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伊方原子力発電所の安全対策等に関する 緊急アピール
伊方原子力発電所の安全対策等に関する 緊急アピール 平成 23 年3月 11 日に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故以降、県民 の原子力行政に対する不安や不信が高まっていることから、国に対しては、原発 立地周辺地域はもちろんのこと、県民の安全確保のため、事故原因の徹底究明や 施設の安全対策、原子力防災体制の強化を図るなど、二度と原子力災害が起こら ないよう、あらゆる対策を講じることが求められています。 このような認識のもと、原子力発電所の安全基準や防災指針等の見直しなど、 早急に対応すべき課題が山積しており、以下の点について強く対応を求めます。 【要望内容】 1 「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」や「東京電力 福島原子力発電所事故調査委員会」等の知見等を踏まえ、立地地点の特性を十 分考慮した安全基準の作成に取り組むこと。 2 原子力災害に関する国の防災基本計画及び原子力防災指針を早急に見直すこ と。 3 地震対策、津波対策などの安全対策について、抜本的対策を講じるとともに、 見直された南海トラフ地震の影響についても評価し、安全と安心の確保に努め ること。 4 原子力安全規制に関して、独立性が確保され、科学的、客観的な判断を行い うる体制を早急に構築すること 5 放射線監視体制、防災体制を充実・強化すること。 6 原子力の安全確保等に関する情報公開、広報の充実強化を図ること。 平成24年6月5日 四 国 知 事 会 常任世話人 徳島県知事 香川県知事 愛媛県知事 高知県知事 飯泉 浜田 中村 尾﨑 嘉門 恵造 時広 正直