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Kobe University Repository : Kernel
Kobe University Repository : Kernel Title 大規模自然災害時の史料保全論を基礎とした地域歴史資 料学の構築 : 第2回地域歴史資料学研究会報告書 文書館 救済・防災に関する日独比較研究 Author(s) 奥村, 弘 Citation 科研報告書,21222002: Issue date 2010-03-11 Resource Type Research Paper / 研究報告書 Resource Version author DOI URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81002298 Create Date: 2017-04-01 ( S ) 科学研究費補助金基盤研究 大規模 自然災害時の史料保全論 を基礎 と した 地域歴史資料学の構築 ( 研究代表者 :奥村弘 課題番号 :21222002) 第 2回 地域歴史資料学研究会 報告書 文書館救済 ・防災に関す る 日独比較研究 ZuRe t t ung s undSc hut z maL 3 na m e l nYo nAr c hi va ie l nbe iKat as tr o phe n: De ut s c hl andu n dJa pa ni m Ve r le g i c h( Be i t r ag ede rz we i t e nSi t z ungde s A血e i t s kr ei s e s丘kH Chi i ki r e ki s hi s hb 0 g ak uHvo m1 3. No v e mbe r2009 ) 平成 2 2年 ( 2 01 0)3月 神戸大学大学院人文学研究科 奥村 弘 文書館救済 ・防災に関する日独比較研究 報告書 ( 第 2回 地域歴史資料学研究会) 目次 ZuRe t t ung s undSc hut z maL 3 nahme nvo nAr c hi val ie nbe iKat as t r o phe n: De ut s c hl andundJa pani mV e r le g i c h( Be i t r ag ede rz we i t e nSi t z ungde s Af be i t s kr e i s e s氏i rH Chi i ki r e ki s hi s hi 町 0g akuHvo m1 3. No ve mbe r2009 ) I nhal t s ve r z e i c hni s 奥村 弘 Hi r o s hiOKUMURA( Ro beUni ve r s i t y ) 文書館救済 ・防災に関する日独比較研究会幸 陪 書の刊行について ZumPubl i ka io t nd e rMi t t e i l ung ヘルムート・ へ一ドルHel mutHODL( K. F/ Uni ve r s i t atGr az ) Hi s t o is r c he sAr c hi vde rSt adtK6 1 n: Ei ns t ur z-Sc hade n-Be r g ung: Kur z t i be r bl ic k ケルン市歴史文書館 : 倒壊 ・ 被害 ・ 救出 ・ 概説・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ -・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2 ● ● ,K6 m,vo l m 20.und22.Okt o be r Ube r bl ic kt i be rdi eBaus t e l l eam Ung lt i c ks o r ti nde rSe ve r ns i t r aL 3 e 2009 ケルン、セヴェリーン通 りにおける事故現場の景色 ( 2009年 1 0月 20, 22日) ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・6 I nt e vi r e wni tDr. Ma xPl a s s ma nn, Ar c hi va ra mHi s t o is r c he nAr c hi vd e rSt ad tK6 m,i l mOkt o be r Mo v e mbe r2 00 9 , t i be rd e nEi ns t u r z ,d i eBe z i e hungd e rBt i r g e rz um St a d t a r c hi vundd e na kt ue l l e nSt a ndd e rBe r g ung bz w. Wi e d e r a u 血a u ケルン市歴史文書館アーキビス ト)-のインタービュー ( 2009年 1 0, 1 1月) Ma xPl as s mann氏 ( 6 倒壊、歴史文書館と市民の関係、救出と再建活動の現状について ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・ ・ 1 ・ ・ 平松 英人 Hi de t oHI M ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ TSU( M. L. Uni ve r s i t atHal l eWi t t e nbe r g ) ケルン市歴史文書館倒壊 と市民アーカイブ構想 -デジタルケルン歴史文書館の可能性De rEi ns t ur zde sHi s t o is r c he nAr c hi vsde rSt adtK6 hundKo nz e pt e氏i rdasBt i r g e r ar c hi v -Dasdi it g leHi a s t o is r c heAr c hi vK6 1 n-・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ -・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 9 猪刈 由紀 Yt l kiI KARI( So phi aUni ve r s i t y , To kyo ) 日本におけるケルン市歴史文書館救援活動 一経緯 と進展Ja pani s c heSo l i dal it a tAi rHi s t o is r c he sAr c hi vde rSt adtK6 m: l Ei nz e l he i t e nundEnt wi c kl ung e n ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ -・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2 6 井上 周平 Shuhe iI NOUE( RFWI Uni ve r s i t a tBo nn) Ar c hi vundBt i r g e r : ZurSi c he unghi r s t o i rs c he rDo kume nt ei n De ut s c hl andundJa pan DasHi s t o is r c heAr c hi vde rSt adtK6 hunddasSnh yoNe t アーカイブズと市民 :ドイツと日本における史資料保全 -ケルン市歴史文書館と史料ネットを例にして 31 辻川 敦 At s u shiTSUJI KAWA( Amag as aki Muni c i pa l Ar c hi ve s ) ケル ン市歴史文書館研究会参加記 DasMe mo r andumvo nde rTe i ha m eande l rTagung ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 例言 本幸陪 書は、2 009年 1 1月 1 3日 ( 金)に神戸大学文学部 B棟 1 52教室 ( 視聴覚教室)にて行われた 「 ケル ン市歴史文書館研 主催 : 地域歴史資料学研究会 ( 科学研究費 ・ 基盤研究 ( S) 究会」( 「 大規模 自然災害時の史料保全論を基礎 とした地域歴史資料学 の構築」研究代表者-奥村弘の研究グループ))での研究幸陪 を もとに、原稿化 したものである。 i i 文書館救済 ・防災に関する日独比較研究会報告書の刊行について 奥村 弘 ( 神 戸大学大学院人文学研究科 ) 私たちは、 「 大規模 自然災害時の史料保全論 を基礎 とした地域歴史資料学の構築」 とい う研究 を本 年度か らは じめています。 この科研 は、阪神淡路大震災以降、 日本各地で行 われてい る大規模 自然災 害時の歴史資料保全活動 にお ける実践的研究 を総括 し、そ こか らあ らたな地域歴史資料学 を構築 しよ うとす るものです。 ケル ン市の歴史資料館倒壊 は、 このよ うな形 で研究 をすす める私たちに とって、無関係 ではあ り得 ない ものです。歴史資料館 の倒壊 とそれ に基づ く歴史資料 の被災は、 自然災害ではな く、地下鉄 工事 による人災によって起 こった ことですが、その様相 については、-ル ムー ト・-一 ドル さんの現地の 写真 か らもわか るよ うに、地震 と洪水が一度 に襲 った後 の よ うになっています。 ケル ン市歴史資料館 の倒壊 、その後 の歴史資料 の保全活動 の展 開、 これ を支援す る 日本 の ドイ ツ関 係者 の支援活動 と国内での支援 の広が りとい う経験 を、なん とか この研 究の一部 として組み込 めない か と模索 してきま したが、支援活動 を担 うハ レ大学の平松英人 さん、上智大学の猪狩 由紀 さん、ボ ン 大学の井上周平 さん、現地で聞き取 り等 を して くだ さったグラー ツ大学の-ル ムー ト・-一 ドル さん の ご協力 によって、は じめて研究会 を開催す ることが可能 とな りま した。 また準備 については、本研 究科 の西洋史専修教授 の大津留厚 さんにも、 ご支援 をいただきま した。お礼 申 し上 げます。 平松 さんは報告で、被 災資料 の保全活動 について、①細 かいマニュアル ではな く、柔軟 に対応 しう る組織づ くりと責任 の所在 の明確化 の必要性 、② アーキ ビス トと修復専門家 との緊密 な協力体制 の必 要性 、③市民ボ ランテ ィアの活動委 を保障す る柔軟 な組織 と責任 のあ り方、が問われた と述べ られ て いますが、 これ は 日本 での私たちの経験 において も重要な課題 として認識 された ものです。 また平松 さんの報告や、猪狩 さんは支援活動 を中心 とした報告 で、 ドイ ツで も文書の重要性 がそれ ほ ど認識 されてお らず、海外 か らの支援 が重要 な意味をもった とい うことを述べ られています。 これ は、歴史資料 の保全活用 が 日本 よ りはるかに進 んでい る となん とな く考 えていた私 自身 に とって驚 か され るもので もあ りま した。歴史資料 の保全 と市民社会 の関係 とい う点で、 ドイツ と日本 で共通す る 課題 があることを認識 させ るもので した。 井上 さんは報告 の要 旨で、 日本、 ドイツ とも歴史資料 や文化財 の保全 が市民のあ り方 と深 く関連 してお り、 この点で 日独 をは じめ とす る国際的な情報 ・経 験 の交換 が、今後 の歴史資料保全 の将来 に大 きな意味を持つ ことを指摘 しています が、私 も全面的 に これ に賛同す るものです。本研究会 をは じめ として、本科研 の研 究 グループ としては、今後 もケル ン 市歴史資料館 の事例 を具体的に研 究 していきたい と考 えています。 ケル ン市 にお ける被 災後 の新 たな動 き として市民アーカイブ としてのデ ジタル ケル ン歴史文書館 の 構想 が報告 され ま した。 これ は利用者 と文書館員 が双方 向的 に文書館 をつ くってい くとい うユニー ク な もので今後 の展開が注 目され るものです。 この点については、当 日参加 され、同様 の構想 をお持 ち の尼崎市立地域研究資料館 の辻川敦 さんか ら、興味深い コメン トをお寄せ頂いています。 具体的な市民参加 のイ メージも含 めて、私たち科研 グループでは、今後 も研究 を深 めていきたい と 考 えてお ります。本報告書 を読 まれ、 ご意見、 ご感想 をお寄せいただけれ ばあ りがた く存 じます。 1 Historisches Archiv der Stadt Köln: Einsturz - Schaden - Bergung: Kurzüberblick Ir JV/$~9:.Jt~i,§ : {tU* · fBz~ • *j(l±1 : tRÄR (Helmut HÖDL, K.F.-Universität Graz) Unglücksort: Severinstraße (im Kölner Bezirk Altstadt-Süd), äußerer Zustand vom 20. Oktober 2009. Einsturz: 3. März 2009, ca. 14:00 Uhr. Ausgelöst durch ein hydraulisches Problem beim Bau der U-Bahn in der Severinstraße, begann der Untergrund des Magazins des Historischen Archivs wegzurutschen. Innerhalb von 3 Minuten stürzten das Historische Archiv, sowie auch zwei weitere, benachbarte Gebäude ein. Alle Personen, die sich zu dem Zeitpunkt im Inneren des Historischen Archivs sowie in dessen Lesesaal befanden, konnten rechtzeitig ins Freie flüchten. Doch zwei junge Männer in den mit eingestürzten Gebäuden nebenan kamen dabei ums Leben. Schaden & Bergung: Bis zum gegenwärtigen Zeitpunkt konnten etwa 85 % des Archivgutes geborgen werden, das jedoch in unterschiedlichstem Ausmaß beschädigt wurde. Die schlimmsten Probleme dabei bereiteten die Feuchtigkeit wegen der Witterung und die Tatsache, dass ein großer Teil der Archivmaterialien mit Trümmern und Schutt vermengt wurde. Es gab glücklicherweise auch kaum beschädigte Bestände des Archivgutes, aber in vielen anderen Fällen war der Einsatz von Gefriertrocknungsanlagen unumgänglich. Bei den Bergungsarbeiten kamen Mannschaften der Kölner Feuerwehr, das Technische Hilfswerk, verschiedene Hilfsorganisationen, eine große Anzahl an freiwilligen Helfern aus der Stadt Köln & Umgebung sowie aus dem Ausland, die Angestellten des Historischen Archivs selbst als auch von verschiedenen anderen Archiven, Restaurateure usw. zum Einsatz.! Dafür wurde ein "Erstversorgungszentrum" im Kölner Stadtteil Porz eingerichtet. Mit der Bergung der Archivalien waren bisher an die 2.000 Personen beschäftigt. 2 Für die Rettung der etwa 10-15 % der noch im Einsturzkrater liegenden, weit ins Grundwasser abgesunkenen Archivmaterialien wird ein besonderes, sich unter der Erde befindendes Sicherungsbauwerk 3 benötigt (um ein Abrutschen des Erdreichs zu verhindern), mit dessen Errichtung in den kommenden Monaten begonnen werden soll. Man glaubt und hofft, dass durch die Restaurierungsarbeiten, die sich wohl noch über einige Jahrzehnte erstrecken und Kosten von einigen hundert Millionen Euro verursachen werden, letzten Endes etwa drei Viertel der (originalen) Archivbestände wiederhergestellt werden könnten. Die Organisation der freiwilligen Helfer zur Bergung der Archivalien sei anfangs von den Mitarbeitern des Archivs großteils selbst organisiert worden. In den ersten vier bis sechs Wochen organisierten einige Personen an den Universitäten und anderen Institutionen, wie Fachhochschulen, Restaurationswerkstätten, Archiven oder der Arbeitskreis 'Frühe Neuzeit' (vom Institut für Geschichtswissenschaft, Abteilung für Rheinische Landesgeschichte, an der Universität Bonn) aus eigenem Antrieb auch Studenten aller geschichtswissenschaftlichen Fächer (und später auch von anderen Studienrichtungen). Daneben kamen auch Wissenschaftler aus ganz Europa, die gerade zum Teil zufällig in Köln oder Umgebung waren, spontan hinzu. "Universitäten der ersten Stunde", die helfend eingegriffen haben, waren vor allem die Universität Bonn, die Fachhochschule Köln (für Restauratoren) und auch die Universität Köln. Schließlich seien aus ganz Deutschland (und auch aus dem Ausland) immer 1 Eine umfangreiche Liste von Hilfe geleisteten Institutionen und Einrichtungen findet sich auf der Website der "Freunde des Historischen Archivs der Stadt Köln e.V." unter dem Menüpunkt "Wertvolle Hilfe aus aller Welt": http://www.freunde-des-historischen-archivs.de/wertvolle-hilfe-aus-aller-welt/ (21.12.2009). Zitiert hier im Allgemeinen aus: SCHMIDT-CZAIA, Bettina; Ulrich FISCHER; Max PLASSMANN: Zum Einsturz des Historischen Archivs der Stadt Köln, Archivar 62(2) [2009], S. 148-152. 2 3 PLASSMANN, Max; Andrea WENDENBURG: Historisches Archiv der Stadt Köln: Ein halbes Jahr nach dem Einsturz, in: Archivar 62(4) [2009], S. 398-403, hier S. 398. 3 wieder kleine Gruppen von Universitäten, die sich aus eigenem Antrieb und "auf Zuruf' beteiligten, gekommen. Einzelne Gruppen von Archivaren, Restauratoren und Studenten aus ganz Deutschland (z.B. Hamburg, München, Berlin, Stuttgart, ... ) sind jeweils zwischen zwei und fünf Tage lang in Schichten von acht oder zwölf Stunden (nachts) in Köln im Einsatz gewesen. Die Aufopferungsbereitschaft der freiwilligen Helfer, wie etwa der Studenten, wird von allen Seiten als beeindruckend geschildert. Viele der Helfer haben monatelang mitgewirkt, auch nachdem das Archiv relativ schnell aus dem Bewusstsein der Öffentlichkeit verschwunden war. 4 Verweise bzw. weiterrührende Literaturangaben: Der in diesem Berichtsband enthaltene Artikel von Shuhei Inoue ("Archiv und Bürger: Zur Sicherung historischer Dokumente in Deutschland und Japan. Das Historische Archiv der Stadt Köln und das Shiryo-Net") enthält auch einen sehr guten, ausführlicheren Überblick über die Ereignisse und den Stand der Dinge in Köln. In jenem Artikel sind auch wertvolle Literatur-Angaben zu den gebräuchlichen, ausführlichen Darstellungen enthalten. An dieser Stelle seien deshalb nur einige dort nicht angeführte, weitere Artikel extra genannt: • BISCHOFF Frank M.: Digitalisierungsstrategien, in: REININGHAus, Wilfried; Andreas PILGER (Hg.): Lehren aus Köln: Dokumentation zur Expertenanhörung "Der Kölner Archiveinsturz und die Konsequenzen (( (=Veröffentlichungen des Landesarchivs Nordrhein-Westfalen, 25), Düsseldorf2009, S. 81-85. • GLAUERT Mario: Aus den Trümmern lernen - Konsequenzen aus dem Kölner Archiveinsturz für Risikomanagement und Kulturgutschutz, in: REININGHAus, Wilfried; Andreas PILGER (Hg.): Lehren aus Köln: Dokumentation zur Expertenanhörung "Der Kölner Archiveinsturz und die Konsequenzen (( (=Veröffentlichungen des Landesarchivs Nordrhein-Westfalen, 25), Düsseldorf2009, S. 75-79. • GROTEN, Manfred: Tränen, Trümmer, Tatendrang. Der Einsturz des Stadtarchivs von Köln und seine Folgen, in: Forsch 2, Universität Bonn (2009), S. 32. • SCHWERHOFF, Gerd: Die Rekonstruktion des Kölner Stadtarchivs aus der Perspektive der historischen Forschung, in: REININGHAus, Wilfried; Andreas PILGER (Hg.): Lehren aus Köln: Dokumentation zur Expertenanhörung "Der Kölner Archiveinsturz und die 4 Nach freundlichen Auskünften von MA Jochen Hermel, Doktorand am Institut für Geschichtswissenschaft, Abteilung für Rheinische Landesgeschichte (an der Universität Bonn) der auch selbst vom Einsturz des Historischen Archivs betroffen war und seit vielen Monaten helfend im Einsatz ist. 4 Konsequenzen (( (=Veröffentlichungen des Landesarchivs Nordrhein-Westfalen, 25), Düsseldorf2009, S. 87-91. • STUMPF, Marcus: Der Einsturz des Historischen Archivs der Stadt Köln - Eine Katastrophe und ihre Konsequenzen, in: Archivpflege in Westfalen und Lippe 70 (2009), S.2-3. • WEBER, Hartmut: Die Kölner Katastrophe als Chance für die Bestandserhaltung, in: REININGHAus, Wilfried; Andreas PILGER (Hg.): Lehren aus Köln: Dokumentation zur Expertenanhörung "Der Kölner Archiveinsturz und die Konsequenzen (( (=Veröffentlichungen des Landesarchivs Nordrhein-Westfalen, 25), Düsseldorf2009, S. 51-58. 5 Überblick über die Baustelle an der Severinstraße, Köln, vom 20. und 22. Oktober 2009 (Helmut Hödl) Zuallererst eine Luftaufnahme, aus entnommen. Die Perspektive ist hier von Norden nach südwärts, das heißt im Bild "oben" befindet sich links der RheinischWestfälische Genossenschaftsverband bzw. rechts das Friedrich-Wilhelm-Gynmasium. Blick von Süden (von der Severinstraße) kommend in Richtung Baustelle. 6 Die abgesperrte Baustelle. (Sie zu betreten war auch mir - ohne eine Genehmigung - nicht gestattet). Schutt und Schutzdach sind bereits entfernt im Oktober 2009. Ebenso das halb mit eingestürzte Haus, das in der Mitte dieses Fotos gestanden wäre. Eine Grube und Baufahrzeuge (im Foto rechts) prägen das Bild im Oktober 2009. 7 Ortswechsel der Baufahrzeuge in diesem Foto zwei Tage später zeugen von Aktivität an der Baustelle. Das an das Historische Stadtarchiv angrenzende Gebäude des Rheinisch-Westfälischen Genossenschaftsverbandes wird mit Holzpfeilern und -paletten abgestützt. 8 Blick von West nach Ost. Die Baustellen der V-Bahn (im Vordergrund, Bild oben) und des Stadtarchivs (im Hintergrund, Bild unten) nebeneinander. 9 Eine Bohrung im nördlichen Bereich der U-Bahn-Baustelle. Etwas überraschend, dass die Blumengestecke und Kerzen als Gedenken an die beiden ums Leben Gekommenen direkt an der Absperrung zur (U-Bahn-) Baustelle im nördlichen Bereich stehen. 10 Es scheinen richtige Zufahrtswege in der vom Stadtarchiv übrig gebliebenen Grube des Stadtarchivs für Bagger und LKWsangelegt worden zu sein. Die Tiefe der Grube scheint etwa 10 Meter zu betragen. 11 An die Baustellenzufahrt angrenzende Gebäude. Links ein Bauherr in der Grube, und der Bauarbeiter oben von der Straßenverwaltung (?) zeugen von Tätigkeiten an der Baustelle. 12 Blick von Nord nach Süd, entlang des angedeuteten U-Bahn-Schachtes unterhalb der Severinstraße. Das ehemals ans Stadtarchiv angegrenzte Gebäude des RheinischWestfälischen Genossenschaftsverbandes (links) mit Abdeckung an der Seite. 13 Passanten (und an der Baustelle Interessierte) werden über den Innenhof des sich neben der Baustelle befindenden und noch weiterhin geschlossenen Friedrich-Wilhelm-Gymasiums dllr~h Ab.~perrungen umgeleitet{Bi.14 ()~en und unten). Im Hinterhof des Friedrich-Wilhelm-Gymasiums scheint es einen Lagerraum des Historischen Archivs gegeben zu haben (linke Aufschrift; Aufschrift rechts: "Stabsstelle Feuerwehr"). 14 "Ich liebe Dich, Kevin. Deine Jenny". Was bis jetzt noch übrig geblieben ist von der laut Auskunft eines Kölner Freundes anfangs prächtigen Gedenkstätte der beiden ums Leben gekommenenjungen Männer (an der Südseite des F.-W.-Gymnasiums-Gebäudes). Blick auf die Baustelle von Ost nach West, vom Innenhof der "Severin-Schule" für Sehbehinderte vom Landschaftsverband Rheinland (LVR). 15 Interview mit Dr. Max Plassmann, Archivar am Historischen Archiv der Stadt Köln, im OktoberlNovember 2009, über den Einsturz, die Beziehung der Bürger zum Stadtarchiv und den aktuellen Stand der Bergung bzw. Wiederaufbau Max Plassmann ~ (Ir Jv/$~9:.X~i~7---:t-t:~~A r-) (2009~ 1tU*~ ~9:.X~i~~ $ B:;(J) /'-..(J)~ /!7 --- t:~~::L-- 10,11 jj) ~f~~ *3ctti ~ ~m13-jJJ(J)~~~~ ~ v\-c (Helmut Hödl) Wie war die Situation unmittelbar nach dem Einsturz des Archivs (am 3. März 2009), welche Maßnahmen wurden zur Sicherheit der sich zu dem Zeitpunkt im Hause befindlichen Leser bzw. zur Erstsicherung von Archivmaterialien getroffen? Wie sah es eigentlich mit einem Notfallplan oder Katastrophenverhütungs-Handbuch aus? War so etwas zum Zeitpunkt des Einsturzes im Haus vorhanden? Ist darin überhaupt eine Katastrophe dieser Art (oder in ähnlicher Form) in Erwägung gezogen worden? Ist es möglich, einen Blick in so etwas zu werfen? Was können Sie zur Beziehung der Bürger Kölns zum Stadtarchiv sagen? Gab es sofort nach dem Einsturz des Stadtarchivs Freiwillige Helfer (und wie viele waren das in etwa?), die sich zur "Ersten Hilfe" oder für den Wiederaufbaudienst von sich aus (oder in organisierter Form) gemeldet haben? von urz an~~et)ote on e ers ettuina~smal,,)nanm~en maßgeblich von Kollegen anderer 16 Und was sagt Ihres Wissens nach die breite Masse der Kölner Bürger zur Rettung & Wiederherstellung der sehr zu Schaden gekommenen Akten, was viele Jahre und sogar Jahrzehnte andauern wird? Kommt denn die Frage, "wozu denn der ganze Aufwand?" auch auf? Und wird weiters auch dieses Problem zur Zeit irgendwie diskutiert, falls es denn überhaupt so sei? Ist es vielleicht nicht auch schwierig, das Geld für die Kosten des Wiederaufbaus aufgrund dieser Problematik zu bekommen bzw. aufzutreiben? an war es eine Utt~entlllcnKertsalrbeit Il"'B~'~~"lI';i _ _ '''\,Alm11r,4~;AU''''~ d~l!f"'& 1ll\t_ der In Ihrem neuesten Artikel ("Historisches Archiv der Stadt Köln - ein halbes Jahr nach dem Einsturz"), der in der nächsten Ausgabe des "Archivar"l erscheinen wird, sprechen Sie von einem "Sicherungsbauwerk in Form einer sogenannten Bohrpfahlwand", das notwendig ist, um die restlichen 10-15 % des Archivgutes, die sich noch im Einsturzkrater befinden, noch retten zu können. Wann wird dies errichtet werden? Das Sicherungsbauwerk erst Wie hoch ist nach dem aktuellsten Stand der Anteil der noch verschütteten Akten? Und wie groß wird Ihrer Meinung nach der Schaden jener Akten schätzungsweise sein? Ist es wahrscheinlich, dass die noch verschütteten Akten jemals wieder brauchbar sein werden? An der Einsturzsteile in der Severinstraße waren neulich, als ich dort war, einige Bauarbeiter am Werk - die mir jedoch auf die Frage hin, was Sie aktuell dort arbeiteten, nicht antworten konnten oder durften. Sie haben mir gesagt, dieser Sicherungsbau (damit das noch im Grundwasser liegende Aktengut nicht weiter absinkt) sei jedoch noch nicht in Arbeit. Meine Frage wäre, ob Sie mir etwas sagen dürfen, was aktuell gerade gebaut wird. Und wie sieht es mit dem Neubau des Stadtarchivs am Eifelwall eigentlich aus - in welcher Phase befindet sich dieser gerade? der 1 PLASSMANN, Max; Andrea WENDENBURG: Historisches Archiv der Stadt Köln. Ein halbes Jahr nach dem Einsturz, in: Archivar 62 (4) [2009], S. 398-403. OnIine: http://www.archive.nrw.de/archivar/hefte/2009/ausgabe4/ARCmvAR 04-09 internet.pdf (am 21.12.2009). 17 Es gibt seit Juni 2009 einen provisorischen Lesesaal bei Ihnen im Stadthaus Deutz, in dem Dokumente auf Mikrofilmen benutzt werden können. Wie lange wird dieser Lesesaal auf diese Weise genutzt werden? wenn Ich danke Ihnen herzlich für Ihre wertvollen Auskünfte. 18 neue ケル ン市歴史文書館倒壊 と市民アーカイ ブ構想 平松 英人 ( ハ レ大 学 ) 1 .は じめに ヤパシティの限界 ということで、新たな文書館 がこ の地に建てられることになりました。 本 日は 「 ケルン市歴史文書館倒壊 と市民アーカ イブ構想」というテーマでお話をさせていただきた いと思います。私 自身の研究テーマが近代ケルン 都市史ということで、ケルンの文書館 には 2年ほど ほぼ毎 日通って史料調査をしておりました そし て主に文書館の史料を利用して博士論文を執筆 中ということから、今年 3月の文書館倒壊も半ば当 事者のように受 け止めております。現在 はドイツの ハレ市というところに住んでいますので、文書館倒 壊 後 にケル ンの救助現場 に行 く機 会 がなく今 に 至っており、今 日はあまり臨場感 のあるお話がで きないかと思います ので、その分ビデオとか写真 をお見せすることで現場の様子を少しでもお伝 え できればと思います。 この 「 ケルン市歴 史文書館倒壊 と市民アーカイ ブ構想 」というタイトルですが、文書館倒壊後 、そ の再建をどのように進めていくべきかという議論の 中で、「 市民アーカイブ」という構想 がかなり早い 段 階で文書館 関係者から出てきました。そして、 その市民アーカイブ構想 の中心的な ロジェクト としてデジタルケル ン歴 史文書館 というものが考 えられています。まず はケルン市歴史文書館 と倒 壊 に至る背景 、その後 の経緯 について少 しご説 明差し上 げたあと、市民アーカイブ構想 とデジタ ルケルン歴 史文書館 についてのお話をさせてい ただけれ ばと思います。 。 1階入 り口部分 はエントランスとロビー、特別展 のための展示室があります。特別展は年 に 1、2回 程度 開催 されていましたが、あまり訪 問者 がいな いというちょっと寂しい状態でした。この入 口から 入って奥 に行くと、平屋建ての建物がつながって いて、そこに受付 と閲覧室があります。更 にその 奥 には文書館職員 のオフィスと修復 のための作 業所があります。ケルン市歴史文書館 には 1 0世 紀から現在まで千年以上に及ぶ膨大な数の史資 料が保存されていました。その量は大体、書架 に すると30km になるというふうに言われています。 他 にもケルン市民やケルンにゆかりのある人物 の遺 品、有名なところではノーベル文学賞を受賞 したハインリッヒ・ ベルであるとか作 曲家ジャック・ オッフェンバッハ の遺 品などが保存されていまし た。歴 史文書館 という名 前が付いていますが、毎 年ケルン市の行政文書も 1 0%から 1 5%ぐらい新 たに、この文書館 に収蔵されることになっていまし た。そういうわけで年 々所蔵 品が増えていくという 状況で、1 971年 にこの地 に建てられた文書館で すが、建設 当時約 30年というふうに収容能力を計 算して建てられました。30年ということは、2001年 にはキャパシティの限界 に達しているという計算 だったわけです が、実際 にはすでにそれ以前 に 限界 に達していたそうです。文書館からあふれ 出 した収蔵 品は、文書館前 にある学校 の地下室 に 一部保 管されたりと、なんとか限られた収納スペ ースをやりくりしていたという状況でした。 もう少 しこの文書館 の建物 について説 明させて いただきたいと思います。この建 物 は建設 当時 「 ケルン・ モデル」というふうに呼ばれ、1 970 年代 プ 2 .ケル ン市歴史 文書館倒 壊 の背景 とその後 の復興 ケルン市 についてはドイツの中でも大きな都 市 ですので、皆さんご存知かとは思います。そのケ ルン市 にある歴史文書館 というのは非常に大きな 文書館でして、自治体 による文書館 としてはアル プス以北では最大というふうに言われています。 まずはスライド1をご覧ください。 【 スライド 1】 この写真でご覧いただけるのは、ケ ルン市 中心部のセヴェリーン通 りにあるケルン市 歴史文書館の外観です。建物の前がセヴェリーン 通りで、ここが地下鉄の工事現場 になります。ご覧 の文書館建物は地上 7階、地下 1階で、2階から 7 階部分 が収蔵庫 になっています。この建物 は 1 971年 にこの地に建てられました。それ以前は市 内の別の場所 に 1 9世紀の終わりごろ建てられた 文書館 がありましたが、そちらのほうが老朽化、キ 1 9 以 降のヨーロッパ にお ける文書館建築のモデル になった建物です どういうところがモデル になっ たかと言います と、所蔵庫の空調 をなるべく自然 なかたちで行なうというコンセプトが高く評価 され たことによります。エアコンなどによって機械 的 に 空調管理するのではなく、建物の構造 自体 によっ て、できるだけ 自然 に空調するべきだという考え 方です。スライド 1 でご覧頂いている建物の外壁 ですが、1 m 以上もあるコンクリートの分厚い外壁 になっています。外壁 には小さな小窓があいてい るのですが、分厚い外壁 とこの小窓から入ってくる 空気の循環を通じて庫 内の温湿度を一定 に保ち、 どうしても必要な場合 に限り機械 的な空調を用い る、そういったコンセ トでこの文書館 が建てられ ました。収蔵庫以外でも、特別展のためのスペー スや利用しやすいレファレンス体制など、史資料 の保全 、研 究調査 と利用が有機 的に結びついた 全体設計がなされています。そしてドイツ以外のヨ ーロッパ各 国でも文書館建築の一つのモデルとし て採用されていったという歴史があります。 ところがそういった、建築 当時は画期的なコンセ トで建てられた文書館だったのですが、その後 の歴 史はかなり理想 とはかけ離れた現実がありま した。利用者数も伸び 悩み、市民からの関心も低 かったようです その結果 、行政側からもいわば お荷物扱いをされてきたという経緯があります。そ うしたこともあって、建物の老朽化 ・ 設備 の老朽化 、 そういったものがかなり進んでいたようです。私が 聞いた話では、71年 に建てられて以降一度も抜 本的な改修がなされず 、71年 当時の設備を応急 的な手 当てだけで、現在まで使っていたそうです。 倒壊 直前のケルン市歴 史文書館 は、その規模 と 収蔵 品の歴史的な重要性 に対して、相 当危機 的 な状 況 にあったと言 えると思います。とはいえ、 2005年 にシュミット・ チャイア現文書館長就任 以 降、状況改善-の取り組みが始まり、それが 目に 見える形で現れてきていました。 そうした中で、数年前から文書館 の前を通る地 下鉄工事が始まりました。こうした文書館の建物の 前 に巨大な穴を掘るというのはかなりリスクがある と素人考 えでは思うのです が、市 当局 は十分安 全性 が検証されているとして、かなり強 引に工事 を進めていったようです 数年前 にはセヴェリーン 通り沿いの教会の塔がすこし傾くということもありま したが、適切な措置がとられ、地下鉄 工事そのも のの安全性 には問題がないと結論付 けられて、工 事が進められてきました。 。 プ プ 【 スライド 2】 この写真 の中央 に見えるのがその 教会の塔 になります。今 はまっすぐに見えます け れども、これが以前 は少し傾 いていて、支柱で支 えられていました。中央 に見える道路がセヴェリー ン通 りで、この通 りの下を北から南 に向かって地 下鉄 の穴が掘 られています。この青い配管 は地 下水をくみ上げてライン川 に排水する設備です。 ケルンはライン川 に沿ってできた都市で、このセヴ ェリーン通りからも歩いて 1 5 分ぐらいでもうライン になります。そうした地理的な条件から、地下を掘 ったら大量の地下水が湧いてくる、そういう土壌 に なっており、常にポンプで地下水を汲み上げてラ イン川-排水する必要があります。 。 【 スライド 3】 これは倒壊 直後の文書館を撮影し た写真 になります。7階建ての建物が完全 に倒壊 し、左右 に隣接した建物も文書館 に引きずられる 形で倒壊 しました。写真 でもよくわかりますが、隣 の住居 が本 当に半分切 り取られたようになってい ます。がれきの上 に掛 けられた青いビニールは雨 よけのための臨時のビニールです この下に収蔵 品が埋もれてしまったという状態です。 。 。 2 0 その後、スライド 4 でご覧いただけるような雨よけ の屋根 が設置され、本格的な収蔵 品の回収作業 が始まりました。 ます。現場では先程 、--ドル さんが紹介 してく れたビデオの映像でも見ていただきましたが、ショ ベルカーで建物の瓦磯を掘り上げて、トラックでケ ル ン郊 外 に あ る一 時 措 置 セ ンター ( E】 r s t ve r s o r g ungs z e n t . 】 r um) というところに運び込ま れます。 I 時措置センタ-ではボランティアが1 -日二交 代制、8時間から 1 2時間のシフトで働いて、文書 の一時的な分類仕分けをしています。そこでは文 書館職員の指導の下、救えるものと完全 に教えな いものに分 けられます。まだ救える史資料 は、文 書館 の分類体系と照 らし合 わせ 、相 互の関連性 のある史料群と. 、関連性 が分からなくなってしまっ たもの、そして完全に断片化され、散り散りに破れ てしまった史資料 というふうに大まかに三つ に分 類されます。 その三つ に分類 されたものが今度 はその被 害 状 態 によって、完全 に濡れてしまったもの、湿って いるもの、そして乾燥しているものにわけて処理さ れ ます 。完全 に濡れてしまったものは、先程の映 像 にもありましたように、水で泥を洗い流した後保 存用 のラップでくるみ、フリーズドライ処置 にまわさ れ ます 。水 損 の程 度 の低いもの、湿った程度のも の はプリ-ズドライをせ ず 、乾燥設備 というところ があります ので 、そこで乾燥 させて修復 に回され ます。乾燥 した状 態 の資料弓ま大 まかに汚れを取り 除 いて乾燥 室 におかれ た後 、修 復 が必要なもの は 修 復 さ れ ます。修 復 の必 要 のないものは、 一 一 1 1 雄寺 的 に 、今 ドイ ツ 全土で 1 9カ所 ある一 時的保 管場所 に 移 さ れ て 、 そ の 後 の 作 業 を待 っているとい う 状 如 ㌔ f i < h u r f ・ 東 群 臣 ′ 対 摂 { 壬 ^ x . ・ J i T , q ぎ 主 は , _ 三 g ∼ ㌔ 声 音 イ 甜 ヰ 削 如 く 【 スライド5ヨ この図は倒壊の様子を図式化したも のです。中央部 下側 が地 下鉄 工事の穴 になりま す。この青い楕 円は地下水 の流れている水脈を 示しています。左 に建っているのは文書館の 7階 建建物と、後ろにあった平屋造りの閲覧室とオフィ スになります。地下鉄 工事現場 の壁 面の一 一滴S が 壊れまして、文書館 の下の土壌 がこの穴の 中 に 流れ込んで、文書館がその中に倒れ落ちたという のが倒壊 のメカニズムになります。救 出作業 は現 在までに大体地下水脈あたりまで掘り進んでいる のです が 、 地 下水層 に入 り込んだ史資料 に関し て は 、発 掘 に は 非 常 に 危 険 が 伴 いますので、 まず は 安 全 を 確 保 し て か ら と い うこ と に な っ て い ます 。 先 程 言 わ 一 ドル - 2010 の 春 年 れ が 埋 も て い れ て さ ん 頃 ま す 。 こ る と い い の お 話 に も あ りま し た よ う に 、 作 業 を 再 開 で き る の で は な い か と こ に は 約 10- 15% の 史 資 料 うふ う に 予 想 さ れ て い ま す 。 重 宅 強電洞 門悶郡 軸 RRa痴 覧由d母門 琶癖随 門-AR賢 態 で す 。 轟暗転軸 蒜 孟 宗 ■ 0 r ㌔もぎ -蕊 , < } . 前 芸 鞘は畠 的 由 E 等 盛 昏 缶 を 増巨 1 払鮎蜘凋竜 細君 等 獅 曲 * 療 * 窃r u n d 鞘鵜島 を f d 陀 監転 先程 、-一ドルさんから危機 管理 のマニュアル のお話しがありましたが、火 災など通 常想 定でき る範 囲での行動マニュアル はありましたが、文書 館倒壊 のような大規模 災害 に対応 した危機 管理 マニュアルというのはなかったようです。 , スライド 6 は、倒壊後 に作られたレスキュー 作業の順序 、作 業チャ-上図というものになりますOこれ によります と、まず救 出された史資料 は、現場で消 防 によっ て大雑把 に分類されます。中には利用者や 隣の 建物の住人たちの所有物も当然埋もれています ので、そういうのがあれば所有者のもとに返却され l F t G r a d u l e r t e n k G E 】 e E 3 M A R T 】 N L U T H E R U N I V [ R S 】 T A T , B u r g e r g e s e E s ⊂ h a f T / H A L L E W 】 T T E N B E R G H a H e T o k v 。 監 動画 -凋 レスキュー現場の様子を具体的に見 ていただくのにいいと思いまして、ビデオを用意さ せていただきました。 これは救出した収蔵品をシュミットチャイア館長 が紹介している映像です。ここには比較的状態の 良いものが集 められています。これらは瓦磯 の 中 に埋もれてしまったわりには状 態 が良く出てきたと 館長 は言ってい ます 。これ は 16 世 紀 のもので 、 「 ツンフト」と書 いてあります けれ ども、同業 者組 合 21 の史料です。 こちらも状態は非常に良いですね。1 6世紀のケ ルンの理髪師組合の史料などです ご覧の通り多 少 は痛んではいるのですが、大体簡 単な修復で 再利用 は可能 になるとのことです。 で、もう一つのほうはかなり破損がひどい状態で す ね。濡れてしまって、こういう感 じで嵩が高くな って破 れているところもあります。とはいえ、館長 によれ ばこういったものでも修復すれ ば大部分読 めるようになるのではないかということです。 者 、責任の所在をはっきりとさせておくこと そして、 そのような組織の中で臨機応変 に動ける人材を普 段から育成 しておくこと。そういったことの重要性 が指摘されています。加 えて今 回の経験から、ア ーキビストと修 復 専 門家 との緊密 な協力 体制 を 常々築いておく必要も唱えられています。次 に今 回象徴的だったのは市民ボランティア、世界 中か ら差しのべられた援助の手ですが、大体ケルンで 000名の市民ボランティアが活動したという は約 2, ふうに言われています。そうしたボランティアの活 動をいかに効率よく組織していくか。そのためにも 明確な指揮体系と責任の所在 、関係者 間での明 確なコミュニケーション、意見交換 というのが非常 に重要 になってくる ケルンではこれがとてもうまく 機能したと評価されています。 。 。 【 動画 -2】 次の映像 は、ショベルカーで掘り出さ れた瓦磯 の山から文書を救 出する作業風景です。 このように瓦磯 の山の中から手作業でひとつひと つ資料を救 出しています。ここで作業している人 たちは皆市民ボランティアの人々です。このような 状況を見てしまいますと、果たして救出できるのか 心配 になってしまいます が、それでもかなりの収 蔵 品が比較的よい状態で救出できているそうです。 彼 ら市民のボランティアです が、今まであまりこう いう活動 には参加 しなかった人たちも多く参加 し ているとのことです。ここでご覧いただけるのが、 断片化されてしまった資料です こういう感じで断 片化されてしまったものが数 百万単位で存在して いるといわれています。断片化された資料を一つ ひとつ集 めて再修復していくという、気の遠くなる ような作業がこれから行われることになります。 瓦磯 の中から史資料を探し出す作業 というの が、大体あと半年ぐらい、そしてそれ らの修復作 業 には、200 人のアーキビスト、修復専門家が専 任で取り組んで、少なくとも 30 年が必要だとみら れています。断片のみになってしまった資料 に関 しては、フラウンホ-ファー研究所の協力で、コン ュータによって断片化された資料を読み取って ジグソーパズルのように再構築する作業が行われ る予定です。 。 ピ 現在 は文書館倒壊から7、8カ月経って、文書の 救 出は大体一段落着いた段 階です。そうした中 で、当事者である文書館職員から、この 7カ月の 経験を振 り返って、そこからどのような教訓を得 、 それを今後どのように活かしていくかという、そうい った議論が出てきています。 そうした議論の中から一つを紹介しますと、大規 模 災害時の危機 管理の在 り方 、その重要性 を指 摘する声が出ています 1。 今 回のような予測不能 かつ重大な事故 に際しては、事前 に細部まで対 応 をマニュアル化してしまうのではなく、その時そ の場の状況 に応じた、フレキシブルな対応が必要 であると強調 しています。そこで大切なのは柔軟 に対応できる組織づくりと、指揮系統、および責任 。 3 .市 民 アー カイ ブ構想 とデ ジタルケル ン歴 史文書館 文書館の再建 には先程お話しましたように、少 なく見積もっても約 30年 は必要だと言われていま す。そこでいかに早く文書館を再建していくかとい うことが、これからの大きな課題 となってきます 利 用者の立場からすると、利用再開まで 30年も待っ ていられないということがありますので、一 目も早く 文書館を利用可能 にするにはどうすれ ば良いか。 オリジナルの閲覧という点では、修復されるべき史 資料 に優 先順位 をつ けて、体系的 に修復 し、順 次公 開していくことが予定されています。現在 は 関連性 のある史資料も別 々の保管場所 に一時的 に保管されていることもあり得ますので、保管場所 ごとではなく史料群ごとに修復、再分類、公 開して いくことが利用の面からも非 常 に重要 になってき ます。また以前 にマイクロフィルム等で複製されて いた史資料 は、現在 臨時閲覧室で閲覧が可能 に なっています。マイクロフィルムはドイツ研 究協会 の資金援助 を受 けてデジタル化 の作業がなされ ており、早ければ今年 中にもその作業が完了する といわれています。 史資料のデジタル化とデジタルデータの公 開と いう点では、「 デジタルケルン歴史文書館」 ロジ ェクトが、市民アーカイブとのかかわりからもその 役割が期待されています 2。 当初この ロジェクト は、ケルン市歴史文書館やケルン市サイドから出 てきた ロジェクトではありませ んでした ケルン 大学美術史講座 を拠点とする「 プロメテウス協会」 と、ボン大学歴史学講座ライン地域史分科で助手 をしているアンドレアス・ ルッツ博 士が中心となっ て立ち上げた ロジェクトになります つまり利用 者サイドから生み 出された ロジェクトと言 えると 思います。 。 プ プ 。 プ 。 プ プ 22 プロメテグス協会は美術 品の画像データをデジ デジタル化された史資料をオンライン化し共有す ることによって、もちろん一部です けれ ども、すぐ タル化して、インターネットで共有 曲 公開を進 めて にでも利用を再開できる環境がすでに実現されて いくプロジェクトを推進 してきました。このプロメテ います。今回の倒壊で完全また1 滴S 分喪失してし ウス協会の全面的な協力を得て、文書館倒壊後 すぐにデジタルケルン歴史文書館のポ-タルサイ まった史資料が、相 当数あると考えられています。 仮 に利用者が複製でそれらを所有しているとすれ トが誕生しました。これ は利用者側からの非 常 に ば、失われてしまった史資料の唯一の代替 となり 素早い反応 であったと言 えると思います。すこし ます。そういったものをできるだけ全部あつめて、 古いデ-タになりますが、2009年 6月末現在で登 収蔵 品をできるだけ元の形 に復元していこう。そう 録者数が420名 、アップロードされているデータが して利用者 が所有している複製 、文書館 によって 3000件、訪問者が一 一 一 一 一 日に 200-25 0名 、2000なされたマイクロフィルム等の複製 、そして救 出さ 3000ページが閲覧されている状態です。 れ修復 された史資料がデジタル化されこのサイト それではこのプロジェクトがどういったものか、 に統合されることで、最終的には文書館の全収蔵 簡 単に説 明させていただきたいと思います。この 品をインタ-ネット上で再構築することが 目指され プロジェクトでは、ケルン市歴史文書館 の利用者 ています。 が所有している史資料の複製が中心的な役割を こうしてネット上 に再構築されたデータには、世 担うことになります。コピーであるとかマイクロフィ 界 中のどこからでも、何時でもアクセス可能です。 ルム、あるいは写真 、最近ではデジタルデータに 救出された史資料の修復 に際しても、例えばその なりますが、そのような複製 が利用者 の手元で保 出 自が分からなくなってしまった史資料がたくさん 管されています。その量 はかなりの数 に上ると見 あります。デジタルケルン歴史文書館ではその収 積もられています。そうした複製 をポータルサイト で文書館 の分類体系 に基づいて集 中的に収集 ① 蔵品が従来の分類体系を保持したままヴァーチャ ル に再現されることになりますので、それらと照ら 管理し、利用者相 互で共有しようというのが、この し合わせる作業がこのサイトを通じて世界 中のどこ プロジェクトの中心的な発想 になるかと思います。 からでも行うことが可能 になります。最終的には文 そうすることによって、もしかしたら自分 が必 要な 書館全体をヴァ-チャル に、インターネット上で再 資料を、誰かほかの利用者が複製として所有して 建する、勿論 、どこまでできるかというのは未知数 いるかもしれない。従来はそうした情報は、個人的 なネットワークでしか共有されてこなかったのです ですが、「 デジタル歴 史文書館 」としてはそういっ た構想があります。 が、このプロジェクトごは、そのような個 人個人が 所有している情報をネット上で公 開 。 共有すること で、文書 再建 に利用者もその一翼を担うこと が期待 ます。 その 市歴 史文書館もこのプロジェクト デジ タ ル デジ タ ル ネッ ト ワ ー ク ラ ア ーカ イ ブ イ ブ ラ リ ー に参加 正式 に決まり、1 81 5年以前の文 書館の 部分がマイクロフィルムで保存 ケ ルン 歴史文書館ヴ ァ ーチ ャ ル同覧受付 されてい それを迅速 にデジタル化して ・ 全世界から ア ク セ ス 可能 ・ コ ミ ュ ニケ ーシ ョ ン ここのデ に統合していくことになりまし ・ 史資料利用のた めの革備・ フ ォロ ー ・ 公 共 性 た。また救 された史資料もデジタル化 さ ・ オリ ジ ナル史資料の利用 れ、順次デ スに登録されていきます。利 用者 が所有 史資料をデジタル化したもの と合わせて ネット上でヴァーチャルなデ l n t G r a d m 打 て e n k o l : e t 7 M A R T I N L U T H E R U N I V E R S I T A T . B u r g e r g e s e E : s c h a F t̀ H A L L E W I T T E N B E R G l a H e T 。 k y o ジタル文書 しようという壮大な構想です。 スライド 相 でご覧いただけるのが、デジタルケル そして、この トは誰でも自由にアクセスし、閲 ン歴史文書館の全体構想 になります。そこで中心 覧することが可能です。利用者登録すれ ば、個 人 となるのが 「 デジタル 閲覧室」という、実際の閲覧 で所有しているデータをアップロードできますし、 室がヴァ-チャル に再現された環境です。デジタ 必要なデ-タが見つかれば、それを自由にダウン ル化 された収蔵 品がデジタルアーカイブとして、 ロードして利用することが可能です。 ,一般 の利用 であるとか出版された史料集 、ケルン市 に に関しても、例えば大学の古文書の授業や∴市 基本 的な資料 . 、論文類等、レファレンス類 向けの歴 史講座 などにすぐにでも活 てデジタル化 さ れ、デジタルライブラリーと が想定されています。 用 可能 になります。つまり利用者は実際に デジタルケルン歴史文書館が文書 文 館 で作業するのとほぼ同じ環境で、インター たす役割 になりますが、まず先程 申しましたように、 さ 館 の れ て 後 ケ す る 所 ー ン こ 蔵 ま い ル と 品 が の す 大 の タ で ベ 出 ー 、 ー 館 ー い ン を サ 復 ベ て 、 イ ス 修 タ し 、 る タ 再 ー 建 イ 民 用 館 さ 再 れ 建 る こ に と 辞 書 関 す も す し て 果 書 2 3 類 る べ 利 ネット上で史資料を利用することができるようにな ります。 もう一つの柱 は文書館 、および利用者 間の相互 のネットワークの構築です ケルン市歴 史文書館 ではアーキビストによる利用者のサポートがしっか りと行われていたのですが、利用者の多種多様 に わたる要求にすべて答えるのはなかなか難しい面 があります。とくにヴァーチャルな空 間ではなおさ らです。そこで利用者 間で知識 ・ 情報をネット上で 交換 ・ 共有し、文書館側 と利用者 、また利用者 間 での双方 向のコミュニケーションを深 めていく、そ ういったネットワークの構築というものも重視されて います。 従来 は実際 にケルン市文書館 に足を運 ばない といけなかったことが、インターネットを通じて世界 中どこでも可能 になります。デジタルケルン歴 史 文書館 には世界 中からアクセスできます し、そこ でのネットワークを通じて利用者 間での多様なコミ ュニケーションが可能 になります こういったかた ちでデジタル閲覧室の利用環境が整っていく、ま た実際に利用されていく中で、文書館の再建も一 層進んでいくことが期待されます。というのも、新し い文書館 自体は、201 5 年をめどに再建が進めら れており、実際 にそれが完成すれ ば、当然歴 史 研 究 にとってはオリジナルを見るというは非 常 に 重要ですので、実際に文書館 に足を運ぶ必要が 出てきます。オリジナルの史資料を閲覧する際に、 デジタルケルン歴史文書館で行なっていた作業と いうものが非常に役 に立っと考えられます という のも、オリジナルを閲覧する準備 を、事前 にデジ タル 閲覧室で行うことができるようになるからです。 そのうえで文書館 を訪 問して、実際 にオリジナル 。 。 。 24 の資料を閲覧し作業します。その後例えばケルン から日本 に帰ってきて、再びデジタル閲覧室を利 用して研 究を進 めることができます。あらたな問題 、 疑 問点などが出てきた際には、現地 に行かずとも 史資料がネット上で閲覧できますし、ポータルサイ トを通じて 自由に文書館 の職員 、もしくは同じよう な興味を持った利用者 同士で情報や意見の交換 ができます。従来 は文書館での作業がそれ 自体 で完結したものとしてありましたが、デジタル歴史 文書館 を利用することで、利用前の準備作業、実 際の利用 、そして利用後のフォローと、よりいっそ う文書館の資源を有効 に活用できる環境が整えら れることになるのではないでしょうか。 最後 に市民アーカイブ構想 との関連 で 申しま すと、デジタルケルン歴史文書館が、文書館 の再 建 に利 用者 、市民が関わっていく一つの中心的 な ラットフォームになるのではないかという期待 があります。最初 に申しましたように、文書館倒壊 の遠 因として行政 による人員 削減 、経費削減 、さ らには市民 による無 関心がありました。それ に対 する文書館側の危機感 は非常に大きなもので、こ れからの文書館再建 にいかに市民の参加 を結び 付 けていくのか。それが一番 大きな関心、課題 に なっていると言って良いと思います。その中で 「 市 民アーカイブ」が折 に触れ言及されているのです が、具体的にそれがどのようなものなのかは分かり にくいところがあります。そうした中で市民アーカイ ブ-の動きの一つの具体例 として、文書館倒壊 後 にはや くもスタートしたデジタルケルン歴 史文 書館を紹介させていただきました。 プ 【 要 旨】 De rEi ns t ur zde sHi s t o r i s c he nAr c hi v s de rS t a d tK6l na m 3.Ma r z2009ha tka t a s t r o pha l e ● ● Ko ns e q ue nz e nmi ts i c hge br a c ht .Zwe lJ ungeMa nne rwa r e nda be iu msLe be nge komme n. ● De rGr o L 3 t e i lde suns c ha t z ba r e nkul t ur e l l e nEr be sde sAr c hi vsl a gl nTr 屯mme m.Be ide r Be r g ungs a r be i te r wi e s e ns i c hj e doc hda sg r o L 3 eEnga ge me nta l l e rBe t e i l i g t e nunde i nebr e i t e Hi l f s be r e i t s c ha Ra usa l l e rWe l ta l sg r o L 3 e sGl 屯c k s oda s sbi sEndeJ ul ic a .85 % de s Ar c hi vg u t e sge bor ge nwe r de nko nn t e . I ndi e s e mVo r t r a gwi r dz una c hs tkur za u eGe s c hi c ht ede sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rS t a d t ●fdi K61 nundde nUmf a ngde sAr c hi vg u t e se l nge ga nge n.Da be iwi r da uc ha ufdi eBe de u t u ngde s ,wel c he si n de n 70e r -und8 0e r J a hr e nbe ivi e l e n Ar c hi vge ba ude sa uf me r ks a m ge ma c ht "z umVo r bi l dge no mme nwur de . I mz we i t e nTe i lde sVor t r a gs Ar c hi vba u t e na l s" K6l nMode l l wi r da ufdi eUr s a c hede sEi ns t ur z e sundde s s e nHi nt e r g r hdehi nge wi e s e n. Anha ndvo nFo t os , wi edi eBe r gungs -undRe t t ungs a r be i t e nde sAr c hi vg u t e s undVi de o ma t e r i a l i e nwi r dge z e i g t a m Be r g ungs o r ts o wi ei m Er s t ve r s o r g ungs z e nt r um d ur c hge f u hr twu r de nbz w.noc hwe r de n. i t t e nTe i lde sVo r t r a gsge hte ss c hl i e L 3 1 i c hum di eKo nz e pt ef urde nWi e de r a uf ba ude s I md r Ar c hi vs .Vora l l e m wi r ddi eI ni t i a t i ve" da sdi gi t a l eHi s t o r i s c heAr c hi vde rS t a d tK6l n"und de r e nBe i t r a gz um Wi e de r a uf ba ude sAr c hi vshe r vo r ge ho be n.I m Hi nbl i c ka ufda sKo nz e pt r de r wa r t e t ,das s" da sdi gi t a l eHi s t or i s c heAr c hi vde rS t a d tK6l n"a l se i ne " Bdr ge r a r c hi v"wi ge me i ns a mePl a t t f o r ma l l e rI nt e r e s s i e r t e nf urdi eZukunRde sAr c hi vss e hrdi e nl i c hs e i nwi r d. , 1 以下 Ma xPl as s ma nn と And r e aWe nd e nbur g論文 による。 Ma xPl a s s ma nnundAndr e a ,I n: We nde nbur g:Hi s t o r i s c he sAr c hi vd e rSt a dtK6 l n.Ei nha l be sJa hrna c hde n Ei ns t ur z Ar c hi va r62( 2009) ,S. 398403 2 以下デ ジタル ケル ン歴 史文書館 に関 しては A ndr e a sRut z :Ei ndi it g a l e rLe s e s aa lf i i rd i e n:Gesc hl ' c ht el ' nKd l n,56 Ge s c hi c ht ed e rSt a dtK6 1 n:Dasd i it g a l eHi s t o r i s c heAr c hi vK6 1 n,i ( 2009) ,S. 69-75 2 5 日本におけるケル ン市歴史文書館救援活動 一経緯 と進展猪刈 由紀 ( 上智大学) 上智大学の猪刈 と申 します。ただ今 ご紹介い ただきま した よ うに、ケル ン市歴史文書館 の倒 壊 以降、日本 国内で何 かできることがないか と、 活動 してきま した呼びかけ人 の一人です。ケル ン市歴史文書館 の倒壊 か ら文書 の救 出、文書館 復興- の動 きについては、す でにこれ までの報 告 でお聞きになった こ とと思います。ここでは 日本 において、賛 同者 の方 と一緒 に どの よ うな 活動 を行 なってきたか、その経緯 をお話 させ て いただきます。 設題蔓 C的地 Ⅰ 門馳 脚 d噸 抑 鴫 野容醜 地 三岳転流訂 敢甑 r蕃酪 馳 馳 酌督 監 a kBi位n 和r加 温 H t 朝肝 玉番若鮎 農相 熟知曲F勤丑 # 救K戯 m K缶E F ! .ヰtは 益旺 窒誹諭 缶郡 相 好琵温和 昏臣赦 退r a : mp 如 甘r 甑m E 羽d 招石 打等 を i m幽 門東如協f t感B臣郡 等u刑g東庄r 歯F 由出郡盛臣 監 督 藍も 知召 壬 醜 肝門V甜d尉好日感 L D弘 糾地 澗 虎 B農相f s w dBr良 惑 星馳 至 短頭 i R 鞄 F m 豊玉由嗣 i Wj d盛名 丁拡 責 藷【 電 器由惜 芸は唱 王 威酎 智 如 意 R髄r F j 溶i i 闇垂 曲噸 糸圭 芦 措円触 私設由盛正 純 甲 田蓮 喝嗣 郡部提督 関 配 P疫痢 臨書m 独話避嗣 瓢 由 Ⅳ E盛宕 R戚 聯 盈琵陀 郡 毎題皇 堅剛 Z R頭部融 増喜革ま 笹口鮎 £独 唱 戯 套 嘘 虚 F uぎ 由m 喝芦沢 こ 誕敷i m g曲 芸壬 hdi i 柁邑智耶 虚 那 uぎ 感醜 g d那 四日駅長i l 廷臣唱 朝 野醜 門数由B 帽 随 短節 盈触 感お酌d儲 遊客 耶 抱き 暇ま 堅虚嘘短亀 u痛 打励 日脚 酎 鮎 醜 和魂感 慨 柁岳那 空k E 整 盈mm 粥7m藍曲折 F正巳は由 由r t 血 書免F Gh鮎 狩宅啓白偲 ほndお 粥は重 野故殺m ,抱 き 柁監軌ほお 敵郡 . L達 癖 敦盛ぬ 痕q罰 Y触 b首都 i j 君 東 58m富海 BF E好 姦悪郡 至 琵 永遠招獄 門亡監壬bB近藤ぬ 笹托′S癖 感 と 東曲 m L m5 好投慨皇 由軌 こ岳触 感軸 醤洞,鼻托 罰熟森 岳耶 uTd 泡 盛盛 沌u 那 軸!馳 罰 ぬ f dBm 野i Fdi 巷 説 ad篭紬 auf , 缶知昏智親王喝 感uT 醜 d拍 監T F 芯はi j ng引頂 慧鮒 痛肌 闘墨血 転鶴 疲 園 盛;RT伯 FF! 澗 昏隅 盛督問 責 劫 曲 折 1免疫柏 嘘 岳円王u既知那 脚 d 慧訂喝 唱W由 噸 短軸 王u E投唱溢乳 三唱 蜘 姐 昏関東 r嘘凱 m H d岳悪妻 謡虎 棚 円蓋 曲 折歪曲施 し醜 悪uぎ由 痕 汚 Bu虚 Zu姐醜 感 激 郡 imd 整B氾 濫由 癖 噸 転転地 壬 馳 窃Rim ぎ 別路 宅 好感東雲uf t d触 感辞意5艶 感 ト i j 感 触 i E R酎 i m評野村 細 田鼠旺uf S 喝 那 ;L E 羽d迅廟 盛 感知監督指 妻 短L i 澄ま曲折 はi 壬d郡 臣日唱 胡m鹿 町地 政 詑改訳垂 F E野 缶鮎 F軸 i i m 盛 魚hi s ; 幸 感 触 熟 知最短昏 i E R島野 郡 討 議敦: F陀削ぎ威B盛⊇ 右転 好き 廟 由 見開 魚感 珪 血 FO托那 良陀艶好生歯 地 盤 托B如 RF 招i F E 泡盛 洛 弘 感 触 艶叡u 抱きF 軸 罰 弧 艶 托朗 R 地 事故発生と活動の開始 肋 拝呈畠B嘘 B姐「 東 Ei 鼠蜘 E a 盛遜脂東 拙 取 払等 独 付 臣 こねL i 趣虎 8F闇 房虎 bu感 糾明 E F F 痕 ai i 駅 勤Ⅳ 感 巷虚嘘鞄空 身拍 こ独笈昏宅那 -盛 E知和 と 盛は由軌弓 療 那 野 諺融 G蛋泡盛疲加由 i T i触 手 曲 藩醜 涌 舟緬 軸ぬ i n托触 f Y , 肺 魚F 顎那 触 冴 i S に転宅 好触 郡 音 感昏 盛顎丁托uR翌を 邑 雷東 関 L B軌原調宅地 敵役転d蚤r 馳 】 盈 肋 感 奮E ぬ表酌 音 QrR如岳耶 醜 泡 提盛 転加短ぬ r t 由 野 b E R細 F 醜 F 胤 G絡 G静東 各地 感tEぼ Fか 盛m R等東和 等H配 点意5u指d関は罫馳 誉m 古 曲 酌 遷i j 雷盛好 配 軸臨敵主 も 好 転戯邪は 盛 HE 盛恕由整正知者G宅巷東王墓岩手闇戯 紀 鎗1 描き 妾 宅 東醒 転宅肝腎を和 知 馳 痕 所 持融 美 好触 ・3月3日 文書館の倒壊事故 ・3月4日 ニュース報道、現地より連絡 ・3月6日 ドイツ側諸団体による、現場への屋 HE 冨i m : 根 設置 ための 緊急 声 明 ( 資料参照) ] 捕捉 - 戯曲 虻 純毛r t純血 fi R光軸 弧 知名電触 梅村鹿 毛巨地 温馳 耶 抽 虚血 静 態曲 岳由鮎粥 も 好醜髭劫曲 違和細管 経済慨 主 軸 富独 酌拓 Ⅰ 感 托昏E FW i j 蚤L BL 酢d触 感 虚d醤ri jR衰 粍酢東藩主三日拭遜托う最知 融 喝 鼻声E 3 f ! 触 奴 は昭 既 知i 軸 臣 拾豆お 節 耶 醜 研きr t一蹴 知凄r昆既 知転h細 魚ぎ 儲R 血を 騒r野和 田飽rE 3 郡 触 感が壬 喝 台u陀dL遷mds 芯転感触賀敦盛 耶 乱 管昏r 東 門 芝L i 訂招 ぎ 曲 那j 喝 腎QRAf . ER免疫触 感 昏臨出盛胤 ・この頃 日本側でも活動を開始 抵由E 感 RF 由E r 虚 奄嘘 研 東 F dg盛 感臨花 um 毎 柳 嘘 打 紐: FREu 帽 証⊆ B⊆電 報だTO弼芯 E : H臣細魚RCH関 触 口∈R S耳鼻E 3 T 純な L拘 臥 悶 F_ 1昏拭 45甜 愚昏<監 _ 王三 野 任 那 -雄 由 至虚昏ぎ翫 退痕遜基富農托緬 星耶 円 感 豊艶 和如 R曲 g峯感感触 S主 劫丑af dI 主 管 P醤「鼎盛儀 雲合: HF 盛 地 者G名悪感f S芯地 t紀軌 IF短冨好最盛 苫0 2盟 5 月 5朋 旺 K鵡粍 E Mai ∃監盛 那盛東 盛好 転三 相転配軸 n虚血 融 打 算各 野 望 臥 割 喜 丁も壬 盛 8円 田富塁15柑 三岳むも ー昏睡 転 虻 缶 三富 召 一 私 が文書館倒壊 の第一報 を聞いたのは、3月 4 日の NHK9時の BSニュースで した ( スラ イ ド 2) 。驚 いてメール をチ ェ ックす る と、ボ ン大学の井上周平 さん、後 でお話 します ア ン ド レアス ・ル ッツ氏 か らメール が来 ていま した。 この時点での内容 は、文書館 と隣接す る建物 が 倒壊 し、文書 に大 きな被害が生 じた こ と、文書 館利用者 は無事だったが、行方不明者 がい るこ と、な どが報 じられ た との こ とで した。そ して その後 ま もな く、ケル ンの諸 団体 が連名 で、な るべ く早 く、雨か ら文書 を保護す る屋根 を現場 に設 置す るよ う要請す る文書 が提 出 され た と 知 りま した。その文書 が こち らのス ライ ドです ( ス ライ ド3 ・4)。私 が この文書 をメール で も らったのは 6 日で したが、文書 の 目付 は 4 日になっています。事故 の翌 日です。ご覧頂い て分 か るのは、参加 してい る団体 が、ケル ンの 歴 史団体 のみでな く、建築、美術 、教会 関係 な ど多岐 にわたってい ることです。 Ges c hi c ht ei n K61 n:Ze i t s c hr i tf f t i rSt adt -undReg iona l ges c hi c ht e 『ケル ンにお け る歴 史 :都 市 史 ・地 域 史研 究誌 』 ) 1 / i t t Pこ _ / / www. 宴e B S L I I l i i c ht ei ま いkoe B hl . ぬ 1 位 t C, i , 1 , i , 評 e. d氏 きeS t 、 J hi L I I l l t e主 i l koe l r l G1 1 ( ケル ン市 歴 史 文 書館 救 援 活 動 の た め の 共 同声 明 ケ ル ン 、 2009年 3月 4 日 ケル ン市 歴 史 文 書 館 は瓦磯 の 山 と化 して い ます 。 目下 もっ とも重 要 な の は 、行 方 不 明者 の救 助 と、この 不 運 な事 故 の負 傷 者 全員 の 平 癒 で す 。そ して 、ア ル プ ス 以 北 最 大 に して最 重 要 の 文 書 館 た るケル ン市歴 史 文 書 館 の 、 か けが えの ない 史 資 料 を保 全 す る こ とが 次 の優 先 事 項 とな ります 。 そ れ らの 唯 一 無 二 の芸 術 品 、史 資 料 お よび そ の他 の ドキ ュ メ ン トは 、過 去 の 世 代 か ら私 た ち に委 ね られ た もの で あ り、今 や 異 例 の助 け を必 要 と して い るの です 。 ケル ンの 史 資 料 専 門家 や 歴 史 家 、美 術 史家 、典 礼 史家 、神 学者 、そ の他 の研 究者 、図書 館 司書 、 文 筆 家 や 芸 術 家 、文 化 財 保 護 専 門家 、建 築 家 、都 市 開発 専 門家 と ともに 、私 た ち は ケル ン市 に対 して 、即 刻 、瓦 磯 を有 効 な保 護 設 備 で覆 っ て 、埋 もれ て い る史 資 料 をまず 護 り、そ して 可 能 な 限 り迅 速 に現 場 か ら運 び 出す こ とを求 め ます 。ま た 同時 に 、我 々 は ケル ン市 が 州 お よび 連 邦 に よっ て 支 援 され 、包 括 的 か つ 専 門的 な探 索 ・修 復 計 画 の た め の金 銭 面 を含 め た 手 段 が で き るだ け速 や か に承認 され 、 直 ち に用 意 され る よ う求 め ます 。 ケル ン市民 と共 に、私たちの街 の歴史的財産 を大い に案 じて : ・ケル ン市歴史文書館友の会 ・ライ ンラン ト建築 フォー ラム ( AFR) ・都市建築文化 行動連盟 ・ドイツ建築家連盟 ( BDA) ケル ン支部 ・ケル ン中央教 区 ・ドイツ工作連盟 ( DWB) ノル トライ ン- ヴェス トファー レン支部 ・[ ケル ン〕大聖堂建築文書館 ・[ ケル ン〕大 司教 区 ・大聖堂図書館 ・雑誌 『ケル ン史』後援会 ・[ ケル ン〕 ロマネスク教会後援会 ・ケル ン市芸術 ・美術館付属図書館友の会 ・ライ ン地域史協会 ・ケル ン ・ユダヤ文化博物館後援協会 ・ケル ン建築の家 ( I 壬DAK) ・ケル ン歴 史協会 ・下 ライ ン歴史協会 ・ケル ン大 司教 区歴史文書館 26 この文書 をも らってか らだったか、その前 だ ったのか、よく覚 えていませ んが、何 か 日本 に いてできるこ とはないか と考 えて、文書館 の所 蔵 資料 は 日本 の我 々 に とって も大変重要 な も のだ とい うこ とを現地 にア ピール したい、と思 い立 ちま した。国際的 にも広 く利用 され てお り、 中で も 日本人 の利用 が 目立っ とい うこ とが、あ の文書館 の特徴 だ と思 ったか らです。個人的 に 自分 が大変 お世話 になった とい うこ ともあ り ます。そ こで、私 同様 、文書館 にお世話 になっ た親 しい友人 に声 をか け、所蔵文書 の価値 を訴 え、その迅速 な保全 と文書館 の再建 を求 める署 名活動 を 日本 国内で始 めるこ とに しま した。 日本側の活動の 目的 ・現地で救援に携わる人々への応援 ・文書館の国際的な重要性を訴え、現地での 救援活動を後押しする ・日本国内で事故の被害について訴え、認識 を深めてもらう ・海外の文書館を利用した経験のある研究者 、 また利用を予定している人の間の連携を深 める そ して この よ うな依頼 の文書 とサイ トを作 りま した ( ス ライ ド6 ・7)。趣意書 もこち ら ( ht t p: / / gr oups . g o og le. c o. j p/ g r o up/ j a panes eS o l i dar i t yf o r c o l og nehi s t o r i c al ar c hi ve)で ご 覧頂 くこ とができます。署名 の呼びか けは、基 本 的 にそれぞれってのある研 究会や、個人的ネ ッ トワー クに頼 りま した。研 究会 では、比較都 市史研 究会、ヨー ロッパ近世史研 究会、 ドイ ツ 現代史研 究会、再洗礼派研 究会 、日本ハ ンザ史 研 究会 、また西洋 中世学会 な どでメー リング リ ス トや研 究会 のサイ トを通 じて協力 を呼び か けていただきま した。他 に も、例 えば ビザ ンツ 史研 究会 の よ うに、会合 で話題 に出 して くだ さ った ところもあった よ うです。 そ して 4月 30 日まで署名 を集 め、1 71名 の署名 が集 ま りま し た。結果 として、歴 史家が 中心で したが、他 に も博 物館 関係者 や 作家 の方 な ど、幅広 い層 の 方 々に ご協力いただきま した。そ して賛同者 の うち、お名前 の公 開に同意 してい る方 の名前一 覧 を趣意書 に添 えて 5月 4 日、 ノル トライ ン - ヴェス トファー レン州知事、同州文化大 臣、 ケル ン市長 、同市文化局長宛 に公 開書簡形式 で 送付 しま した。公 開書簡 、とい う形式 は、ボ ン 大 のア ン ドレアス ・ ル ッツ氏 の提案 によるもの で、大学 のプ レス向け情報公 開担 当者 に同 じ内 容 を回 して くれ ま した。提 出 した ドイ ツ語文書 が こち らにな ります。署名 は この よ うに、お名 前、所属、専門、留学 した方 には、 日本 と海外 のつ なが りを示す ため、留学先 も記載 させ てい ただきま した ( ス ライ ド8・1 0・1 1 ) 。 このス ライ ド ( ス ライ ド5)では活動 の 目的 として何 点か挙 げています が、最初 か らそれ が 明確 にあった とい うよ りは、動いてい る うちに 出てきた ものです。最初 は もちろん、文書 の重 要性 、ど うもケル ン市 内で もあま り十分 に認識 され てい る とは思 えない重要性 を、はるばる 日 本 か ら訴 える とい うこ と、そ して現地で救援 に 携 わ る関係者 を応援 したい、とい う気持 ちが主 で した。 27 ( ス ライ ド8 ) ドイ ツ側 との連携 、とい うことです が ( スラ ) 、基本 的 には連絡先 は私 が 1 997年 か ら イ ド9 2007年 の留学 中に所属 していた、ボ ン大学歴 史学科 ライ ン地域 史部 門の グ ローテ ン教授 ゼ ミの同僚 が中心です。ア ン ドレアス ・ル ッツ氏 は博 士課程修 了後 、同部 門の 日本 で言 う助手 の よ うなポジシ ョンについて、現在デ ジタル文書 館 の運営 に尽力 しています。現在博士論文 を書 いてい る ヨッ- ン ・-ル メル氏 は、彼 の よ うに 緊急 なプ ロジ ェク トを抱 えてい る学生 のた め に、臨時の史料 閲覧室 を即急 に開設す るよ う、 ほぼ我 々 と時期 を同 じくして署名 を集 め、要望 書 とともに関係各所 に提 出 しま した。その際私 たち も協力 し、さらに国際性 をア ピール したい ので、日本 の教授 の名 前 を載せ たい と依頼 され、 こち らか ら早稲 田大学名 誉教授 の小倉欣 -先 生 にお願 い し、ご快諾 いただいた とい うことも あ りま した。さらに呼びかけ人 の 1人 である井 上周平氏 です が、現在 もボ ン大学 に留学 中で、 今 日は こち らに参加 できませ んで したが、頻繁 に現地 の情報 を伝 えて くれ てお り、史料 の保全 ボ ランテ ィアに参加 した り、文書館倒壊 をテー マ に したケル ン大学 での公 開 の輪講講義 に も 出席 し、その レポー トをメー リング リス トで流 して もらった りしています。 ( ス ライ ド9) ドイツ側との連携 日本での活動の展 開 ・研究会 、個人的ネットワークを通じ、署名を集める 近世史研究会 、再洗礼派研究会 、比較都市史研究会 、ドイ ツ現代史研究会 、日本ハンザ史研究会 、西洋 中世学会 ほか ・5月初めまでに1 71名の賛同者 歴史家、 言語学者、 博物館関係者、 作家など幅広い層 ・ 5月4日 署名をNRW 州知事 、同州文化大 臣、ケル ン市長、同市文化局長宛 に公開書簡形式で送付 ( ス ライ ド1 0 ) 由3・濫i 義S 弧 施 弘 曲 監琵 払 弧 勤肝馳戯琴喝 血 墓招地 血痕㌫由戚^ q濫常 弧 蓋群醸壷 鮎 松見托蜘 支血 F甑 振 篇適地 翫 ねぎ済盛醜 ∋ r抱 f fe5 鮎 細君 欝- 量 感≡ T陣毒 臨 S血 相- 礼 髪短 評苧醜 F独 3 7乾嫡 鹿 部 配観 取 盛 s sor触 r g確排 塵凱 恵 F 胞 打 姐 茄紘蛭野 恕 き ぬ誠 伽 吉 野酢 托洗脱酔 . 疲 F 地汀 馳 虫鉦 扇地 kFe主監 托弧3-壬版式虻旺弘Gr}3虻 一愚mCkhe鑑 旋 は 野 毛知 配 坂 野 空転 策 指 ' f ' B転牡 鹿 f lヨ羽 島酵 宅讃 恕臼も敵 組喝 野 盛魂 は 鮎kz z 蜘 唾細 i n =抽 腹 汀旺∃ 腿郡 細 3伐 汐 m ぬ 融 象は諾思蓋由 溝弱敵 耶 浄血 ヨ n如 脚 耶 曲 誠 取 運 脚 数 芸 i 適 法鮎 ぬ 童 貞 別盛 監蛾 至 盛況 準 転 相 舵 富 斑 仏 独 泥碧落 拡旺 史r 奴混生 蝕 肝東 も 富虻 祓 由i 東 紹 ckc罷 臨≡ r 熟呈 郷 耶打怒嫡 出r E= 由 等 奥地 童 yS 酢珊 親裁u轡 相 ha転 n戯 ぎ蝕 - 訂 細 泉 陀輸 血 良星 雲 Be郡腔 er血 馬 鹿r 血 ys嘘 閑 地 心 血 甘細 野那 珊 e∃ 月だf転 宅珊 壷 耶 鮎 鮎 釦即 卵 生 耳払 即 日 血 富むi 悶7 1 鑑 臨振 i g 鮎 b臨 盛 返 鑑 臨F 数 転 n触 鑑 触 血 d S温 さ 威 併由蝶 琵鑑 転娩 放 出好,触 鮎 触 抽 萱 野 血 丁 貰血 塵 鞄 陀 浪 花血 触 盛 観趣童 f i 鼓 柁 持 噂 暴 n 蛸 血 触 7 紺 地 温 ぜ 望 見 花 組 腎 u 罰 点 盛 ≡ 皇 妃 n 射 貫 ぬ 蔓 岱 由 融由霊 感t G m 感 巨 顎 ≡ 鹿 訂 払 壬 廠 S 転 加東 i 削 迅 雷 払 出 血 軌 組 出 鼻 mE -T 献 呈 曲 盛観 此賢 地 鳥EU姐 r闇 童 詑 n感 触娩 l 野 Wi 皇紀 f 5堺駁 ぬ 提 議だ 出柵 壷 成 払 喝 u虚 血 痕 滋 野由転写 瓦 だ独 習盛 星 空f i癒 触 刃 森 感 E : 転 や戚 醜 由 触 W如 改 廃 鞄 托恕臨細 魚 血 F的舶 適 地 老醜鮎r軸 w i T耶 男 AB 乳 ぬ 瑞 浪も 適 紀は血 r i l抗B WE a B E E 血 S, 細 魚 三和 血 も鰯 新 地 陵由n配 血 SA陀鼓 重 職 削n 遥 血あ ま も 音 仇が 転 官 套 必盛 鞄過 量 触感 慧 由 墓 鞘 監 蘭E i 感触 触m嘘拙 宅 濫 乱 / &n 臨地節 約 欝m 蝕Ⅷ 詐 盛 F E E 噸卓岩 出 監 知和托 - 紺野 3 監 放 浪 f F , ま 真 感度 鞄 収 押出 f 脚 痕 盛 庶 野 地 盛 星鮎 かih'証夏場 野 H空胞 f 取 塵ぎ鹿陀hl嘘 呈e郡e喝 喝 盛花 乳 闇 童g鮎 嘘 m 馳 虚 妄鞄 軸 管敵 血 量 L認 賞は戯 鮎触 講 鴎 あ ま 豊 艶 押 野 m 細 舶 ‡三m 芝担ぎ¥ e軸 i招 宴 霊威 由 駁 醜 聞 撫 扱醜 態確 闇 i T鮎 嘘 和 S 由加 地 ・ ボン大学歴史学科ライン地域史部門 助手 アンドレアス・ ルツツ氏 瀧ぎ触 感 竣 t毒血 主従 払鑑 抱 触 鮎 嘘 生地 噸 あ TA王政 iv感触 E 3 妻 鮎 im貞 盛 闇 i盛 泥 め 配 収 豊 血 蓋 心 血 幣監 講評 腔 空重既 望監朗 萎 拡延 細 胞 ahFu確 ぬ 速ES:由加 地 ≡rE 轡 童f配 転主波 弧 監転 血 盟 替 地 批 野地 転量 曲汲 鮎 壷建 Ⅶぎ盃臨≡m 蝕 達転 放 血 加 r鹿 毛 拙 盛ew 転 記 Å陀 hi W各曲野 馳 叡 酢 曲 m ‡ 触 陀甥 、 遠退蛋細 野 脚 室泌 r星軸 組 野 地 戯 m 絶 望i B 岩野 軍 装 ヱu 鮎 血 盛 宅 鶴 B E E鮎 近地苅鹿陀鮎如 曲 三羽 H: 鮎況 n古嘩 盛 由 肝 癌 勉 強 併城 東戯 曲 嘘 鮎 転 和独 野 短節 触 盛岨農駅 東感触 E f鳩 牒 姦 r蝕 療 変 災 職 地 政も粗 n鈍 闇 由血 af l 野馳 - 脱 紙転 地 現任 招致 記 uf 組閣 馳 由 血 一 日本側の声明を公開書簡とし 一大学のメディア向け広報へ -デジタル ・ アーカイブ活動の 日本での宣伝 大学院生 ヨツヘン・ ヘルメル氏 (NRW 近世史研) 一院生による臨時閲覧室開設要請への支援 ㍊ S嘩 鞄 留学生 井上周平氏 ( ス ライ ド1 1 ) 一史料の救援活動、ケルン大学輪講講義に出席し、そのリポート をメーリングリストにて発信 Ⅰ 転 ヨ f i . ? 絶 痕 i 、 D F E Z 昏 整 馳 酵 岳 温 血 弧 F 珊P 転 E L は T f E 坊 主 昔 嘘 食 感 東 独 群 ¥ 盗 托 名 辞 富 加 私 刑 出 癖 乱 D i r _H R 硲 盛 甜 C f モ 盛 u f l お 一 群 芋 柑 由 ・ 強 痕 u 陀 軌 F i m 虹 洲 鼓 , 地 名 急 ぎ u k i , u A篭 R 留 鳥 曲 者 だ 托 東 u 折 即 感 触f M 頑 a u 廟 r 地主 ≡ 醜描 野 盛 i 細 見榔 R 賂 甜 G h 東 u n お _ 羊 頭 各 卸 F E 醜 さ 手 致 ∋ F E 関 ‡ F ・ t m 軌 馳触 . 軍 功 洩 u 取 、 B 由 好 感 義 貞 出 合 盛 L B E p 東 好 む 重 臣 肺 門 相 和 m 詮 臨 i L , u . i i i 血 由 す き 痛 風u 相 好 O E 抱 蝕 敷 W 出 郡 t W 召 t 盛8g 連句盛 ur ! 奴 モ ガ 琵E m耶 触 r ! t P 如 月 由 的 百 出 : 盈 L B 包 u L i 柁 臨 む u 狩 野圭絹軸 書 籍 由君 臨 王 領凪ぎ泊f F軌 最短 嘘 缶 鞄 触 酔 態ぎー【 脊 取 m坤 . 柁喝 鮒 ぬ 丁軸 a 姐 魚_ 官加 地 了東 h鎖 、u 見 、 報 a3 時 k凱 好調 <Å音感 軌 BF _ 他 .hi泉 日 包酌盛 者 YuK3 h講,熟司典 G ∈t t透圭uf l お_由宇触 感 持 出吉 野 た触 愉 麺遜 ( ス ライ ド1 2 ) 署名提 出後の反応 ・メディアの反応 m門 を 凝 盗 由 ぎ y 蛮 細 野 馬脚 Fr ank f ur t erAl l gemei neZei t ung( 5月7日) 帽 m 宕 地坪 F iを凝 Wel tam Sonnt ag( 5月 10日) 郡 絹地 曙 m塗訂 柑 富 由呼 Bt &癖 ] Rぬ m 東 好 感 Gq に熊田5転aR L的 Ⅳ K6l ni scheRundschau( 5月 13日) Cf E盛 ui l お二群萎み 噂 車 朋 習 蔦 付設墨荘由由 u陀軌 W 窪地 Fr郡 感 u柁Ⅳ Gq R合を胡 g醜 盛 uf l 敏 感 軸 癖 TB由盛 る TB昏托軸 転i 軸 打 闇 盈整召東姦 up 嘘机 R鵜 細 3日王威 く1転借玩E 触 転毎日琴浸き幅 u珊 触 坤 mFBを嶺 富 圭 郡¥ ・署名提 出先の反応 嘘 免5名 声 鞄弔享 E) r 陀 m 琶Z灘 遺 u珊 T Gm 和 唱. 野Ⅷ 書 亡お 【uw u匂曹托野 圭 EP 遵 f31 消雪 i c: 呼 i蝕 7月9日 ケルン市歴史文書館館長、ベッティーナ ・ シュミットチャイア氏より礼状 R昏慈親 許だ転 i T l聯 竜Bn 鮎 門托 蛎 虫花笠圭 gL l 誠 忽 触 由鼓執 BF 弓 付 設≡名東岳 Li F 持yl R粥 櫛 蒜= m ぢ托 遠丑u2 1野 感 知 包bE tR鹿討 I もÅ kE 刑星 鞄 詔書 ⊂計 、蜘 m 屑如 蜘 軸 触 柁盛 如 fi ,H触 感 帖 E 7月 18日 NRl 〃州文化大 臣グローセ・ ブロックホフ氏より復興 の現状をまとめた返事の手紙 G㈹ を 円 腐蝕 甲 f m 姐 i ft 感 ー約 頭 _窃 蔀u 替わ嘘 癖 i E∈… 盛 L 縛 托 u耶群 A藍盈 熱 誠 を 膚 苫bF Y aF 弓 耶 u 柁Ⅳ R格 m i Gt 目盛 邑 jf 1 83 ‡ 感触 .白 朝敵 5 } シュテファン・ ヴンシュ氏 マチルデ・ モンジュ氏 唱 8 威 i jn圭 7 gE 3‡地 Ti 3 鮎嘘 u u 胤 R昏芳繍 q ざ 陥 F B を 避 雷 由 f y G mi 竜 豆 転 f y 屯 mi 盛 衰 ぬ r y 蛋 . 好 打 娼 爪 を 億 富 細 字 ¥ G = 那花 召 打 弓 を 亀 吉 転 巧 鞘 主 軸 穀物 rt ; 帆 fき 趣圭Fu B喜好蓬田 R母各日覆す洩 ・ケルン歴史協会 ・ソルボンヌ大学 m ‡ 感 慧 由 宇 甘 G E : s L 声 盛欝 琴 痕 iur射 拷由 E3l F指 穴£加 嘩 革紐 F y 窃珊 28 ( ス ライ ド 1 5 )シュ ミッ ト-チ ャイア館長 よ り礼状 それ か らケル ン歴 史協会 ( DerK61 ni s c he Ges c hi c ht s ver ei n)のシュテ ファン ・ヴンシュ 氏 はケル ン史 につい ての複数 の雑誌 の編集 に 携 わ る人物 で、先 ほ どお話 した、ケル ン諸団体 の、文書 を雨か ら守 る覆い設置 の要請文書 も、 彼 か らメール で も らいま した。最後 に ドイ ツで はな くフランスです が、ケル ン市歴 史文書館 の 史料 を用 い てケル ンの再洗礼派 につい て博 士 論文作成 中で、現在 ソル ボ ンヌ大学 の講師 を し てい るマチルデ ・モ ンジュ氏 にも、日本 で署名 活動 を始 めた際 に、同様 の こ とがフランスでで きないか、と声 をか けま した。直接 的 にその結 果 なのか分 か りませ んが、私 たち と同様 の署名 が、その後 フランスの中世史家 か らも提 出 され ま した。 巧打 恥 中油 h 野 ur・ 押 特 発 由名 紬 ≡ S 戯 曲曲 汀 愚 払 出 甑 圭 転 別室 東 相i F 坤 那曲亭‡ 恋 2,5 m 駅東f t 鮎 転野乗き 臆 触 触 Z i f m r j 卓 だ至 純 地 位塁122号∝迂召221服 地 旺芸ぎ 召 荘空等: 泣122召 一 之減 臣一 二 的a i は由鹿痛感把は! ℃ 鮎加療幽 魂一 触戚R血 i n 触顎 疫抑 幽 皇盛 由 Hel m 問 na吏Sは Hi E j e畳む H査 壬 6醒軌 監昭莞喝野SeE 短空知護持目盛 短 軸 托D軌 8987二 記紀昏 S鳶 如F学 監的由 E 粥監F FHE 柑m 盛 Su, 虚蛋 汀∈i ns敵よ r Zde忌H蜘 sch印 加 E蜘 昏 der 地 政 悔 納 言汀∃3 朋畠F Z 臨書 東 関ef 闇: hem削 ぎ 野e旺竜 野悪政 曲 rt_Ki5蔓R 的盛 整∈如甘 ef廷 丁 喝 藍 的∃ n敵 慧敵的uF i 惑ぬ Si j喝 毒 転宅 虫 轡壬 r d 虚ergam≡e耶竜 u悶 托O嘘 独唱野 払e悪癖 藷Ri野臣円 王um義だhs毛g東吏esj a i 柑 C玩 d郡 鞄 m li 細 孔 豆乳 に h慧耶 悪 感 那e L 鮎恵那悠耶腿 東eE i 把 雪感邑竜 m畠癖 放 電霊套 こねe F触 感 am E 妻RSa蜘 東 he喝 g盛 喜配 磯 聖廟 はE 謹由 FBg喝u喝 由 r de慧 g痛 戯 慧 嗣 地 組 TE : 如【 格 関東 訂dE 鑑 的 虚 「A細 耶j 嘘 醜 r t 艶u軌糟 鞍部 5忘触 ぬ轡 闇 , u陀E i虚am 絶 巨紀 嘘 を軸 東 F 'gi f は 堺 莞 轡 1 空音e H a至 軽 .i f Ider巨 格 的艶蕗臣dB e nE gun乱 E触 T B O昭u喝 g感監荘 重東 鮮 i招 E鮎 B ef等ur唱 虚 各 紙 h極 細 五和 W e癌eR空重 丁和田mi i 喝 u嘘 Ve野 a塊 ば 喝 der 劉 S 由 m 慧 監輸出瀧 召農奴 野望郡 臣nA陀臨陥 至 i 監n廟 T E i血 陀h h貞 Ⅶ 摺 RRes且 還uF 東 群 昭 嗣 umd 甘肥 観 官貯 壬 e 転 筋熊野垂 壬 鞄 e 縄 臣拝er電鍵 慧 嘘短毛u耶東還u虎 相田E : h Z昏托a耶由 腰 訂 嗣_ 丸 和 昏 細 野 G 短 i 政 三 掛 軸 s p 弛 F 艶 e z E 喝 S 短 壬 蔓 郡 . 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Hl ヽ ■ JI A l ( : r r r : l H r . r . r . ・ J r : tr . トr ・ n l I : ・ だ ゴ Rl皇 I r ! ヒ 占 「 1 1 _ l 1 bl∩: L i1 . i l ULSI 上目 FJ: 由巴≡L z t」HLl 今後の活動 さて、趣意書 と署名提 出後 の反応 ( スライ ド 1 2 )では、大学か らの情報 のおかげか、早 くも 7日に FAZ フランクフル ター ・アルゲマイネ 新 聞に、 「 極東 か らの郵便」 とい う記事が載 り ま した ( スライ ド 1 3) 。 また 1 3 日にはケル ン の ローカル紙、ケル ニ ッシェ ・ル ン ドシャウ紙 では 「日本人がデジタル文書館 開設 を迫 る」と い うよ うな、セ ンセーシ ョナル な見出 しの記事 が載 りま した。内容 は提 出 した趣意書の内容 を 説 明 した ものです ( スライ ド1 4 ) 。 7月 に入 り、文書館長ベ ッテ ィーナ ・シュ ミ ッ ト-チャイア氏 よ り、礼状が届 きま した ( ス ライ ド1 5 ) 。またノル トライ ン ・ヴェス トファ ー レン州文化大臣、グローセ ・ブ ロックホフ氏 よ り礼状が届 きま した。それが こち らのスライ ドにな ります ( スライ ド1 6 ) 。館長か らの手紙 には、事故以後 の進展が簡単に述べ られ、多 く のボランテ ィア-の感謝 を述べ る中で、私たち 日本 か らの呼びかけにも感謝す る、と書かれて いま した。州文化大臣か らの手紙 では、私たち が趣意書で求 めた、文書館復興-の州の援助額 を示す とともに、臨時閲覧室の設置やデ ジタル 文書館 の設立な どがすでに実施、あるいは着工 されてい る点 を、署名賛同者 に是非伝 えて欲 し い、 と書かれています。 ・年末まで史料救援の募金活動 ・文書館再建 に関する動 向の伝達 ・デジタル・ アーカイブへ資料アップロードの協 力の呼びか け ・史資料保全 に関する活動での 日独連携 -ボン大学歴史学科ライン地域史部門 マンフレート・ グローテン教授 17 さて、今後 の 日本での活動 ( スライ ド 1 7 ) ですが、年末まで、日本国内で文書館復興 と文 書の保全、デジタル化 のための募金 を集 め、ケ ル ン-送金 します。また今後 も文書館再建 に関 す る情報 を 日本語 で提供す る とともに、デ ジタ ル文書館 についての宣伝、協力呼びかけ、特 に デー タのア ップ ロー ドのお願 い を広 く行 ない たい と思っています。そ して、今回 こ うして神 戸 にて 日本 の被 災史料 の保全 に関す る研 究会 の主催者 の方 とお知 り合 い になれ たのをよい 機会 として、史料保全 に関す る、日独 間の提携 、 交流 の可能性 について、是非具体的に検討 して、 実現 させ たい と考 えてお ります。 【 要 旨】 Di eMot i vat i onf i i runs e r eAkt i onH Japanes es ol i dar i t yf ort heCo l ogneHi s t or i c alAr c hi veH was i nJ a p an war endi es c ho c ki e r endenNac hr i c ht enausDeut s c hl and.Sof o r tf i e lmi re i n,et ● z uunt er nehmen, wei li c hgutwus s t e,das sdasK61 ne rSt adt ar c hi vbes onder svi el eJ aPani s c he Bes uc herundBenut z erg ehabthat t e.I c hwol l t edi edeut s c heOf f ent l i c hkei t ,undni c htz ul et z t di e K6 1 ner St adt ver wal t ung und das Land Nor dr hei nWes t f al en auf di es e Tat s ac he auf mer ks am mac hen unddami tdi eRet t ungderAr c hi val i en undden Wi eder aun) au des ● Ar c hi vsunt er s t t l t z en.Zuer s tf br mul i er t enwi re i negeme i ns ame Er kl ar ungYo nJ apani s c hen lei c h dar aufbegannen wi r ,Unt er s c hr i ten z f us ammel n,und z war Unt e r s t t i t z er n,und g haupt s ac hl i c h dur c h per s 6nl i c he Kont akt e, Net z wer ke und Ar bei t s kr e i s e von es i c h ni t hi s t or i s c hen Quel l enbes c haf ti ge n. Sc hl i eL 3 1 i c hwur dedi e Wi s s ens c haf t1 er n,di a.1 70,am 4.Ma主2009z us ammenni tderEr kl ar ung Li s t ederges ammel t enUnt er s c hr i 氏en,c al sof f enerBr i efandasLandNRW unddi eSt adtK61 nges endet . I m Jul ihabenwi rdar aumi n s c hl i eL 3 1 i c hei neAnt wor tvom LandNRW undei nendankendenBr i efvomAr c hi ver hal t en. , di e AI s wei t e r e Au短abe uns er er Akt i vi t at haben wi r uns z um Zi el g es et z t Of f ent l i c hke i t s ar be i tf i i rdasAr c hi v und dasneueDi it g al eAr c hi vi nner hal b Yon Japan ns bes onde r e Wer bung f i i rei ne Zus ammenf i i hr ung di it g al i s i er t en vor anz ut r e i ben,und i sdasheut i g e Dat enderK6 1 nerAr c hi val i eni nJapanz umac hen.I c hhofeau l3 er dem,das Tr efene i ngut erAnl as sf i i rdenz ukt nf i ti genAus t aus c hunddi eZus ammenar bei tz wi s c hen j apani s c henunddeut s c henAkt i vi t at enz urRet t ungderhi s t or i s c henQuel l enwi r d. 30 Ar chi vundBi i r ger :ZurSi cher unghi s t or i s cherDokum ent ei n Deut s chl andundJ apan DasHi s t or i s cheAr chi vderSt adtK8l nunddasS uvoNet ' S h u he iI NOUE( Bo n〟T bk yo ) 1 ・ Ei nl ei t ung o bd ur c hde nMe ns c he node rd i eNa t urve r ur s a c ht , f n ge nm ic htnurMe ns c he n, s o nde ma uc h Ka t a s t r o phe n, Kul t ur g dt e mg r o J 3 e nSc ha de nz u.Ne be nde n Sc hut zde rBe v6 1 ke ungmus r sda he ra uc hd i eFr a gege s t e l l t we r de n:Wi eka nnma nKul t ur g dt e rvo ri hr e rVe iC m ht ungd ur c hKa t a s t r o phe ns c hnt z e n?Di evo r l i e ge nde Ar be i twi l lSt r a t e gi e nge ge nde nka t a s t r o phe nbe d ng i t e nKul t ur ve r l us ti n De ut s c hl a ndundJ a pa nvo r s t e l l e n undve r gl e i c he n. De rAn la s s , 故be rde nSc hut zde s故be r l i e f e r t e nSc hr i tg f ut sundvo ra l l e m故be rs e i ne nAuf b e wa hr ungs o r t , da s Ar c hi va l sI ns t i t ut i o n, na c hz ude nke n, wa rd e r E n i s t u r z d e s H i s t o r i s c h e n A r c h i v s d e r S t a d t K 6 1 na m3 . Ma r z ●● 2009:Dur c hd i e s eTr a g6d i eka me nz we lJ n geMa u nne ri ne ne i m be na c hba r t e nHa usunsLe be nund z a hl r e i c hehi s t o r i s c heDo kume nt ea u s d e r l a n g e nG e s c h i c h t ed e r S t a d t w u r d e nu n t e r d e nT f d m me m de s ● Ar c hi vsve r s c hn t t e t . Di e s e sEr e i g nl Se r We C kt eg r o J 3 eAu血l e r ks a mke i ta ufde rga nz e nWe l t . Be a c ht ungf a nd e sa uc hi nJ a pa n,Wo s e i tde n l e t z t e nJ a hr z e hntme hr e r eOr ga is m a t i o ne n ge bi l de twu r de n,d i ebe i Na t ur ka t a s t r o phe n, wi eEr d be be node rHoc hwa s s e r , hi s t o r i s c heDo kume nt ea usbe t r o丘も ne nGe bi e t e nr e t t e n undNe t z we r kez urDo kume nt e nbe wa hr unge nt wi c ke l ns o l l e n. ● ● Um s i c he ne i nUbe r bl i c k故b e rd i eTa t i g ke i t e nz urBe wa hr ungvo nhi s t o r i s c he nDo kume nt e nunda nde r e r Kul t ur g dt e ri n de nbe i de nLa nde mz uve r s c ha fe n,S o l li nd i e s e m Be i t r a gz um e i n e nd e r E i n s t u r zd e s ● ● Hi s t o r i s c he nAr c hi vsde rS t a d tK6 l n,di ed i r e kt e nFo l ge nf u rWi s s e ns c ha f tundOfe nt l i c hke i tundd i e ● ns A t r e ng n ge u nz urWi e de r he r s t e l l ungde sAr c hi vsvo r ge s t e l l twe r de n.Zum a nde r e ns o l l e nd i eS t r a t e gl e n z urBe wa hr n u gvo nKul t ur gdt e mi nJ a pa na nha ndde rEnt wi c kl ungde sNe t z we r ks" Shi r yoNe t "umr i s s e n undd ur c hde nVe r gl e i c hs c hl i e J 3 1 i c hAus bl i c kea ufda sz ukもnRi geAr c hi vwe s e na uf ge z e i g twe r de n. 2.E : i ns t ur zdesHi s t or i s chenAr chi vsderSt adtK8l n ● ● ● 23 s h: r OO s 9 還 t s a a d T;e e b na g u e . 7号 o B h a e s ne GHa ? u h ;ed w e : r S Ei t e T n 6 : :盟 , i mJ . a v Et i t 9 e 三1 志 Se r pt se d :r e r l As i t La a B t ; s i Tr Le g r ge pl a ntwo r de n:D a s I n n e n k l i mas o l l t em i c h t d u r c he l e k t r o i m s c h eG e r a t e , s o n d e m d u r c hd i eS t u r k t u r d e s ● ● 禁 で, a 2. g Es e r nX s u d e e Tl 警v Tn a n v : e e l e k n o : i r d O e l i i e e n dA Tc e L q v e n; u D b i a e u s . e e s nA i; c e h JZ Zr e k n o . Te , P ic T3 r 8 de , a n i hr e de n r a c f o i l 冨e n md e e :喜e a l Di evo r l i e ge nd eAr be i ti s te i ned be r a r be i t e t eKu r z f a s s u ngd e sVo r t r a gs ma n us k r i p t si mS t i pe nd i a t e ns e mi na r Vo mDe u t s c he nAka d e mi s c he nAus t a us c hd i e ns t( DAAD)i mJ a pa ni s c hDe u t s c he nZe n t r u mBe r l i n( J DZB)a m3. Ok t o be r20 0 9.Ei nea nd e r ed be r a r be i t e t eVe r s i o nd e sRe f e r a t s ma n us k r i p t swi r di m Ta g u n gs ba ndd e sJ DZB" 3 . De u t s c hJa pa ni s c hKo r e a ni s c he sSt l Pe ndi a t e n s e mi na r( 10 .Tr e jf e nv o nDAAD St l Pe ndi a t e n ) ,2.u nd3.Ok t o be r 200 9( -Ve r 6 fe n t l i c h u nge nd e sJ a pa ni s c hd e u t s c he n Ze n t umsBe r r l i n 6 0 ) "2 01 0i nd e u t s c he rS p r a c he e r s c he i ne n.I c hd a n ke He r m J 6 r g REI NOWS KIu nd d e n J DZB f u rd i ef r e u nd l i c he Er l a u b ni sz u r Vo r a bVe r 6 fe n t l i c h u n g. ZuDa n kbi ni c ha uc hve r pf li c h t e tHe r m Ma s a ka z uMA T S US HI T A( Uni ve r s i t a tKo be )f u r d i eI nf o r ma t i o ne nd be rd a sS hi r yo Ne tu ndHe r mMu ne a kiHI RANO( J a pa nCe n t e rf o rAs i a nHi s t o r i c a lRe c o r ds ) f u rd a sko ns t r u k t i veGe s p r a c hd be rd a sThe maAr c hi vu ndB也 r ge r .Ebe ns og i l tme i nDa n kHe r m Pr o f .Dr . N, He r m Dr . And r e a sRUT Zu ndHe r mJ o c he nHもM L( Uni ve r s i t a tBo n n)s o wi eFr a uDr . Yu ki Ma nf r e dGROT E I KARI( So phi aUni ve r s i t a tTo k yo )He r m Hi d e t oHI RA MA TS U( Uni ve r s i t a tHa l l e Wi t t e n be r g)u ndHe r m He l mu t u rd e ni n t e ns i ve nI n f o r ma t i o ns a us t a us c h.He r m He r me lu ndHe r m H6 d ld a n kei c h H( ) DL( Uni ve r s i t a tGr a z )f a uc hf u rd i eHi l f ebe i mKo r r e k t u r l e s e n. , , , 1z u m Ar c hi vge ba ud ei nd e rSe ve r i ns t r a J 3 e ,S ・HugoST E HKÅMP ER,Da sHi s t o r i s c heAr c hi vd e rS t a d tK6 l nu nd s e i nne ue sHa usi n:d e r s .( Hg. ) ,Kbl n ,d a sRe i c hu ndEu r o pa( -Mi t t e i l u nge na usd e nS t a d t a r c hi vK6 l n6 0 ) K6 l n1 9 71S. XI I XL VI . ● ● ● 2 Ma r i a Ri t aS AGS T ET T E R Kl i ma t i s i e r u ngs ko n z e p t ei nJ u nge r e n Ar c hi vge b凱l d e ni n De u t s c hl a nd i n: Ar c hi v a l i s c heZe i t s c hr l ft8 6[ 2 0 0 4]S. 3 2 3 1 35 6. , , , , , , 31 , s t dr z t edi e s e sGe ba udei ns i c hz us a mme n. 3 Di eUr s a c hede sZus a mme nbr uc hsi s tbi she ut enoc hm ic ht of f i z i e l le r mi t t e l t .Kl a ri s te n Zus i a mme nha ng m i tde n UI Ba hnBa u,das i c he nede i rz a hl r e i c he n Ba us t e l l e ndi r e ktvo rde nAr c hi vge ba udebe f a nd. ● ● e Be r e i t si m Zuge de rSuc he na c h Ube r l e be nde n wu r de kur z na c h de rKa t a s t r o phe be go nne n,di ve r s c hnt t e t e n Ar c hi va l i e na us de n Tf dmme m z u be r ge n.Ne be n Fa c hl e ut e n wi e Ar c hi va r e n und Re s t a ur a t o r e ns pi e l t e nbe ide nRe t t n gs u t a t i g ke i t e nFr e i wi l l i gee newi i c ht i geRol l e.Di e s ewa r e nvo ra l l e n i m Er s t ve r s o r gungs z e nt um ( r EVZ)i m Ei ns a t z, da si ne ne i m Vo r o r ts 屯dl i c hde rSt a d ta nge l e g twu r de.Do r t r e i ni g t ema n di evo n de rUhf a l l s t e l l eg e b o r g e n e nD o k u me n t eu n dn o t i e r t e-w e n n e r k e n n b a r-i h r e ● ● , um e ne i ngr o be nUbe r bl i c k故be rdi ege bo r ge ne nBe s t a ndez ue m 6gl r i c he n. Mi tHi l f evo n Be s t a nds numme r me hra l s1 . 800Pe r s o ne nwu r de nbi s he re t wa90Pr oz e ntde rve r s c hnt t e t e nAr c hi vbe s t a ndege bo r ge n. Al l e r d i ngswe i s tda sge bo r ge ne Ar c hi vguts e hru nt e r s c hi e dl i c hs t a r ke Sc ha de na uf ,s o da s sma n ● ge ge nwa r t i gnoc hm ic hts a ge nka nn ,wasi me l ge nt l i c he nSi nnea l s" ge r e t t e t "gel t e nka nn.Na c he i ne r vo r l a uf l ge nEi ns c ha t z ungwu r de nd i eSc ha de nwi ef ol g tbe na nn t :35Pr o z e nts c hwe r s t eSc ha de n,50 Pr o z e nts c hwe r ebi sm it t l e r eSc ha de nund1 5Pr oz e ntl e i c ht eSc ha de n. Hi nt e rde rBe r gu n gde rAr c hi va l i e ns c hi e ne nj e doc hdi eMa J 3 na hme nf u rdi eBe nut z e rundFo r s c he r , di edi e z ur 屯c kz ubl e i be n.Auc hge r i e tde rEi ns t ur zr e c ht Do kume nt ede sSt a d t a r c hi v● s r a dei m Ge br a uc hha t t e n, ●ge s c hne l la usde n Fo kusde rOfe nt l i c hke i t .Da he rf o r de r t e nHi s t o r i ke r-s o wo hli n De ut s c hl a nda l sa uc hi m Aus l a nd-umf a s s e ndeMa J 3 na hme nz urRe t t ung, Re s t a ur i e r ungundDi gi t a l i s i e ungde r rAr c hi va l i e ns o wi e ● ● e nem6gl i i c hs ts c hne l l eWi e de r he r s t e l l ungi hr e rZuga ngl i c hke i t . I nJ a pa n wu r de n,i it m i i e r td ur c h Hi s t o r i ke r ,di es i c hs e l bs ti nt e ns i v ni tde rK61 ne rSt a d t ge s c hi c ht e be s c ha ti f ge n,Unt e r s c hr i f t e nvo n故be r1 70Pe r s o ne nge s a mme l tundA nf a ngMa iz us a mme nni te i ne r ge me i ns a me nEr kl a unga r l sofe ne rBr i e fa nde nObe r b屯r ge me r i s t e rundda sKul t ur de z e ma tde rSt a d tK6l n, S o wi ede nMi iS m t e r pr a s i de nt e nundde nKul t ur s t a a t s s e kr e t a rde sLa nde sNo r d r he i nWe s t f a l e nge s c hi c kt . I na hn li c he rWe i s ewu r de nofe neBr i e f es o wo hlvo n 55f r a nz6s i s c he nMe di a vi s t e n,a l sa uc hvo n40 t ,l e t z t e r e rvo nde n Do kt o r a nde nne t z we r k Pr of e s s o r e na usDe ut s c hl a nda ndi ege na nnt e nSt e l l e na d r e s s i e r No r d r he i nWe s t f a l i s c he rAr be i t s kr e i s" Fr GheNe ze u i t "o r gm is i e r t・6 Di e s e ofe ne n Br i e f eha t t e n de n g● e whs c ht e nEr f ol g,unds c ho nEn deJ ui m wu r dee n pr i o vi s o r i scherLe s e s a a lz urMi kr of l l mbe nut z ng u ● ● e mge r i c ht e t ,de s s e nAn le g ungur s pr ungl i c hf mhe s t e nsf u rde nWi n ter 20090 de rda sFr Gh j a hr201 0ge pl a nt gewe s e nwa r .Da r dbe rhi na usha t t e ndi eofe ne nBr i e f ea uc he i nepol i t i s c heWi r kungundt uge r nda z ube i , Al l ge me i nz um Ei ns t u r zde sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rS t a d tK6 1 nundz u rBe r g u ngs a r be i t e n,S ・Be t t i na ● ScliM I DT I Cz AI A/ Ul r i c hFI S CHER/ Ma xPL AS S MA Zum Ei ns t u r zde sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rS t a d tK6 l nl n: Ar c hi v a r6 2( 2)[ 20 0 9]S.1 48 1 5 2; Ul r i c hFI S CHER/ Ma xPL AS S MANN/ Na d i neTHI EL, Di eKa t a s t r o phevo nK6 l n: Be r g ung-Er s t ve r s o r gu ng-Zwi s c he n bi l a n i n: Jou r na lo fPa pe rCo n s e r v a t i o n1 0 ( 2)[ 20 09]S.8 1 1 4;J o ha n ne s KI S T E NI CH, Pha s e nde rBe r g ungu ndEr s t ve r s o r g u ngde sAr c hi vgu t sa usde nHi s t o r i s c he nAr c hi vde rS t a d tK6 l n i n:Ar c hi v a r6 2( 3 )[ 200 9] S.3 05 31 3.Vgl .a uc hWi l f r i e dREI NI NGHAUS / nd A r e a sPI LGER( Hg. )Le hr e nau s Kb l n:Do k u me nt a t i o nz u r Ex pe r t e na nh∂ r u n g "De r Kb l ne r Ar c hi v e i n s t u r zu nd di e Ko n s e que n z e n" ( Ve r 6 fe n t l i c hu nge n de sLa nde s a r c hi vsNo r d r he i nWe s t f a l e n 25 ) D也s s e l do r f200 9.I ne i ne rj a pa ni s c he n Fa c h z e i t s c h r i f te r s c hi e na uc he i n Be r i c h ta ufJ a pa ni s c h:Hi de t o HI RAMA TS U/ Sh uhe iINOUE,Ke unr s hi r e ki s hi mo n j o ka nt o uka it os o no go:Huk ko uhe nomi c hi s u j it o" S hi mi na ka i bu" ko us o ul De rEi ns t u r zde s Hi s t o r i s c he nAr c hi vsd e rS t a d tK6 l nu nds e i neFo l ge:We gez um Wi e de r a uf ba uundda s" B也 r ge r a r c hi v" ] , Re k i s hi Hyou r o n l Hi s t o r i s c he Re v ue 1 71 4 [ 200 9] S. 88 9 7.Da z u e r s c hi e n k也 r z l i c h e i ne we i t e r e Zwi s c he n bi l a nz:Ma xPL AS S MANN/ And r e aWE DE N NBURG Hi s t o r i s c he sAr c hi vde rS t a d tK6 l n:Ei nha l be sJ a h r na c hde nEi ns t u r z ,i n: Ar c hi v a r6 2( 4)[ 20 09 ]S.3 98 403( I c hda n keHe r m Dr .Pl a s s ma n nf u rd i eI nf o r ma t i o n d be rd e nAr t i ke l ) .Di e5 6.Aus ga bed e rZe i t s c h r i t Ge f s c hi c ht ei nKb l nwi d me ti h r e ne r s t e nTe i lde n The ma Ei ns t u r zde sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rS t a d tK6 l n. Vgl . d i eWe bs i t e : <h t t p: / / www. ge s c hi c h t e i nkoe l n. de / gi k _05 6. h t m>. 3 N N , , , z , , , , , , , , , , " Se c hsMo na t ena c hde nAr c hi ve i ns t u r z "St a d tK6 l nPr e s s e mi t t e i l u ng3・ 9・ 200 9 <ht t p: / / www. s t a d t koe l n. de / 1 / pr e s s e s e vi r c e / mi t t e i l u nge n/ 20 09 / 03691 / i nd e x. h t ml >( S t a nd: 20. 1 2. 20 09) . . a uc hPL AS S MANN/ WE DE N NBURG( wi eAnn. 3)S. 39 9. Vgl 4 , , , 5 Di eHa u pt r o l l ei nd i e s e rKa mpa g newu r devo nFr a uDr ・ Yu kiI ka r iundHe r m Hi de t oHi r a ma t s ud be mo mme n・ I c hha bemi c hs e l bs tda r a nbe t e i l i g t . Zuuns e r e rTa t i g ke i t ,S . d i eWe bs i t e : <h t t p: / / g r o u ps . goo gl e . c o. j p/ g r o u p/ j a pa ne s e s o l i da r i yt f o r c o l o g ne hi s t o r i c a l a r c hi ve >. 6 Di ed r e io fe ne nBr i e f es i nda ufde rWe bs e i t ede sAr be i t s k r e i s e sa br uf ba r : <ht t p: / / f ue r he ne uz e i t n r w. pi r a n ho. de / s t a d t a r c hi v . ht ml >( S t a nd: 20. 1 2. 200 9) . 3 2 de nEi ns t ur zde sAr c hi vswi e de ri nS6 fe nt l i c heBe wus s t s e nz i ubr i nge n. As a t z ,de nZuga n gz uAr c hi va l i e nm6gl i c hs ts c hne l lwi e de r he r z us t e l l e n,s t e l l te n Pr i o j e k t Ei ne na nde r e nn ● nt e me tda r ,dass c ho nwe nl geTa gena c h de n Ei ns t ur zi nsLe be nge uf r e nwu r de:Da sd i gi t a l e i mI Hi s t o r i s c heAr c hi vK6 l n. 7 Di e s e sPr o j e k ti s te neZus i a mme na r be i tde sVe r e nS" i Pr o me t he us :Da sve r t e i l t e Bi l da r c hi vf u rFo r s c hungundLe hr ee ・ V・ "i nK6 l n8undde rAbt e i l ungf urRhe i is m c heLa nde s ge s c hi c ht ede s I ns t i t ut sf u rGe s c hi c ht s wi s s e ns c ha t de f rUm ive r s i t a tBo nn. 9E sz i e l tda r a ufa b,d i evo nBe s uc he m de s Ar c hi vs i n de r Ve r ga nge nhe i ta nge f e r t i g t e n Ko pi e n, Fo t os ode r Mi kr of l l me vo n Ar c hi va l i e n z us a mme nz uf u hr e nundda d ur c hd i eBe s t a ndede sSt a d t a r c hi vsi nd i gi t a l e rFo r mz ur e ko ns t ui r e r e nu n ds o wi e de rnu t z ba rz u ma c he n.Aufde rWe bs i t ede sPr o j e k t si s tda sBe s t a nds s ys t e m de sSt a d t a r c hi vs e de rNut z e rka nn na c hd i e s e m Sys t e m s e i ne Da t e i e n hoc hl a de n.Et wa e n i wi e de r ge ge be n,undj Dr e i vi e r t e l j a hrna c hPr o j e kt a nf a ngha t t e ns i c h故b e r5 00Nut z e rr e gi s t r i e r tu n dk na pp5. 8 00Ma t e r i a l i e nund I nf o r ma t i o nヲ nwa r e ni mI nt e me tbe r e i tge s t e l l t( S t a nd:26・ 1 1 ・ 2009 ) ・ Di e s e sPr o j e ktwi r dwe i t e r ge f u hr tund . mo me nt a n m Koo pe r a t i o nm i tde n St a d t a r c hi vz ue ne i m vo l l we r t i ge nd i gi t a l e n Ar c hi va us ge ba ut Be a c ht e ns we r ti s tda be i ,das sa l l eAr t e n vo n Ar c hi vbe nut z e m,s e i e ne sHi s t o r i ke r ,St ude nt e n ode r Ama t e ur Ge ne a l oge n,ge me i ns a ma nde rRe ko ns t r ukt i o nde rAr c hi va l i e ni nd i gi t a l e rFo r mmi t wi r ke n.Di e ,For s c he m undBdr ge mi s te nehe i r a us z uhe be ndeBe s o nde r he i tundka nn Zus a mme na r be i tvo nAr c hi v ns t i t ut i o nu n dde n d ur c ha usa l se i nne ue sMode l lf u rda sz ukもnf ti geVe r ha l t isz m wi s c he nkul t ur e l l e rI Bdr ge m ge s e he nwe r de n. 3・Bewahr ungVOnhi s t or i s chenDokument enbe舌Kat as t r opheni nJ apan ● n Ar d e r sa l si Eu r o p a , wnS od a s6 fe n t l i c h eA r c hi v e n i el a n g eT r a d i t i o n he a t , wu r d ed a sJ B p a a s ie m s r c s t… A c h i v s ys t e mni m mo d e me i n nee r s t v o re i n e m ha l b e nJ a h r h und e r ti n sL b e ng e u r f e n . ● Pr a f e kt urg e g r hde t .Da sJ a Pa is m c he 6fe nt l i c heAr c hi vi nJ a pa nwu r dei mJ a hr1 95 9i n de rYamaguchi Na t i o na l a r c hi v( Kok ur i t s uKoumon jok an)e nt s t a nd1 971 , undda sGe s e t z故b e rd i e6f f e nt l i c he nAr c hi vet r a t K r a f t . We g e nd e r " v e r s p a t e t e n " I n s t i t u t i o n a l i s i e u r n g v e r f n g e n h e u t e n u r 3 0 v o n4 7 P r a f e k t u r e n e r s t1 98 7i n ● c hi v , undi n ga nzJ a pa ng i bte snur20Ko mmuna l a r c hi ve . 故be re i ne l ge ne SAr ● ● I nA n be t r a c htd i e s e rge r mge nZa hla n6fe nt l i c he nAr c hi ve ns t e htda sPr i nz I P:" Er ha l t e na nOr tu nd lO "( Ge nc hi ho z ons hu gi ) ・ Da sbe de ut e t , da s shi s t o r i s c heDo kume nt ee he ra nde nOr t , W?s i edbe r l i e f e r t S t e l l e wi ez umBe i s pi e lda sLa ge r ha use i ne rFa il m i e , a uf b e wa hr twe r de ns o l l e n, a ns t a t ts i ee l ne mAr c hi vz u s nd, i 故be r ge be n. De rVo r t e i li s t ,das sd i eQue l l e nda i ti m hr e nOr i gi na l ko nt e xtundi hr eZuo r d nungbe ha l t e nu nd i hrWe r ta l se i ge ns t a nd i geEi nhe i tm ic htve m ri n de r twi r d.Di e s e s" Er ha l t e na nOr tu n dSt e l l e " Pr i nz i pbi r g t ● ● j e doc hgl e i c hz e i t i gda sRi s i ko,da s se i nz e l neUbe r l i e f e r u nge nl e i c ht e rve r l o r e nge he nk6 nne n,das i evo m Ar c hi vm ic ht ge s c hl os s e nu nd e i nhe i t l i c h ve r wa l t e t we r de n.Da sg i l t na t dr l i c h vo ra l l e n mr Na t ur ka t a s t r o phe nwi eEr d be be node rHoc hwa s s e r . De re nt s c he i de ndeWe nde punkti m Umga ngni tde rAuf be wa hr unghi s t o r i s c he rDo kume nt ei nJ a pa nwa r hi nAwa ji Er dbe be ns ● i n Kobe a m 1 7.J a nua r1 995.● B e id i e s e r d i eg r o J 3 e Ka t a s t r o phe de sHans ● ,be ide rvi e l eMe ns c he ni hrLe be nl i e J 3 e n,gmge na uc hTe i l ede rhi s t o r i s c he nUbe r l i e f e r ng u Ka t a s t r o phe s t o r i ke rundFo r s c he ri n We s t J a pa ne t wae ne i n Mo na tna c h de n ve r l o r e n.Da r a uhi ng r hde t e n Hi ll 7 Be r e i t sa m7・ Ma r z20 0 9! <h t t p: / / www・ hi s t o r i s c he s a r c hi v ko e l n・ d e / >・ 8 < h t t p: / / w ww ・ P r o me t he us bi l d a r c hi v ・ d e / >Vg l ・Ho r s tBRE DE KAMP Do r o t he eHAFFNER,CENS US I MAGO TECHMCALI MAGE PROMETHEUS: Pr o j e c t so fDi g i t a l Ar tHi s t o ri n: Kl a us Di e t e rLe h ma n n( e d. ) , Di gi t a l he n20 0 4S. 3 7 4 7. Re s ou r c e s Po mCu l t u r a l Z n s t i t u t i o n s fo rUs ei nT e ac hi n ga ndLe a r ni n g Mhc , , , 9 , y, , <h t t p: / / www・ l a nd e s ge s c hi c h t e ・ u ni bo n n・ d e / f o r s c h u ng / i nd e x・ h t m#d i ga r c h> 1 0 0s a muT AKANO Ni ho nnomo n jo ka nl Ar c hi v ei nJa pa n To k yo1 9 9 7 S.65 1 7 4;Chi yo koOGAWA( Hg. ) , De ji t a r u ji dainod k ai bul Ar c hi v ei mdi gi t a l e nZe i t a l t e r 1,T o k yo20 08 ,S . 7 1 7. , 1 , , ll Da z u:Hi r os hiOKUMU Da i ki bo I S i z e ns a i ga it oc hi i ki r e ki s hi i s a nho z e nl Na t u r ka t a s t r o p heu nd d i e Be wa h r u n gd e sr e g i o na l e nhi s t o r i s c he nKul t u r g u t e s ]i n:Re k i s hi Hyou r o nl Hi s t o r i s c heRe v ue ]6 6 6[ 2 0 05 ]S. 4 1 1 6;Chi yo koOGAWA Mo n j o ka n ki r o k uka n r inio ke r ubo us a i t a i s a k ut os a i ga i s hi e nnot o r i k u mil Di s a s t e r Pl a n ni n ga ndAs s i s t a nc eAc t i vi t i e si nt heFi e l do fAr c hi ve sa ndRe c o r dsMa na ge me n t ]i n:Jouhouk a nr i l Re c o r d s Ma na ge me nt ] 4 8 ( 6 ) [ 2 0 0 5 ] S. 3 43 1 3 4 4. Vg l . a uc h d a s We bl o g vo n S hi r yo I Ne t <h t t p: 〟b l o gs . ya ho o. c o. j p / s i r yo _ne t >. R A , , , , , , , , 3 3 , Er d be be ne i neOr ga is m a t i o nna me nsRe ki s hi Shi p yoNe t wor k( Ne t z we r kf u rhi s t o r i s c he Do kume nt e ) , kur z: ● Shi p yoNe t , und ve r s uc ht e nd i ehi s t o r i s c he n Kul t ur g n t e ri n de rbe t r ofe ne n Re gl O nZ ur e t t e n und ge ge be ne nf a l l sz ur e s t a ur i e r e n. Di e s eAkt i vi t a t e n故b t e ng r o J 3 e nEi nf lus sa ufa nde r evo nNa t ur ka t a s t r o phe nbe t r ofe neGe bi e t ea us ,s oda s s nn u me hr e r eNe t z we r kee nt s t a nde n, d i es i c hf u rd i eRe t t n gundBe u wa hr ungvo nhi s t o r i s c he nDo kume nt e n undKul t ur g dt e mi nbe t r ofe ne nGe bi e t e ne nga gi e r t e n( Ta be l l e1 ) : J a hr Re g ● 0 n Ne t z we r k Anl a s s 1 9 95 Ro be Re ki s hiS hi r yoNe t wo r k( S hi r yo Ne t ) Ha ns hi nAwa j i Er d be be n( J a n.1 9 95 ) 20 0 0 T S b ht i m t o r a i ne / Sa n' i nR_ e ki s hiS hi r y oNe t wo r k We s t T bt t o r i Er d be be n( Ok t . 20 0 0 ) 20 01 Ehi me N Ge t i y wo o r k J i E s hi n me Hi s a iS hi r y o Kyus h ut s u Ge i yoEr d be be n( Ma r z2 0 01 ) 20 01 Hi r os hi ma Hi r os hi maR_ e ki s hiS hi r y oNe t wo r k Ge i yoEr d be be n( Ma r z2 0 01 ) Ya ma g uc hi S hi r yo Ne t Ya ma g us hi 20 0 3 Mi ya g l ● Mi ya g i R_ e ki s hiS hi r y oHo z e nNe t wo r k No r d Mi ya g iSe r i e ne r d be be n( J ul i20 0 3 ) 20 0 4 Fu k ui Fu k uiS hi r yoNe t wo r k Fu k ui Re ge n ka t a s t r o P he( J ul i20 0 4 ) 20 0 4 Ni i ga t a Ni i ga t aR_ e ki s hiS hi r y oKyus a i Ne t wo r k Ni i ga t a Ch ue t s uEr d be be n( Ok t . 20 0 4) 20 05 Mi ya z a ki Mi ya z a kiS hi r y oNe t wo r k Ta i un1 f 4( Aug. 20 05 ) Oka ya ma Oka ya maS hi r y o Ne t 20 0 6 Fu k us hi ma Fu k us hi maBu n ka I s a nHo z o nNe t wo r k Er d be be ni nMi ya gl ● u ndNi i ga t a Ta be l l e1 : Ne t z we r kez u rDo k u me n t e n be wa h r u n gi nJ a pa n [ Que l l e : Do k u me n tYo nHe m Ma s a ka z uMa t s us hi t a ] Di es oge g r hde t e nNe t z we r kez urDo kume nt e nbe wa hr n gf u unkt i o ie m r t e na uc hbe ia nde r e nKa t a s t r o phe n. Soha l fz um Be i s pi e lda sNe t z we r ki n Ehi me ,dasnac hde rEr d be be nka t a s t r o phei n Ma r z2001ge g r hde t wo r de nwa r ,m i tEr f o l gbe ide rRe t t ungvo nKul t ur g dt e m be i m Hoc hwa s s e ri m So mme r2004.Ei n noc h a kt ue l l e r e sBe i s pi e li s tda sKo be Shi r yoNe ti n de rS t a d tSa y∂c h∂i n de rHy∂ goPr a f e kt urundda s Oka ya ma Shi r yoNe ti n de rSt a d tMi ma s a k a n i O k t v ) a m a P r a f e k t u r . B e i d e P r a f e k t u r e nw a r e nd u r c he n i e n 1 2 Ta i f uni mAug us t2009ve r wds t e two r de n. Da sS hi r yoNe tbe mGhts i c ha uJ 3 e r de m,d i eBe de ut n g de u rhi s t o r i s c he n Do kume nt ei nsa l l ge me ne i Be wus s t s e i nz ur uf e nundve r a ns t a l t e tVo r l e s n ge u nundWo r ks ho ps故b e rQue l l e nkundeundd i eBe ha nd l ng u vo nbe s c ha d i g t e nAkt e n.Åhn li c hwi ei nK6 l n,i s ta uc hhi e re neKoo i pe r a t i o nm i tde rBe v6 1 ke ungde r r e nt s c he i de ndeFa kt o rf u rd i eBe wa hr ungvo nhi s t o r i s c he nDo kume nt e nundKul t ur g dt e m. us s f o1 9er un9 4・Schl B DI T b r l S o h t h d ! e kk i n ul Sr e e i Ee a n rY. ? . gYC k s fa l l ee i nD e u t s c hl a n di nr d e nl e t z t e nJ a hr e n , W i e d e rB r a nc dd e r AA nn a A m al i a u n dd r Ei n s t u r zd e s A c h i vs i nK 6 1 n2 0 0 9 , k o m me na u hb e i r c h i v e ni ●n ,de n Ve r l us tvo nhi s t o r i s c he nUm ika t e nvo r z ube uge nu n dS t r a t e gl e n De ut s c hl a ndve r s c hi e de neI de e na uf i 3 1 2 vg l .TheKo beS hi mb u n,2. 9. 20 0 9<h t t p: / / www. ko be n p. c o. j p / ne ws / s e i ba n/ 0 0 0 2 29 9 0 4 4. s h t ml >;TheSa n yo S hi mb u n, 28 . 8 . 20 0 9<h t t p: / / s v r . s a n yo. o ni . c o. j p / ne ws _S / ne ws / d / 20 0 9 08 28 2 25 6 4 2 28 / >( S t a nd: 2 0. 1 2. 2 0 0 9 ) . 1 3 vg l ・ d i eWe bs i t e" Hi l f ef u rA m aAma l i a "<h t t p: / / w ww a n na a ma l i a bi bl i o t he k・ d e / >・ ●・ Na c h d e n●Br a nd u n t e ma h me n i m J a h r 20 0 4J a Pa ni s c he Ge r ma ni s t e n e i ne S pe nd e ns a mml u n g < h t t p: / / www. J g g. j p / mo d ul e s / O r ga ni s a t i o n/ i nd e x. p h p? c o n t e n ti d -1 1 9 >.Au J 3 e r d e m ha ts i c h 20 08i nJ a pa ne i n Ve r e i nf u rd i eZus a mme na r be i tni td e rBuc h r e s t a u r i e ungge r g r hd e t l l 1 1 4. h t ml >( S t a nd: 20. 1 2. 2 0 0 9 ) . <h t t p: / / www. a n na a ma l i a bi bl i o t he k. d e / d e / a k t ue 3 4 f u rde nKa t a s t r o phe nf a l lz ue nt we r f e n.Vo rkur z e m gr hde t e nbe i s pi e l s we i s edi eAr c hi vei n Ma gde bur g e ne i nNo t f a l l ve r bund,s i c hz uk血f ti gbe iKa t a s t r o phe nge ge ns e i t i gz uhe l f e n・ 1 4E na i nde r e sBe i s pi e li s tda s St a d t a r c hi vKul mba c h,da sz urZe i tdi eDi gi t a l i s i e u1n r gs e ne i rge s a mt e nBe s t a nded ur c hRmr t ,um di e 5 e i nma l i ge nDo kume nt ede rSt a d t ge s c hi c ht ez us i c he m. Wa sa be rf u rAr c hi vei nZukunf te nt s c he i de nds e i nwi r d, i s tdi eZus a mme na r be i tm i tde rBe v61 ke ung. r Di e a r c hi vi e r t e nDo kume nt es ndm i ic htnurmrdi ea nGe s c hi c ht ei nt e r e s s i e r t e nLa i e nwe r t vol l ,s o nde mf u r j e de n Bdr ge r ,We i lda sRe c hta uff r e i e n Zuga ng z u 6fe nt l i c he nI nf o r ma t i o ne ne ne i n we s e nt l i c he n Be s t a nd t e i lde rDe mo kr a t i eda r s t e l l t .Unt e re ne i m Ar c hi vi s tda he rwe i tme hrz uve r s t e he n,a l se i ne , d i e h i s t o r i s c h e Do k u me n t e e n i f a c hn u r a u f b e wa h r t . E n i e w e s e n t l i c h e A u f g a b e f u r d i e A r c h i v e Ei nr i c ht u n g ● mus ss e m,e neda i ue r ha teVe f r bunde nh e i tm i tde nBdr ge m he r z us t e l l e n.Nurwe nns i c he rge s t e l l ti s t , d a s ● s f u ra l l eda sAr c hi vj e de r z e i tz urVe r f ngu n gs t e ht ,k6nne ns i c hdi eBdr ge rs o wo hla l sTe i lde re l ge ne n He i ma t ge s c hi c ht e , a l sa uc hTe i lde rde mo kr a t i s c he nGe s e l l s c ha t蝕 1 f e n. Di e smus ss e l bs t ve r s t a nd l i c ha uc h f u rdi edi gi t a l e nAr c hi vege l t e n・ 1 6z ue ne i m Fe ns t e rde rKo mmum ika t i o nz wi s c he nRe gi e ung, r Ar c hi vund Bdr ge m k6 nne na r c hi vna heF6r de ve r r ba ndewe r de n, wi ei n K61 ne ne i ri mJ a hr2006ge gr hde twu r de , a l s o s c ho n vo r de n Ei ns t ur z.17 Da sEnga ge me nts ol c he rVe r ba nde o r i e nt i e r ts i c ha n de nj e we i l i ge n wi edi e Be d nr hi s s e nde sunt e r s t nt z t e nAr c hi vs .Undd i eBe d r o hu n ge nf u rdi eAr c hi va l i e ns ndvi i e l f a l t i g, ns A t r e ngu n ge nde s" Fr e n de u s kr e i s e sde sSt a d t a r c hi vsAugs bur g"z e i g t : Di e s e rve r a bs c hi e de t ekdr z l i c he ne i Re s ol ut i o nz u rd r a ma t i s c he nSi t ua t i o nde sAr c hi vs ,des s e nBe s t a ndevo m Br o t ka f e r ,e i ne m Sc ha dl i ng, 1 8 be f a l l e ns nd. i Da r dbe rhi na usi s te i nei nt e ma t i o na l eKoo pe r a t i o nvo ngr o 1 3 e rBe de ut ung.Da sK61 ne rUngl 屯c ke r we c kt e t .Di eofe ne nBr i e f ea usJ a pa n undFr a nkr e i c hs i ndda f urdi ebe s t e nBe i s pi e l e. we l t we i t eAuf me r ks a mke i Zude m we r de nna c hwi evo rSpe nde ns o wo hli n De ut s c hl a nda l sa uc hi nJ a pa nge s a mme l t ,um di e Re s t a ur a t i o nv o nA r c h i v a l i e nu n dd e nA u s b a ud e sd i g i t a l e n Hi s t o r i s c h e nA r c h i v sd e rS t a d tK 6 1 nz u 1 9 unt e r s t dt z e n. Auc hda sPr o j e kta nde rUm ive r s i t a tKo be ,dasa ufde nEr ge bm is s e nde rbi s he r i ge nA ns t r e ngu n ge nz ur Do kume nt e nbe wa hr ungd ur c hda sKo be Shi r yoI Ne tba s i e r t ,s ol l t ee ne i ni nt e ma t i o na l e nI nf o r ma t i o ns -u nd Er f a hr ungs a us t a us c h fBr de m.20 I m Ra hme n di e s e s Pr o j e kt s ge ht e s m ic ht nur um d i e a 1 4" Ar c hi vei nSc hs e nAnha l tg r hd e nNo t f a l l ve r bu nd"La nd t a gSa c hs e nAnha l t , Pr e s s e mi t t e i l ung, 31 ・ 8・ 2009 <h t t p: / / www. l a nd t a g. s a c hs e na n ha l t . d e / i nde x. ph p? i d -8 2&t x _e xo z e t ne ws _ne ws l i d] -29 25 &c Ha s h-36C 3 207 21 5 > ( S t a nd: 20. 1 2. 200 9 ) . 1 5" sa f e yf t l r S ti mSt a d t a r c hi v"S t a d tKul mba c hPr e s s e mi t t e i l u ng22・ 9・ 20 09 <h t t p: / / www. k ul mba c h. de / xi s t 4C / we b/ Sa f e yt f l r S t i mS t a d t a r c hi v _i d _7 7 46 _. h t m>( St a nd: 20. 1 2. 200 9 ) . , , 1 6 AI s wi c h t i ge Fa k t o r e n da f u r s pr i c h t Mune a ki Hi r a no vo n de n be i de n Sc hl 也s s e l w6 r t e rn " Be nu t z e r f r e u nd l i c h ke i t "und" Be ka nn t he i td e sAr c hi vs " .Mu ne a kiHI RANO,Aj i a r e ki s hi s hi r yos e n t aka r ami t a d亘i i t a m 証a i b uz unoge n z a it ot e n bo u[ Di gi t a lAr c hi ve s :AVi e w 丘o mt heJ a pa nCe n t e rf わ rAs i a nHi s t o r i c a l Re c o r ds ]i n: A k ai bu z uke nb) 盃l Jou r na lo ft heJ a pa nSoc i e O) fo rAr c hi v a lSc i e nc e 11 0[ 200 9]S・ _ 1 9 22・Vgl ・ Te t s u yaS HI R Mo n j o ka nnor i yo ut ohu k ydl Be n u t z ungu ndPo pul a r i s i e ungde r sAr c hi vs ]i n:Akai bu z uno jU,Bd . 1 ,h g.V .Ko k u bunga k uke nk y屯s hi r yoka nl Na t i o na lI ns t i t u tf o rJ a pa ne s e k a ga k ul Di eAr c hi v wi s s e n s c ha Li t e r a t u r e ] , T bk yo2003S. 3 47 36 0. , , l A , , , , 1 7F r e u ndede sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rSt a d tK6 l n:<ht t p: / / w ww ・ f r e unde de s hi s t o r i s c he na r c hi vs ・ de / >Vgl ・ Le t haB( ) HRINGERBe t t i naScliM I DT I Cz AI A/ Cl a ud i aTI GGEMANNKL EI N "DasSchatzhausderB也rger"ni t ne ue m Le be nfal l e n:Di eAus s t e l l ungz um K6 1 ne rS t a d t j ubi l a um undd i e6fe nt l i c h ke i ti n;Ar c hi v a r61 ( 4) [ 20 08 ] ,S. 3 7 7 38 6i ns be s o nde r eS. 378 £ , , , 1 8 Re s o l u t i o n de s, Fr e unde s k r e i sde sS t a d t a r c hi vsAugs bu r ge ・ V・ ● <h t t p: / / www. J u r a . uni a ugs bu r g. de / de / f a k ul t a e t / l e h r s t ue hl e / be c ke r / a k t ue l l e s / 091 1 24Re s o l u t i o nFr e u nde s k r e i s . h t ml >( S t a nd: 20. 1 2. 200 9 ) . , Da z uwe r d e nRe s t a u r i e r u ngs I Pa t e nge s uc h t <h t t p: / / www. hi s t o r i s c he s a r c hi v koe l n. de / pa t e n _e i nl e i t u ng. ph p>( S t a nd: 21 . 1 2. 2009 ) . 1 9 Da i ki bo s hi z e ns a i ga inos hi r yoho z e nr o nwoki s ot os hi t ac hi i ki r e ki s hi s hi r y0ga kunoko uc hi ku[ AS t ud y a bo u tt heCo ns t r uc t i o no fLoc a lHi s t o r yDoc ume n tSt ud i e sba s e do nHi s t o r i c a lMa t e r i a l sMa i n t e na nc eThe o r ya t t heTi meo ft heLa r ge Sc a l eNa t ∬a lDi s a s t e r ] <h t t p: / / www. l i t . ko be u. a c . j p/ ∼c hi i ki / >. 20 35 ● o nde m a uc h um M6gl i c hke i t e n de rBe wa hr ung vo n hi s t or i s c he n Dokume nt e nbe wa hr ung l nJ a pa n,s Kul t ur gnt e mi m Aus l a nd.I nde rSi t z un gz um Ei ns t ur zde sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rSt a d tK6l na m1 3. edi e s e rBe r i c ht s ba ndz us a mme nge s t e l l twur de ,er f uhr e ndi edr e i故be rda sK61 ne r No ve mbe r2009,mrdi 21 Esg i bta l s os c ho n ge ndge nd st a d tge ha l t e ne n Re f e r a t e gr o J 3 e sI nt e r e s s e vo n de n Te i l ne hme m・ Gr undl a ge nz urEnt wi c kl unge ne i ri nt e ma t i o na l e nZus a mme na r be i t .I c hhofe ,das ss i c ha l l e ,di es i c hi m e s eA ns a t ze we i t e ve r r f ol ge n und ge me ns i a m di e s e we i t e s t e n Si nne m i tKul t ur gutbe s c ha t fi ge n,di oe i ne ne nt s c he i de nde nBe i t r a gz ur nt i e ma t i o na l eKoo pe r a t i o ni n na he rZukunf ta uf ba ue nwe r de n,um s Si c he unghi r s t or i s c he rDokume nt ebe i t r a ge nz uk6 nne n. 5. Li t er at un/ er zei chni s W ebs i t esAus wah l Deut sch ・ Abt e i l ung f u r Rhe i ni s c he La nde s ge s c hi c ht e ns t i t ut f ur Ge s c hi c ht s wi s s e ns c ha f t , Rhe i ni s c he l a nde s ge s c hi c ht e . uni bo nn. de / > Fr i e d r i c hWi l he l msUni ve r s i t a tBo nn<ht t p: / / www. c hi vK6l n<ht t p: / / www. hi s t o r i s c he s a r c hi vkoe l n. de > ・ Da sdi gi t a l eHi s t o r i s c heAr c hi vsde rSt a d tK6l n<ht t p: / / www. f r e unde de s hi s t o r i s c he na r c hi vs . de / > ・ Fr e undede sHi s t o r i s c he nAr c hi v de r St a d t K6l n <ht t p: / / www. s t a d t koe l n. de / 5 / kul t ur s t a d t / hi s t o r i s c he s a r c hi v/ >; ・ Hi s t o r i s c he s Ar <ht t p: / / www. a r c hi ve . nr w. de / Ko mmuna l a r c hi ve / Ko mmuna l a r c hi ve I L/ 良/ Koe l n/ i nde x. ht ml > f a l i s c he rAr be i t s kr e i s, Fr dheNe uz e i t ' <ht t p: / / f ue r he ne uz e i t nr w. pi r a nho. de / > ・ No r d r he i nWe s t ・ Pr o me t he us<ht t p: / / www. 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XI I XLVI . Re i c hu ndEu r o pa( , , , , JapanI ' sch ・ HI RAMA TS UHi de t o;INOUEShuhe i :Ke unr s hir e ki s hi mon j o ka nt o uka it os o nogo:Hukko uhe nomi c hi s u j it o " Shi mi na ka i bu" ko us o ul De rEi ns t ur zde sHi s t o r i s c he nAr c hi vsde rSt a d tK6l nunds e i neFol ge:We gez um Wi e de r a uf ba uundda s" B也r ge r a r c hi v" ] , i n: Re k i s hi Hyou r o nl Hi s t o r i s c heRe v ue 171 4[ 2009]S.88 97( 平松 英 人/井 上周 平 「 ケル ン市歴 史文書館倒壊 とその後 :復 興- の道筋 と 『市民 アーカイ ブ』構想 」『歴 史評論』 71 4号 ( 2009年 、 88 97頁). , HI RANO Mu ne a ki : Aj i a r e ki s hi s hi r yos e nt aka r ami t ade j i t a ua r ka i buz TnOge nZ a it ot e nbo ul Di gi t a lAr c hi ve s : n:Ak ai bu z uke nb) 盃l Jou r na lo ft heJa pan A Vi e wf r om t heJ a pa nCe nt e rf o rAs i a nHi s t o r i c a lRe c o r ds ]i Soc i e O) fo rAr c hi v a lSc i e nc e 1,1 0[ 2009]S.223 ( 平野宗昭 「 アジア歴 史資料セ ンター か ら見 たデ ジ タ ル ・アーカイ ブズの現在 と展望 」『アーカイ ブズ研 究』第 1 0号 ( 2009年 )、223貢). OGAWA Chi yoko:Mo n j o ka n ki r o kuka nr inio ke u bo r us a i t a i s a kut os a i ga i s hi e nnot o r i kumil Di s a s t e r c hi ve sa ndRe c o r dsMa na ge me nt ]i n:Jou hou k a nr i Pl a nni nga ndAs s i s t a nc eAc t i vi t i e si nt heFi e l dofAr 6)[ 2005]S.340350 ( 小川 千代子 「 文書館 、記録 管理 にお ける防災対策 と l Re c o r d sMa na ge me nt ]48( . 48No.6 ( 2005年 )、 340350貢). 災害支援 の取 り組 み 」『情報管理』 vbl OGAWAChi yo ko( Hg. ) : De ji t a r u ji dainod k ai bul Ar c hi v ei mdi gi t a l e nZe i t a l t e r 1,To kyo2008 ( 小 川千代子 編 『デ ジ タル 時代 のアーカイ ブ』岩 田書院 2008年). OKUMURAHi r os hi :Da i ki boI S i z e ns a i ga it oc hi i ki r e ki s hi i s a nhoz e nl Na t ur ka t a s t r o pheunddi eBe wa hr ung de sr e gi o na l e nhi s t o r i s c he nKul t ur gut e s ]i n:Re k i s hi Hyou r o nl Hi s t o r i s c heRe v ue ]2005 S.222 ( 奥村 弘 「 大規模 自然災害 と地域歴 史遺産保 全 :歴 史資料ネ ッ トワー ク 1 0 年 の歩 みか ら」『歴 史評論』 666 号 ( 2005年 、222貢). sHI RA l Te t s uya:Mo n j o ka nnor i yo ut ohukydl Be nut z ungundPo pul a r i s i e ungde r sAr c hi vs ]i n: A k ai bu z uno j U Bd. hg.V.Kokubungakuke nkyd s hi r yoka nl Na t i o na lI ns t i t utf o r k a ga k ul Di eAr c hi v wi s s e n s c ha , To kyo2003 347360 (白井哲也 「 文書館 の利 用 と普及 :利 用者論 の観 点 か ら」国 J a pa ne s eLi t e r a t ur e ] 文学研 究資料館 史料館編 『アーカイ ブズの科学 ( 上)』柏書房 2003年 、 347360貢). TAKAN OOs a mu: Ni ho nnomo n jo k a nl Ar c hi v ei nJa pa n Tokyo1 997 ( 高野修 『日本 の文書館』岩 田書院 1 997年). , , , , , , , , , ・ , , , 1, , 1 , 37 【 要 旨】 アーカイブズと市民 :ドイツと日本における史資料保全-ケルン市歴史文書館 と史料ネットを例にして 災害 は- 人災で あれ 、 自然 災害 で あれ- 人 々の生活や生命 のみ な らず 、歴 史資料や文化財 に も大 きな損害 を もた らす。人命 救助や ライ フライ ンの確保 はた しか に何 よ りも優先 され るべ き こ とで あるが、同時 に文化財 の保全 もまた忘れ られ てはな らない。本稿 では、その よ うな文化 の 喪失 とい う脅威 - の対策 を、ドイ ツで 2009年 3月 3日に起 きたケル ン市歴 史文書館 の倒壊後 の活 995年 1月 1 7 日の阪神 ・淡路大震 災 を契機 に設 立 され た史料ネ ッ トの活動 の紹介 動 と、 日本 で 1 を通 じて考察す る。 ケル ン市歴 史文書館 の倒壊 では、同館 に収蔵 され てい た 中世以来 の貴重 な史資料 のほ とん どが 瓦磯 の下敷 きになった。 その回収 お よび復 旧作業 には ドイ ツ内外 か ら支援 が寄せ られ 、 さらに専 門家 のみ な らず多 くの市民ボ ランテ ィアが参加 ・協力 した。研 究者 か らは、史資料- のア クセ ス が早急 に回復 され るよ うに と、 日本 、 ドイ ツ、 フランスで署名 が集 め られ 、公 開書簡 として提 出 され た。 また、倒壊 の数 日後 には 「 デ ジタル歴 史文書館 」 プ ロジェク トが立 ち上 げ られ 、文書館 利用者 との協力 の も と、そ うした人 々が所持 してい る写真や マイ ク ロフィル ム、デー タをイ ンタ ーネ ッ ト上で取 りま とめる試 みが続 け られ てい る。 一方 、現地保存 主義 が根 強い 日本 では、阪神 ・淡路大震 災 を転換 点 として、各地域 に存在す る 歴 史資料や文化財 を災害時 に保全 し、その喪失 を防 ぐた めのネ ッ トワー クが各地 で設 立 され て き た。 その活動 は単 な る被 災資料 の レスキュー行為 に とどま らず 、講演会や ワー クシ ョップ を通 じ て、史資料 とその保全- の関心 を市民 に喚起す るこ とも行 われ てい る。 以上 の よ うな両国の事例 の比較紹介 か ら、 どち らの場合 において も、史資料や文化財 の保全 に とって市民 の協力 が果 たす重要 な役割 を見 て取 るこ とがで きる。 また神 戸大学 にお ける本研 究会 の よ うに、 日独 をは じめ とす る国際的 な情報 ・経験 の交換 が大 きな可能性 を持 つ こ とも指摘 で き る。本稿 は、アーカイ ブズ と史資料保全 の将来 に関 し、市民 との結びつ きの強化 お よび 国際的 な 協力 の促進 の重要性 を強調 し、結論 とす るものである。 38 ケル ン市歴史文書館研究会参加記 辻川数 ( 尼崎市立地域研究史料館) 最初の情報 ケル ン市歴史文書館 の倒壊 とい う惨事 を知 ったのは 2009年 4月 8日、事故 の約 1 か月後 の ことであった。 この 日、矢 田俊文 さん ( 新潟大学人文学部、新潟資料ネ ッ ト事務局) のメイル が、宮城資料ネ ッ ト経 由で歴 史資料ネ ッ トワー クのグループメ イル として転送 され てきた。 ケル ン市歴史文書館救援 の会 のサイ トが紹介 され てお り、そ ち らを見てみ る と、ケル ン市 と州 当局 に対 して文書館再建 を要望す る署名の賛 同者 を募 ってい る との こと 今 回の研究会で コメン トされ た猪刈 由紀 さんたち 。 が呼びかけ人 だったわけだが、並んでい るお名前 を見て もあま りな じみがな く、 当 然登場 して しか るべ き文書館 ・ アーカイブズ系統 の人 のお名前 も見 えなかったので、 署名 に名 をつ らね るのを少 々蹄蹄 した記憶 がある 。 それ で もサイ トを拝見 してい くと、別段疑 わ しい よ うな点は見受 け られず、む し ろ同 じ文書館 の仕事 を してい る者 として当然応援すべ きことなのだ ろ うと思 ったの で、署名 に参加 させ て もらった。 その後 は救援 の会 か ら散発 的にメイル が来 る ぐら いであま り音沙汰 がな く、アーカイブズの業界では特段 この事件 が話題 になること もなかったので、正直 あま り意識す ることな く半分忘れ かかっていた。 それで も、 夏か ら秋 にかけて二、三の学会誌 に関連 レポー トが載 ったのを見て、 「 ああ、 日本 国内で もことの重大性 が認識 され て、支援体制が組織 され てきてい るのだな」 ぐら いに思 っていた。 研究会への参加 そ こ-、神戸大学か ら今 回の研究会 の案 内である 告知 を見て、なぜ かケル ン市 。 か ら直接 の関係者 が来 日され るのだ と誤解 して しまい ( 告知 には一見す る と、報告 者 の-一 ドル さんが グラー ツ大学 の教員 でケル ン市歴史文書館 の嘱託研究員 かなに かなのであろ う、 と思わせ るものがあった)、開催地の地元文書館職員 が誰 も参加 しないのはまずいだ ろ うと思 ったのが、研究会参加 の直接 的な動機 であった。 こ うい う次第 なので、実際に研究会 に参加 してみ る と、報告者 のお立場 が少 々予 想 とは違 っていた。 しか しなが ら、-ル ムー ト ・-一 ドル さん、平松英人 さん、猪 刈 由紀 さんのお話 をお聞き して、事前の予想 をは るかに超 えて得 るものが多 く、た い-ん有意義 な研究会 であった。 39 三人 のお話 をお聞き して、 とくに印象 に残 ったのは、次の三点であった。 倒壊事故の様子 まず第一 に、ケル ン市歴史文書館倒壊事故その ものについて、詳細 な情報 をお聞 きす ることができた こと 。 私 はなん とな く、 「 地下鉄工事 の影響 で文書館 が倒壊す るなんて、妙 な事故だな」 とい うぐらいの印象 しかなかったのだが、具体的に どの よ うな工事が行 なわれ、建 物が地 中に埋没 ・倒壊す るに至ったのか、画像や動画 を使 った-一 ドル さんの説 明 を聞いて、たい-ん よく理解す ることができた。 ケル ンの町が川沿いで地下に帯水 層 を含む軟弱 な地盤 上 にあることや、 地下鉄工事 自体 にず さんな面があった らしく、 文書館倒壊以前 にも近 くの教会の塔 が傾 くな どの現象が起 きていた ことも説 明 され た。不測の事態 による突発 的で不幸な出来事 とい うよ りは、 ど うや ら慎重 に工事が 施工 されていれ ば十分防 ぐことのできた事故だった らしい。 平松 さんの説 明によれ ば、ケル ン市歴史文書館 はアル プ ス以北では最大規模 の 自 治体文書館 であ り、その収蔵史料 は質量 ともに ヨー ロッパ有数 の ものであるとい う。 それだけに今 回の事故 は悔や まれてな らず、関係者 の方 々が受 けたシ ョックや悲 し み、怒 りは如何 ほ どの ものであったろ うか と想像 され る 。 被災後の取 り組み 第二に、事故後 の被災史料保全 と文書館再建 の取 り組みが、多 くの専門家 ・研究 者や市民の支援 ・協力 を得 て進 め られてい る様子 を、具体的に知 ることができた こ と 。 建物 が完全 に倒壊 ・埋没 し、史料 が瓦磯 と泥水 に埋 まってい る様子 は、画像や動 画で見 ると想像以上の悲惨 さである 。 これではほ とん どの史料 は失 われて しま うだ ろ うと思われ るのだが、それ らを瓦磯や泥 もろ ともす くい上げ、ボランテ ィアの協 力 を得 て人海戦術 で史料 を拾い出 し、洗浄 ・修復 してい く長期戦 の作業が始 まって いる 。 市民アーカイブの取 り組み 平松 さんか らは、施設 と史料その ものの物理的な再建復興 に加 えて、デ ジタル ・ アーカイブによる文書館機能再構築が平行 して進 め られてい ることも紹介 された。 ケル ン市歴史文書館 の収蔵史料 の うち、1 81 5年以前の ものは大部分がマイ クロ化 さ れてお り、まず これ らをデ ジタル化す る 加 えて、多 くのケル ン市歴史文書館ユー 。 ザーの手元 にある複製 を提供 して もらい、両者 を合体 させ てをネ ッ ト上 において公 開す る とい うプ ロジェク トがそれである 。 40 興味深い ことに、 「 デ ジタルケル ン歴史文書館 」 と名付 け られた この構想 は、ユ ーザー側 か らの発案 によ り提起 され、市民 ・ユーザーが参加 ・協力す る市民アーカ イブ として動 き出 しつつ あるのだ とい う 。 当初ユーザー側 か らこのプ ランが提案 された際、ユーザーが個 々に利用す ること を前提 に許可 した複製物が、広 く We b上 に公 開 され転用可能 となって しま うことに ついて、文書館サイ ドか らは抵抗感 もあった らしい。それ を乗 り越 えて、文書館 と 文書館ユーザー、文書館 と市民が協力 しつつデ ジタル ・アーカイブ構築 に乗 り出 し つつ あるとい うのが、たい-ん意義深い ことである と感 じた。 予定 されてい るサイ トには、ケル ンの歴史 について調べ るための多様 な文献史料 がア ップ され、あたか も現実の閲覧室において調べ るの と同様 の調査 ・閲覧環境 の 再現が 目指 されてい る 。 さらにサイ トには 「コミュニテ ィ」のペー ジが設 け られ、 ユーザーは史料 のデ ジタル画像 とともに、ユーザー 自身 の持つ研究情報 を登録す る ことができる 。 このページを介 して史料 の相互利用 ・研究情報交流 を可能 とす るこ とで、デ ジタル ・アーカイブ閲覧機能の さらなる充実が図 られてい る 。 研究情報が史料閲覧利用 のガイ ド的役割 を果たす わけで、す ぐれて実践的で役立 つ仕組みであると言 えるだろ う。文書館 を利用す るユーザー側 か らの発意 によるデ ジタル文書館 な らではの、秀逸 なアイデアである と思 う 。 文書館 を取 り巻 く状況 印象的であった第三点 目は、倒壊す る以前のケル ン市歴史文書館 がおかれていた 状況 についてである 。 書架延長約 30km に及ぶ、 1 0世紀以降の貴重 な史料 の数 々を収蔵 ・公 開す るケル ン市歴史文書館。 しか も 1 971年 に新築 された施設 は当時ケル ン ・モデル と呼ばれ、 ヨー ロッパ各地か ら参考 に されたほ どの希有 の文書館 であるにもかかわ らず、倒壊 事故以前の同文書館 は利用者 が少 な く、市民の関心や認知度が低 かった ことが報告 された。それ ゆえケル ン市 当局か らはお荷物扱い され、予算 ・人員 が削減 され、施 設 も老朽化 していた とい うのである 。 この ことが今回の事故の直接 の要因ではないに して も、存在感 のない公共施設 で あるがゆえに直下の地下鉄工事が十分 な安全配慮 もな く施 工 された とい う点で、間 接的な遠 因のひ とつ となった可能性 が考 え られ るのである 。 被災前のケル ン市歴史文書館 と、市民や行政 当局 との間に距離感 があった とい う のは、同 じく自治体文書館 の業務 に携 わる者 として、大いに気 になるところである 。 そ こで質疑応答 の際、 これ はケル ン市固有 の問題 なのか、あるいは ヨー ロッパ の文 41 書館 になん らか共通す る問題点なのか と尋ねてみた。報告者 のみな さんの回答 は、 他 の文書館 の事例や事情 をかな らず Lも承知 していないが、大 な り小 な り各地の文 書館 が抱 える課題 のひ とつ なのではないか、 とい うことであった。 経験交流への期待 こ ういった状況、 とくに第二 と第三の点 を聞 くと、阪神 ・淡路大震災後 のわれ わ れの経験 との間に、共通す る部分が多い ことに気付 く。 阪神 ・淡路大震災後の被災 史料保全活動が対象 としたのは、ほ とん どが倒壊 した 旧家の所蔵文書な ど民間所在 史料 であ り、その点では文書館収蔵史料 を対象 とす る今 回のケル ンの事例 とは違い がある 一方共通す るのは、史料その ものに対す る市民社会か ら無 関心 ・無理解 に 。 直面 し、その一方 で史料 を救い出 し活か してい こ うとす る活動その ものが市民の理 解 と協力 を得 ることにつなが り、無 関心 ・無理解 を克服す る取 り組み- とつながっ てい る点である 。 ケル ンの事例 において も、倒壊事故以前の市民の無 関心 とは対照的に、被災後 は 広 く各方面か ら支援 の手が さしのべ られ、史料保全 のボランテ ィア活動 に参加 した 市民は約 2千人 に及ぶ とい う 。 さらには文書館 とユーザー、行政 と市民が ともに協 力 しつつ文書館再建 に取 り組む市民アーカイブが具体化 しつつ ある 今 回の出来事 。 は決 してあってはな らない不幸な事故 ・事件 であったが、その後 の取 り組みが単に ケル ン市歴史文書館 の機能 を再建す るに とどま らず、ケル ンの、あるいは ヨー ロッ パ各地の文書館 が直面す る市民社会 とのかい離や行政上の低い位置付 け といった課 題 を解決す る、その出発点 となることを期待 したい。 その点、阪神 ・淡路大震災後の被災地 において も、大学や 自治体が市民 と連携 し、 地域社会のなかで史料 を保存 ・活用す る取 り組み を続 けてお り、 さま ざまな成果や 教訓 を積み重ねてきてい る 私が勤務す る尼崎市立地域研究史料館 も、 こ ういった 。 ネ ッ トワー クのなかに館 の事業 を位置付 け、市民 に利用 され市民に支 え られ る文書 こ ういった論点や経験 につい 館事業の実践 ・構築 に 日々努 めてい るところである 。 て、今後ケル ン市歴史文書館救援 の会 を介 して、ケル ンをは じめ ヨー ロッパの関係 者 のみな さん と交流できれ ば、それぞれ の今後の文書館事業や史料保存 ・活用 の取 り組み に とって大いに有益 であろ う。今 回 この研究会 を開催 された神戸大学 には、 引き続 きコーデ ィネー ター役 を務 めていただけれ ば と期待 してい る 。 日本のアーカイブズ業界は ? 最後 にも う一点、気 になってい るのが、ケル ン市歴史文書館倒壊事故 に対す る、 日本 の文書館 ・アーカイブズ界の反応 のにぶ さである 本稿 の冒頭 に書いた とお り、 。 42 私 自身 は、夏 か ら秋 にか けて二、三 の学会誌 に関連 レポー トが載 ったの を見て、 日 本 国内に も情報 が浸透 しつつ あるのだ と思 ってい た。 ところが今 回、猪刈 さん にお 聞き した ところ、アーカイ ブズ方 面 との連絡 は取れ てお らず 、情報発信 の輪 を広 げ てい くこ とが今後 の課題 なのだ とい う。救援 の会 の活動 を され てい るのは、主 とし て猪刈 さんや平松 さんの よ うな ドイ ツ語学 ・ドイ ツ史 の分野 のみ な さんで、その人 脈 とアーカイ ブズの業界 の人脈 が うま くつ ながってい ない よ うなのだ。 その こ とを うかが って、研 究会後 あ らた めて確 か めてみ た ところ、 レポー トが載 856号、2009年 8月、高津秀 之氏 「 ケル ン市立歴 史文書 ったのは 『歴 史学研 究』 ( 館 の倒壊 について 」) と 『歴 史評論』 ( 71 4号、2009年 1 0月、平松英人氏 ・井上周 平氏 「 ケル ン市歴 史文書館 の倒壊 とその後 一復興- の道筋 と 「 市民 アーカイブ」構 悲 -」 ) とい う、いずれ も歴 史学会誌 で あった。全 国歴 史資料保 存利用機 関連絡協 議会 ( 略称 ・全史料協)や 日本 アーカイ ブズ学会 とい ったアーカイ ブズ系 のメデ ィ bサイ トに初期 の情報 がア ップ され た程度 で、ケル ン アにおいては、全 史料協 の We 市歴 史文書館倒壊事故 の こ とはほ とん ど取 り上 げ られ てい ない よ うだ。救援 の会 の 64人 の人名 を見 て も、アーカイ ブ サイ トに公 開 され てい る賛 同署名 に名 を連 ね る 1 ズ業界人 は私 の見 る ところわず か 4人 で、その うち現職 の文書館職員 は埼 玉県 の太 田富康氏 と私 の 2人 だ けで あった。 そ こで今 回の研 究会 ののち、私 は上記 2組織 を含 む 関係 4機 関に、手紙 を付 けて 研 究会 の資料 を送付 した。 国際交流 には こ とのほか熱 心 なアーカイ ブズ系各 団体 ・ 機 関の こ とで あるか ら、かな らずや熱 い反応 を示 していただ けるこ とで あろ うと期 待 してい る 。 43 大規模自然災害時の史料保全論を基礎とした地域歴史資料学の構築 科学研究費補助金基盤研究( S) 研究代表者 :奥村弘 課題番号 :21 222002 第 2回地域歴史資料学研究会 「 文書館救済 ・防災に関す る日独比較研究」報告書 ZuRe t t ung s undSc hut z maL 3 na m e l nYo nAr c hi va ie l nbe iKat as tr o phe n: De ut s c hl andu n dJa pa ni mVe r le g i c h( Be i t r ag ede rz we i t e nSi t z ungd e s A血e i t s kr ei s e s丘kH Chi i ki r e ki s hi s hb 0g ak uHvo m1 3. No v e mbe r2009 ) 201 0年 3月 1 1日発行 編 者 奥村 発 行 神戸大学大学院人文学研究科 〒6578501 神戸市灘 区六甲台町 1 1 印 刷 44 弘 神戸大学生活協同組合プ リン トシ ョップ