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調和のパワーポイントファイルを自動化します
JohoEnshuu07_08.ppt 情報活用演習07 第八回 ~~グラフツール入門(2)~~ 担当:水野 恒史 居室:理学部 物理科学科 高エネルギー宇宙研究室 (理学部 B210号室) 電子メール:[email protected] ホームページ:http://home.hiroshima-u.ac.jp/tsune/ 1 JohoEnshuu07_08.ppt お知らせ •これまで紙で出欠を取っていましたが、端末へのログインの 記録が残せることが分かりましたので、これで出席をカウント します。今回は移行期間ということで、紙の出席も併用します。 •11/27: 端末のログイン記録をもって出席とする。うまく行か ない場合に備え、紙の出席もとる。 •12/4以降:問題がなければ、端末のログイン記録で出欠カウ ント(紙への記入は不要) 2 JohoEnshuu07_08.ppt 前回の復習 •グラフ作成ツール「gnuplot」の入門を行った。関数やデータを グラフにするのは、物理、数学の理解に非常に役に立つ。 gnuplotの起動は「gnuplot」と打つ。やめるのは「quit」ないし は「exit」。きれいなグラフがかけたら保存したくなるので、作業 ディレクトリ(たとえば「Work」)を作り、その中で起動するのがお すすめ。具体的なコマンドは、前回の資料参照 3 JohoEnshuu07_08.ppt グラフを保存する(1) •グラフのみを保存するには、「set terminal」および「set output」コマンドを使う。前者で 画像フォーマットを決め、後者でファイル名を決める。 •画像ファイルができて、正しいグラ フになっていることを確認する。 「terminal」とは出力先のこと。「x11」はグラフィ カルな画面、「png」はpngフォーマットのファイ ルに、出力先を指定することを意味する。 •出力を画面でなくpngファイルにする •ファイル名の指定 •グラフ再描画。画面には表示されない •出力を画面に戻す。「set ouput」を忘れずに •直前のグラフを再描画 4 JohoEnshuu07_08.ppt グラフを保存する(2) •コマンドで指定するのが面倒なひとは、スクリーンショットを使うと楽。 •真ん中ボタンで最大化と元に戻すを切り替え •最大化をしたあとでPrintScreenボタンを押すと保存できる 5 JohoEnshuu07_08.ppt タイトルをつける、値の範囲を指定する •通常xおよびyの範囲はgnuplotが勝手に決めてくれるが、値の範囲、軸のタイトルなど はユーザーが自由に決めることが可能である。 軸にタイトルがついてるこ とを確認してください。 •「set grid」でグリッド(点線)を表示させる。 •「set xlabel」「set ylabel」「set title」でx軸、y 軸および全体のタイトルを指定 •値の範囲の指定は [x軸の最小値:最大値][y軸の最小値:最大値] という書式。piはπのこと 6 JohoEnshuu07_08.ppt 重ねがき •2つの物体の運動を比べる、データと理論式を比べるなど、複数のグラフを同 じ画面に重ねがきしたいことが往々にしてある。このようなときも「replot」を使う。 •最初の3つのコマンドは、軸および全体 のタイトルをなしにするもの。 •続いて、x軸y軸の範囲を指定する。 •その上で2つのグラフの重ねがきをす る。 7 JohoEnshuu07_08.ppt 複数の画面を開く •2つのグラフを1つの画面に重ねがきする代わりに、別々の画面に表示させた いこともあります。そのようなときも、「set terminal」コマンドを使う。 x11の「0番」 デフォルトで表示される画面 x11の「1番」 今回新たに指定した画面 •最初の2つで、x軸y軸の範囲を自動設 定に戻す。 •続いて、y=x*xを表示。 •出力先を別の画面にする。 •その上で、y=x*x*xを表示 8 JohoEnshuu07_08.ppt 練習してみよう •ここまで学んだことを練習してください。軸のタイトル、 範囲も指定してみよう。以下は例題。 (1)周波数、振幅の異 なる波動 sin(0.5 x) sin( 2 x) (1) (2)減衰振動 e −0.2 x sin( 2 x) 0.3 sin( 2 x) (3)ボール投げ。 初速度は同じで、 角度θが異なる 1 2 tan θ × x − × x 2 2 cos θ (3) (2) 60度 45度 30度 0度 9 JohoEnshuu07_08.ppt 3次元プロット(1) 3次元関数(xとyが変数:z=f(x,y))をプロットするのはsplotコマンドを使う。また表示され たグラフにマウスカーソルをあて、左ボタンを押しながら動かす(ドラッグ)すると、視点を 変えることができる。 10 JohoEnshuu07_08.ppt 3次元プロット(2) •メッシュを細かくしてみやすくするのは「set isosamples 数字」としてやればよい。 set isosamples 50 11 JohoEnshuu07_08.ppt 3次元の重ねがき •3次元の重ねがきは、式を「,」でつなぐ。これは2次元のグラフの重ねがきにも使える。たと えば、「splot x*x+y*y, x+y」とすると、以下のグラフが描ける。 12 JohoEnshuu07_08.ppt 媒介変数表示(1) •円・球面などは、x,yよりも媒介変数表示の方が分かりやすい。これ を行うのが「set parametric」コマンド。 •2次元は「t」が変数となる。円の媒介変数表 示は、角度の関数として x = cos θ y = sin θ となるので、x=cos(t), y=sin(t)としてあらわ せばよい。(xとyを入れ替えても同じ) 13 JohoEnshuu07_08.ppt 媒介変数表示(2) •3次元の場合は、媒介変数が2つになる。球面などをあらわすのに便利です。 •2次元は「u」「v」が変数となる。球面の媒介 変数表示は、角度の関数として x = cos φ cos θ y = cos φ sin θ z = sin φ となるので、x=cos(u)cos(v), y=cos(u)sin(v), z=sin(u)としてあらわせば よい。 14 JohoEnshuu07_08.ppt 練習してみよう •残りの時間は各自グラフ作成の練習にあててください。以下は例題です。 なお(3)は、水素原子の電子軌道をあらわす球面調和関数の一種 (1)様々な円、楕円 x x 2 x x 2 2 2 2 2 2 2 + + + + y y = 2 2 1 = 1 y 2 = 1 2 2 y 2 = 1 2 2 (1) (2)原点からの距離が •cosθである曲線 x = cos θ cos θ y = cos θ sin θ (2)原点からの距離が sin2θである3次元曲面 ?(考えてみて) •sinθである曲線 ?(考えてみて) (2) (3) 15