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データベース論(12) 第6章 トランザクション処理(2) (p207~234) 06/26
データベース論(12) 第6章 作業課題 [1] (p207~234) 06/26 障害の回復 トランザクション 更新x 更新y コミット トランザクション 書込み コミット トランザクション 書込み 書込み 書込み コミット トランザクション チェック ポイント 更新y コミット チェック ポイント 更新x メモリ上の バッファ トランザクション処理(2) 書込み 書込み ディスク 上の図のような枠組みを考える。 > 複数の更新からなるトランザクションが行われている。 トランザクションは最後にコミットで終わる > データベースは(実装上の効率の理由から)通常のコミットはメモリ上のバッファに書き込まれている > チェックポイント(ユーザが明示的に実行するか、一定数のコミット・一定時間の経過などによって自動的に実行す る)によって、メモリ上のバッファの状態はディスクに書き戻される > トランザクションのログがコミットごとに記録される。データのディスクよりは信頼性の高い(たとえば二重化された)デ ィスクに保存される ① トランザクション障害とは、どういう障害か (原因例・何が障害・結果どうなる) ② トランザクション障害からの回復は、どのようにするか ③ システム障害とは、どういう障害か (原因例・何が障害・結果どうなる) ④ システム障害からの(データベースの)回復は、どのようにするか ⑤ 媒体障害とは、どういう障害か (原因例・何が障害・結果どうなる) ⑥ 媒体障害からの(データベースの)回復はどのようにするか。 データディスクだけの場合 vs データ+ログファイル データベース論(12) 第6章 トランザクション処理(2) (p207~234) 06/26 作業課題 [2] 基本情報処理技術者試験から ① 媒体障害発生時にデータベースを復旧するために使用するファイルは主に二つある。一つはバックアップファイルで あるが,あと一つはどれか。 (平 21 秋 34) ア トランザクションファイル イ マスタファイル ウ ロールバックファイル エ ログファイル ② トランザクション T はチェックポイント取得後に完了し,その後にシステム障害が発生した。 データベースをトランザ クション T の終了直後の状態に戻すために用いられる復旧技法はどれか。 ここで,チェックポイントのほかに,トランザ クションログが利用できるものとする。 (平 21 春 35) ア 2相ロック イ トランザクションスケジューリング ウ ロールバック エ ロールフォワード ③ データベースの障害復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。(平 20 秋 61) ア データベースのシステム障害に対しては, トランザクション処理の途中にスナップショットの設定をして,その時点 からリスタート処理を行う。 イ データベースの媒体障害に対しては,バックアップ時点の状態に復元した後,ジャーナルファイルの更新後情報を 使用してロールフォワード処理を行う。 ウ データベースの論理的障害によってトランザクション処理がデッドロック状態になり,処理が終了しない場合,排他 制御を解除する。 エ トランザクション処理プログラムが,データベースの更新途中に物理的原因以外で異常終了した場合,ジャーナ ルファイルの更新後情報を使用してロールバック処理を行う。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 作業課題 [3] トランザクションに求められる性質 ~ ACID特性 分散データベースの配置について、次の配置のしかたの損得を説明せよ (教 p221) (1) 集中配置 (分割しない場合) (2) 分割配置 (複製せず分割する場合) (3) 完全複製 (各分散サイトに全く同じものをすべて複製しておく場合) (4) 選択複製 (部分的に複製を持つ場合) データベース論(12) 第6章 トランザクション処理(2) (p207~234) 06/26 作業課題 [4] 分散データベースの透過性について、教科書にある(1)~(6)の透過性の考え方を説明せよ (1) 分散に対する透過性 (2) 位置に対する透過性 (3) 複製に対する透過性 (4) トランザクションに対する透過性 (5) 性能に対する透過性 (6) DBMS に対する透過性 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - データベース論(12) 第6章 トランザクション処理(2) (p207~234) 06/26 作業課題 [5] 基本情報処理技術者試験から ① 分散データベースの透過性の説明として,適切なものはどれか。 (平 21 秋 35) ア クライアントのアプリケーションプログラムは,複数のサーバ上のデータベースをアクセスする。アプリケーション プログラムは,データベースがあたかも一つのサーバ上で稼働しているかのようにアクセスできる。 イ クライアントのアプリケーションプログラムは,複数のサーバ上のデータベースをアクセスする。アプリケーション プログラムはどのサーバ上のデータベースをアクセスするのかを知っている必要がある。 ウ 複数のクライアントのアプリケーションプログラムが,一つのサーバ上のデータベースを共有してアクセスする。 エ 複数のクライアントのアプリケーションプログラムは,一つのサーバ上のデータベースを,サーバ上のアプリケー ションプログラムを介してアクセスする。 ② データベースの更新前や更新後の値を書き出して,データベースの更新記録として保存するファイルはどれか。 (平 19 春 62) ア ジャーナルファイル イ ダンプファイル ウ チェックポイントファイル エ バックアップファイル ③ データベースが格納されている記憶媒体に故障が発生した場合, バックアップファイルとログを用いてデータベース を回復する操作はどれか。(平 19 秋 62) ア アーカイブ イ コミット ウ チェックポイントダンプ エ ロールフォワード ④ データベースのロールバック処理を説明したものはどれか。 (平 19 秋 50) ア 更新後ジャーナルを用いて,トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復旧させる。 イ 更新後ジャーナルを用いて,トランザクション開始直前の状態にまでデータを復旧させる。 ウ 更新前ジャーナルを用いて,トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復旧させる。 エ 更新前ジャーナルを用いて,トランザクション開始直前の状態にまでデータを復旧させる。