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国立環境研究所と浅海底観測システムの共同開発

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国立環境研究所と浅海底観測システムの共同開発
NEWS RELEASE
報道関係者各位
2014 年 2 月 6 日
朝日航洋株式会社
国立環境研究所と浅海底観測システムの共同開発
サンゴ礁を水中写真地図でよりわかりやすく!
朝日航洋株式会社(本社:東京都江東区新木場、代表取締役社長:立野良太郎)は、国立環境研究所・
環境計測研究センター(小熊宏之主任研究員)、生物・生態系環境研究センター・生物多様性保全計画
研究室(山野 博哉室長)と共同で、「見たことのない地図の作成」をキーワードに、浅海底観測システ
ム(特許出願済)を開発しました。
浅海底観測システムは、サンゴ礁を中心とする浅水域の海底画像情報を取得・画像処理を行い、水中
写真地図を作成するシステムです。具体的には、①小型フロートボートに搭載した GNSS ジャイロ(方
位・位置・傾きのセンサ)で位置座標と姿勢情報を収録、②ボートの左右に配置した水中カメラでステ
レオ画像を取得、③収録したステレオ画像と姿勢情報をもとに作成した DSM(Digital Surface Model)
に撮影画像を投影、の手順で浅海底の水中写真地図が完成します。
←GNSS ジャイロ
右カメラ
↑ 水中カメラ ↑
図 1 浅海底観測システム
(上図:全体写真
図 3 サンゴ礁の三次元モデル(DSM:Digital Surface Model)
右縮小図:海上にて)
ルハイビジョンの撮影画像を図 2 の DSM に投影し三次元化した水中
写真地図地図
図 2 サンゴ礁の水中写真地図
サンゴ礁の水中写真地図
図 4 フルハイビジョン画像を上図 DSM に投影した三次元水中写真地図
浅海底観測システムの特徴として、従来の潜水調査と比べ効率的に広範囲を短時間で水中観測が可能
になります。さらに、水中写真地図は位置座標の情報を持つことで、面積の計算や経年変化の抽出も容
易になり、地球温暖化で注目されるサンゴ礁の白化現象や再生状況のモニタリングや水中構造物の点検
等への活用が期待されます。
当社は、今回開発した浅海底観測システムと既存の「航空写真による浅海調査」、「空中ハイビジ
ョン映像計測システム AHVS(Asahi HDTV Video-grammetric System)」技術を活用することで、
従来の調査手法では得られなかった水中写真地図を提供し、浅海底の環境調査や施設調査の効率化を
推進していきます。
お問い合わせは下記へお願いいたします。
朝日航洋株式会社
〒350-1165 埼玉県川越市南台 3-1-1
企画室広報担当 樋口裕美子
TEL:049-245-2548
FAX:049-244-4044
E-MAIL:[email protected]
URL:http://www.aeroasahi.co.jp
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