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香労発基0202第4号 平成 27 年 2 月 2 日
0202第 4号 27年 2月 2日 香労発基 平 成 一 般社 団法人 香 川 ビル メ ンテナ ンス 協会 会長 殿 香川労働 局 謳 財 肇 潟 繭鸞 舅 晨鐵腱 第 12次 労働災害防止計画 の 目標達成 に向けた労働災害防止対策 の推進 について (協 力要請 ) 一 「STOP!転 倒災害 プ ロ ジェ ク ト 2015」 によ る転倒 災害 の 防止 一 平成 25年 度 にス タ ー トした第 12次 労働災 害 防止 計画 (以 下 「12次 防」とい い ます。) にお き ま して は、平成 29年 時点で労働 災 害発 生件数 を平成 24年 実績 よ りも 15%以 上 減 少 させ る ことを 目標 と してお り、 2年 経過 時点で香 川労働 局 で は、死 傷災 害 が 13%の 減 少 とな って い る ものの、 残 り 3年 間 で の 目標 達 成 に 向 けて着実 に労働災 害 防止 対策 を推 進す る必 要 が あ ります 。 よ って、 12次 防 の 中間年 に当た る本年 は、労働 災害 の大幅 な削減 に 向 けた対策 を一層 積極 的 に展 開 します 。 厚 生労働 省 にお き ま して は、死 傷 災 害発 生件数 の 2割 以 上 (23,729人 ・ 平成 26年 12 月末 時点速報値 )を 占め、近年増 加 傾 向 にある 「転倒災 害」 に着 目 し、 労働 災害 防止 団 体 とともに 「STOP!転 倒災 害 プ ロ ジェ ク ト 2015」 (別 添 )を 主 唱 して 、 各事 業場 に お け る転倒 災 害 防止 対策 の展 開 を 図 る ことと してお り、香 川 労働 局 にお いて も県 下 の死 傷災 害発 生件数 の約 2割 を 占めて い る ことを踏 まえ、そ の 取組 の推進 を図 る ことといた しま した。 労働 力人 口の 高齢化 の一 層 の進行 が見 込 まれ る 中 、事 業場 にお け る転倒 災害 防止対 策 の重 要性 は ます ます高 ま ってお ります 。貴 団体 にお かれ ま して も、 安 心 して働 ける職 場 環境 の 実現 に 向 けて 、傘 下 の 会員 事 業 場 に対 し、上 記 プ ロ ジェク トを周知 い ただ くと と もに趣 旨 を御 理解 の上 、取 り組 んで い ただ き ます よ う、特 段 の御配 慮 をお 願 い します 。 別添 S丁 1 OP!転 倒 災害 プ ロ ジ ェク ト2015実 施 要綱 趣旨 平成 26年 の労働 災害 は、上 半期 時点 で大 幅な増 加 とな った こ とか ら、昨年 8月 に 「労働 災害 のな い職場 づ く りに向けた 緊急 要請 」 を行 う等 、各種 対策 を推 進 した と ころで あるが 、結果 的 に死亡 災害 、死傷 災害 ともに前年 を下 回 る には至 って いな い。 この よ うな状 況 で は、平成 25年 にス タ ー トした第 12次 労働 災害防 止計 画の 目標 を達成 す る ことは 困難 で あ る。 この た め、計 画 中間年 を迎 え る平成 27年 にお いて は、休 業 4日 以上の死傷 災 害の 2割 以上 と、最 も件 数の 多 い転倒 災害 に着 目す る こ と と した。特 に、高年 齢 労働者 が転倒 災害 を発生 させた場合 は、その 災害の程度 が重 くな る傾 向 にあ るた め、今後 、労働 力人 口の 高齢化 が 一層 進 行 す る と見込 まれ る 中、事業場 に お ける転倒 災害防 止 対策の徹底 を 図る ことは極 めて重要 と考 え られ る。 本 プ ロジェク トは、職場 における転倒 リスクの総点検 と、必要な対策を講ず る ことによ り、職場の安全意識を高め、安心 して働ける職場環境を実現する こ とを 目的として実施するものである。 2 期間 平成 27年 1月 20日 か ら12月 31日 までとする。 なお、プ ロジェク トの実効を上げるため、昨年積雪や凍結 による転倒災害が 多発 した 2月 、全国安全週間の準備月間である 6月 を重点取組期間とする。 3 主唱者 厚生労働省、中央労働災害防止協会、建設業労働災害防止協会、陸上貨物運 送事業労働災害防止協会、港湾貨物運送事業 労働災害防止協会、林業 `木 材製 造業労働災害防止協会 4 5 実施者 各事業場 主唱者の実施事項 転倒災害はすべての業種 に共通する課題であ り、適切な対策を講ずる前提 と して、事業者の理解 を促 し、安全意識を浸透 させていく必要があるため、 厚生労働省 と各労働災害防止団体がそれぞれ 自らの強みを活か して、以下の 対策を展開する。 (1)厚 生労働省の実施事項 ① 転倒災害防止に係る周知啓発資料等の作成、配布 ② 転倒災害防止対策 に有益な情報等を集めた特設サイ トの開設 (i)効 果的な対策、好事例 の紹介 (チ ェック リス トを含む) (il)転 倒災害防止対策に有益な保護具等の紹介 (雨 )転 倒災害防止対策に資するセミナー等の案内 (Ⅳ )積 雪、凍結期等の対策 ③ 本プロジェク トを効果的に推進するための各種団体等への協力要請 ④ 都道府県労働局、労働基準監督署によるチェックリス トを活用 した事業 場への指導 (2)各 労働災害防止団体の実施事項 ① 会員事業場等への周知啓発 ② 事業場の転倒災害防止対策への指導援助 = ③ 転倒災害防止対策に資するセミナー等の開催、教育支援 ④ 転倒災害防止対策に資するテキス ト、周知啓発資料等の提供 ⑤ 転倒災害の防止に有益な保護具等の普及促進 6 実施者の実施事項 (1)重 点取組期間に実施する事項 ① 2月 の実施事項 ア 安全管理者や安全衛生推進者が参画する場 (安 全委員会等)に おける転 倒災害防止に係る現1犬 と対策の調査審議 イ チェックリス トを活用 した安全委員会等による職場巡視を通 じた、職場 環境の改善や労働者の意識啓発 ② 6月 の実施事項 職場巡視等により、転倒災害防止対策の実施 (定 着)状 況の確認 (2)一 般的な転倒災害防止対策 ① 作業通路における段差や凹凸、突起物、継ぎ目等の解消 ② 4S(整 理、整頓、清掃、清潔)の 徹底による床面の水濡れ、油汚れ等の ほか台車等の障害物の除去 ③ 照度の確保、手す りや滑 り止めの設置 ④ 危険箇所の表示等の危険の 「見える化」の推進 ⑤ 転倒災害防止のための安全な歩き方、作業方法の推進 ⑥ 作業内容に適 した防滑靴やプロテクター等の着用の推進 ⑦ 定期的な職場点検、巡視の実施 ③ 転倒予防体操の励行 (3)冬 季 における転佳1災 害防止対策 ① 気象情報の活用によるリスク低減の実施 ア 大雪、低温に関する気象情報を迅速 に把握する体制の構築 イ 警報・注意報発令時等の対応マニ ュアルの作成、関係者への周知 ウ 気象状況に応 じた出張、作業計画等の見直 し ② 通路、作業床の凍結等による危険防止の徹底 ア 屋外通路や駐車場における除雪、融雪剤の散布による安全通路の確保 イ 事務所への入室時における靴裏の雪、水分の除去、凍結のおそれのある 屋内の通路、作業場への温風機の設置等による凍結防止策の実施 ウ 屋外通路や駐車場における転倒災害の リスクに応 じた「危険マップ」の 作成、関係者への周知 工 凍結 した路面、除雪機械通過後の路面等における荷物の運搬方法、作業 方法の見直 し あなたの職場 は大丈夫 ?転 倒 の危 険をチ ェ ック してみ ま しよう 転倒 災害防止 のためのチ ェ ックシ ー ト チ ェ ック項 目 面 1 身の 回 りの整理 ・整頓を行 つていますか 通路、階段、出口 に物を放置 していませんか □ 2 床 の 水 た ま りや氷 、油 、粉類 な どは放 置 せず 、 その都度取 り除 いて い ますか □ 3 段差 のある箇F Nや 滑 りやすい場所な どに 注意を促す標識をつ けて いますか □ 4 安全 に移 動 で きる よ うに十分 な 明るさ (照 度 ) が確保 され て い ますか □ 5 ヒヤ リノヽ ッ ト1青 報を活用 して転任1し やすい 場所の危険マツプを作成 し、周知 していますか □ 6 職場巡視を行 い、通路、階段な どの状況を チェック していますか □ フ 荷物を持ち すぎて足元が見えな いことは あ りませんか □ 8 ポケ ッ トに手を入れなが ら、人と話 しながら、 携帯電話を使 いながら歩 いていませんか □ 9 作 業靴 は、滑 りに くさを考 えて選 んで い ますか □ 10 ス トレッチ体 操 や転倒 予 防 の ための運 動 を 取 り入れ て い ますか □ チェックの結果はいかがで したか ? 問題のあ つたポイン トが改善されれば、きつと 作業効率も上が つて働 きやすい職場 にな ります。 どのように改善するか 「安全委員会」などで、全員でアイデイアを出 し合いま しょう !