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(1.AUDUSD、2.USDCAD、3.NZDUSD) 4 月 6 日
GFT 東京支店 FX.CFD レポート 2012 年 4 月 6 日 ====================================================================================================== 資源国・リスク通貨 来週の為替見通し(1.AUDUSD、2.USDCAD、3.NZDUSD) 4 月 6 日(金曜)午後 3 時現在 1.AUDUSD 来週の予想レンジ 1.0200~1.0400、 中期予想レンジ 1.0200~1.0800 1. 典型的なダウントレンドを形成し、下値を試す展開が続く可能性も予想されるが、長期的な方向性は変わらず。 2. 中国発の経済指標が多く、相場の流れが変わる可能性も 3. Weekly 終値ベースで、1.0435 を超えてくると方向転換の可能性も AUDUSD・8 時間チャート AUDUSD・Daily チャート AUDUSD・Weekly チャート 今週、月曜~木曜までのレンジは、OPEN1.0449-HI1.0464-LW1.0252-CLOSE1.0299 今週は予想外に強い中国経済指標の影響を受けながらも、株安の流れに売りが続き、ボトムから 100 ポイント程度の調整を繰り返しながら も、売り流れは変わらず高値 1.0464→安値 1.0243 と 200 ポイント近く下落している。 週明け 2 日=週末の中国製造業 PMI が強く、100 ポイント近くギャップを開け取引が始まったが、豪住宅建設許可件数がサプライズのマイナスで流れは変わり、欧米株価に連動した値動き となった。3 日=中国非製造業 PMI が強く一時買われたが、豪中銀から政策金利発表後の声明で「生産の伸びは予想より低い」との内容 に反応、利下げ期待が膨らみ、AUD 売りへと変化し、FOMC 議事録の発表を受けたドル高+株高に、1.0301 まで下落。 4 日=弱いアジ ア株に売りが先行、豪貿易収支がサプライズのマイナスになり、売りが加速し 1.0243 まで続落した。5 日=休み明けの中国株が上昇、スペ イン債下落にリスク回避の動きが強まったが、米失業保険申請件数が良く、米株上昇に 1.03 台まで値を戻し、1.0299 で終了した。 来週は、二つの考え方の選択肢があり、0.99 台から続いた相場の反転と考えれば、まだ下げの糊代が残っているが、1.02 をスタート地点と 考えれば、下げ余地は限定的となっている。 予想を上回る中国の経済指標による AUD 買いの流れも続かず、株安=リスク資産売りが意 識され、サプライズが続いた、豪住宅建設許可と豪貿易収支のマイナスに、次回の金融政策では利下げの可能性を意識し始めている。最 近の経済指標は総じて弱く、中国の預金準備率引き下げの可能性も高まっており、買いの材料はあまり見当たらない。しかし、政策金利 4.25%の水準は絶対的に有利で、消費者物価も 3.1%と高く、中国の経済成長も評価が分かれる中で、最近のエコノミスト予想は 2012 年 GDP8.3%前後との比較的高値の予想も多く、底値の目途が見えてくれば買いの動きが強まることも考えられる。 豪州発の材料としては、 10 日=AIG 建設業指数、企業景況感指数、11 日=ウエストパック消費者信頼感、住宅ローン、12 日=消費者期待指数が注目されるが、 関連の深い中国経済指標も多く、9 日=消費者物価指数、生産者物価指数、13 日=鉱工業生産、固定資産投資、小売売上高、GDP な どが非常に注目される。 8 時間チャートは、EMA が 1.0359 で、この線を上限に売りの流れが続き、ストキャスティクスは買いへ変化し短期的な買い戻しの可能性が 強まっている。上値のポイントは 1.0328、1.0359、下値のポイントは 1.0212、1.0165。 Daily チャートは、EMA が 1.0450 で、この線を上限n売りの流れが続き、ストキャスティクスはローバンドで買いに変化するか可能性が見ら れるが、トレンドのある相場か、売り変化するかの見極めが必要。 上値のポイントは 1.0380、1.0450、下値のポイントは 1.0212、1.0059。 Weekly チャートは、EMA が 1.0435 で、この線を上限に売りの流れとなり、ストキャスティクスも売りを継続している。 上値のポイントは 1.0435、1.0855、下値のポイントは、1.0243、0.9948。 pg. 1 GFT 東京支店 FX.CFD レポート 2012 年 4 月 6 日 ====================================================================================================== 資源国・リスク通貨 来週の為替見通し(1.AUDUSD、2.USDCAD、3.NZDUSD) 2.USDCAD 来週の予想レンジ 0.9850~1.0050、 中期予想レンジ 0.9700~1.0100 4 月 6 日(金曜)午後 3 時現在 1. 8 時間、Daily 共にレンジ相場の動きを示唆 2. Weekly は、0.9850~1.0050 のレンジを抜け出した方に相場が加速する可能性を示唆 3. 米経済の回復期待と、堅調な経済指標に CAD の優位性が指摘されている USDCAD・8 時間チャート USDCAD・Daily チャート USDCAD・Weekly チャート 今週、月曜~木曜までのレンジは、OPEN0.9957-HI0.9997-LW0.9887-CLOSE0.9929 今週は、前週に続き大枠 0.99~1.00 の間 100 ポイントレンジに収まり、強い米経済と、スペインへ予算案への不安にも方向感が定まってい ない。 週初め 2 日=週末の強い中国製造業 PMI にドル売りの流れから始まり、0.9989 まで上昇したが、またしても 1.0 をブレークできず、 カーニーカナダ中銀総裁が「カナダ経済は予想より底堅く推移、欧州債務危機の悪影響は弱まっている」との発言にドル売り・カナダ買い が強まり、0.9950 割れストップを付け 0.9888 まで下落した。 3 日=0.9900 を挟み売り買いが交錯、FOMC 議事録の内容にも反応は鈍く、 ドルの買い戻しも見られたが、上昇幅は非常に限定的。 4 日=0.9903 を底値に、ドラギ ECB 総裁記者会見で、景気見通しの下向リスクが 示され、コモディテ通貨安の流れに 0.9973 まで上昇したが、米 ISM 非製造業景況指数が弱くドル買いも続かなかった。 5 日=スペイン 債利回りは上昇、周辺国スプレッドが拡大するなか、0.9997 まで上昇したが、カナダ住宅建設許可件数が強く、失業率が改善すると、CAD 買いの流れへ急変、0.9906 まで下落し、0.9929 で終了した。 来週も、先週から続いている 0.9900~1.0000 のレンジ内での推移が予想される。 米経済回復の影響なのか、最近のカナダ経済指標は比 較的堅調で、米国との結びつきが強い CAD ドル高の流れも期待できる。 しかし、USDCAD で見れば、USD 買い=CAD 売りへと動きや すく、方向性としては、米ドルが絡まない、AUDCAD 等のクロスで CAD 買いのトライが続く可能性もあるが、米景気鈍化へ変わればこの逆 の動きになりやすい。 AUDCAD は 1.0200 でサポートされているが、このポイントが維持できるか注目されている。 カナダ発の経済指標 は、9 日=第 1 四半期企業景況感調査、11 日=住宅着工件数、12 日=新築住宅価格指数、貿易収支が注目される。 米国発の材料で は、11 日=ベージュブック、月次財政収支、12 日=貿易収支、新規失業保険申請件数、13 日=消費者物価指数、ミシガン大学消費者信 頼感指数が注目される。 8 時間チャートは、EMA が 0.9942 で、この線を中心として相場展開が続き、レンジ相場の流れを示している。ストキャスティクスは売りへ変 化している。 上値のポイントは 1.0018、1.0021、下値のポイントは 0.9888、0.9859。 Daily チャートは、EMA が 0.9943 で、この線を中心として相場展開が続き、レンジ相場の流れを示している。 ストキャスティクスのサインは 不透明。 上値のポイントは 1.0069、1.0381、下値のポイントは 0.9842、0.9638。 pg. 2 GFT 東京支店 FX.CFD レポート 2012 年 4 月 6 日 ====================================================================================================== 資源国・リスク通貨 3.NZDUSD 来週の為替見通し(1.AUDUSD、2.USDCAD、3.NZDUSD) 4 月 6 日(金曜)午後 3 時現在 来週の予想レンジ 0.8050~0.8300、 中期予想レンジ 0.7800~0.8500 1. AUDUSD の動きと連動性が薄れており、レンジ相場が続く可能性が高くなっている 2. 0.8050~0.8300 のレンジを抜け出した方に流れが加速する可能性が高くなっている 3. Weekly 終値ベースで 0.8100 を割り込むと売りへ変化する可能性が高くなる NZDUSD・8 時間チャート NZDUSD・Daily チャート NZDUSD・Weekly チャート 今週、月曜~木曜までのレンジは、OPEN0.8235-HI0.8262-LW0.8124-CLOSE0.8158 今週も、NZD は AUD 比較的し安定した値動きを示し、前週から続いている 0.81~0.83 のレンジ内で推移している。 週初の 2 日=週末に 発表された、強い中国製造業 PMI に 0.8235 と大きくギャップを明け取引が始まり、米 ISM 製造業景気指数が強く、IMF の NZ 経済レポー トで、NZ 中銀は緩和姿勢を継続すべきとの報道にも底堅く推移、株価上昇に 0.8256 まで上昇した。 3 日=中国非製造業 PMI が強く一 時 0.8262 まで上昇したが、利食いの売りに上値は限定的となり、FOMC 議事録を受けたドル買いの流れに 0.8166 まで続落となった。 4 日=予想外の豪貿易収支の赤字に AUDUSD と連動し値を下げ、ドラギ ECB 総裁の記者会見を受け、0.8124 まで下落した。 5 日=連休 明けの中国株価は堅調で、一時 0.8187 まで上昇したが、スペイン債の下落に、リスク回避の動きが加速、0.8124 まで下落、米新規失業保 険申請件数が良く、米株が値を戻すと買い戻しが強まり 0.8158 で終了した。 来週も、引き続き 0.81~0.83 のレンジ相場で推移する可能性は高くなっている。中国経済の回復期待や、豪経済指標が改善を示さない と、AUDNZD の売りの流れが変化する可能性も低いと思われている。 欧州との結びつきは比較的薄いため、対欧州のリスクヘッジの買い 需要が高いことも考えられ、スペインの 2012 年予算案が困難と判断されれば、EURNZD の売りが強まることも可能性としては残る。 また、 NZ 発の材料は非常に乏しく、AUD に連動した相場展開は避けられない。 NZ 発の経済指標からは、11 日=第 1 四半期企業景況感、12 日=QV 住宅価格、消費者信頼感指数が注目される。 中国経済指標も多く、9 日=消費者物価指数、生産者物価指数、13 日=鉱工業 生産、固定資産投資、小売売上高、GDP などが非常に注目される。 8 時間チャートは、EMA が 0.8181 で、この線を上限に売りの流れが続いているが、ストキャスティクスはローバンドで買いへ変化している。 上値のポイントは 0.8181、0.8243、下値のポイントは 0.8115、0.8058。 Daily チャートは、EMA が 0.8195 で、この線を中心にレンジ相場の流れを示している。 ストキャスティクスは売りを示しているがサインは不 透明。 上値のポイントは 0.8200、0.8288、下値のポイントは 0.8058、0.8445。 Weekly チャートは、EMA が 0.8101 で、この線を下限に買いの流れを維持しているが、レンジ相場に入っている。ストキャスティクスは売りを 継続している。 上値のポイントは 0.8470、0.8670、下値のポイントは 0.8805、0.7790。 pg. 3 GFT 東京支店 FX.CFD レポート 2012 年 4 月 6 日 USD=米国、JPY=日本、GER=独、GBP=英国、CAD=カナダ、AUD=豪州、NZD=ニュージーランド、 CHF=スイス、NOK=ノルウェー、SEK=スウェーデン、CHN=中国、FFR=フランス。為替レート・金・原油価格は GFT 社の取引レート。 本レポートで言及している市場予想の出所=fx360.com、ロイター社、ブルーンバーグ社。各国経済指標・日時の出所=fx360.com、ブルーンバーグ社 外国為替保証金取引(FX)及び CFD には、高いレベルのリスクが潜在しており、全てのお客様に適した投資商品とは言えません。高いレ ベルのレバレッジは、利益ももたらしますが、損失ももたらします。預託した資金を超えて損失を被る可能性もあるため、損失に耐えられな い金額を投資するべきではありません。過去のパフォーマンスが、必ずしも将来の結果を示唆しているわけではありません。 本レポートの内容は 情報提供の目的にのみ供されるものとし、いかなる投資商品の提供・勧誘その他法的に拘束され得る行為、また、それら投資商品 の推奨、助言等を意図したものではありません。 マーケットに関する意見・予想はその正確性や完全性についてそれらを保証するものではありません。 レポート著者の予想・意見は必ずしも、弊社及び弊社関係者の見方を反映したものではありません。 筆者によって提供される市場に関する如何なる予測や見解についても、その正確性が検証されている訳ではありません。 当社は本レポートの内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。 GFT はお客様への一般的な情報として本資料を提供していますので、投資判断を行う際の詳細な独自調査に代えて本資料に依拠する ことはお控えください。 GFT は、本資料に含まれる情報に基づいた投資の結果として発生した損害に対して、如何なる責任も負いません。また、投資、法律、会 計、税務、またはその他の専門的助言についても、一切提供することはありません。これらの専門的助言が必要な場合は、専門家にご相 談ください。 同支店は、日本においては、グローバル・フューチャーズ・アンド・フォレックス・リミテッドとして第一種金融商品取引業者登録(関東財務 局長(金商)第268号)および商品先物取引業者許可を取得しており、社団法人金融先物取引業協会および日本商品先物取引協会の 加盟業者です。www.gftforex.co.jp © 2012 グローバル・フューチャーズ・アンド・フォレックス・リミテッド 版権/著作権所有。無断複写・複製・転載を禁ず。 CD08J.005.113011 pg. 4