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平成28年度大垣市社会福祉協議会事業計画をUPしました
平成28年度 大垣市社会福祉協議会 事業計画 【基本方針】 急速な少子高齢化や核家族化が進む中、今日の地域福祉を取り巻く状況は、大きく変容してき ており、高齢者や生活困窮者の社会的孤立など地域社会が抱える福祉・生活課題は、公的制度や 家族だけでは対応出来ない様々な問題を顕在化させております。こうした中、国では、「一億総 活躍社会」の実現を目指して、本格的な取り組みがスタートしようとしています。国民一人ひと りが活躍できる社会を実現するには、互助の精神、「お互い様」の気持ちを育む「地域福祉」の 向上が求められています。 大垣市社会福祉協議会は、市民の誰もが住み慣れた地域で、その人らしく、安心して暮らすこ とができるように、行政並びに20地区社会福祉推進協議会をはじめとした関係機関や団体との連 携を密にして、「小地域見守りネットワーク」等の地域福祉活動を市民の皆様と共に推進し、す べての人が活躍する社会づくりのために、積極的に取り組んでまいります。 また、「医療・介護・予防・住まい・生活支援」が一体的に提供できる地域包括ケアシステム の構築を実現していくことが求められています。本会においても、このシステムの一役を担うた めに、既存の地域包括支援センター、障害者生活及び就労支援センター、日常生活自立支援事業、 成年後見支援センター、生活困窮者自立支援事業に加え、日常生活上の支援が必要な高齢者が住 み慣れた地域で生きがいをもって在宅での生活を継続していけるよう、生活支援・介護予防の提 供体制の構築を目的に、支援ニーズとサービスのコーディネート機能を担う「生活支援コーディ ネーター」を配置します。また、増加傾向にある認知症高齢者の支援施策として、認知症の人や その家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」を配置し、早期診断・早期対応に向けた 支援体制を構築します。 介護保険事業・障害者支援事業については、今後も各種法令を遵守し、個々の尊厳を基本に した、良質できめ細やかなサービスの提供に努めます。インフォーマルなサービス以外にも、 本会は合併して新大垣市社協が誕生して以来十年となりますが、上石津時地区において民家 を利用した生活拠点事業「より処 ときの華」の運営に着手し、更に、身近な相談支援とサ ービスが提供できる運営に努めます。 社会福祉法人制度改革が今後進む中で、経営組織のガバナンス強化、事業運営の透明性の 向上、財務規律の強化、地域における公益的な取組の実施に向けて研究を深め、制度改革に 対応します。 本会は、一人ひとりが自らの力で解決する自助の力と、互いに助け合う互助の力、そしてそれ らを支える公の力、その力の一つひとつを結ぶ架け橋として今後も努めてまいります。 【使命・経営理念】 大垣市社会福祉協議会は、地域福祉を推進する中核的な団体として、誰もが安心して暮らすこ とができる福祉のまちづくりを推進することを使命とします。 この使命を達成するために、大垣市社会福祉協議会の事業は次の理念に基づき展開します。 1.住民参加・協働による福祉社会の実現 地域住民、民生・児童委員、社会福祉施設、ボランティア及び市民活動団体や福祉サービス を提供する事業者など地域のあらゆる団体・組織の相互理解と協働によって市民参画型の福祉 社会を実現します。 2.地域における利用者本位の福祉サービスの実現 地域において、誰もが地域社会の一員として尊厳をもった生活を継続できるための自立支援 や利用者本位の福祉サービスを実現します。 3.地域に根ざした総合的な支援体制の実現 地域の福祉ニーズに対して、多様な公私の福祉サービスや福祉活動(インフォーマルな支援 や活動を含む。) と保健、医療、教育、交通、住宅、就労などのあらゆる生活関連分野の活動 が連携し、身近な地域で総合的かつ効果的に展開される支援体制を整備します。 4.地域の福祉ニーズに基づく先駆的な取り組みへのたゆみない挑戦 制度の谷間にある福祉課題や低所得者、社会的支援を要する人々への対応に重きをおき、常 に事業展開を通じて地域の福祉課題をとらえ直し、地域住民やあらゆる団体・組織に働きかけ、 新たな福祉サービスや活動プログラムの開発にたゆみなく挑戦します。 【組織運営方針】 大垣市社会福祉協議会は、 「社会福祉を目的とする事業を経営する者」と「社会福祉に関する 活動を行う者」が参加する公益性の高い非営利・民間の福祉団体として、その使命と経営理念を 実現するために、以下により組織運営を行います。 ① 地域に開かれた組織として、運営の透明性と中立性、公正さの確保を図るとともに、情報 公開や説明責任を果たします。 ② 事業の展開にあたって、住民参加を徹底します。 ③ 事業の効果測定やコスト把握などの事業評価を適切に行い、効果的で効率的な自律した経 営を行います。 ④ 全ての役職員は、高潔な倫理を保持し、法令を遵守します。 【重点目標】 1.社協基盤の強化の推進 各種の社協事業を効果的に実施するために、経営執行機関としての理事会、議決機関である 評議員会、また、事業を円滑で民主的に遂行するための専門部会といった法人組織運営体制の 強化を図ります。また、独自の業務を推進していくために、自主財源を確保し、安定した財政 基盤の確立、指定管理施設の適切な運営体制の構築を目的とした経営委員会の設置等、組織機 構の再編に努めます。 また、地域に開かれた組織として、住民への情報開示とアカウンタビリティ(説明責任)を 果すほか、事業の効果測定やコスト把握などの事業評価を適切に実施し、必要に応じ外部評価 を導入します。 2.福祉のまちづくりの推進 地域福祉活動計画に沿い、住民同士が支え合い、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし、 一人ひとりが生きがいをもって、自立した生活ができるまちづくりをめざして、20地区社会 福祉推進協議会と連携・協働しながら、地域福祉活動を活性化し、地域での重層的な支え合い ネットワークづくりを推進します。 3.ボランティア・市民活動の推進 誰もがボランティア活動に参加できるまちづくりを推進するために、ボランティアセンタ ー機能の充実を図り、活動のきっかけづくり、人材の養成・研修、相談・支援、情報提供な どの事業を推進します。 4.福祉教育、啓発・交流の推進 ともに生きる地域社会の実現を目指して、家庭・学校・地域が一体となった福祉教育の機 会をつくるとともに、地域での交流や福祉啓発の場を設けて、住民への福祉の理解と関心を 高め、地域福祉活動の活性化を図ります。 5.情報提供・相談体制、福祉課題の把握の推進 住民が必要な時に、適切に情報を得ることができるように、さまざまな方法で情報提供を 行います。また、生活に関わる複雑・多様化した課題を把握し、それに応じた地域福祉活動 や福祉サービスなどの支援を適切に結びつけることができるように、総合的な相談体制の充 実を図ります。 6.在宅福祉サービスの推進 住民の自立した生活を支えるために、必要なサービスを必要なときに利用できる質の高い サービスの提供を推進します。また、関係機関が連携し、サービス調整を図りながら、総合 的なケア体制の充実を図ります。 【事業実施内容】 1.社協基盤の強化(財政部会含む) (1) 組織機能の強化 ① 理事会、評議員会、専門部会の活性化 理事会の開催日数を年6回程度(定例会+臨時会)にできるよう、専門部会の活動を 強化し、理事会での審議事項について検討します。 (理事会:毎月第4木曜日 評議員会:5月・10月・3月) ② 3役会(会長・副会長) 、専門部会長会の開催 【新規事業】 法人運営のガバナンス強化、社会福祉法人改革に備え、必要に応じ会議を開催します。 ③ 地区社会福祉推進協議会長等を対象とした役員視察研修の実施 6月 15 日~16 日 長野県松本市社会福祉協議会 予定 ④ 苦情解決に関する取組みの充実 本会が提供する福祉サービスに係る利用者等からの苦情の解決を図ります。 ⑤ 経営改革計画及び地域福祉活動計画の評価の実施 (2) 財政基盤の強化 ① 住民会員、会費制度の充実 関係機関と連携し、魅力ある社協をめざし、社協活動のPRに努め、賛助会員への理 解を求めるともに、会員の増員を図ります。 ② 積立金・基金の拡大 安定した運営を目指し、社協独自の自主財源を確保することを目標とします。 基金及び積立金規程に基づき、その種類を明確にして計画的に積み立てます。 ③ 効果的な資金運用 公益的な事業への運用等、資産運用について研究を深め効果的な運用を図ります。 資産の運用に関する基本方針及び資産運用規程に基づき、計画的に運用します。 ④ 共同募金・歳末助け合い運動の推進 共同募金活動の PR に努め、募金への理解を求め、募金の拡大を図ります。 「戸別募金」 「法人募金」 「学校・職域募金」「街頭募金」を実施します。 (3) 指定管理施設の運営管理の充実 第3期目(平成 26 年度から 30 年度)は、7施設(総合福祉会館、かわなみ作業所、大 垣市・上石津・墨俣老人福祉センター、上石津・墨俣デイサービスセンター)の指定管理 者として、施設機能の住民理解をさらに深め、利用者ニーズの充足を第一としたサービス の提供を行い、適正な管理・運営に努めます。 (※かわなみ作業所及び同分場は特定指定として平成 26 年度から 35 年度の 10 年間) (4) 人材育成の強化 ① 職員研修の充実 職員の資質向上を目的に人材育成計画に基づいた管理職・中堅・新人を対象とした研修 及び全職員を対象とした全体研修を実施するほか、他機関が実施する外部研修に計画的に 職員を派遣します。 ② 実習生の受け入れ 社会福祉の専門家や看護師等をめざす学生等に、人材育成の一環として実習の場を提供 します。 2. 地域部会活動 (1) 地区社協活動の強化(地区社協メニュー事業の実施) ① 地域住民福祉活動の推進を支援 1)地区社協を強化する事業の推進 部会、委員会の開催、地区社協福祉大会等 2)福祉の心を育てる事業の推進 地区社協だよりの発行、福祉推進委員研修会等 3)福祉の輪を広げる事業の推進 歳末友愛訪問、敬老会、三世代交流事業等 4)「地区社協推進活動に対する助成要綱」に基づく事業への支援 (2) 重層的な地域支えあいネットワーク活動の推進 ① ふれあい・いきいきサロンの設置、運営 1)20地区社協主催「ふれあい・いきいきサロン」の設置、運営の推進 ふれあい・いきいきサロンに対する助成、活動推進研修会を開催します 2)地区別サロン活動推進研修会の開催 ② 福祉推進委員活動の支援(福祉推進委員研修会に対する支援) 1)ふれあいのまちづくり推進大会の開催 日時:6月 19 日〈日〉13:30~ 場所:大垣市民会館 ホール 内容:7 地区社協による第 2 次地区社協活動計画策定における発表 報告地区…南、日新、川並、和合、荒崎、青墓、上石津地区 講演「見守り活動から見守られ活動へ(仮)」 講師 ご近所福祉クリエーター 酒井 保 氏 2)福祉推進委員連絡会及び三部会(サロン・災害支援・見守りネット)を開催 3)各地区福祉推進委員連絡会の支援 4)福祉推進委員向け情報誌「ねっと輪あく!」の作成(年2回) ③ 食事サービス・高齢者を囲む会の開催 1)各地区食事サービス・高齢者を囲む会の推進 食事サービス事業に対する支援、高齢者を囲む会に対する支援をします。 2)食事サービスボランティア研修会の開催 ボランティアの資質向上と岐阜県西濃保健所による衛生管理指導をします。 ④ 料理教室の開催 60 歳以上の男性を対象に料理教室を開催(前期 4 回、後期 4 回) ⑤ 緊急連絡のてびきの作成 民生児童委員の協力を得て、ひとり暮らし高齢者等の緊急時(災害等)に備えて、緊 急連絡のてびきを作成するとともに、緊急時の情報利用の効率化を図り、あんしん見守 りネットワーク活動につなげるため、データ化を図ります。 ⑥ 小地域あんしん見守りネットワーク事業の推進 自治会、班単位での見守り活動を促進するため、調査(高齢者等の世帯別、年齢別、 介護度別 等)や懇談会などを通じて課題の把握に努め、あんしん見守りネットワーク の構築を図ります。 ⑦ 地域支援ネットワーク委員会及び小地域ネットワーク会議(自治会単位)の開催 地域で支援を必要とする方が、地域から孤立することなく住み慣れた地域で安心して 継続した生活を営むことができるような体制整備し、地域支援ネットワーク委員会及び 小地域ネットワーク会議(自治会単位)の開催を支援します。 ⑧ 要支援者マップの作成 緊急連絡のてびきの作成、あんしん見守りネットワーク活動と連動し、要援護者 情報を地図情報管理システムによりデータ化と要支援者台帳の整備(マップ作成)をし ます。 ⑨ 災害時要援護者台帳の配付 災害時における援護活動やあんしん見守りネットワーク活動に活用するため、年2回、 大垣市から提供される災害時要援護者台帳リストを自治会、民生児童委員に配付します。 ⑩ 地域見守り関係事業所との協定事業 市内の見守り関係事業所(新聞販売店、郵便局、医療機関、金融機関、宅配業者等) と見守り活動について連携協定を行うことにより、見守り活動の強化と推進を図ります。 ⑪ 福祉学習モデル事業 共に支え合う地域づくり、安心・安全に暮らせるまちづくりを目指し、地域の子ども を対象に福祉学習をすすめ、次世代を担う子どもの育成を図るため、県社協の助成事業 である「福祉学習モデル事業」を指定地区にて実施します。 ⑫ 生活支援事業 ・買い物支援 高齢者の生活課題(買い物支援)の解決のため、日新、綾里、上石津地区で実施しま す。 ・生活支援 新規事業 ごみだしや電球の取替えなどちょっとした困りごとを解決するための生活支援事業 を墨俣地区で実施します。 ・生活支援講座の開催(5 地区) 地域の困りごとを解決するための生活支援事業を実施するための講座を地区社協単 位で実施します。 ・生活支援体制整備事業 新規事業 介護保険法に基づき、高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制整備の充実と、生 活支援サービスの提供体制の構築のため、 「生活支援コーディネーター(地域支え合い 推進員) 」を配置し、第 1 層(市区域)、第 2 層(日常生活圏域/中学校区等)におけ る資源開発(サービスの創出、サービスの担い手養成等) 、ネットワーク構築(関係機 関の情報共有、サービス提供主体間の連携体制づくり等)を行います。 また、生活支援体制整備に向けて、多様な提供主体との定期的な情報共有・連携、協 働による体制整備の推進を目的に「協議体」を設置します。 ・上石津地域生活支援活動拠点事業 新規事業 介護予防・日常生活支援総合事業を鑑み、日常生活圏域で暮らし続けられる環境整備 に着手します。 平成 28 年 2 月 29 日閉所の下山デイサービス民家を活用し、気軽に集まり活動できる 拠点として、上石津時地区住民への相談支援、及び、介護予防事業を展開します。 ⑬ 地域における災害ボランティアコーディネーター養成講座〈防災士養成〉 (80 人) 災害に関する専門的知識を習得し、地域全体の減災と防災力向上を図るため、災害ボ ランティアコーディネーターの役割をもつ人材(防災士)を養成します。 ⑭ 地区防災士会の支援 大規模災害に備え、地区防災士会の支援を行い、地域全体の減災と防災力向上を図り ます。 大垣市地区防災士連絡会を開催し、各地区代表者との連絡調整を図ります。 ⑮ 第2次地区社協活動計画の策定 平成 16 年度から平成 19 年度にかけて策定した地区社協活動計画について、見直しを 行い、第2次地区社協活動計画を策定し地域課題の解決につなげます。 (7 地区 興文、西、安井、静里、江東、三城、赤坂地区) ⑯ 災害時要援護者支援体制構築事業(市受託事業) ・災害時要援護者支援体制を構築するため、自治会長、民生児童委員、福祉推進委員 の協力を得て調査を実施し、個別支援計画を作成します。 ・災害要援護者避難訓練事業 地区社協、地区防災士会と協力し、地区別研修会や災害要援護者の避難訓練事業を実 施します。 (10 地区 興文、西、安井、静里、江東、川並、三城、赤坂、青墓、上石津地区) (3) 地区社協との連絡調整 ① 地区社協連絡会の開催 各地区代表者との連絡調整を図るため、地区社協連絡会を開催します。 ② 地区社協懇談会の開催 住民の生活課題を把握、整理するため、地区社協懇談会を開催します。 ③ 地区社協活動計画の評価 20 地区社協で作成された地区社協活動計画に基づき、各地区で展開されている事業 の進捗状況を把握・評価します。 ④ 地区社協活動の情報公開・啓発 地区社協活動の周知・活性化のため「地区社協活動のてびき」の内容充実を図ります。 ⑤ 調査・研究事業 地域で暮らす多様な人が、団体の地域活動や支えあい活動へ積極的に参加できるよう 地域活動に対する意識調査・研究を進めます。 3. 福祉部会活動 (1) 障がい者福祉の推進 身体障害者福祉協会大垣支部が主催する次の事業に、助成を行います。 ① 敬老会事業(9月実施) ② 歳末重度障害者訪問事業(12 月実施) (2) 障害者相談支援事業 在宅で生活している障がい者に対して、「大垣市障害者生活支援センター」において、 在宅福祉サービスの利用援助、社会資源の活用や社会生活を高めるための支援、介護相談 及び情報の提供などを総合的に行います。 ① 障がい者に関する総合的相談業務 ② 障害者生活支援センター通信の発行(4月・7月・10 月・1月) ③ ピアカウンセラーの配置(大垣・墨俣・上石津地区) (3) 障害者社会参加促進事業 社会参加を促進するための講習会、各種教室を開催します。 ① 講習会(手話、点訳、音訳)の開催 ② 教室(グランドゴルフ・ゲートボール等のスポーツ、手芸・絵手紙等の文化、パソコ ンの技術取得)の開催 (4) 障害者意思疎通支援事業 障がい者のコミュニケーション支援を行い、社会参加の促進を図ります。 ① 手話通訳者等派遣事業の実施 ② 要約筆記者等派遣事業の実施 (5) 障害者就労相談支援事業 障がい者の社会参加と自立を促進させるため「大垣市障がい者就労支援センター」にお いて、障がい者の雇用を含めた就労支援等を行うことにより、就労に関わる支援体制の強 化に努めます。 (6) 高齢者福祉の推進 かがやきクラブ大垣が主催する高齢者福祉大会に助成を行います。 (3月実施予定) (7) 地域包括支援センター事業 地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地 域住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的として、包括的支 援事業を地域において一体的に実施する中核的機関としての役割を果たします。 ① 組織 担当エリア名 ② 担当地区 設置場所 中央地区 興文・東・西・南 西地区 南杭瀬・日新・静里・綾里・荒崎 上石津地区 上石津 上石津老人センター 北・東・墨俣地区 北・中川・和合・三城・墨俣 在宅福祉サービスステーション 東南地区(市役所) 安井・川並・洲本・浅草 市役所 高齢介護課 北西地区(事業団) 青墓・赤坂中・赤坂東・宇留生 お勝山ふれあいセンター 総合福祉会館 事業内容 1)総合相談・支援事業 ・初期段階での相談対応及び専門的・継続的な相談支援 ・地域支援ネットワークの構築 ・地域の高齢者の状況の実態把握 ・社会資源の実態把握及び情報提供 ・住民向け広報紙の発行 2)高齢者等の虐待防止・早期発見・権利擁護事業 ・専門機関等との連携による適切な相談支援の実施 ・緊急対応を要する事例等への対応体制の充実 ・高齢者等の虐待防止、消費者被害の防止、成年後見制度等の啓発 ・成年後見制度等の活用促進 3)包括的・継続的ケアマネジメント事業 ・包括的・継続的なケア体制の構築(多職種・多機関との連携体制づくり) 地域包括ケア会議、認知症支援体制の構築、医療機関との連携の構築 大垣市介護サービス事業者連絡会との連携 ・地域における介護支援専門員等介護サービス事業者のネットワークの構築・活用 ・介護支援専門員に対する日常的個別指導・相談 ・地域の介護支援専門員が抱える支援困難事例等への指導・助言 ・ケアマネジャー研修会及び、研修指導検討会の実施 ・ケアプラン点検協働事業の実施 ・ケアマネジャー向け情報誌の発行 4)介護予防ケアマネジメント事業(第1号介護予防支援事業) 要支援者及び基本チェックリストの記入内容が事業内容の基準に該当した者(事業 対象者)に対して、状況にあった適切なサービスが包括的かつ効率的に提供されるた めに必要な援助をします。 5)指定介護予防支援事業 ・要支援者の介護予防プランの作成 ・関係機関との連絡調整等 (8) 認知症初期集中支援推進事業 新規事業 介護保険法に基づき、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた 地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期に関わる「認知 症初期集中支援チーム」を位置づけ、早期診断・早期対応に向けた支援体制を構築します。 40 歳以上で、在宅で生活している認知症が疑われる人又は認知症の人で、医療・介護 サービスを受けていない人、受けている人で対応に苦慮している人に対して、訪問し心理 的サポートや助言、医療・介護サービス導入支援、生活改善等の支援を行います。 (9) 在宅介護支援センター事業 地域支援事業における介護予防事業として介護予防教室を開催します。 ・大垣地区月2回実施・墨俣、上石津地区月 1 回実施 (10) 移動支援事業 要介護認定において要支援または要介護と認定された、60 歳以上の在宅の高齢者で、 一般の交通機関を利用することが困難な方に対し、移送専用車輌により指定の医療機関へ の 送迎サービスを実施します。 (上石津地域のみ) また、公共交通機関が利用できない障がい者への福祉有償輸送事業を実施します。 (11) 青少年福祉の推進 ① 子どもの意見を聞く会 福祉体験を通じて学び、感じ考えたことを、市内小・中学校16校の代表者が発表し ます。 (2月4日〈土〉 :大垣市総合福祉会館) ② 子育てサポート事業 <子育て応援カフェ事業> 子育てしやすい環境づくりと、子育て応援の輪を広げることを目的として、子育て中 の保護者と妊娠中の女性及び子育てを応援するサポーターを対象として、子育て応援カ フェ「とらいあんぐる」を開催します。(毎週月・水・金曜日) ③ ファミリー・サポート・センター事業 既存の保育サービスでは応じきれない保育サービスに応えるため、利用会員及びサポート 会員の登録を勧め、子育てを支援します。また、サポート会員のスキルアップや安全な預か りを促進する「子育てサポーター養成講座」や定年退職を迎える世代を対象に子育て支 援者を育成する「じぃじばぁばの子育てサポーター養成講座」を実施します。(9月~ 10 月) ④ ペアレントトレーニング講座事業 発達障がいの子どもや育てにくさを感じる子どもを持つ親さんのストレスや深刻な悩み を抱える家族の支援をする方法のひとつとして講座を開講します。 (7月~12 月、6回) ⑤ エンゼルサポーター事業 病気や妊娠中の体調不良のため、家事や育児を行うことが困難な家庭を対象に、サポータ ーが出向き、身の回りの世話や育児などを援助します。 ⑥ 特別支援学級卒業生の激励訪問 大垣市手をつなぐ親の会の主催する特別支援学級卒業生の激励訪問に助成を行いま す。(2月実施予定) ⑦ 母子父子家庭等の中卒者の激励訪問 大垣市母子父子寡婦福祉連合会が主催する中卒者激励訪問に助成を行います。(2月 実施予定) (12) 日常生活自立支援事業 高齢者、障がい者等で判断能力が不十分な方の権利を擁護し、地域で安心した生活が継 続できるよう生活支援員や支援関係者等と連携し、福祉サービス利用援助・日常的金銭管 理サービス・書類等預かりサービスを行います。 (13) 西濃地域成年後見支援センター事業 西濃地域の6社協と特別養護老人ホーム6施設が連携し、高齢者や障がい者等で判断能力が 不十分な方への成年後見制度利用に向けた相談・手続き等支援を行います。また、基幹型社協 として、権利擁護推進員を配置し、制度の理解を目的とし地域住民や福祉関係者への普及・啓 発を行います。 (14) 当事者組織の活動支援 ① 介護者の会活動の支援 認知症高齢者等、要支援・要介護高齢者を抱えている家族組織の活動を支援します。 (施設見学・講演会・研修会・懇談会(月1回) ) (15) 福祉団体活動の支援 ① 民生児童委員協議会の支援 大垣市民生・児童委員協議会の研修活動、会議等の支援をします。 (役員会・各地区定例民協(月1回) ) ② 保護司会の支援 大垣保護区保護司会主催の社会を明るくする運動及び各種研修会を支援します。 (16) 相談・支援事業 ① 心配ごと相談 市内在住在勤の方を対象とした生活全般の問題解決及び支援を目的として、心配ごと 相談事業を総合福祉会館にて実施します。 (毎週月・金曜日) ② 法律相談 市内在住在勤の方を対象とした生活問題(法律問題)の解決及び支援を目的に、無料 法律相談を総合福祉会館にて実施します。 (毎月第1火曜日) ③ 生活困窮者自立相談支援事業 生活困窮者に対し、早期の段階で総合的な相談に応じ、経済的自立、日常生活自立、 社会生活自立など本人の状態に応じた自立を目指し、包括的、継続的支援をします。 また、生活困窮者を対象に緊急時に必要な食材料を提供するための「支え合いバンク」 を設置します。 ④ 生活福祉資金貸付事業 低所得世帯・障がい者または高齢者世帯に対し、資金の貸付と必要な援助指導を行い ます。 (県社協が実施主体) ⑤ 福祉シールの交付 ねたきり高齢者等紙おむつ使用者に対し、無料可燃ゴミシールの追加交付をします。 (1人につき年間上限 50 枚交付) (17) 福祉啓発・広報事業 ① 大垣市社会福祉大会 福祉功労者の表彰及び福祉講演により、福祉の啓発を図ります。 (8月7日〈日〉 :大垣市情報工房) ② 福祉ふれあいボランティアフェスティバル 「誰もが住みよい福祉のまちづくり」を目指し、障がい者、高齢者、児童をはじめ、 地域でボランティア活動する人々が、ノーマライゼーションの理念をさらに深めるこ とができるように、また誰もが楽しく出会い、ふれあい、集える交流の場となるよう に、実行委員会を組織し開催します。 (10 月 29 日〈土〉 ・30 日〈日〉:大垣市総合福祉会館及びその周辺) 4. ボランティア部会活動 (1) 大垣市ボランティア市民活動支援センター運営事業 ① 大垣市ボランティア市民活動支援センター機能の充実 1)大垣市ボランティア市民活動支援センターの運営 大垣市ボランティア市民活動支援センターの拠点を、ボランティアが利用しやすく するため、土曜日の運営を行います。 2)相談・斡旋業務の充実 各種ボランティア団体及び個人に対する相談支援の充実を図ります。また、福祉 団体・施設、当事者等のニーズを的確につかむため、コーディネーター及びアドバイ ザーによる課題の早急な解決を目指します。 3)福祉団体等への支援 福祉施設・団体、教育団体、企業等が実施するボランティア・福祉教育にかかわる 活動について支援します。また、社会福祉施設の行事等へのボランティアの派遣を行 います。尚、営利団体へのボランティア派遣については本会の法人・施設会員のみに 限定します。ボランティア団体一覧を社協ホームページ上で閲覧できるようにします。 4)大垣市ボランティア連絡協議会の支援 役員会等と連携・協議しながら、組織として確立した活動を支援します。 ② ボランティア登録・活動保険・行事用保険加入の斡旋・器材等の便宜 1)ボランティア登録の充実 大垣市ボランティア市民活動支援センターへのボランティア登録の充実を図るた め、情報誌・チラシ・登録用紙を各地区センター、公民館、施設等に配布します。 2)保険の紹介と斡旋機能の充実強化 活動中の事故に備え、ボランティア活動保険や行事用保険の紹介と斡旋を行います。 ③ 災害救援ボランティアセンター設置・運営の拡充 1)災害救援ボランティアセンター連絡会の開催 2)訓練の実施 災害救援ボランティア活動マニュアルを使用して訓練を行います。 3)研修の実施 災害救援ボランティア活動に関する研修、講演を行います。 ④ 広報活動事業 1)マスコットキャラクターの周知 大垣市ボランティア市民活動支援センターを広く知っていただくため、マスコット キャラクター「あいちゃん」をPRします。 また、着ぐるみを活用し本会主催事業及びボランティア主催事業、市主催事業に出 向き、PR活動を行います。 2)ボランティア情報の発信(年4回発行) 一般向け情報誌『広がれ ボランティアの輪』を発行し、ボランティア登録者への 案内および窓口にて配布します。 3)ブログの活用 インターネット(ブログ)にてボランティア募集情報やボランティアの活動の様子 を紹介します。 4)ボランティア交流スペースに設置してあるコピー機・印刷機の利用提供をします。 (有料) ⑤ ボランティア支援 使用済み切手収集ボランティア、使用済み切手整理ボランティア活動を支援します。 (2) ボランティア育成研修事業 ① 育成研修事業 1)ボランティア講座 ア 障がい児・者サポートボランティア養成講座 大垣特別支援学校PTAと共催し、障がい児の支援ができるボランティアを育成 します。 (4回 7月から8月) イ 初心者ボランティア講座 夏休み中に、ボランティアに興味がある方や、これから始めたいと思っている小 学3年生から高校生までを対象に、ボランティアの基本や情報を提供し、新たなボ ランティアを育成します。 (2回 8月) ウ 地域における災害ボランティアコーディネーター養成講座(防災士養成) 地区社協ごとに防災士を養成し、防災訓練や災害時に活躍できる人材を育成しま す。 (3回 8月から9月) エ おもちゃドクター養成講座 壊れてしまったおもちゃなどを修理するおもちゃドクターを養成し、子どもと地 域の方とのふれあえる場を設けるとともに、子どもに物を大切にする心を育てます。 (4回 オ 10 月から 11 月) 体験!ボランティア講座 ボランティアに興味がある方や、これから始めたいと思っている市内在住在勤の 一般の方を対象に、ボランティアの基本や情報を提供し、実際に体験していただく ことにより新たなボランティアを育成します。 ・子育てコース/子育てサロンにて託児ボランティア等を体験 ・障がいコース/障がい者施設にて生活支援・作業支援ボランティア等を体験 ・高齢者コース/デイサービスセンターにて生活支援・話し相手等ボランティア等 を体験(11 月) カ 傾聴ボランティア講座 施設や個人宅で活動できる傾聴ボランティアの人材を育成します。 (3回 1月から2月) ② ふれあい交流事業 1)福祉ふれあいボランティアフェスティバルの開催(10 月 29 日(土)、30 日(日)) 2)高校生清掃活動 高校生ボランティアによる、歳末訪問活動を実施します。(12月) 3)ボランティア交流会 記念講演・事例発表・課題別分科会等を通し相互の交流を図ります。 (3月4日(土)) 4)ミニデイ事業 在宅の要支援高齢者を対象として、ボランティアによる交流事業を実施します。 (月1回開催) 5)子育てサロン事業「にこにこコアラ」 子育て支援、母親同士の交流の場として、ボランティアによる子育てサロンを実施 します。 (月1回(10 月除く)) (3) 福祉教育協力校指定事業 ① 福祉教育協力校指定事業 1)市社協福祉協力校の指定 市内の全幼稚園・幼保園・保育園・小・中・高等学校を福祉協力校に指定し、児童・ 生徒に「福祉の心」を育てます。 ② 幼・保育園 1園 1万円 継続:46園 小・中学校 1校 2万円 継続:32校 高等学校 1校 2万円 継続: 9校 福祉協力校援助事業 1)福祉教育メニュー一覧の作成 2)福祉協力校事業報告書の作成 3)講演会、研修会への講師派遣や紹介 4)体験学習への協力、体験グッズ貸し出し 5)福祉教育関連DVD等の貸し出し ③ 福祉協力校研修事業 1)福祉協力校連絡会の開催 福祉教育担当教諭に授業実施のための説明・研修や、他校の活動紹介等を実施しま す。 (2月) 5. 広報部会活動 一般市民の社会福祉活動及び社会福祉協議会事業に対する理解・参加を得るため、次の基本 方針に従い、広報・啓発活動の強化に努めます。 a.「ひとに役立つ」広報 ・福祉制度や情勢等についての情報を発信します。 b.「社協が見える」広報 ・社協活動、住民福祉活動などの情報を発信します。 c.「人のココロにタネをまく」広報 ・公共的な広報の特性を活かし、住民の福祉の心を育みます。 (1) 社協だよりの充実(年6回:4・6・7・9・12・1月/15 日発行) 社協事業について多くの市民に理解していただくため、市内全戸配布による「社協だよ り」を発行します。また、市民により親しまれる広報紙にするため、社協だよりにまちが いさがし等を掲載し、あわせて意見・感想等の公募を行い、紙面の充実を図ります。 (2) ホームページによる広報活動の充実 内容の充実、積極的利用を図り、広く一般市民を対象に、ホームページ上でタイムリー な情報の発信を行います。 (アドレス http://www.ogakishakyo.or.jp) (3) 社協活動誌の発行( 『地区社協のてびき、社協のあらまし』の作成) 社協事業の周知を図るため、社協の概要、組織、活動及び地区社協活動の参考資料等に ついて掲載をしたパンフレットを作成します。 (4) 音訳・点訳による広報の実施 音訳奉仕グループつばくろ、大垣点訳グループ愛盲会の協力を得て、社協だより等につ いて、視覚障がい者向けの広報活動を行います。 6. 事業運営部会活動 (1) 訪問介護事業 高齢者、障がい者、難病患者、母子家庭等に対してホームヘルパーが日常生活の自立支 援を行い、健全で安らかな生活ができるよう訪問介護サービスを提供します。 ① 大垣市社会福祉協議会 ホームヘルパー室 ② 大垣市社会福祉協議会 上石津ホームヘルパー室 (2) 訪問入浴事業 ねたきりの高齢者や重度の障がい者の方に安全に安心して快適な入浴ができるよう訪 問入浴サービスを提供します。 ① 大垣市社会福祉協議会 訪問入浴サービス室 (3) 訪問看護事業 病気やケガにより、在宅での療養が必要な人に対し、住み慣れた家庭や地域社会で、安 心して、療養生活が送れるよう、主治医の指示のもと、医療処置及び医療機器(カテーテ ル、チューブ等)の管理、介護相談等、24 時間緊急対応体制で、看護サービスを提供しま す。 ① 大垣市訪問看護ステーション (4) 居宅介護支援事業 ケアマネジャー(介護支援専門員)による相談支援、利用契約された方に対し、介護(予 防含む)サービス計画の作成し、質の高いケアマネジメントを行います。 ① 大垣市社会福祉協議会 居宅介護支援事業所 ② 大垣市社会福祉協議会 上石津居宅介護支援事業所 (5) デイサービスセンター運営事業 介護保険による要介護者等に対し、デイサービスにて仲間とふれ合うことで社会的孤立 感を解消し、創作活動や機能訓練を通じて心身の機能の維持を行うとともに、利用者家族 の身体的・精神的な介護負担の軽減を図るため、質の高い通所介護サービスを提供します。 <指定管理施設> ① 大垣市上石津デイサービスセンター ② 大垣市墨俣デイサービスセンター <市社協自主事業> ① 福祉の館 デイサービス青野 (6) 福祉バス運営事業 福祉団体等の社会参加活動を目的として、利用運営を実施します。 (7) 老人福祉センター運営事業(指定管理施設) 健康増進・入浴・教養の向上及びレクリエーション並びに各種相談の場として高齢者の ための便宜を総合的に供与する目的で運営します。 ① 大垣市老人福祉センター ② 大垣市上石津老人福祉センター ③ 大垣市墨俣老人福祉センター (8) かわなみ作業所及び同分場運営事業(指定管理施設) 障がいのある方の自立と社会参加促進を図るための日中活動支援をします。 ① 生活介護事業 自立した日常生活、社会生活を営むことができるよう、身辺の介護、創作的活動又は 生産活動の機会の提供その他の便宜を適切効果的に行います。 ② 就労継続支援B型事業 自立した社会生活が営めるよう、生産活動の機会を提供するとともに、知識、技術の 向上を図り、一般就労への支援も行います。 (9) 総合福祉会館運営事業(指定管理施設) 市民の福祉活動の拠点として市民の福祉向上に寄与することを目的に、会館を運営しま す。 (10) かわなみケアホーム事業 かわなみ作業所に通所する利用者で、在宅生活が困難になっている人たちの地域生活の 場を確保するためにケアホームを運営します。 また、第2かわなみケアホームの開設に向けて協議を進めます。 (11) 特定相談支援事業・障がい児相談支援事業 障害福祉サービス等の利用を希望する障がい者(児)の、総合的な援助方針や解決すべ き課題を踏まえ最も適切なサービスの組み合わせ等について検討し「サービス等利用計 画」の作成、見直しをします。 (12) 在宅サービスの研究 大垣市内にも民間事業者やNPO等のサービス供給者が多数参入するなど競争は激化 しており、利用者を安定的に確保していくため、今まで以上に質の高い従事者の養成やよ りきめ細やかなサービス提供に努めていくことが求められています。このため、内部研修 やケース検討会の充実強化、外部研修への積極的参加等に努めます。また、本会が経営す る介護保険及び障害者総合支援事業は、地域福祉の視点から福祉サービスを展開するもの として、小地域ネットワーク活動との連携により利用者と地域をつなぎ、さらに、地域福 祉部門と連携し、認知症の啓発や介護保険制度・障害者総合支援事業の普及・啓発を図り、 個別支援と地域支援の相乗効果を生み出し、地域福祉型福祉サービスとして先導的な役割 を果たせるよう、新たなサービスについて研究・検討していきます。