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4374 lmlノmin :1,421mm
∼g I g 氏 名 授 与 し た 学 位 専攻 分野 の名称 学 位 授 与 番 号 学 位 授 与 の 目付 学 位授 与 の要件 井 石 龍 比 古 博 士 医 学 博 甲第 43 74 号 平 成 23年 3月 25日 医歯 薬 学 総 合 研究 科 病 態制 御 科 学 専 攻 (学 位 規 則 第 4粂 第 1項 該 当) 学 位 論 文 題 目 I nf usi onofHypert oni cSali ne i nto t heLung P ar e n c h y m ad uri n gR a di o f r e q u e n c yA bl ati o nort h e L u n gsWi t hM ul ti ti n e dE x p a n d abl eEl ect r o des: R es ul t sU si n gaP or ci n eM o d el ( 高張生理食塩水注入下における肺 ラジオ波焼灼術 : ブタ正常肺を用いた動物実験) 論 文 審 査 委 員 教授 三 好新 一郎 教授 谷本 光音 学 位 論 文 内 容 の 要 准 教授 雑 賀 隆史 旨 肺 ラジオ波 焼灼術時 に高張生理食塩水 ( 生食)を注入す る事 で凝固壊 死体積 が増大 す るか 、 3頭 の ブタの正常肺 を用 いた動物実験 を行い検 討 したO グルー プを 3つに分 け、グル ープ 1 (n-6):生食注入 な し、ラジオ波 出力小 :グループ 2 (n-5):生食 注 入 あ り、 ラ ジオ波 出力大 :グループ 3 (n-9):生食注入 あ り、 ラジオ波出力小 と し、合計 20 カ所の焼灼 を行 った。生 食 は焼灼前 に予 め l mlを注入 し、焼灼中には l ml ノ mi nの速 度 で 2ml、合計 3ml注 入 した。各群 にお ける焼 灼 パ ラメー ターおよび 葺 疑国境死体積 を比較検 討 した。 グルー プ 3はグループ 1、2に比 し平均組織抵抗が低 い傾 向にあ った ( 各 々p-0. 059、p-0. 053)O また グル ープ 3は グループ 2に比 し有 意 に焼灼 時 間 が長 く ( p-0. 004)、 グループ 1 お よび 2に比 し最大 出力 が高か った ( 各 々p-0. 001、p-0. 004)。凝 固壊 死体積 ではグループ 3は グループ 2に比 し有意 , 421 mmavs.858mm3,p-0. 039)、 グル ープ 1に比 し有意差 に増大 し ( 平 均体積 :1 は認めなか った ものの増 大傾 向を認め た ( 878mm3、p-0. 077)。検 討数 は少ないが 肺 ラジオ波 焼 灼時 に生 食 を注入す る事 によ り凝 固壊 死体積 の増 大 を得 る事 がで きる 可能性が示 唆 された。 論 文 審 査 結 果 の 要 旨 本研 究 は、肺 ラ ジ オ波焼 灼術 にお いて 高張 食塩 水 ( 10%) を注 入 す る こ と で凝 固壊 死体積 が 増 大 す るか 、豚 の正常肺 を用 いて検 討 した もの で ある。 そ の結 果 、 高張食 塩 水 注 入群 は非 注 入群 に比べ て 平 均組 織 抵 抗 の低 下、焼 灼 時 間の延 長 、最 大 出 力 の増 大 に伴 い、凝 固壊死体 積 の増 大 が 認 め られ た。 この 結果 は 、 肺 ラジ オ 波 の効 果 を増 大す るため の重 要 な知 見 で あ り価 値 あ る業績 であ る と認 め るO よ って ・ 本研 究 者 は 博士 ( 医学 )の学位 を得 る資格 が あ る と認 め る。