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本もいっぱい読んでいますか?
富雄第三3・4年のみなさんへ 夏休みも後半・・・・ 毎日、楽しくすごしていますか? 本もいっぱい読んでいますか? きょうは、小学校3・4年のみなさんに、 本のしょうかいをします。 読んでみてね。 *漢字で書いてあるところや、 むずかしい言葉は、おうちの かたに、読んでもらったり、 教えてもらったりしてね。 *お家のみなさま、本の紹介文を お子さまの本選びに役立ててください。 2012/8/15 図書室担当より 第45回夏休みの本(緑陰図書) 小学校中学年 全国学校図書館協議会選定 ☆かっぱ 杉山 亮 作 軽部武宏 絵 ポプラ社 むかしむかし・・・と始まる、ほんとうにこわいかっぱの話。女の子は父親と毎日森へ薬草を取りに行った。ある日父親は夕 飯のおかずに沼で魚を釣って帰るからと、女の子を先に帰した。なかなか釣れずに業を煮やし石を投げ入れたそのとき、沼 の水が盛り上がり・・・。女の子が待つ家に帰ってきた父親は、好物のだんごに見向きもせずに、きゅうりばかりをムシャムシャ食べ る。それは父親を沼に引きずり込んだかっぱだった。 ☆秘密のゴンズイクラブ 広瀬寿子 作 服部華奈子 絵 国土社 夏休み、仕事に出かける父に、見知らぬ父の幼なじみに預けられた透。霧が立ち込める武家屋敷で二人の不思議な少年 に出会う。秘密の「ゴンズイクラブ」を結成し、古い城跡や街並みを開発から守ろうと冒険を開始する。火の玉計画で噂を流し、 道路工事の中止をもくろむ。そのうちキツネ、小ブネと名乗る少年の正体が少しずつ判明。人の言うことを聞かない父と、考古学 に夢中な幼なじみの、思いがけない昔の姿を知ることになる。 ☆盆まねき 富安陽子 作 高橋和枝 絵 偕成社 毎年夏になるとなっちゃんの家に笛吹山のおじいちゃんから「盆まねき」の手紙が届く。親戚中が集まるにぎやかなお盆の行 事。なっちゃんの楽しみは、いとこたちとの遊びでもあり、お祭りの出店でもあり、おじいちゃんたちから聞く不思議な話でもある。人を だますのがウソ、人を楽しませるのがホラと言うおじいちゃん。ぞくぞくこわいがふっと懐かしい不思議なホラ話4話と、ほんとうにあっ た話1話が収録されている。 ☆あたしって、しあわせ! ローラ・ラーゲルクランツ 作 エヴァ・エリクソン 絵 菱木晃子 訳 岩波書店 眠れないドゥンネは「あたしって、しあわせ!」と感じたときのことをひとつずつ思い出していた。親友のエッラ・フリーダと遊んでいると きのこと。ブランコにのったり、夕日の絵をかいたり、給食をいっしょに食べたり。 でも、エッラ・フリーダはとおくの町へひっこしてしまった。ふしあわせと感じるドゥンネだったが、少しずつ変わっていく。しばらくしてエッラ・ フリーダから手紙が届き、会いに行くことに・・・。 ☆雨あがりのメデジン アルフレッド・ゴメス・セルダ 作 宇野和美 訳 鈴木出版 コロンビアのメデジン市、バリオと呼ばれる貧しい地区に住む10歳の少年、カミーロ。学校には行かず、親友のアンドレスといつ もバリオの中を歩き回っている。父親は、お金も渡さず酒をもってこいと言う。家の壁のレンガは、新築の図書館のもの盗み、泥を 塗って隠している。ある日、二人は図書館に入り本を盗む。司書のマールさんはそれを知りつつ、本をすすめてくれ、カミーロは初 めて読書の喜びを知る。 ☆ちいさな鳥の地球たび 藤原幸一 写真・文 岩崎書店 キョクアジサシは夏の北極で子育てをし、夏が終わると南極まで飛んでいく。1年間に北極と南極の間を往復3万5千kmも飛行 する。キョクアジサシのキーアの渡りを追いながら旅の途中で、出会う生き物を写真で紹介する。北極では、セイウチ、タテゴトア ザラシ、トナカイなどの写真が美しい。秋が訪れると南へ旅立つブラックベア、ザトウクジラ、ウミイグアナなどの動物たちの住む自 然がどんどん破壊されていく様子も伝わる。 ☆南の島へようこそ:くりかえしつかえるエネルギー アラン・ドラモンド 作 まつむらゆりこ 訳 福音館書店 デンマークの小さな島サムス島は「エネルギーの島」とよばれている。島特有の強い風を利用した風力エネルギーへの転換を 実現した島だ。かつては本土の火力発電から海底ケーブルで電気を送ってもらっていたが、今では電力を本土へ送る日もある。 ふりそそぐ太陽、流れる水、風・・・尽きることのない自然エネルギーは身の周りにいつでもあると伝える。3・11以降悩む世界へ示 唆に富む絵本。 ☆ヒトの親指はエライ!:ふしぎ・おもしろ・科学入門 山本省三 文 遠藤秀紀 監修 喜多村武 絵 講談社 ヒトの手はものをつかむだけではなく、握ることができる。それは親指がすべての指と向き合えるからだ。この優れた特性のおかげ で道具を作り、作業をして、ヒトはヒトとしてこの地球でこうして暮らせている。なぜヒトだけがこの親指を手に入れられたのか。生き残 るのに都合がよい体の形に変化したものだけが、生きのび、子孫を増やせたという進化の不思議を小学生にも分かりやすく説く。 挿絵も豊富で理解を助ける。