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口頭弁論傍聴記(バックナンバー四法廷分) - So-net

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口頭弁論傍聴記(バックナンバー四法廷分) - So-net
本郷館に住む
本郷館明渡し訴訟傍聴記(四法廷分)
原告は、本郷館明渡しを四つに分けて提訴したため、四法廷が並行して
開かれていますが、請求原因も争点も同じなので、私達は全法廷の併合
を望んでいます。
事件番号
第 7545 号
第 8093 号
第 8108 号
第 8377 号
担当部
民事第 12 部
民事第 5 部
民事第 31 部
民事第 23 部
法廷
民事 505 号
民事 620 号
民事 621 号
民事 609 号
1
備考
1 番目に裁判が始まったグループ
2 番目に裁判が始まったグループ
3 番目に裁判が始まったグループ
4 番目に裁判が始まったグループ
本郷館に住む
4 月 23 日 (水 ) 民 事 505 号 法 廷 傍 聴 記
2008.4.23 13:15∼
(1 番目に裁判が始まったグループの第1回口頭弁論)
第一回口頭弁論ということもあって、傍聴席には十数人が賑やかに詰め
掛ける。法廷では円卓を囲んで、中央に裁判所、左右に原告側と被告側
の代理人(弁護士)が向い合う。民事訴訟では、双方が主に文書提出に
よって主張を相手方に伝え、口頭で述べることは少ないので、傍聴席か
らは、裁判の進行がわかりにくい。例えば、以下のごとし。
裁判所 原告は訴状をこの通り陳述。
原 告 はい。
裁判所 被告は答弁書をこの通り陳述。
被 告 はい。
( 訴 状 と 答 弁 書 の 内 容 は も ち ろ ん 示 さ れ な い 。)
この後は口頭でのやり取りとなった。
裁判所
被 告
裁判所
原 告
裁判所
被
告
裁判所
原 告
裁判所
被
告
裁判所
被告は併合を求めるということだが。
四 法 廷 に 分 か れ て い る が 請 求 原 因 ・ 争 点 は 同 じ な の で 、併 合 を 求
める。
原告の意見は。
被 告 に は 温 度 差 が あ る の で 訴 え を 分 け て い る 。併 合 に は 反 対 で あ
る。
原 告 が 反 対 と い う こ と で あ れ ば 当 面 は 併 合 せ ず 、こ の ま ま 進 め る 。
被告の主張の進行は?
建 物 の 老 朽 化 ・ 歴 史 的 価 値 な ど に つ い て 、証 拠 を 準 備 し て 主 張 し
ていく。原告は数ヶ月掛けて報告書を作成したが、こちらも時
間が掛かる。現在、本郷館は第三者が立ち入れない状況になっ
ている。原告は調査に協力して欲しい。
原告はその点どうなのか。
依 頼 者 に 伝 え な い と 何 と も 言 え な い 。具 体 的 に 誰 が 調 査 す る の か
知りたい。
被 告 は 調 査 計 画 を 原 告 に 連 絡 し て く だ さ い 。な お 、被 告 の 個 別 事
情は主張するのですよね。
そ れ は 次 回 ま で に 行 う が 、被 告 は 本 件 の 本 質 は 、個 別 の 事 情 で は
なくて、老朽化の点、法規の点などであると考えている。
そ れ は そ う で し ょ う ね 。で は 、被 告 が 準 備 す る と い う こ と で 続 行
します。
次回弁論は平成 20 年 6 月 4 日午後 1 時 30 分∼
2
本郷館に住む
5 月 16 日(金) 民事 620 号法廷傍聴記
2008.5.16 10:00∼
(2 番目に裁判が始まったグループの第1回口頭弁論)
二 法 廷 目 の 第 一 回 口 頭 弁 論 。 法廷の配置は対峙型。裁判所は一段上に、被告は証
言台の後ろで裁判所に向かい合う。10時開廷の第4番目の口頭弁論で、
(四法廷分の)
傍聴希望者が多く、入れなかった人もいた。前の三つの口頭弁論は各3分以内で終わる。
被告が答弁書を出して出廷しないケースもある。
裁判所
原 告
裁判所
被 告
裁判所
被
告
裁判所
原 告
裁判所
被 告
裁判所
原告は訴状をこの通り陳述。
はい。
被告は答弁書をこの通り陳述。
はい。
では、被告は更に準備があるということなので続行するということでよろしい
か。
弁論併合の申立を既に出してあるが、事件は4つに分かれているが、請求原
因・争点は同一である。原告は、民事12部の期日において、被告の間で温度
差があるという理由で併合に反対という意見だった。しかし、意思表明書にあ
るように被告の間で意思に違いがないので、併合していただきたい。また、訴
訟経済、被告の負担という点からも併合していただきたい。それと、進行につ
いてだが、個別の契約については次回までに主張するとしても、建物の老朽化
の点などついては、原告の報告書と同じようなものを準備する。そのための調
査を行いたいが、現状は住人しか立ち入り出来ないので、代理人間で協議して
調査も行いたい。
原告の意見は。
物置として使っている者、立ち退く和解が出来ているのに出ていかない者もい
て、それで訴えを分けているので、併合に反対である。
併合しないという決定をします。
わかった。
被告が準備するということで続行します。
次回弁論期日
平成20年7月4日午前10時30分∼
3
本郷館に住む
5 月 23 日 (金 ) 民 事 621 号 法 廷 傍 聴 記
2008.5.23 10:00∼
(3 番目に裁判が始まったグループの第1回口頭弁論)
10時から3件の裁判が予定されていた中での1件目。書記官から呼び
出しを受け、原告側弁護人2名、被告側弁護人が向かい合って着席。被
告も裁判所席に対面して用意された長いすに着席する。傍聴席には本郷
館の住人や本郷館の成り行きを心配している方々などが席を占めた。
定時になり裁判所が入室。全員起立。司法修習にも使用される法廷との
ことで、裁判所の机の左端には「司法修習生」の札が置かれたままだ。
書記官が事件名を読み上げ、裁判が始まる。
裁判所
原 告
裁判所
被 告
原告は訴状をこの通り陳述。
はい。
被告は答弁書をこの通り陳述。
はい。
法廷合併については、被告側弁護士が申し出る前に、裁判所から受け入
れられないとの回答がある。
被告側弁護士が立ち上がり、口頭弁論を行う。
被
告
個 々 の 事 情 は 個 別 に 扱 う と し て も 、建 物 の 老 朽 化 の 点 な ど つ い て
は報告書を準備する予定である。原告は、報告書の準備に5ヶ
月程度要しているが、こちらもいいものを準備すべく人選を行
っている。現状は住人しか立ち入り出来ないので、先行してい
る民事12部の事件の次回期日に人選を伝えて、代理人間で協
議して調査を行いたい。それと、併合しないとしても、毎週期
日が入っている状態にある。この事件は3番目となるが、2番
目の事件は、7月4日午前10時30分に入っているので、こ
の件は同じ日の午前10時に入れてもらいたい。
4法廷の事件番号、被告、開廷日時を記載した紙を、原告側弁護士の了
解を得て裁判所に提出する。
裁判所
原 告
原告の意見は。
それでよい。
次回口頭弁論日程
7 月 4 日(金)
午 前 10 時 00 分
4
民 事 621 号
本郷館に住む
5 月 3 0 日 (金 ) 民 事 60 9 号 法 廷 傍 聴 記
2008.5.30 10:00∼
(4番目に裁判が始まったグループの第1回口頭弁論)
10 時開廷は3つの事件が入っており、先に2つの事件の口頭弁論が行われた。被告が出
廷していないため書記官が待合室まで探しに行く場面もあったが、両事件とも1∼3分
で終了。
本事件の口頭弁論には、訴状に記された被告 11 人のうち5人が出廷した。弁護士の隣
りに1人、その後に置かれた机に1人、裁判所に対面する位置に3人が着席。原告側弁
護士は今回は1人で、被告側弁護士と対面して席に着く。裁判所の右には司法修習生が
座っている。傍聴者は本郷館の住人や別事件の関係者など6∼7人。
まず裁判所から訴状が未送達であったことにより1人分割の報告があり、当日朝に被告
の1人が提出した答弁書が裁判所から書記官を経て原告側弁護士に渡る。
被告側弁護士が立ち上がり、法廷合併ができないなら裁判日程を同日にすること、報告
書作成のための人選を次回報告か事前報告か、などについて提案。裁判所からは、報告
書は次回提出ですか、などの質問が入る。原告側弁護士は、報告書人選をいつ報告して
ほしいかの回答と従前と同様に法廷合併反対の理由を述べる。人数が多いので時間内に
できるか分からないが、先に契約や居住状況など個別事情に触れることになった。
次 回 は 7 月 4 日 民 事 23 部 書 記 官 室 で 午 前 11 時 よ り 。
口頭弁論は7∼8分で終了した。
5
本郷館に住む
6 月 4 日(水)民 事 505 号 法 廷 傍 聴 記
2008.6.4 13:30∼
(1 番目に裁判が始まったグループの第 2 回口頭弁論)
午後 1 時 30 分開廷予定の口頭弁論は複数あったが、この口頭弁論が最初に開かれた。
出席は、2 名の被告のうち 1 名、被告側弁護士 1 名、原告側弁護士 2 名、裁判所を加え
て計 5 名が円卓を囲む。傍聴者は 7 名。
裁判所 被告のひとりから書面が提出されています。陳述しましたね。
被 告 はい。
被 告 こ ち ら の 文 書 は 、本 郷 館 の 全 体 的 な 事 情 の わ か る 資 料 で 、以 前 に
文京シビックセンターで行った展示をまとめたものです。裁判
所と原告とそれから裁判長個人にも一部お渡しいたします。読
んでも大変おもしろいものです。次に、本郷館建物調査の責任
者候補の名前です。伊郷さんという方です。原告は、調査に三
ヶ月、まとめに二ヶ月を費やしている。こちらも同程度の期間
をいただきたい。
裁判所 五ヶ月待てというと、原告としては長すぎるというのではないか。
原 告 そんなには時間を費やしていない。以前に撮影した写真を使用したりしている
だけだ。
裁判所 原告の言い分はあるでしょうが、被告の希望を述べてください。
被 告 ま た 、現 在 、部 外 者 は 本 郷 館 の 建 物 に 立 ち 入 れ な い 状 態 に な っ て
いるので、代理人同士話し合って立ち入れるようにしたい。法
廷外で会うことにもやぶさかではない。
原 告 検討してお答えする。
裁判所 被告側が争うのは、被告の個別事情と建物関係でそれ以外は争わないのですね。
また、他の被告の陳述書もいずれ提出されるのですね。
被 告 他 の 法 廷 で は 、解 約 申 入 れ が 届 い て い な い ケ ー ス 等 が あ る が 、こ
の場合は争う点はすくない。またもうひとりの陳述書は追って
提出する。
裁判所 では本日の審理はここまでとし、次回の日程を決めます。
被 告 本 件 関 係 の 法 廷 は 四 つ 分 か れ て い る が 、他 の 三 つ は 、7 月 4 日 の 、
10 時 、 10 時 30 分 、 11 時 に 入 っ て い る 。 本 法 廷 も 同 日 の ど こ か
に入れていただきたい。
裁判所 午後 1 時 30 分からなら空いている。
被告、原告ともに同期日に同意・
裁判所 では、次回は 7 月 4 日午後 1 時 30 分からといたします。
被 告 場所は本法廷ですか。
裁判所 そうです。
(閉廷は午後 1 時 40 分)
次 回 は 7 月 4 日 民 事 505 法 廷 で 午 後 1 時 30 分 よ り 。
6
本郷館に住む
7月4日(金) 民事 621 号法廷傍聴記
2008.7.4 10:00∼
(3 番目に裁判が始まったグループの第 2 回口頭弁論)
原告は、本郷館明渡しを四つに分けて提訴したため、四法廷が並行して
開かれた。一方、被告は、請求原因も争点も同じであるからと全法廷の
併 合 を 願 い 出 た が 却 下 さ れ 、 次 善 策 と し て 四 法 廷 の 同日開廷を 申し入れたと
ころ、本日それが実現した。 被 告 側 は も と よ り 原 告 側 か ら も 多 く の 傍 聴 者 が
訪れ傍聴席は呉越同舟状態である。
裁判所
被 告
原
告
被
告
裁判所
原
告
被告から準備書面が提出されています。陳述しますね。
はい。それから本郷館の建物調査に関して別件の法廷で提出されている要望に
ついて返事を聞かせていただきたい。
建物調査に関しては裁判所の判断をあおぎたい。本法廷でも文書を出していた
だきたい。
では、別件で提出した書類を本法廷でも提出します。
被告代理人としては、本日関連事件4件があるが、11時は弁論準備期日なの
で、そこで、話をしたらと考えている。
裁判所としても今、見ているところなので、内容については、十分に分かって
いないが、原告はどうするのか。
裁判所の手続ではなく、被告が行う調査なので、原告としてはどうしろという
ことはない。
原告としては、被告の準備書面に反論するとともに、正当事由について補強し
ようと思います。
次回は 7 月 25 日(金)午前 10 時 15 分
7
本郷館に住む
7月4日(金) 民事 620 号法廷傍聴記
2008.7.4 10:30∼
(2 番目に裁判が始まったグループの第 2 回口頭弁論)
裁判所
7月4日付で被告から準備書面1が出てきている。自主的な反論は、これで出
ていると考えて良いか。
被 告 よい。建物の調査を行いたい。
(被告側弁護士が、調査を実施したい旨を記述した文書を裁判所に渡す)
この文書は原告側にも渡してある。原告の甲第5号証のような調査報告書をこ
ちらからも出したい。調査の回答を頂きたいが、まだ頂いていない。
原 告 調査実施について反論したい。調査期間が5ヶ月とは長い。また、調査をする
者は文化財を専門としているようだが、防災、耐震など判断できるのか。
(反論の文書を被告側弁護人に渡す)
被 告 まだ文面を読んでいない上での質問だが、調査を行う人を変えてほしいという
ことなのか、調査を拒絶しているのかが分からない。
原 告 拒絶ではなく、老朽化の調査を行ってもらいたい。
裁判所 次回の口頭弁論を9月12日、10時45分からとする。
8
本郷館に住む
平成 20 年 7 月 4 日、民事 23 部書記官室にて
2008.7.4 11:00∼
(4 番目に裁判が始まったのグループの第 2 回目)
当法廷は被告の方針の違いで 3 グループにわかれている。最多の 10 人のグループを「被
告」、他のグループを「他被告」と呼ぶことにする。今回は弁論準備ということで、会
場は民事 23 部書記官室の会議室。狭いことを理由に、入室を許されたのは当事件の被
告と代理人のみ。別件の被告や傍聴者の入室は許されず。
裁判所 被告は準備書面1をこの通り陳述。
被 告 建物の老朽化調査をし、そのための具体的な人選、日時の議論をしたい。これ
は別件の口頭弁論でも提出した調査責任者候補と調査計画の概要だ。(裁判所
に文書を手渡す。)
原 告 建物調査に関して準備書面を提出する。先ほどの口頭弁論でも言及したが、
我々は調査人の人選と、調査期間について、反対している訳ではない。ただ、
余りにも五ヶ月は長く、また、調査候補者は、文化財の専門化であり、今回の
耐震、安全性のついては不適切ではないのか? ただ、全面的に調査そのもの
に反対をしている訳ではない。沈黙をしていると被告側の要求を認めたことに
なり、そのような事はこちらとしては認めたくないからである。
被 告 具体的な人選と調査日時は、裁判所を通さずに、直接原告側弁護人と相談し、
今月 25 日頃を目途に結論を出したい。
裁判所 その結果は裁判所に連絡して欲しい。
原 告、被告 了承した。
裁判所 次回口頭弁論も弁論準備とする。日時は 9 月 12 日(金)で良いか?
原告・被告 11 時からなら空いている。
他被告 13 時からにして頂きたい。
被 告 11 時からにして欲しい。
裁判所 原告は両方におつきあいいただけますか。
原 告 了承した。
裁判所 分かった。当法廷を分離して行う。
原告・被告 了承した。
9
本郷館に住む
2008 年 7 月 25 日(金)民事 621 号法廷傍聴記
2008.7.25 10:15∼
(3 番目に裁判が始まったグループの第 3 回口頭弁論)
本郷館明渡請求事件は4法廷に分かれて裁判が行われている。3番目に裁判がスター
トした被告グループ第3回目の弁論。
621 号法廷は 10 時に2件、10 時 15 分に3件と、裁判の予定が詰まっている。10 時
17 分、事件名と原告、被告らの名前が呼ばれる。原告代理人弁護士2人、被告代理人弁
護士1人と被告3人が法廷に入る。傍聴席は本郷館住人や立ち退き業者など事件関係者
数人が席を占める。
裁判所
被 告
原告から準備書面が提出されています。反論しますね。
はい。準備書面は昨日届いたもので、まだ本人たちも見ていません。今、渡し
ます。
被告代理人弁護士が被告らに書面コピーを手渡す。
裁判所
被告から調査の申入書が出ています。まだ申し入れの段階で、証拠として出て
いるわけではないですね。
被 告 老朽化・朽廃の調査について、原告にFAXを送っています。昨日回答の連絡
がありました。建物の調査は、今月中に予定表を作って、期日等ご相談申し上
げたい。
原 告 別件で進行している法廷では、次回証人申請を行い、次々回に証拠調べを予定
しています。こちらの法廷でもそのように進めたい。
裁判所(意外そうに)ということは、この事件の争点は、ほかにあるんでしょうか。
被 告 いいえ。まずは建物の調査を進めてからですね。
原 告 並行してできることは進めておきたいということです。
裁判所 次回は他の事件と同じ期日がいいんですね。
被 告 9 月 12 日 10 時 45 分以降にほか3件の予定が入っています。それ以前の時間が
いいと思うのですが。
裁判所 ちょうど 10 時 30 分が空いています。(原告に)ご都合はよろしいですか。
原 告 はい。
裁判所 では調査期日については進めてください。次回は準備書面の反論を行ってくだ
さい。
終了は 10 時 22 分。
次回弁論期日 2008.9.12
10:30∼
民事 621 号法廷
10
本郷館に住む
2008 年 9 月 1 2 日 ( 金 ) 民 事 6 2 1 号 法 廷 傍 聴 記
2008.9.12 10:30∼
(3 番目に裁判が始まったグループの第 4 回口頭弁論)
裁判所
被
告
裁判所
被
告
裁判所
被 告
裁判所
被告から準備書面2の提出がありましたが、本件の争点はここ
ではないですよね。正当事由の有無と、契約の内容がどのよう
に関わりますか。
はい。原告は、当初の契約だけを主張し、あとはすべて法定更
新であると主張しているが、正当事由の有無を判断するについ
て、どのような契約についての解除かが意味があると考えてい
る。事情としても重要である。原告に主張してもらいたい。事
情としても重要である。
本件の被告では、部屋替えとかありますか。もう少し被告の側
で主張してから原告に反論してもらいましょう。
わかった。そうする。それと、今回の期日までの間に何回かに
分けて9月3、4、5日までかかって建物の調査を行った。追
加で調査が必要になるのかわからないが、書類にするのに、2
ヶ月程度と聞いている。それを見て老朽化の点について主張を
行いたい。
わかりましたが、それを待って期日を入れるのは、少し長いと
思うが。
契約の点の主張をするので、通常くらいで入れてください。
そうですね。では続行します。
次 回 は 10 月 31 日 ( 金 ) 午 前 10 時 00 分
11
本郷館に住む
2008 年 9 月 1 2 日 ( 金 ) 民 事 6 2 0 号 法 廷 傍 聴 記
2008.9.12 10:45∼
(2 番目に裁判が始まったグループの第 3 回口頭弁論)
裁判所
被 告
裁判所
原 告
裁判所
被告は準備書面2をこの通り陳述。今後の進行は。
先ほどあった別件で、準備書面2についてさらに被告の方で主
張したらどうかということであったので、契約関係の詳細につ
いて主張しようと思う。それと今回の期日までの間に何回かに
分けて9月3、4、5日までかかって建物の調査を行った。追
加で調査が必要になるのかわからないが、書類にするのに、2
ヶ月程度と聞いている。それを見て老朽化の点について主張を
行いたい。
それができないと話は進まないわけですよね。原告の意見は。
原告としては早い進行を望んでいる。被告が契約関係の詳細に
ついてどのようなことをいってくるのかわからないが、それも
あるので、適当に入れていただきたい。
他事件を参考にそうしましょう。
次 回 は 10 月 31 日 ( 金 ) 午 前 10 時 45 分
12
本郷館に住む
2008 年 9 月 12 日 ( 金 ) 23 部 書 記 官 室 傍 聴 記
2008.9.12 11:00∼
(4 番目に裁判が始まったのグループの第 3 回目)
裁判所
被 告
裁判所
原 告
裁判所
被 告
原
告
被告は準備書面2をこの通り陳述。
先ほどあった別件で、準備書面2についてさらに被告の方で主
張したらどうかということであったので、契約関係の詳細につ
いて主張しようと思う。それと今回の期日までの間に何回かに
分けて9月3、4、5日までかかって建物の調査を行った。追
加で調査が必要になるのかわからないが、書類にするのに、2
ヶ月程度と聞いている。それを見て老朽化の点について主張を
行いたい。
それができないと話は進まないわけですよね。原告の意見は。
原告としては早い進行を望んでいる。被告が契約関係の詳細に
ついてどのようなことをいってくるのかわからないが、それも
あるので、適当に入れていただきたい。
そうしましょう。
1点聞きたい。Sさんは、どうなったのか。当初は、代理人の
委任があったが、委任をやめたい、という連絡があった後に、
どうも退去したようだ。そお互い代理人がついているのに、業
者から本人に接触があって凋落作戦をとったということである
と非常に問題である。
裁判上の和解で決着している。Sさんの方から、我々の方に電
話があって、和解したいということだった。
次回弁論準備期日
平成20年10月31日午前10時30分∼
13
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