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農林水産京力プラン 外部有識者委員会 ものづくり・販路づくり 1 「ものづくり・販路づくり」の取組 施策内容 1.経営力と競争力を強化しながら、京都の強みをいかし 他に真似のできない京都ならではの付加価値の高いもの づくりの推進 2.消費者を起点としたものづくりと消費者サービス、販 路開拓・有利販売の推進 3.京都産農林水産物や加工品の輸出を支援 4.観光や食品業界などと連携し、京の伝統と文化をいか した新たなブランド展開 2 付加価値の高いものづくり 3 【1.付加価値の高いものづくり】 酒造適性の高い加工用米・新品種「京の輝き」及び「祝」の振興 <新品種「京の輝き」の生産振興> ・日時:4月25日 ・場所:丹後・中丹管内 他 ・加工適性、醸造特性を確認するため、 伏見酒造組合との共同研究で、試験 醸造を行い組合各社の高い評価を得 た。 ◆平成24年生産実績 【作付面積・販売量 4ha、20t】 <酒米「祝」の生産振興> ・日時:7月18日 ・場所:農林センター及び齋藤酒造(株) 【生産者20名】 ・醸造適性の高い「祝」の生産に向け、 試験研究の取組と実需の生の声を聞き、 取り組んだ。 ◆平成24年度生産実績 【面積・生産量 57ha、244t】 4 【1.付加価値の高いものづくり】 新技術導入や機械化により、京都特産「黒大豆」の生産確保に向け た取組を推進 <簡易土壌水分計設置によるデータ管理> ・日時:7月24日 ・場所:福知山市夜久野町 ・収量安定に向け、農林センターが 開発した簡易土壌水分計を活用し た管理技術を普及 ・管理情報を携帯メールで発信し、 適期管理の励行を推進 【前年比120%の生産量を確保】 <黒大豆コンバイン収穫実証> ・日時:12月18日 ・場所:京丹波町 ・黒大豆生産の課題である収穫調 製作業の効率化に向け、コンバイン 収穫実演会を開催(34名が参加) 【25年度コンバイン収穫の実証を要 望する産地が出現】 5 【1.付加価値の高いものづくり】 他に真似のできない京都ならではの付加価値の高いものづくりを推 進し、経営力と競争力を強化 <京 夏ずきん栽培研修会を各地で開催> <府開発品種「えびいも2号」の導入推進> ・日時:4月~8月、場所:府内各地 ・対象者:京夏ずきん生産者 ・内容:タスクチームで栽培技術や 出荷技術を濃密指導 ・成果:生産拡大 H22:1.5ha→H23:6.4ha →H24:10.0ha H22:5.7t→H23:24.3t →H24:45.4t H22:5.7百万円→H23:22.1百万円→H24:31.3 百万円 ・日時:4月~12月、場所:府内各地 ・対象者:えびいも生産者 ・内容:普及センターと研究所・JAによ る現地栽培適応性の確認とえびいも 塾の開校 ・成果:栽培面積の増加 H22:0a→H23:14.3a→H24:80a→H25: 120a(見込み) 6 【1.付加価値の高いものづくり】 機械化による生産性の向上による生産拡大と生産コストの低減と新 品種導入による産地基盤の強化 <茶新品種の導入> <茶園乗用式摘採機の導入> 新品種導入面積 6.0 茶園面積 ha 5.0 4.0 鳳春 展茗 3.0 2.0 1.0 0.0 H20 H21 H22 H23 H24 ・平成21年度導入 44台 ・平成21年度導入 6.9 ha ・平成22年度導入 46台 ・平成22年度導入 8.3 ha ・平成23年度導入 70台 ・平成23年度導入 10.5 ha ・平成24年度導入 73台 ・平成24年度導入 11.1ha 7 【1.付加価値の高いものづくり】 不作付け田の解消や自給率の向上等を目的に飼料用米を生産し、 特徴ある畜産物の生産や地産地消に向けた取組を拡大 <消費者の方々へ取組について理解促進> ・生産者向けのマニュアルや消費者向けのミ ニリーフレットを作成し、更なる生産の拡大を 目指す。 ・ミニ学習会や現地見学会を12回開催し、約 300名の消費者と意見交換を実施。 ・特に消費者の方々に取組の重要性や現地で の苦労について理解していただくことができ た。 <牛への給与について現地で実証> ・濃厚飼料における大麦の代替飼料として 飼料用米を検討 ・牛に給与するために、飼料用米を粉砕 ・飼料用米の粉砕後の保存性や飼料変更 に伴う、嗜好性の変化等の課題が判明し たため技術普及・研究機関による支援を 実施 8 【1.付加価値の高いものづくり】 「京都生まれ京都育ちの牛」京都産和牛の増頭と子牛から牛肉まで 貫通した品質向上対策 <高く取引される「京都マニュアル子牛」> <年間一千頭を超えた「京都肉」> ・マニュアルに基づき飼養管理され、京 都産和牛マニュアル認定基準を満たし た子牛は「京都マニュアル子牛」に認 定。 ・せり市では、認定牛に首飾り(しるし)を 装着、紹介されて競りにかけ、平均価格 より12%高で取引。 ・マニュアルの実践農家は府内生産農 家の84%(57戸)まで増加。 ・平成24年度に肉質向上の指標となる 血中ビタミンA濃度を測定した肥育牛 は延べ1,127頭 ・「京都肉」の認定頭数は1,160頭(24 年度)となり、認定率も年々向上。 9 【1.付加価値の高いものづくり】 トリガイなどの種苗供給体制の拡充 <トリガイ種苗の生産> 海洋センターでのトリガイ種苗生産 ・平成24年度の生産目標は54万個 ・平成24年度の生産実績は57万個 <イワガキ種苗の生産> 海洋センターでのイワガキ種苗生産 ・平成24年度の生産目標は15万個 ・平成24年度の生産実績は18万個 10 【1.付加価値の高いものづくり】 種苗放流等による内水面漁業の推進 <河川でのアユの増殖> 鴨川を遡上する アユ (伏見区龍門堰) 河川種苗放流事業 ・日時 平成24年5月~25年3月 ・場所 府内の河川全域 ・内容 アユ、マス類等の種苗放流 「鴨川のアユ」復活プロジェクト ・場所 鴨川流域 ・内容 仮設魚道の設置等 ・事業により約3万尾の天然アユの 遡上を確認 11 【1.付加価値の高いものづくり】 資源管理を通じた持続的な漁業の推進 <アジア初となるMSC認証を取得し、継続中> ・一般社団法人 京都府機船底曳網漁業連合会が、平成20年9月に水産資源の 管理に優れた漁業として世界に認められ、アジア初となるMSC認証を取得 ・平成25年4月現在、日本で唯一同認証を受けている団体は、当団体のみ ・MSC認証が与えられた漁業で生産された製品は「海のエコラベル・MSCロゴ マー ク」をつけて消費者に届けることが可能 ・平成20年頃からズワイガニの単価は上昇傾向 12 【1.付加価値の高いものづくり】 GAPの普及促進に向け研修を実施 <GAP指導者の養成> ○日 時 平成24年11月12~13日 ○場 所 綾部市 ○参加者 府普及指導員、JA営農指導員25名 (24年までに延べ95名が受講) ○内 容 生産者指導のスキルアップ ○参加者の声や成果 「GAPは生産性や経営改善や産地を守ること にもつながり、生産者自身のために必要な 方法であることがわかった。」 「生産者に伝える改善点を見つけ出すよう、 生産現場を見る目が変わった。」 「グループ討議で皆の目線が統一できた。」 <生産者GAP研修会> ○場所等 京都市・福知山市・宇治市・亀岡市・ 南丹市の賀茂ナス部会、紫ずきん部会等 ○回 数 延べ9回 ○参加者 延べ200名 ○参加者の声や成果 「年に1~2度異物混入があるので、GAPで しっかり管理していきたい。」 「部会全体で取り組み、生産者の意識向上につ なげることが重要」 「安心・安全な農産物生産について、部会員全 員が同じ気持ちを持つことができた。」 13 【2.販路開拓・有利販売】 販路開拓・有利販売 14 【2.販路開拓・有利販売】 消費者を起点としたものづくりと消費者サービス、 販路開拓・有利販売の推進 <きょうと農商工連携応援ファンド> 保津川柚子サイダー トロッコ嵐山駅で販売 美山ゆばろおる 美山産の大豆のゆばを使 い異食感を味わえるロー ルケーキ <食の試作ネットワークのマッチング> 実施年度 H23 H24 参加農業経営体 12者 11者 ・採 択 数 平成24年度 14連携体 延べ(H21~24) 46連携体 マッチング成立 5件 6件 15 【2.販路開拓・有利販売】 有機農業など環境負荷を低減した取組の推進と消費者 ニーズとのマッチングを支援(消費者との交流会) <有機農業連続講座・セミナー> ○南 丹 「京都丹波有機農業講座」5回 丹 後 「有機農業実践セミナー」等、6回 ○参加者 生産者、消費者 ○内 容 環境保全のシンボルであるコウノトリの定着 を目指して水稲有機栽培の実証、有 機栽培水田の生き物調査、生産現場 の見学、消費者と生産者の意見交換 ○参加者の声 生産者:消費者と顔の見える関係を深めたい 消費者:生産者の苦労を知った。安全でおい しいものを購入したい …… 等 <生産者と消費者の交流会> ○日 時 平成25年1月19日 ○主 催 えこふぁーまーファンくらぶ京都 ○場 所 京都テルサ調理室 ○参加者 消費者、生産者等 ○内 容 エコファーマーが栽培した農作物と スーパーで売っている農作物を試食 品評して会員間の交流を深めた。 ○参加者の声 エコファーマーの農産物はスーパーの野菜よ 16 りも香りが強く個性的 【2.販路開拓・有利販売】 丹後のお魚スターとファンづくりの推進 <食べて知る京都「丹後・食の王国」の 恵みセミナー> 丹後産水産物に関するセミナーと試食 日時 11月9日 場所 グランドプリンスホテル京都 (左京区) 参加者数 72名 ・意見 ・丹後の魚を今後店頭で見た時は 購入したい。 ・網の改良技術に感動した。 <社員食堂でエコ!おいしおす京都 2012 社員食堂で使ってみたい 京都産お肉、お魚情報交換会> 水産物の調理法の紹介、試食 日時 8月3日 場所 大阪ガス総合ショールームディリパ 京都(下京区) 参加者数 26名 ・意見 ・魚については、簡単な調理法を教わり 良かった。 17 ・料理された魚がおいしかった。 【2.販路開拓・有利販売】 登録数 京都府産木材の販路拡大に向けた取組 400 350 300 250 200 150 100 50 0 19 日時:平成24年7月~平成25年1月 対象:民間企業、団体等 府内産木材の販路の拡大を図るた め、林業・林産業と直接関係の無い民 間企業・団体(計34件)に直接訪問し、 府内産材の活用例や木材利用の利点 を説明しました。 20 21 22 年度 23 24 府木材認証制度の浸透と、国の林 産振興施策の相乗作用により、京都 府木材認証制度における、「緑の事業 体」が大幅に増加。 ●緑の事業体登録数:346件 ●平成24年度増加数:約100件 ●対前年度比:136% 18 【2.販路開拓・有利販売】 桂うりの新商品開発による京野菜の高機能性PR <桂うりの商品開発> スムージー ゼリー <府立桂高校等とタイアップ> ムース ・低カロリースイーツ等を商品化 ・食品加工業者と機能性商品を 共同開発 <研究会開催> ・6月29日 京都平安ホテル <テレビメディアの放映> ・フレーバーズの桂うりスーツ 9月22日 日本テレビ ・桂高校の桂うり活動 9月25日 関西テレビ 、 12月18日 NHK ・桂徳小学校の桂うり収穫 9月26日 朝日放送 19 【3.輸出】 輸 出 20 【3.輸出】 府内産農林水産物の輸出を推進し、京ブランドを京の食・文化ととも に海外に向けて発信 <商談会及び試食会(香港)> ・日 時 平成24年11月20日~ 11月22日 ・場 所 ノボテルセンチュリー香港 地酒処吟 ・内 容 4ブース出展 商談数19件 <京都物産展(台湾)> ・日 時 平成25年1月24日~ 2月3日 ・場 所 新光三越 信義A8店 ・内 容 20社が出展 21 【4.ブランド展開】 ブランド展開 22 【4.ブランド展開】 京都「九条ねぎ」フェスティバルによるブランド産品情報の発信 <大盛況の京都九条ねぎラーメンバトル> ・日 <九条ねぎ生産者イベントでPR> 時:平成24年10月20日(土)・21日(日)2日間開催 各日10:00~16:00(20日のラーメンバトルのみ19:00まで実施) ・場 所:梅小路公園 野外ステージ、七条入口広場等 ◆2日間で合わせて10万人の来場者(総売上金額2千万円) ◆生産者イベントや京野菜クイズ、九条ねぎのせり体験や簡単料理実演などの ステージイベントにより、京野菜の魅力を効果的にPR 23 【4.ブランド展開】 旬の京野菜提供店との連携による京都産品の消費啓発 <旬の京野菜提供店の認定(東京)> <京づくし料理企画の実施> ・日時:平成25年1月25日 ・場所:ホテル椿山荘東京 ・参加者:認定店シェフ、審査員 特別ゲスト(知事) ・内容 東京で京都産京野菜の食べられ る店を認定し、京野菜の良さを発信 今回、8店を認定し、合計16店に ・日時 <夏>平成24年7月16日~8月31日 <春>平成25年1月16日~2月28日 ・実施店 延べ47店舗(うち東京 9店舗) ・内容 ブランド京野菜と畜産物・水産物を 使った「京づくし料理」を提供し、そのお いしさと品質の良さをPR 24 【4.ブランド展開】 京の食文化に親しむ「京の食文化ミュージアム・あじわい館」の設置 <京の食文化や農林水産物の特徴など をパネルやグッズで展示> <市民・府民を対象に京野菜や宇治茶な どの連続講座を開催> ・プレオープン:平成24年12月16日 ・連続講座:平成25年3月23日「丹波黒豆の歴史とその魅力」 3月24日「京の伝統野菜の歴史と食品機能性成分」 3月30日「京都宇治茶の歴史と品質成分の特徴」 ・内容 府市協調により、「京都の四季を五感で味わい、京都の食文化に親しむ」をコンセ プトにした情報発信拠点として開設。展示や講演会だけではなく、料理教室や新鮮 な市場ならではの食材を使った弁当などを提供。 25