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文学部
授 業 科 目 フ ラ ン ス 文 学 概 単 位 論 Ⅰ 2 担 当 教 員 准教授 黒 岩 卓 開 講 曜 日 講 時 セメスター 3 月 4 ◆ 講義題目 フランス文学史(古典主義の成立前後まで) ◆ 到達目標 17世紀までのフランス文学史の概要を理解する。 ◆ 授業内容・目的・方法 中世から17世紀にいたるまでのフランス語による文学作品を、フランス語史の観点を含めつつ概観します。いわ ゆるフランス語の誕生から、16世紀になって本格化した古典古代のテクストの研究の復興や宗教改革を経て、近代 フランス語の基礎が確立されるまでのありさまを、時代ごとの代表的作品を例にとりながら解説していきます。と くに今年度については作品数をより限定し一つ一つに時間をかけたいと考えています。原則として日本語訳を用い ます。 筆記試験100% プリントを配布します。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 その他: 授 業 科 目 フ ラ ン ス ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 語 学 概 単 位 論 Ⅰ 2 担 当 教 員 教授 阿 部 宏 開 講 曜 日 講 時 セメスター 4 月 5 言語学の誕生から今日まで ⑴ フランス語の論説文が読めるようになる。 ⑵ フランス語の中級文法をマスターできる。 ⑶ ヨーロッパにおける言語研究の成立と歴史に関する基礎知識が身につく。 ◆ 授業内容・目的・方法 主として以下の項目を中心に、フランス語テキストやフランス語の具体例、また日本語で書かれた論考などにも とづいて解説します。授業の半分は論説文の読解練習、中級文法のマスターを目的とし、他の半分はヨーロッパに おける言語研究史(誕生から今日まで)の紹介です。 ⑴サンスクリット語の発見、⑵インド=ヨーロッパ語比較文法の誕生、⑶青年文法学派、⑷ソシュール、⑸プラ ハ学派音韻論、⑹ヨーロッパ構造主義、⑺人文社会科学における構造主義、⑻記述言語学とアメリカ構造主義、⑼ 生成変形文法、⑽認知意味論、⑾文法化理論、⑿メタファー理論、⒀主観性概念。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 筆記試験50%+出席50% プリント使用。 参考書:阿部宏『言葉に心の声を聞く』東北大学出版会。 他にも、関連図書を適宜推薦します。 その他: 連絡先:メイル [email protected] Tel./Fax.:022−795−7689 オフィスアワー:月 14:40−16:00、火 14:40−16:00 −123− 授 業 科 目 単 位 フ ラ ン ス 文 学 基 礎 講 読 Ⅰ 2 担 当 教 員 准教授 黒 岩 卓 開 講 曜 日 講 時 セメスター 4 月 4 フランス語文法と仏文解釈 近現代までのフランス語の読解に必要な文法的知識を深め、近代フランス語のテクスト に親しむ。 ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 ◆ 授業内容・目的・方法 主要な参考書として『改訂版フランス語ハンドブック』を用いて初級文法の復習と中級文法への導入を行いなが ら、近現代のフランス語の確立期にあたる17世紀のフランス語に親しみます。使用テクストとしてはパスカル『パ ンセ』を予定しています。現代フランス語の基礎的知識があれば誰でも受講が可能です。 出席(100%:毎回小テストを実施します) 。 新倉俊一他『改訂版フランス語ハンドブック』、白水社、1996。その他は初回の授業で指示し ます。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 その他: 授 業 科 目 フ ラ ン ス 語 ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 学 基 礎 単 位 講 読 2 担 当 教 員 教授 阿 部 宏 開 講 曜 日 講 時 セメスター 3 月 5 雑誌記事を読む ⑴ フランス語の論説文が読めるようになる ⑵ フランス語の中級文法がわかるようになる ⑶ 仏々辞典、仏英辞典、文法事典の使い方をマスターする ◆ 授業内容・目的・方法 フランス語で書かれた雑誌記事を題材に、初級文法・基礎的語彙の復習、中級文法の学習、文章読解の練習を行 います。また、発音のわかりづらい点(発音記号の理解、語末音の発音の有無、複母音字、鼻母音、リエゾンの発 音など)、文法のわかりづらい点(部分冠詞、名詞の性、中性代名詞、複合過去と半過去との違い、単純過去、条 件法、接続法など)、フランスと英語や日本語との違い、フランス語の語源とフランス語史などについて解説します。 仏々辞典、仏英辞典、文法事典、類義語辞典などの有効な活用法についても紹介します。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 筆記試験50%+出席50% プリント使用。参考書については、教室で現物を見せて、適宜推薦します。 その他: 連絡先:メイル [email protected] Tel./Fax.:022−795−7689 オフィスアワー:月 14:40−16:00、火 14:40−16:00 −124− 授 業 科 目 フ ラ ン ス 文 学 各 単 位 論 Ⅰ 2 担 当 教 員 非常勤 講師 小 林 文 生 開 講 曜 日 講 時 セメスター 集 中 プルースト研究 ・マルセル・プルーストの作品を原書で精読することによって、文学作品の分析と文学 研究の方法を具体的に習得します。 ・マルセル・プルーストに関する研究史を通覧することによって、19世紀から20世紀に かけての小説の概念と方法の変遷を把握します。 ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 ◆ 授業内容・目的・方法 ・A la recherche du temps perdu『失われた時を求めて』から主要なテーマに即して抜粋したテクストを精読・ 分析して、プルーストの文学世界の精髄を理解します。 ・テクストの分析に際して、テーマごとに主要な先行研究を適宜参照し、研究方法を吟味します。 ・取り上げる主要なテーマは次のとおりです。 1)時間と空間 2)記憶と忘却 3)文学と諸芸術 4)一人称 5)語り手と聞き手 6)フィクションと現実 7)ジャンル ・出席(40%)とレポート(60%)で評価します。 ・『失われた時を求めて』のテクスト抜粋はコピーを配付します。 ・参考書は授業時に指示します。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 その他: E メールアドレス:[email protected] 授 業 科 目 フ ラ ン ス ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 文 学 各 単 位 論 Ⅱ 2 担 当 教 員 非常勤 講師 木 田 剛 開 講 曜 日 講 時 セメスター 集 中 フランスのことばと社会 ・フランスの社会文化史を把握する。 ・文化の保持や変容のダイナミックを考察できる。 ・異分野理解力や多分野研究への関心を高める。 ・既存の方法論を再考し、個人研究で新たな地平を開くヒントを得る。 ◆ 授業内容・目的・方法 内容は、1)都市・建築・芸術、2)言語とレトリック、3)現代社会の三部に分けて、現代近代歴史に横たわ るフランス文化や社会の諸相を議論する。スライドによるさまざまなトピックを提供した後に、研究テーマや個人 的な関心にそって議論を行う。講師の研究紹介も交えるが、結果よりも方法論の思考プロセス解説を重視する。授 業は、知識集約型よりもインターアクティヴな形式であるので、自由闊達な参加を期待する。なお、使用言語は参 加者の言語能力により決める(フランス語のできる参加者ばかりの場合はフランス語が中心) 。最後に簡単なレポー トを書く。 予定トピック: ・都市と祝祭:パリの事例 ・「陰影礼賛」と空間の比較文化論 ・フランスの教育制度 ・文化接触と文化変容:非言語レトリックの事例 ・フランスの民衆文化 ・笑い文化の移転可能性 ・フランス文化政策 ・フランス史概観 ・EUの中のフランス ・西洋美術1:絵画分野 ・フランス現代社会の諸問題 ・西洋美術2:建築分野 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 出席状況50%+レポート50% プリントを配布。 その他: −125− 授 業 科 目 フ ラ ン ス 文 学 演 単 位 習 Ⅰ 2 担 当 教 員 准教授 黒 岩 卓 開 講 曜 日 講 時 セメスター 5 火 5 中世・ルネサンスの仏語仏文学入門⑴ ◆ 講義題目 古フランス語(13世紀までのフランス語)の基礎を身につける。 ◆ 到達目標 ◆ 授業内容・目的・方法 中世最大の物語作家であるクレチアン・ド・トロワによる『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』を読みながら、古 フランス語の基礎を学びます。「フランス文学演習Ⅱ」と組み合わせることでより効果的にフランス語・フランス 文学の通史的な理解が可能になります(こちらの講義のみの受講も可能です)。未経験者を対象とし、さらに現代 フランス語訳も用いますので、現代フランス語の知識があればフランス文学専修以外の学生でも受講が出来ます。 また卒業論文の作成に関する指導も適時行いたいと考えています。 出席50%+テスト50% 初回の授業で指示します。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 その他: 授 業 科 目 フ ラ ン ス 文 学 演 単 位 習 Ⅱ 2 担 当 教 員 准教授 黒 岩 卓 開 講 曜 日 講 時 セメスター 6 火 5 中世・ルネサンスの仏語仏文学入門⑵ ◆ 講義題目 中期(14・15世紀)及び16世紀のフランス語の基礎を身につける。 ◆ 到達目標 ◆ 授業内容・目的・方法 フランス16世紀を代表する作家・思想家であるモンテーニュの『エセー』を読みながら、後期中世およびルネサ ンスのフランス語の基礎を学びます。「フランス文学演習Ⅰ」と組み合わせることでより効果的にフランス語・フ ランス文学の通史的な理解が可能になります(こちらの講義のみの受講も可能です)。未経験者を対象とし、さら に現代フランス語による注釈が施されたテクストも用いますので、現代フランス語の知識があればフランス文学専 修以外の学生でも受講が出来ます。並行して、卒業論文作成に向けた準備の指導も行えればと考えています。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 出席(50%)+ テスト(50%) 初回に指示します。 その他: −126− 授 業 科 目 フ ラ ン ス 文 学 演 単 位 習 Ⅲ 2 担 当 教 員 准教授 メヴェル・ヤン 開 講 曜 日 講 時 セメスター 5 水 2 Paris, par les textes et par l image Par le biais de textes modernes et contemporains, ce cours proposera un parcours à travers Paris, ses quartiers, son histoire. Ce cours permettra également de se familiariser avec un exercice-clé des études littéraires en France, l explication de texte, pratique extrêmement féconde pour les lectures personnelles comme pour les travaux de recherche. ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 ◆ 授業内容・目的・方法 L explication de texte se donne pour but de construire une interprétation en faisant appel à une ou plusieurs méthodes critiques. Le cours apprendra à identifier les différents types de textes selon leur (s)fonction(s), à analyser le lexique, la syntaxe, la rhétorique. Afin de développer les compétences à l oral, le cours proposera, en contrepoint des textes littéraires, d analyser des documents visuels ou audiovisuels. Le semestre se clôturera par un test sous la forme d un questionnaire sur un texte bref. Assiduité et participation en cours seront également prises en compte. ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 その他: 授 業 科 目 フ ラ ン ス ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 文 学 演 単 位 習 Ⅳ 2 担 当 教 員 准教授 メヴェル・ヤン 開 講 曜 日 講 時 セメスター 6 水 2 Paris, par les textes et par l image Par le biais de textes modernes et contemporains, ce cours proposera un parcours à travers Paris, ses quartiers, son histoire. Ce cours permettra également de se familiariser avec un exercice-clé des études littéraires en France, l explication de texte, pratique extrêmement féconde pour les lectures personnelles comme pour les travaux de recherche. ◆ 授業内容・目的・方法 L explication de texte se donne pour but de construire une interprétation en faisant appel à une ou plusieurs méthodes critiques. Le cours apprendra à identifier les différents types de textes selon leur (s)fonction(s), à analyser le lexique, la syntaxe, la rhétorique. Afin de développer les compétences à l oral, le cours proposera, en contrepoint des textes littéraires, d analyser des documents visuels ou audiovisuels. ◇ 成績評価の方法 Chaque semestre se clôturera par un test sous la forme d un questionnaire sur un texte bref. Assiduité et participation en cours seront également prises en compte. ◇ 教科書・参考書 その他: −127− 授 業 科 目 フ ラ ン ス 語 学 ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 演 単 位 習 Ⅰ 2 担 当 教 員 教授 開 講 曜 日 講 時 セメスター 阿 部 宏 5 火 3 フランス語意味論I ⑴ フランス語の読解力が高まる。 ⑵ フランス語の語彙と文法の仕組みがわかるようになる。 ⑶ 語学研究の自分なりのテーマを見つけられる。 ◆ 授業内容・目的・方法 ⑴ 19世紀のフランス文学作品のテキストを題材に、フランス語の言語的現象を分析し、同時に文化論・文学論・ 歴史学的な考察を行います。 ⑵ フランス語の諸現象について、文法化、認知意味論、主観性などの観点から解説します。 ⑶ 実例に基づいた言語研究、およびフランス語・英語・日本語間の対照研究の方法論について考察します。 ⑷ 仏々辞典、仏英辞典、文法事典、類義語辞典などの有効な活用法についても、具体的に説明します。 筆記試験50%+出席50% 教科書:小野潮編著『対訳・フランス語で読む「赤と黒」 』白水社。 参考書:阿部宏『言葉に心の声を聞く』東北大学出版会。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 その他: 連絡先:メイル [email protected] Tel./Fax.:022−795−7689 オフィスアワー:月 14:40−16:00、火 14:40−16:00 授 業 科 目 フ ラ ン ス ◆ 講義題目 ◆ 到達目標 語 学 演 単 位 習 Ⅱ 2 担 当 教 員 教授 阿 部 宏 開 講 曜 日 講 時 セメスター 6 火 3 フランス語意味論Ⅱ ⑴ フランス語の読解力が高まる。 ⑵ フランス語、英語、日本語などの言葉の違いを超えた共通性に気づく。 ⑶ 語学研究の自分なりのテーマを見つけられる。 ◆ 授業内容・目的・方法 ⑴ フランス語の語彙、文法、歴史を扱った論文を読みながら、文法構造、歴史、語彙など、フランス語の特徴に ついて総合的に解説し、考察します。また、適宜、英語、日本語などとの対照的考察を行います。 ⑵ 語学研究の方法論を解説するとともに、フランス語と日本語の類似点と相違点について考察します。 ⑶ 『朝倉・新フランス文法事典』 、Le Bon Usage、Dupre などの文法事典、Robert-Collins などの仏英辞典、 Benac などの類義語辞典、Le Robert historique などの語源辞典の利用法について、具体例にもとづいて解説 します。 ◇ 成績評価の方法 ◇ 教科書・参考書 筆記試験50%+出席50% プリント使用。参考書については、教室で現物を見せ、適宜推薦します。 その他: 連絡先:メイル [email protected] Tel./Fax.:022−795−7689 オフィスアワー:月 14:40−16:00、火 14:40−16:00 −128−