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協力隊員は、年間20日間まで「任国外旅行」に行ける権利があります

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協力隊員は、年間20日間まで「任国外旅行」に行ける権利があります
平成27年9月5日
サ
セネガル通信 第37号
石動 徳子
バ? ナンゲン デフ?( みなさんお元気ですか?)
通信 31 号で、セネガルの小学生が作った図工の作品を、こちらの郵便
局・病院・電気会社に展示させてもらっていることを紹介しました。そし
て秘密にしていたもう 1 か所は…東町小学校です!描画展のときに、図工
の大野先生にお願いして、東町のみなさんの作品とともに、セネガルの作
品も展示させてもらいました。後日、大野先生からこの写真とともに様子を教えていただきました。み
なさん、セネガルの作品も見てもらってありがとうございます。10 月から新年度が始まるので、その
ときに先生や小学生にぜひ伝えますね。
Bienvenue au SENEGAL !(ようこそ
セネガルへ !)
7・8月、ここセネガルで日本から 3 組のお客様をむかえま
した。そのうちの 1 組は、小学校時代からの友達です。
首都ダカールでは、市場散策や世界遺産のゴレ島(ゴレ島につ
いては次号で紹介しますね)を案内しました。また、私の住んで
いるカバトキにも来てもらい、近所の人たちを紹介することがで
きました。セネガル服も記念に作ってもらいました。
セネガルの人たちともたくさん話ができて、名物料理やお菓子
いつもお世話になっている
ジャーさんと
も味わえて、ふだんとは少し違った旅になったようです。
私自身も、セネガルに対する日本からのお客様の反応に、「そうか、こんなことって日本ではな
いことだもんなぁ。」「1年前は私もびっくりしていたなぁ。」と、改めて新鮮な気持ちをもてるこ
とができました。また、セネガルの良い所をたくさん見つけてくれて、私もそのおかげでさらにセ
ネガルのことを好きになれました。
貴重な休日に、ワクチン接種など準備も大変であるのに、はるばるセネガルまで来てくれた友達
に、大感謝です!
「カーボベルデ」という国
協力隊員は、年間20日間まで「任国外旅行」に行ける権利があります。セネガルの隊員は、日本
とフランス・スペイン・モロッコ・ガンビア・カーボベルデなどの国に行くことができます。
私も、養成校の2週間のバカンス期間に「カーボベルデ」という国に行ってきました。ここは、セ
ネガルのダカール沖から約600㎞離れたところにある島国。きっとセネガルにいるときしか行けな
いだろうと思い、以前から行きたかった国です。
カーボベルデ プチ情報
・公用語:ポルトガル語
(1460 年代にポルトガルが発見。
奴
奴隷貿易の拠点となる。1975 年に
独立。
)
・10の島と8の小島がある。
きれいな街並み
・漁業と農業がさかんで、主要産品
はマグロ、カニ、エビや、サトウ
キビ、バナナ、パパイヤなど。
・国民の多くはキリスト教。
私は、サンチャゴ島、サン・ビサンテ島、サント・アンタオ島、
緑豊かなサント・アンタオ島
サル島の4つの島を訪れました。美しい港町がある、山が多く緑豊
か、海がきれい…など、島ごとに特徴がありました。
そして、セネガルから飛行機で 2 時間ほどの場所にあるのに、セ
ネガルとは全く違う国でした。ヨーロッパのような街並みで、ゴミ
がほとんど落ちていない。人も、ポルトガルとアフリカの混血のた
め、顔つきや肌の色が違います。性格も穏やか。その中、セネガル
やガンビア、ギニアから出稼ぎに来ている人もいました。カーボベ
サル島で見られる
「ブルーアイ」
ルデの景色を楽しみつつ、それでもセネガルの人を見つけるとウォ
ロフ語で話しかけて少しほっとする自分がいました。
今回、カーボベルデにいながらセネガルという国を改めて考える
ことができました。カーボベルデは発展を遂げ、2007 年に途上国
の指定から外れました。セネガルはカーボベルデより 15 年早く独
立し、政治も安定しています。でも、セネガルは未だ「途上国」。
日本をはじめ、多くの国から支援を受けています。もちろん、変わ
らない良さもあります。でも、セネガルの良さを大事にしながら発
塩田跡。塩分濃度が高く、
展していくことは難しいのかとちょっと考え込んでしまいました。
ピンク色に映って見えます。
♪セネガルご飯♪
セネガルの名物料理はまだまだありますよ。今回紹介するのは
「ドモダ」という料理です。
まず、ピーナツソースと肉、野菜を炒めます。次に、大量のトマト
と水を加えて煮込みます。その後、小麦粉でとろみをつけて完成!私
の感覚としては、以前紹介した「チュー」という料理と似ています。
家庭で出される回数はチェブ・ジェンなどに比べて少ないので、こ
の「ドモダ」が出ると私は嬉しくなります。
…では、みなさん ア ビエント!
バ チ カナム!(それでは、また!)
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