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事業計画 - 富良野市
富良野市立東小学校 校舎・屋内運動場改築事業計画(案) 東小学校 教育目標 豊かな心をもち たくましく生きる子供の育成を願って たくましさ ゆたかさ 平成24年2月 富良野市教育委員会 かしこさ 富良野市立東小学校は、児童数増加に伴い昭和 48 年 4 月に開校しました。保護者はもとより、 地域の方々のご理解とご協力をいただきながら現在に至り、平成 24 年5月現在、児童 271 名、教 職員 24 名が在学しています。 現在の校舎や屋内運動場は、昭和 47 年∼昭和 54 年にかけて建築され、37 年以上が経過しており、 老朽化が著しく耐震性を含めた安全面が懸念される状態でありました。富野市小中学校施設耐震化 推進計画に基づき平成 22 年度に耐力度調査を実施したところ、校舎・屋内運動場とも建物が危険 な状態であると測定され、これを受けて校舎及び屋内運動場の建て替えを行うものです。 なお、本事業は、平成 24 年度の文部科学省所管「学校施設環境改善交付金」及び「公立学校施 設整備費負担金」において事業採択され、工事に要する経費の一部が国庫補助されます。 ■ 基本的な考え方 学校施設は、児童生徒の学習の場として、また豊かな人間性を育む教育環境として重要な意義を 持つとともに、災害時の避難場所としても施設の安全性を確保しなければなりません。そこで、校 舎・屋内運動場改築の基本的な考えを次のとおりとします。 ①多様な学習形態に対応できる学校 ②誰もが利用しやすいバリアフリーな学校 ③地域に開かれ、地域のシンボルとなる学校 ④安全・安心な学校 ⑤環境に配慮した学校 ■ 建築の位置 建築場所は、現在の学校敷地内とします。敷地が限られていることや PTA・学校等から築山を残 してほしいとの要望があったことから、北側の北1号川沿いに建築します。 ■ 施設の特徴 上記のことから、次のような特徴の施設にします。 ・屋内運動場を校舎に内包した建物とします。これにより、敷地の有効利用と屋内運動場の暖房費 を節減します。 ・普通教室と廊下の間仕切りを可動式とし、隣接して多目的スペースを設けることにより、グルー プ学習や少人数指導など多様な授業形態に対応できるようにします。また、校内 LAN を整備し ICT (情報通信技術)を活用した授業が行えるようにします。 ・図書室、多目的スペース、コンピューター室を隣接させることにより、児童の調べ学習や多様な 活動を支援します。また、図書室と廊下の間仕切りを無くしオープンスペースとし、児童がいつ でも気軽に読書を楽しめる空間をつくります。 ・玄関ホールを広くし、学年集会等が行えるようにするとともに、児童が集える空間とします。 ・音楽室を屋内運動場と同様、地域の会合や集会などに開放できる位置に配置します。音楽室と廊 下の間仕切りを可動式にすることにより、音楽室を小ステージとして使用できるようにします。 その際、大階段を観客席として使用することで、授業等での使用のほか、地域の催しなどにも使 用できます。 ・職員室は、児童の登下校やグラウンドでの様子を見通すことができる位置に配置します。 ・エレベーター、多目的トイレ、車椅子対応水飲みなどの設置や段差の無い玄関や玄関ポーチなど、 障がい者やケガをしている方でも自由に校舎内を移動できるよう配慮した施設とします。 ・学校は、災害時の避難施設となることから、停電時でも発電機により外部から電気を供給するこ とで、暖房や照明などを利用できるようにします。 ・カメラ付インターホンや防犯カメラ等により、来校者や不審者の侵入を監視します。 ・照明器具や暖房設備、断熱材、ガラスなどは、省エネ性能の高いものを使用し環境に配慮した施 設とします。特に校舎の主暖房設備に個別管理ができる FF 式真空パネル暖房機を採用し、きめ 細かに温度管理をすることで二酸化炭素の排出量を削減します。 ・ルーバーや庇を兼ねたバルコニー等を設置し、夏の強い日差しを遮ります。 ・屋内運動場の換気システムに、地熱を利用した換気システムを採用します。これにより、電気等 のエネルギーを使用しないで夏は外気温より涼しく、冬は外気温より高い温度の外気を取り込み ます。 ・太陽光発電設備を設置し、自然エネルギーや省エネルギー、環境保全など環境教育の教材として 活用します。 ■ 工事期間中について 本工事は、 ①既存屋内運動場の解体 ②新 校舎・屋内運動場の建設 ③既存校舎の解体 ④外溝(グラウンドを含む)の整備 の順に行います。工事の着工にあたりましては、入学式や運動会など学校行事の日程に配慮し取り 掛かります。工事期間中は、屋内運動場及びグラウンドが使用できなくなるため、代替えの施設の 確保など授業への影響が極力でないようにするとともに、児童の安全はもとより、工事現場が住宅 街にあることから、周辺住民の安全にも配慮しながら工事を実施します。 ■ 施設概要 建 設 地 富良野市北麻町8番1号 富良野市立東小学校 建築面積 5,671 ㎡(校舎:4,669 ㎡、屋内運動場:1,002 ㎡) 構造・階数 鉄筋コンクリート造 2階建 主 要 室 主 要 設 備 ○校舎 普通教室、図工室、家庭科室、音楽室、理科室、図書室、コンピューター室、 児童会室、会議室、多目的スペース、多目的教室、教材室、 トイレ(男・女・多目的)、放送室、校長室、職員室、保健室、印刷室、パントリー、 用務員室、機械室、電気室 他 ○屋内運動場 アリーナ、ステージ、放送室、器具庫、更衣室、機械室 ○校舎 FF 式真空パネル暖房機、温水床暖房、LED 照明、Hf 蛍光灯、災害時外部電源 入力装置、太陽光発電設備、エレベーター、校内 LAN、多目的トイレ(オスト メイト、ベビーシート等)、車椅子対応水飲み、カメラ付きインターホン、外部 センサーライト、防犯カメラ、光電話回線、放送設備 など ○屋内運動場 LED 照明、Hf 蛍光灯、温水パネル暖房、校内 LAN、放送設備、地熱利用換気 設備、災害時外部電源入力装置 など 概算工事費 1,680,000 千円(改築工事) 工 平成25年4月∼平成26年10月 期 ※予定(解体工事及び改築工事)