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生命あるものの大切さ
いのち(生命尊重教育プログラム) 〔主題名〕 生命あるものの大切さ 小学校中学年 試案 内容項目3(1) 〔ねらい〕生命の尊さを理解し、自他の生命を尊重する心情を育てる。 小学校中学年の段階では、現実性をもって死を理解できるようになるため、誕生の話から生を受 けたことのすばらしさを感じたり、病気やけがの様子から自分の生命の尊さを知ったりして、同様 に生命のあるものすべてを大切にしようとする心を育てることができるよう指導することが大切 です。 ◆道徳の時間の指導例 ○資料名 「ヒキガエルとロバ」 ( 「わたしたちの道徳」小学校3・4年) ○展開例 段階 導 入 展 開 前 半 展 開 後 半 終 末 〇発問等(◎主発問) ・予想される子どもの反応等 *教師の働きかけ■評価等 〇身の回りの生きものと触れ合った経験はありますか。 *生きものをかわいがったこ ・ネコを飼っているからいつもふれあっている。 とや反対の行動をしたこと ・動物園のふれあいコーナーでふれあったことがある。 を思いだし、主題への問題 ・アリを踏みつぶしてしまったことがある。 意識がもてるようにする。 〇アドルフはどんな気持ちでヒキガエルに石を投げていたの *資料「ヒキガエルとロバ」 でしょう。 を範読する。 ・気持ち悪い。 ・やっつけてしまおう。 *命の重さなど考えずに面白 〇アドルフは近付いてくる荷車を見て、どんなことを思って がっているアドルフの気持 いたのでしょう。 ちを考えるよう促す。 ・ふみつぶされるぞ。 ・おもしろそうだな。 〇必死でヒキガエルを避けようとしているロバを見て、アドル フはどんなことを考えたのでしょう。 ・自分だって大変なのに、ヒキガエルの命を助けようとして、 なんて優しいんだ。 ・自分たちがしていることは、ヒキガエルの命を奪うような ことだったんだ。 ◎わだちをずらし通り過ぎていったロバの姿を見つめながら、 アドルフは心の中でどんなことを思っていたのでしょう。 ・ぼくらはなんてひどいことをしたんだろう。 ・生きものにはすべて大切な命があるんだ。 ・ロバがヒキガエルのためにしたことに比べたら、ぼくはな んてことをしていたんだろう。 〇 小さな命を大切だと思ったことにどんなことがありますか。 ・お祭りで買った金魚が死んでしまったとき。 ・道で動物が車にひかれて死んでいるのを見たとき。 ・飼っている犬が赤ちゃんを産んで大事に守っているとき。 ○教師の説話を聞く。 *アドルフたちの行動と対比 して考えるよう促す。 *児童の反応を板書で整理 し、小さな命の大切さに深 く考えられるようにする。 ■生命のかけがえなさについ て考えている。 (発言) *命の大切さを印象付けるよ うな具体的な事例を含めて 話をする。