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沖縄(PDF形式:67KB)

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沖縄(PDF形式:67KB)
(11)沖 縄
沖縄地域では、景気は着実に回復している。
・ 観光は堅調に増加している。
・ 個人消費は堅調増加している。
・ 雇用情勢は厳しい状況にあるものの、着実
に改善している。
(注)下線を付した箇所は、前回からの変更のあった
箇所を表す( は上方に変更、 は下方に変更)
。
前回調査からの主要変更点
前回(平成 27 年5月)
個人消費
住宅建設
増加
大幅に減少
今回(平成 27 年8月)
堅調に増加
大幅に増加
↑
↑
1.観光及び企業動向
(1)観光は堅調に増加している。
入域観光客数のうち、国内客については、4月は、LCCを中心とした航空路線の拡充等
から前年を上回った。5月は、台風の影響で欠航があったものの、ゴールデンウイーク期間
を中心に好調に推移したこと等から、前年を上回った。6月は、LCCを中心に好調に推移
したものの、東京及び名古屋方面において旅行商品の販売等が一部伸び悩んだこと等から、
前年比微減となった。
外国客については、4月は、航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増により、空路・
海路共に好調に推移したこと等から、単月の過去最高記録を更新した。5月は、引き続き航
空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増などにより、前年を上回った。6月は、引き続き
航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増により好調に推移し、3か月連続で単月の過去
最高記録を更新した。
主要ホテルの客室稼働率は、那覇市内ホテル、リゾートホテルともに前年同期を上回って
いる。
(%)
30
25
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
入域観光客数
入域観光客数等の動向
(千人)
実数(右目盛)
前年同月比
(単位:千人、%)
800
26年10-12月
700
600
500
400
入域観光客数
(前年比)
ホテル稼働率
(前年差)
8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 月
25年
26年
27年
300
27年1-3 月
4-6月
27年7月
1,700
8.1
1,740
6.9
1,857
10.2
714
9.2
73.9
3.5
81.4
2.4
77.1
1.3
-
(備考)1.入域観光客数は沖縄県観光政策課調べ。
2.ホテル稼働率は日本銀行那覇支店調べ。
3.ホテル稼働率の前年差については、内閣府にて算出。
(11) 沖縄
(2)企業動向の業況判断は「良い」超幅が拡大し、資金繰り判断は「楽である」超幅が縮小してい
る。
① 企業短期経済観測調査及び中小企業景況調査
企業短期経済観測[業況判断]
(%ポイント)
40
(%ポ イント )
30
20
10
全産業
20
製造業
15
製造業
非製造業
10
非製造業
5
0
0
-10
-5
-10
-20
-15
-30
-40
企業短期経済観測[資金繰り判断]
25
全産業
-20
12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 月
23年
24年
25年
26年
27年
21年 22年
(備考)
「良い」-「悪い」回答者数構成比。27 年9月は予測。
-25
12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 月
23年
24年
25年
26年
27年
21年 22年
(備考)
「楽である」-「苦しい」回答者数構成比。
26 年12 月は新・旧基準を併記。
26 年12 月は新・旧基準を併記。
中小企業景況調査[業況判断]
(%)
0
全 産業
-10
製 造業
-20
-30
-40
-50
-60
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢ期
23年
24年
25年
26年
27年
21年 22年
(備考)
「好転」-「悪化」回答者数構成比。27 年Ⅲ期は見通し。
九州(含む沖縄)地区のDI。
② 景気ウォッチャー調査(7月)
[企業動向関連(現状)
]
「今月は週末に2度の台風に見舞われたものの、引き続き観光客の大幅な増加やスーパー関係
の好調さが聞かれる(食料品製造業)
」などの回答がみられた。
(3)設備投資の民間非居住用建設工事は減少している。
民間非居住用建設工事費(前年同期比)の推移
(%)
50
企業短期経済観測調査[設備投資(6月調査)
]
沖縄
40
(前年度比、%)
全国
30
全 産 業
製 造 業
非製造業
20
10
0
26年度実績
10.2( 5.2)
▲1.4(▲1.8)
14.0( 7.4)
(備考)
( )は前回(3月)調査比修正率。
-10
-20
1-3
25年
4-6
7-9
10-12
1−3
26年
4-6
7-9
10-12
1−3
27年
4-6 四半期
27年度計画
▲12.2( 2.3)
▲46.7(▲14.5)
▲2.3( 5.5)
(11) 沖縄
2.需要の動向
(1)個人消費は堅調に増加している。
① 地域別消費総合指数(RDEI(消費)
)
4月は前月比 0.1%増、5月は同 0.2%減、6月は同 1.2%減となった。
② 大型小売店販売額
大型小売店販売額は、4月は新規出店・改装効果に加え、食料品や衣料品などが伸長したこ
と等から、前年を上回った。5月は催事効果や、食料品や衣料品などの販売が伸長したこと
等から、前年を上回った。6月は新催事や改装の効果が継続してみられたことや、食料品や
衣料品などの販売が引き続き好調に推移したこと等から、前年を上回った。
③ 景気ウォッチャー調査(7月)
[家計動向関連(現状)
]
沖縄地域の家計動向関連DIは、55.0 となり前月より 1.3 ポイント上昇した。
「民間賃貸アパート、米国人向け戸建賃貸住宅など、建築請負契約の受注が順調に推移して
いる(住宅販売会社)
」など、
「やや良くなっている」とする回答が増加した。
(%)
25
大型小売店販売額等
(店舗調整前、前年同月比)
RDEI(消費*1)
20
大型小売店(*2)
15
コンビニ(*2)
10
乗用車(*3)
5
(季節調整値)(*3)
0
大 型小売 店販売 額
-5
-10
27年4月
0.1
13.9
9.4
▲13.7
▲11.3
5月
▲0.2
10.2
9.5
▲13.9
6.1
2.
大型小売店は経済産業省調べ
(店舗調整前)
。
コンビニは日本銀行那覇支店調べ。
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 月
25年
26年
27年
前年同期(月)比(%)
。
3.乗用車は、乗用車新規登録・届出台数(上段は前年同期(月)比(%))
R DEI (消費 )と自 動車新 規登録 ・届出 台数の 推移
150
景気ウォッチャー調査(家計動向関連)
130
80
125
120
120
90
115
自動車新規登録・届出台数
(季節調整値、2010年=100)
60
30
50
110
RDEI
105
(季調調整値、2005年度=100、右目盛)
現 状判断 DI
先 行き判 断DI
100
20
0
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6
月
25年
26年
27年
95
8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 月
25年
26年
27年
(2)住宅建設は大幅に増加している。
持家、貸家、分譲が前年を上回ったことから、全体では大幅に増加している。
(3)公共投資は 27 年度累計でみると前年度を下回っている。
(%)
120
新設住宅着工戸数(前年同月比)
(%)
200
150
公共工事請負金額(前年同月比)
沖縄
全国
80
100
40
50
0
0
-40
-80
-50
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 月
25年
26年
27年
6月
▲1.2
6.5
8.8
18.6
20.8
(備考)1.季節調整済前期(月)比(%)
コ ンビニ
-15
27年4-6月
0.1
10.1
9.2
▲10.1
▲6.8
-100
8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 月
25年
26年
27年
(11) 沖縄
3.雇用情勢等
(1)雇用情勢は厳しい状況にあるものの、着実に改善している。
①有効求人倍率及び完全失業率等
有効求人倍率は上昇している。完全失業率は前年同期を下回っている。
(倍)
完全失業率(原数値)
(ポイント)
有効求人倍率(季節調整済)
1.20
0.3
1.00
4∼6月
0.83
(%)
8.0
前年同期差
沖縄(右目盛)
全国(右目盛)
0.7
7.0
-0.1
6.0
-0.5
0.80
5.0
-0.9
5.0
-1.3
0.60
0.40
沖縄
-1.7
全国
-2.1
-2.5
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 月
25年
26年
27年
4.0
4-6
25年
7-9
10-12 1-3
26年
4-6
7-9
10-12 1-3
27年
4-6
3.0
四 半期
(備考)沖縄県の完全失業率は、沖縄県「労働力調査」より算出。
②景気ウォッチャー調査(7月)
[雇用関連(現状)
]
「航空業界などで久しぶりの求人が見受けられる。地域性はともかく、旅行など余暇への消
費が伺える(学校[大学])
」などの回答がみられた。
(2)企業倒産は、件数、負債総額ともに減少している。
(3)消費者物価指数は下落に転じている。
(%)
企業倒産
(件、億円、%)
倒産件数
(前年比)
負債総額
(前年比)
26年7-9月
10-12月
27年1-3月
4-6月
27年7月
18
28
22
12
4
▲30.8
100.0
22.2
▲14.3
0.0
19
21
23
9
17
▲27.5
▲76.3
8.9
▲77.5
366.8
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
-0.5
-1.0
消費者物価指数
(生鮮食品を除く総合、前年同月比)
沖縄
全国
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6
月
25年
26年
27年
○ 景気ウォッチャー調査(7月)
[合計(特徴的な判断理由)
]
<現状>
・中部の大型ショッピングセンターや那覇以外の地域に客が流れると予想していたが、思っ
たほど変わっていない(衣料品専門店)
。
<先行き>
・近くに宿泊施設が増加しており、入客増が見込める(コンビニ)
。
景気ウォッチャー調査
(合計:家計動向関連+企業動向関連+雇用関連)
80
50
現 状判断 DI
先 行き判 断DI
20
8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 月
25年
26年
27年
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