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旧弥生小学校サウンディング調査実施結果

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旧弥生小学校サウンディング調査実施結果
旧弥生小学校の利活用に向けたサウンディング型市場調査実施結果
1.調査名称
旧弥生小学校の利活用に向けたサウンディング型市場調査
2.調査対象
旧弥生小学校の土地・建物
[施設概要]
所在地
弘前市大字弥生字弥生平 580 番地(都市計画区域外)
土 地
10,578 ㎡(建物敷地 4,891 ㎡、屋外運動場 5,687 ㎡)
木造平屋建 951 ㎡(耐震診断未実施)
管理棟(S35 年)・教室棟1(S26 年)・教室棟2(S35 年)
建 物
教室棟3(S41 年)
屋内運動場(S29 年)
プール(S56 年・鉄筋コンクリート造)
3.調査概要
(1)調査期間
平成 27 年 7 月 17 日(金)~8 月 26 日(水)
[調査スケジュール]
月
日
平成 27 年 7 月 17 日
内
容
募集開始
7 月 31 日・8 月 18 日
現地見学会
※8/18 追加実施
8 月 6 日~12 日
ヒアリング調査参加受付
8 月 24 日・26 日
ヒアリング調査実施
(2)調査の背景
旧弥生小学校は、昭和 11 年の県営集団農耕開発事業による入植者の子どもた
ちが通う学校として、昭和 19 年に船沢小学校冬期間季節分校を開設し、昭和 21
年に通年制分教場(弥生小学校創立)となりました。
昭和 36 年には弥生小学校として船沢小学校から独立し、全校で 6 学級 123 名
となりましたが、近年の児童数の急激な減少により平成 26 年 4 月に船沢小学校
に統合されておりますが、これまで地域コミュニティの中心として、地域住民が
愛着を持って大切に使用してきた施設です。
この調査は、市が取り組むファシリティマネジメント※における遊休施設の有
効活用の取り組みのなかで、貸し付けや売却を進めるための市場調査として実施
しました。
※ファシリティマネジメントとは…
「土地・建物・設備といったファシリティを対象に、これらを経営資産ととらえ、経
営的な視点から設備投資や管理運営に係るコストの最小化、効用の最大化を図り、総合
的かつ長期的に企画、管理、活用する経営活動」をいう。
(3)調査の目的
本調査は、民間企業等による柔軟で地域貢献につながるより良い提案を求める
ことにより、遊休施設の利活用の可能性を幅広く検討することを目的としていま
す。
4.調査結果
(1)参加事業者概要
①参加事業者数:市内4事業者
②業種別内訳 :製造業2社、NPO 法人2社(うち申請中1社)
(2)希望する事業方式
賃貸…4社すべて
(3)活用方法(複数用途としての提案あり)
・食品加工施設…2社
・グリーンツーリズム関連施設…2社
・避難所…2社
・福祉施設…1社
・アウトドア関連施設…1社
・コミュニティ施設…1社
・カフェ…1社
(4)参加事業者からの要望
・昨冬の雪害による屋根の破損など外部不具合について、市で修繕してほしい。
・外部不具合を市が修繕するのであれば、希望価格の再検討も可能である。
・災害時の避難所として施設を開放する場合は、避難所として指定してほしい。
・コミュニティ施設として施設を開放する場合は、地域住民へ周知してほしい。
・冬期間は、県道から玄関付近まで除雪してほしい。
・プール利用時の水道料金を減免してほしい。
・岩木山アウトドアについて、もっとPRしてほしい。
(5)今後の方向性の検討について
今回の調査によって、廃校という比較的大規模な施設ではありますが、活用に
意欲を持つ事業者が複数あることを確認できました。
また、対話のなかでは、学校としてこれまで地域コミュニティの中心としての
役割を担ってきた建物を、今後も地域の中で有効活用するための様々なアイデア
を伺うこともできました。
これらのことから、当該施設は民間事業者による地域環境に配慮された活用の
可能性が高いという結果を得ることができましたので、今回の調査結果をもとに、
今後は事業化に向けた、事業方式や事業者の選定方法、選定の条件などを検討し
ていくこととします。
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