 1 K K 1 1 a K 1 お 湯 に な る 理理 由 を 科 学 的 に 説 明 し た い 熱湯と冷冷⽔水を混ぜると温⽔水になる法則 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 エ ン ト ロ ピ ー と い う 概 念念 エネルギー量量を絶対温度度で割った値〔J/K〕 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 温⽔水ができる理理由をエントロピーで説明する エネルギーの単位をカロリー, 温度度は℃で計算してみる ⾃自 然 1kg 1kg 冷冷⽔水のエントロピー変化量量 10℃から50℃に変化:平均温度度 30℃ 熱湯のエントロピー変化量量 90℃から50℃に変化:平均温度度 70℃ 2kg +40000 cal =+1333 cal/℃ 30 ℃ −40000 cal = −571 cal/℃ 70 ℃ この変化のエントロピー変化量量 +762 cal/℃ エントロピーが増加する変化が⾃自然である! 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 1気圧 水 分 子 の 平 均 エ ネ ル ギ ⽔水 1 g の エ ン タ ル ピ ー と エ ン ト ロ ピ ー 気化熱 2260 J/g 融解熱 340 J/g 氷 0 0 水 水蒸気 ある温度の水を用意するためには その温度での状態(自由度)を 保つために必要なエネルギーがいる. 固体 液体 気体の変化では 大きく自由度が増加する. 温度(K) 100 200 300 400 500 絶対0度の分子の自由度は0である. 融解エンタルピー=融解エントロピー項 融解熱 ⽔水分⼦子の運動エネルギー 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 ⽔水 分 ⼦子 の 固 液 平 衡 状 態 液 体 の ⽔水 分 ⼦子 の ⽅方 が 運 動 エ ネ ル ギ ー が 多 い は ず ! で も , ⽔水 と 氷 の ⽔水 分 ⼦子 の 居 ⼼心 地 は 同 じ ? 新 し い 科 学 的 概 念念 が 必 要 ⾃自 由 エ ネ ル ギ ー の 誕 ⽣生 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 電⼦子の居場所の変化に伴うエネルギー 生 成 エ ン 生 タ 成 ル 熱 ピ | 〔J/mol〕 酸素分子の電子�の居場所 2pσ* 2pπ∗ 2pπ 2pπ 2pπ 1sσ∗ 2pσ 2pσ 2sσ∗ H H 1sσ H2 2sσ O 酸素原子 1sσ∗ O 1sσ 酸素原子 O2 O 2pπ 2pσ O 2pπ 2p 2p 9講 第 9 講 : 温 度度 と 熱 の 科 学 分 ⼦子 軌 道 : 窒 素 と 酸 素 エネルギー準位の逆転 N N≡N N p電子数:6個 O O=O O p電子数:8個 9講