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金丸 弘美 <味覚ワークショップを取り入れた食育と食をテーマ

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金丸 弘美 <味覚ワークショップを取り入れた食育と食をテーマ
地域人材ネット
味覚ワークショップを取り入れた
食育と食をテーマにした観光振興事業
金丸 弘美
(
かなまる ひろみ
)
食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー
○ 登録者情報
所在地
大阪府大阪市
略歴
1952年佐賀県唐津市生まれ。食環境ジャーナリスト、食総合プロデューサー。執筆活動のほか、食の総合プ
ロデューサーとして、ワークショップのプラニングから、プロモーション、ツアーへの展開、公開授業、大学から幼稚
園まで各学校での食の講師などもてがける。執筆活動のテーマは、地域デザイン、食育と味覚ワークショップ、
食からの地域再生、環境問題、地域活性化。 とくに農業、食材に関してはここ15年で北海道から沖縄まで
全国の農村や町など1000ヶ所を取材。内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師。総務省地域力
創造アドバイザー。高知県農業創造人材育成事業総合アドバイザー。明治大学農学部食料環境政策学
科兼任講師。フェリス女子学院大学国際交流学科専門科目「地域と食文化」非常勤講師。日本ペンクラブ
会員環境委員会副委員長。小田原市行政戦略アドバイザー。高知県観光特使他。
著書・論文等
著書『まともな食べ物が食べたい!』(ダイヤモンド社 1997年11月)、『スーパーラット 都市の野獣クマネズミ
の恐怖』(徳間書店 2000年12月)、『メダカが田んぼに帰った日』(学研 2002年4月)、『伊賀の里 新農業
ビジネスただいま大奮闘』(NAP2002年8月)、『本物を伝える 日本のスローフード』(岩波書店 2003年8
月)、『ゆらしぃの島のスローライフ』(学研 2004年2月)、『子どもに伝えたい本物の食』(NTT出版 2006年3
月)、『フードクライシス 食が危ない!』(ディスカヴァー21 2006年4月)、『食の未来の先駆者たち 食文化
再生、食育、そしてスローフード』(コープ出版 2007年3月)、『創造的な食育ワークショップ』(岩波書店
2007年8月)、『給食で育つ賢い子ども 全国おいしい学校給食マップ』(ソトコト新書 2008年5月)、『田舎
力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則』(NHK生活人新書)、『地域ブランドを引き出す力 トータルマネジメント
が田舎を変える!』(合同出版)他多数。共著『スローフード・マニフェスト』(木楽舎 2004年2月)、『HOME
MADE ヨーグルト』(雄鶏社 2006年5月)、『からだにおいしいごはんの力』(KKベストセラーズ 2006年12
月)他多数。
○ 味覚ワークショップを取り入れた食育と食をテーマにした観光振興事業
取組の内容
2001年から千葉、東京の農家と連携したワークショップを毎年開催してきました。農家の生産の現場と素材
から知り料理まで作ります。現在は高知県農業創造人材育成事業、小美玉市産業経済部事業、明治大
学農学部などの課外授業の牧場の料理会として続いています。2001年には家族が奄美諸島徳之島に移住
したことから2004年に伊仙町の「長寿癒し交流事業」の依頼で1,200名の長寿の食の調査を行いシンポジウム
を行いました。これをベースに、東京の旅行会社と農家の食と自然を楽しむワークショップ型のツアーを実施して
います。これまで3回行われました。2006年には日本で初めての大分県の「食育事業アドバイザー」に請われて
就任。2006年から竹田市、佐伯市、2007年から玖珠町、豊後大野市で食育ワークショップをマタニティ教
室、保育園、小学校、中学、高校、一般向けまで行いました。行政、学校、農家、漁師、商店街、料理家
を横断しての取り組みです。また地域素材のテキストを作成し、その背景、歴史、栽培法、加工、料理までを
知るという手法です。素材の味覚を知り、食育が地域のブランド作りから観光、商品開発まで結びつくように
マーケティングの要素を入れた手法を年間計画を立てて実施しました。この手法は2006年佐賀県唐津玄海
食のプロジェクトとなり、その後2006年長崎県平戸松観光人材育成協議会地域活性化事業、2008~2010
年総務省地域力創造アドバイザー事業(常陸太田市や岡山県奈義町の食のブランド事業など)、農林水
産省ブランド化推進事業(高山市「宿儺(すくな)かぼちゃ」)、兵庫県豊岡市「コウノトリを育むお米」のプロ
モーション事業、香川県高松市丸亀町商店街「食プロジェクト」などに引き継がれています。高知県では県
の、小美玉市では市の事業になりました。食のテキスト化は農水省の事業に採用されました。
原木栽培のシイタケ刈りからの料理会(佐賀県唐津市)
手作り味噌での学校給食(大分県佐伯市)
実績
2001年からの東京での農家や料理家とのワークショップは総動員は1,000名以上。現在の明治大学農学部
の八王子での牧場の料理会は30名で年1回開催。2004年に鹿児島県大島郡伊仙町で長寿の食調査
1,200名に基づくシンポジウムとウォーキングが開催され島内外から800名が参加。2006年から2008年大分県
の食育事業、2006年唐津玄海食プロジェクト、平戸松浦観光人材開発事業は、すべてテキスト作成から少
数(15名から100名程度)でのワークショップを展開。開催は3年間で50本を超えています。2008年には、総務
省地域力創造アドバイザーとして茨城県常陸太田市の食からの地域づくりに参加。蕎麦、ぶどう、米のブラン
ド化、学校給食の地域農産物の拡大のプラニングからプロモーションを手がける。素材のテキスト作成からワー
クショップを組み合わせ、マスコミにブッキングさせるプロモーションを半年で6本を展開した。新聞、雑誌、ラジオ、
テレビなど36媒体に露出させた。また地域の横断組織をつくり、外部の料理家や食の専門家を導入し、食の
ブランド化に新しい視点を注入。総務省でもトップクラスの評価をうけた。常陸太田市でも高い評価をうけて市
の予算で継続した形でアドバイザー事業を行なうこととなる。その後高知県農業創造人材育成事業では先
進地の合宿研修とテキスト化と食のワークショップの融合形に発展した事業となり2年で約80名近くが参加し
大きな成果を生んだ。6次産業の基礎モデルとなり「宣伝会議」別冊「人間会議」2011年秋号で24ページの
特集となる。
工夫した点や苦労した点
まったくゼロからワークショップを行うために年間計画を立て、各地の事例をパワーポイントで紹介。素材のテキ
ストを作成しました。またできるだけ地域の歴史的建造物や農家を解放してもらうなど、地域のよさを前面に
出す形としました。さらに料理家と連携して新しい食が提案できる形にしています。地域ブランドづくりの手法と
して高く評価されている。こどもたちには味覚を使った五感教育を主体として表現の豊かさを引きだす取り組み
を行っています。またマスコミを使ってのプロモーションを行い広く知らしめ、外部からの参加者を招き、それによっ
て外からの視点と発見を得られるようにしています。
漁港と連携したお母さんのためのブイヤベース講座
(大分県佐伯市)
大妻女子大学牧場の料理会
(八王子:磯沼ミルクファーム)
ひとことPR
テキストを作り横断組織で料理までを知ります。テキスト化を実施した常陸太田市の米、飛騨高山市の宿
儺かぼちゃ、豊岡市の米、竹田市のサフランなどはブランド形成に大きな力とった。参加型の食のワークショップ
は6次産業化の有効な手法として高い評価を受ける。またマスコミにプロモーションを行うのが特徴です。さらに
これまでの活動は単行本となり実績が残る形にしています。これまで媒体での登場は300媒体を超えていま
す。地域づくりの手法を紹介をした『田舎力~ヒト・夢・カネが集まる5つの法則』(NHK出版生活人新書)ア
マゾン「地域経済部門」第1位となりロングセラーとなる。
サフラン農家を解放してパエリアのフルコース(大分県竹田市)
○ 参考
取組の分類
地域人材ネットでは、登録者の取組を11の政策分野に分類しています(複数の分野に該当するものもあります)。
○
○
1
2
3
4
5
6
地域経営改革
地場産品発掘・ブランド化
少子化対策
企業立地促進
定住促進
観光振興・交流
○
7
8
9
10
11
まちなか再生
若者自立支援
安心・安全なまちづくり
環境保全
その他
関連ホームページ
金丸弘美のスローライフ
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/home/index.php
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