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第4学年 国語科学習指導案

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第4学年 国語科学習指導案
第4学年
国語科学習指導案
平成18年11月15日(水)
舟渡小学校
指 導 者
第5校時
4年1組
金
本
正
25名
信
研究主題
言葉への関心を高め、豊かに表現できる児童の育成
∼自分の言葉で伝えよう∼
1.単元名:
言葉って、おもしろいな
「言葉遊びの世界」
2.単元目標
◎いろいろな言葉遊びを知って興味をもち、調べたり考えたりした言葉遊びを発表し合い、言葉につ
いての興味をさらに深める。
この単元で身につけたい力
・言葉遊びのおもしろさが伝わるように工夫して話す。(話す)
・友達が考えた言葉遊びを聞いて楽しむ。(聞く)
・自分たちで考えたり調べたりした言葉遊びをまとめて、本や新聞などに書く。(書く)
・言葉遊びを通して、言葉の性質や役割を理解する。(言語事項)
3.単元の評価規準
……おおむね満足できる状況
(関心・意欲・態度)
・言葉遊びのおもしろさを知り、本を探したり、言葉遊びを考えたりしようとしている 。
(話す・聞く)
・言葉遊びのおもしろさが伝わるように工夫して話し、友達の発表を興味をもって聞いている。
(書く)
・自分たちで考えたり調べたりしたことを書いてまとめている。
(言語事項)
・言葉遊びを通して、言葉の性質や役割を理解している 。
-1 -
4.児童の実態
学年当初から、朝のスピーチや学習中の姿勢を取り上げて、発表の仕方や話の聞き方などをその都度
指導してきた。発表については、半数近くの児童が挙手をして、意見をはっきり言えるが、残りの半数は、
誰かが発表してくれるのを待っている。全員に発表する機会を設けているが、途中で黙ってしまったり、声
が小さくなってしまったりする場面も見られた。発表する機会の少なさと、内容に自信がもてないことが理
由に挙げられる。また、よく発表する児童も、自分の意見を言いたくて仕方がない様子で、友達の意見を
最後まで黙って聞いていられないことがあった。話の聞き方のルールと発表の仕方のルールの両面から
指導している。
聞くことに対しても、話をしっかり聞けている児童とそうでない児童との差が大きく、今、指示したことを何
度も確認しに来る児童も見られる。また、話はきちんと聞けていても、聞く姿勢が乱れている児童もいるの
で、「聞き方名人」などを例にとって指導を繰り返している。
書くことについては、一学期に「新聞記者になろう」や「伝え合うということ」の中で、他者に発信するた
めに新聞や文章にまとめる学習をしてきた。なかなか自分の思いを文章にまとめることが難しい児童もい
るが、日記指導や作文指導でくりかえし文章にまとめるように指導している。
5.単元について
本単元は、言葉遊びを解説した資料「いろいろな言葉遊び」と、言葉遊びを楽しむ活動への誘いかけ
から成り立っている。資料は、しゃれやなぞなぞなど、児童が幼い頃からなじみの深いものを題材にして
おり、わかりやすい内容になっている。そのため、クロスワードパズルなどのなじみのうすいものの解説を
するだけで、自分で調べたり創作したりする活動にすぐに入れるようになっている。発表会では、教科書
にある言葉遊びの中のなぞかけを、実際に自分で作り、また、全員の前でクイズ形式で発表する。そし
て、聞き手側もどんななぞかけか考えながら聞き、問いに対する答えに参加するため、興味をもって聞く
ことができる。そうすることで、話し手と聞き手がお互いの考えを交換し合い、言葉遊びのおもしろさにふ
れることができればと考えた。
6.研究主題との関連
中学年分科会の
◆賛成、反対など自分の立場を明確にして話す。
◆話の中心に気を付けて聞く。
◆人数や場に合わせた声の大きさや速さで話す。
◆ていねいな言葉で話す。
-2 -
(本単元)
◎話し手と聞き手がお互いの考えを交換できるように
発表者からの一方的な発表ではなく、聞き手の反応によって進んでいくなぞかけを
題材に選び、クイズ形式で発表会をする。
◎言葉遊びに興味を持って、友達の発表を聞くために
なぞかけの答え合わせでは、みんなが言葉のおもしろさに気づけるように、なぞか
けの解説もさせる。
◎発表の仕方の基本ルール・パターンを身に付けるために
発表の仕方、評価の観点がわかるように掲示し、いつでも見られるようにしておく。
◎自分の考えをわかりやすく話せる子。
◎話を正しく聞くことができる子。
7.本単元の指導計画(10時間扱い)
(本時
6/10)
学習活動
一
1
評価(◆)
指導・支援の工夫(◎)
○教材文を通読し、学習の見通しをもつ。
○ 資料「 いろいろな言葉遊び 」のうち、「 言
次
葉の音を利用した遊び」を読む。
・自分の知っている「しゃれ」や「回文」を出
-3 -
◎自 分の知 っているも のを出 させることで 、
2
し合う。
児童に興味や好奇心をもたせる。
○ 資料「 いろいろな言葉遊び 」のうち、「 言
◆言葉遊びを通して、言葉の音や意味など
葉の意味を手がかりにした遊び」を読む。
にかかわる性質を理解することができる。
・ なぞ なぞ 、なぞ かけ 、ク ロス ワー ドパ ズル
について理解する。
3
○資料「いろいろな言葉遊び」で出てきた6
◎取 り組 みたいと思っ た活動のうち、いくつ
種類の言葉遊びについて振り返る。
か選び、全員で取り組んでいくことを伝える。
・みんなで取り組みたい活動を考える。
◆ いろいろな言 葉 遊び に興味 を もち、自 分
→なぞなぞ、なぞかけ、折り句、など
で調べたり考えたりすることに意欲をもとうと
している。
二
4・5
○なぞかけを作る。
◎ 参 考 にな りそ う な 資 料 は教 室 に用 意し て
・なぞかけ大会のための準備をする。
おく。
次
◆言葉遊びについて調べたり、自分で言葉
遊びを考えたりする活動に意欲的に取り組も
うとしている。
⑥
7・8
○なぞかけ大会を行う。
◎発表の仕方、話の聞き方などを掲示する。
・ 友達の発表を 聞いて、なぞ かけに答えた
◆友達の発表を、興味をもっ て聞くことがで
り、感想を言ったりする。
きる。
○折り句を作る。
◎発表の形式はそれぞれが工夫して考えさ
・詩の発表会に向けて準備をする。
せる。
◆ 自 分 で 考 え た 言 葉 遊 び を 、わ かり や す く
工夫してまとめることができる。
9
○詩の発表会をする。
◎発表の仕方、話の聞き方を掲示する。
・友達の発表を聞き、感想を述べ合う。
◆友達の発表を、興味をもっ て聞くことがで
きる。
三
次
10
○学習のまとめをする。
◎振り返りの観点を示 し、文章にまと めさせ
・それぞれの発表会を振り返り、感想を話し
る。
合う。
◆ 言葉 遊 びにつ い てわかっ たこと や楽 しか
・感想をノートにまとめる。
ったことを振り返り、まとめている。
8.本時の展開(10時間扱いの6時間目)
(1)本時の目標
*友達の発表のよいところやおもしろいところに気づく。(理解)
*言葉遊びのおもしろさが伝わるように工夫して発表する。(話す)
*友達の発表を興味をもって聞く。(聞く)
-4 -
(2)展
開
分
3
児童の活動
*教師の支援
◆評価の観点
①本時の学習のめあてを知る。
なぞかけ大会をしよう
5
②発表の仕方、聞き方などを確認する。
*発表の仕方、話の聞き方を掲示してお く。
○発表上手になるために
評価の観点
・声の大きさや速さに気を付けて話す。
・「あっ!そう か!」と思えるようななぞかけ
・ていねいな言葉で話す。
・みんなが笑えるなぞかけ
・聞き手に伝わるように順序を考えて話す。
○聞き上手になるために
・発表者の方を見て聞く。
・うなずきながら聞く。
・問いかけに答える。
・考えながら聞く。
13
③なぞかけ大会(前半)をする。
*イスを半円の形にならべ、発表者と聞き手との
順 番に発表していき、なぞかけの答 えを聞き
手に答えてもらう。
やりとりがしやすいようにする。
◆友達の発表を聞いて、よいところやおもしろい
ところに気づくことができたか。
◆言葉遊びのおもしろさが伝わるように工夫して
発表することができたか。
4
④なぞかけ大会(前半)の振り返りをする。
友達の発表を聞いて、よかったところやなるほ
どと思ったところを発表する。
13
5
⑤なぞかけ大会(後半)をする。
⑥本時の学習を振り返る。
* 発 表 の 仕 方 や 話 の 聞 き 方 に つ いて 振 り返 ら
せ、ワークシートに記入させる。
2
⑦次時の学習について知る。
*次時はほかの言葉遊び作 りに入っていくこと
を伝える。
(3)評価
*友達の発表のよいところやおもしろいところに気づくことができたか。(理解)
*言葉遊びのおもしろさが伝わるように工夫して発表することができたか。(話す)
*友達の発表を興味をもって聞くことができたか。(聞く)
-5 -
-6 -
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