...

資料3 国際観光の振興について

by user

on
Category: Documents
27

views

Report

Comments

Transcript

資料3 国際観光の振興について
資料3
国際観光の振興について
~ 外国人観光客の早期回復、更には拡大基調へ ~
1 人口減少社会における国際観光振興の意義
3 今後の取組み
○ 国においては、2020 年の東京オリンピックを絶好の機会と捉え、さらなる観光立国の推進を図るべく、
2020 年に向けて、訪日外国人旅行者数 2000 万人の高みを目指すこととしており、地方においても、その
目標達成に向けた取組が求めらている。
(1) 台湾との国際定期便の誘致による誘客拡大
① 定期便誘致に向けた取組みの強化
ア 花巻空港を利用した旅行商品造成に対する旅行会社への支援の継続
○ 定住人口の減少を観光による国内外からの交流人口の拡大により補い、地域社会の活力を維持すること
が必要。将来的な日本人の観光需要の減少を外国人による需要で補うことが求められている。
イ 年間を通じた誘客拡大を図るため、季節に応じたプロモーションの強化
② 外国人観光客の受入環境の整備促進
ア Wi-Fi 環境の導入促進
1,000 万人突破(2013 年)
・観光庁のアンケート調査では、外国人旅行者が最も困ったことのトップが「無料公衆無線 LAN 環境」
→ 宿泊施設を中心に Wi-Fi 環境の導入促進に取り組んで行く。
2014年上半期訪日外客数(アジア上位5市場)
総数
台湾
韓国
中国
香港
タイ
2013.1-6
4,954,585
1,029,677
1,320,156
536,196
336,114
201,816
2014.1-6
6,260,400
1,391,000
1,276,000
1,009,200
421,000
330,600
伸率
26.4%
35.1%
-3.3%
88.2%
25.3%
63.8%
イ 多言語表記の推進
・観光施設等での翻訳ルールを定めたガイドラインについては、平成 21 年度に策定、22 年度に公表済
・全県観光案内板 72 基のうち 42 基が多言語未対応であり、計画的に多言語化を図っていく。
ウ 免税店の拡充等、ショッピングツーリズムの振興
・平成 26 年 10 月から消費税の免税対象が消耗品(食品、飲料、薬品、化粧品等)にも拡大
→ 現在の県内の免税店は 18 店舗であり、免税店の普及拡大に取り組んで行く。
エ 国際観光人材の育成等
(備考)全体では米国が香港に次ぐ5位
・受入施設の拡大を図るため国際観光人材の育成や、受入施設等の職員の接遇向上に取り組む。
オ 中長期滞在環境の向上
岩手県 外国人宿泊者数の推移(市場別)
90,000
80,000
83,440
70,000
60,000
50,000
40,000
(出典)平成 27 年度観光庁関係予算概算要求
概要資料
61,330
12,090
0
H22
H23
魅力ある観光資源の発掘・磨き上げと効果的な情報発信
ア 年間を通じた誘客の拡大を図るため、実績のある春季・秋季以外の季節、特にも冬季の底上げを図る
→ 地域や民間施設と連携し、冬季を中心に観光資源の発掘、磨き上げを強化
42,790
イ 東北各県と連携した花巻空港を起点とした広域周遊ルートの形成や誘致の取組を強化(旅行博出展、旅
行会社・メディア等招聘、黒部立山等に対抗する東北ブランド確立に向けたプロモーション活動等)
。
35,970
10,000
・スキー客等向けの市街地等へのオプショナルツアー(買物、飲食等)を促進する。
③
32,140
30,000
20,000
その他
中国
韓国
香港
台湾
19,640
H24
32,200
H25
ウ 個人旅行(FIT)への対応を図るため、ICTを活用した効果的な情報発信の強化。
(2) 訪日観光客が急拡大している中国・タイ市場等の開拓強化【市場別取組内容】
2 現状・課題と対応方針
(1) 訪日外客数が過去最高を記録する一方で、本県の平成 25 年(暦年)の外国人宿泊者数は 61,330 人で、震
災前の平成 22 年と比較し 73.5%までしか回復していない。
中国
・2014 年上半期の訪日外客数は過去最高を記録し今後の更なる拡大が見込まれる。
→ ①スキーなど特定目的のツアーの拡大、②大連事務所のネットワークを活用し、これまでに実
績のある広州などターゲットを絞った誘客拡大に取り組む。
(本年 12/15~17、瀋陽、広州で知事
トップセールスを実施)
香港
・2014 年上半期の訪日外客数は過去最高を記録し、2014 年夏には仙台空港にチャーター便が運航
→ 仙台空港の動向を踏まえながら誘客拡大に取り組む。
アセ
アン
・訪日外客数が急拡大しており、特にタイはアジア市場で香港に次ぐ5番目の市場に成長。
→ タイと仙台の定期便が本年3月末に運休となっているが、仙台定期便の復活やチャーター便の
動向を踏まえながら、有望な新規市場としてプロモーションを強化する。
・各種セミナー等を通じて、今後増加が見込まれるムスリムへ対応の普及拡大を図る。
韓国
・2013 年訪日外客数はトップであるものの、近年は伸び悩んでおり厳しい状況が続いている。
→ ソウル事務所のネットワークを活用し、まずはゴルフ・スキーなど特定目的のツアーを拡大。
豪州
・本県への入込はほぼスキー客であるが着実に増加。
→ ニセコ、白馬に次ぐ第3のスキー市場としてブランド化を図り、誘客拡大に取り組む。
(2) 市場別では、宿泊者数の約半数を占める台湾が、震災前の約9割の水準にまで回復している一方、その他
の主要市場はまだ半数にも満たない。
外国人宿泊者数回復状況(市場別)
年
台湾
香港
H25
32,200
4,300
H22
35,970
17,920
H25/H22
89.5%
24.0%
韓国
5,860
12,440
47.1%
中国
2,400
4,940
48.6%
タイ
1,510
600
251.7%
その他
15,060
11,570
130.2%
単位:人泊
合計
61,330
83,440
73.5%
外国人観光客の早期回復、更には拡大基調へと繋いで行くためには、下記の取組みが必要。
① 本県の国人観光客の約半数を占める台湾市場の最重点化
② 台湾に次ぐ有力市場の開拓
Fly UP