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30P-am394

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30P-am394
30P-am394
Tremor ラットの本態性振戦モデルとしての有用性評価
◯今奥 琢士1,
清水 佐紀1,
石原 靜1,
芹川 忠夫2,
庫本 高志2,
笹 征史3 ,
1 1
2
3
大野 行弘(
大阪薬大・薬品作用解析,
京大院医・動物実験施設,
渚クリニック)
䇼⋡⊛䇽Tremor 䊤䉾䊃(TRM)䈲 Kyo:Wistar 䉋䉍⷗䈇಴䈘䉏䈢 aspartoacylase ᰳ៊േ‛䈪䈅
䉍䇮↢ᓟ 2-8 ㅳ㦂䈪顕著な全身性の振戦䉕๒䈜䉎䇯੹࿁䇮TRM 䈱ᝄᚢ䊝䊂䊦䈫䈚䈩䈱᦭
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䇼ᣇᴺ䇽↢ᓟ 4-5 ㅳ㦂䈱㓽㓶ᕈ TRM 䉕↪䈇䇮એਅ䈱ታ㛎䉕ⴕ䈦䈢䇯㽲╭㔚࿑᷹ቯ䋺TRM
の上肢もしくは下肢部の筋中に双極同心円型針電極を刺入し、無麻酔非拘束下に
行動観察および筋電図測定を 5 分間行った。②ᝄᚢᴦ≮⮎の評価:ⵍ㛎薬の投与
前、投与後 15 分、30 分、45 分および 60 分の各時点で各 1 分間の行動観察を行い、
観察時間中の振戦発現時間および振戦強度を計測した。ⵍ㛎薬物としては、
propranolol (30-60 mg/kg, i.p.)、pindolol (30-60 mg/kg, i.p.)、diazepam (1-3 mg/kg, i.p.)、
phenobarbital (20 mg/kg, i.p.)および trihexyphenidyl (3 mg/kg, i.p.)を使用した。
䇼⚿ᨐ䊶⠨ኤ䇽ⷰኤ䉬䊷䉳ౝ䈮䈍䈎䉏䈢 TRM 䈲䈇䈝䉏䉅㗼⪺䈎䈧ᜬ⛯⊛䈭ᝄᚢ䉕๒䈚䇮
ᝄᚢ⊒⃻䈮หᦼ䈚䈩㜞㔚૏䈱╭㔚࿑䈏ᓧ䉌䉏䈢䇯╭㔚࿑䈱⸃ᨆ䈎䉌䇮TRM の振戦発
現頻度は観察時間の約 90%であり、振戦時筋電図のパワースペクトルは、ヒトの
本態性振戦に類似して 7∼8Hz にピークを示した。振戦治療薬の評価では、本態性
振戦治療薬であるβ受容体遮断薬の propranolol および pindolol、抗不安薬の
diazepam、抗てんかん薬の phenobarbital が、いずれも振戦発現時間および振戦強度
を有意に抑制した。一方、パーキンソン病振戦の治療薬である trihexyphenidyl は、
TRM の振戦に影響を及ぼさなかった。以上の結果から、TRM は、その筋電図所見
および薬剤反応性が本態性振戦に類似し、ヒト本態性振戦の新たなモデル動物と
して有用であると考えられる。
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