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「創立記念日」にあたって

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「創立記念日」にあたって
平成 26 年 11 月 10 日
創立記念日にあたって・・・
全体朝礼の見直しと経営からの配信文書について
代表取締役社長
石和田 雄二
管理部門と講習中の新人位しか出ない全体朝礼の在り方に疑問を感じながら、
経営の状況や見通し、現場作業の問題と問題解決、会社全体から見た仕事や
要員の調整などは、社員に報告すべしとの信念で今日まで続けて来ましたが、
話題多く長すぎる面もありましたが、こういうテーマは、会社を自分の成長
の場と捉え、問題意識を持って会社を良くしたいと思う人にしか伝わらない。
その故に全体朝礼は聴く人にも、話す人にも無駄な時間となり、次第次第に
管理者も含め現場の社員が出なくなり、全体朝礼の意義が失われていました。
現場社員が目先の仕事で忙しいのは事実としても、仕事の進め方や配分など
の管理面の工夫、上位者による内容の理解や考え方など担当への支援や指導、
その上で問題の予測や事前対策を経営と管理と専門家が一体になって議論し、
仕事の進め方への改善努力を続けるなら、
管理効果や生産性向上などで現場技術者一人ひとりの忙しさの質が変り、
仕事を通じて管理者も担当者も成長、その達成により組織力も培われる筈です。
その為の議論の種蒔をするのが全体朝礼の狙いでもあったが、結果は逆効果、
時間の無駄と自己流管理の蔓延に加え指示待ち社員を再生産、組織力は低下、
朝礼だけの問題ではありませんが、結果的に業績も会社の信用も、総合的な
技術力も、衰退する方向に進んでいます。
社員一人ひとりが自分の将来を託す会社の成長を本気で考え願うこと、
自分達の活躍のより良い舞台を創ることに夢を持ち、それに情熱を傾けること、
客観的に成長可能性の高い今、そんな会社に脱皮すべく仕組作りを工夫したい。
社員に伝わらない朝礼に時間をかけるより、簡潔な文書で会社情報を伝えたい。
まず朝礼ですが、これからの朝礼での私の話は、1 スピーチ 1 テーマにします。
前に本社7F の経営管理の朝礼に出ていた時の感覚で、メモなしで話します。
私の持ち時間は、15 分~30 分で十分、他に 2~3 名のスピーチを入れても、
9:15 分~10:30 位の時間帯で十分でしょう。
それを月 2 回、全体朝礼と巡回朝礼(これは 10 時に終わる)形式で実施する。
巡回朝礼は各部門との共催、本社からは経営管理と社長、副社長が出席する。
マンネリを排し新味を出し、社員参加を促す必要がある、との思いからです。
配信文書は、いくつかのカテゴリーに分け、時期の調整と発表手段も工夫する。
大きく分けて、カテゴリーは<経営>、<時評>、<私想>の 3 本立てとする。
その中に含まれる文書の表題とその内容は以下の通り。
<経営>
(1)「経営期報」
(2)「経営概況」
(3)「JobPlan」
(4)
「社長 MSG」
四半期単位の経営の PDCA 報告で社員全員が対象。
月次にポイントを押さえて管理層だけに概況を配信。
月 2 回、全体調整済みの作業計画を社員全員に配信。
不定期だが、経営判断に伴う方針等を全社員に説明。
入社式等の重要行事、昇進昇格、組織体制の変更、
給与賞与水準説明、経営会議の重要決定事項の報告、
各種イベント挨拶、・・・等々。
(3)(4)は、定期と行事やイベントに合わせて従来も配信して来たが、
朝礼に代わって、
(1)と(2)を定期配信、経営の透明性を保つと同時に、
心ある社員に呼び掛け、経営に関心を懐かせ、将来の管理人材養成を狙う。
<時評>
(1)「経済動向解説} 経済はビジネスマンの必須知識、管理者に配信。
(2)「ICT 動向解説」 IT とその市場変化はサービスの基本、全員配信。
(3)「業界動向解説」 業務知識業界動向もサービスの前提、全員配信。
(4)「朝礼テーマ解題」簡潔朝礼の下準備となるテーマ解題と背景説明。
読んでも読まれなくても必要な作業、全員配信。
ビジネスパースンの教養講座、細部のことも解って手の動く技術者である
と同時に、将来から市場から客の立場から発想出来る大局観を植付けたい。
<私想>
(1)「自然と季節の変化を楽しむ」
(2)「ニュースの背景を読む」
(3)「人と言葉に学ぶ」
(4)「仕事の現場から考え、改善する」
経験の中で、私が折に触れて考え、感じたことを勝手に伝える文章ですが、
若い人や壁にぶつかっている人に、考え方や発想のヒントを与えるのが目的。
3 年後、500 人 50 億企業を目指し、当社は漸く成長軌道に乗る所に来ています。
朝礼と文書を一つの契機に社員が自分と会社の成長を真に願う気持ちを共有し、
困難を越え業界屈指の優れた企業に脱皮してゆくのです。ご協力の程、宜しく。
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