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坂村 健 <地域活性化、安心安全のためのユビキタス技術の活用
地域人材ネット 地域活性化、 安心安全のためのユビキタス技術の活用 坂村 健 ( さかむら けん 東京大学大学院情報学環 教授 写真貼付欄 ○ 登録者情報 所在地 東京都品川区 ) 略歴 1951年東京生まれ。 東京大学大学院情報学環教授/副学環長兼ユビキタス情報社会基盤研究センター長、工学博士。 1984年からオープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築。TRONは携帯電話をはじめとして家電製品、デジ タルカメラ、FAX、車のエンジン制御など世界中で多く使われており、ユビキタス(どこでも)コンピューティング環境を 実現する重要な組込OSとなっています。現在、いつでも、どこでも、誰もが情報を扱えるユビキタス・ネットワーキン グ社会実現のための研究を推進しています。2002年1月よりYRPユビキタス・ネットワーキング研究所長を兼任。 総務省 地域の元気創造有識者会議 委員。ふるさと財団のe-地域連携推進事業推進委員、e-地域資源 活用事業推進委員、e-地域ビジネス推進委員なども歴任。 2002年総務大臣賞受賞、2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞受賞。 著書・論文等 『毛沢東の赤ワイン』、『不完全な時代』、『変われる国、日本へ』、『ユビキタスとは何か』、『ユビキタスでつくる情 報社会基盤』、『グローバルスタンダードと国家戦略』など多数。 ○ 地域活性化、安心安全のためのユビキタス技術の活用 取組の内容 私の開発したユビキタス技術は人間のまわりの環境を認識して、その場に適した情報を人間に提供することに活 用できます。この技術を使って、観光地で目的地までの移動経路を知らせたり、障碍のある方の移動支援、観光 ガイダンス、店舗の情報提供サービスの実験、実用化を行っています。動物園、植物園、博物館、美術館などの 館内ガイドに活用することもできます。ふるさと財団の提供している各地域の観光情報を共通テーマで連携して情 報発信するための「共通プラットホーム」などもこの技術を使っています。 また、災害時の避難誘導や、安否確認などにも活用しています。 農産物の生産、流通過程の追跡など産地偽装、食の安全にかかわる食品トレーサビリティや物品の流通過程 の追跡などでもユビキタス技術が活用されています。 実績 観光ガイド、移動支援など 青森、那須、東京(銀座、上野、浅草、狛江)、豊田、飛騨高山、京都、奈良、神戸、津和野、松山など 施設での活用 青森県立美術館、東京都庁、上野動物園、浜離宮、原鉄道博物館、京都植物園など トレーサビリティ ベターリビング協会 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 銀座の道案内、店舗ガイドへの応用 食品トレーサビリティへの応用 災害時の負傷者のトリアージへの応用 植物園のガイドへの応用 ひとことPR ユビキタス技術は皆様のアイディア次第でいろいろなことに活用できますので、こういうことに使えないか、困っている ことの解決などにお役立てください。 ○ 参考 取組の分類 地域人材ネットでは、登録者の取組を11の政策分野に分類しています(複数の分野に該当するものもあります)。 ○ 1 ○ 7 地域経営改革 まちなか再生 2 8 地場産品発掘・ブランド化 若者自立支援 3 ○ 9 少子化対策 安心・安全なまちづくり 4 ○ 10 環境保全 企業立地促進 5 11 その他 定住促進 ○ 6 観光振興・交流