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3月5日 - 南丹市

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3月5日 - 南丹市
平成2
平成27年第1
年第1回南丹市議会3
回南丹市議会3月定例会会議録(
月定例会会議録(第4日)
平成27年3月5日(木曜日)
議事日程(
議事日程(第4号)
平成27年3月5日
午前10時開議
日程第1
一般質問
日程第2
議案第61号から議案第69号まで(提案理由説明~付託)
日程第3
請願審査について(付託)
本日の
本日の会議に
会議に付した事件
した事件
日程第1
一般質問
日程第2
議案第61号
平成26年度南丹市一般会計補正予算(第7号)
(市長提出)
議案第62号
平成26年度南丹市国民健康保険事業特別会計補正予算
(第3号)
議案第63号
(市長提出)
平成26年度南丹市介護保険事業特別会計補正予算(第
3号)
議案第64号
(市長提出)
平成26年度南丹市市営バス運行事業特別会計補正予算
(第3号)
議案第65号
(市長提出)
平成26年度南丹市簡易水道事業特別会計補正予算(第
3号)
議案第66号
(市長提出)
平成26年度南丹市下水道事業特別会計補正予算(第3
号)
議案第67号
(市長提出)
平成26年度南丹市土地取得事業特別会計補正予算(第
3号)
議案第68号
(市長提出)
平成26年度南丹市後期高齢者医療事業特別会計補正予
算(第3号)
議案第69号
(市長提出)
平成26年度南丹市上水道事業会計補正予算(第3号)
(市長提出)
日程第3
請願審査について
出席議員(
出席議員(22名
22名)
1番
山
下
4番
野
村
秋
則
2番
前
健
5番
仲
田
- 1 -
義
明
3番

村
絹
枝
6番
鞆
岡
好
高
誠
7番
野
中
一
秀
8番
木
戸
德
吉
9番
林
10番
柿
迫
正
紀
11番
谷
尻
昌
史
12番
谷
尻
宣
雄
13番
大
町
功
14番
川
勝
儀
昭
15番
松
尾
武
治

人
17番
小
中
昭
18番
井
尻
次
20番
仲
村
学
21番
尊
文
16番

19番
森
22番
橋
瀨
孝
本
茂
治
 
不
悖
欠席議員
欠席議員(
議員(0名)
事務局出席職員職氏名
事
務
局
長
山
内
次
長
補
佐
吉
田
晴
貴
次
長
中
西
明
広
惠
説明のため
説明のため出席
のため出席した
出席した者
した者の職氏名
市
長
佐々木 稔 納
副
長
松 田 清 孝
長
森
榮 一
会 計 管 理 者
兼 出 納 課 長
前 田 良 一
長
阪 口 一 雄
企画政策部長
大 野 光 博
市民福祉部長
塩 貝 潔 子
農林商工部長
渡 邊 春 幸
土木建築部長
人 羅
均
上下水道部長
八 木
教
岸 本
薫
八 木 支 所 長
國 府 栄 彦
日 吉 支 所 長
塩 内 公 博
美 山 支 所 長
弓 削 雅 裕
教 育 参 事
坂 瀬 一 哉
福祉事務所長
榎 本
土木建築部次長
下伊豆 仁 史
教
総
育
務
育
部
次
長
兼学校教育課長
兼 住 宅 課 長
市
忍
尚
午前10
午前10時
10時00分開
00分開議
分開議
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 皆さん、おはようございます。
苦労に存じます。ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達して
おりますの で、 これ よ り本日 の会議を 開き ます。
これより日程に入ります。
ご参集ご
日程第1
日程第1
一般質問
- 2 -
「一般質問」を行います。
○議長(
議長(橋本
尊文君
尊文君) 日程第1
○議員(
議員(6番
鞆岡 誠君)
誠君) おはようございます。
通告により順次発言を許します。
ま ず、6番、鞆岡誠議員の発言を許し ます。
鞆岡議 員。
席番号6番、日本共産党の鞆岡誠でございます。議長の許可をいただきましたか
ら、ただいまから通告 に従っ て一般質問を 行います。
質問に 入り ます前に、今 議会では、安倍 内閣が進める地 方創生 に関す る質問が 大変多
くの議員から出されています。昨年のいわゆる日本創生会議の増田レポート、自治体消
滅論を受けて出されたまち・ひと・しごと政策を受けたものでありますけれども、私は、
自治体がなくなるとか、あるいは自治体間競争をいたずらにあおる、こういう議論には
冷静な分析と対応が必要だと思います。
なぜタイミングよく増田レポートがセンセーショナルに発表されたのか。そこに虚構
や欺瞞はないのか。地方創生の真の狙いは何か。道州制とあわせた第二の合併、地方潰
しではないのか。そのあたりをよく見て、冷静な対応が必要です。
そこで、1冊この本をご紹介をさせていただきたいと思います。私も参加をしており
ます けれども 、自 治体 問題研究 所の 理事長で もある京都大学の 岡田 知弘 教授が書 かれた
「「自治体消滅」論を超えて」という本でございます。人口減少の本当の要因が何か、
昨日も紹介があった、日本で一番美しい村連合の運動とも深くかかわっている小さくて
も輝く自治体フォーラム運動からの実践的な批判、市長も絶賛をされておられた藻谷浩
介さんの「里 山資 本主 義」以前から提唱 され てい た地 域内 再投資論の必要性などがわ か
りやすく紹介をされています。ぜひご一読をお勧めをしたいと思います。
それでは、質問に入ります。
1 点目 は、 原発ゼロを目指す 立場 から、 原子力発電 所の再稼働をめぐる安全協定の 問
題について質問をいたします。
昨年の6月の議会で、私は主に避難計画の問題を取り上げて「市長は原発の再稼働に
反対をせよ」と質問をいたしました。その後、年末に行われました避難訓練は、丹波自
然公園へ一旦避難をした後に淡路島へ移動するという、本市の原子力防災計画とは全く
整合性を欠く内容で実施をされ、住民の不信を買っています。
原子力規制委員会の田中委員長は、高浜原発3号機、4号機の規制基準審査合格にあ
わせて「合格をしたからといって絶対安全なものではない」と公の立場で発言をしてい
ます。いよいよ原発と 人類 は共存が できない ことが立場を超え て明らかになっています。
市長は、6月議会 の答弁 で「エネルギー 政策は国において論 議 をされるべきもの」こ
の立場は変えられませんでしたけれども、その一方で「立地自治体以外の権限について
は大 変不 満だ」と述ベ られ ました。 この 30 キロ圏に あっ ても立地 自治 体ではな いと い
うだけで 権限がな いことに大いに不 満だと、 こういう 立場 に変わり はな いか、ま ずお 尋
議
- 3 -
ねをしたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
佐々木市長。
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君) おはようございます。
それでは、鞆岡議員のご質問にお答えいたします。
先ほどご質問の中でご紹介いただきました私の立場は一切変わっておりません。また、
立地自治体、そしてその周辺30キロ圏内にある南丹市の市長として、大変この部分に
つきま しては相変わ ら ず不満を持っており ます。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○議員(
議員(6番 鞆岡 誠君)
誠君) ありがとうございます。
2月27日に 京都 府 が関 西 電力と安全協定を締結 さ れたと伺っ てお り ます。 京都新
聞の一面でも報道されましたから、皆さんもごらんになったと思います。そして、同時
に、本市 を含む関係7 自治 体で 対策 協議会的な組織を立ち 上げ られたとも伺っています。
これら一連の動きについて、府の協定内容、関連自治体を含めた取り組みの目的と今後
の見通しについて簡潔にお聞かせをいただきたいと思います。
協定内容に関連をして、今回の協定は高浜原発に関する協定でございますけれども、
なぜ、本市から近い大飯原発を初め、若狭湾周辺に点在する全ての原発を対象とした包
括的な協定にならなかったのか、この点についてもあわせてお答えいただきたいと思い
ます。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
佐々木市長。
ず、私の立場は先ほど申し上げたとおりでございますけ
れども、特に基本的な内容といたしまして、国の責任において立地する市町村、また隣
接する市町村に対しては十分な説明を行い、また住民の立場を得るように努めなければ
ならないというふうに考えておるところでございます。
今、ご質問の中でございました、2月27日に京都府と関西電力で安全協定を締結
されたところ でございます し、また 、私どもUPZ圏 内7市町は京都府 と確認書を締結
したというのが実態でございます。こういった中で、京都府も申しておりますけれども、
法的な立場、ここにおいて限られた制約のある中で、関西電力との話し合いの場、確認
する場、 こういう 場が設け られたことは、大 変私 は意 義深 いことだというふ うに 思っ て
おり ます。そ うい った 中で、今 後さまざまな疑問、ま たお 尋ねしなければな らな いこと、
また 説明 を受けること等々につ きま しては、 この協議会の 中で 十分 ご相談を させ てい た
だき、京都府、また関西電力に対しまして説明を受けたいというふうに思っております。
ま た、 今、高浜原発だけ で、 どう して 若狭地域全域の発電所 との協定 では ない のか と
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君
稔納 君 )
ま
- 4 -
ことでございましたが、これは、先ほど申し上げました関西電力との協定が、高浜
原発に限る協定書になっております。これを受けて私ども7市町は京都府と確認書を交
わしましたので、高浜原発の件に限ってのという形になっておるということでございま
いう
す。
今後、そういったさまざまな課題に対しましては、京都府、また協議会という中で、
十分に連携をとって協議をしていきたい、このように考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) 私 は、 関 西 電力と京都 府 が協定の締結 までに 至ったと い
うこと自体は、原発ゼロや再稼働反対を求める広 範な 民意の反映だと思 います。 しか し、
問題は 協定の中 身で あります。そこで、協定 内容について具体的 に 伺います。
6月議会で質問 を さ せ てい ただ い たとき 、 私 は、 舞鶴 市長 が同意権を要求し てい る
ことを引いて質問いたしましたから、市長のおっしゃる立地自治体以外の権限とは、主
に再稼働 に対 する同意権を念頭 に置 かれたものだと思 います。 そこ で、 今回 は同意権 に
ついて取り 上げ て伺 います。
今回の協定に、京都府、あるいは本市を含めた7市町、立地自治体以外の7市町の同
意権について、あるいは同意権以外の権限について、何か協定の中に規定はございます
か。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
先ほども申しましたように、法的権限が及ばない部分につ
きましては協定の中に盛り込まれてないというのが基本でございます。当然、そういっ
た中で、同意権につきましても盛り込んでいないというのが実態でございます。
ただ、そういった中で、住民の皆さん方の要望、これも背景に、関西電力が説明責任
を負うといった中で、京都府も意見を述べるといった内容で協定を結ばれた、そのよう
に承知をい たし てお り ます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) ただ いま 関 西 電力の 説明義務について 協定 内 容 に 盛り込
まれ てい るん だと いうご説明を伺いましたの で、 それ では、運 転再 開に 当たって の説明
義務について改めて 伺 います。
協定書には、事故で原子炉を停止した場合の運転再開時に関西電力側の説明義務が盛
り込まれたと伺っています。そこで、ずばり伺いますが、現在最も焦点になっている高
浜3号機、4号機の運転再開は、関電側の説明責任の対象になりますか。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
○議長(
議長(橋本
稔納君)
稔納君 )
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
- 5 -
○ 市長(
市長 ( 佐々木
てお
稔納君)
稔納君 )
再稼働につきましては及ぶものではないというふうにされ
ると承知しております。
以上です。
○議長(
議長(橋本
鞆岡議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
協定には連絡義務というのも多数書き込まれたようです
けれども、どのようなときに関西電力が京都府に連絡をしてくるのかといえば、非常事
態が発生したとき、業務従事者の被曝線量が法令の基準を超えたとき、非常時炉心冷却
設備が動作したとき、府内で放射性物質の輸送事故が発生したとき、どれもすぐに連絡
はお ろか、政府に 通知したり、 マス コミ に発表したりしなければな らな い異常事 態ば か
りが並んでいます。京都府への連絡義務以前の問題だと思います。
こういう当たり前のことは書かれていますけれども、同意権その他の権限は一切書
き込まれていない、焦点になっている原発の再稼働に当たっての説明も要らないと、こ
うなれば、一体何のための協定書 かと いう ことになると思います。
むしろ反対に、関西電力側にとってみれば、京都府下の自治体に対しては府と安全協
定を結んでいるからもう何の手続も要らない、説明もしないし同意も求めない、協定締
結自体がこういう関電の免罪符になるのではないか、このように危惧をいたします。
立地自治体以外の権限が大いに不満という立場に変わりはないんだと、こうおっしゃ
るんであれば、市長はほかの6市町と協力をして、京都府に対して実効性のある協定、
すなわち 、少なくとも同意権や 説明義務 を明 確に 書き込ん だ協定に せよ と要求をしてい
くべきではないか、こう思いますけれども、いかがお考えでしょうか。
○ 議員(
議員( 6 番
鞆岡
誠君)
誠君)
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
私は、先ほどのご質問の中でも申しましたが、京都府にお
きましては、立地自治体でない中でこのような協定を関西電力と結ばれたというのは、
大変意 義があるという ふうに 思います。
ま た 、 異常 時に 当然この よう な連絡があると いう ふ う な 内 容がこの協定書の 5 条の
中にも書か れておるわけでございます。
ま た 、 私ども には 全く関 西 電力 から 関係が途切れると い った よう な表現 まで、 今 、
されたわけでございますが 、決して そん なことはございま せん。確認書の中で、地域協
議会にお きま して 関西 電力 に対し京都府から説明する よう 要請するものとす ると いった
文言がありますし 、ま た、 この 内容 につ きま しては、 私どもも 地域協議会の場に 関西 電
力から説明をお聞きするといったことができるというふうな内容になった確認書であり
ます。これを受け て、 京都 府が関西 電力との協定を結 んでおるわけ でございますから、
京都府の責任においてこの辺の説明がされるものというふうに認識をいたしておるとこ
ろでございます。
以上でございます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 6 -
○議長(
議長(橋本
鞆岡議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
私は、ぜひ市長さんが住民の安全を本当に守るという立
場で、今後、問題点は協議会の中でいろいろ相談もして、要望もしていくということも
おっしゃっていただい たわけですから、 ぜひその立場 で頑張っ てい ただきた いと 、この
ことだけ申し上げて、次の質問に移りたいと思います。
第2の 質問は、 JRとの交渉 において、本市の主体性の 問題 について 伺います。
本市が抱え てい る 問題の 中で、JR西日本と協 議や交渉が必要な事項が幾 つか あると
思います。例えば、昨日もございました、手すりなど八木駅舎の先行改築の問題、ある
いは 区画 整理について の協 議の 問題 、胡麻駅 まで の列車増便やIC乗車券の利用がで き
ることに関する問題など、この議会でも各議員から再三取り上げられている問題で、J
Rとの話し合いがポイントになる問題が幾つもございます。今回はそのうちで、園部駅
東口の駅前広場の用地問題を取り上げたいと思います。
12月議会で東 口 駅前広 場用 地の 取得 費 についての 補正予算 が 計上さ れま した 。小山
東町溝辺12-1ほか3筆で約1,650平方メートルの用地購入費として、平方メー
トル当たり7万円、1,650平米で総額1億1,550万円というものでした。
実際には、その後JRと協議を重ねられ、先週末に平方メートル当たり5万8,00
0円強、総額 9, 600万円程度で 契約締結 に至った ようでありますけれども、 それ で
も本市にとっては大変大きな買い物であって、しかも補助がない単費、全額本市負担で
あります。
補正予算の 算定 に 当たり 、平 方メートル単価は一般 財団法人 資産評価シス テムセンタ
ーの路線価を採用されたんだと説明されました。それによりますと、当該の路線価は5
万3,200円で、これを、路線価が市場価格のおおむね8割程度と言われていること
から、0 .8で割り戻し、6万 6, 500円という数字を はじき出 した 上で、1 万円未
満を丸めて単価7万円にしたんだと説明されました。
普通は1万円以下を丸めるというようなやり方はしないわけですから、その1万円未
満を丸めたことで5%以上も単価が高くなったことも問題ですけれども、もともとの路
線価を、本市の固定資産税路線価ではなく、財団法人のデータを採用したこと自体も問
題です。なぜなら、本市の固定資産税路線価を税務課で調査をさせていただきますと、
4万 8, 898円 でございました。 それ より 8. 8%も高い法 人路線価をもって補正 の
根拠とされたわけであります。仮に本市の路線価を採用して算定をしておったら、0.
8で 割り戻したとして も単価は6万 1, 000円ほど でございました。7万円との差額
は約 8, 900円 であり、1, 650平 米分 では1, 500万円近 い差が生じます。補
正額は1億 1, 550 万円ではなく1 億円 で 済んだわけ であります。
予算額自体がJRとの契約交渉、 価格交渉に影響を与えること は自明 の理であります。
財布の中に1億1,550万円あるということがわかっているのと、1億円しか持って
○ 議員(
議員 ( 6 番
鞆岡
誠君)
誠君 )
- 7 -
ないとわかっているのでは、それを承知している相手方の出方もおのずと違います。
なぜ、固定資産税路線価ではなく、法人単価を採用して算定されたのか。初めからJR
の言いなりでなかったか。答弁を求めます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
い
佐々木市長。
この市場価格をまず予算の算定に使用した、これは、やは
り整合性、そして妥当性をもってこういう形を行ったと。さまざまな検討をする中で、
12月補正予算 の中に この額を提 示さ せてい ただい たところ でございます。
今、JRの言いなりという大変失礼な表現をされたわけでございますけれども、私ど
もは今日まで、JR当局というのは、この南丹市にとって大変大きな鉄道網、住民生活
を支える交通機関の運営者として、長年にわたりまして市、また旧町におきましても関
係を持っております。互いに信頼感を持ってこれまでそれぞれ協議等も行ってきたとこ
ろでございます。この信頼感なくしてお互いの運営もできませんし、市民の交通網の確
保、 そし てこれからの拡充という意味からも 、こ うい った話し合い を続けて きたところ
○ 市長(
市長( 佐々木
稔納君)
稔納君)
でございます。
そして、当然、交渉ということになりますと、それぞれの考え方があります。それぞ
れの考え方を突き合わせる中で、今回、売買の契約ができたということでございます。
私どもといたしましては、これまで予定しておりました額より低い額で売買契約が結べ
たということでございますので、大変ありがたく存じておるところでございます。
こういった中で、これからも信頼感を持って、駅前広場の改修、そして府道の改修、
ともに京都府等とも連携をしながら取り組んでいく、こういった気持ちで取り組んでお
るところでございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君) 実 は、 この 補正予算 の常任委員 会で の 審議 の際 に、 私 は、
直感的にちょっと高いなと、こう感じましたけれども、私より先に与党の議員の方がそ
の点を指摘をされました。しかし、国道9号線への停車場線の整備とあわせて、通学の
問題もあり 、必要な 予算であると 、こ う判断をして、賛 成を させ ていただきま した 。
JRとの売買契約締結に向けた交渉では、補正予算額を上限に、本市とJR側がそ
れぞれ土地価格の鑑定を出して、契約価格を最終決定していくという手法がとられたと
伺っております。確かに、民間企業であるJR西日本の所有地ですから、お互いの鑑定
評価に基づいて価格を交渉、協議していくというのは、一見妥当な方法に見えます。し
かし 、財源は 税金 ですから、交渉に 当たっては綿密な調査 研究と道理に 基づく主張、 そ
して市の主体性を持った態度が肝要であります。
そこで伺いますけれども、現在、JRの所有地である対象地の経緯について調査をさ
- 8 -
れましたでしょうか。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
この土地につきましては、ご承知のとおり、明治の中期か
ら建 設が始ま りま した京都鉄道 株式 会社 、これが 、明治32年に当該土地につき まし て、
所有 者から売買によっ て買収をしたという状況でございます。 その 後、 これ は登記が お
くれたというふうに思うんですが、昭和38年に日本国有鉄道に所有権が継承されてお
ると。そして、昭和62年に国鉄の分割民営化によって、現在の西日本旅客鉄道株式会
社の所有となったというふうに確認しております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) ほと ん どそのと お りな んです けど 、1 点重要な 事 項が抜
けているんですね。
対象地はもともと井上寅之助さん、森市平さんという地元の方の田んぼでした。これ
は旧 土地 台帳 で確認が でき ています。現在の 山陰線敷設に 当たって、民 間企業で ある京
都鉄道株式会社が買収をされた。そこは合ってます。その後、国鉄になったとおっしゃ
ったんですけど、そこにもう一枚かんでるんですね。
これは、明治の40年代ですけれども、日清日露の戦争推進と富国強兵策とも相まっ
て、明治政府 が鉄 道国 有化法と いう のを つくりま した 。明治41年に当 時の逓信省、 郵
政省の前 身ですね 、これが京都鉄道から 鉄道国有化法 に基づいて買 い上 げている んです
ね。いわゆる省線電車の始まりです。これを、逓信省のものになったことが、おっしゃ
ったように登記がおくれましたけども、昭和23年に国鉄ができて、登記が昭和38年、
戦後の混乱があったんで、15年ほどおくれて登記がされたと、こういうことなんです
ね。
つまり 、井上さん と森さんから田んぼを買ったのは民間 企業で ある京都鉄 道だったけ
れども、それを逓信省が明治41年に買い上げた時点で、一旦税金が投入されて、国有
化されていると。これが、国鉄時代を経て、現在の民間企業であるJRが無償で引き継
いでい ると 、ここがポイントだと思います。
つまり 、鉄 道関連用地として公共の用 に 供するための土地を 、 今度は市の 公共施設 で
ある駅前広場にすると。そのために、もともと国有地であった土地にもう一度税金をつ
ぎ込むというのが、今回の買収なわけです。たまたま今回は用地買収でしたけれども、
仮に整備手法が区画整理事業であれば、JRに対する換地不交付、清算金で処理ができ
るような事例であり、全国各地の自治体でもそういう手法は多くとられています。
JRに対して、もともとは国有地であって、JRが資金を出して取得したものではな
いと 、そして、駅 前広 場を つくった らJRに もメリットがある 、だ から、用 地ぐ らいは
JRは無償で提供しなさいと、こうはっきり言うべきではないかと、それを言ってこそ、
JRもいろいろと検討するんではないかと、私はこう思います。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 9 -
駅舎の問題でも、きのうの答弁であったように、手すりがないという安全の問題
は駅舎改 築の際に 解決 するというふ うに 答えがあったということは、手 すりが不 備で あ
ることが安全対策上問題であることをJRが認めているわけです。そこを言わずに、先
送りにするということを前提にして、市が何とかできないかと、そういう点に私は主体
性がないと思うわけです。
今後、いろいろJRと課題があると思いますけれども、今後の交渉に向けて決意とい
いますか、いう ことを最後にお伺 いしたい と思います。
八木
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
ず、今のJRとの関係についての論理、理論というのは、
大変 、鞆岡議 員独自の お考えでございます。 私どもは長年にわたり まし てJRともお 話
し合いをさせていただいた、これは私個人だけではなくて、南丹市として、また旧町と
して、話し合いをさまざまな点で続けてきたということがございます。
こういった中で、JRが所有されておる土地、これはやはり地元自治体が買う、こ
うい ったこと で駅 前広 場として の整備を 行う というふ うなことを決断い たしたところ で
ございます。 こういった中での さまざま な話し合 いの 中で、適切な措置をとって きたわ
けでございますし、当然、主体的な立場を堅持する中で行ってまいったところでござい
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ま
ます。
それと、先ほどちょっと誤解があったらいけませんので申し上げておきますと、八木
駅の跨線橋の手すりの問題です。これは、JR当局が安全でないから市に改修せよと言
ったことは一切ございませんので、念のため申し添えておきます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) 立場が違 いますから、い ろ い ろ ご 意見もあろ うか と思 い
ます けれども 、園 部町史と いう のをひもとき ます と、山陰線が 開通したとき に、 露店が
並んで花火が打ちあがった、それぐらい皆歓迎したという当時の中学生の作文が出てま
いり ます。つまり 、田んぼを出 して 買収 すること に対して 非常 に協力的 であったという
ことがうかがわれるわけです。それを税金で一旦買収していると、この点は紛れもない
歴史上の事実ですから、ぜひそういうことを踏まえて今後もJRと交渉いただきたいな
というふうに思います。
それでは、時間の関係がございますから、3点目の、介護保険による事業のうち、通
所型 介護予防 事業 の柱 である運 動器の機能向 上事業、いわゆる筋トレ教 室について伺 い
ます。
昨年度の決算に係る主要な施策の成果報告書を拝見しますと、本市では、筋トレ教室
を旧町単位の4会場で168回実施をして、延べ2,470人が参加されています。参
加者には大変好評でして、1会場当たり年間42回の実施実績ですから、年間を通じて
- 10 -
ほぼ毎週開催されていることになります。その割に事業費はわずかに540万円、本市
の負担額はそのうちわずかですから、実に費用対効果の高い、住民に好評な事業と言え
ると思います。
この事業の目的は文字どおり介護予防で、本格的な介護が必要とならないように平素
から 筋肉を鍛えておこ うと いう もの です。送迎サービ スがあること から、美山など、特
に畑仕 事の できない 冬場に高齢者 が体を動 かすよい 機会にもなっ ています。
先週、実は筋トレ教室の会場へお伺いしまして、参加者に伺ってまいりました。「本
当に楽しみにしている」「週に2回でもやってほしい」「ずっと参加したい」「来たら
体が軽くなる。休むと調子が狂うのがはっきりわかる」「送迎サービスがあり助かって
いる」と、 全て の参 加 者から山の よう な感想が出てまい りま した 。
失礼ながら、市長は不幸な事故で日常生活のクオリティーを保つためには日常からの
筋トレが重要だということを身をもって再認識されたと思いますけれども、この筋トレ
教室が果たし てい る役割について、 どん な評価を お持ちで しょ うか、伺 いた いと思いま
す。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
佐々木市長。
ただいま鞆岡議員がおっしゃいましたように、大変この住
民の 皆さん方 、まさに健康 な状態を維持し、介護 を受けることを必要としな い自立した
生活を送れる、このために大変効果があるといった意識を持っていただいておりますが、
まさに この目的を持っ て実施 いたしておるところでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) ところが 、 安倍 政 権が進める暴走メニューの 中で、介護
保険 の改悪、 きの うも同僚 議員が取 り上 げら れま したけれども 、この介護保険の改悪が
筋トレ教室に暗い影を落としています。
国 の 行う 改悪を す ぐ に市町村に 持ち込むこと はさす が に 困難 ですから、 厚生労働省
は2年間の猶 予期 間を設けると言っ てい るようですが 、京都府下で も各種のサービス を
4月からいきなり改悪をす るの は京 丹後市だけと伺っ ています。し かし 、本市において
も、この2年間をまさに改悪の準備期間としていくというふうなことにならざるを得な
いのか なと心配をし ています。
筋トレ教室は、新しい制度のもとでは、現行の通所介護に相当するサービス以外の
多様なサービスに分類をされて、さらにその多様なサービスの中の通所型サービスC、
短期集中予防サービスというものに分類されます。この短期集中というところが問題で
して、3カ月から6カ月の短期間で実施せよと、これが今回の法改悪のポイントになっ
ているわけ です。
これを受けて、これまでは通年参加ができていた筋トレ教室から3カ月で卒業させら
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 11 -
れる、名前は卒業ですけれども、中身は追い出しであります。こういうことが計画をさ
れていると参加者に動揺が広がっていると伺っていますが、こういう事業内容の短期化、
改悪というのは事実でしょうか。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
このことにつきまして、国の制度が変わったからすぐに、
また 、主体性を持って市がやっ てい る事業でございますの で、 現在のところ 大きく変更
する つもりはございま せん。ただ、参加希望 者が増加している現状 、ま た教 室で の実施
方法ということにつきましては、今後検討が必要であるというふうに認識しております。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) 新 年度については、3 カ 月で一 旦卒 業 し て も 、 希望 者は
さら次の 3カ 月も 参加 できると 、こ ういうことも検討 され ておられると いう ふうに伺っ
ています けれども 、美山会 場においては、参 加者 を居 住地で九鬼ヶ 坂以北、 以南に分け
るという計画もあると伺っています。これが実施されると、個々の参加者にとっては、
2班 に分けら れるわけ ですから、今 、通 年参 加で きているのが半年 以下 しか参加 できな
い、つま り、参加回数が半分に なっ てし まう。これでは、 先ほど言った よう な最も運 動
の機会が減る降雪期に参加できないお年寄りが出ることになってしまいます。
こういう改悪は中止をして、南丹市の判断で、必要な方、希望される方には従前ど
おりサービス を提 供す べき であると考え ます けれども 、市長の答弁を求めた いと思いま
○ 市長(
市長( 佐々木
稔納君)
稔納君)
す。
あわせて伺いますけれども、厚労省のホームページでは、この改悪のもとになってい
る3カ月から6カ月での短期間で実施のところに注意を示す米印がついていまして、そ
の注釈を見ますと、市町村はこの例を踏まえて、つまり3カ月から6カ月の短期間とい
う例を踏 まえ て、地域の実情に 応じ てサービ ス内 容を検討 すると、 こう 書いてあります。
すなわち 、美山の ように冬場に高齢者の筋力が極端に 落ちると いう、これはまさに地 域
事情の最たるもの です けれども 、こ ういう事 情は きち んと 市町村が斟酌 、考慮しなさい
と厚労省も書いてるわけです。
そこで、仮に、本市の判断で、3カ月から6カ月の短期間実施ということではなく、
従前どおりの通年教室を継続していった場合、例えば国庫支出金がカットされるとか、
いわゆるペナルティーを受ける よう なことがあるのか ない のか、あわせ てお 答え いただ
きたいと思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
塩貝市民福祉部長。
○市民福祉部長(
市民福祉部長(塩貝 潔子君)
潔子君) 鞆岡議
員のご質問にお答えさせていただきます。
- 12 -
ただいま市長から答弁がありましたように、事業については内容を、平成27年度、
大きく変更す る予 定は しており ませ んが 、これまで通 年で この 事業 を実施し てまいり ま
した。しかし、5月の募集時点で参加していただく方につきまして1年間参加をいただ
くことになるんですが、途中からの新規の参加というのができにくい状況でもございま
した。
それを踏まえまして、平成27年度につきましては、1年を2クールに分けて実施す
る予定をしております。1クール目については4月から9月までの半年間、2クール目
については10月から 翌年3月までの半年 間という こと で分けて行います。
2 クールに 分けた 理由としま しては、 先ほども言いましたように、新規の 参加の方が
参加しや すいようにと いう ことと、 もう一つ大き い目的としま しては、 通年 の教 室では
運動機能の改善評価、 これを1年間続け てい ただ いて、次につ なぐことがな かな か難し
かったと いう こともございます ので、半 年ご とに その 成果を確認す ると いう こと で、参
加者の意欲を向上させることができると考えております。
こういう体制で予定をしておりますが、先ほども美山の例を出していただきましたが、
1クール について も隔週ご とに 実施 する方向 で現在考えており ます ので、体制としては
現在行っているものと変わることはないと考えております。
それと、先ほど短期集中型ということで言っていただきましたが、今回のこの二次予
防事業については、一般介護予防事業ということで市独自で行う事業として位置づけて
おりますの で、特に ペナルティーということ はございま せん。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) 年度 の 後 半のクールが 問 題な んです ね 。 夏 は、 草 取 り に
畑に出るんですよ、お年寄りは。だけど、冬、雪が降ると、家から出られない。だから、
冬場に介護予防がすごく大事なんです。そこを踏まえてよく検討いただきたいと思いま
す。
今、自立ということが出ましたので、法改悪のもう一つの問題点について最後に伺
います。
先ほど、この教室は、現行通所サービス以外の多様なサービスの中の通所型Cという
ものに分類されると言いましたけれども、Cがありますので、Bがあるわけですね。こ
のBは住民主体による支援ということになっていまして、Cとの決定的な違いは、サー
ビス提供者が市町村の保健医療の専門職、本市においては主に保健師さんから、ボラン
ティア主体に変わってしまいます。さらに、サービス内容も、生活機能改善のための運
動器の機能向上から、体操などの自主的な通いの場に変わってしまう。
つまり 、市 が、保健師や 運動機能の先生が責任を持って 指導 す る筋トレ教 室から卒 業
した高齢者を、地域のボランティアが運営する通いの場ヘ自主的に行け、つまり勝手に
- 13 -
通えと、どこか公民館なんかに集まって自分らで体操せえと、これが介護保険、安倍政
権の暴走の改悪の中身なんですね。名前は地域包括ケアともっともらしいこと言ってま
すけれども、 要は、介護に 対す る公 的責任の放棄と、住民 への丸投げに ほか なり ませ ん。
ただでさえ高齢化が進む地域にあって、ボランティアが高齢者の運動機能の面倒を見
なさいと言われても、困難であることは火を見るより明らかです。現在でも社協はあっ
ぷあっぷをしていますし、政府の言うような新たなNPOの立ち上げも容易ではありま
せん。先日の見学の際、おばあちゃん方に伺っても「自分らでやれと言われてもそんな
んで きひ ん、教え てくれは るお人が いてはる から こなしてできるん や」と、 こういう ふ
うにお っしゃっ てま した。
市長は、南丹市 の 地域事 情において、 筋トレ教 室から追 い出さ れた高齢者 の受け皿を
つくることが可能だと考え ておられるの か。行き場を失った方が、 筋力の低 下を招き 、
予防効果を得られなくなったために、結果的 によ り介護の必要性の 高い事態を招くこと
にはな らな いか。この点、考えて ほし いなと思います。
最後に、国の言いなりではなく、部長からもあったように、特にペナルティーがない
わけですから、市独自のこのすばらしい事業を守っていただきたい、このことについて
お考えを伺 いた いと思 います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
化が進展して、大変対象者が多くなってまいります。
こういった中で、介護予防というのは大変重要なことでございますが、全てのことが保
健師 、ま た専門家 、これで 賄えると いう ふう な状況ではありま せん。今 後、 こういった
一般 の方のお 力も かりなが ら、また 、そ うい ったこと によ りま して こういった介護予 防
という啓蒙をしていくことが大事だと思っております。
こういった意味におきまして、簡単な体操や運動を通して介護予防をサポートする人
材づくりとして、介護予防サポーター養成教室、これを行うことを予定しております。
まさに市民の 皆さん方との協働 によ って、介護予 防、 これをさらに 推進しなければな ら
ない、このように考えておるところでございます。
い ずれ にい たし ま しても 、限 られた財源の中で、限 られた人 材の中でより効果的に、
また 市民 の皆さん 方ととも にこ うい った対応がで きる ように、 これ から も努力をしてい
かなければなら ない、 このように 考え てお るところ でございます。
以上、答弁といたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
鞆岡議 員。
○ 議員(
議員 ( 6 番 鞆岡 誠君)
誠君 ) 改め て、住んでよか った 、 誰もが安心だと 、 こ ういう市
長の目的 、ずっと おっしゃ られること、 この立場 に立って教室を運営し てい ただきた い
と、このことをお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
高齢
- 14 -
以上で鞆岡誠議員の一般質問を終わります。
次に、10番、柿迫正紀議員の発言を許します。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正 紀 君 ) 議 席 番号10番、丹政会所 属 、柿迫正紀でございま
す。議長の お許しを 得ましたので、通告に 従 い質問 をさ せていただきます。
私は、いつも申すとおり、美山町の一番端っこのほうから、先ほどの鞆岡議員と変わ
らぬ よう な地 域から来 させ てい ただ いておるもの でございます。そ うい った 中で、田 舎
のいろんな問題あるかと思うわけでございますけれども、今回、森の京都という一つの
質問、それから交通対 策、 それ から地域振興 について、順 次質問を させ てい ただきます。
昨年、6月の知事選挙に初めて私が聞いたところでは、森の京都という、非常に私た
ち田舎に住む者にとっては心地のいい響きの言葉を初めて耳にしたわけでございます。
そういった中で、私たちはある程度の期待もしましたし、順次市のほうでも府のほうで
もそれぞれに取り組んでいただいておるところでございます。京都府では、海の京都が
先行してやられております。また、ことしからですか、お茶の京都というふうに南部の
ほうでも行われているわけでございます。
そういった中で、非常にこの取り組みが、私がきょうまで行政に抱いておるイメージ
とは非常に違った感覚でとらまえております。というのは、物すごいスピードで動きが、
私には感じられます。特に南丹市においても、6月にその言葉を聞いてから、もう8月
には 既に その推進 会議 を立ち上 げら れたと。美山町は別としま して、府 も10月には第
1回の推進会議、 それ から府においては12月にまた 2回 、ま た南丹市において も1月
には 既に マス タープランなるものの 、たたき台と いう 形ではございます けれども 、ご提
示をいただいたというようなところで、非常に我々林業家もしくは山を持つ者、田舎に
住む 者に とっ ては 物すごいスピード で事 が進 んでいるなと いう のを感じ てい るわけでご
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
ざいます。
しかしながら、まだ一般の皆さん方にはそれが周知徹底していないのも事実ではござ
いますけれども、 そういった中で、 私たち美山町 の者は、また心ある者 とは 申し ませ ん、
いわゆる まちづくり委員会、それから観 光協 会等がそれぞれ一 生懸命に この 森づくり 、
森の京都 、これについて一 生懸命考えて、きょうまで3回の会議を 開いてお るわけでご
ざいます。そ うい った 中では、 京都 府の 岡西副知 事においでい ただ いて、い ろん な懇談
もさせていただいておるというのも事実でございます。
そういった中で、私はきょうは森の京都について、まず、南丹市としての取り組み
等々についてお考えを伺いたいと思うわけでございます。
ま ず、森の京都と言われ ます けれども 、 きのう市長 もお っしゃったと おり 、これは一
つ森 の京都だけの 問題 では なく 、や はり 国定 公園の問 題あり、 それ から 定住 促進等、い
ろんな問題が絡んでくる事案だと思います。
そういった中で、このたたき台が、南丹市、示されたわけでございます。この南丹市
- 15 -
のたたき台を見るにしますと、盛りだくさんの内容が各課からたくさん出ておるように
聞いております。これ、よく考えれば、ひょっとしたらきょうまでの看板の塗りかえも
若干あるんじゃないかなと思うわけでございます。林業本体の事業までも含まれたよう
な事案もそこに盛り込まれております。決して僕はそれが悪いことではないと思います。
我々の生活にとってそれがプラスになるというのは事実でございますので、そういった
中で もや はり 、南丹市 が森 の京都と いう事業 を、 もちろん府の主導 ではございますけれ
ども、そういったときに、どういった形のものを最終的に目指しておられるのか、これ
を一つ市長にお聞きしたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
員のご質問にお答えいたします。
今、ご質問の中でおっしゃいましたように、昨年、海の京都というものに引き続きま
して、森の京都といった構想が京都府から打ち出されました。この海の京都もそうであ
ったのでありますけれども、海という京都府北部の資源、これを生かして、やはり地域
の活性化を図っていこう、また産業の振興を図っていこうという取り組みでございまし
た。
ま た、森の京都 、 これについても同様 でございまし て、森と いうすば らし い資源、 こ
れを基礎として、これを活用する中で、やはり地域の振興を図っていこうと、簡単に言
えばこういうことなんですが、まさに今、大変厳しい状態が続いております林業の活性
化、また、森の文化の発信と言ってもいいんですけれども、例えば、森を資源として地
域振興や観光、これを振興していこうということで、さまざまな取り組みをやっていこ
うというのがもともと はこの 森の京都の発想 であったと いう ふうに 認識し てお ります。
そういった中で、先ほど、それぞれの具現化のための組織が構築され、それぞれ協議
をしております。私どもも、先ほどのご質問にあったように、市としてこの南丹市域に
おいて森 の京都推進計画の 策定を進めておるところでございます。 当然 、こ うい った 中
では、事業者 の皆さん、そして市民 の皆さん 方にご参画い ただきま して、今 年度中に 何
とか取りまとめを実施をしていきたいと思っております。
すごいスピード で というお話 でございま したが 、先ほどのご質問にありま した ように、
やはりこれは突然出てきた課題ではございません。ご承知のようにさまざまな課題がこ
れまで、大きな課題もありますし、細かい課題もありましたけれども、こういうことを
やはり取り出すことによって、森というものに焦点を当てることによって、さまざまな
課題に取り組んでい こ うというふ うなことが原点に あろ うか という ふうに 思います。
こういった中では、私どももこの政策策定、きっちりとやることによりまして、本来
の目的でございます林業の活性化、また観光や地域振興に寄与できるような事業をどん
どんと推進していきたい、このように考えております。
とりわけそういうようなこともございまして、今回の平成26年度の補正予算、また
平成27年度 の当初予算におき まし ても 、こ うい ったことを取 り上 げて予算 化し てい く
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君) 柿迫議
- 16 -
ということにいたしておるところでございます。こういった中では、やはり私は地域住
民の 皆さん方 、ま た地 権者 の皆さん 方、 とりわけ 森と いう のは地権 者、山主の皆さん 方、
この方がおられますし、森林組合の皆さん、それぞれご関係の方がおいでございますの
で、 そういった皆さん 方の ご意見が反映 できるように、ま たそ うい った 皆さん方 にご理
解、ご協力をいただけるように、市としても努力をしていきたい、このように考えてお
るところでございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君
正紀 君 ) このメニューを見れば 、市 のど うい ったやり方を さ
れるのかというのはある程度わかるわけでございます。この森の京都は、やはり昨年か
らい ろい ろ言われ てお ります国 定公 園の指定 、これが 、きのう も市長が おっしゃったと
おり 、い わゆる平成28年 がターゲットイヤーで あると、 これ は京都府 の岡西副 知事 も
おっしゃっていたとお りでございます。 そこへ向けて、や はり 集中 的に事業 が展 開さ れ
るんではないかなと思っておるわけでございます。海の京都については、やはり北部の
観光圏という、一つの観光という言葉が出ておりますし、お茶の京都については、いわ
ゆる究極は世界遺産に登録しようやないかというような話も聞いております。
そういった中で、この森の京都については、森の持つ力を利用しようというような
コンセプトがあるようでございますけども、やはりその中で国定公園の問題が大きくク
ローズアップされておると思うわけでございます。
そうした中では、やはりこの国定公園というのを利用するということになれば、やは
り観光というのが一つ大きな、京都府のほうとしてもこれは平成26年度の補正でも1
5億 4, 000万円、 約15億 5, 000万円と いうよう な大 きな 補正 を組 まれ てお り
ます けれども 、そ うい った 中ではや はり 、森林の魅力再発見による戦略的な拠点づくり
というのが一つ盛られております。
もちろん、この15億円の中には、やはりきょうまでのいわゆる本体の林業政策、施
策の 部分が大部分を占めており ます。11億円、12 億円近いお金を占めておるわけ で
ございますけれども、 これ は、 きょ うまでの 、先ほども申したとお り、 この 12 億円と
いうよう なお 金は きょ うまでの看板の塗りか えではな いか と思 うわけでございますけど
も、この森の魅力再発見、これは紛れもなく観光に絞られたものであろうかと思うわけ
でございます けれども 、南丹市 とい たし まし ても 、この国 定公 園と絡めた森 の京都、 こ
のことについていろいろ取り組みされておりますし、いろんな各課のご要望も上がって
おるようでございます。
そういった中では、やはりこの観光ということをメーンに、本当にされるのか、もし
くは、やはり先ほど市長もおっしゃったように、いわゆる林業の活性化という面を大事
にし てい くか、非常に 難し い面 はあろうかと思います けれども 、で き得 るな らば 、きょ
- 17 -
の京都という、先ほど申しましたとおり、心地よい言葉の中には、やはり山、
森林 を所 有す る者、田 舎に住む 者に とっ ては、これを活性化し てい ただきた いと いう の
が一つあるわけでございます。
確かに、観光協会、まちづくり委員会、彼らはやはりこの地域の観光、それによって
このまちづくりをやっていこう、いわゆるたくさんの人に来ていただいて、この田舎の
魅力を再発見していただこうという考えがあるわけでございますけれども、私としては、
林業 の活性化という面を一つ重要視していただきたい と。 きょ うまでの いわゆる 事業で
あってもいいわけでございますけれども、これをやはり一つの起爆剤にして、この低迷
する林業を活性化し ていただきた いと 、この ように 思う わけ でございます。
そこで、いろいろ先ほど来申しております、各課それぞれ要望とか計画は上げておら
れるわけでございます。京都府においても岡西副知事を先頭に、それぞれ各課、各部、
いろ いろ かか わっ ておられ ます。南丹市 もそのと おり であろうかと思う わけ でございま
すけれども、 京都 府においては、この事業を進めるに 当たって、岡西副 知事 というのが
いわゆる陣頭指揮というか、本部長 のような形をとっ て、 どん どん事業 を進めら れてお
るわけでございます。
南丹市においては、いま だ、 私が知る限りでは、美山支所の 総務課が担当しておる 、
もしくは企画政策部ですか、そこで担当されておるようでございますけれども、こうい
った京都府のような形で一つ交通整理というか、陣頭指揮、いろんな問題が包含されて
おり ます ので、そ うい ったところを うま く交通整 理す るい わゆる部 署と いう のをやは り
設けていただかなくては、これ、今も申しましたとおり、森の京都の事業もあれば、国
定公園の事業もございます。
恐らくそこに、昨日来おっしゃっておるいわゆる定住促進の問題も大きく絡んでくる
と、このように思うわけでございます。京都府のほうでも、それは定住促進にもある程
度絡んでお ると はっきりおっしゃっており ます。
そういった中では、やはり陣頭指揮というか、本部長的な立場の人を置くべきではな
いかと思う わけ でございます けれども 、市長にその見解をお 伺いい たします。
うまで森
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
今、ご質問の中にありました組織のことはお答えさせても
らいます けれども 、今回の 森の京都というのが林業振興なのか、観 光なのか というよう
なお話ですが、実は、まさに私は両方だというふうに認識しております。一つ、やはり
これだけ人口減少、また地域の活性化をするためには、森を生かした観光、そしてまた
定住促進を含めた地域振興というのは、やはりこの機会に、森の京都という看板をいか
に利用して やっ てい く かというの は、 私は大 変重要だと思っ てお り ます。
もう一点の林業振興なんですが、これは、先ほども申しましたように、長年にわたり
まし て大 変厳しい 状態が続 いており ます。ま た、 今、 伐採がで きる 木材がたくさん山 の
中に 寝ておるという、 実際 、日本中 の現状があるわけ でございまし て、 これを生 かし て
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 18 -
ということは当然必要なことだと思いますし、そのためには、森林組合さん、林業家の
皆さん方を初め、林業 自体の活性化を図 らなければな らな いと いう ふうに認識し てお り
ます。
私は、実は先月25日に東京へ参りましたときにも、林野庁の林政課長さんにお会い
させ ても らっ てき ました。 京都 府で この ように森 の京都と いう ことを言って るんで、 何
とかこの辺にターゲットに置いたいろいろな施策も考えてほしいということを申してお
りましたら、京都府のほうからも十分その話も聞いておると。そういった中で、林野庁
としても大変ありがたいという感想を漏らしておられました。
今後、やはり私ども、この観光林業、地域振興、こういった大変幅広い分野でござい
ます が、 こういったことに 寄与 できるような施策 を盛り込 んでいきたい と思っており ま
す。
今、ご質問のございました、まさにこの森の京都や定住促進といった新たなる課題を
どのように組織としてやっていくのかということでございます。今議会におきまして、
市役 所の組織の見直し につ きま して 条例の一部改 正を お願いし てお ります。 これ は、 今
の課題につきまして総合企画戦略部門を新たに設けることによりまして、これを所管と
して対処していこうと考えております。
もちろん、林業関係というのは、本来の農林商工部という組織もありますし、また地
域の事情ということになりますと支所の担当課と、当然あるわけでございます。そうい
った中での連携はもちろんとっていきますけれども、まず、戦略的な部分といたしまし
ては、企画部 門におき まし てこ ういう新たな組織を設けた いと いう ふうに考えており ま
す。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本
柿迫議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
新たな部門というようなことで聞いたわけでござい
ます けれども 、若干話 は逸脱す るか もしれま せん けれども 、この森 の京都、 それ から国
定公園、それから恐らく平成28年度に行われる育樹祭、そういった中で、たくさんの
メニューが、ほとんど相似通ったような部門の中でのメニューであろうかと思います。
そういった中で、きのう市長が、私新聞で見て初めてびっくりした、びっくりしたと
いうよりも、 答弁の中にそ んな んがあったんかなと思 うわけでございますけれども、 今、
南丹市の 美山支所 の総務課 がこれを担当して くれ てお ると いう ふうに申したわけ でござ
いますが 、こ うい ったたく さん の問 題が 山積 する 中で、支所の 人員を削 減さ れるという
ことを聞いて、これだけは一つ、これは質問ではございません。要望でございます。で
きるならば、きょうまでの事業を総合支所の中で守っていただければうれしいと、この
ように 思う わけ でございます。
お っしゃったか、おっしゃっ てな いかは、僕は、ご 答弁の中では確認 はようせ んか っ
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番
柿迫
正紀君)
正紀君 )
- 19 -
たわけでございますけれども、新聞報道を見て今言っているわけでございます。質問で
よろし いか。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
私があのとき申したのは、この議場におられる議員の皆さ
ん方が全てお聞き取 りのとお りでございます。
私が申し上げましたのは、今、南丹市の職員の数、これにつきましては、適正化計
画により まし て減少せ ざるを得 ない という状況に ある 。そ ういうことをもっ て、市役 所
全体においてはやはり減少せざるを得ない。しかしながら、こういった中でいかに支所、
本庁 、それぞれの仕事 を行うことによっ て、また効率的な 業務 を行うことによっ て、市
民サービ スの低下 を招 かな いように、そ うい った趣旨 でや らざ るを 得な いと いう ことを
申したと私は思っております。また、これは議事録で確認していただいたら結構でござ
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
います。
決して私は支所のみが職員の減少をするということをとりたてて言ったつもりはござ
いま せん し、本庁 、支所の 中で 職員を削 減せ ざるを得 ない ということを言ったところ で
ございます。 新聞報道につ きま しては、 京都新聞 さんで掲載さ れたわけ です が、 それぞ
れ責任を持って報道されたというふうには認識しておりますが、私自身はそのように考
えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君)
正紀君 ) ありがと うございます。一 応 、 今の は 関連 質問で も
なかったかと思いますので、大変失礼しました。
この森の京都、先ほど来申しておりますとおり、育樹祭、国定公園、この三つが平成
28年度で、市長 がお っしゃっ てい ると おり 、ターゲットイヤーと いうよう な言葉で 示
されると おり 、恐 らくこの 育樹祭と いう のが 南丹市では大 きな名誉なことではあります
し、私もかつて一般質問で南丹市へ育樹祭を招致してくれというような要望を出したこ
とも覚えております。
そういった中で、この育樹祭関連、非常に今回の当初予算でも盛り込まれておるよう
でございます けれども 、い わゆるプレイベント等 々もあるわけ でございます。そ うい っ
た中で、もう少し、我々から申せば、この育樹祭も実は既に準備会が立ち上げられてお
りますし、恐らくことしじゅうにいわゆる実行委員会が立ち上げられると聞いておりま
す。 そういった中で、 もう 遅いかもしれ ませ んけれども、育樹祭に 関し まし てはいろ ん
な準備物等々あるわけでございます。もちろん、この式典会場でございますので、具体
的なことを申せば、いわゆるベンチ、何千人という方の座るベンチ、また、いわゆる緑
の少年団、彼ら彼女らのいわゆる参加する場も時間も設けられております。
そういった中で、そういう参加する方、またそれに協力する方が、この育樹祭のため
- 20 -
協力は惜しまないと思うわけでございます。そういった中で、地元開催市として、で
き得るならば、いろんな場面で彼ら彼女らが名誉あるこの育樹祭に参加できるときに、
我々がこれをしたんだと言えるようないろんな方策をまた講じていただきたいと、この
ように 思う わけ でございます。
これは私、質問ではございません。これにつきましては、以上のようなことに思うわ
けでございますけれども、非常に南丹市としてはこのターゲットイヤー、大きな節目で
あろうかと思います。10年目というようなところでこの育樹祭が来るというのも、森
の京都がまた行われるというのも、非常に南丹市にとっては節目の年に、これから地域
再生、また、いわゆる定住促進の起爆剤になるような施策をとっていただきたいと思う
わけでございます。
次に、 交通対策 と いう質問事 項に 移ら せ ていただき ます。
ことしは、5月はもちろんゴールデンウイークとして大きな連休がございます。また、
特に ことしは9月にそれに 似通った よう な大 型連休が ございます。 そういった中で、い
わゆる観光客入り込みがその時期にかなりあると私は思っております。
昨年末に、木戸議員が、12月の長い休みの間にバスが運行されないというような質
問を されたわけでございます。 こういった中で、市バス、 このゴールデンウイークの間
に直接、 園部 駅、 確かに日吉駅 は休 日1 便か2便 はございます けれども 、園 部駅 につい
ては ほと んどないよう な状況でございます。 たく さん の観 光客を迎え入れるとき に足を
確保するというのは、やはり観光地を抱える市町村の、一つは役目ではなかろうかと思
うわけ でございます。
162号線沿いには高雄 という有名なもみじの名所 がございます。そのとき、 やは り
行楽シーズン になりますと 、市バス なんか、またJR バス、それぞれ臨 時バスを増発 さ
れております。そういった関係で、南丹市営バスにおいてもこのゴールデンウイーク、
大きな大 型連休の 時期には、臨 時バスの 運行 そのものを計画さ れる 、予 定さ れるという
よう なことはできない のか、一つお 伺い した いと思います。これは 担当 部長で結構でご
に
ざいます。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
大野企画政策部長。
員のご質問にお答えをさせていただきます。
市営バスについては、日曜祝 日便を設定して、特に 休日に利用が見込 まれる美山園 部
線、大野線、京北線、日吉ダム線の運行を休日ダイヤで運行いたしております。近年、
美山かやぶきの里へ来 られる観 光客 、特に最近台湾の方が多く いら っしゃいます。そ う
した方が急増しているという状況でございまして、日祝日便を運行しておりますので、
臨時便の運行は想定しておりませんが、季節的に1台のバスで実は乗り切れないことが、
例として、想定される場合には、台数をふやして運行する体制を現在とっております。
今年度についても、過日の雪灯廊の時期、乗客が急増しましたので、それと2月の中
○企画政策部長(
企画政策部長(大野 光博君)
光博君) 柿迫議
- 21 -
の春節祭、この時期にも多くの利用が見込まれるということで、2月と3月の美山園
部線の 日祝 日便を2 台増便をして 対応したと いうことを 行っ てお り ます。
お 尋ねの5月、9月の連休につき まし て も、利用増が見込ま れるとなれば 、同様の対
応をしていきたいというふうに現在のところ考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君)
正紀君 ) 多分 、 便数をふや すん じゃなく て、 台数をふや す と
いうよう な答弁で あったか と思 います。 私は、で き得 るな らば 、便数をもう一、 二便ふ
やしていただければなというようなことを一応申し添えておきます。まだまだゴールデ
ンウイークまでも時間ございますし、また9月の大型連休もまだまだ時間ございます。
そういった中で十分ご討議いただいて、検討いただければうれしいと思います。
次に、スクール バスについてでございます。
この小学校再編によりまして、美山町もスクールバスが運行されるというようなこと
でございます。そ うい った 中で、美山町 の場合は、私が聞きま したところでは、小学 生
だけのいわゆるスクールバス、中学生は乗らないというような形で鶴ヶ岡地域では聞い
てお ります。 そういったときに、きのう も仲議員 からご質問が ございま したとお り、子
供たちだけが乗るというような状況がございます。ましてや、鶴ヶ岡ですと低学年だけ
が乗るような時間帯がございます。
そういった中で、添乗員の問題につきましては、きのう教育長がご答弁あったとおり
でございます けれども 、このい わゆる緊急事 態、いわゆる 子供たちがス クールバスに 乗
っている間の緊急事態のときに、緊急事態が起きた場合のいわゆる連絡体制、これがど
のように整っているのか、まず担当部長のほうからお願いしたいと思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
国
大野企画政策部長。
員のご質問にお答えをさせていただきます。
市営バスにおき ま しては、交通事 故や急病、ま た異常気象などの緊急 時の連絡体制を
整え、運行しておりますが、車内にいわゆる緊急時の対応マニュアルを備えて、万一の
場合、的確な行動がとれるように対応させていただいているところでございます。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 柿迫議員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君)
正紀君 ) 今 、 車 内に マニュアルが備え て あると いうよう なこ
とをおっしゃったわけでございますけれども、このマニュアルの中で、そうしたらお聞
きしたい。現実にいわゆる事故、また不測の事態が起きた場合に、どうやって連絡、何
をもって連絡をされるわけでございますか。
○企画政策部長(
企画政策部長(大野 光博君)
光博君) 柿迫議
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 大野企画政策部長。
- 22 -
員のご質問にお答えをさせていただきます。
先ほどご答弁をさせていただきました緊急時の対応マニュアルといたしまして、まず、
それぞれ運転手のほうから事務所のほうに、いわゆる電話等によって、携帯電話等によ
って情報を報告をするというような形をとっております。その事務所からそれを受けて、
交通対策室のほうに受け、そして交通対策室と事務所と協議をしながら、時には警察、
消防、そういったところ、時にはまた京都府の土木事務所等へ連絡対応というような形
のシステムとしております。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君)
正紀君 ) 今 、 ずっと お 話が 、 連絡先があったわけ でございま
すけども、スクール バスに関してはど うなっ ており ますか、教育長。
○企画政策部長(
企画政策部長(大野 光博君)
光博君) 柿迫議
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
通学します児童生徒に、通学途上さまざまな状況が想
定されるわけでございますが、バスそのものの事故につきましては、先ほど市長部局の
担当部長のほうからご答弁があったとおりでございます。
なお、児童生徒が急病等を発症するというような事態があれば、所要の担当部局、市
長部局の 運行であれば 部局 を通じて学校への連絡ということにさせ てい ただ いており ま
す。 もちろん、私どものほ うに もご 連絡をい ただきま して、学 校と 教育 委員 会で 連携し
てその対応 に当たると いうことでございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 柿迫議員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君)
正紀君 ) 実 は、 私がこの 質問 を さ せ てい ただ い たの は 伏線 で
ございます。 先ほど大野部長が おっしゃったとお り、 緊急連絡の場合には携帯電話、い
わゆる運転手の携帯電話で緊急連絡をとるというようなことになっております。
そこで、次の質問に移らせていただきます。
ま ず、 この 南丹市には、 我が鶴ヶ 岡には、我がと言ってはおか しな話 です けども、 実
は携帯電話の 不通 地域がございます。これ、南丹市の我々 のところ以外 にもあるのか、
ないのか、担当部長誰かはわかりませんけれども、お尋ねいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
バスで
大野企画政策部長。
員のご質問にお答えをさせていただきます。
市内の携帯電話の いわゆる不 通、つなが らない地域 、ただいまご質問にありま した 美
山地域の中に4 カ所ございます。 そし て、日吉地域 に2 カ所ございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
○企画政策部長(
企画政策部長(大野 光博君)
光博君) 柿迫議
- 23 -
柿迫議
員。
今、美山4カ所、この数には僕も実はびっくりした
わけでございます。日吉に2カ所、これは全て多分集落を対象でございますね。
実は、先ほどバスの問題等も申しておりましたけれども、この美山4カ所の中で、私
が知る限りでは、実はこの4月から新1年生が入学します。その中で、スクールバスが
そこまで行く必要もございますし、現在も市営バスがそこの終着点になっております。
そういった中で、緊急連絡体制は携帯電話でとると言われたわけでございますけれども、
この携帯電話が、悲しいかなつながらないというのが、住民の皆さん方の思いでござい
ますし 、現実につなが らない というのも本 当 でございます。
ところが、昨年の一般質問の中では、auは通じるというようなご回答が実は出てお
ります。この辺で、現実には住民の方はつながらないとおっしゃっております。その辺
のギャップはどのようにお考えでしょうか。担当部長で結構です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番
柿迫
正紀君)
正紀君 )
大野企画政策部長。
員のご質問にお答えをさせていただきます。
携帯基地局の設置に当たりましては、設置後の維持管理を携帯事業者が行うこととな
るために、携帯事業者の判断により事業の参画が得られない、基地局が設置がなかなか
難しいというのは、先ほどからご指摘いただいております現実の状況でございます。
しかし、携帯電話や、いわゆる公衆無線LAN等、Wi-Fi等は、観光振興や防災
対策のインフラとしても重要性がより一層高まっているというところでございますので、
各携帯事業者や通信事業者へも、これまで以上に何とか通信エリアの拡大を図るよう、
市とし ても引き続き要 請をし てい きた いと いうふうに考えており ます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員( 10番
10番 柿迫 正紀君)
正紀君) 私 、 今言 いま した 4月から 新 1年 生が ス クール バス
に乗る、 しか もこの携帯電話の 不通 地域 から 乗る 。わずか30 秒、1分の場 所ではござ
いま せん。か なりの時 間そこに市営バスです ととどま っており ます し、また 、ス クール
バス もや はり 子供を乗せて 走る区間が携帯電話の 不通 地域 であると いう こと申し 上げ て
おります。
そういった中で、先ほど来、緊急事態が起きた場合には携帯電話で連絡すると。この
辺をまずバスの安全運行管理の中では解決していただかなければならないと思います。
この地域の中で起きた場合にはどうやって連絡をするのか、詳しくは問いませんけれど
も、このことを解消するためには、やはり携帯電話会社の対応をこちらから座して待つ
より は、 何か市として 手だ てを打っ てい ただきた いと 、このように 思う わけ でございま
○企画政策部長(
企画政策部長(大野 光博君)
光博君) 柿迫議
す。
- 24 -
その辺、何か方策がないのか、市長もしくは企画部長で結構です。ご答弁をお願いし
ます。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
佐々木市長。
ただいま部長が申し上げましたように、基地局の設置、こ
れにつきましては、ただ単なるアンテナ代だけではなくて、後の維持管理ということが
大変 大きな課 題で あるというふ うに 認識しており ます。私どもも南丹市 発足以来 、それ
以前からでございますけれども、基地局設置につきましてはさまざまな要望をしてまい
りました。しかしながら、やはりそういった経済的な側面もありまして、事業者の判断
によるということに なってお るのが現実でございます。
当然、今ありますように、携帯電話が通じないエリアの解消、これに向けて努力を
いたしており ます。南丹市 発足以来 、15カ 所の基地局が設置 いただくことがで きま し
た。今ありますように、やはり市内全域で携帯がかかるというふうな、当然お宅もそう
です けれども 、道 路線 上におき まし てもやっぱりこの点につき まし ては 移動 時必要か と
いう ふうに思 います。 引き続き 、大 変携帯事業者 等につき まし ても状況 はあるか と思 い
ます けれども 、きょうお聞 かせ いただき ました現状も踏ま えてさらに努力をしていきた
い、このように 考え ておるところ でございます。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
柿迫議 員。
○ 議員(
議員 ( 10番
10 番 柿迫 正紀君)
正紀君 ) この携帯電話の 不 通 地 域が 、い わゆる 集 落があると
いう こと は、 私が念頭 に置 いておるのは、実 は今現在 はひょっとしたら なくなったか も
しれませんけれども、いわゆる放射能の測定装置が設置されている地域でもございまし
た。そういった面で、危機管理というような問題からも考えていただいて、早急にこの
不通地 域の解消をお願いをす る次第でございます。
以上、時間余しましたけれども、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがと
うございま した 。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 以上で柿迫正紀議員の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
午後1時から再 開いたしたい と思 います ので、よろしく お願い をいたします。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
午前11
午前11時
11時30分休憩
30分休憩
……………………………………………………………………………
午後
○ 議長(
議長 ( 橋本
尊文君)
尊文君 )
1時00分再開
00分再開
それでは休憩を解き、休憩前に引き続き会議を続行いたしま
す。
次に、12番、谷尻宣雄議
員の発言を許します。
- 25 -
谷尻議
員。
席番号12番、丹政会、谷尻宣雄でございます。
ただいま議長より発言の許可を得ましたので、一般質問通告書に基づき質問をさせてい
ただきます。
それでは、まず初めに、去る2月24日、市長は、平成27年度に向けた所信及び基
本方針 について、五 つ の項目を重点的 に取 り組むと述べ られたところであります。
1 点目 に、 防災対 策と生活基盤の充実強化によ り、市民 の大 切な生命と財産を災害 か
ら守り、 安全・安心な まちづくりを進めることは、最も基 本的 かつ 重要な課 題で あり 、
台風・豪雨災害からの一日も早い復旧を初め、安全・安心の確保に努めますと述べられ
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番
谷尻
宣雄君)
議
ています。
今日まで、安全・安心なまちづくりのためにさまざまな施策が進められてきました。
特に 防災 行政 無線 については、 災害 時における情報の伝達 、そしてまた 、必要に 応じた
行政 情報の放送等を含め、さまざま な情報を 市民 の皆 様方 に提 供さ れる 大切な情報手段
であり ます。
しかしながら、市民の中にはさまざまな家庭環境の中で生活をされておられる方がお
られるわけで あり ます。高齢者 の皆さんは年々加 齢により聴力が衰えて こら れます。ま
た、聴覚障害のある方々、こうした市民の皆様方に対し、防災行政無線に対する対応は
現在どのようになされておられますのか、まず現況をお聞きいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
それでは、谷尻宣雄議員のご質問にお答えいたします。
今、ご質問の中でご紹介いただきました南丹市防災行政無線につきましては、平成2
5年度、 園部地域の整備が完了 いたしま したこと によ りま して、全 市で 放送が可能とな
ったところでございます。ご紹介いただきましたように、緊急時の警戒情報、災害情報
など、市民の皆様方への情報提供を行っておるところでございます。
そのほかの手段といたしましては、有線テレビの文字放送、データ放送なども活用い
たしておるところでございますけれども、現在、災害時に、障がいのある方、また高齢
者の 皆様方につき まし て、 災害 時に支援が迅速に 受け られるようにするため に、 災害 時
要援護者支援台帳を作成いたしまして、関係機関で共有いたしておるところでございま
す。 この台帳 には、1 級、2級の身体障害者 手帳を所 持す る人 を対象に、ふだん の見守
りや避難支援をしていただける地域支援者を設定し、支援者のできる範囲で避難支援を
していただく、このようなことになっております。
概要といたしましては以上のとおりでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
谷尻議 員。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君
宣雄 君 ) ただ いま そ うい った方 に 対 す る 支 援の方法 について
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君)
- 26 -
の答弁があったと思います。実は、私は先日、お二人の聴覚障害者のある方とお会いを
させ てい ただきま した 。お 二人 とも聴覚 に障がい があると いう こと で、 声を 出し てお 話
しをしても私のほうから聞こえませんので、筆談によりましてお二人にご意見を聞かせ
ていただき ました。
これがそのときの筆談のメモなんですけども、お一人の方は、以前ご主人とお住まい
になっておら れたそうです。ところが、ご主 人が お亡くなりに なり まし て、 実は行政に
対しまして防災無線が聞けないというご相談をされたところでございます。ところが、
担当職員は、聴覚による障がいの相談と勘違いをされたのか、聴覚言語センターのほう
へ行けというふうに勧められたそうであります。
今日まで、防災行政無線についての情報は、同じ南丹市に住まれております弟さんが
おら れます。 その弟さんがその防災無線を聞くたびに、そのお 方のところへファクスで
送信をされ、情報を得ておられるということでございました。補聴器はつけられており
ましたけども、 ほと ん ど聞き 取れない という 状態で あるということ でございま した 。
もう一人の方は、高度な聴覚障害のある方で、自分の思いを紙に書いていただきまし
た。この方も以前は家族と一緒にお住みになってたんですけども、お亡くなりになりま
して、現在お一人で住んでおられます。
両名の方に聞きますと、防災無線での情報を得ることはほとんどできないということ
でした。お二 人とも共通し て災害に 対す る恐怖は あるが、 防災 行政 無線 は全く役 に立っ
てい ない ということで した 。では、 どの ようにす ることが望ま しいですかと お二 人にお
尋ねをしますと、ファクスかメールで情報を提供していただくよう市のほうにお願いを
してほしいということでありました。
そこで、市長にお尋ねをいたします。独居老人の方々で加齢による聴力の衰えた高齢
者の方や 、1人で住んでおられる聴覚障害のある方が 、健 常者 と同じ情報を同時に得ら
れることは、南丹市民として当然の権利であると私は考えます。メールもしくはファク
スで 情報の伝達を され てい るところがあるとも聞 いており ます。本市においても同じ対
応がなされるよう強く求めますが、どうですか。こうした施策が実施されることが、私
は、市長 が先 般述べら れま した 市民に対 する安全・安心な まちづくりではな いか と考え
ますが 、市長の お考えをお伺 いい たし ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
今、ご質問の中でおっしゃったとおり、緊急時に情
報を、とりわけ聴覚障害者の皆さん方を初め、災害に対していわゆる災害弱者といわれ
る方々に対してその情報をいかに提供するかというのは、私は大変重要な課題であると
いうふ うに 思っ てお り ます。
そういった中で、先ほど申しましたように、防災行政無線の音声放送にかわるものと
して、有線テレビ、これの文字放送、データ放送を活用しておるというのが現状でござ
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
まさに
- 27 -
が、しかし、これだけではということも以前から課題となっておりました。
そういった中で、市の安心メール、これは通称@南丹市ということにしてあるんです
けれども、これに登録いただく中で、緊急時の情報を提供できるシステムを4月から運
用開始いたしたいというふうに、今、準備を進めております。この状況につきまして、
やはり今おっしゃいますように、実際あっても使ってもらわなければいけませんので、
これから関係機関とも連携しながら、この広報といいますか、啓蒙をしていかなければ
なりません。
ただ、これだけで足りるのかというと、なかなか万全ではありません。今おっしゃら
れた趣旨を十分に踏まえながら、災害時要援護者支援台帳、これの活用や、また、関係
機関との連携を強める中で、避難時にどう対応できるのか、さらにこの対策については
講じていかなければならない、このように考えております。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 谷尻議員。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君)
宣雄君 ) 先ほどケーブルテレビ 、 有線テレビと いうお 話があ
りましたけども、ちなみにお二人ともケーブルテレビは受信されておりません。先ほど
4月から ということでございま したけども、 ぜひとも 、メールやファク スがあり ますん
で、 その お二 人も申さ れてましたけども 、メールアドレス やファク ス番号を 、先ほど 市
長のほうから あり ましたように、登録をしていただいて、市が今我 々に 対し て行 われ て
おり ます メールの 一斉送信と同様のことが私 はで きるのではな いか というふ うに 思っ て
おり ます。ま た、 ファクスについて も同様にできるの では ないでしょうか。 ぜひとも実
現をしていただきたいというふうに思います。
聴覚に障がいを持っておられる方々の願いは何としてもかなえていただきたいし、ま
た、高齢によるおひとり住まいの方で加齢による同じお悩みを持っておられる方もおら
れるというふうに思いますんで、その点についてもぜひ実現をしていただきたいと思い
ますが 、市長、いか が ですか。
います
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
先ほど申しましたように、要援護者支援につきましては、
1級 、2 級の身体障害 者手帳を有す る方ということを対象 にし てお るわけでございます
が、今、ご質問の中でもおっしゃいましたように、ご高齢の方、また、それまでいかな
い障が いの方も おいでになろ うか というふ うに思います。
この点につきましては、それぞれの世帯といいますか、それなりに応じた対応も必要
かと いう ふうに思 いますの で、 関係機関とも連携をしなが ら、 先ほど言 いま した安心メ
ール@南丹市の登録も含めて、この啓蒙、また普及に努力をしていきたいというふうに
思っております。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 28 -
谷尻議
員。
実は、先ほどおっしゃいましたように、安心メール
@南丹市ですか、そういった形で4月から登録をすれば実施をしていただくというふう
に解釈をさ せていただ いていいんですか。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番
谷尻
宣雄君)
宣雄君 )
佐々木市長。
登録いただけることで、そのシステムが4月に運用を開始
しますので、登録によりまして受信していただけるという形になりますので、よろしく
お願いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 谷尻議員。
○議員(
議員(12番
12番 谷尻 宣雄君)
宣雄君) ぜひともよろしくお願い申し上げます。
今後も、健常者はもちろん、障がいのある市民の皆様方全てにおいて安全・安心なま
ちづくりを進められるように強く求めておきたいというふうに思います。
次に、2点目の 質問に入 らせ てい ただき ます。
現在、日本は少子高齢化の時代であります。人口減少は著しく進んでおりまして、南
丹市において も同様で あるというふ うに 考え てお ります。南丹市の 高齢 化率 は31. 9
3%に 達し てお りま し て、総人口 も合併時よ り約3 ,000人ほど減少し てお ります。
これからは高齢者みずからが高齢者を支える必要があり、元気な高齢者がふえること
が、私は求められておるというふうに考えております。また、核家族の進行により、子
供が親をみとる習慣が非常に衰退しておりまして、老老介護といいますか、そういった
さまざま な 問 題が起き てお り ます。国民健康保険医療 費や 介護保険 給 付 費 について も
年々 増大 をし てお るんでは ないかと いう ふうに考えており ます し、介護 を必要と する 高
齢者 や障がい を持 つ人 も含めて支え合える社 会で あるため にも 、若 い人 のみなら ず、 元
気な高齢者の力が、私は必要になってくるのではないかというふうに感じております。
そのためにも、誰もが健康であることが極めて重要であると考えます。したがって、
健康は個 人のためだけ では なく 、社 会に 対す る貢献と捉え 、高齢者 の積極的な社 会参画
がこれからの社会にとって必要不可欠であると考えます。
ま た、本市 の人口 減少の原因 は、 定住 アクションプラン によ ると、一つには、出生と
死亡による自然減が主な原因であるというふうにうたわれております。分析の最後に、
南丹市が 人口 フレーム に掲げる定住人口 を確 保す るためには、 婚姻数の増加と出 生数の
確保、それと健康寿命の延長により自然減を減らし、転出を食いとめ、転入をふやすこ
とが必要となりますと結ばれております。
私は、自然減については、出生数と死亡される人の数の差をできるだけ少なくすると
いう ことが、 逆に 言えば、人口 減少が小さくなると考えます。すなわち 、死亡さ れる方
の数を少なくするためには、先ほど言いました健康寿命の延長を図ることが必要である
と考えます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 29 -
きに述べました背景がいろいろある中で、元気のある高齢者が多く住めるまちづく
りが必要ではないかと考えますが、そこで、市長にお尋ねをいたします。本市における
健康寿命の延長に対 す る施策 の現況を お伺 いいたし ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
さ
佐々木市長。
今、ご質問の中でありましたように、現在の南丹市、人口
減ということになっておるわけでございます。この数年、大体亡くなられる方が年間4
60 名、お生 まれ になる方が230 名、 ちょ うど半分 程度、毎 年230人自然減という
ふうな大体傾向になっております。
私は、よく子供は地域の宝だというふうに言われますけれども、やはりお元気なご高
齢の方がたく さんおいでに なるということは、地 域に とっ て、また 市に とっ ても私は 誇
りだというふうに思っております。そういったこともありまして、99歳、白寿という
年齢に達 された方 、誕生日ごと に大 体私が直接お 家までお 伺い して、お 祝い をい たし て
おるところ でございます。
こういうことも市として始めておるということは、まさにお元気なお年寄り、こうい
った方が南丹市にたくさんおいでいただくということを奨励させていただいておると。
また 、これにはや はり 、長 生きしていただくということに 対し まし ては、健康寿命、お
元気で長生きしていただくということが大切なことでございますので、これを行うため
に、健康増進、また 介護予防とい った 事業 をそれぞれ行 っておるところでございます。
とりわけ、やっぱり健康、医療、それから介護、それぞれの分野における取り組み、
そして連携した取り組みをさまざま行っておるところでございますけれども、これを基
本に して、今 おっしゃ られるような形を さらに進めるため には、これからも さらに活性
化していかなければならない、このように考えておるところでございます。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
谷尻議 員。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君)
宣雄君 ) 先ほど 本市 の各種 事業 を 取 り入れ ら れると いう こと
で、少しほ かの 市についての お話をさ せてい ただきたい というふ うに思います。
私たち丹政会の議員は、先日、三重県いなべ市へ元気づくりシステムの取り組みにつ
いて行政 視察を行 ってまい りま した 。以 前、 厚生常任委員 会で も視察に行か れたという
ふうに聞かされております。
い なべ 市は、人口、市面積は本市 とは 少し異なりますが 、合併 前の旧 町の組織 内に 元
気づくり推進室という室をつくられて、行政、そして医療、スポーツ・文化、介護など
のコミュニティ拠点が一体となった総合コミュニティセンター構想が立案され、地域ス
ポーツクラブの構想が示されました。いわゆる行政の元気づくり推進室と地域の総合型
地域 スポーツ 文化クラブが連携して、総 合コミュニケーションセンターの一画を担う 可
○ 市長(
市長( 佐々木
稔納君)
稔納君)
- 30 -
能性を探り、あわせて各種地域、地区でもありますが、の団体や、公的施設、いわゆる
公民 館、集会所などですね 、そ うい ったものの相互活用を探る 地域活性化策であったと
言われております。
い なべ 市も 、合併をされた後は、市長 の方針で 社団法人 元気クラブい なべ に委 託を さ
れ、健康増進・介護予防事業は、家から歩いて行ける身近なところで、近所の仲間同士
で継続で きる環境が必要と いう 考えのもと、市内 約120 カ所 ある 地区の集会所 や公民
館へのいわゆる出前型で、にこやか集会所コースとして、平成19年度から始められた
そうであります。
ま ずは、専門のコーディネーター 、健康運動指導士が地 区に出 向き、 週2 回約 90 分 、
6カ 月間 集中 的に、集会所 など でス トレッチ 、ウォーキング、 ボール運 動などにより 運
動体験プログラムを普及させ、仲間意識と活動の継続意欲を向上させ、その地域の中か
ら元気リーダーを 育成 し、 この元気リーダーが中 心となり 、地 区で仲間を募り、高齢者
の元気体操を通じ、健康づくり、介護予防、通いの場や見守りの機能を担うとともに、
各地区の元気リーダーが定期的に情報交換を行っており、元気づくりシステムは地域の
マンパワーを活用したシステムで、これらにより、地域の健康・地域づくりにつながり、
地域が一つに なっ て1人の 健康 をつ くる 、守る、 そし て一人一人が元気 になり、地域が
活性化し、お互いのことが気づき合える地域コミュニティの創設につながってきたと言
われております。
ま た、いなべ市 全体の国保医療費が2 割減少と いう 抑制効果が 出て、参加 者の約16 .
2%が病院などの受診回数が減少した、 そういった効果があら われ てい る、地域 医療 の
改善が図れたと担当者の方から言われておりました。
さて、本市にお ける、先ほども言 いま した人口 減少 に歯どめを かけるため には、一つ
には、出 生数を増加さ せるための施 策と お亡くなりに なる方を減少 させる施 策を同時に
考える必要があります。そのためにも、高齢者が元気で過ごせるシステム構築が、私は
必要であるというふうに考えます。
現在さまざまな取り組みがなされていますが、より一層きめの細かい施策として、今
日まで社 会教育の 一環 で進めら れているそういったス ポーツを通じ 、健康増進を図り 、
各地区の社会活動、公衆衛生や、医療機関への受診回数の減少により医療費の抑制、保
健活動など、 今日まで の各担当 課においての施策 を一つのシス テムとし て、 元気リーダ
ーを育成し、今日まで行われてきました参加者を募り、行政職員による各町の保健福祉
センターなどで実施されていた取り組みを、家から歩いて行ける身近なところで近所の
仲間同士 で継続で きる環境づくりのため 、本市内 各地 区の 集会所や 公民 館、時には小学
校再編により廃校となった校舎などを利用し、元気リーダーがそこに集まる、地域や地
区の人々の健康増進、介護予防、見守り、時には防災などの活動やコミュニケーション
を図り、健康寿命を、先ほども言いましたが延長し、医療の受診回数の減少、医療費の
減額を担うシステムづくりを構築するお考えはありませんか。市長にお伺いします
- 31 -
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
佐々木市長。
私どもも先進事例、それぞれ今、研究もいたしておるとこ
ろでございますけれども、いわゆる筋トレ教室というのも大変、市内各14カ所で行っ
てきたわけでございます。 こういった中で、 これを基盤に しま して、27年度、 幅広 く
市民 の皆 様方へ普及を促進 するため に、介護予防などのサポーター養成 講座の開 催も 計
画いたしており ます。
ま た 、 これ は平成27年度、い わゆる来 年度策 定を 予 定し てお る んです けれども 、
データヘルス計画、やはりここの受診者の方々の今日までの経緯、この辺も十分検証す
る中で、どういった形が保健事業として必要なのか、こういうようなことも研究し、効
果的、効率的なこの事業をしなければならない、こういうようなことも含めまして、医
療、介護、健康、 こういったシ ステムの いわゆる連携した 中で の取 り組みと いう ことを
考えていかなければならないというふうに考えております。
それぞれ、今ご提示いただきました内容は、大変参考になることでございますし、私
どもと類似した地域でもございますので、いなべ市の事例、十分研究させていただきま
して、本市における、いわゆる元気づくり、ご高齢の方が元気にお暮しいただけるよう
なまちづくりに生かしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
谷尻議員 。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君
宣雄 君 ) 先ほど 、市長 のほ うから、 そ うい った形 でい なべ 市
の事例も参考にしながら、そういったシステムを構築していきたいという答弁だったと
いうふ うに 思います。
い なべ 市と 本市 を少し数字で 比較します と、い なべ 市は人口 が 4万6 ,162人で ,
65 歳以 上の 人口 が1 万1 ,186人と 高齢 化率 は24. 2、3%なんです ね。本市 の
高齢 化率 は、 先ほども申し 上げたと おり です。31. 93 %。いなべ市 の介護認定者は
1, 733人 というふ うに 聞かされ ました。 認定率は15 .5 %、本市は介護認定者 が、
聞きますと2,230人で、認定率は20.8%であります。
ま た、介護保険 料 は本市 が5 ,415 円という ふうに聞 かさ れ ており ます。い なべ 市
は3 ,819 円で、全 国平均が 4, 972円 でありますから、 単純 に数字では比較はで
きませんが、先ほどいいました、そういった運動機能向上事業と言うらしいんですけど
も、元気づくりシステムの成果があらわれているというふうに、担当者の方からお聞き
いたしま したので、先ほどあり ましたように、そ うい ったシス テム構築に向けま して、
強く求めておきたいというふうに思いますし、先ほど市長のほうからもそういった答弁
をいただきました。
私は、こうしたシステムの構築が、次の質問事項であります地方創生にとっても、そ
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 32 -
の一環として必要であると考えておりますので、市長の決断を先ほど聞かせていただき
ましたの で、 ぜひとも実現 に向けま して、健康寿命が全国一の 市に なる よう、一つ取 り
組みがなされるよう、強く市長に求めておきたいというふうに思います。
次に、3点目についての 質問 を行います。
地 方創生と いう ことで、 先般から、既 に 同僚の 議員の質問があります ので、重複す る
ことがあると思いますけども、ひとつご答弁をお願いしたいと思います。
今回、国のほうから示されました「まち・ひと・しごと創生法」の内容について、国
の長期ビジョン、総合戦略が示され、それらに基づき、平成27年度じゅうに本市にお
ける人口ビジョン、総合戦略を策定することとなっていますが、これら策定に向けまし
た今後の取り組みについてお伺いをいたします。
昨年の12月議会で、市長は、今日まで進めております総合振興計画、また定住促進
アクションプランの具現化に「まち・ひと・しごと創生法」の成立は大変大きな力にな
るというふうに認識していると、私の質問に対し答弁をされております。どのような大
きな力になるかという認識を持っておられるのか、再度お伺いをいたします。
ま た、総合振興 計画、定 住促進アクションプランと今回作成さ れます市の 人口 ビジョ
ン総合戦略と合致する施策は、どのような部分であると考えておられますのか、具体的
にお聞 かせくだ さい。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
ず、12月議会におきまして「まち・ひと・しごと創生
法」これにつきましては、振興計画と定住促進、この私どもが進めております施策の大
変大きな力になると申し上げました。これは何かといいますと、課題である点が、まず
出発点が私 は同じだと いうふ うに 考え てお り ます。
それは何かと申しますと、やはり少子高齢化という現実、またこれに伴う先ほどから
ご論 議があり ます人口 減少 、そして住民 の高齢化 、こ ういうふ うな 大きな課 題、 それと
やはりこれに伴う生産人口の減少によります地域の活性化が減退していく。こういった
大変厳し い現状があるわけ でございまし て、 これをもとに、や はり定住 促進を行う中で、
まちを元気に していこ うと いった取 り組みをアクションプランの中で、 今後さらに具現
化していかなければならない。
そして、このことは、南丹市総合振興計画に、まさに合致するわけでございまして、
元気な地域、そして人口減少を防いでいく。これがやはりまちの発展、そして住民の皆
さん、市民の 皆さん方が「 住んでよかった」と思っていただけるような まちづくり、 こ
れにつながるものと確信いたしておりますので、ともにこの事業を進めていかなければ
なりません。
それをするに当たりまして、先ほどご質問の中でおっしゃっていただきましたように、
今年度じゅうに人口ビジョンと、それと総合戦略ということを確定しなければなりませ
んの で、 来年度このことに 努力をし てい く。 これが市 とし ての現在の方針でございます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ま
- 33 -
以上でございます。
○議長(
議長(橋本
谷尻議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
来年度じゅうに、先ほど言われましたさまざまな課
題を克服していくということでありますが、既に策定された市もあるわけでございます
けども、今後の策定のスケジュールといいますか、そういったものがもしわかれば教え
ていただきたい という ふうに 思います。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番
○議長(
議長(橋本
谷尻
宣雄君
宣雄 君 )
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
ず、本年の2月19日に、市役所内部におきまして推進
体制を構築するために地域創生戦略本部を立ち上げたわけでございます。
そういった中で、まずこれを南丹市の組織として推進していく。また、総合的に推進
していく。こういった体制づくりをしなければならないということで、今定例会におき
まして、南丹市 組織条例の一部改 正を お願い をいたしておるところ でございます。
この内容につきましては、地方創生、また定住促進に対応する総合企画戦略部門を設
けるという形で、この組織の改正を行っていきたいということでございます。
これにつきましては、現在5月1日施行ということでお願いをいたしております。
これととともに、やらなければならないことは、市役所内部の体制はこれで整うわけ
でございます が、地域創生戦略を樹立す るためには、市民、団体、大学、企業、 そうい
ったさまざまな方々のご意見をお伺いする。そういった中で、地域創生会議ということ
を設置しなければなりません。
これは、ただ単なるご意見をお伺いするだけではなく、今後の進め方の中でも創生会
議と いう 存在が大事でございま して、この戦略の 策定の中で重要な位置を占めるわけ で
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ま
ございます。
この中で審議をいただく中で、この総合戦略というものを打ち立てなければなりませ
ん。 これが27年度じゅう ということに なっ てお りますけれども、 既に 緊急対策 等につ
きましては、予算化等もしておりますので、できるだけ早い時期に、この戦略も立てて
いきた い、 確立してい きたい というふ うに 考えてお るところ でございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 谷尻議員。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君
宣雄 君 ) 先ほど申し 上 げ ま した創生 会議ですか。 これ につい
ては、国から も地 方人口ビジョン、地方版総 合戦略の 策定のポイントと いう こと で、一
つは、地 方公 共団体を含め 、産・官・学 ・金・労・言 、い わゆる産 業界 、そして地方 公
共団体や国の関係機関、そして大学の高等教育機関、金融機関、労働団体、メディア、
そういったものと女性、若者、高齢者というのがあります。そうした人の協力を得て、
この地域版総合戦略と地方人口ビジョンを策定のポイントとして国のほうからあげられ
てお りますの で、 そういった方も含めて、そ ういう組織が でき 上がって くるというふ う
- 34 -
思っております。
そこで、今回の総合戦略と人口ビジョンですが、実は、策定に向けた目標としてK
PI、いわゆる重要業績評価指数というものを設定しなければならないというふうにな
っております。もう国のほうでは、既に、そういった形で設定がされておるというふう
に思います。
そういった形で、それを設定して、一つはプラン(計画)、実施、チェック(評価)、
アクション(改善)ですが、PDCAサイクルによる効果の検証を行わなければならな
いと いう ふうになっており ます が、 この検証 は誰がどのようにされるの かお 伺い した い
というふうに思っております。
いかが ですか。市長。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
に
佐々木市長。
ず、このKPIの設定を行い、またPDCAサイクルの
確立という形で進んでいくということになるんですけれども、まだこれについては、確
たる外部機関にするのか、また内部評価にするのかということは、まだ明確でないとい
うのが 、私 は現実だと いうふ うに 思っ てお り ます。
このようなことを実際、内部的といいますか、市役所内だけで構築できるのか。ま
た外部の有識者等の力、また研究機関と申しますか。こういうふうな国を初めとする、
そういった団体の連携をしなければならないのか。これは、これからの課題であるとい
うふうに考えており ます。
まさに こういった進め方の中で、 せん だっても創生 本部 をお 伺 いして 懇談 させ ても ら
っていた中では「まずいろんなことを相談しないとできないでしょう」と。「さまざま
なことを相談する窓口も設置しております。また、各地区のブロック別、近畿ブロック
とか、中国ブロックとかいうふうな担当の職員も配置してます」ということで、その一
人の方ともお 話さ せて もら っておるのですが「そ ういうことを 、何しろ ご相談ください
な」と。「我々もそういったご相談、またいろいろなご意見、内容をお聞きする中で、
さまざま な形も構 築しなければなり ませ んね」と いうよう なお 言葉も出てお りま した 。
今、まだ全てのことが確定しておるわけではございませんので、今後そういう中身も研
究しながら、ただやはりこういうふうな段取りといいますか、システム的にこういうこ
とを進めていけというふうな指示は出ておりますので、これに沿った形で進めなければ
なりません。
そういった中での詳細につきましては、今後、十分国とも連携をしながら構築してい
きたい、このように考えておるところでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
谷尻議員 。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君
宣雄 君 ) 今のところ 、 ちょっと 不 確定なところがあると いう
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ま
- 35 -
なことでございますけども、できますれば、そういった重要業績評価指数を設定さ
れたら、それに近い、5年後にこういう形で設定されるんだと思いますけども、1年ご
とに検証をされて、当然改善するべきところは、改善していかなければならないという
ふうに思います。
ですから、 そ ういう 形 で 検証 す る については、 や は りその検証 は1年ご と に、計画
ごと に進 んでいるというような評価が得られるように、ひとつご尽力を いただく よう 強
く求めておきたいというふうに思います。
それと、国においては、一番目に地方における安定した雇用を創出する。そして二番
目に地方への新しい流れをつくる。三番目に若い時代の結婚、出産、子育ての希望をか
なえる。四番目に時代にあった地域をつくり、安全な暮らしを守るとともに、地域と地
域とを連携する4つの基本目標と、先ほど言いました主な重要業績評価指数が数字で示
され まし て、 各政策がパッケージ化 され ています。これがホームページ で見たところな
んですけども 、い ろい ろな基本 目標ということで、政策パッケージが並 んでおり ます。
このパッケージを見て、先般の新聞のほうで、その首長さんによるアンケートというも
のが実施されていたというふうに思います。
それぞれの文章は、非常に地方創生にふさわしい内容になっておりますが、これがで
きれば、地方の活性化につながると考えますが、先般も同僚議員の質問にもありました
が、私は今、今回この地方創生については、全国全ての自治体において、人口ビジョン
とか総合戦略が策定されるわけですね。ですから、人口ビジョン、総合策定戦略のそれ
ぞれの目標達成のためには、私12月議会でも申し上げましたが、市長をトップとする
理事者や 、そして 幹部 職員 、職員が 一丸となって、ま ち・ひと・し ごと創生法の基本理
念に則り、自主的な施策の実施をしなければ、なかなかこの4つの基本目標というもの
は難し いと いう ふうに 思いますけども 、市長 のご見解を お伺 いし ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
よう
佐々木市長。
現状を考える中で、雇用をふやす。また転入者をふ
やしていく。出生数をふやしていく。また、それぞれの地域の活性化するための拠点づ
くりをする。それぞれ課題は大変大きなものがあるわけでございます。
しかしながら、このような数値目標を立てて、それの実現のためにやっていくとい
うことに なれば、 当然この さまざま な施 策を いかに構 築し てい くか という市 役所 の責任
は、大変 大き いございます。もちろ ん、 私を初めとす る理事者、幹 部職員、 これを中 心
にした組織体制は大変必要だと思います。そのために も今回、 組織の一部変更の条例 提
案もさ せていただいておるところ でございます。
それと、まずこういった「地域創生というのは、何ぞや」というのが、私は一番話は
聞く。新聞は載ってる。ただ「市役所としての心構えとは、何ぞや」という部分が、私
は大 変重要だというふ うに 考え まし て、 先般、この地 方創生本部の 事務 方のナン バー 2
○ 市長(
市長( 佐々木
稔納君)
稔納君)
まさに
- 36 -
とも言える、元京都副知事の佐村さんに来ていただいた機会に、幹部職員60名か70
名出席して、まさに「何ぞや」という部分のお話を聞きました。まだまだそれが十分だ
とは思っておりませんけれども、やはりそういった市役所の幹部職員、それぞれそうい
うことの研鑽を深める 中で、今申し てお りますような目標づくりの 事務 方の 中核とし て、
その使命が達成できるんじゃないかというふうに思っております。
私自身もまさに、そういった中に入り、またそれ以上にさまざまな情報も掴む中で、
この戦略の樹立、そしてこの目標の達成に向かって全力を尽くしてまいりたい。これが
南丹市の発展 につ ながると いう ふうに確信し てお りますの で、 今後 とも努力をし てい き
たいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 谷尻議員。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君
宣雄 君 ) 私 ご と でございます けども 、2月中 旬 に市政 報告 会
をさせてもらう中で、地方創生についての話をパワーポイントを使って市民の皆さん方
に説明を させ てい ただきま した 。な かな か難しい問題やなというのが第一印象でござい
ました 。
しかし、市民の皆さん方に十分に、こうした法律で、こういう形で今後数値を示し、
先ほど市長がおっしゃったように、まちづくりをしていくんやということを知らせてい
ただくのも一つの方法ではないかなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願
い申し 上げ ます。
それと、実は平成27年度、まだ国会の予算が通ってませんが、予算案について、ま
ち・ひと・しごと創生関連事業として、内閣府を初め、各省の事業名と予算計上がされ
てお ります。 これも私 、ホームページで 見せ てい ただ いた んですけども 、一つは地方 に
仕事をつくり、安心して働けるようにする。これが95事業あります。地方への新しい
人への流れを つくる。 これが23事業。 若い 世代への結婚 、出 産、子育ての希望をか な
える。これが24事業。で、時代にあった地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、
地域と地 域を連携 する 。これが 50事業 ほどあがっており ます。これを 4つ の政策パッ
ケージとそのほかの財政的支援での予算が計上されておりますが、この内容を見ており
ます と、 これ まで の継続事業も含ま れておったり 、新規事業も当然含ま れており ます が、
こういった形で組まれております。
ただ、これを見ておりますと、いろんなまだまだ改善する余地が国のほうにはあるの
では ないかなというふ うに 思っ てお りますが 、これら を実施す るためには、国において、
一定の制 度改革はされ てお りますけども 、今 後、地方財政 とか、社 会保 障と か、特に 今
日まで言われ てます土地利用ですね 。そ うい った規制の抜 本的な国 の制 度の改革を、い
わゆる規制改革がまだまだ必要であるというふうに考えますが、市長の見解をお尋ねい
たします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
- 37 -
今、お述べいただきました総合戦略等踏まえた個別施策、
これはもちろん新たな施策も含んでおりますし、活用についても検討をすべき事業がた
くさん含まれております。当然、これをどう活用するのかということを検討しておるの
です が、 今お っしゃいました制 度改革、また 特区 、ま たこの事業内 容に 対し まし ても 、
もうちょっとこのように変えてもらったら、私どもも使いやすいのにというふうな制度
もあります。
こういう形の中で、私どもも、先ほど申しました相談窓口ということもございます
ので、いろいろご相談をさせていただく中で制度変更や、また規制に対する要望等も含
めて行っていかなければなりませんし、それぞれ各省庁に対するアプローチも必要にな
ってくるというふうに思います。
もう一つは、やはり社会保障関係の部分も、当然、私はこれの一環として必要だと
いうふ うに 思っ てお り ます。
とりわけ、子ども・子育て支援の新制度が27年から始まるということになっておる
んですけれども、一つ ちょっと今心配なのが消費税の値上 げが 一年 半お くれたの で、 そ
の分の影響がもろにこの子ども・子育て支援については出てくるんじゃないかと危惧を
しておるんですけども、ある一面では、地方創生の枠の中でこういったことも対応して
いこ うと いう 形に なっ てお りますの で、 とりわけこの 部分 については、 今後、十分その
辺も研究しながら施策の推進に努力をしていきたい、このように考えております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
谷尻議員 。
○ 議員(
議員 ( 12番
12 番 谷尻 宣雄君
宣雄 君 ) 今 、市長 が お っしゃったと お り です。 答弁を い ただ
いたとお りでございます。 今後、十分に 精査 をし てい ただきま して、実効のある 人口 ビ
ジョンと総合戦略の策定をお願いしたいというふうに思います。
今回の人口ビジョンと総合戦略の策定、検証については、議会も関与するということ
になっており ます。私も、 今後 の策 定、 検証を注視し 、非常に 厳し い財 政状況のもと 、
今回の国の施策を最大限に活用していただき、南丹市創生に向けた取り組みが、佐々木
市長をトップに 強力 に 進めら れることを強く求め、 私の 一般質問 を終わり ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 以上で、谷尻宣雄議員の一般質問を終わります。
次に、大町功議 員の発言を許します。
大町議 員。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 議 席ナン バ ー 13番、丹政会所 属の 大町功でございま
す。 ただ いま、議長から発言の お許しを賜り ましたの で、 通告 に従 いま して、順 次、質
問をし てい きた いと思 います。
ま ず 、 きょ うは るり渓の 水質 浄化 問 題 について、 そし てま た 小学 校の統廃合 後 の施
設管理について、また高齢者運転免許証の自主返納支援事業について、そして最後に上
下水道部の体制 について、4 点お 伺い してい きたい と思 います。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 38 -
ず、初めでありますけれども、るり渓の水質浄化問題につきましては、西本梅地域
の長年の問題でありまして、常に私も取り上げてきたわけでありますけれども、地域の
要望としては、とりあえず水を抜けと。そして底の泥を取る。そして、また取れなくて
も乾かすというようなことが第一の要望、願いであります。
しかしながら、ご存じのとおり、湖面で営業をされているというようなこともござい
まして、な かな か抜くことが かなわな いと いうよう な状況に なっ ております。
そんな中、やはり防災の観点からも水位を下げておく。このことも必要でありますし、
とりあえず桟橋に影響を与えない、最低の下げられるところまで下げてみようというよ
うなこと で、 それが1 .5 メートルということを聞き ましたの で、 それじゃあ、まず 1.
5メートル下 げて ほし いと いうよう な提案を させ てい ただきま した 。それには、 昨年 応
えていただきまして、8月20日から9月末まで水位を下げようというようなことで取
り組んでいただきました。
しかしながら、昨年は8月、毎週のように台風、そしてまた豪雨がありまして、なか
なか水が抜けなかったようであります。
その昨年の一連の行動について、取り組みについての検証ができているのか。そして
また 、その問 題があったの か。また 課題 は、 どの よう な課 題があったの か、まず お聞き
しておきたいと思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
ま
佐々木市長。
それでは、大町議員のご質問にお答えいたします。
るり渓通天湖の水質の問題、これは西本梅地域の住民の皆さん方の長年に渡るご要
望をお聞きしております。
そういった中で、南丹市といたしましても平成23年から24年、この2年間、京都
学園 大学 の先生に、この水質等 につ きま して 調査 を依頼い たし ました。 それを受けま し
て、 今、大町議員 ご質問の 中でおっしゃっていただき ましたような 水を抜くとい ったこ
とを実施することになったわけでございます。
ご質問 の中でも ございま した ように、8月20日からサイフォン方式 で水 抜き 、抜 水
を開始したところでございますけれども、8月下旬、相次ぐ豪雨がございまして、水位
がなかなか下がらなかったということもございましたので、9月中旬ごろから樋門から
の抜水を開始いたしました。
そういった中で、通常水位から1.5メートルの減水を続けた結果、9月、10月、
この台風時期の貯水機能、また水の入れかえといった意味からは、効果が果たせたとい
うふうに考えており ます。
問 題点ということ になっ てまいり ます と 、1. 5メートル減 水 という こと になりま し
たので、通天湖の景観が若干損なわれたと。それは一部の観光客の方が市役所のほうに
問い 合わせがあったようでございますけれども、 抜水 の取 り組みを ご説明さ せていただ
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君)
- 39 -
たところ、ご理解をいただいたというふうにお聞きいたしております。
以上が昨年の経過でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 今 、 答弁を い ただき ま し て、 その 中に もあり ま した よ
うに、当初サイフォン で抜 いていただいてお ったわけ でありますけども 、先ほども申し
ましたように、台風、 そし てま た豪雨のため に水 位が 下が らな かったと いう こと で、 私
も8月末に確認したところ、全く水が抜けてなかったということで、どういうふうに対
処をしてもらっているのかということでお聞きしたところ、サイフォンで抜いてるんで
すけども 、抜けな いと いう こと で、 そし てま た改めて 樋門のほ うから抜 いていただき ま
した。これが、私たちにとっては、本当にありがたかった。樋門から抜くことが本当に
通天湖の中にたまっているヘドロ状のもろもろという、そういったものがかなりたまっ
てい るだろう と。 これを抜くためには、 やは り下 の樋門から抜 かなければ、上のサイフ
ォンから抜いていたら、いい水だけが減ってしまうというようなところで、下の樋門か
ら抜くことによっ て、一定のヘドロ状のものが、 もろもろとしたものが流れ て出 るだろ
うと いう ふう な思 いもあっ て、 それが底を抜くことが 、ま ず私の目標ではあったわけ で
ありますけど、昨年そういった状況の中で、樋門を一部あけて、そして対応していただ
いたと いう こと は、本 当によかったか なと いうふうに思ってます。
そこで問題としては、景観ということで水位が下がっているということで、観光客
のほうから問い合わせがあったように、今言われましたですけども、この抜くことによ
って、漁業者といいますか、営業されている方と、魚を放されております。魚の影響、
そしてまた桟橋にどのような影響があったのか、お伺いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
い
渡邊農林商工部長。
員のご質問にお答えしたいと思います。
この件につきましては、9月19日に業者と立ち会いのもとに、当課の職員が現地
を確認しております。その結果から申し上げますと、1メートル50抜いた時点で、浮
きの部分と桟橋の部分に、ちょっと構造的な問題が発生する恐れがありましたので、1
メートル50以上抜水することは、やっぱりよいことではないという判断をしておりま
○農林商工部長(
農林商工部長(渡邊 春幸君)
春幸君) 大町議
す。
以上です。
○議長(
議長(橋本
大町議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
桟橋で1.5メートル以上下げることは、少し難しい、
構造的に問題があると、影響があるという答弁でありましたけども、魚には全く影響は
なかったのでしょうか。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番
大町
功君)
- 40 -
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 渡邊農林商工部長。
○農林商工部長(
農林商工部長(渡邊 春幸君)
春幸君)
以上です。
魚に対しては、全く影響はございませんでした。
員。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) と いう こと は、 樋門 から 抜 いて も 、 魚 には 影響 は な い
という考えでいいということですね。
魚にも影響はないし、1メートル50までは桟橋が影響がないというような思いの
中で、ま だ今回も対応していただきたい と思 うわけで あり ます けども、 その 中で 魚に も
損害がなかった。そしてまた桟橋にも影響するまでもいかなかったというようなことで
ありますから、当然、営業をされてる方への補償というものは、全く出てなかったわけ
であり ます ね。 確認をしてお きた いと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 大町議
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 渡邊部長。
りませんでした。
それと、もう一つ申し添えますが、樋門からの抜水でありますけども、原則は、や
はりちょ うど 中間層の 水位 になりますの で、 硫化 水素等がたま った 水を抜くということ
にもなりますの で、で きるだけその作 業は 控えたい というふ うに 考えてお ります。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 樋門 から 抜くの は、 ちょっと控えた い と いうよう な 、
今ございましたが、損害賠償等は全く出てなかったというようなことでありますので、
これはこれでよかったんですけども、やはり先ほども言いましたように、サイフォンか
ら上 側の 水だけを抜いてい くと いう のは、きれい な水 がど んど ん出てい って しま って、
そしてまた汚い水だけが、浮遊物を含めた水が残るというようなことでありますので、
できるだけ樋門から抜 いていただきたい というふ うに 思います。これによっ て、 あれだ
けの水面を1メートル50下げることによって、相当な量の水が出ていきます。そのと
きにヘドロを含めた、浮遊物を含めた水が出ていきます。これによって、何回か繰り返
すことによっ て一 定の浄化が図れる んじゃな いか なと いう ふうに思 います。できるだけ、
何とか樋門のほうで対応していただきますようにお願いしておきたいと思います。
ことしも、また8月からというふうに感じるんですけども、日程的にはまた8月2
0日から9月 末までと いうよう なことでよろしいでしょうか。 どの よう な方法で、いつ
からいつまで、そしてまたどの よう な方法で 誰が操作をし て取 り組みを されるの か、お
伺いをしておきたいと思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○農林商工部長(
農林商工部長(渡邊 春幸君)
春幸君) 出てお
渡邊部長。
○ 農林商工部長(
農林商工部長 ( 渡邊
春幸君)
春幸君 )
基本的には、ことし行った体制でやっていきたいと
- 41 -
思います。8月20日ごろから9月30日までの間、通常水位から1メートル50、桟
橋に 影響のな い範囲で 抜水することとし てお りま して、業者のほうで行 っていただく よ
うに今指導をし てお り ます。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 昨 年 と同じ よう な 内 容 で取 り組 んでい ただくと いう こ
とでありますけれども、操作については業者のほうでやっていただくというようなこと
でありますけども 、当然、 このとき には、行政として も誰 かが立ち 会う ということに な
ってるんでしょうね。そして、またそのときには、私どものほうで要望させていただい
た団体にも、一定、きょうから対応したいというようなこともございましたら、見に寄
せていただきますので、連絡をいただきたいというふうに思うんですけどもどうでしょ
うか。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
答弁を求めます。
渡邊部長。
員のご質問にお答えいたします。
この要望につきましては、あすの西本梅を考える会のほうが窓口になっております。
大町議員を紹 介議 員と させ てい ただきま して、下 がった時 点の ご通知を させ てい ただき
たいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 下 がった 時 点 で、ま た 、 昨 年 も 一 応 下 がった 時 点の写
真もいただきまして、確認はさせていただいたわけでありますけども、やはりまず取り
組みをされる時点で、業者に任せてありますけども、そこに行政も立ち会いもし、そし
てま た、できたら 要望 された団体からも 出席をし て、 確認の上で対応し てい ただきた い
なというふうに思いますので、どうぞよろしく申し入れておきたいと思います。
それでは、次の質問でありますけれども、小学校の統廃合による跡地利活用につい
てであります。
各校区では、昨年一年間をかけて委員会を組織いたしまして、検討を重ねてまいりま
した。それによって結論が出た学校もあります。市のほうに提案書を出されたところも
ございますけれども、 私どもの 学校 にお きま しては、まだ 一定の方向は 決ま りま したが、
提出 がで きており ませ ん。 近いうち に提案書を、一定の方向は 決ま っており ます ので、
近いうちには出したいなと思うんですけれども、振興会などを組織して管理運営をして
いくと いう こと になろ うかと思います。
しかし、組織の立ち上げまでにも、まだ時間もかかりそうでありますし、もう1カ月
○農林商工部長(
農林商工部長(渡邊 春幸君)
春幸君) 大町議
- 42 -
もしないうちには無人となってまいります。
この定例会におきましても、用途廃止から新しい利用目的と供用が開始されるまでの
間は、普通財産へは移管せずに、行政財産として市が管理し、もっぱら地域の住民が暫
定的に使用できる施設として位置づけることの条例改正が提案をされております。
しかし、そこにもうきております。実際に、4月1日からは、キーはどのようにどこ
で管理され 、ま た施設をどの ように管理さ れるのかお伺 いを いたしたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
今、ご質問にございましたとおり、小学校のいわゆる閉校
になりま して、3月31日 をもって それぞれの小学校の用途廃止と いう こと になります。
その後は、教育施設以外の公有財産となりますが、今議会に提案させていただいており
ます公の施設関係の条例で、普通財産と はせず、地元の皆さん 方が今活用につき まし て
ご検討を いただいてお りますの で、行政 財産とし て市 が管理す ると いう こと になってお
ります。具体的には、4月1日以降を企画政策部、地域振興課が所管するという形にな
ります。
ただ、鍵の問題、日常的にどのようにするかというのは、市役所の中だけで鍵を持
っておるということになりますと、不便だというお声も聞いておりますので、いわゆる
地元の皆 様方とも ご相談さ せていただき まし て、 今振興会 組織等々 とお っしゃっ てい た
だいておりますが、それができるまでの間どのようにするのかというのは、それぞれ地
域の皆さん方とご相談をさせていただきたいと、このように考えておるところでござい
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ます。
○議長(
議長(橋本
大町議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
元とうまく相談させていただいてというような、今
ご答弁を いただき ましたが 、も うほ んと 1カ 月足 らず で誰がキーを持っ て保管、管理す
るのかというような心配をしておるところでありますけども、毎日そうしたら、鍵を誰
かが持っ てあけに 来ら れるのか。そしてまた 、掃除もせな いかん。 草引きもせな いかん
というようなこともありますけども、地元のほうできちっと対応できるまでは、本当に
そのことができるのか、心配をしておりますけれども、この日常的なことについて、も
う一度市長 のほ うからご答弁をい ただきた い。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番
○議長(
議長(橋本
大町
功君)
地
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
これは、それぞれの小学校によって、今現状が異なってお
ります。それぞれのいわゆる廃校となる小学校の中で4月1日以降、どのような鍵の管
理、 受け 渡しをさ せていただくのか、この辺 につ きま しては、 それぞれの担当職員も お
りますので、その者とご相談をさせていただく中で、私どもも先ほど申しました地域振
興課が所管しておりますので、やはりある程度は、画一的な運営もしなければなりませ
ん。そ うい った 中で の ご相談 に乗 らせ てい ただきた いと いう ふうに 考えており ます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 43 -
ただ、最終的には、今申します管理する所管は市の財産でございますので、地域振
興課が所管して管理するということになっておりますので、この点につきましては、変
わりはないということでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員( 13番
13番 大町 功 君 ) 今 、市 のほ うで管理す ると いう こと でございます けれ
ども、私どももできれば地域振興会というような組織を立ち上げたいというふうに、今
思って進めているわけでありますけれども、やはりこういう振興会のような組織を立ち
上げるとなれば、人材的な 問題だと か、また 管理 費等の課 題も 出て くるというようなこ
とでありまして、これは今美山町でされている振興会のような人材派遣だとか、また維
持管理費などの援助があるのか、それができるのかお伺いをいたしたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
この美山町における地域振興会、これにつきましては、ご
承知のように住民自治組織として5つの旧村単位で立ち上げられまして、地域防災、地
域振興、生涯教育、それぞれの分野で主体的に取り組んでいこうという形で設立をされ
ました。 もう一方 では、市 役所 の行政サービ スの窓口 とし ての機能を保 持し てい こう と
いう こと で、平成13年に 設立 され 、新 市に なっ ても引き継いでお るわけでございます。
これがそのまま、南丹市内のほかの地域に対応できるのかどうかというのは、これ
はさまざま な課 題もあろうか というふ うに 思 います。
しかしながら、こういった地域活性化の拠点としての組織というのは、大変私は重要
であると いう ふうに思っており ます。今 、大町議 員お っしゃっ てい ただきま した ように、
西本 梅地 域におき まし て、 この よう な形の振興会 のようなものを設立したい という思 い
をお伝えいただきましたが、私どもも大変これはありがたいことだと思っておりますの
で、 この設立 につ きま して も、 積極的に支援と申しますか、お 手伝 いを させ てい ただき
たいと考えております。
さまざまな点につ きまし ては、ご 相談を させていただく 中で 対応しなければな らな い
というふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) な か な か地 域振興 会 を立ち 上 げ よう と いう 思 いは、本
当に強いわけでありますけども、なかなか今準備委員会を立ち上げてる状況の中であり
ます。で きるだけ早くこれも立ち上 げていきたい と思 いますけども 、その中には、や は
り熱い地域を盛り上げていく、活性化を図っていく、そしてまた地域の拠点としてそこ
を守っていくというような地域の全体の住民の熱い熱意がそこになければできないと思
います。 その 中で あり ます けども、 何と か立ち上 げていきたい というふ うに 思っ てお り
ますの で、ご協力のほ うをよ ろしくお願い し ておきたい と思 います。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 44 -
そしてまた、西本梅地域は白地の地域でありまして、何にでも転用ができるという
よう なことで あり ます が、一つ 今体 育館のほ うに 利用をしたい というようなことがあり
まし て、 相談をい ただ いているというような状況 でありますけども 、今体育 館と いう の
は、地域の避難所 という形 で指定も され てお りますが 、この体 育施設で あり ます し、 避
難所というものであります。これは変更することはできるのでしょうか。ほかの校舎、
そして近隣の学校というのは、特に農芸高校でありますけども、そういうことに変更す
ることができるのか、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
避難所と申しますのは、やはり緊急の際に避難ができる場
所の確保 を平 常時から しておくという形 になります。 これ はも うまさに、地 震等 いつ 何
時使わなければな らな いの かわ から ない という状況があり ます ので、そ うい った条件 に
合致するもの。また、とりわけ今課題になっておりますのは、耐震性の問題等、そうい
った施設管理の問題がございます。
ま た避難 所 となっ てまい り ます と 、 そこ にお き ま し て長期 間と いいますか、長時 間
と言ってもいいですね。多くの皆さん方がそこで生活されるという状況、この辺が十分
判断した上で、もし変更する場合には、そういったところの代がえを設定して、そこへ
移っていただくというふうな形を検討しなければならない。このように考えておるとこ
ろでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 体 育 施設 で もあり ます の で、 今 、月に 何回 かはバ レー
ボール等の使用もあるわけでありますけども、この点につきましても検討もしていかな
だめなんでありますけれども、今、よい話が来ておりますので、この辺の話も何とか大
事に していきたい なと いう ふう な思 いもあっ て、いろ いろと皆さんで協 議をしていると
ころであります。
ま た 、市 のほ う とし て も 、よい案 が ございま した ら、お願い した い なと いう ふ うに
思っておりますけれども、それでは、次にまいりたいと思います。
三つ目は、高齢者の運転免許証返納支援事業についてであります。
この事業は、相次ぐ高齢者の本当に痛ましい事故を何とか食いとめたいというような
思いの中で、25年3月議会におきまして、私も提案をさせていただきました。そして、
それを早速9月議会で取り上げていただいて、そして10月から始めていただいたとい
うよう なことでございます。
それまでは返納というのは、非常に少なかったわけでありまして、それ以降は多くの
方が返納されてるというふうに聞いておりますけれども、事業開始からこれまでに返納
された人 数、 そし てま たどのような効果があったのか、お 伺い をい たしたい と思 います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 45 -
佐々木市長。
今、ご質問にありましたように、ご高齢の方の自分で運転
され て事 故と いう のが 、大 変近 年目立っ てお ったわけ でございます。そ うい った 中で、
市と いたしま して も高齢者運転免許証返 納支 援事業、いわゆる返納 していただくことを
お勧めす ると いう ふう な制 度を構築するため に、平成24年10月開始 いたしま した 。
この実績といたしましては、平成24年度で62名、25年度が74名、26年度2月
25日 現在 で93名 、 合計229 名の方がこの制度 を利用さ れてお ります。
どれだけの効果があったのかということになりますと、なかなか推し測るというの
は、数字的 には 難し い ことでございます。
しかしながら、返納された方のお話等をお聞きしますと、ちょっと自分でも運転には
不安があった んだと。 しか し交通事 情等もあるの で、 返納 をためら って きたけれども 、
こんな制度があるということを聞いて、思い切って返納したんだというふうなお声も聞
いており ます。や はりそういった方 々に 対す る誘 い水 ということに なれば、まさに事 故
減少についてつながっていくものだというふうに思っておりますので、この制度を継続
していきたいと、このように思っております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) 先ほど 、 少し 年度 を間違え ま し て 申しわけ ございま せ
んでした。
この2年半ほどで、本当に多くの方々にこの事業に返納をしていただいたというこ
とで、大きな効果があったかなというふうに思っております。
先日も南丹警察の課長さんとお話をさせていただきました。「非常に支援をいただい
て以降、 多くの方 々に 返納 をい ただ いて事故も少なくなっ てると思 います」というふ う
に言っていただき まし て、提案 した 者としま しては、本当 によかったか なと いう ふうに
思っておったわけでございます。
その中で、この車の免許をとるということは、足がなくなるということでありますの
で、 その かわりに公共交通を利用し てい ただける バス、そしてまたタクシーの利用券を
発行するというような事業でありますけども、この利用券は発行した年度で使い切らな
ければ、無効になるというふうに聞いてますし、また翌年度にもう半分を、2回に分け
ても らう ということも できると いう ふうに聞 いています。ですから、半分半分も らっ て
も、また仮に2月ごろに返納すれば、もう全部来年でもいいよというようなやり方もで
きると。2年にわたってもらえると。2回に分けてもらえるというようなことでありま
すけれども、24年度に発足し て、 そし て25年度3月末 で切れて るものもあるとか、
また 26年度、今 度この3月末 で切れたやつ もあります。また 27年3月で 無効 になる
ものもあるやろうと思うんですけども、今229名ということは、229万円というの
が出てるわけでありますね。一人に対して1万円ですから、これがどれだけ無効になっ
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 46 -
るのか、把握はされてるのでしょうか。利用券の交付状況と利用状況をお伺いしたい
と思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
て
佐々木市長。
制度の開始から現在まで、180万5,000円分の利用
券を交付しております。利用状況、単純に言いますと63%お使いいただいておるとい
う状況でございます。 もちろん、これはいわゆる 期限切れ になった 。ま だ期 限切れに な
ってない分もありますので、そのような形になってます。
24年度に 交 付 した 部 分 につ き ま し ては83 % 、25年度に 発 行 した分 は74 % 、
26年度交 付分 については49%というふ う な数字があがっ てお り ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) それぞれのパーセントを述べ てい ただき ま した 。 全 部
で180 万、 今交 付状況の ようでありますけども 、わずか1万円な んですけども 、それ
の全体で63%と言いますが、その後の30%というのが消えていったり、まだこの3
月までに 使われるやつ もあるだろう と思 いますけども 、これがその まま 無効 になって し
まっ て捨 てら れていくというのが、 非常 に残念で あり ます。せっか く、市として、行政
として、足の確保という形の中で出された利用券でありますけれども、これが何とか商
品券として使えないかなというのが、私の提案なんですけれども、これを100円の利
用券、これが100枚あって1万円なんですけども、これを商品券と同じような扱いと
して使えるようにすれば、わずかな金額でありますけれども、地元の商店街が潤うんじ
ゃないかなというふうに思います。バス・タクシーの利用券をもらっても、実際に使え
ない人も出てくるだろうと思います。交通の対策室が発行してるものでありますから、
そこからは、ほかには流用してほしくないというような思いもあるだろうとは思います
けれども、市全体の行政の中で考えていただいて、何とか商店で、地元の店で使えるよ
うなことがで きな いか なと いうように思 います。 発行 した分がどこ で使われ ても 、そ ん
なに負担はかかりませんし、お店側にとっても、その券が来たからと言っても、その券
をお金にかえるだけの手間はかかりますけれども、それに対して何%の負担をせないか
んと か、 そういう もの はな いだろう と思 いますし 、どちらにし ても いい 話ではな いか な
と思います。プレミアム商品券を国の交付金の事業の中で、今度発行されるようであり
ます けれども 、これは これ で、 それ は事業として していただい たらいい わけ であります
けども、この商品券、何とか地域の商店街の活性化の一つになればありがたいなという
ふうに思いますけども、その気持ちは、市長のお気持ちをお伺いしたいと思います。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
○議長(
議長(橋本
稔納君)
稔納君 )
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
この制度を始めましたときに、その論議もございました。
しかしながら、やはり公共交通機関を代がえとして使っていただくというふうな事
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君)
- 47 -
の趣旨でございますので、タクシーなり、バス、公共交通としての機能を利用してい
ただくという、いわゆる免許証を返上したということに対して、やはりご不便が生じる
であろう と。 やは りそのためには、 車、 代がえの バス なり 、タクシーの利用券を 、わず
かな 1万円と いう 額ではありますが 、当分の間と いう、これを お使 いい ただ いて、移動
手段に活用していただきたいという趣旨で使っております。商品券等々のお話も当初あ
ったように、私も承知しておりますけれども、やはりこの目的というのがそういう趣旨
になっており ます ので、現在のところ、 この バス ・タクシー券の利用券ということで 対
応していきたいというふうに思っておるところでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) その趣旨 はよ くわ か り ます。本 当 に 足の確 保 と いう中
から、公 共交通の利用促進のことからも 、それはよくわか るわけで あり ます けども、 そ
れだけやっぱりなくなって、無効となって、破棄されているのが、本当にもったいない
と思います。何とか、それが地域に使えないかなというふうに思っておりますので、本
当にそこのところを考えていただけたらというふうに思います。公共交通の利用促進も
どうしても必要でありますから、当然だろうと思いますけれども、無効になるのがある
と。それが非常にもったいないと思いますので、行政として市民の住民サービス、そし
て、また 地域の商工会、商 店の活性化に 少し でも つながればと いうよう な思 いの 中で、
市長の判断をお願い し ておきたい というふ うに思います。
それでは、最後に上水道関係部の体制についてお伺いしていきたいと思います。
この上水道の体制につきましては、昨年12月議会でも質問をさせていただきました。
市長は、い ろん な場面で、い ろん な業務について、いろ んな経験をし てい ただきた い。
そのような思いの中で異動もさせていただいているというような答弁もございました。
職員の人事異動につきましては、市長の権限でありますし、適材適所を考えて配置され
てい るの はよ くわ かるわけ でありますけれども、 しか し上水道課と いう のは、本 当に 技
術を要するところでございまして、水道法でもありますように、工事現場には技術管理
者を置 かなければな ら ないと いうよう な定めもあり ます。
今、現在2名の管理者が配置されておりますけれども、簡易水道の統合に向けて大き
な事業が展開をされております。
この数多くの事業に、そしてまた突然の漏水がそこに出てまいります。発生してまい
ります。そんな状況の中で、今の体制では、管理に無理があるんじゃないかなというふ
うに思 います。 迅速 に 対応で きる体制整備が必要と考え ます。
水道技術の 管理者 の資格なんです けれども、これは水道 の布設 工事の施工に関 する技
術上の監督業務を行う資格を有する者、そしてまた10年以上水道に関する技術上の実
務に 従事 した経験を有 する 者、 ある いは 厚生労働 大臣の登録を受けた者 が行う水道の 管
理に 関す る講習の 課程 を修了した者 となっており ます。この講習と いう のが 2カ 月きっ
業
- 48 -
ちりと参加して、受けていかなだめな大変な研修であります。こういった研修を、幸い
にもこの職員の中にも受け て、 資格を取得さ れて る方もおられ ます。そ んな 中で、や は
り体制の整備、緊急の時に対応できるような体制整備が必要と思いますけれども、市長
の見解をお伺いをしておきたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
の事業、ご承知のように南丹市におきましては、上水、
それから簡易水道、また大変広範囲に渡ります面積、そして気象条件等も違うわけでご
ざいます。こ うい った 中で、平成18年に合併し まし て、また 水道事業 もそこの 中で運
営していくということ でございます。
しかしながら、まさに水道関係職員、そして業者の皆さん方、それぞれ夜間、また
休日の対応も含めまして、大変ご努力をいただいておりますし、ご苦労もおかけいたし
ており ます。
しかしながら、そういった中で、この適切な水道の運営、また事故等の際の適切な対
応、まさに万全を期した対応をしていただいておりますことに、心から感謝をいたして
おるところ でございます。
ま た、 今ご質問 の 中にございました水道 技術管理者 の件 でございます けれども 、ご 承
知のように、水道事業者は水道法第19条によりまして、水道の管理について技術上の
業務 を担当さ せるため に、 この 水道 技術 管理者を置か なければなら ない ということに な
っております。資格者の必置単位、いわゆる必ず置かなければならない人数は1名でご
○ 市長(
市長( 佐々木
稔納君)
稔納君)
水道
ざいます。
そういった中で、南丹市もここに合致をいたしておるところでございます。
ま た、 こういった 中で、 今日まで も、 旧 町時代 から もそ うでございま したけれども 、
この水道技術管理者というのを必ず置かなければならないということで、定期的な人事
異動の際の対応、またこの技術管理者が欠けることのないような資格者の育成、これに
つき まし ては、従来よ り心 得て、整えて きたところでございます。 この 中で、今 上水道
事業、ま た簡易水道事業を統合しなければな らな いと 政府 が打ち出 しており ます ので、
一つには、この統合事業としては大 変な 業務 もあるわけでございますが 、将来的 には 財
務、 そし て技術基盤の強化という点 でも 、効率的な経 営体制が確立 できるものと いう ふ
うに認識を いたしてお るところでございます。
い ずれ にい たし ま しても 、現在の適切な対応、 そし て課 題のある点につき まし ては、
改善をしていかなければならない。こういった中で、市民の皆様方に安全な水道の提供
を行う。また将来的にも安心して使っていただける水道であるべき、これは心得ながら、
今後の運営に当たっていかなければならない、このように考えております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) この 南丹市 の 水道 法施 行 条例 に もあり ます けれども 、
- 49 -
その中で1名をということが今答弁もございました。
たしか2名おられるんですけど、やっぱり現場にも出向かなだめですし、また机上
において も事務もやら ないかん というようなこともございまし て、 なか なか1名置けば
それでいいというようなことだけで進むようには思いません。やはり、今かなり状態で
は大 変に なっ てる んじゃな いか なと いう ふうに思っておるところでございます。 そうい
う資格を持っ ておられる方も何 人かおら れる ようでありますの で、 その方を うま く使っ
ていただいて、 そし て 対応し てい ただ いた ら ありがたい なと いう ふ うに思 います。
そして、もう一つ最後ですけれども、先ほど答弁の中でも述べていただきましたよう
に、水道 の職員の方、また 業者 の方 は、 休日 もい とまらずやっ てい ただ いており ます。
本当 に感謝を するわけ でありますけれども、 ライフラインを常 に守っていくというの は、
非常に難しいといいますか、なかなか大変な仕事でございます。
そんな中で、美山で送水管が破裂した、漏水したというような緊急事態が発生したと
きに、一時でも早く駆けつけてそれに対処する必要があります。そういった思いの中で、
少しでも近くに事務所があると、その対応ができやすいんじゃないかと、私は思うわけ
でありますけれども、 そん な中で、幸いにも船岡に建 物が ございます。 少し老朽化もし
てき てお りますけれども、 あそこの膜ろ過施設の 大きな施設も ございますし 、それの 管
理も でき ます し、また 井戸 の管理も でき ます。そ うい った 管理 も含めて、そこの施設を
利用しての美山への対応というような、また日吉への対応ということになれば、いいん
じゃないかなというふうに、対応が早くできるんじゃないかというふうに思っておりま
すけれども 、市長の お 考えを お伺 いい たし ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
これは、いわゆる平成18年に合併するときに、4町の合
併協議の中で浄水場、また下水処理場など、管理対象施設の配置、そしてまた役場庁舎
の有効活用といった側面から、多面的に検討をされた上で現在の場所、旧八木町役場庁
舎内にという形で合併協議において決定され、現在につながっておるというふうに承知
しております。
ただ、今お話もございましたように、上水道と簡易水道の統合、また流域下水道施
設の移管、こういうことも状況の変化が出てこようとしております。こういった中では、
業務 体制の構 築も含め て事務所 の問 題も検討 課題 になって くる んじゃな いか というふ う
に思います。
ご質問 の中でご提 起いただい た趣旨を十分に踏 まえなが ら、 今 後の検討の 課題の中に
投じていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
大町議員 。
○ 議員(
議員 ( 13番
13 番 大町 功 君 ) これ で、 私の 質問は 終わるわけ で あり ます けども 、4
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 50 -
項目にわたって質問をし、また答弁をいただいたわけであります。
ま ず初めのるり渓の 水 の 問 題 、 これ は や は り 長年 の私どもの 課 題 でございます し 、
これについては、あくまでも水を完全に抜いてしまうと。それが要望でございますので、
そこに向けて何とかまた、今は1.5メートル下げるだけでありますけども、それに向
けて完全に抜くということに向けては、まだ提案を考えていただきたいというふうに思
っておりますし、小学校の跡地問題につきましても、それぞれの学校でいろんな取り組
みがされておりますし、また取り組みがされるだろうと思いますけども、これについて
も十分な行政からの支援をよろしくお願いしておきたいと思います。
そして、また高齢者の免許返納支援事業につきましても提案させていただきました商
店への利用、この点につきましても考えていただきたいというふうに思っております。
ま た、 最後 の上水道の関係で あり ます けども、 体制整備 について考え てい ただきた い
というふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わり
ます。 ありがと うございました。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 以上で、大町功議員の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
3時から再 開を い たした いと思います の で、よ ろしくお願い を いたし ます。
午後2
午後2時50分休憩
50分休憩
……………………………………………………………………………
午後3
午後3時00分再開
00分再開
○ 議長(
議長 ( 橋本
尊文君)
尊文君 )
ます。
次に、3番、
村議員。
それでは休憩を解き、休憩前に引き続き、会議を続行いたし
村好高議員の発言を許します。
村 好高君)
好高君 ) 議 席 番号3番、 無 所 属の  村好高でございます。議長
の許可を得ましたので、通告にしたがい質問させていただきます。
今回は、いつもの空き家対策、まちづくり、小学校再編に加え、福祉の分野につい
ても少し質問を させ ていただきた いと思いますので、よ ろしくお願いいたします。
それでは、質問に入らせていただきます。
ま ず、 空き家対 策 の推進 に関 する 特別 措置法について質問さ せ ていただき ます。
この法律は、適切な管理が行われていない空き家等が防災、衛生、景観等の地域住民
の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、地域住民の生命、身体、財産の保護、生活環
境の保全を図り、あわせて空き家等の活用を促進するために策定されました。本年2月
26日に施 行さ れてお ります。
同法における空き家等の定義は「居住・その他の使用がなされていないことが常態で
ある建築物等」とされ、また特定空き家等の定義は「そのまま放置すれば、倒壊等著し
く保安上危険となるもの」とされております。
○ 議員(
議員 ( 3 番
- 51 -
ける空き家及び特定空き家の状況について市長にお伺いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
本市にお
佐々木市長。
村議員のご質問にお答えいたします。
空き家につきましての現状ということでございますが、平成25年度における住宅
土地 統計 調査 の結果、 これが一番新しい もの でございます。3 ,290 棟、 空き家率と
しましては約20%、これは平成20年の空き家率13%、2,130棟、それからま
さに5割増しというふ うな状況 になっており ます。ただ、 これ らの 中には、学生マンシ
ョンというふうな空き家というようなものも入っておるというふうに推測されます。
実際、今特別措置法で言われる空き家とは、定義が大分違うように思っております。
もう一つは、特定空き家、今おっしゃったような状況になっておる空き家というのは、
調査はしておりません。
ただ、私どもも長く使用されてないという、その長くというのはどれぐらいなのか、
また倒壊のお それがあると いう のは、ど ういうものか というようなことを、 実際 にこれ
から 調査に入ると いう こと になりますと 、基準をきちっと決め てやっていか ない と、 今
後、 私どもも空き家の活用ということを思っ てお りますの で、 この辺も十分 に鑑みなが
ら、今 後調 査をしなければい けな いなという のが現状でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 平成20年度から5 割増しと いう こと で、 その定 義に
ついては 若干の違 いがある かと思うんですけども 、や はり 5割増しというところ で、国
において も、 その 部分 について 全国 的に問題 になっているという観点から、 この法律が
施行されたのではないかというふうに感じているところでございます。
特 定空き家 、ま だ 南丹市においては、 調 査 未実施と いう こと ではございます が 、 以
前から問題 になってお るというふ うに、私自身は聞 いており ます。
特に、特定空き家の隣接 地を お住まいにされる方は、私自身も相談を受けたと いう事
例がございます。また、道を走っていても、道路沿いにそのような天井が抜けたような
崩れかけのおうちというのは見られるという状況でございます。
特に、特定空き家の隣接 地に 居住され ている方 にとっては、本 当に火急的な問 題で あ
るというふうに感じております。
今までは、この法律が施行される前までは、家屋を残しておきますと、住宅用敷地の
固定資産税の特例措置によりまして、土地の固定資産税が200平米以下であれば6分
の1に軽減されていたかなというふうに思います。
その軽減が特定空き家に対して本年5月から、特例をもうなくしていこうということ
が国のほうでは検討されているようでございます。指針の中に示されておりましたので、
お伝え させ てい ただき ました 。
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君)
- 52 -
た、本市においては、市街化調整区域において、特定空き家であっても取り壊して
しまって更地にしてしまいますと、後日、時間をおいてから建てかえができないという
事情もございましたの で、 その よう ない わゆる特 定空き家 について の取 り壊しと いう の
が、なかなか進まなかったのではないかなというふうに感じております。
その問題についても1月22日の付議基準の緩和によりまして、本市においても建て
かえの 問題ということ については、解消し ていくの かなというふ うに感じ てお ります。
これらの観点から、特定空き家に関しては、今後、空き家等対策計画を作成しまして、
それに基づく対策の実施や必要な措置を早急に講ずる必要があると、私自身は考えてお
るんですけども、市長のご見解をお伺いいたします。
ま
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
今日までも、今ご質問の中でおっしゃいましたように、倒
壊をする恐れのある空き家に隣接の方、特に不安を感じるというようなご相談もありま
した。市におきましても、強制的に処置することはできませんので、所有者の方にその
趣旨をお伝えして対応していただくとか、そういうことには、間に入ってきた経過もご
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ざいます。
しかしながら、ただいまおっしゃっていただきましたような法的な措置も講じられ
てまいり ました。 やは りこれだけある空き家というの は、 何と かしなければ いけない と
いう のも確かです し、 そのため には、単なる 市役 所だけで 対応 することもで きま せん。
関係部署、そして専門家、こういう方にも入っていただきまして、この対策をどのよう
にし て進めていくのか という、いわゆる協議会的なものを組織していきたい と、 私もそ
のように考えておるところでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) そ ういう特 定空き家の 所 有 者に 関し ては、国 のほ う の
法律の中にも、最初は助言、指導していくと。それでも聞かなかったら勧告していく。
最終は行政代執行まで法律の中で記載されておりますので、特に隣接に住まれる方にと
っては喫緊の課題であるというふうに感じております。
今、市長のご答弁の中でもありましたが、この空き家等対策計画の作成には、協議を
行う ため 、その辺の指針を つくるために 協議会を組織 するということが 明記 され てお り
ます ので、本市においてもその協議会を組織していく ご予 定があるのか、重複に なる か
もしれませんが、ご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
ただいま申し上げましたように、協議会を設置して、その
指針等を定め、またそういった中での対応ができるようなことをしていかなければなら
ないと考えております。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 53 -
○議長(
議長(橋本
村議員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
村 好高君)
好高君 ) この法律 は特 定空き家の 問 題解決 に 加え ま し て、 この
法律を読ませていただきますと、法律の中の11条に、空き家等に関するデータベース
の整備に努めることや、同法13条の空き家等の活用のために必要な対策を講ずるよう
に努めること 、そして2月26日に出さ れま した 国の指針 から しま して も、 利用 できる
空き家の有効活用にも狙いがあるように考えられます。
ま た、国は市町村 が行う 空き家等 に関 す る対策 の実施に 要す る費用の 補助や地 方交 付
税の拡充などの財政上の措置も受けることができると明記されております。
本市においては 空き家バ ンクというシ ス テムが ございます。 今回の議会の 中で も定 住
促進に関する同僚議員からのいろんな質問がある中で、空き家バンク、定住促進と絡み
まし て、 この空き家特別措置法 について どの ように関連さ せていくのか の市長の ご意見
をお伺いいたします。
○ 議員(
議員 ( 3 番
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
空き家バンク、平成26年度、今年度におきまして、登録
の呼びかけはさせていただいております。ただ、そういう中ではこの空き家の実態とい
うものをもう一度 把握しなければなりま せん。今 、お っしゃっ てい ただきま した ように、
国のほう の措置も講じ られると いう こと でございます ので、早速、 これを活用しなが ら
空き家の活用につながる、また定住につながる空き家バンクが運営できますように、こ
の実態調査を進めていきたい、このように考えております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 先 般 の 市長 の答弁の 中で、 空き家 バ ンクの現在の登録
数というのが13件あるというふうに聞いております。
一 方で、南丹市に 移住したい という方も 、結構な数の問い合わせをい ただ いておると
いう ふうに聞 いており ます ので、この13件の空き家 バンク、 そし てこの特別措置法を
有効に利用していただきまして、南丹市にもっと人が寄るように、定住促進につながる
ようにご努力い ただきたいなというふ うに 考えてお ります。
この法律を、今回、質問させていただくに当たりまして、いろいろ勉強させていただ
きました。その中で、やはり国が空き家に対して危機感を感じて本気になったのだなと
いう ふうに大 変感じま した 。本市におき まし ても 、この国 の本 気度 を感じていただき ま
して、この法律による空き家対策をスピード感を持って対応していただくことをお願い
しまして、次の質問に移らせていただきます。
次に、まちづくり について質問さ せてい ただき ます。
先ほどもちょっと述べましたように、本年、1月22日に、市街化調整区域における
住宅建築 の開 発審査会付議 基準が緩和さ れま した 。調整区域で の人口減少を食い とめる
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 54 -
有効な施策として大いに期待されるところであります。京都府との協議に尽力を尽くさ
れました担当部長、担当課長、そして職員の皆様に敬意を表したいと思います。
私自身も議員になる前に都市計画審議委員会の委員にならせていただきました。その
際、やはり調整区域の現状について思うところがございましたので、立候補させていた
だいた経過もございます。
ま た、 私自身の仕 事の関係上、不 動産屋 さんで あるとか、住宅 屋さんに会う機 会が多
いですの で、 その方々に対して も、 こういう ふうに南丹市においては規制の緩和があり
ましたよ ということを 、現在、 私自身も個人 とし てPRさ せていただいてい るところ で
ございます。
た、市においても、この有効な制度をどんどん広報していただくというところが肝
要であるかなというふうに感じております。
この緩和によりまして、1人でも多くの方が定住してただくということにつながれば
いい とは 思うんですけども 、この制 度の緩和というのが市 の財 政負担なく進 んでいくと
いうことで、南丹市に とってはいいことずくめであるような緩和 に 感じており ます。
この緩和によって、1人でも多くの方が生まれ育ったふるさとや、また、Iターンや
Uターンで移り住んでくれることを期待したいと思います。
その中で、他法令との関連についての問題点を質問させていただきます。
今回の緩和措置の1、世帯の分家住宅建築を利用しようとした場合に、農地であれば、
他法令である農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法と言われるものや、農
地法 によ り、 分家 住宅建築 が困難に なる可能性があり ます。当然、 圃場整備がさ れた よ
うな 土地であるの は不 可能 であることは わか るんです けども、 圃場整備がさ れて ない農
家集落内の農地につきましても、農用地の指定がされているというようなところも見受
けられます。この付議基準の緩和を有効に利用するためにも、この農振法と農地法の緩
和を京都府に求めていくべきであるというふうに考えますが、市長のご意見をお伺いい
たします。
ま
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
今、京都府の開発審査会の付議事項の緩和、これは大変大
きなものがあるというふうに感じております。この広報にも努めなければなりませんが、
今、ご指摘の農振法、また農地法によります規制、これは緩和されておりません。当然
現状と同様に厳しい措置がとられておりますし、協議にも大変時間がかかるということ
になろ うか と思 います。
ただ、この点につきましては、一昨年になりますか、南丹市の農業委員会のほうから
も知事宛てに農家住宅の取り扱い等につきましてのご要望がされております。ただ、こ
れは京都府のほうではなくて、国のほうの所管事務になろうかというふうな見解も示さ
れておりますので、私どもといたしましては、土地利用の観点、そしてまちづくりを展
開し てい く上で、 この都市計画、そして農振 地域 での 土地 利用 、こ うい った規制 事務、
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 55 -
権限、こういうようなことにつきましては、できるだけ主体的な取り組みをできるよう
な要望活動、また、今のこの件もそうなんですけれども、やっぱり京都府に要望するこ
と、また京都府と連携して国に要望すること、十分ご相談もしながらやっていかなけれ
ばいけないというふうに思っております。
ただ、まさにこの緩和ということが流れとして出てきたわけでございますんで、こう
いったこれまで無 理だと思っていた件も 、や はり要望していくことが大事だというふ う
に思っており ます。それぞれ利害関係も絡むこともございます ので、十分その辺も配慮
しながら対応していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 国 の 所管で あると いう ことと 、府 と連携し てい っ て 緩
和を求めていきたいというご答弁をいただきました。
都市計画法の付議基準の緩和には4年ほどかかったというふうに聞いております。私
的には4年前にこの付議基準の緩和をするんであれば、こちらの農振法の緩和であると
か農地法の緩和につき まし ても同時に進めていっ てい ただけた らよかったの では ないか
なというふうに思っております。
ま た、 この緩和 につきま して、今現在 、行われ てい る地 方創生 であるとか地域再生制
度を利用して の緩和を求め てい くと いう こと はで きな いの でしょうか。 その点について
お伺いいたします。
○議長(
議長(橋本
尊文君
尊文君) 佐々木市長。
当然、地域振興という観点から、また定住促進という観点
から、必要な規制等の法改 正、また省令等についての 、これが邪魔 になると か、 これを
何とかしてほしいという要望というのは当然していくべき課題だというふうに思ってお
ります。ただ、権限委譲というふうなことが、いわゆる大変大きな声で言われてきたわ
けでございますが、実質的に本当にそこまでのことができるかどうかということよりも、
私はやはりこういった規制緩和、そしてさまざまな指示、要綱等も含めての改善を要望
していくことのほうがやはり近道ではないかというふうに思いますので、今後、私ども
の南丹市のまちづくりを進める中で、十分その辺も吟味した上で対応していきたいと思
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
います。
ただ、先ほども申しましたように、何で規制されとるのかという部分につきましては、
これは利害関係の問題等もございますので、短絡的に取り組むということは避けなけれ
ばならないといった課題もあるということも承知をしておりますので、ご理解をいただ
きたいと思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
- 56 -
村 好高君)
好高君 ) 市長 のほ うから 権限を委譲と いうよ り か、 改善を要望
していくべきというふうなご答弁をいただきました。私もそのように感じておるところ
○ 議員(
議員 ( 3 番
でございます。
調整区域の地域ではどこも少子高齢化が進んでおります。その中で、一家族だけ
でも若い 世代が移り住 みますと 、地 域が活気づい たり 、連鎖的 に若 い世代が移り 住んで
くるといった事例もあるというふうに聞いておりますので、この辺の緩和、また改善を
要望していただきまして、定住促進につなげていただきたいというふうに感じておりま
特に
す。
の質問に移らせていただきます。
次に、小学 校再編 について質問さ せてい ただき ます。
先ほどの大町議員と少し重複するんですが、まず、閉校される小学校の維持管理につ
いてです が、市長は先 般の 議案提案理由説明時に、公 の施設ではなく、 専ら地域の住民
が暫定的に使用できる施設と位置づけ、地域の皆様と連携を図り管理していくと説明さ
れましたが、具体的にどのようにされるのかをお伺いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
次
佐々木市長。
これは条例提案をさせていただきまして、ご審議をしてい
ただく内容も含まれておるというふうに思いますけれども、私どもの思いとして、やは
り、今、閉校されます小学校の施設につきまして、それぞれのご地元で大変ご熱心にこ
れからの跡地利用、施設の活用ということをご検討いただいております。それを考える
中では、 やは り地 元の 皆さん方が専 らお 使いいただく施設とし ての位置づけをま ずさ せ
てい ただくことが必要 であると いう ふうに考え、 今回の条例提案と させ てい ただ いたと
ころでございます。
そういった中で、3月31日まで子供たちが使っている教育施設でございますんで、
4月1日からすぐ に使えるということではありま せん けれども 、や はりこれ から、今 、
お考えい ただ いており ます それぞれの計画にスムーズ に移れる 、活用が できると いう ふ
うな方向 にい くには、 やは りこ うい った形が いいんじゃな いか ということで、今回の条
例提案を申し上げておるところでございます。
ま た、4月1日 以降の管理につき まし ては、当然、 先ほどの答弁でも申し ましたが 、
市の施設 でございます ので、ま たこれから活用し てい ただくと いう ふう な趣旨も持った
施設でもございますんで、健全な管理をしなければならないというふうに思っておりま
す。所管いたしますの は教育施設から外れますの で、 将来のことも考えなが ら、企画政
策部 の地 域振興課で所管を させ てい ただきますけれども、 ただ 、や はり 4月1日 以降の
日々 の活用と いう ことを考えますと 、ご地元の皆さん 方が お使 いい ただくわけでござい
ます ので、や はり鍵の 開け閉めも含めま して、日 常の 管理 というの は、できれば 地元の
方にお願いできれば、また地元の組織にお願いができればという思いをいたしておると
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 57 -
ころでございます。
もちろんそういった意味の中では、必要な光熱水費、修繕費、点検費用などの管理経
費につきましては、27年度予算のほうにも計上させていただいております。ただ、先
ほどの答弁でも申しましたように、それぞれの地域で現状が異なっておりますので、ご
相談をいただく中で適切な対応をしていきたいというふうに思っておるところでござい
ます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本
村議員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
村 好高君)
好高君 ) 維持 管理については、 や は り 、 今 、市長 が お っしゃ ら
れたとおり、地域地域によって異なっている状況でございます。特に、地域によっては
小学 校が閉校 された後、地 元が例えば草刈りをしない とい けな いの かと かいうような形
で心配さ れる声も多く聞か れます。管理 費を 渡すから地元 で管理し てい ただきた いと か
では なく て、 やは り地 域に 受け入れ体制が整 うまでは、市 の職員さんで あるとか、例え
ば草刈りであればシルバー人材センターさんに依頼するというような形をとるなどして、
丁寧に対応していただきまして、地域に負担にならないようにだけお願いさせてもらい
たいと思います。
そして、行く行くはそういう組織が地元のほうで立ち上がりましたら、その方々と協
議の 上、 協定書を締結していくなどをし て対応し てい ただければなというふ うに 感じ て
いるところ でございます。
続きまして、閉校後の施設で、例えば校舎の窓が割れましたとか、校庭にある遊具が
壊れたことによって子供が大けがをしましたとかいうような事故が起こった場合の対応
について、 どの ようにされるのかお伺 いい たします。
○ 議員(
議員 ( 3 番
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
先ほども申しましたように、市の施設でございます。当然
市にはその管理す る義務が ございます。 そういった中では、万 一に 備え まし て保険に 加
入するということになります。ただ、保険、もし事故が起こった場合にそれが適用され
るかどうかというのはさまざまな観点で違いますので一概には申せませんけれども、当
然、市の管理のもとで責任のある管理を行う、また、万一の際には保険の対応ができる
ように保険に 加入をし てい ると いう のが基本 的なこと です し、また 、具体的な事 例が 、
そういうことが生じた場合には、当然市の責任として被害者の方といいますか、そうい
うようなけがをさ れた方と かには対応さ せていただくという形 になろうかと いう ふうに
考えております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) そのあたり について も 地 元 では 心配 さ れる方も いら っ
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 58 -
しゃいますので、先ほどの管理も含めまして、そのあたりについての対応も丁寧にして
いただきたい、説明もしていただきたい というふ うに 考え てお りますの で、よろしく お
願いい たし ます。
続きまして、小学校の図書を含む備品についてお伺いいたします。
小学校の図書や備品は、子供たちの努力や地域の皆 様の寄附等 により 集め られたもの
があります。子供たちの努力としまして、例えば新庄小学校であれば銀杏文庫と申しま
して、子供たちが学校に落ちる強烈なにおいのするギンナンをゴム手袋をはめて集めま
して、それを処理しまして、ギンナンとして売却しまして、その売ったお金で図書を購
入してきたという歴史がございます。このような思いのこもった図書や備品は、子供た
ちや地域の皆様の思いを聞いていただき対応していただきたいと考えますが、教育長の
お考えをお 伺いいたし ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
森教育長。
村議員のご質問にお答えいたします。
閉校することとなる学校備品の取り扱い対応についてということでございますが、学
校備品には、議員、ただいまご紹介いただきました図書資料を含めまして、指導のため
に必要な 教材備品 、そして事務 や管理に 必要な管理備品と いう 二つに大別す ることが で
きますが、いずれも学校教育上不可欠な教育備品として活用してきております。
これらの備品についての対応の基本ということでございますが、今も子供たちのため
の大切な教育備品であるという位置づけをもとに考えますと、新たにスタートする学校
に引き継 いで、子 供たちの 教育 のために 引き続き活用 するということが基本 となると考
えております。
しかしながら、拠点となる学校でそれらの備品が既に充足していたり、あるいは不足
分を補ってなお余りが出るということになりますと、教育備品でございますので、他の
学校・園 で不 足す ることがないかその有無を確認して、教育備品として補う ということ
になります。 それ でも余りが生ずる場合 につ きま しては、市の物品 管理 規則 というもの
がございまして、それにのっとった市としての取り扱い対応になるというのが、これが
基本でございます。
今、議員がご指摘いただきました学校図書についてでございますが、これは子供たち
の本当に大切な学習教材でございます。図書室に備えるべき図書標準という規定がござ
いま して、6学級 であれば何冊 は必要だというような 国における基準も ございま して、
毎年、必要な図書資料購入のための予算措置も各学校にしてきておりまして、おおむね
その図書基準が達成できるように行政としても努めてきたところでございます。
したがいまして、先ほど言いましたような基本ということがございます。今、ご紹介
いただき ましたその図書の 中には、地域の方 々から特別寄贈を いただい た図書、 先ほど
ご紹 介い ただきま した銀杏 文庫 、新庄小学校の図書室の中に固 まっ てではな いんです が、
○教育長(
教育長(森
榮一君)
榮一君)
- 59 -
もう全ての中に紛れ込んでおります。実はほかの学校にもギンナンを集めて図書資料を
購入されているというケースもございます。それらも紛れ込んでおります。しかし紛れ
込まずに、寄贈された方の名前をとって〇〇文庫ということで書架にまとめておいてあ
る、そういうケースもございます。それらにつきましても、新しいスタートする学校に
そのまま移して、子供たちが読めるようにということで移動するということを考えてお
りますが、それでも仮に充足して余りあるということでありますと、一応、市立図書館
の児童図書という位置づけになります。
こうした基本的な取り扱いとは別に、地域の実情、ニーズに合った対応といたしまし
て、 再編実施 本部 の政策的な判断が利活用等を通して なさ れる場合ということも ござい
ます。その場合は、本部長 のもとで 検討と判断が 行われますの で、 それ に委ねると。一
旦、図書館の児童図書という位置づけをしましても、それは戻してこういう利活用にし
たほうがいいという判断が出れば、そういう位置づけも想定して、これからの備品対応
を進めてまいりたいというふうに考えております。
ま たあわせ て、 ちょっと 長くなっ て恐縮 ですが 、備品の 中には、例えば地 域の 学校 後
援会から寄贈されたもの、あるいは地域の預かり物品、こういうものもあるんではない
かと思われますし 、地 域の方々に主とし てご 利用 いただいてきたと いう ものもございま
す。 それ らにつき まし ては、や はり 地域備品という位置づけで 考えるほ うが いい のでは
ないか、活用願うほうがその趣旨に合うのではないかというふうに考えておりまして、
地域ニーズ に応じた対応も考えていきたい と 。
なおまた、毎年開催される行事に地域で使われる、例えば運動会用品というようなも
のもございます。これからも引き続き、地域の運動会が閉校後にも行われるということ
でありますと 、学 校備品で あったとして も、 その まま 残し て地 域に 活用 いただくという
ことも考えられますので、その場合につきましては、再編実施本部の中での了知のもと
で対応 させ てい ただくという こと になるものと考え てお ります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 拠点校 に なる 学 校 に不 足分の図書を持っ てい くと いう
こと、そしてほかの学校においても、不足分については回していくというようなことで、
私は何が一番心配したかといいますと、そのように子供たちの思いがこもった図書を廃
棄処分といったら言葉は悪いですけども、そのようなことにはならないというようなこ
とだけお願いしたいというところでございます。その部分について、再度、ご確認させ
ていただきたい と思 います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
既にもう使用できないと、使用不能という備品につきまして
は廃棄処分と いう こと になりますが 、活用で きるもの につ きま しては活用し尽く すと い
- 60 -
のが対応の基本でございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 続き ま し て、 同じ備品 についてに なる んです が 、 閉校
される小学校 は3月31日までは子 供たちが 学び遊ぶ 学校とし て利用さ れます。 そん な
子供たちが学んでいる 中、3学期に 入っ てから、 古くなった備品、 例えば机や椅 子、一
輪車、パソコンなどを、例えば机であれば、それを潰して廃棄処分として校庭のコンテ
ナに積まれているということを見たり聞いたりして、子供たちがショックを受けたとい
う声を聞 いており ます。その見たりというところの部 分については あれなんです けども、
潰す音を聞いてショックを受けたという声が何件か私のところに寄せられております。
それが事実であるのかどうか、子供たちがまだ勉強している中で、そういう潰して廃棄
処分としたかどうかのこの事実について教育長にお伺いします。
う
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
先ほどもご答弁させていただきましたように、既に使用不能
というものにつきましては、順次、廃棄の準備を進めているということは事実でござい
ます。それらにつ きま しては、 例えば倉庫の 中に長年 眠り込んでい ると いうよう な使用
不能のものでございま して、活用す べきもの 、あるいは活用が引き続き考え られるもの
を廃棄するということはございません。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 毎 年、 その よう なことが さ れ てい るの か ど うか と いう
ことと、やはり自分たちが、今、通っている学校というのがなくなるということで、子
供たちはすごい精神的に不安定な、今、状態なんです。その中で、勉強している横で机
が潰されていく、そういう音が聞こえる、そういうふうなことを見たり聞いてしまった
子供たち はや はりショックを受けると思 うんです、私 は。 そういうよう なことは、十分
に時 間があるわけ ですから、4月以降、子供たちがい なくなっ てからす れば いい という
ふうに考えるんですが、その点についてお伺いいたします。
廃棄する備品にはさまざまなものがございます。例えば医薬
品もございますし、先ほど議員ご紹介の倉庫に眠った古い管理備品等々もございます。
それらにつきましては、年度ごとの予算措置を講じておりまして、この年度の中で措置
した廃棄に必要な予算というのは年度内執行ということになります。ただ、議員、今、
ご指摘い ただきま した ように、子供たちの気持ち に配慮す ると いう こと は当然のこと で
ございますの で、 仮に そういう事実があると すれば、 私は大変遺憾なことだというふ う
に思 いますし 、行うな ら、土曜 や日曜、 授業 以外 で配慮し て行うべきものと いう ふうに
- 61 -
考えておりますので、いま一度、状況を確認して、そういうことのないように指導して
まいりたい と、 この ように思 います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 私のところ には そ ういう 声が届 いてお り ます の で、 調
査し てい ただくと いう こと でとりあえず お願いし てお くんです けども、 やは り私 は4月
から やればいいと いう ふうに思 います。 そういう 状況を見ると 、や はり 教育 委員 会だけ
の都合で進めてきている、子供たちの思い、気持ち、精神状態が不安定な状態の中でそ
のようなことが進められてきておるんであれば、大変問題であるというふうに思います
ので、その辺の調査をしっかりしていただきまして、また教えていただけたらなという
ふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
少し通告の順番と違いますが、備品につきましてのことでということで、再編後の児
童の備品についてお伺いいたします。
新しい園部小学校、園部第二小学校、八木西小学校、八木東小学校は、全ての学校で
校章が変わります。校章は帽子とランリュックにつけられます。新しい学校のスタート
になるわけですから、 校章 はみ んな同じものがそろっ てい るべきと考え ます。そのため
にも 、変更後 の校章は 無償 で児童へ配布 すべきで あると考えますが 、教育長 の考えを お
伺いいたします。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
再編後の児童の学用品についてのお尋ねでございますが、学
用品につきましては、おおむね各学校が主体的に選定対応等を行っているところでござ
います。
今、議員お尋ねのランリュックについてでございますが、これは、現在、17小学校
全てにおいて、校章つきのランリュックを保護者のご負担で購入いただいております。
これはどこの学校も同じでして、それぞれの学校で校章つきのランリュックが保護者の
もとで購入されているという状況でございますので、この点は、新しくスタートする四
つの学 校を含め 、同様な対応が引き続き行 われるものと考え てお り ます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 帽 子につ ける校章もあるわけ で、 ランリュック につい
ては、校章が 出し入れ できると いう ふうに私 は理 解し てい るんです けども、 その点につ
いて、 もう一度お願い します。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
先ほどもご答弁させていただきましたように、その校章をつ
けたランリュックが販売されているというふうに承知をいたしておりまして、17小学
校それぞれでそのような対応がなされているということでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) ランリュック は ちょっと私もも う一度 確認し ます が 、
- 62 -
そういう状況であれば、帽子につける校章については、ぜひとも今回の統廃合について
は当然教育委員会 の都合によっ て進めら れたという認識が 保護者の 中で あり ます ので、
帽子につける校章については、ぜひとも無償で配布していただきたい、そのように考え
ており ます。教育長にお伺いいたします。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長( 森
榮一君)
榮一君)
実は行政で対応しております唯一の学用品といっていいと思
いますが 、それが黄色の安全帽 子、 これ は入 学祝品として 贈っ てお ります。 実は この対
応も17小学校でばらついております。といいますのは、これは合併前の教育委員会の
対応ということでのばらつきでもあるわけですが、校章をつけて安全帽子を着用してい
る学校があれば、何もつけてないと、マークなしの学校もございます。恐らく半々ぐら
いの数です。ご地 元の新庄 小学 校の ように、3年 生から改めてになるん じゃないかと思
いますが 、校章を 学年 の途 中でつけると いう学校もございまし て、 ばらついてお りま し
て、一斉 に校章を つけなさいと いう こと で、4小学校全て、ま たほ かの 学校もございま
すけれども、 そういう 統一 した対応 では なく て、 それぞれの学 校の経過を踏 まえた対応
がこれからも必要ではないかというふうに考えておりまして、統一的な対応をする考え
は、現在、 持ち合わせ ており ませ ん。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) ま た 、 その点 についてはお 伺 いさ せ てい ただくこと に
なるかもしれませんが、またよろしくお願いします。
ちょっと時間がなくなってまいりましたので、跡地利活用については省かせていただ
きまして、最後の福祉について質問させていただきます。
本市においては、平成25年から 徘回の おそれがある方が行 方 不明に なら れた場合 に、
捜索の開始されるまでの時間を短縮して発見し、ご家族のもとへ帰れるよう、南丹市徘
回SOSネットワーク「つながろう南丹ネット」が設置されております。本市の発足以
来の行方不明者の捜索に対する対応についてお伺いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
この間にございまして行方不
明で 捜索 に当たった件数は16 件ございました。 その うち無事 発見 できたのが8 件、 死
亡されて発見されたのが5件、いわゆる捜索の打ち切りが3件ございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
村議員。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) 本年1月にお き ま し て も 、行 方 不明 の捜索が ございま
した。その捜索の協力の依頼を今回は防災無線、ケーブルテレビを使って行われました。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
平成18年から27年2月、
- 63 -
その中で、協力した事業所や市民の方々から、途中経過や結果、そしてお礼がないとい
うご 意見を多く聞きま した 。捜索の協力を依頼した以 上、 結果とお 礼については、依頼
した媒体と同じものを通じて行うべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
この捜索につきましては、地元、また行方不明者のご関係
の皆さん方の要請によりまして、市役所、消防団、警察、そのほか関係団体の皆さん方
とも連携をいたしまして対策本部をつくり、その組織をもって対応するわけでございま
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
す。
そういった中で、今、おっしゃっていただきましたようなご家族のご意向も踏まえな
がら、いわゆるどこまでオープンにするのかというふうな多々微妙な点もございますの
で、それぞれの対応をしてお ります。
そういった中で防災無線ということにつきましては、緊急な際にやはり使用するとい
うことでございま して、私も緊急な際に これを使 うと いう こと は当然でございますけれ
ども、ただ平時の場合に同じように使うということになりますと、若干問題があると。
今回の場合は、日にちが大分たってからということだったので、防災無線は使わなかっ
たということでございます。
ただ、今、おっしゃるように、当然依頼した方々にその組織を通じて等、この報告を
したり、また捜索のお礼に行ったりするということはやはりこれは当然だと思いますの
で、これから配慮し ていきた い、 この ように 考えており ます。
以上です。
○ 議員(
議員 ( 3 番  村 好高君)
好高君 ) ありがと うございま した 。 以 上で、 私の 一般質問 を終
わらせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 以上で、村好高議員の一般質問は終わります。
次に、1番、山下秋則議 員の発言を許し ます。
山下議 員。
○ 議員(
議員( 1 番 山下 秋則君)
秋則君) 議 席 番号1番、 無 所 属の 山下秋則でございます。議長
の許可をいただきましたので、これより通告に従い一般質問をさせていただきます。
一 点目 は、 園部 女性の館 について質問さ せてい ただきます。
園部女性の館は、人生80年時代の中で女性が生き生きと学び輝ける場、女性のネッ
トワークを広げる学習の場として旧園部町が平成5年に設置した公共施設で、当時の財
団法人園部国際学園都市センターの管理のもとに活用されてきました。
そして合併によって南丹市に引き継がれ、同財団の指定管理施設となりましたが、そ
の後、同施設につきましては指定管理対象施設としては管理運営しないことを同財団が
決定し、これを受けて、平成20年4月からは市直営、現在は人権政策室の管理のもと
で管理運営され てい るところ であります。
市 直営 への変更 に 際して、市長は その 理由を市 が目指し てい る男女共同参画社 会実現
- 64 -
のための拠点施設とするためと議会で答弁されております。
ま た、 毎年 の決 算におき ます成果 につ き ましては、 男女共同 参画の一 助に なっ てい る
との所属課の評価が続いているところであります。
しかしながら、男女共同参画を推し進める市の男女共同参画行動計画、見直しをされ
まし て、 去年、策 定さ れま した分におき まし ても 、女性の館をどの よう な施 策において
どのように活用していくのか言及されていないところであります。市としてこの施設を
どういう位置づけで活用していくのか、市長にまずお尋ねいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
員のご質問にお答えいたします。
ただいま、ご質問の中でおっしゃっていただきましたように、南丹市総合振興計画に
おき まし て、 共に 生きるま ちづくりを進める男女共同 参画 社会 を推進す る上での 中核的
な施設と位置づけまして、現在、運営を行っておるということでございます。
当然、この男女共同参画社会の推進計画の中で、この施設の重要性は、今、申したと
おり でございます けれども 、その活動内 容、 とりわけこれ は市 の施設として 移管 した際
にも申し 上げ ましたと おり 、平成5年から今 日まで脈 々として 活動を続けら れておる 、
この実績、またこれからこの中でそれぞれの活動が男女共同参画社会推進の上で大変大
きな意義があるという位置づけをもってそれぞれの評価もいたしておりますので、これ
をもって、今後、活動を続けていただきたいというふうに思っておりますし、市といた
しましても、こういった自主的な運営も含めてやっていただいておりますので、連携を
とりながら、さらにこの男女共同参画社会の構築の上で貢献していただける施設として
の位置づけを盛り上げていきたい、このように考えておるところでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 中 核施設とし て 位置づけ てい ると いう こと でございま
すけど、所属評価 は参画の 一助 になっていると、 こういう ところで、多少現状と は私 は
どうなんかなという思いをしておりますが、ただ、今まで活動されてきました実績は大
変大きなものがありますし、この活動をぜひとも盛り上げていただきたいという視点で
今回は質問をさせていただきます。
女性の館は旧園部町時代から運営委員会を中心にさをり織りや着物のリフォームなど、
さまざま な講座を 企画運営され 、多くの女性の方が参 加さ れて きま した 。そして、講座
からは多くのサークルも誕生し 、女性の館は サークル活動の拠点ともなって きており ま
○市長(
市長(佐々木
稔納君)
稔納君) 山下議
す。
合併後も、運営委員会が中心に講座の企画運営などを担い活発に活動されたことで、
講座の参加者、サークル利用者も南丹市全域に及び、講座参加者だけでも年間1,00
0人を超えるほどの利用があるところ でございます。
- 65 -
た、創作された作品は文化祭やいろんなところでの展示、そしてイベントや店舗な
どでの販売もされておりますし、また、サークルから自立され商品化されるなど、起業
される方も 出て きてお ります。
このような利用状況から見ますと、むしろ私は一つのこの実態を見ますと、生涯学習
の場というような面も一つあるし、そしてこの手工業、クラフトという分野での事業の
ちょっとインキュベーター的機能ですか、そういう人たちを育てていって、そして商品
化につなげていくというような機能も私は持っているというふうに見ておるわけでござ
ま
います。
この施設自体は活発に利用されているものの、この施設として、今後、どのようにし
てい きた いの か、 先ほど市長は 現在の実績を十分 大きな意 義がある 、そして 連携して中
核施設と位置づけていきたいということでございましたが、ではもう少し、その中核と
するなら ば、 具体的に どういう 施設とし てい きた いの か、 具体的な お考えを お聞 かせく
ださい。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
先ほども申しましたように、この女性の館、開設以来、女
性の館運営委員会の皆さん方、まさに自主的に講座を開設していただいたり、運営面で
は大変主導的な役割を果たし て行 っていただ いてお ります。
今、ご紹介のございましたいわゆる工芸的な分野、また生涯学習的な分野、これにも
大きく貢献さ れておるというの は、 私は この 運営 委員 会によるこの女性の館の運営の方
針、また実績、これを評価してのものだというふうに考えております。
今後、男女共同参画社会を構築する中での基幹施設としての役割を果たしていただく、
こういった点では、やはり先ほど申しましたように、今日までのご実績、また運営委員
会で のさまざまな ご意見、 これを踏 まえた上で、 この女性の館の存在と いう ものをど う
やっていくのかというのを検討しなければならない、このように考えておるところでご
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ざいます。
以上です。
○議長(
議長(橋本
山下議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
先ほど申しましたように、男女共同参画行動計画につ
いて 女性の館をど う位置づけていく か、 どう していく かと いう こと は触れておら れな い
というのが一つどうなのかなということはあります。ここは議論はいたしませんが、た
だ私の思っているところは、男女共同参画施設というふうに無理に位置づけるというこ
とでもなしに、今の活動内容をそのままより発展させていって、市として支援していく
ような形に なっ てい けばいい のか なと 。
先ほど言いましたような創作活動、展示、販売、そして事業化されている方もおられ
ます。そ うい った方を積極的に支援し、市長 が常 によ く言われる例えばものづくりの 町
○ 議員(
議員 ( 1 番
山下
秋則君)
秋則君 )
- 66 -
こういったことを手工業、クラフトの分野で女性たちがつくり出していっていた
だく、そういうような施設として積極的に活用していくのも私は一つの方法だと思って
おりますが 、この点 について市長 のお 考えを お願いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
南丹、
佐々木市長。
先ほど来、申しておりますように、運営委員会の中でこの
運営につ きま しては、特に 講座の運営に 関し まし てはご協 議い ただき、 実施をし てい た
だいております。それによりまして、そういう、今、おっしゃるようなすばらしい成果
があらわれておるということです。
今後、その開発されたそういったさまざまな業績、また実りというものをどのように
生かしていくのか、これはやはり十分運営委員会の皆さん方ともご相談をさせていただ
きながら、どういう形でやっていったらいいのかというのは、当然ご意向を踏まえた上
で考えなければなりま せん ので、よ くご 相談をさ せていただいて対応し てい きた いと い
うふうに考えており ます。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) じゃあ 次 の 質問、 施設 管理 のあり方 についてお 伺 いさ
せていただきます。
これから一つ、二つあたりはちょっと具体的な質問でございますので、お許しをいた
だきたいというふうに思っておりますが、市直営になってから、この施設の日常の管理
は女性の館の 運営 委員 さん のメンバ ーを 市の臨時 職員とし て雇用し て当たっ てこ られた
と理解しております。
一 方、 女性の館の 事業で あり ます 各種講座の開 設、運営 など 、 ソフト 事業につ きま し
ては、同施設の運営委員会 と委 託契約を結び 事業 を実施し てこ られたと いう ふうに理 解
しております。
そのような中で、運営委員が市の臨時職員の立場と同時に、事業受託者の立場である
ということの整理を図るべく、数年前から運営委員のメンバーの方を臨時職員として雇
用することを一部やめ、外部の人材の方を雇用して管理に当たっておられるというふう
に私は理解をし てお り ます。
市 の職員として の立場と 、事業受 託者 の立場を 明確 に切り分けるということは、税金
を使ってしている公の仕事である以上、一定理解をするところでありますが、そのソフ
ト事業といいますのは講座の企画運営ですね、こういったソフト事業の運営や、貸館と
して利用されているサークル活動、こういったものの利用が円滑に進まないようになっ
ては私 はい けな いと いうふうには 思っ てお り ます。
女性の館は他の施設と同様、広く誰でも貸館としても利用できますが、現実は施設の
○ 市長(
市長( 佐々木
稔納君)
稔納君)
- 67 -
自主事業である講座、そして講座から誕生した多くのサークルの方の自主活動の利用が
ほとんどであります。日常の施設管理としてどのような業務がどのぐらいのボリューム
であるの か、 職員とし て臨 時で 雇っ て管理す る必要があるのか、この辺 について市長に
お伺いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
佐々木市長。
当然、施設管理、今、臨時職員の方によって行っていただ
いており ます。通常1 名が常駐ということでございます。 その必要量に 応じ て雇用を さ
せていただいておるのが現実でございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) どの よう な具体的な 日々 の 管理業務 を さ れ てい るの か、
部長、 ちょっと 説明 し ていただきたい と思 います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
塩貝市民福祉部長。
員のご質問にお答えさせていただきます。
先ほど、ご質問がございました施設管理、臨時職員につきましては、会館の管理とい
うことに なっ てお りますの で、 女性の館の講座の 運営 とかにはかか わっ てお りま せん が、
あくまでも館の運営、館の管理をしております。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 貸館 業務 と いう のも 一 応 で きると いう こと で しょ う が 、
余り一般の方がお使いになるようなことはないというふうにお聞きしておりまして、サ
ークルの方が当然活用されているのが多い。そして、恐らく建物の開け閉めとか、日常
的ないわゆる貸館的な業務ということでしょうけど、余り私、量的にボリューム的には
ないというふうには感じておるところでございます。
そこでちょっと質問は変わりまして、旧園部町のときや市直営になる前は、運営委員
会の方が 日常の施設管理も 行っ ておられ ましたし 、大 掃除や外の庭 木の手入れと いう の
も行っておられました。今、部長が言われたような日常の管理業務なら、運営委員会の
方に委託しているソフト事業とあわせてその分も行っていただくということで、その管
理経費の節減 、そして予算 の効率化 につ ながっていく んじゃな いか なと いう ふうに私 は
考えるところでございます。
毎年度、この管理運営に300万円程度の運営費がかかっておりますが、その半分近
くがこの施設管理のための賃金となっております。これを合理化、効率化することで、
○市民福祉部長(
市民福祉部長(塩貝 潔子君)
潔子君) 山下議
- 68 -
女性の館のメーンの事業であります各種講座の開設、運営、そして、今後、より必要と
考えられる商品化の販売支援などについての取り組み、こういったものも充実、拡大に
充てることができるのではないかというふうに思いますが、市長、いかがですか。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
園部女性の館というのは公の施設という位置づけで
ございます。 そういった位置づけの 中で、その他施設ということに なっ てお るわけでご
ざいます けれども 、ただいまご質問 の中でもあり ましたように 貸館 業務 も行 っておると
いう こと でございまし て、 その適正 な管理、 必要な管理を するため に、 今、1名を常駐
しながら、臨時職員によって施設管理を行っておるという現実があります。
今、ご指摘の点につきましては、今日までの経過の中でさまざまな制度変更も行って
きておるというのはご承知のとおりだというふうに思います。今、ご提案いただきまし
たこと、さまざまな観点に立って今後の検討事項としていかなければならない点だとい
うふうに思っており ますので、ご理解をい ただきた いと思います。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 検討 事 項とし て 認識 い ただ いてい ると いう こと でよ ろ
しくお願いしたいと思うんですが、運営委員会は各サークルから組織されている方です
ので、私は一つ、これは一旦指定管理から外された経過もありますが、そういった方に
委託するとなると、制度上、指定管理という制度になろうかと思うんですが、しかし任
意の団体に指定管理をされている施設というのは南丹市内にもほかにも例がございます
ので、そういった方の手法も含めて、いろいろよりよい管理、運営になっていただきた
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
南丹市
い。
要は、何を言いたいかといいますと、私、いろいろこの問題に当たりまして、利用者
の方々、そして運営委員の方々からも多くのご相談をいただいております。それはほん
まに日々 の利用に 当たって のことが多い ところでございます。 こういったものにつき ま
しては既に部長なり担当課長は十分ご承知だというふうに思っております。職員の方が
管理 をさ れている 、そして運営 委員 会さんが講座をさ れているサークルの方が兼 ねてい
るということで、会館管理に当たって、そういった方々がしっかり快適に利用できたり、
そして気持ちよく利用できたり、あるいは女性の館のメーンの事業であります講座の開
設、運営、そういったものを側面的に利用していくような管理であればいいんじゃない
かなと 。
ただ、今、お聞きしまして、私がお伺いするところは、なかなかその辺がうまくかみ
合ってないというふうに思っております。どうか運営委員さんの意見を真摯によく聞い
てい ただきま して、この会 館が 、今 、活用が より発展 するため に、より よい事業 がそこ
で展 開さ れますように、積極的 に支 援をしていただき ます ことをお願い して、二 つ目の
質問は 終わ らせ てい ただきます。
- 69 -
そして三つ目の、他の施設との関係における利用料の考え方です。
この女性の館を使用するに当たりましては、条例に基づき当然使用料を納めておられ
ます。これは 他の 公共施設と同じで あり ます が、教育 委員 会が 所管され ます公民 館にお
いて、社 会活動の推進を目的に 既に 実施済みの八木公民館と整合をとるためということ
で、 園部公民 館の場合 、市 の文 化協 会など社 会教育団体に 加盟 する団体が施設を利用 す
る場合に、使用料の5割程度の減免措置をこの4月から実施されようとしております。
ここではその是非は論じませんが、この女性の館を市の男女共同参画の中核施設と位置
づけるならば、その政策目標を実現するために、この女性の館の使用料について一定考
えることはないでしょうか。市長、答弁をお願いいたします。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
わゆる公の施設に関しましては、それぞれの目的別に、
また施設区分を行いながら、ま た使用料 に関 する条例 によ りま して 料金の設定もし、ま
た、今、ありますように免除ということも上げておるわけでございます。これはさまざ
まな観点 に立って 検討しなければな らな いと いう こと ございます。 現在のところ 、先ほ
ど質問で述べられたような部分につきましては検討いたしておるところでございますが、
今、この女性の館につきましても、今後の検討課題というふうな位置づけになっておる
というふうに認識いたしておるところでございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 検討 課 題と いう こと で 認識し てい ただき ま し て、 ただ 、
私が聞いておりますのは、この公民館がそういう形になりますと、実態、女性の館でさ
れているサークル、生涯学習的に利用されている方のサークルが多い状況です。こうい
った方が、例えば公民館をお使いになるということになると、女性の館の利用が減るこ
とも懸念されておりますし、気持ちとしてちょっと不平等ではないかなというお気持ち
をされている方がございます。どうかこの辺を十分検討いただきまして、よろしくお願
いしていきたい という ふうに 思います。
4番目の質問です が、施設の改修 、改善 にということです。
この女性の館は平成5年に着工し、もう22年がたっております。市長は基金を設け
てい るの で、 修繕が生じた場合 には これを使って 対応していくのが基本 と、22年の 6
月議会で 述べ られ てお りますし 、あわせ て大 規模修繕など 、今のところ 大きな課 題は な
いというふ うに も同 時に述べ られ てお ります が、現状をどう 認識 さ れてお りますか。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
○議長(
議長(橋本
稔納君)
稔納君 )
い
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
だ22年、もう20年という感覚を私は持っております。
ただ、大変木造の施設であり、すばらしい技術も、また素材も使われた施設でございま
す。 ただ 年数がた つにつれ て経 年劣化を いたしておる 。ま た、 もう一つは設備の 問題も
出て きま して、25年度、26年度には エアコンの修繕を 行っ てお る。また 、27年度
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
ま
- 70 -
わゆるトイレ等についても改修しなければならないといったことが出てきてお
ります。当然施設でございますので、健全な運営をしていく、使用していただくにはそ
れなりの改修、修繕も行わなければなりません。当面の間は大規模修繕まではいかない
というふうに思いますが、適時、この改修、修繕も行っていかなければならないという
ふうに認識いたしております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 当面 、大 規模 は な い けど 、 場合 によ っ て、 適 時、 修繕
等はやっていかなければならないということでございますし、エアコンも25、26で
修繕いただいたということですが、ことしの冬場ですね、1階のホールで、あそこは下
がカーペットですから、下がコンクリートということでございますが、暖房を入れても
ききが悪いのかですね、寒さに耐えながら利用されているということで、私も現場を見
せていただきました。そのことで所管課に対応を求められたようですが、対応はなく、
今日に至っている状況です。
どれぐらい寒いのか利用者の方にはかってもらいました。1月下旬だったと思います
が、朝の使用時で6度、午後2時まで暖房のエアコンを入れてやっと足元で8度、頭上
では13度と いう ところでございます。 ちなみに 労働安全衛生法が 事務所衛生基準規 則
というのを設けておりますが、この中では事務室の室温は17から28度に努めなけれ
ばならない。一方、環境省が進めるウォームビズでは室内20度ということになってお
ります。
利用者は使用料を払ってお使いになっております。利用料がどういう法的性格を持つ
かと いいます と、いろ いろ 議論があるところ です が、 その施設利用を賃貸借という考え
方をすれば、貸し主である市は積極的に目的物を使用収益に適した状態に置かなければ
ならないという義務も生じます。寒さに耐えずに済む状態で使ってもらうようにする責
務が 行政には あるのではな いか と。 適切な対応が図ら れた らよかったですが 、これにつ
いて今 後の対応をお 伺 いいたします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
には、い
塩貝市民福祉部長。
員のご質問にお答えさせていただきます。
山下議 員のほ うから も 、 直接私のほ う も暖房の件 についてはお 聞き い たし ま し て、
担当課のほうに早速館のほうへ行って室温もはかってしております。多分エアコンの修
繕を25、26年度に行っておりますが、施設の中の循環が悪いようで、この議場と同
じような形でなかなか暖まらないというようなことではないかと思っております。27
年度 当初 には上げ てお りま せん が、 冬には間 に合 うように 何らかの対策 がとれな いか、
エアコンがもう少しきくような形になるように、業者に入ってもらって調べるなりを考
えておりますので、ことしの冬には間に合うように何とか対応していきたいと考えてお
○市民福祉部長(
市民福祉部長(塩貝 潔子君)
潔子君) 山下議
- 71 -
ります。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本
山下議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁が終わりました。
ぐ見にいっていただいたということですけど、ちょ
っとその辺の私は状況は聞いておらないということですが、職員の方がですよ。
ただ、もうちょっと細かい話をしますとですね、一時的にストーブでも入れるような
対応ができて、いわゆる臨機の対応ができたはずだと私は思っております。そういった
ことをなかなかしていただけないというのが非常に不満に思ってらっしゃる。こういう
ことも言わなきゃならない、本当にこの場では残念なことですけど、本当にね、来年度
は、次の冬と いう こと は次 の冬のことで しょ うけど、 何と かと いう 話で しょ うけど、本
当に空調機ではききにくい、建物自体もそうですし、障子ですし、すき間もありますし、
空調はききにくいだろうと。もっと足元から温めるという方法というのも、それは今後
検討いただいたらいいんですが、そういったことを言われているときにすぐに見にいっ
て臨 時の対応をし てい くと いう ことをしなければ 、幾 ら運営委員会さん と一 緒に と言わ
れても、やっぱり皆さんは本当にどうなんかなというふうに思っておられます。
担当部長、もう一度、よろしくお願いします。
○ 議員(
議員 ( 1 番
山下
秋則君
秋則 君 )
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 塩貝部長。
す
員のご質問にお答えいたします。
ただいま申しましたように、山下議員から暖房の件を直接お聞きしましたその日の午
後に、人 権政策室の担当のほう が館のほ うへ 参っ てお りますの で、 間違 いはございま せ
ん。 対応 につ きま しては、人権 政策 室のほうです ぐに 対応 できる予算も今年度26年度
対応できないということでしたので、27年度に検討させていただくということでござ
○市民福祉部長(
市民福祉部長(塩貝 潔子君)
潔子君) 山下議
います。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本
山下議
員。
尊文君)
尊文君)
答弁終わりました。
もう時間ありませんので、ここはこれで置いときます
が、恐らく、例えばストーブをちょっと入れてくださいということでという話ですが、
幾らでもそれはよく年度末になったら組みかえ予算も出てくる話でしょうから、やろう
と思えば私はやれる話だったというふうに理解しておきます。
最後に5番の女性の館の管理運営基金についてお尋ねいたします。
これは20年の3月に基金の設置条例が制定施行されまして、旧園部町からの5,0
00 万円を管理運営に 必要な財源として 積み立てられ てきたと いう こと で、 現在 まで そ
の管理運営の財源に充てるべく毎年取り崩しをされて、今現在3,600万円の見込み
ということになっております。
○ 議員(
議員 ( 1 番
山下
秋則君
秋則 君 )
- 72 -
これは先ほどの市長述べられました改修改善のところにリンクいたしますが、1階の
ホールの床がコンクリートであることや窓が障子となっていることから、暖房のききも
悪いという構造にもなっております。利用者の方が快適に利用できるための施設の修繕、
こういったことにまず取り組んでいただく。そのためにこの基金を活用するということ
で対応し てい ただけな いか というふ うに 思う のですが 、市長の お考えを お聞きい たし ま
す。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
女性の館、すばらしい技術、また日本建築というす
ばらしい建物でございます。当然日本建築でございますので、ふすまを使ったり、また
使いやすいような形の中で土間が設置されたりということをコンセプトにしてつくられ
てきた施設だというふ うに 思います。当然そのす ばら しさ というの は残していか なけれ
ばならない点があろうかと思います。今そしてご指摘いただきますように使いやすいと
いう 側面ももちろ ん大事だというふ うに 思います。こ うい った 中で、管理運営基金と い
うのが園 部町時代 から 引き継いで、 これの財源に 充て ると いう こと になっており ます の
で、その趣旨に 沿った形で使用さ せていただきたい というふ うに 考えてお ります。
ただ、やはり日ごろの運営管理も含めての財源でございますので、そういった趣旨も
踏まえて活用することが大事だというふうに思っておりますので、今さまざまな修繕も
ございます。 そういった観点に も立って中・ 長期 的な視野 も含めて 対応を検討し てい き
たいというふうに思っております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 日々 利用 さ れ てい る方 々、 利用 者、 そし て運営者 の
方々の思いをですね、十分担当課として受けとめていただきまして、事業施設の中でよ
りよい事業運営ができますように、担当課としてしっかりと対応いただきたいというこ
とをお願いして、この女性の館の質問を終わらせていただきたいと思います。
2番目が放 課後 児童クラブについてでございます。
この4月から子ども・子育て支援新制度、一応予定どおり実施されるということで、
放課後児童健全育成事業、放課後児童クラブの対象が引き上げられ、1年生から6年生
まで を受け入れることが可能となったと いう ことと理 解し てお ります。 これ に際しま し
て、市民部の 所管 のほ うで子ども・ 子育て支 援事業計画の 策定 に当たっ てこ られ ました。
その行われましたニーズ調査の結果、これをどのように分析されていますか。そして、
これは当然放課後児童クラブを所管されています教育長もご存じのことと思いますが、
これについてどのように認識されておりますか。
ま ず市長、 その 次、教育長にお尋ねい たします。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
まさに
佐々木市長。
- 73 -
ただいまご質問の中でありました放課後児童クラブに関す
る意向調査の結果の内容でございますが、就学前児童の保護者においては、小学校低学
年時にお ける利用希望 は全体の 28 .2 %、高学年時にお ける利用希望 は18. 3% で
ございま した 。ま た現在小学生の保護者にお きま しては、高学年時にお ける利用希望 は
23 .3 %となっ てお ります。 この結果を受けて も、 現在実施していな い高学年 の受け
入れにつきましても一定のニーズといいますか、ご希望があるということを把握できた
わけでございます。いわゆる4年生以上のニーズがあるわけでございますので、この対
応に向けた検討、子ども・子育て支援も含めましてでございますが、早急な検討をして
いかなければな らな い という ふうに考えてお るところでございます。
以上でございます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁を求めます。
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
森教育長。
このたびの市長部局で実施されました放課後児童クラブニー
ズ調査の結果の受けとめというご質問でございます。
先ほど市長答弁にございましたとおり、高学年における就学前 の保護者も、そして
現に小学生をお持ちの保護者のニーズも高いものがあるというふうに私は受けとめさせ
てい ただ いており ます。これ、議員もご 承知のと おり 、国 の算 定方式に 当てはめ て算出
され てお ります。 そういう こと でありますと 、学年ご との個別 件数とし てカウントさ れ
てい ない ということもその背景 にありま して、そこを踏ま えた実態を調 査し ます と、 も
う少しふえるのではな いか ということも私ども印象として 持たせて もら っているという
ことでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁が終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 市長からはです ね 、高学年4年 生以 上に一 定のニーズ
がある、早急な検討が必要ということでお答えいただきました。前向きなお答えをいた
だきました。
教育長 のほ うから も、需要があるという ことで、特に学年別 がわかり にく いなという
話でしたけど、これも私、以前の一般質問で何回もこの質問しておりますが、教育委員
会として この 4年 生以 上をどの よう なニーズがあるの か調 査す るべきではな いか という
ふうに質問させていただきましたが、それについて何も調査等はされていない状況です
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君
榮一 君 )
か。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
以前のご質問にもお答えさせていただいたと思いますが、こ
のたびの児童福祉法の改正の趣旨を踏まえ、現在最終の取りまとめに向けて議論を重ね
てい ただきま したし、子ども・ 子育て会議、 これを受けて の対応と いう こと でございま
- 74 -
ので、策定後において、私どもといたしましては、国の算定方式によらない学年ごと
の個別件数としての実態を把握してまいりたいと、このように考えております。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 山下議員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) ぜひとも お願い した いんです が 、 私とし ては こ ういう
制度がずっと始まって動いているわけですから、私も去年も何回も質問してきました。
そういうふうに調査の内容というのもおわかりになっていたはずだと思います。教育委
員会として独自に学年別のニーズが把握できるような調査をしておくべきだったという
ふうに思いますが、今から言ってもしようがないのでしっかりと対応していただきたい
というふうに思いますが、そこでですね、一応この4月から高学年まで受け入れられる
状況になるんですが、南丹市としては、つまりそれを実施している教育委員会としては
どういうふうに取り組もうとお考えなのか、教育長にお尋ねいたします。
す
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 森教育長。
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
放課後児童クラブの受け入れ対象年齢と27年度の実施とい
うことについてでございますが 、原 則ですね 、小学1年生 から3年まで とい たし てお り
ます現 行の体制 で27年度は 実施してまい りたいと 、このように 考えてお ります。
ただ、先ほども申し上げましたように、子ども・子育て支援会議の議論で取りまとめ
られ ました内 容が今パブリックコメント にかかっ てお ります。議論 いただい た方向性 、
そして児童福祉法改正の趣旨を踏まえたこの計画案を見ますと、やはり対象年齢を6年
生まで拡大していくべきものというふうに考えておりますし、向こう5年以内の可能な
限り早い時期に、こうした拡大に向けた取り組みを着実に実施していく必要があるとい
うふうに考えているところです。
今後につきましてはですね、このためにはさまざまな手だてを講じていくという必要
がございます。仮に小学校6年生までの対象年齢を拡大するということになりますと、
先ほど申し上げた学年ごとの利用者数の把握、そしてその利用者の増加を見越した指導
員体制づくりなど含めてですね、受け入れ環境の整備を進めていく必要があるというふ
うに考えており ます。
本事業 を所管し ております教育委員会事務局と いたしま しては、段階的ではあります
が、それに向けて着実な取り組みを進めることができればというふうに考えておりまし
て、 早ければ です ね、 例えば夏 期の 長期 の休 業期 間中において一部 対象 年齢 を拡 大し て
試行的にこの事業を実施するということも考えておりまして、仮にそうした取り組みが
実施できるということでありますと、さまざまな課題検証についても可能となってまい
りますので、こうした取り組みを通して将来的な本格実施につないでいけたらと考えて
おります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 山下議員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) そ うです ね 、お 隣の京 丹 波 町は 既 に6年 生 まで22年
- 75 -
実施されてる。京丹後市さんは6年生から、ことし4月からやられるそうです。
木津 川市さんは1年から6年や られるそ うです。お隣の亀 岡市さんは、 今ち らっと教育
長お っしゃら れま したが、長期 の休みに4年 生まで試 行的 にやっていこ うと いう ふうに
考えられています。そういう含みも持って今教育長が答弁されたのかどうかわかりませ
んが 、ぜひともですね 、今 4年 生も来た いと私は 聞いてお る方もあります。 早期にこれ
を実現いただきますようにお願いをしておきます。また機会を改めて質問させていただ
きます。
開 設場 所についてですが 、園 部た んぽぽ につき まし てですが 、 これにつき まし ては、
再三、今の現状、過密なスペース、クラブの運営使用上の課題、そして道路交通上の危
険等の状況、 こういったことを含め てクラブ移転を再三求めて きており ます。そして そ
の中で、小学校跡地利用ということで摩気小学校跡地利用検討委員会ではですね、放課
後児童クラブの受け入れを 26年の 8月に要望書を出され てま して、それからですね 、
きょうお聞きしますと、まだ現実にも動いておらないということでございます。こうい
った動きも含めてですね、来年度の園部たんぽぽの開設についてどのようにお考えなの
か、手短にお願いい たします。
○議長(
議長(橋本 尊文君
尊文君) 答弁を求めます。
度から
森教育長。
のたんぽぽにつきましては、現行の場所で実施する
ことといたしております。ただ、今後、対象学年拡大ということになりますと、クラブ
運営上の 、よ り適切かつ効果的なス ペー スの確保 を図ると いう ことが必要に なっ てまい
ります。その検討につきましては、議員ただいまご紹介いただきました小学校の閉校に
より ます 跡地 活用の利用等を含めですね 、ご提案いただいてお ります地 域のニーズ、 そ
して保護者の皆様方のご意見等もお聞きしながらですね、再編実施本部の利活用方針と
その決定に基づいて適切かつ積極的な対応を図ってまいりたいと、このように考えてお
ります。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 山下議員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 私 は これ につ き ま し ては、 これ まで 今の施設の現状を
一日でも早く解決 すべくと いう 手だ ての 一つ とし てですね 、摩気の跡地 利用ということ
でも検討していただきたい というふ うに 述べ てきたところ でございます。地 元としま し
ては 要望書を 2回も出され てお ります。市として の取 り組みが全然見えない というふ う
に出てお ります。 先ほどからの施設の跡 地利用の話ですが 、日 があ いて しまうと 、その
施設が本当にうまく活用できるのかというような心配も非常に持っておられます。そう
いう ことも考えるということで あれば、 早急 にその辺の詰めも いただいて、一日 も早 い
現状の施設の抱えております課題を解決していただきたいということをお願いしておき
○ 教育長(
教育長 ( 森
榮一君)
榮一君 )
27年度
ます。
最後の質問に回らせていただきます。最後の質問は、公共工事のいわゆる担い手3法
- 76 -
の改正ということでございます。
公 共工事の品質 確 保に、 私は これ まで この議会でですね 、建 設 業はこの地 域に とっ て
基幹産業と、その維持発展のための対策が必要と訴えてまいりました。そしてそれに対
して市長は本市の地域経済社会における建設業者の皆さんの存在は大変大きいものがあ
る、振興のために引き続きさまざまな課題に取り組んでいきたいという旨の答弁をされ
ており ます。
このような中、このほど公共工事の品質確保の促進に関する法律「品確法」、そして
公共 工事 の入札及び契約の適正 化の促進 に関 する法律「入契法」、 そし て「 建設 業法」、
いわゆる担い 手3 法と言われるものだそ うですが 、これについて改 正さ れま した 。改 正
の狙いは受注間競争の激化に伴うダンピング受注の多発、建設業の担い手の減少などの
一方 で、 多発 する災害 から の復旧や老朽化す るインフラの 長寿化、 維持 管理 面で の対応
不足影響などを考慮し て、 将来 にわたっ てインフラの品質 が確 保さ れ、 担い 手の 育成 を
図ろうという狙いで工事発注者の責務としてさまざまな事項が書かれているところでご
ざいます。
そこで、中小規模の建設業者の方が多い本市の状況を踏まえて、まず、どのような姿
勢で取り組んでいかれるのか、市長に簡潔にお尋ねいたしたいと思います。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長。
ただいまご紹介いただきました担い手3法、これを受けま
して南丹市発注者としての責務が明確にされました。この対応といたしまして、既に取
り組んでおる内容といたしましては、予定価格の適正な設定、またダンピング対策とし
ての最低制限価格等の適切な設定、また入札 時における内 訳書の提出の 義務 づけ 、発注
者の確認 、ま た暴力団排除条例 によ ります公 共事業からの暴力団の排除等について、 こ
のことにつきまして強化して継続して実施することといたしております。また、契約の
適正な履行を確認するための施工体制台帳につきまして、本年4月以降に契約する建設
工事から下請 契約額に 関係なく作成 ・提出が必要となると いう こと になっており まし て、
当市においても原則同様な措置を行うということになっておりますけれども、提出書類
の簡素化という取り組みも必要だというふうにも考えております。京都府並びに近隣自
治体との整合性も図りながら 検討していきた い、このように 考え ております。
基本的にこの担い手3法、改正された趣旨を十分に受けとめながら、またこの地域に
おける建 設業 というのが大 変基幹産 業として の役割を果たしていただい とる 。ま た雇用
の部分でも大きな役割を果たしていただいとるという重要産業であるという認識の中で
この対応もしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 答弁終わりました。
山下議 員。
○ 議員(
議員 ( 1 番 山下 秋則君)
秋則君 ) 答え てい ただき ま した 。 その 中で 書類の 簡 素化と いう
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 77 -
ことで、前に私もこの件で市独自の取り組みが必要じゃないかなということでお尋ねし
たことがあります。もう少し答えられるところがあったら答えていただきたいんですが、
特に この 中で 施工 体制台帳というのがございます。これは下請請負代金が一 応3 ,00
0万以上 の場合、 現在 義務 づけ られ てお りますが 、これがその金額が取 れま して 基本 的
に全 ての 下請工事提携 するとき には、金額にかか わら ず作 成しなければなら ない という
状況になっておりまして、受注者の方には大変な事務量が発生するということが考えら
れております。これにつきまして、国・府の指導もあろうかと思いますが、市として一
定緩和処置が考えられないか、これについてもう一度突っ込んだご答弁がありましたら
お願いいたします。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 佐々木市長、簡潔に。
ただいま申し上げましたように書類の簡素化というのは重
要でございます。ただ、どうしてこの改正が行われたのか、これまで3,000万円以
上で あったのが無制限 になったのは なぜ か、 この辺の法の趣旨も踏 まえなければなり ま
せん。こういうことを総合的に判断しながら対応していきたい、これが趣旨でございま
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
す。
以上でございます。
以上で、山下秋則議員の一般質問を終わります。
これをもって一般質問は終わります。ここで暫時休憩といたします。
4時45分 から 再 開いたしますの で、よ ろしく お願いい たし ます。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君)
午後
4時33分休憩
33分休憩
午後
4時45分再開
45分再開
……………………………………………………………………………
○議長(
議長(橋本
日程第2
日程第2
尊文君)
尊文君)
それでは休憩を解き、休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第61
議案第61号
61号から議案第
から議案第69
議案第69号
69号まで
○ 議長(
議長( 橋本
尊文君)
尊文君)
次に、日程第2
「議案第61号から議案第69号まで」を一
括して議題といたします。
なお、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長をさせていただきますので、
よろしくお願いいたし ます。
それでは、提案者から提案理由の説明を求めます。
佐々木市長。
それでは、ただいま上程いただきました議案第61号から
議案第69号につき ま して、ご説明申し上 げ ます。
ま ず議案第61号、平成26年度南丹市一般会計補正予算(第7号)につ きま しては、
既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億3,569万5,000円を減額
し、歳入歳出予算の総額を249億2,289万7,000円にしようとするものであ
○ 市長(
市長 ( 佐々木
稔納君)
稔納君 )
- 78 -
ります。今回の補正につきましては、国の地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策に
係る事業費の追加、その他国・府などの補助金の交付決定、事業費の確定や精査による
ものを中心に計上いたしております。
主な内容につきましては予算に関する説明書に沿って歳出からご説明申し上げます。
議会費 では議員活動費の減額など で340万1 ,000 円を減額しており ます。
総務費 では、事業 費の確定・精査 など により、総務管理 費の情報化推進費 、地 域情報
基盤整備事業1億1,702万4,000円の減額など多くの事業で減額しております
が、総務管理費の一般管理費で一般職員給与費の職員退職手当組合特別負担金に1,3
10 万1 ,000 円、企画 費で 過疎 地域自立促進 特別事業 基金積立金に4, 855万 8,
000円 、国 の経済対 策に 係る 事業 とし て情報化推進費で公衆無線LAN整備事業に9,
797万 1, 000円 、地 域住民生活等緊急 支援対策 費で地域消費喚起・生活支 援事業
に1 億1 ,090 万円 、地 方創生事業に7, 421万 3, 000円の増額など、 合わせ
て1億 7, 238万 1 ,000円を増額い たしてお ります。
民 生費 では、事業 費の確定・精査 など により、 社会福祉総務 費の臨時福祉 給付 金給 付
事業5, 223万 8, 000円の減額など、 多くの事業で 減額しており ます が、 社会福
祉費の社 会福祉総務費 で国民健康保険事業特別会計繰 出金 に2 ,099 万7 ,000 円、
国の経済対策に係る事業として地域センター費で 東部文化センター 、興風交流センター
の耐震補強工事等を行う地域センター管理運営費に1億2,717万円の増額など、合
わせて2,820万1,000円を増額しております。
衛生費では、保健衛生費の保健衛生総務費で未熟児養育医療給付事業に380万円、
予防費で 各種 健診 事業に193 万6 ,000 円などを増額していますが 、予 防費の予 防
接種事業509万2,000円の減額など多くの事業で事業費の確定・精査などによる
減額を行い、合わせて1,037万6,000円を減額いたしております。
労働費ではシルバー人材センター運営助成事業の増額、建設業新分野進出支援事業の
減額など合わせて41万円を減額しております。
農林水 産業 費では、事業 費の確定・精 査 などにより 、農業費の 農地費 土地 改良事業2 ,
336万円、林業 費の 林業 振興費森林病害虫等駆除事業1 ,393 万5 ,000 円の減
額など多くの事業で減額を行い、合わせて1億1,720万5,000円を減額してお
ります。
商工費 では、商工 振興費の京都新 光悦 村 推進事業157 万5 , 000 円の減額など 、
合わせて210万3,000円を減額しております。
土木費 では、事業 費の確定・精査 など により、 都市計画 費の 公 共下水道費 下水道事業
特別会計 繰出 金4 ,973 万4 ,000 円の減額など多くの事業で 減額 いたしており ま
すが 、土木管理費の土木総務費 で土地取得事業特別会計繰 出金 に7 ,372 万7 ,00
0円 、道 路橋 梁費の道 路橋 梁維持費 で道 路除雪事業に2, 900万 5, 000円の増額
など、合わせて1,916万9,000円の増額をいたしております。
- 79 -
消防費では、消防施設費で消防水利整備事業に230万円の増額をいたしております
が、防災対策費の地域防災計画等策定事業500万円、災害対策費の災害対策事業1,
643万 8, 000円の減額など、 合わせて2, 182万 5, 000円を減額し てお り
ます。
費では、燃料費や光熱水費などの不足に伴い、小学校費の小学校管理費で小学校
施設管理運営費に94万円、中学校費の中学校管理費で中学校施設管理運営費に28万
8, 000円などを増額し てお りますが 、小学校費・ 小学 校管理費の安全・安心な学 校
教育 環境整備 事業1億 2, 852万 5, 000円の減額など、 その他の多くの事業で事
業費の確定・精査 など によ る減額を 行い、合わせ て1 億6 ,893 万4 ,000 円を減
額しております。
災害復旧費では、事業費の確定・精査などにより、農林水産業施設災害復旧費で農地
農業 用施設災害復旧費 1億 2, 382万 5, 000円を減額、林業 施設災害復旧費1 億
546万 7, 000円を減額し 、合わせ て2 億2 ,929 万2 ,000 円を減額してお
ります。
公 債費 では、利 子 の確定など によ り190万円を減額し てお り ます。
次に、 これ ら歳 出 を賄います 歳入 につ き まして、主な財源の 説明を申し上 げます。
市 税では、市民 税の法人 の増額などで1 億1, 529万 2, 000円を増額し てお り
ます。地 方消費税交付 金では、2, 779万 2, 000円を増額し てお ります。地方交
付税 では、国 の補正予算に 伴う 変更 で普通交 付税 に994 万5 ,000 円を増額してお
ります。
分担金及び負担金では、分担金でため池等整備事業分担金農山漁村活性化プロジェク
ト支援交付金事業分担金の減額などに負担金の減額を合わせて1,484万円を減額し
てお ります。 使用料及び手数料 では、使用料の日吉畑郷市民農 園使用料の減額、 社会 体
育施設使用料の減額などに 手数料の増額を合わせ 41 万1 ,000 円を減額しており ま
教育
す。
庫支出金では、国庫負担金の生活保護費負担金で2,376万3,000円、公共
土木 施設災害復旧費負担金 で2 ,214 万9 ,000 円の減額 、国 庫補 助金の臨 時福祉
給付金給付事業費補助金で5,000万円の減額などをしておりますが、国の経済対策
であります公 衆無線LAN整備 事業 を行うための 地域 公共ネットワーク等強靭化 事業 費
補助金4 ,717 万1 ,000 円、地域活性化地 域住民生活等緊急 支援交付 金1 億1 ,
575万 9, 000円の増額など、 合わせて1, 380万 5, 000円を増額し てお り
国
ます。
金では、府補助金で農山漁村プロジェクト支援交付金1,480万5,000
円の減額、農地農業用施設災害復旧事業費補助金3,090万8,000円の減額など
をしておりますが、国の経済対策であります消費刺激生活支援事業補助金市町村協働型
1, 631万 9, 000円 、地 域センターの耐震 補強 工事 を行うための 地域改善施設整
府支出
- 80 -
備費補助金6,383万1,000円の増額など、合わせて1,754万3,000円
を増額しております。
財産収入では、財産運用収入で市有土地等貸付料の減額や財産売払収入で平成台分譲
地などの 土地建物売払収入の増額など、 合わせて7, 457万 5, 000円を増額し て
おります。
寄附金では、ふるさと南丹応援寄附金で90万円を増額しております。
繰入金では、特別会計繰入金で国民健康保険事業特別会計繰入金98万円の増額、基
金繰入金で財政調整基金繰入金4億5,782万6,000円、まちづくり整備基金繰
入金1,070万8,000円の減額など、合わせて4億6,869万3,000円を
減額しております。
諸収入では、延滞金で252万1,000円の増額をしておりますが、過年度収入の
過年度分農地農業用施設災害復旧事業費府補助金1,579万円、雑入の公有建物災害
共済金1,473万7,000円の減額など、合わせて2,550万3,000円を減
額しております。
市 債では、 社会福祉施設整備 事業 債6 , 440 万円を追加し ておりますが 、事業費の
確定・精査などにより、情報基盤整備事業債660万円、道路橋梁整備事業債1,57
0万円の増額 、農業基盤整備事業債 540万円、林道 整備 事業 債380 万円 、街路整備
事業 債680 万円 、消防施設整備事業債 840万円、学校 教育 施設等整備事業債 1億 3,
170万円、農林水産 業施設災害復旧事業債 470万円、公共 土木 施設災害復旧 事業 債
1, 000万円、 過疎 地域自立促進 特別事業 債200 万円の減額を合わせて8, 610
万円を減額しております。
第2表繰越 明許費 につき まし ては、国 の経済対 策に 係る 事業 や災害復旧のほか、やむ
を得ず繰り越す予定となったものに繰越明許費の設定をしようとするものであります。
第3表債務 負担 行 為補正につ きま しては、土地開発 公社 によ る 八木地 域防災広 場整備
事業、同じく資金融資債務保証費並びに土地開発 公社 によ る日吉地 域防災広 場整備事業、
同じく資金融資債務保証費を追加しようとするものであります。また、土地開発公社に
よる 井ノ 尻団 地移転用 地整備事業、 同じく資金融資債 務保 証費を廃止し よう とす るもの
であり ます。
第4表 地方債補正につき まし ては、先ほどの市 債で説明 した変更に伴 うものでござい
ます。
以上が一般会計補正予算(第7号)の主な内容であります。
次に、議案第62号、平成26年度南丹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3
号)についてご説明
申し上げます。
既定の歳入歳
出予算の 総額 に歳入歳 出それぞれ9 ,082 万5 ,000 円を追加し、 歳入歳出予算 の
総額を 39 億7 ,465万6 ,000 円に し ようと するもの であり ます。
平成26年度南丹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、
- 81 -
主な内容といたしましては、歳出では保険給付費の療養諸費で一般被保険者、療養給
付費の医療費の動向などにより 8, 200万円を増額し、高額 療養費で も一般被 保険者
高額 療養費に720万円を増額しており ます。共同事業拠 出金 で高 額医療費共同 事業 拠
出金 、保険財 政共同安定化 事業 拠出 金の額の確定 に伴 い、 合わせて121万 1, 000
円を減額しております。保健事業費では、疾病予防費で見込みにより169万8,00
0円を増額しており ます。
歳入では、国民健康保険税で賦課徴収見込みにより1,700万円、国庫支出金で療
養給付費等負担金の増などにより3,810万1,000円を増額し、共同事業交付金
で4 ,336 万2 ,000 円を増額しており ます。繰入金 では保険 基盤安定繰入金の額
の確定などによる一般会計繰入金と基金繰入金を合わせて1,137万2,000円を
減額しております。
諸収入では一般被保険者延滞金などで364万2,000円を増額しております。
以上が平成26年度南丹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の主な内容
であり ます。
次に、議案第63号、平成26年度南丹市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
についてご説明
申し上げます。
きましては、既定
の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ674万2,000円を追加し、歳入歳出予
算の総 額を 40 億4 , 794 万4 ,000 円 にしようと するもの で あります。
主な内容といたしましては、歳出では総務費で認定調査などの事業費見込みにより2
78 万円を減額、保険 給付 費で 居宅介護 サービス 給付 費、介護予防サービス 給付 費など
の増により2,100万円を増額しております。地域支援事業費で、地域介護予防活動
支援 事業、包括的 支援 事業 の減など によ り1 ,149 万7 ,000 円を減額しており ま
平成26年度南丹市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につ
す。
歳入では保険料で賦課徴収見込みにより1,494万円を、国庫支出金で910万1,
000円を減額し てお ります。支払基金交付 金で453万 5, 000円 、府支出 金で9
65 万9 ,000 円、 繰入金の 一般会計 繰入金と基金繰入金を合わせて712万 7, 0
00円 、市 債の財政 安定化基金貸 付金 で946万2 ,000 円を増額しており ます。
第2表 地方債補正につき まし ては、事業 費の精 査により起債の限度額を変更し てお り
ます。
以上が平成26年度南丹市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の主な内容であ
ります。
次に、議案第64号、平成26年度南丹市市営バス運行事業特別会計補正予算(第3
号)についてご説明
申し上げます。
既定の歳入歳
出予算の 総額 から 歳入歳出 それぞれ 126万 6, 000円を減額し 、歳入歳 出予算の 総
平成26年度南丹市市営バス運行事業特別会計補正予算(第3号)は、
- 82 -
額を6,332万1,000円にしようとするものであります。
内 容と いたしま し ては、 歳出では、事業 費で運行事業費の見込みによ り126 万6 ,
000円を減額し てお ります。 歳入 では事業 費で230万円を減額 、繰入金の一般会計
繰入金で123万4,000円を増額、市債で20万円を減額しております。
第2表 地方債補正につき まし ては、事業 費の精 査により起債の限度額を変更し てお り
ます。
以上が平成26年度南丹市市営バス運行事業特別会計補正予算(第3号)の内容であ
ります。
次に、議案第65号、平成26年度南丹市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
についてご説明
申し上げます。
既定の歳入歳出予
算の 総額 に歳入歳 出それぞれ750 万4 ,000 円を追加し、 歳入歳出予算 の総 額を 7
億3,252万4,000円にしようとするものであります。
主な内容といたしましては、歳出では、総務費で一般管理費や移設費などの事業費精
査により 3, 325万円を減額 、諸 支出 金で簡易水道 基金積立金の増により 4, 597
万2,000円を増額しております。
歳入では、使用料及び手数料で水道使用料350万円を減額、繰入金で一般会計繰入
金と基金繰入金を合わせて2,188万7,000円を増額、諸収入で受託工事収入9
11万 9, 000円を減額し てお ります。
第2表繰越 明許費 につき まし ては、水道 施設災害復旧事業で やむを得 ず繰り越 す予 定
となりました繰越明許費の設定をしようとするものであります。
以上が平成26年度南丹市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)の主な内容であ
ります。
平成26年度南丹市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)は、
次に、議案第66号、平成26年度南丹市下水道事業特別会計補正予算(第3号)に
ついてご説明
申し上げます。
きましては、既定の
歳入歳出予算の総額から5,709万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を2
6億9 ,615 万8 , 000 円に しようと す るもの であります。
主な内容といたしましては、歳出では、事業費の確定や精査により総務費で1,96
5万 6, 000円 、事業費 で1 ,750 万円 、公 債費 で534 万2 ,000 円、 諸支出
金で1,459万8,000円を減額しております。
歳入では、分担金及び負担金で下水道事業の受益者分担金と負担金を合わせまして1,
875万 5, 000円の増額、国庫 支出 金で770万円、 繰入金の 一般会計 繰入金で4,
973 万4 ,000 円 、市債 で下水道 債2 , 360 万円などを減額してお ります。
第2表 地方債補正につき まし ては、特 定環境保 全公 共下水道事業の廃止を いたしてお
ります。また事業費の精査により起債の限度額を変更いたしております。
平成26年度南丹市下水道事業特別会計補正予算(第3号)につ
- 83 -
以上が平成26年度南丹市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の主な内容であり
ます。
次に、議案第67号、平成26年度南丹市土地取得事業特別会計補正予算(第3号)
についてご説明
申し上げます。
既定の歳入歳出予
算の 総額 に歳入歳 出それぞれ7 ,501 万2 ,000 円を追加し、 歳入歳出予算 の総 額
を4億6,645万2,000円にしようとするものであります。
主な内容といたしましては、歳出では、総務費で土地開発基金積立金7,501万2,
000円を増額し てお ります。 歳入 では、その財源として 繰入金の 一般会計 繰入金で7,
372 万7 ,000 円の増額などをし てお り ます。
なお、第2表債務負担行為補正につきましては、土地開発公社による工場用地取得事
業(胡麻)、同じく資金融資債務保証費について廃止を いたしてお ります。
以上が平成26年度南丹市土地取得事業特別会計補正予算(第3号)の内容でありま
平成26年度南丹市土地取得事業特別会計補正予算(第3号)は、
す。
次に、議案第68号、平成26年度南丹市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第
3号)につ
きましてご説明申し上げます。
きましては、
既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ284万5,000円を減額し、歳入
歳出予算の総額を4億6,733万9,000円にしようとするものであります。
内 容と いたしま し ては、 歳出では後期高齢者医療広 域連合納付 金で保険基盤安定負担
金の確定により284万5,000円を減額し、歳入ではその財源の繰入金で一般会計
繰入金284万5,000円を減額しております。
以上が平成26年度南丹市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)の内容で
あります。
平成26年度南丹市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)につ
次に、議案第69号、平成26年度南丹市上水道事業会計補正予算(第3号)につい
てご説明
申し上げます。
既定の予算総額から収益
的収入49万円の増額、収益的支出1,086万1,000円の増額をするものであり
ます。これにより 支出予算総額を8 億1 ,720 万4 ,000 円と するもの であります。
以上が平成26年度南丹市上水道事業会計補正予算(第3号)の内容でございます。
以上をもちまして、議案第61号から議案第69号の主な説明とさせていただきます。
何とぞご審議を賜り可決決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質 疑の通告 はあり ません。
特に質 疑はございませんか。
平成26年度南丹市上水道事業会計補正予算(第3号)は、
- 84 -
「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第61号から議案第69号まで、平成26年度補
正予算9 件については、お 手元配付 の議案付託表のと おり 、それぞれ所管の常任委員 会
に付託いたします。
(
日程第3
日程第3 請願審査について
請願審査について
「請願審査について」を議題といたします。
本 定例 会に 受理い たしま した 請願は2 件 であり ます。
お 諮り いたします。
本請願は、会議 規 則規定 によ り、お手元配付の 文書表記載の委員会に付託すること に
いたしたい と思 います が、ご 異議ございま せ んか。
(「なし」と呼ぶ者 あり)
○議長(
議長(橋本 尊文君)
尊文君) 異議なしと認め、さよう決します。
以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。
次 の本会議は3月16日午前10時よ り再開い たし ます。
本日は これ にて 散 会をい たし ます。ご 苦労さまでございました 。
○議長(
議長(橋本
尊文君)
尊文君) 次に、日程第3
午後
5時12分
12分散会
- 85 -
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