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IP - JANOG

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IP - JANOG
JANOG10 meeting
「キャリア系VoIP電話サービスの技術的考察」
~「電話」としてのVoIP~
フュージョン・コミュニケーションズ(株)
技術部 オペレーショングループ
田中健二
[email protected]
Fusion VoIP電話
電話サービス
電話サービス誕生
サービス誕生の
誕生の背景
•既存の「電話会社」の横並び料金体制の打破
•「安かろう悪かろう」では無く、「どのキャリアよりも
安いが今まで以上のQualityとScalabilityを提供する」
事が重要(だって中小企業だもん!)
•良くも悪くも「マイライン」があった事で存在している
1
サービスに
サービスに求められた要件
められた要件
・ネットワークの
ネットワークの構築コスト
構築コストを
コストを削減する
削減する事
する事
•旧来の伝送装置をあまり使わずにネットワークが構築可
•Total costで見れば、旧来の電話交換機よりSoft Switchを
使用した方が安くつく
・多様な
多様なネットワークを
ネットワークを構築する
構築する事
する事
•IP-NW・事業規模によりフレキシブルなNWが構築可能
•センター間の帯域増強も容易に対応可能
•そもそも既存の電話交換機では加入者側がIP化できない!?
・保守運用費を
保守運用費を削減できる
削減できる事
できる事
•今のIP技術で容易・安価にSecureな環境を構築できる
•監視系システムは、SNMP Trapを用いて統合可能
•ISP運用屋が電話運用屋を兼務して仕事をしている(事がある)
その逆もあり(下流部門はいつも人員不足)
2
VoIP開発時の要件
~電話屋的アプローチ
電話屋的アプローチ~
アプローチ~
•絶対
絶対に
通信)
れさせない事
絶対
に呼(通信
)を溢れさせない
事
•IP-NWで
で組んでいるのだからScalabilityは
は通常よりも
んでいるのだから
通常よりも高
よりも高い事
•普通
普通の
・Switchよりも
よりも高信頼性
普通のRouter・
よりも高信頼性を
高信頼性を求める事
める事(だそうです)
だそうです)
•当然電話屋的
当然電話屋的サービス
は法人様には
当然電話屋的サービス(
サービス(Freecall etc.)は
法人様には必須条件
には必須条件
既存の電話網(PSTN)に求められる条件とほぼ同じ
~IP屋的
屋的アプローチ
屋的アプローチ~
アプローチ~
•高速
高速、
高速、広帯域である
広帯域である事
である事
•NWが
が完全2
完全2重化されていて
重化されていて高信頼
されていて高信頼である
高信頼である事
である事
•故障時
故障時の
故障時のルート切
ルート切り替えが限
えが限りなく高速
りなく高速である
高速である事
である事
•Voice Packetを
を最優先して
する事
最優先してroutingする
して
する事
•トラヒック
トラヒック制御
トラヒック制御が
制御が可能である
可能である事
である事
理想的なTier2 ISPに求められる条件とほぼ同じ
3
Fusion VoIP Network -1
c4
PRI
c4
PSTN
c4
PSTN
NCC-IP
NNI
NNI
0A~J
直接相手先番号をダイヤルする。(マイライン登録で00XYが不要)
(ワンステージダイヤリング
ワンステージダイヤリング)
ワンステージダイヤリング
ワンステージダイヤルするためには
建前上)
ワンステージダイヤル
するためには
、NNI
接続
建前上
ワンステージダイヤルするためには
ワンステージダイヤルするためには、NNI
するためには、NNI
、NNI接続
接続が
が必須
必須(建前上
(建前上
建前上)
するためには、NNI接続
、NNI接続が
接続が
建前上))
メリット
メリット
•NNIを
を
区間回線使用料)
使用
できるで
アクセスチャージ
区間回線使用料
•NNIを
を使用できるで
使用できるで
できるでアクセスチャージ
アクセスチャージ(
NTT区間回線使用料
区間回線使用料)
使用できるでアクセスチャージ
できるでアクセスチャージ(
アクセスチャージ((NTT区間回線使用料
区間回線使用料))
が
円強*2)
円強
が安
安い
い((4円強
4円強
円強*2)
円強
•いままでと
いままでと電話
いままでと
電話
•いままでと
いままでと電話
電話の
の掛
掛け
け方
方が
が同
同じじ
いままでと電話の
電話の
デメリット
デメリット
•NTT&
&
他事業者
との
相互接続交渉
•NTT&
&他事業者との
他事業者との
との相互接続交渉
相互接続交渉が
が必要
必要
他事業者との相互接続交渉
との相互接続交渉が
相互接続交渉が
•事業者間精算
事業者間精算による
事業者間精算
による
料金精算
システム
•事業者間精算
事業者間精算による
による料金精算
料金精算システム
システムが
が必要
必要
事業者間精算による料金精算
による料金精算システム
料金精算システムが
システムが
4
Fusion VoIP Networkー
ー2
•サービス
サービスの
サービスの位置づけ
位置づけ
IP-NWを
を基盤とした
基盤とした電話
とした電話サービス
電話サービスを
サービスを中心とする
中心とする通信事業
とする通信事業
•接続形態
接続形態
NNI(NTT・
・通信事業者間)、
直収サービス
通信事業者間 、UNI(Big User直収
直収サービス向
サービス向け)
•使用
使用プロトコル
使用プロトコル
呼制御は
Voiceは
はG.711(64k非圧縮
非圧縮)
呼制御は独自Protocol
独自
非圧縮
※以外に
はおとなしいです(
祭!」を
以外にtrafficは
おとなしいです(正月の
正月の「Fusion祭
!」を除く)
•遅延
遅延・
遅延・ゆらぎへの対応
ゆらぎへの対応
Soft Switch内
内のエコーキャンセラーで
エコーキャンセラーで完全に
完全に吸収している
吸収している。
している。
仮に、閾値を
よりAlarm発報
発報(
閾値を越えそうな場合
えそうな場合は
場合は、Soft Switchより
より
発報(今は発動なし
発動なし!)
なし!)
•QoSへの
への対応
への対応
各種QoS制御
制御により
内にて常
以下の
では
各種
制御によりIP-NW内
により
にて常に35ms以下
以下の遅延(End-To-Endでは
遅延
60ms以下
以下)に
以下 に抑えている(現在
えている 現在の
現在の実測値はそれをかなり
実測値はそれをかなり上回
はそれをかなり上回る
上回る良値)。
良値)。
•Security
外部との
でFilterling
外部との接続部分
との接続部分は
接続部分はFWで
5
Fusion VoIP Network -3
SoftSwitch
GW-STP
共通線
信号網
S-POI
SS7
SS7GW
SS7
SS7GW
SS7signaling【TCP】
MGW
IGS
認証、ルーチング制御
等の呼制御実施。
Managed IP-NW
GW-STP
共通線
信号網
S-POI
MGW
POI
PSTN
(NTT東)
STPとのSS7-I/Fを持ち、ISUP
信号の送受信を実施。
IGS
POI
RAS
音声(64K・非圧縮)
【RTP(UDP)】
PSTN
(NTT西)
RAS
LS
LS
交換機とのトランクI/Fを持ち、
音声(64K:G.711)をIP-NW上
に透過転送する。
GW-STP:GateWay STP
IGS:Interconnecting Gateway Switch
LS:Local Switch
POI:Point of Interface
S-POI:Signaling Point of Interface
PSTN:Public Switched Telephone Network
インターネットオフロード
音声パケットをデータパケットより優先的
に扱い、音声品質を確保するQoS制御
機能を持つ。
6
少し将来の
非依存型(
電話型)
将来の形:(すこし)
すこし)PSTN非依存型
非依存型(IP電話型
電話型)
PSTN~IP網
PSTN~IP網~IP端末
~IP端末(
端末(Phone to PC, PC to Phone)
FW/GW
Internet
Soft switch/GW
PSTN
NCC
NCCNCC-IP
CLEC
FW/GW
•PC
は
は
端末への
待
商用化
端末
への
番号付与
•PCto
toPhoneは
Phoneは
は商用化、
商用化、
Phoneto
toPCは
PCは
は、、IP端末
IP端末
端末への
への番号付与
番号付与(050)待
待ち
ち 商用化、、Phone
端末への番号付与
への番号付与(050)待
番号付与
((QoSを
を
している場合
場合は
は
取得可?)
?)
確保
している
場合
取得可
QoSを
確保している
している場合
場合は
0AB-J取得可
取得可?)
を確保している
確保
している
場合
は0AB-J取得可
取得可
?)
•認証方法
認証方法は
アドレス、
アドレス、
等
認証方法
アドレス
アドレス
•認証方法
認証方法は
は、、IPアドレス
IPアドレス
アドレス、
MACアドレス
アドレス、
ID/PIN等
等etc…
etc…
認証方法は
アドレス、、MACアドレス
アドレス、、ID/PIN等
•SIPの
の
等
場合
をつかって
定期的
端末情報
•SIPの
の場合は
場合は
はSIP
SIPregistration等
registration等
等をつかって定期的
をつかって定期的
定期的に
に端末情報を
端末情報を
をSIP
SIPproxy
proxy
場合は
をつかって定期的に
定期的に
端末情報を
に
する必要
する
必要
にupdateする
updateする
する必要
必要がある
がある
する必要がある
必要がある
•QoSを
を
どこで
いつ
どの
程度
確保
するかどうかは
ビジネス
的問題
•QoSを
を((どこで、
どこで、
いつ、
どの程度
程度)
確保するかどうかは
するかどうかはビジネス
ビジネス的問題
的問題?
?
どこで、、いつ、
いつ、、どの程度
どの程度)
程度))確保するかどうかは
確保するかどうかはビジネス
するかどうかはビジネス的問題
ビジネス的問題?
的問題?
•へたに
へたに売
へたに
りまくったら
自滅
する
になるので
どう
るかも
•へたに
へたに売
売りまくったら自滅
りまくったら自滅
自滅する
する事
事になるので、
になるので、
どう売
売るかも問題
るかも問題
問題
へたに売
りまくったら自滅する
自滅する事
する事
になるので、、どう売
どう売
るかも問題
7
遠い未来の
完全非依存型
未来の形:PSTN完全非依存型
●IP端末
端末~IP
端末~IP網
~IP網~IP端末
~IP端末(
端末(PC to PC)
IP-
-NW
IPフォン
ENUM server 呼制御server
SIP/MGCP/MEGACO
とか
IPフォン
•基本的
基本的には
基本的
には
一部非依存型
•基本的
基本的には
には一部非依存型
一部非依存型と
同様
基本的には一部非依存型
には一部非依存型と
一部非依存型とと同様
•PSTNとの
とのinterworkは
は
との
ビジネス
上必要
•PSTNとの
とのinterworkは
はビジネス上必要
ビジネス上必要
上必要?
?
との
ビジネス上必要?
上必要?
•既存
既存の
を
既存
導入
しない
場合
たに
番号展開
•既存
既存の
のclass4/5
class4/5switchを
switchを
を導入しない
導入しない
しない場合
場合、
新たに番号展開
たに番号展開
番号展開を
を行
行うう
既存の
導入しない場合
しない場合、
場合、、新
たに番号展開を
番号展開を
為
、、しかしPSTNとの
とのinterwork 装置
必要
となる
しかし
との
為の
の装置が
装置が
が必要となる
必要となる
となる(
ENUMetc)、
etc)、
しかしPSTNとの
とのinterwork 装置が
必要となる(
となる((ENUM
しかし
との
が
あれば
そこで
番号展開
えるので
ずしも
必要
があれば、
あれば、
そこで番号展開
番号展開を
を行
行えるので必
えるので必
必ずしも必要
ずしも必要
必要ない
ない
あれば、、そこで番号展開
そこで番号展開を
番号展開を
えるので必
ずしも必要ない
必要ない
•Inter
は
•InterCarrier
Carrier(via
(viaIX,
IX,Private,
Private,L2
L2and
andet…)は
et…)は
は
•理想形
理想形なので
理想形
なので
何処
がやりだすかまったく
•理想形
理想形なので
なので何処
何処がやりだすかまったく
がやりだすかまったく不明
不明
理想形なので何処
なので何処がやりだすかまったく
何処がやりだすかまったく不明
がやりだすかまったく不明
8
私の電話屋的問題・
電話屋的問題・疑問・
疑問・ぐち
•NNIインタフェース
インタフェースを
インタフェースを理解できる
理解できる技術者
できる技術者が
技術者がキャリアと
キャリアと交換機ベンダ
交換機ベンダに
ベンダに
偏っているため、
の知識が
屋なので、
っているため、IPの
知識が無い事が多い。私も元ISP屋
なので、Soft
Switchを
をNASの
の高機能版ようなものと
高機能版ようなものと考
ようなものと考えて運用
えて運用している
運用している(
している(はず)。
はず)。
•Class5(
(加入者交換機)
は殆ど存在
加入者交換機)相当の
相当の機能を
機能を持っているSoftSwitchは
っている
しない。
対応も
しない。ましてやJ-ISUP対応
ましてや
対応も商用に
商用に耐えうるものさえも未
えうるものさえも未だ少ない。
ない。ビジネ
ス的なissueなのでしょうか
なのでしょうか?>
なのでしょうか?>国内
?>国内メーカ
国内メーカ様
メーカ様
•SoftSwitchって
って、
な装置ではないし
って、User Friendlyな
装置ではないし、
ではないし、これからも無
これからも無いだろう・・・
いだろう・・・
(で当然よく
当然よく壊
よく壊れる)
れる)
•IP-UNI interworkでも
でも1stage
dialing ができる装置
でも
ができる装置があるみたい
装置があるみたい(
があるみたい(某社の
某社のIPPBXとか
とか)。
とか)。但
)。但し発番通知はできない
発番通知はできない。
はできない。やろうと思
やろうと思えばできるらしいがどうやるか
は知らない・・・・・・・
だから料金
らない・・・・・・・。
・・・・・・・。当然UNIだから
当然
だから料金はそれなりに
料金はそれなりに高
はそれなりに高いはず。
いはず。ねぇ~
ねぇ~
•○
○TTの
の現場にいるとっちゃんには
という代物
現場にいるとっちゃんにはSoftSwitchという
にいるとっちゃんには
という代物は
代物は理解できない
理解できない事
できない事が
多いので(
とSTPしかさわっていないから
しかさわっていないから?)、
いので(今までD60と
まで
しかさわっていないから?)、対向作業時
?)、対向作業時に
対向作業時に意識
のズレが
ズレが生じる事
じる事があり、
があり、よく怒
よく怒られます。
られます。手順は
手順はキチンと
キチンと守りましょう(^^;;
りましょう
9
まとめ:
システムのにおける
まとめ:キャリア系
キャリア系VoIPシステム
システムのにおける
コンセプトの
コンセプトの流れ(個人的見解
個人的見解)
個人的見解
•現状
現状
ユーザ
ユーザ側電話
可能な
ユーザ側電話システム
側電話システムに
システムに手をつけずにreplase可能
をつけずに
可能な
Networkの
の構築→
地域との
構築→NTT地域
地域との相互接続
との相互接続を
相互接続を維持しつ
維持しつ
つ、中継網を
化してスリム
中継網をPureIP化
してスリム化
スリム化する?
する?
•1年程度
年程度で
年程度で
各社
各社、
によるIP電話
各社、足回りの
足回りのIP化
りの 化によるHardPhoneによる
による
による 電話
(QoSあり
あり)、
電話(QoS無
無し)への対応
あり)、Internet電話
)、
電話
への対応
•2~
~3年程度
年程度で
年程度で
NTT地域
地域による
による
地域による相互接続
による相互接続に
相互接続に代わって、
わって、IPLayerによる
Inter Carrier(Private Peer or IX)が
が代頭してくる
代頭してくる・・・・・
してくる・・・・・
かな?
かな?定額制になれば
定額制になれば可能
になれば可能かもしれないけど
可能かもしれないけど、
かもしれないけど、どこも倒
どこも倒
産しそう・・・・
と総務省次第?
しそう・・・・/
・・・・/。結局NTTと
結局
総務省次第?
10
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