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仕事
1日目 学習時間 60 分 仕事 RQC5E1-Z1J1-01 今日 の 目標 仕事の定義を理解する。 仕事の原理と仕事率について理解する。 要点 1 - 1 仕事 ⇒教科書対応ページ〔 〕15 分 ☆ 力を物体に加えて,物体が動いたとき,加えた力は仕事をしたという。 ☆ 物体に一定の大きさ F の力を加え続け,物体が力の向き に距離 x だけ移動したとき,加えた力がした仕事 W は W=F#x ☆ 物体に加えた力 (大きさを F とする)の向きと物体の移動 の向きが異なる場合,力の向きと移動の向きのなす角度を i, 移動距離を x とすると,力がした仕事 W は W=(F#[㋑ ])#x ☆ 上式より,力の向きと移動の向きのなす角度によって,仕事 W の符号は次のようになる。 0cEi<90c :W[㋺ > , = , < ]0 i=90c :W[㋩ > , = , < ]0 90c<iE180c :W[㋥ > , = , < ]0 ☆ 仕事の単位はジュール ] J g で表すことが多い。物体に 1N の力を加え続けて,力の向きに 1 m 移動させたとき,その力がした仕事は 1 J である。つまり,1 ] J g=1 ]N:mg。 解答 ㋑ cos i ㋺ > ㋩ = ㋥ < 例題 1 - 1 仕事について考えてみよう。 問1 物体 A に大きさ 8.0 N の力を加え続け,力の向きに 10 m 動かした。力のした仕事はい くらか。 問2 水平な床に置いた物体 B に,水平右向きとのなす角度が 60c で大きさ 20 N の力を加え 続け,床上を右向きに 5.0 m 移動させた。力が物体 B にした仕事はいくらか。 問3 物体 C が水平右向きに 10 m 運動する間,物体 C に左向きで大きさ 5.0 N の力を加え続 けた。この力が物体 C にした仕事を求めよ。 問4 次の⑴∼⑶のそれぞれの場合について,重力が質量 1.0 kg の物体 D にする仕事を求め よ。ただし,重力加速度の大きさは 9.8 m/s 2 とする。 ⑴ 物体 D を 5.0 m だけ自由落下させた場合。 ⑵ 水平な台の上で 10 m だけ物体 D を水平移動させた場合。 ⑶ 物体 D を速さ v 0 で鉛直上向きに投げ上げて,10 m だけ上昇させた場合。 1日目 RQC5E1-Z1J1-02 うめてみよう 要点 問1 加えた力の向きと移動の向きが同じなので,[仕事]= [力の #[移動した距離]より,加えた力がした仕事を W A とす 大きさ] ると ▼ 要点 1 - 1 参照。 ▼ W A =[㋭ ]N#[ ]m 要点 1 - 1 参照。 =[㋣ ] 問2 この場合,加えた力の向きと物体 B の移動の向きのなす角 度は 60c である。よって,加えた力がした仕事を W B とすると W B =(20N#cos 60c)#[㋠ ]m 上式と cos 60c=1/2 であることより W B =[㋷ ] 問3 この場合,加えた力の向きと物体の移動の向きのなす角度は 180c である。よって,加えた力がした仕事を W C とすると W C =(5.0N#cos 180c)#10 m 上式と cos 180c=-1 であることより W C =[㋦ ] 問4⑴ 物体 D が受ける重力の大きさは,[重力の大きさ]= [物体 #[重力加速度の大きさ] の質量] より 1.0 kg#9.8 m/s 2 =[㋸ ]N 事を W 1 とすると 要点 1 - 1 参照。 ▼ =[㋾ ] ▼ W1= N#5.0 m [㋸ ] 自由落下時は,移動の向きと, 重力の向きが,いずれも鉛直下 向きである。 ▼ また,物体 D は重力の向きに 5.0 m だけ移動したので,求める仕 要点 1 - 1 参照。 ⑵ 重力の向きと水平方向のなす角度は [㋻ ]c なので, 求める仕事を W 2 とすると W 2 =[㋕ ] ⑶ この間の物体 D の移動の向きと重力の向きのなす角度は 180c である。よって,求める仕事を W 3 とすると W 3 =(9.8 N#cos 180c)#10 m 上式と cos 180c=-1 であることより W 3 =[㋵ ] 解答 ㋭ 8.0 ㋬ 10 ㋣ 80 J ㋠ 5.0 ㋷ 50 J ㋦ -50 J ㋸ 9.8 ㋾ 49 J ㋻ 90 ㋕ 0 J ㋵ -98 J