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そしてチャップスの下にはくジーンズは、以前から
気になっていたカミカゼアタックのジーンズを探し始
める。そしてカミカゼアタックの取扱店であった「両
国オウルズ」の存在を知ることになる。コロンビア番
長がこれまで関わってきたショップは、できもしない
のにできるようなふりをしてウソばっかりついてきて
いるところが多かった。だから「そういう匂い」がす
るところは、バイク屋でも洋服屋でもすぐにわかると
いう。そういう氏をもってして「信頼できるし、会話
をしていて楽しい」という両国オウルズ。
走りの中では、最後に信じられるのは自分だけとい
う考えをしっかりと持ち続けているが、人でもモノで
も自分自身の目でしっかり見定めて、一度信じたもの
は何があろうと最後までとことん信じ抜いてきてい
る。そういうコロンビア番長が選んだアイテムは、時
代がどのように変化していっても変わることのないバ
イク乗りのマストアイテムとなっていくのだろう。
俺の勝負服
デザイン、着心地の良さ、サイズ等どれも大事だが、
もっと大事なのはお互いの信頼関係である。名前の
入ったモノを着るということは、
そういうことなのだ。
ころんびあばんちょう。俺の走りじゃエディローソン
に申し訳ないとの理由で塗り替えたZ1000R所有。小
学生で600キロの自転車での旅を経験。そして免許
が取れる年齢になり、
原付ではなく一気に中型を取得。
NS400を皮切りに、CBX750F、FZR1000など数
台を乗り継いだ。ゴツい見た目とは裏腹にカブトムシ
やクワガタが好き。
「clay more MC」所属。
「雑誌に出ているような…とかっていうものにすごい
抵抗感があって。例えばバイク屋もそうだけど、結局
有名なとこのヤツが走っててもたいしたことないのし
かいなくて……本当にそういうのが嫌いで、自分で選
んだ良いと思うものしか買わないですね」
どれだけ目立つような広告や人物を雑誌で見ても一
切左右されることなく、自分だけを信じるという道を
貫き通してきているコロンビア番長。
旅の目的地に着けばすぐに繁華街に繰り出し、飲み
屋に直行。それまでのスタイルは革つなぎか革パンで
ある。毎回着替えを準備しておかないとさすがにその
ままでは飲みには行けなかった。しかし、
「僕にとっては画期的でしたよ。これだったら脱いで、
仕舞うだけで着替えを持っていく必要がないじゃん」
ある日チャップスの存在に気がつく。そして、どう
してもヒザを擦らないとコーナーが曲がれないという
氏には、カドヤのチャップスしか選択肢がなかった。
走りの中で最終的に信じられるのは自分だけ!
Photo : Fumiharu Kanazawa Text : Riho Hirota
弟子が一人前になった時に形見分けとして生前贈与しているというリン
グ。今までにいくつか入れ替わり、その度に新しい気に入ったモノがゴツ
い指に納まってきた。ただし親指と人差し指だけはバイクの操作に影響が
あるので、つけることはない。
旅に出る時はフルフェ
イスだが通勤ではジェ
ッペルが多いので、状
況に応じてサングラス
も着用する。風の侵入
や夜間走行の見やすさ
を考えれば右のオーク
リーが最高だが、スタ
イル的には左のポリス
がお気に入り。ただ夜
はあまり見えない。
本当にベストなモノはまだ見つけられてないが、ゴテ
ゴテしたのがイヤで、今は四輪のメットっぽく見える
アライ製のGP-5Xを使用し、とりあえずこれで納得
している状態。
コロンビア番長 暑いか寒いかわかりにくい時期に重宝しているジャケッ
トはオウルズオリジナル。跨った時に前傾姿勢になるた
め、ダブルジッパー仕様になっているのがかなり楽。
塗装面のラフな作りなんかがB級っぽくて気に入って
いるバックルもオウルズで購入。ベルト自体は知り合
いのラーメン屋さんにもらったもの。
御守りとしてバリで購入したガムランボール。中には真
鍮製の鈴が入っており、動くたびに神秘的な音色を奏で
ている。本人だけではなく、家族全員が持っている。
単純にデザインが気に入ってオウルズで買ったカミカゼ
ラグラン七分Tシャツはヘビーローテーションな一着。
こういったジョークも彼の購買意欲を刺激する。
所属するチームの名前が入ったバングルは肌
身離さずつけている。アクセサリーというよ
りも、もはや身体の一部となりつつある。
取材協力◆OWLS 東京都墨田区両国2-15-6 03-3846-3599 http://owls73.com
走る時の標準装備である革ジャンはメーカー不明。そして
その上には、チームのパッチを縫いつけたカットオフを羽
織る。何年も変わらないスタイルには説得力がある。
手首が締められるのが嫌いなので、締めつけが緩く調整すること
ができるタイプで、スピーディのグローブを使用。無駄に進化し
たモノではなく'80年代っぽいスタイルが好きだと言う。
両国オウルズで見つけたマニフォールド製ロングウォレット。値
段以上に丈夫で機能性が高いという理由で使っている。そういう
信頼できるモノだけで全身を固めている。
「バイクに乗るならエンジニアしかな
い」という考えからレッドウイングを
長年愛用。数年で穴が開いてしまい交
換しているが、
「メーカーが商売を考
え始めたのか最近は革が薄くなってき
た」とのこと。
機能性とカッコ良さを兼ね備えたチャップスの存在を知
り、自身の使用目的に合うものはこれしかないということ
で選んだカドヤ製チャップス。
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